JPH0891121A - 車両の故障診断表示装置 - Google Patents

車両の故障診断表示装置

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JPH0891121A
JPH0891121A JP6258851A JP25885194A JPH0891121A JP H0891121 A JPH0891121 A JP H0891121A JP 6258851 A JP6258851 A JP 6258851A JP 25885194 A JP25885194 A JP 25885194A JP H0891121 A JPH0891121 A JP H0891121A
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failure
indicator
vehicle
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shift
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JP6258851A
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Masaaki Shimizu
雅昭 清水
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ATシフトインジケータにおけるATインジケ
ータランプの点灯位置の組合わせにより故障情報を表示
することで、空調用温度表示手段にて充分な故障表示が
実行できない場合(空調用温度表示手段を有さない場合
と、空調用温度表示手段による可能表示数を超えた場合
の双方を含む)においても、既存のATシフトインジケ
ータを有効利用して充分な故障情報の表示を実行する。 【構成】車両の内部機器P2と、車両の内部機器P2に
おける故障を検出する故障診断回路P1とを備えた車両
の故障診断表示装置であって、自動変速機のシフト位置
に対応して複数のATインジケータランプP4の点灯位
置が変化するATシフトインジケータP3と、ATシフ
トインジケータP3におけるATインジケータランプP
4の点灯位置の組合わせにより故障診断回路P1で検出
された故障情報を表示制御する故障表示制御手段P5と
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、車両のメン
テナンス時において車両の内部機器の故障箇所を表示す
るような車両の故障診断表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の車両の故障診断表示装置
としては、例えば、特公昭62−46370号公報に記
載の装置がある。すなわち、図9に示すように車両の内
部機器(例えば車両用空調装置を制御するために用いら
れる制御素子)の故障を、空調用温度設定器の設定温度
を表示する2桁ワセグメント型デジタル表示器90で表
示すべく構成した車両の故障診断表示装置である。
【0003】この従来例によれば、図9にハッチングを
施して示すように2桁ワグセメント型デジタル表示器9
0に例えば「02」が表示された時は、内気センサが故
障したものと判断することができ、その他2桁の数字の
組合わせにより各種の故障を表示および判断することが
できる利点がある反面、次のような問題点があった。
【0004】すなわち、低グレード車には上述の表示器
90が設けられていないので、斯る低グレード車におい
て故障診断表示を行なうことは不可能となる。また車両
内の電装品およびその操作スイッチ等を、多重伝送経路
に接続されたノードにそれぞれ接続することにより、こ
のノードおよび多重伝送経路を介して、車両内のデータ
通信を行なう多重伝送システムが採用された場合には、
車両の内部機器(多重伝送装置を含む)の故障が非多重
伝送システムの車両に対して拡大されるため、上述の2
桁ワセグメント型デジタル表示器90の可能表示数を超
え、この表示器90では充分な故障診断表示を行なうこ
とが困難な問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、ATシフトインジケータにおけるATイン
ジケータランプの点灯位置の組合わせにより故障情報を
表示することで、空調用温度表示手段にて充分な故障表
示が実行できない場合(空調用温度表示手段を有さない
場合と、空調用温度表示手段による可能表示数を超えた
場合の双方を含む)においても、既存のATシフトイン
ジケータを有効利用して充分な故障情報の表示を実行す
ることができる車両の故障診断表示装置の提供を目的と
