JPH089137Y2 - オゾン発生器 - Google Patents

オゾン発生器

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JPH089137Y2
JPH089137Y2 JP1991021757U JP2175791U JPH089137Y2 JP H089137 Y2 JPH089137 Y2 JP H089137Y2 JP 1991021757 U JP1991021757 U JP 1991021757U JP 2175791 U JP2175791 U JP 2175791U JP H089137 Y2 JPH089137 Y2 JP H089137Y2
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electrode
ozone
cylindrical
needle
cylindrical electrode
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JP1991021757U
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JPH04110725U (ja
Inventor
竹四郎 吉松
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共立電器産業株式会社
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は筒状電極と針状電極との
組み合わせからなる放電電極に電圧を印加することによ
り発生する放電気流風を利用したオゾン発生器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオゾン発生器は、主としてセラミ
ック電極とタングステン線電極との組み合わせによりオ
ゾンを発生させ、電動ファンを使用してオゾンを流出さ
せるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のオゾン発生器に
おいては、オゾンを流出・拡散させるために電動ファン
を使用することが不可欠であった。このため、部品点数
が多くなると共にモータが発生するノイズ等の対策を施
すことも必要であった。
【0004】また、セラミック電極の構造が複雑である
ため、その金型に係る費用等製造コストが高いという課
題もあった。
【0005】さらに、発生するオゾン量の増減を図るに
は、セラミック電極を大きく又は小さくし、タングステ
ン線電極も長く又は短くすることが必要であったため、
組立後にオゾン量の調整をすることはほとんどできなか
った。
【0006】また、長時間使用しているとホコリが電極
に付着し、オゾン発生量が減ってくるため、ホコリを取
り除くことが必要であるが、従来のものにおいては使用
者がホコリを取り除くための対策が何等とられていない
という課題があった。
【0007】本考案の目的は、電動ファン等の送風装置
を使用することなく、かつ廉価で、オゾン発生量の調整
やホコリの除去も可能なオゾン発生器を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案のオゾン発生器
は、導電性を有する筒状電極と、該筒状電極の一方の開
口部の外側に一定の間隔をもって配置されると共に前記
筒状電極の略中心に位置付けられる導電性を有する針状
電極と、前記筒状電極と針状電極間に直流の高電圧を印
加する高電圧発生装置と、からなり、前記筒状電極と針
状電極に前記高電圧を印加することによりイオン及びオ
ゾンを発生すると共に前記筒状電極の他方の開口部から
外方に向かって流出する前記イオン及びオゾンを含む風
を発生するものである。
【0009】
【作用】本考案のオゾン発生器においては、筒状電極と
針状電極とからなる放電電極に高電圧を印加し、これに
より筒状電極内が帯電すると、クーロン力とコロナ放電
作用により筒状電極内にイオン及びオゾンを含む気流が
発生する。このイオン及びオゾン風をそのまま利用し
て、筒状電極の開口部から流出させてマイナスイオン及
びオゾンの発生と拡散を行なっている。
【0010】特に、本考案における針状電極は、筒状電
極の一方の開口部の外側で且つその略中心に位置付けら
れている。このように針状電極を位置付けることにより
イオン及びオゾンを流出・拡散させるのに有効な風を発
生させることができる。
【0011】更に、筒状電極と針状電極の間隔を一定に
保つことは、本考案において極めて重要なことであるた
め、この間隔を保持するため、電極取付部材を用いて常
