JPH0890707A - 不燃性化粧板及びその製造方法 - Google Patents

不燃性化粧板及びその製造方法

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JPH0890707A
JPH0890707A JP25750694A JP25750694A JPH0890707A JP H0890707 A JPH0890707 A JP H0890707A JP 25750694 A JP25750694 A JP 25750694A JP 25750694 A JP25750694 A JP 25750694A JP H0890707 A JPH0890707 A JP H0890707A
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Tadao Yamamoto
山本忠雄
Toshio Fujimura
藤村俊夫
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充分な接着強度で印刷層が転写された構造を
有し、かつ不燃性の点においても優れた化粧板、及び、
その製造方法を提供する。 【構成】 不燃性を有する素材からなる基板1の表面
に、該表面に存在している微細な細孔の内部に合成樹脂
が含浸充填された状態の下地処理層7が存在しており、
しかも、この下地処理層7の表面上には、印刷層5を含
む合成樹脂層が積層されている。本製造方法では、前記
基板の表面に、所定の固形分濃度を有する樹脂溶液を塗
布、含浸、乾燥後、該塗布面を研磨し(工程A)、更に
該研磨面上に樹脂溶液を塗布、乾燥し(工程B)、更に
該表面上に熱接着性接着剤を塗布、乾燥し(工程C)、
該接着層の表面に熱転写法を用いて、合成樹脂層4/印
刷層5/表面保護層6を転写する(工程D)。この際、
不燃性基板としてはケイ酸カルシウム板やセメント板が
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケイ酸カルシウム板や
セメント板などの、不燃性を有する素材からなる基板の
表面に所望の着色が施された建築用の不燃性化粧板、及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日では、消防法により、不燃性の建築
用材料が要望されており、一般的な不燃性素材としては
ケイ酸カルシウム板やセメント板が知られている。とこ
ろが、ケイ酸カルシウム板やセメント板の表面には微細
な表面凹凸や細孔が存在するために、塗膜性能や接着性
能に問題があり、直接、印刷層を設けることが困難であ
り、このような基板の表面に意匠を施す場合には、難燃
性接着剤を用いて化粧シート等を貼り合わるのが一般的
である。又、このような素材からなる基板は、木造住宅
に適したサイズ、例えば幅910mm×長さ1820m
m等で、通常6〜12mm程度の厚さを有しているため
に、この表面に木目柄等を印刷することは取扱性及び作
業性の点からも問題がある。
【0003】一方、これまで、転写箔を用いて種々の対
象物に転写を行うことが実施されてきているが、上述の
如く、何ら表面処理されていないケイ酸カルシウム板や
セメント板の表面は塗膜性能や接着性能に問題があるた
めに、直接、通常の転写箔を用いて転写を行ったとして
も充分な接着強度で印刷層を転写することができず、こ
のような素材からなる基板への転写に適した表面処理方
法ついても知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
を解決し、充分な接着強度で印刷層が転写された構造を
有し、かつ不燃性の点においても優れた化粧板を提供す
ることを課題とする。又、本発明は、このような不燃性
化粧板を製造するための方法を提供することを課題とす
るものでもある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、不燃性を有
する素材からなる基板の表面から一定深さの表面層部分
に、特定の固形分濃度に調整された有機溶剤を含む樹脂
液を含浸、乾燥、表面研磨することでアンカーコート層
(下地処理層)を形成することによって、この下地処理
層の上に積層される合成樹脂層との密着性が改良でき、
しかも、この表面上には、一般的な層構成の転写箔を用
いた熱転写が実施可能であることを見い出して、本発明
を完成した。即ち、本発明の不燃性化粧板は、不燃性を
有する素材からなる基板の表面に、熱転写法を用いて意
匠を施したものであって、この基板の表面層部分に形成
されている下地処理層においては、該表面層部分に存在
している微細な細孔に合成樹脂が含浸された状態となっ
ており、しかも、この下地処理層の表面側に、表面意匠
を表す印刷層を含む合成樹脂層が積層されていることを
特徴とする。この際、本発明における基板としては、ケ
イ酸カルシウム板やセメント板が適しており、特に、石
綿とセメントより成る石綿セメント板を基材とする本発
明の不燃性化粧板は、耐衝撃性が非常に優れた製品であ
る。
【0006】まず、本発明の不燃性化粧板における層構
成を図面に示して、本発明を説明する。図1は、本発明
の不燃性化粧板の好ましい一例における層構成を示す図