する。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、故障情報に対応して
ATシフトインジケータのATインジケータランプを少
なくとも2つ以上点灯することで、通常のATシフト時
におけるATシフトインジケータの表示と、故障情報を
表示する際の表示とを異ならせ、誤認防止を図ることが
できる車両の故障診断表示装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、複数のATインジケ
ータランプのうち特定のATインジケータランプに故障
情報のうちの特定故障種類表示機能をもたせる例えばロ
ーレンジ用のインジケータランプには過去故障表示機能
(故障診断時は故障していないが、それ以前に故障し、
かつ現在では復帰しているような故障情報を表示する機
能)を、パーキングレンジ用のインジケータランプには
ノード故障表示機能(多重伝送システムにおける多重変
換回路が故障して信号を送信、受信することができない
ような故障情報を表示する機能)をもたせるように構成
することで、故障の種類を容易に認識することができる
車両の故障診断表示装置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の目的と併せて、比較
的故障種類および故障数が多い多重伝送システムの車両
に適用することで、斯る故障種類、故障数に充分対応す
ることができる車両の故障診断表示装置の提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、車両の内部機器と、上記車両の内部機器にお
ける故障を検出する故障診断回路とを備えた車両の故障
診断表示装置であって、自動変速機のシフト位置に対応
して複数のATインジケータランプの点灯位置が変化す
るATシフトインジケータと、上記ATシフトインジケ
ータにおけるATインジケータランプの点灯位置の組合
わせにより上記故障診断回路で検出された故障情報を表
示制御する故障表示制御手段とを備えた車両の故障診断
表示装置であることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記故障表示制御手
段は上記故障情報に対応して上記ATシフトインジケー
タのATインジケータランプを少なくとも2つ以上点灯
制御する車両の故障診断表示装置であることを特徴とす
る。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記ATシフトイン
ジケータの複数のATインジケータランプのうち特定の
ATインジケータランプには故障情報のうちの特定故障
種類表示機能をもたせた車両の故障診断表示装置である
ことを特徴とする。
【0012】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の構成と併せて、上記
車両の内部機器を多重伝送経路に接続された多重ノード
に接続した車両の故障診断表示装置であることを特徴と
する。
【0013】
【発明の作用および効果】この発明の請求項1記載の発
明によれば、図8にクレーム対応図で示すように、故障
診断回路P1は車両の内部機器P2における故障を検出
し、ATシフトインジケータP3は自動変速機(いわゆ
るAT)のシフト位置に対応して複数のATインジケー
タランプP4(例えば、パーキングレンジ、リバースレ
ンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、セカンド
レンジ、ローレンジにそれぞれ対応した合計6個のイン
ジケータランプ)の点灯位置を変化させるが、上述の故
障表示制御手段P5はATシフトインジケータP3にお
けるATインジケータランプP4の点灯位置の組合わせ
により上述の故障診断回路P1で検出された故障情報を
表示制御する。
【0014】このように上述のATシフトインジケータ
におけるATインジケータランプの点灯位置の組合わせ
により、故障情報を表示するので、空調用温度表示手段
にて充分な故障表示が実行できない場合(空調用温度表
示手段を有さない低グレード車や、空調用温度表示手段
による可能表示数を超えるような場合の双方を含む)に
おいても、既存のATシフトインジケータを有効利用し
て充分な故障情報の表示を実行することができる効果が
ある。
【0015】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の故障表
示制御手段は故障情報に対応して上述のATシフトイン
ジケータのATインジケータランプを少なくとも2つ以
上点灯制御する。このため通常のATシフト時における
ATシフトインジケータの表示(シフト位置に対応して
該当するインジケータランプが1つのみ点灯する表示)