に一定に保っている。
【0012】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係るオゾン発生器
の概略構成を示す部分断面図である。1は腐食しない導
電性の合金等からなる筒状電極であり、2は腐食しない
導電性金属等からなる針状電極である。この筒状電極1
と針状電極2とからなる放電電極は、共にプラスチック
等の絶縁性材料からなる略円筒形をなす電極取付部材3
に取り付けられている。この電極取付部材3には、筒状
電極1を保持する筒状部3aと、その内部底面あるいは
内部背面等から突出する電極支持部3cと、が設けられ
ており、この電極支持部3cに針状電極2を取り付ける
ことにより、この針状電極2は筒状電極1の一方の開口
部1aの外側に隣接しかつその略中心に位置付けられ
る。
【0013】4は直流の高電圧を発生する高圧発生装置
であり、本実施例においてはその正電位側のリード線が
針状電極2に取り付けられており、負電位側のリード線
が筒状電極1に取り付けられている。
【0014】上記構成からなるオゾン発生器において、
筒状電極1と針状電極との間に直流の高電圧を印加する
と、クーロンの法則によりコロナ放電が起こる。このと
きの放電エネルギーにより、イオン及びオゾンを含む風
が発生する。この風は筒状電極1の開口部1bから外方
に向かって流出し、筒状電極1内に発生するイオン及び
オゾンを拡散させる。このようにイオン及びオゾンを発
生・拡散させることにより、その脱臭・除菌作用を利用
して室内あるいは車内の臭い等を取り除く。
【0015】上記イオン及びオゾンの発生あるいはその
風速は、放電電極間の間隔や、筒状電極1の直径、長
さ、電圧の高低等により調整可能である。また、図1に
示す一組の放電電極を図2に示すように複数設け、各電
極への電圧供給をオン・オフするスイッチ14を設けて
これをオン・オフ操作することにより発生するオゾン量
を極めて容易に調整することもできる。
【0016】図3は図1に示す電極取付部材3の一部変
更例を示す断面図である。図3に示す電極取付部材3
は、筒状部3aと、棒状の連結部3bと、その端部に設
けられた針状電極2を支持する電極支持部3cとから構
成されている。筒状部3aの内周面は図中左側の開口部
3d方向に向かって径が小さくなるように形成されてお
り、図中右端部外周に筒状電極1が外嵌されている。
【0017】この電極取付部材3を使用することによ
り、オゾン風流出側の開口部分の径を小さくすることが
できる。これにより風速をより速くすることができる。
また、組立時に筒状電極1と針状電極2の間隔を常に一
定にすることもできる。
【0018】図4は図1等に示す筒状電極1を着脱可能
にしたオゾン発生器を示す斜視図である。図に示すよう
に、このオゾン発生器においては、筒状電極1の前後の
開口部1a,1bに対応する部分に穴が設けられた箱状
のカートリッジ5内に筒状電極1を収め、このカートリ
ッジ5をケース6の上面に設けられた取付口6aに着脱
自在な状態で取り付けている。針状電極2及び高圧発生
装置4は、ケース6内に取り付けられており、カートリ
ッジ5をケース6に挿入することにより、筒状電極1と
針状電極2とが所定の位置関係になるように設定されて
いる。
【0019】尚、このオゾン発生器においては、カート
リッジ5内に複数の筒状電極1が収められており、また
ケース6にはこれらに対応する数の針状電極2が取り付
けられている。また、ケース6の前面には、吹き出し口
6b、電子タイマー用ツマミ8、ヒューズ9、パイロッ
トランプ10等が設けられている。
【0020】図5は芳香を発生するオゾン発生器を示す
断面図である。このオゾン発生器においては、ケース6
内の放電電極の下に香料を入れる容器11を配置し、こ
の容器11内から電極取付部材3の筒状部3a内に達す
る浸透紙からなる芯12を介して容器11内の香料を筒
状部3a内に導入している。そして、筒状部3a内に導
入された香料が発する香りは筒状電極1から流出される
風と共に拡散される。
【0021】尚、香料としてはオゾンで脱臭困難な化学
液を使用することが好ましい。
【0022】また、図5に示すように、電極取付部材3
の筒自用部3aを通って外方に突出するノズル13又
は、図6に示すように容器11から上方に延びてケース
6の上面に達するノズル13が設けられ、その先端に容
器11へ香料を補給する際に使用する注入口13aが形
成されている。
【0023】
【考案の効果】本考案によれば、筒状電極と針状電極と
を組み合わせてさらにその間における放電によりイオン
及びオゾン風を発生させることにより、マイナスイオン
