JPH089124Y2 - 綿製ズボン - Google Patents
綿製ズボンInfo
- Publication number
- JPH089124Y2 JPH089124Y2 JP1991103698U JP10369891U JPH089124Y2 JP H089124 Y2 JPH089124 Y2 JP H089124Y2 JP 1991103698 U JP1991103698 U JP 1991103698U JP 10369891 U JP10369891 U JP 10369891U JP H089124 Y2 JPH089124 Y2 JP H089124Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trousers
- cotton
- water
- pants
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Outer Garments And Coats (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、綿製ズボンに関す
る。
る。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】綿を素材
とするズボン(綿製ズボン)は、通気性に優れ、また肌
触りの優しい着心地を楽しめる利点があり、多くの支持
層を有している。
とするズボン(綿製ズボン)は、通気性に優れ、また肌
触りの優しい着心地を楽しめる利点があり、多くの支持
層を有している。
【0003】しかしながら、綿は通気性に優れている反
面、吸湿性(殊に透水性)が高いという性質を有してい
る。そのため、綿製ズボンを着用して外出すると不測の
降雨にみまわれた場合などにおいて、比較的短時間のう
ちに雨がズボンの中まで浸透して、不快な経験をするこ
とが少なくない。
面、吸湿性(殊に透水性)が高いという性質を有してい
る。そのため、綿製ズボンを着用して外出すると不測の
降雨にみまわれた場合などにおいて、比較的短時間のう
ちに雨がズボンの中まで浸透して、不快な経験をするこ
とが少なくない。
【0004】本考案は、上記の如き事情に鑑みなされた
ものであって、その目的とするところは、多少の時間な
らば不測の降雨にみまわれても安心して歩行等できるよ
うな晴雨兼用の綿製ズボン(以下、「本案ズボン」とい
う)を提供するにある。
ものであって、その目的とするところは、多少の時間な
らば不測の降雨にみまわれても安心して歩行等できるよ
うな晴雨兼用の綿製ズボン(以下、「本案ズボン」とい
う)を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本案ズボンは、前見頃の全体のみが複数枚の綿生地が
一体化された重ね構造となされており、ズボンの全体が
撥水加工を施されていることを特徴とする。
の本案ズボンは、前見頃の全体のみが複数枚の綿生地が
一体化された重ね構造となされており、ズボンの全体が
撥水加工を施されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本案ズボンは、撥水加工により、その特性とし
ての通気性は保ちながらも透水性を抑えたものとなって
いる。しかも、歩行等の前向き面となる部分(前身頃)
が二重又はそれ以上の重ね構造となされているから、降
雨が直接当たる部分での透水性が一層抑えられたものと
なる。
ての通気性は保ちながらも透水性を抑えたものとなって
いる。しかも、歩行等の前向き面となる部分(前身頃)
が二重又はそれ以上の重ね構造となされているから、降
雨が直接当たる部分での透水性が一層抑えられたものと
なる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図を参照しつつ詳細
に説明する。図1は、本案ズボン7を示す正面図であ
る。ズボン7では、その前身頃8が綿生地11による重
ね構造となっており、後身頃9は、一重構造のままであ
る。この重ね構造を有する部分は、ズボン7の使用状態
において歩行等での前向き面となる部分であって、雨が
最も降りかかり易い部分に相当する。全体に撥水加工が
施されている。
に説明する。図1は、本案ズボン7を示す正面図であ
る。ズボン7では、その前身頃8が綿生地11による重
ね構造となっており、後身頃9は、一重構造のままであ
る。この重ね構造を有する部分は、ズボン7の使用状態
において歩行等での前向き面となる部分であって、雨が
最も降りかかり易い部分に相当する。全体に撥水加工が
施されている。
【0008】このようにして成る本案ズボンを着用すれ
ば、仮に降雨の中を、傘をさして、或いは雨カッパ等の
撥水性の上着を着用して、歩行等するような場合であっ
ても、ズボン7において歩行等の前向き面となる部分は
もとより、その全ての部分で、衣服の中まで濡れてしま
うようなことはなく快適なまま居られるものである。従
って、本案ズボンは、早朝のランニングや散歩又はゴル
フ等に出かけた際に、たとえ不測の降雨にみまわれて
も、暫時の間であれば雨がズボンの中まで浸透すること
がなく、安心である。
ば、仮に降雨の中を、傘をさして、或いは雨カッパ等の
撥水性の上着を着用して、歩行等するような場合であっ
ても、ズボン7において歩行等の前向き面となる部分は
もとより、その全ての部分で、衣服の中まで濡れてしま
うようなことはなく快適なまま居られるものである。従
って、本案ズボンは、早朝のランニングや散歩又はゴル
フ等に出かけた際に、たとえ不測の降雨にみまわれて
も、暫時の間であれば雨がズボンの中まで浸透すること
がなく、安心である。
【0009】表1は、特願平2−316017号に示さ
れた方法により、撥水加工を施した綿生地につき、二重
構造とした試料Aと一重構造のままの試料Bとを対象と
して、それぞれ耐水圧試験をした結果を示すものであ
る。耐水圧試験は、JIS L1092の5.1.1に
規定されたA法(低水圧法)に準じて行った。なお、表
1中において「皺付け時」としてあるものは、所定量の
試料生地と嵩補充用布(この布は均一な皺付けを行うた
めに配合される)とを合わせて1kgとなるようにし
て、これを、家庭用洗濯機に付設の脱水機で5分間遠心
回転させたものを言う。また、このうちの「濡れた状
態」としてあるものは、脱水機にかける直前に試料生地
及び嵩補充用布を30リットルの水中へ予め浸漬させる
ようにしたものを言う。因みに、乾燥状態で皺付けした
ものと濡れた状態で皺付けしたものとにつき、それらの
防皺性を、JIS L1096の6.22.1に規定さ
れたB法(モンサット法)に準じて測定したところ、乾
燥状態のものが250°、濡れた状態のものが204°
であった。
れた方法により、撥水加工を施した綿生地につき、二重
構造とした試料Aと一重構造のままの試料Bとを対象と
して、それぞれ耐水圧試験をした結果を示すものであ