と、故障情報を表示する際の表示とを明確に異ならせる
ことができ、誤認防止を図ることができる効果がある。
【0016】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のATシ
フトインジケータの複数のATインジケータランプのう
ち特定のATインジケータランプには故障情報のうちの
特定種類表示機能をもたせた、例えば、ローレンジ用の
インジケータランプには過去故障表示機能を、パーキン
グレンジ用のインジケータランプにはノード故障表示機
能をもたせたので、故障診断表示の際に点灯したATイ
ンジケータランプを確認することで、故障の種類を容易
に認識することができる効果がある。
【0017】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1,2もしくは3記載の発明の効果と併せ
て、上述の車両の内部機器を多重伝送経路に接続された
多重ノードに接続して、故障診断表示装置を比較的故障
種類および故障数が多い多重伝送システムの車両の適用
したので、斯る故障種類、故障数に充分対応することが
できる効果がある。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両の故障診断表示装置を示し、CPU
1は故障診断回路2、イグニションスイッチ3、温度ア
ップ用エアコンスイッチ4、温度ダウン用エアコンスイ
ッチ5からの各入力信号に基づいて、ROM6に格納さ
れたプログラムに従って、インジケータ駆動回路7を介
してATシフトインジケータ8駆動制御し、RAM9は
各種故障情報データや故障情報に対応する表示内容デー
タ等を記憶する。
【0019】上述の故障診断回路2は車両の内部機器1
0(後述する多重伝送システムを含む)における故障を
検出し、この故障診断回路2で検出された故障情報はR
AM9の所定エリアに記憶される。上述の車両の内部機
器10は具体的には空調用ヒータ、ライト装置、ドアロ
ック装置、リヤデフォッガ、電動チルト装置、リヤエア
コン等で、これらの各装置は図2に示す多重伝送経路と
してのバス11に接続された多重ノード(多重信号変換
回路をもったユニット)12,13,14,15に接続
されている。なお、図示の便宜上、多重線を直線にて示
している。
【0020】ここで、上述の多重ノード12(ヒータコ
ントロールノード)は空調用ヒータを制御する手段であ
る。上述の多重ノード13(第1のトータル・ワイヤリ
ング・システム・ノードのことで、以下単にTWS1ノ
ードと略記する)はライトコントロールユニットおよび
ドアロック制御ユニットを含み、ライト装置、ドアロッ
ク装置を制御する手段である。
【0021】上述の多重ノード14(第2のトータル・
ワイヤリング・システム・ノードのことで、以下単にT
WS2ノードと略記する)はリヤデフォッガ制御ユニッ
トおよび電動チルト制御ユニットを含み、リヤデフォッ
ガ、電動チルト装置を制御する手段である。
【0022】上述の多重ノード15(リヤエアコンノー
ド)は後席用の空調装置いわゆるリヤエアコンを制御す
る手段である。車両の多重伝送システムは、上述の各ノ
ード12,13,14,15間に共通する情報を時分割
多重信号に置き換えて、各ノード12,13,14,1
5間の送受信をネットワーク(この実施例ではバス11
に相当)を通じて行なうシステムである。
【0023】一方、上述のイグニションスイッチ3、周
知の如くエンジンキーを用いて点火用一次回路を開閉す
るもので、そのポジションはイグニションポジション
(以下単にIGポジションと略記する)、アクセサリポ
ジション(以下単にACCポジションと略記する)、O
FFポジションの3つである。
【0024】また上述の温度アップ用エアコンスイッチ
4および温度ダウン用エアコンスイッチ5は空気調和装
置(すなわちエアコンディショナのことで、エアコンと
略記する)による空調温度を昇温および降温するための
スイッチで、例えば車室内のインストルメントパネル部
に設けられている。
【0025】さらに上述のATシフトインジケータ8は
図3に示すように自動変速機(いわゆるAT)のシフト
位置に対応して複数(この実施例では6個)のATイン
ジケータランプ16P,16R,16N,16D,16
S,16Lの点灯位置が変化するもので、通常時におい
てはセレクトバー操作に対応したパーキングP、リバー
スR、ニュートラルN、ドライブD、セカンドS、ロー
L、のシフト位置に対応した単一のATインジケータラ
ンプの実が点灯する。
【0026】しかも、上述のCPU1は、ATシフトイ
ンジケータ8におけるATインジケータランプ16P,
16R,16N,16D,16S,16Lの点灯位置の
少なくとも2つ以上の点灯位置の組合わせにより、上述