及びオゾンを含む風を電動ファン等を使用することなく
流出・拡散することができる。従って、モータによる騒
音や電波障害がなく、またモータやセラミック電極等を
使用していないのでより廉価なオゾン発生器を提供する
ことができる。特に、小型化が容易であるため、他の機
器、例えば照明器具、置物等に組み込むこともできる。
【0024】また、微細なチリやホコリを電極にて集塵
することができ、さらに電極を着脱可能に構成すること
もできるので、集塵器として使用することもでき、また
その清掃もより簡単に行なうことができる。
【0025】さらに、流出する風に香りを付けることに
より、オゾンによる脱臭だけでなくオゾン臭や室内の強
い臭いをも消すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るオゾン発生器の概略構
成を示す部分断面図である。
【図2】図1に示すオゾン発生器の一部変更例を示す斜
視図である。
【図3】図1に示す電極取付部材の一部変更例を示す断
面図である。
【図4】筒状電極を着脱可能にしたオゾン発生器を示す
斜視図である。
【図5】芳香を発生するオゾン発生器を示す断面図であ
る。
【図6】図5に示すオゾン発生器の一部変更例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 筒状電極 2 針状電極 3 電極取付部材 4 高圧発生装置 5 カートリッジ 6 ケース 11 容器 12 芯 13 ノズル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する筒状電極と、 該筒状電極の一方の開口部の外側に一定の間隔をもって
    配置されると共に前記筒状電極の略中心に位置付けられ
    る導電性を有する針状電極と、 前記筒状電極と針状電極間に直流の高電圧を印加する高
    電圧発生装置と、 からなり、 前記筒状電極と針状電極に前記高電圧を印加することに
    よりイオン及びオゾンを発生すると共に前記筒状電極の
    他方の開口部から外方に向かって流出する前記イオン及
    びオゾンを含む風を発生する ことを特徴とするオゾン発
    生器。
  2. 【請求項2】 導電性を有する筒状電極と、 該筒状電極の一方の開口部の外側に一定の間隔をもって
    配置されると共に前記筒状電極の略中心に位置付けられ
    る導電性を有する針状電極と、 前記筒状電極を保持する筒状部と、前記針状電極を前記
    筒状電極の一方の開口部の外側に一定の間隔をもって配
    置すると共に前記筒状電極の略中心に位置付けて保持す
    る電極支持部と、を有する絶縁材料からなる電極取付部
    材と、 前記筒状電極と針状電極間に直流の高電圧を印加する高
    電圧発生装置と、 からなり、 前記筒状電極と針状電極に前記高電圧を印加することに
    よりイオン及びオゾンを発生すると共に前記筒状電極の
    他方の開口部から外方に向かって流出する前記イオン及
    びオゾンを含む風を発生する ことを特徴とするオゾン発
    生器。
  3. 【請求項3】 導電性を有する筒状電極と、 該筒状電極
    の一方の開口部の外側に一定の間隔をもって配置される
    と共に前記筒状電極の略中心に位置付けられる導電性を
    有する針状電極と、 前記筒状電極を保持すると共にその内周面が開口部方向
    に向かって径が小さくなるように形成された筒状部と、
    前記針状電極を前記筒状電極の一方の開口部の外側に一
    定の間隔をもって配置すると共に前記筒状電極の略中心
    に位置付けて保持する電極支持部と、を有する絶縁材料
    からなる電極取付部材と、 前記筒状電極と針状電極間に直流の高電圧を印加する高
    電圧発生装置と、 からなり、 前記筒状電極と針状電極に前記高電圧を印加することに
    よりイオン及びオゾンを発生すると共に前記筒状電極の
    他方の開口部から流出し、更に前記電極取付部材の筒状
    部内を通って風速を増す前記イオン及びオゾンを含む風
    を発生する ことを特徴とするオゾン発生器。
JP1991021757U 1991-03-13 1991-03-13 オゾン発生器 Expired - Lifetime JPH089137Y2 (ja)

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JPH04110725U JPH04110725U (ja) 1992-09-25
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