JPH0441141Y2 - - Google Patents

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JPH0441141Y2
JPH0441141Y2 JP793088U JP793088U JPH0441141Y2 JP H0441141 Y2 JPH0441141 Y2 JP H0441141Y2 JP 793088 U JP793088 U JP 793088U JP 793088 U JP793088 U JP 793088U JP H0441141 Y2 JPH0441141 Y2 JP H0441141Y2
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ozone
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コロナ放電を利用してオゾンを発生
させる装置である。さらに詳しく述べると、本考
案は従来の無声放電式オゾン発生装置と比べて低
濃度のオゾンを発生させる装置に関する。
従来の技術 オゾン発生器の基本的構造は表面にスズ箔を塗
布した二重のガラス管からなり、空気等の無声放
電によりオゾンを発生させるものである。
特公昭52−34592号は多孔質電極を用いた無声
放電式オゾン発生装置を開示している。本文献に
よれば多孔質電極を使用することによりエネルギ
ー収率の向上、電極寿命の延長等の効果が得られ
ると教示しており、また本文献の実施例では2.9
体積%のオゾンが得られたと示している。
特開昭55−27804号は2枚の平板状誘電体では
さんだ金網状電極板を放電電極として使用した無
声放電式平板型オゾン発生器を開示している。
特公昭58−13484号は金属細線を誘電体ではさ
みかつ誘電体の外側に金属電極を設けた無声放電
式オゾン発生装置を開示している。本装置は冷却
効果を高めてオゾン収率の向上を図ることを目的
としている。
特公昭59−48761号は多孔金属筒と接地金属筒
との間に無声放電を発生させるオゾン発生装置を
開示している。
考案が解決しようとする問題点 前述の通り、従来のオゾン発生装置は無声放電
式のものであつて、このため高濃度のオゾン(例
えば1体積%以上)を発生させるものである。
ところで、本願出願人は、従来の空気殺菌とは
まつたく異なる新規な空気殺菌法を特開昭62−
57557号にて開示した。この方法は、微生物を含
むガスにオゾンを添加し、得られるオゾン含有ガ
スを放電帯域に導入してプラズマ状態とし、そし
て得られる処理ガスを常温で触媒反応帯域に通し
てオゾンと微生物をほとんど含まないガスを得る
上記各工程からなる殺菌方法である。この方法に
おいて必要なオゾン濃度は一般には数ppmないし
数十ppm程度である。この水準のオゾン濃度の空
気を得るには2つの方法が考えられる。1つは最
も単純な方法であつて、殺菌用被処理空気を従来
の無声放電式オゾン発生器からの高濃度オゾン含
有空気と混合してオゾンを希釈させるものであ
る。しかしながら、この希釈方式では希釈槽が必
要となり、殺菌装置が大型化してしまう。この種
の装置を既存のクリーンルームに適用される場合
にはスペースが限られているため、殺菌装置の適
用が困難となる場合がある。また、被処理空気送
風用フアンが事故により送風量が低下したりある
いは停止したりすると、高濃度のオゾンがそのま
まクリーンルーム内に流入するおそれもある。
第二の方法は殺菌すべき被処理空気を放電させ
てオゾンを発生させ、これにより所定の低濃度の
オゾンを被処理空気に含ませるものである。この
方式は前記した第一の方法の欠点を解消でき、先
願発明の殺菌方法の実施を促進する。
問題点を解決するための手段 そこで、本考案は前記した殺菌方法に好適に適
用できるオゾン発生装置を提供する。すなわち本
考案は従来の無声放電式とは異なりコロナ放電を
利用して低濃度のオゾンを安定して発生すること
のできる装置であつても、平板電極と、絶縁性支
持板の少なくとも一方の表面に導電性細線を配設
した線状電極板と、底部および頂部の内側にガイ
ド用溝部を互いに平行に形成させた電極板収納ケ
ースとを備え、前記平板電極および前記線状電極
板の上端部および下端部は前記電極板収納ケース
の前記溝部に着脱自在に嵌入されており、前記平
板電極と前記線状電極板との間に酸素含有ガスを
流しつつ両電極に高電圧を印加してオゾンを生成
させることを特徴とする、オゾン発生装置であ
る。
実施例 以下、添付図面を参照しつつ本考案を説明す
る。
第1図は本考案の装置の実施例を示す斜視図で
ある。
電極収納ケース1は対向する二面が開放した矩
形構造となつている。収納ケース1の底部と頂部
には内側にそれぞれガイド用溝部8が設けられて
いる。ガイド用溝部8は収納ケース1の一方の開
放面から他方の開放面にまでわたり、かつ互いに
平行である。収納ケース1の底部に設けたガイド
用溝部と頂部に設けたガイド用溝部とは対応して
位置する。収納ケース1の材料は絶縁性のもので
あればよく、例えばプラスチツク等の軽量絶縁性
材料を使用できる。
平板電極3としては、ステンレス等の耐蝕性材
料等の金属薄板を使用できる。
線状電極板2は絶縁性支持板4の少なくとも一
方の表面に導電性細線5を配設した構造となつて
いる。絶縁性支持板4の材料は好ましくは耐オゾ
ン性および耐アーク性に優れたものがよく、例え