の故障診断回路2で検出された故障情報を表示制御する
故障表示制御手段(図7に示すフローチャートの第3お
よび第4の各ステップS23,S24参照)を兼ねる。
【0027】また上述のATシフトインジケータ8の複
数のATインジケータランプ16P,16R,16N,
16D,16S,16Lのうち特定のATインジケータ
ランプ16P,16Lには故障情報のうちの特定故障種
類表示機能をもたせている。
【0028】この実施例ではパーキングレンジ用のイン
ジケータランプ16Pにはノード故障表示機能(多重伝
送システムにおける多重変換回路が故障して信号を送
信、受信することができないような故障情報を表示する
機能)をもたせ、ローレンジ用のインジケータランプ1
6Lには過去故障表示機能(故障診断時は故障していな
いが、それ以前に故障し、かつ現在では復帰しているよ
うな故障情報を表示する機能)をもたせている。
【0029】図4、図5は故障診断回路2で検出された
故障情報がRAM9に記憶される状態を、ATインジケ
ータランプ16P,16R,16N,16D,16S,
16Lの点灯状態に置き換えて示した説明図であって、
図4は現在故障(故障診断時に故障している)コードを
示し、図5は過去故障(故障診断時には故障していない
が、それ以前に故障しており、かつ現在では復帰してい
る)コードを示す。
【0030】図4において、ヒータコントロールノード
12が故障した時には、RAM9はインジケータランプ
16P,16Rを点灯すべきデータを記憶し、TWS1
ノード13が故障した時には、RAM9はインジケータ
ランプ16P,16Nを点灯すべきデータを記憶し、T
WS2ノード14が故障した時には、RAM9はインジ
ケータランプ16P,16Dを点灯すべきデータを記憶
し、リヤエアコンノード15が故障した時には、RAM
9はインジケータランプ16P,16Sを点灯すべきデ
ータを記憶し、Logicエラー(ロジックエラー、通
信LSIの故障)発生時には、RAM9はインジケータ
ランプ16R,16Nを点灯すべきデータを記憶し、I
NIERエラー(通信LSIの故障)発生時には、RA
M9はインジケータランプ16R,16Sを点灯すべき
データを記憶し、バス11の故障時(各ノード12,1
3,14,15を接続しているバス11が断線した時)
には、RAM9はインジケータランプ16D,16Sを
点灯すべきデータを記憶し、CSエラー(送信したデー
タにノイズが乗って通信できないような故障)発生時に
は、RAM9はインジケータランプ16N,16Sを点
灯すべきデータを記憶し、受信エラー(送信したデータ
が化けて受信できないような故障)発生時には、RAM
9はインジケータランプ16N,16Dを点灯すべきデ
ータを記憶し、故障がない場合には、RAM9は全ての
インジケータランプ16P,16R,16N,16D,
16S,16Lを点灯すべきデータを記憶する。
【0031】また過去故障の検出時には、RAM9は図
4の現在故障コードにおける各種故障データの記憶と併
せて、図5に示すように、インジケータランプ16Lを
点灯すべきデータを記憶する。このように構成した車両
の故障診断表示装置の作用を図6、図7に示すフローチ
ャートを参照して以下に詳述する。
【0032】図6は車両の内部機器10(主として多重
伝送システム)をメンテナンス時において故障診断表示
すべきモードに成すためのメインルーチンを示し、第1
ステップS1で、イグニションスイッチ3をIGポジシ
ョンにし、次の第2ステップS2で、温度アップ用エア
コンスイッチ4および温度ダウン用エアコンスイッチ5
を同時に押しつづける。このスイッチ押下操作は第10
ステップS10のイグニションスイッチ3のACCポジ
ション切替え時まで継続する。
【0033】次に第3ステップS3で、イグニションス
イッチ3をACCポジションにした後、次の第4ステッ
プS4で、CPU1は1秒経過か否かを判定し、YES
判定時にのみ次の第5ステップS5に移行する。この第
5ステップS5で、CPU1はATインジケータランプ
16P,16R,16N,16D,16S,16Lを全
て点灯する。ここで作業者はATインジケータランプの
点灯、ランプ切れ等を確認することができる。
【0034】次に第6ステップS6で、イグニションス
イッチ3をIGポジションにすると、次の第7ステップ
S7で、CPU1はATインジケータランプ16P,1
6R,16N,16D,16S,16Lを全て消灯す
る。次に、第8ステップS8でCPU1は2秒経過か否
かを判定し、YES判定時にのみ次の第9ステップS9
に移行する。
【0035】この第9ステップS9で、CPU1はAT
インジケータランプ16P,16R,16N,16D,
16S,16Lを再度全て点灯する。ここで作業者はA
Tインジケータランプの点灯を再確認することができ
