JP3087533U - ポケット付き装飾カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］従来のコルセットはそのデザインに装飾性が無
い為どうしても衣服の下に着けざるを得ない。外出時な
どに衣服の下に着用すると人前で装脱着することが出来
なかった。またトイレ等の緊急を要する場合にも衣服の
下ではなかなか脱着しにくい等大変不便であった。 ［解決手段］布または皮で出来た装飾カバーにどんなコ
ルセットにも接合できるようにマジックテープと布で包
む機能を備えた。そのため衣服の上からでもおしゃれに
コルセットを装着できるようになった。従来腰を保護す
ることしか機能がないコルセットにこのポケット付き装
飾カバーをすることで腰擁護，素早い脱着、化粧性、小
物収納機能等多能となり大変便利になる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［考案の属する技術分野］ コルセットにつけるポケット付き装飾カバー

【０００２】 ［従来の技術］ 従来のコルセットではそのデザイン性からどうしても着衣の下につけざ るを得ない。そのため外出時、仕事時、トイレ時等に装着していると必 要に応じての脱着に不都合が生じる。 たとえばトイレなどの緊急を要する場合にもすばやく外すことが難しい 。又、人前で外すことも出来ない。装着感も服の下に着用するためどう しても窮屈になり違和感がある。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ 本来コルセットは肌に近いところへ装着する様に開発されたものである から衣服の中に装着することを旨としてきた。 しかし静止状態での着用だけでなく最近では常に着用することが多くな りその行動が多岐に渡るようになってきたので、コルセット着脱の要求 度が増してきた。その為衣服の中に装着していたコルセットが表に出て くるようになってきた。 しかし、あの独特のデザインのままでは服の上には装着しづらい面がある 。又、コルセットは腰部、筋肉損傷の保護などで長期着用するだけでなく 、介護作業に代表される様に、一時的に腰に負担のかかる作業等で健康な 人でも必要な時だけ着用して作業、行動にあたるケースが増えてきている 。こうしたことよりコルセットの着脱の要求度は極めて増してきている。

【０００４】 コルセットを服の下に装着すると不便だと思われる事例 １．トイレ時においていちいち外さないといけないので不便である。 ２．通院する場合，診察前にすぐ外せないので不便である。 ３．衣服の下に着用して外出した場合人前で外したい時に外せないので 不便である。 ４．食事する時など簡単に外せないので不便である。 ５．ちょっとリラックスしようとする時にすぐ外せないので不便である 。 ６．着け外しが面倒になる為着用しなくなり体の為によくない。 ７．長時間使用すると筋肉が衰える等の症状があり体の為に良くない。 ８．肌に近い場所に装着する為清潔感を保つのが難しい。

【０００５】 上記のようにコルセットを衣服の下にするのは極めて行動が規制され、 不便 不機能になる。コルセットの腰をカバーする医療的機能面は一切 損なわせることなくコルセット特有の不都合だけを取り除きこうとこさ の商品を開発したのである。

【０００６】 ［課題を解決するための手段］ 通常コルセットは、洋服の下に着用するものだが、そのせいで取り外し しようと思うと洋服やベルトなど一度外す必要性がある。一度外したも のを装着する場合は身だしなみを整えなければならず大変不便である。 服の下に装着しなければならないコルセットそのもののデザイン性によ って大変な不都合さが生じる。この開発はそのコルセットの非常に不都 合な点であるデザイン部に着眼した。私が考案した方法によってコルセ ット本体を着衣のうえから機能性を損なわせることなくおしゃれに装着 できるようになり、必要におうじて簡単に装脱着できるようになった。

【０００７】 ［考案の実施の形態］ 図１はポケット付き装飾カバー（ア）の表面で装着した時の装飾面であ る。（オ）はポケットである。 図２は裏面である。 図３の様に装飾ポケット付きカバー（ア）の裏面中央のマジックテー プ（ケ）の上にコルセット（シ）を置き、図４の様にカバー上部三角 部（イ） を折りたたみ マジックテープ（ク）を（ケ）に止め ，コルセットの固定を図る。 次ぎに図５の様にコルセット（シ）を腰に装着し，その端部（ス）（ セ）を中央で重ね合わせてしっかりと固定する。そのときポケット付 き装飾カバーの両端（カ）（キ）は図５の様な状態となる。 ポケット付き装飾カバーの両端（カ）（キ）を図６の様に白いコルセ ットを覆うように中央で重ね合わせて その左端突起部（エ）を内側 に織り込み マジックテープ（コ）と（サ）を接合して固定する。 このようにポケット付き装飾カバーを装着すれば背面から見ても図７ のようにカバー下部三角部（ウ）がデザインとなり、おしゃれな腰ベ ルトのように見える。 また（ウ）の部分の形を変えたパターン例を図８の（ａ）（ｂ）（ｃ ）で示す。 不必要時に取り外すのもこの逆をすれば簡単に取り外しが出来 且つ コルセットとポケット付き装飾カバーがばらばらにならず一体化した まま手持ちできるので大変便利である。