ばエポキシ樹脂および尿素樹脂等の熱硬化性樹脂
あるいはアルミナ等のセラミツクスである。導電
性細線5として例えばタングステン細線を使用で
きる。第2図および第3図は線状電極板2の平面
図であり、第2図ではS字型に導電性細線5を配
設しており、第3図ではさらに無端の導電性細線
5′を第2図のものに重設している。番号6は電
源端子であり、これを直流高電圧電源7の負極と
接続する。
第4図は線状電極2の断面図である。aはプリ
ント基板で構成した線状電極2の断面図である。
b〜dはタングステン線を線状電極2として用い
た場合の種々の配設例を示している。bはタング
ステン線を絶縁性支持板4の表面に接着剤等で固
定した場合を示している。タングステン線の表面
積の大部分は露出している。cはタングステン線
を絶縁性支持板4に部分的に埋め込ませたもので
ある。タングステン線の表面積のほぼ半分が露出
した状態となつている。dはタングステン線を絶
縁性支持板4に完全に埋め込ませたものである。
本考案の装置を使用する場合には、収納ケース
1のガイド用溝部8に平板電極3と線状電極板2
を交互に嵌入させる。電源7の正極を各平板電極
に、負極を各線状電極板と接続する。電極に印加
する電圧は一般には5kVないし20kV程度である。
殺菌すべき被処理空気を収納ケース1の一方の開
放面から他方の開放面へと電極間隙に流入させる
と、電極間隙中で形成したコロナ放電により被処
理空気中の酸素の一部がプラズマ化してオゾンと
なる。流出する空気には例えば10ppmの低濃度オ
ゾンを含む。この空気は前記した先願発明の方法
に従つてさらに処理されてオゾンおよび微生物を
含まない空気となる。
本考案の装置と、支持板のない線状電極を空中
に懸架させた装置との放電状況を観察すると、本
考案の装置ではより安定したコロナ放電が形成さ
れていること、および線状電極が放電により断線
し難いことが判明している。また、第4図のb,
c,dの構造の線状電極板を用いた場合の流出空
気中のオゾン濃度変動率はcが最も低く、次いで
d,bとなることがわかつた。
考案の効果 本考案の装置は導電性細線を精度よく張ること
ができ、それにより線状電極と平板電極とのギヤ
ツプを均一化できるので安定してオゾンを発生す
ることができる。さらに各電極板が収納ケースに
着脱自在であるため、装置の組み立てあるいは解
体が簡単である。また、導電性細線が使用中に断
線しても、本考案の装置では電極の交換をきわめ
て簡便に行うことができる。電極数を適宜変更す
ることにより装置の容量を容易に増減できるとい
う特徴も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に掛かるオゾン発生装置の一例
を示す斜視図である。第2図および第3図は線状
電極板の平面図である。第4図は線状電極板の断
面図である。 1……電極収納ケース、2……線状電極板、3
……平板電極、4……絶縁性支持板、5,5′…
…導電性細線、6……電源端子、7……直流高電
圧電源、8……ガイド用溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平板電極と、絶縁性支持板の少なくとも一方の
    表面に導電性細線を配設した線状電極板と、底部
    および頂部の内側にガイド用溝部を互いに平行に
    形成させた電極板収納ケースとを備え、前記平板
    電極および前記線状電極板の上端部および下端部
    は前記電極板収納ケースの前記溝部に着脱自在に
    嵌入されており、前記平板電極と前記線状電極板
    との間に酸素含有ガスを流しつつ両電極に高電圧
    を印加してオゾンを生成させることを特徴とす
    る、オゾン発生装置。
JP793088U 1988-01-25 1988-01-25 Expired JPH0441141Y2 (ja)

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JP793088U JPH0441141Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25

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JP793088U JPH0441141Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25

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Publication Number Publication Date
JPH01114636U JPH01114636U (ja) 1989-08-02
JPH0441141Y2 true JPH0441141Y2 (ja) 1992-09-28

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JPH089137Y2 (ja) * 1991-03-13 1996-03-13 共立電器産業株式会社 オゾン発生器

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JPH01114636U (ja) 1989-08-02

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