る。次に第10ステップS10で、イグニションスイッ
チ3をACCポジションにすると、次の第11ステップ
S11で、CPU1は2秒経過か否かを判定し、YES
判定時にのみ次の第12ステップS12に移行する。
【0036】この第12ステップS12で、CPU1は
ATインジケータランプ16P,16R,16N,16
D,16S,16Lを全て消去し、次の第13ステップ
S13で、CPU1は故障診断モードと成して、故障診
断表示を実行(図7に示すサブルーチン参照)する。
【0037】第14ステップS14で、故障診断中にイ
グニションスイッチ3がOFFポジションに切替えられ
たか否かを判定し、YES判定時には次の第15ステッ
プS15で、CPU1は故障診断モードをキャンセルす
る。つまり、イグニションスイッチ3をACCポジショ
ンからOFFポジションに切替えることで、故障診断が
終了する。
【0038】次に図7示すサブルーチンに基づいて故障
診断表示処理について述べる。第1ステップS21で、
CPU1は予めRAM9所定エリアに記憶された故障コ
ード(具体的には図4、図5に示す合計22通りのコー
ド)の読出しを実行する。次に第2ステップS22で、
CPU1は複数の故障があるか否かを判定、NO判定時
には次の第3ステップS23に移行する一方、YES判
定時には別の第4ステップS24に移行する。
【0039】上述の第3ステップS23で、CPU1は
単一故障に対応して故障情報をATインジケータランプ
の組合せ点灯で表示する。例えば現在故障コードにおけ
るバス故障時には各ATインジケータランプ16D,1
6S(図4参照)を組合せて点灯し、過去故障コードに
おけるCSエラー発生時には、各ATインジケータラン
プ16N,16S,16L(図5参照)組合せて点灯す
る。
【0040】一方、上述の第4ステップS24では、C
PU1は複数故障に対応して、まず最初の故障情報をA
Tインジケータランプで組合せ点灯(点灯時間10秒)
で表示した後に、次の第5ステップS25で、ATイン
ジケータランプを4秒間消灯する。次に第6ステップS
26で、CPU1は他に故障箇所があるか否かを判定
し、YES判定時には上述の第4ステップS24にリタ
ーンして、他の故障情報をATインジケータランプの組
合せ点灯で表示する。
【0041】すなわち、上述の第4乃至第6ステップS
24,S25,S26の処理により、2つ以上の複数故
障に対応した故障情報は10秒点灯、4秒消灯のサイク
ルにより順次表示され、複数故障が全て表示されて上述
の第6ステップS26でNO判定されると、次の第7ス
テップS27に移行する。この第7ステップS27で、
CPU1は全故障コード出力完了に対応して全てのAT
インジケータランプ16P,16R,16N,16D,
16S,16Lを10秒間点滅(点灯と消灯との繰返
し)する。
【0042】次に第8ステップS28で、CPU1は全
ての故障診断表示を1回行なった後に、再び表示動作を
繰返す目的で、再表示動作完了か否かを判定し、NO判
定時には第1ステップS21にリターンする一方、2回
目の故障診断表示動作の完了時(YES判定時)にはサ
ブルーチンにおける一連の故障診断表示を終了する。
【0043】以上要するに、故障診断回路2は車両の内
部機器10(多重伝送システムを含む)における故障を
検出し、ATシフトインジケータ8は自動変速機(いわ
ゆるAT)のシフト位置に対応して複数のATインジケ
ータランプ16P,16R,16N,16D,16S,
16L(例えば、パーキングレンジ、リバースレンジ、
ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、セカンドレン
ジ、ローレンジにそれぞれ対応した合計6個のインジケ
ータランプ)の点灯位置を変化させるが、上述の故障表
示制御手段(図7の各ステップS23,S24参照)は
ATシフトインジケータ8におけるATインジケータラ
ンプの点灯位置の組合わせにより上述の故障診断回路2
で検出された故障情報を表示制御する。
【0044】このように上述のATシフトインジケータ
8におけるATインジケータランプ16P,16R,1
6N,16D,16S,16Lの点灯位置の組合わせに
より、故障情報を表示するので、空調用温度表示手段に
て充分な故障表示が実行できない場合(空調用温度表示
手段を有さない低グレード車や、空調用温度表示手段に
よる可能表示数を超えるような場合の双方を含む)にお
いても、既存のATシフトインジケータ8を有効利用し
て充分な故障情報の表示を実行することができる効果が
ある。
【0045】また、上述の故障表示制御手段(各ステッ
プS23,S24参照)は故障情報に対応して上述のA
Tシフトインジケータ8のATインジケータランプを少