【０００８】 ［考案の効果］ １．トイレなどの急な脱着を要する場合でも洋服の下につけている場合は 大変もたつく場合がある。また再度装着する場合も同様である。しか しこのポケット付き装飾カバーを使用することにより急を要する場合 でも非常に簡単に脱着が可能である。 ２．コルセットを人前で装脱着することには抵抗がある。このポケット付 き装飾カバーを着けることにより洋服の上にコルセットを装着するこ とが可能になったので人前での装脱着も抵抗感がなくなった。 ３．外出時に衣服の下に装着着用すれば洋服が窮屈になり、違和感があっ たが上に着用することで解消された。 ４．コルセットを着用すると、窮屈で使いづらかったズボンやスカートの ポケットも、このポケット付き装飾カバーを装着すれば カバーのポ ケットを利用することになり大変便利になる。 ５．肌着感覚で装着するため 汗を相当吸収するので下着のように清潔を 保とうと思うとこまめに洗濯をしなければいけない。洗濯することに より接着部分や生地が痛み耐久性が下がる。しかしこのポケット付き 装飾カバーを着けて衣服の上から装着することによりコルセット自体 を清潔に保て、洗濯をする必要性が少なくなりこれによってコルセッ ト自体の耐久性を保てる。 ６．今まではコルセットのデザイン上どうしても衣服の下に装着しなけれ ばならなかった。衣服の下に付ければ体形的な不具合が生じるので装 着することにためらいがあった。しかしこのポケット付き装飾カバー を使用することによりスカーフやマフラーのように服装のワンポイン トとして使える為コルセットをつけることが楽しくなる。 ７．在宅介護など屋内にいる時は衣服の上から装着する場合がほとんどで ある。しかし急な来客などの場合ついそのまま出てしまい恥ずかしい 思いをすることがある。このカバーを着けていると化粧性があるので 外す必要がなくなり急な来客にも慌てることなく対応できる様になる 。

【０００９】

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に関わる布又は皮等で作成された
ポケット付き装飾カバー（ア）の表面の平面図

【図２】 ポケット付き装飾カバー（ア）の裏面の
平面図

【図３】 本考案のポケット付き装飾カバー（ア）
とコルセット（コ）を結合していく段階の平面図

【図４】 本考案のポケット付き装飾カバー（ア）
とコルセット（コ）を結合していく段階の平面図

【図５】 結合した本考案のポケット付き装飾カバ
ーを腰に装着していく段階の正面図

【図６】 結合した本考案のポケット付き装飾カバ
ーを腰に装着していく段階の正面図

【図７】 結合した本考案のポケット付き装飾カバ
ーを腰に装着した背面図

【図８】 カバーデザイン部（ウ）の形を変えた背
面図パターン例（ａ）（ｂ）（ｃ）

【符号の説明】

（ア） 考案のポケット付き装飾カバー本体 （イ） カバー上部三角部 （コルセット止め部） （ウ） カバー下部三角部 （カバーデザイン部） （エ） カバー左端突起部 （カバー止め部） （オ） ポケット （カ） カバー左端部 （キ） カバー右端部 （ク） マジックテープ （コルセット固定用） （ケ） マジックテープ、 （コルセット固定用） （コ） マジックテープ （カバー固定用） （サ） マジックテープ （カバー固定用） （シ） コルセット本体 （ス） コルセット左端部 （セ） コルセット右端部 （ａ） デザインのパターン例 （ｂ） デザインのパターン例 （ｃ） デザインのパターン例

【手続補正書】

【提出日】平成１３年１１月２６日（２００１．１１．
２６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】変形菱形にカットした布の所定の位置につ
けられたマジックテープでコルセットを固定し、菱形部
分の布を折りたたむことでコルセットを被覆する。菱形
の折り曲げてない両端の部分につながる帯状の布をコル
セットと同時に腰に巻きつけることによりコルセット自
身を完全に覆うことを目的としたポケット付き装飾カバ
ー。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１４年２月１５日（２００２．２．１
５）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】カバーの一部で包み込むためどんなコルセ
   ットでも簡単に取り外しのできる装飾性のある布又は皮
   製のベルト状カバー。