JP3028058U - ひざかけ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房のきき過ぎのときにひざの上にかけて冷
えを防いだり、パラパラと雨が降って来たときにさっと
かぶって濡れることを防いだりする用に使うことのでき
るひざかけを提供することを目的とする。 【構成】 布製ひざかけ本体１における一辺の中央個所
と角隅個所とに布製連結環２、３を止着し、一方の連結
環に使用者が着用している上衣４の裾やウエスト前部分
などへの挟み止め用クリップ５を他方の連結環へ着替可
能として連結して成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、冷房のきき過ぎのときにひざの上にかけて冷えを防いだり、多量の 湯や水などをこぼしたときに下に浸み出ることを防いだり、パラパラと雨が降っ て来たときにさっとかぶって濡れること、髪のセットのみだれることを防いだり する等の用に使うことのできるひざかけに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、たとえば車中の冷房がきき過ぎてひざが冷える等のときには、所持品の 中から適当なものを選び出してひざの上にかけたり載せたり、あるいは身体の向 きを変えたり、席を変えたりしてしのいでいた。しかし、このようにすることに は、冷えを防ぐことができたとしても体裁が必ずしもよい状態になるとは限ら ない、身体の向きや席の位置が不本意なこととなってしまうことが往々にある 、ひざの上にかけたもの、載せたものを汚してしまって洗濯代が嵩んでしまう 結果となることも比較的多い、等の欠陥があった。 また、雨がパラついて来たときに傘を所持していない場合には、髪が濡れたり 、みだれたり、衣服が濡れたりすることを避けるために雨の当たらない場所に走 って逃れたり、ハンカチや本などを頭の上にかざしたりして凌いでいた。しかし 、このようにした場合、走って逃れるときに転んでケガをしたり手荷物を破損し たりすることがあり、またハンカチにははっ水性がないので濡れ易く、更に本な どは濡らしてしまったときには始末が悪い等の欠陥があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本発明は、上記したような欠陥を解消するのに役立つ新規のひざかけを提供す ることを第１の目的とし、使い勝手をよくすること用途を広くすることを第２の 目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本考案に係わるひざかけは、布製ひざかけ本体１に おける一辺の中央個所と角隅個所とに布製連結環２、３を止着し、一方の連結環 に使用者が着用している上衣４の裾やウエスト前部分などへの挟み止め用クリッ プ５を他方の連結環へ着替可能として連結して成るものであり、 そして、ひざかけ本体１をはっ水加工を施した布地製としたものである。

【０００５】

【実施例】

図に示す実施例はよこ約５５cm、たて約４５cmの四辺形を呈するはっ水加工を 施した布地６の全周縁にレースの縁取７を施してひざかけ本体１を構成し、この ひざかけ本体１における一辺の中央個所と一つの角隅個所とに布製連結環２、３ を止着し、一方の連結環２に使用者が着用している上衣４の裾やウエスト前部分 などへの挟み止め用クリップ５を他方の連結環３へ着替可能として連結したもの である。尚、図中符号８は着け替え用リングを示す。

【０００６】

【作用】

使用する人は次のようにして使用する。すなわち、ハンドバッグ、セカンドバ ッグなどに入れて携帯し、車中や室内の冷房のきき過ぎのときに取り出してクリ ップ５を上衣４の裾などの適当な個所に挟み止めると共にひざかけ本体１をひざ の上にかけ整えて使用する。この使用に際してひざかけを対角線の向きとして使 いたいときには角隅個所に設けた連結環３にクリップ５を着け替えて使用すれば よい。 また、突然に雨がパラついて来たときは、ハンドバッグ、セカンドバッグなど から取り出して頭の上および肩の上などに適宜にかぶせればよい。

【０００７】

【考案の効果】

本発明に係わるひざかけは、上記のような構成であるので、これを使用するこ とで上記従来の技術において述べた欠陥すなわち、よくない体裁となってしまう こと、身体の向きや席の位置が不本意となってしまうこと、洗濯代が嵩んでしま う結果となること、転んでケガをしてしまうこと、手荷物を破損してしまうこと 、本等を始末の悪い状態になってしまうことを悉く解消することができるもので あり、しかも使用に際してはクリップ５を一辺の中央個所に設けた連結環２また は角隅個所に設けた連結環３に任意に着け替えて使用できる都合のよさがあるの みならずクリップ５を外した場合には布製ひざかけ本体１と布製連結環２、３か らなる布だけの状態となるので洗濯機での洗濯が可能で都合がよく、更にパラパ ラと雨が降って来たときには頭にさっとかぶって濡れることを防ぐ、また挟み止 め用クリップを角隅個所の連結環３に取付け、そしてこのクリップを襟に止め、 よってネクタイ等が汚れてしまうことを防ぐ（図５参照）等のように他の用途に も利用できる利便さがある。しかも、ひざの上にかけたときにおいて多量の湯や 水などをこぼした場合、または頭の上および肩の上にかけて雨にあたった場合に は、ひざかけ本体へのはっ水加工が機能するので保温性、防水性がよく極めて好 都合なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わるひざかけの実施例を示す斜視図
である。

【図２】クリップの取付け個所の拡大斜視図である。

【図３】図２Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図４】使用の状態を示す側面図である。

【図５】他の使用の状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１ ひざかけ本体 ２ 連結環 ３ 連結環 ４ 上衣 ５ クリップ ６ 布地 ７ 縁取 ８ 着け替え用リング

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 布製ひざかけ本体１における一辺の中央
   個所と角隅個所とに布製連結環２、３を止着し、一方の
   連結環に使用者が着用している上衣４の裾やウエスト前
   部分などへの挟み止め用クリップ５を他方の連結環へ着
   替可能として連結して成ることを特徴とするひざかけ。
2. 【請求項２】 ひざかけ本体１をはっ水加工を施した布
   地製としたことを特徴とする請求項１記載のひざかけ。