なくとも2つ以上点灯制御する。このため通常のATシ
フト時におけるATシフトインジケータ8の表示(シフ
ト位置に対応して該当するインジケータランプが1つの
み点灯する表示)と、故障情報を表示する際の表示とを
明確に異ならせることができ、誤認防止を図ることがで
きる効果がある。
【0046】加えて、上述のATシフトインジケータ8
の複数のATインジケータランプのうち特定のATイン
ジケータランプには故障情報のうちの特定種類表示機能
をもたせた、例えば、ローレンジ用のインジケータラン
プ16Lには過去故障表示機能を、パーキングレンジ用
のインジケータランプ16Pにはノード故障表示機能を
もたせたので、故障診断表示の際に点灯したATインジ
ケータランプを確認することで、故障の種類を容易に認
識することができる効果がある。
【0047】さらに、上述の車両の内部機器10を多重
伝送経路(バス11参照)に接続された多重ノード1
2,13,14,15に接続して、故障診断表示装置を
比較的故障種類および故障数が多い多重伝送システムの
車両の適用したので、斯る故障種類、故障数に充分対応
することができる効果がある。
【0048】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の故障表示制御手段は、実施例のC
PU1制御による各ステップS23,S24に対応し、
以下同様に、多重伝送回路は、バス11に対応し、多重
ノードは、ヒータコントロールノード12、TWS1ノ
ード13、TWS2ノード14、リヤエアコンノード1
5に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
【0049】例えば、上記フローチャート(図6、図7
参照)における各ステップS4,S8,S11,S2
4,S25,S27にて示した秒数は一例であって、こ
れに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両の故障診断表示装置を示すブロッ
ク図。
【図2】多重伝送装置を示す系統図。
【図3】ATシフトインジケータの説明図。
【図4】RAMに記憶される現在故障コードをランプの
点灯状態に置き換えて示す説明図。
【図5】PAMに記憶される過去故障コードをランプの
点灯状態に置き換えて示す説明図。
【図6】故障診断表示処理を示すフローチャート。
【図7】故障診断表示処理を示すフローチャート。
【図8】クレーム対応図。
【図9】従来装置の説明図。
【符号の説明】
2…故障診断回路 8…ATシフトインジケータ 10…車両の内部機器 11…バス(多重伝送経路) 12〜15…多重ノード 16P,16R,16N,16D,16S,16L…A
Tインジケータランプ S23,S24…故障表示制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の内部機器と、上記車両の内部機器に
    おける故障を検出する故障診断回路とを備えた車両の故
    障診断表示装置であって、自動変速機のシフト位置に対
    応して複数のATインジケータランプの点灯位置が変化
    するATシフトインジケータと、上記ATシフトインジ
    ケータにおけるATインジケータランプの点灯位置の組
    合わせにより上記故障診断回路で検出された故障情報を
    表示制御する故障表示制御手段とを備えた車両の故障診
    断表示装置。
  2. 【請求項2】上記故障表示制御手段は上記故障情報に対
    応して上記ATシフトインジケータのATインジケータ
    ランプを少なくとも2つ以上点灯制御する請求項1記載
    の車両の故障診断表示装置。
  3. 【請求項3】上記ATシフトインジケータの複数のAT
    インジケータランプのうち特定のATインジケータラン
    プには故障情報のうちの特定故障種類表示機能をもたせ
    た請求項1記載の車両の故障診断表示装置。
  4. 【請求項4】上記車両の内部機器を多重伝送経路に接続
    された多重ノードに接続した請求項1,2もしくは3記
    載の車両の故障診断表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001115705A (ja) * 1999-10-20 2001-04-24 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用スマートエントリシステム
CN114559887A (zh) * 2022-03-01 2022-05-31 东风汽车集团股份有限公司 一种p挡故障诊断方法及装置

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