る。耐水圧試験は、JIS L1092の5.1.1に
規定されたA法(低水圧法)に準じて行った。なお、表
1中において「皺付け時」としてあるものは、所定量の
試料生地と嵩補充用布(この布は均一な皺付けを行うた
めに配合される)とを合わせて1kgとなるようにし
て、これを、家庭用洗濯機に付設の脱水機で5分間遠心
回転させたものを言う。また、このうちの「濡れた状
態」としてあるものは、脱水機にかける直前に試料生地
及び嵩補充用布を30リットルの水中へ予め浸漬させる
ようにしたものを言う。因みに、乾燥状態で皺付けした
ものと濡れた状態で皺付けしたものとにつき、それらの
防皺性を、JIS L1096の6.22.1に規定さ
れたB法(モンサット法)に準じて測定したところ、乾
燥状態のものが250°、濡れた状態のものが204°
であった。
【0010】
【表1】
【0011】表1によって自明な如く、透水性に対する
重ね構造の有意義性を確認するに十分な結果が得られ
た。なお、撥水加工に加えて、液体アンモニアを用いた
従来公知の防皺加工をも複合的に施すようにすると、若
干ではあるが透水性の抑止効果に向上がみられることが
知見されている。
重ね構造の有意義性を確認するに十分な結果が得られ
た。なお、撥水加工に加えて、液体アンモニアを用いた
従来公知の防皺加工をも複合的に施すようにすると、若
干ではあるが透水性の抑止効果に向上がみられることが
知見されている。
【0012】本考案は前記した実施例に何ら限定される
ものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜
変更して実施することが可能なものである。
ものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜
変更して実施することが可能なものである。
【0013】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本案ズボ
ンによれば、多少の時間ならば不測の降雨にみまわれて
も快適なままで居られる。勿論、綿が独自に有する通気
性の良さや肌触り感の良さはそのまま活かされるもので
ある。以上の如く、本考案は優れた特有の効果を奏す
る。
ンによれば、多少の時間ならば不測の降雨にみまわれて
も快適なままで居られる。勿論、綿が独自に有する通気
性の良さや肌触り感の良さはそのまま活かされるもので
ある。以上の如く、本考案は優れた特有の効果を奏す
る。
【図1】本案ズボンの正面図である。
7 ズボン 8 ズボンの前身頃 9 後身頃 11 重ね構造用の綿生地
Claims (1)
- 【請求項1】前見頃の全体のみが複数枚の綿生地が一体
化された重ね構造となされており、ズボンの全体が撥水
加工を施されていることを特徴とする綿製ズボン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991103698U JPH089124Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 綿製ズボン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991103698U JPH089124Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 綿製ズボン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0546903U JPH0546903U (ja) | 1993-06-22 |
JPH089124Y2 true JPH089124Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=14360989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991103698U Expired - Lifetime JPH089124Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 綿製ズボン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089124Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992022009A1 (fr) * | 1991-06-03 | 1992-12-10 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Ecran de projection du type a reflection, procede et systeme de fabrication d'un tel ecran |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100512431B1 (ko) * | 2002-12-02 | 2005-09-05 | 조현두 | 청지의류의 발수처리 방법 |
JP6656524B2 (ja) * | 2018-06-28 | 2020-03-04 | ライフスタイルアクセント株式会社 | 撥水性衣類の製造方法及び撥水性衣類製造システム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS539357A (en) * | 1976-07-10 | 1978-01-27 | Daiya Totsukiyo Purojiekuto Kk | Instant soups |
JPS56105776A (en) * | 1980-01-29 | 1981-08-22 | Trinity Ind Corp | Automatic painting system |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP1991103698U patent/JPH089124Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992022009A1 (fr) * | 1991-06-03 | 1992-12-10 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Ecran de projection du type a reflection, procede et systeme de fabrication d'un tel ecran |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0546903U (ja) | 1993-06-22 |
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