であり、本発明の不燃性化粧板は、不燃性を有する素材
からなる基板1の表面に、該表面に存在している微細な
細孔の内部に合成樹脂が含浸充填された状態の下地処理
層7が存在しており、しかも、前記下地処理層7の表面
上には、印刷層5を含む合成樹脂層が積層された層構成
を有する。この図1に示した化粧板は、基板1の片面に
意匠が施されたものであるが、本発明の不燃性化粧板
は、基板1の両面に意匠が施された構造を有するもので
あっても良い。
【0007】本発明の化粧板においては、基板1におけ
る合成樹脂層2との接着界面が、接着性を高めるために
下地処理されており、具体的には、基板1(ケイ酸カル
シウム板やセメント板)の表面から一定深さの表面層部
分に下地処理層7が形成されている(図1参照)。この
下地処理層7においては、基板1の表面に存在している
微細な細孔に合成樹脂が含浸して充填された状態となっ
ているために、基板1の表面は、浸透性が低く、平滑で
ある。本発明では、このような合成樹脂としてはポリウ
レタン系樹脂が好ましく、下地処理層7の層厚は50〜
400μ程度が好ましく、100〜250μが特に好ま
しい。尚、本発明における基板1の製造に使用されるケ
イ酸カルシウム板やセメント板としては、市販のものが
広く使用でき、その幅、長さ及び厚みが特に限定される
ものではない。
【0008】又、本発明の不燃性化粧板における合成樹
脂層2を形成する樹脂としては、下地処理層7を形成す
る樹脂(基板1の表面細孔に含浸充填された樹脂)との
充分な接着性が得られる点で、ポリウレタン系のものや
アクリル系のものを種々使用することができ、特に、二
液型のウレタン系樹脂溶液(例えば、株式会社東京ボー
ス工業社製のプライマーR503)が好ましい。本発明
における合成樹脂層2の層厚は、一般的には約30〜1
00μである。更に、本発明における熱接着性合成樹脂
層3は、加熱加圧した際に接着性を示す樹脂からなる層
であれば良く、市販の熱プレス用接着剤が種々使用でき
る。一方、合成樹脂層4は、印刷層5を転写時において
保護するための層であり、転写箔において使用される一
般的な合成樹脂層、例えばアクリル樹脂層等である。
尚、印刷層5は、製品の表面に意匠を表現するための層
であり、無地に着色されても良いし、木目柄等の柄が印
刷されても良い。これに対して、本発明における表面保
護層6は、印刷層5を保護するための透明性を有した層
であって、化粧板としての表面強度、特に耐摩耗性、及
び表面物性、特に耐薬品性が得られる素材からなるもの
が好ましく、例えば二液硬化型ウレタン系樹脂を硬化し
て形成したものが適している。
【0009】次に、上記の不燃性化粧板を製造するため
の本発明の方法について説明する。本発明の方法は、以
下の工程A〜Dを含むものであって、 工程A:不燃性を有する素材からなる基板1の表面に、
合成樹脂aを固形分にて10〜25重量%の割合で含有
する樹脂溶液を塗布し、前記基板1の表面層部分に前記
樹脂溶液を含浸させて乾燥した後、該塗布面を研磨する
ことにより、下地処理層7が形成された基板1を製造す
る工程、 工程B:前記工程Aで得られた基板1の表面に、合成樹
脂bを含有する溶液を塗布した後、乾燥を行い、合成樹
脂層2を形成する工程、 工程C:前記合成樹脂層2の表面に熱接着性を有する接
着剤cを塗布し、乾燥を行うことにより熱接着性合成樹
脂層3を形成する工程、及び 工程D:前記熱接着性合成樹脂層3の表面に、熱転写に
よって合成樹脂層4/印刷層5/表面保護層6を転写す
る工程 を含むことを特徴とする。
【0010】本発明の製造方法における工程Aでは、塗
布される樹脂溶液中の合成樹脂aの固形分濃度、樹脂溶
液の組成や粘度を、基板であるケイ酸カルシウム板やセ
メント板の表面層部分への含浸に適したものとすること
が重要であり、合成樹脂aの固形分濃度は10〜25重
量%が最も適しており、この固形分濃度が10重量%よ
りも極端に小さくなると下地処理層によるアンカー効果
が充分ではなくなり、接着性能が低下する傾向が見ら
れ、逆に25重量%よりも極端に大きくなると、基板の
表面に存在する細孔への樹脂の含浸性が悪くなり、充分
なアンカー効果が得られず、基板からの樹脂被膜の剥離
が生じるので好ましくない。又、合成樹脂aの種類につ
いては特にポリウレタン系樹脂が好ましく、下地処理と
して適した固形分濃度に調整する際にはキシレン等の有
機溶剤を用いることが好ましい。尚、本発明における工
程Aでは、前記の樹脂溶液の塗布方法については特に限
定されないが、能率良くコーティングできる点でスプレ
ー塗装が好ましく、上記の固形分濃度を有する樹脂溶液
は、スプレー塗装に適した粘度を有するものである。そ
して、スプレー塗装により塗装被膜を設けた後、乾燥を
行い、この乾燥塗布面をサンドペーパー等を用いて研磨
することによって、平滑な表面を有する下地処理層7が
形成された不燃性の基板1を得る(図1参照)。
【0011】次に、本発明における工程Bでは、前記工
程Aで得られた下地処理済の基板1の表面に、前述の、
前記下地処理層7との接着性に優れた合成樹脂bを含有
する溶液を塗布した後、乾燥を行い、樹脂被膜を形成さ
せて、合成樹脂層2を形成する。この工程Bにおいて
は、形成した樹脂被膜の表面をサンドペーパー等を用い
て研磨することが好ましく、表面研磨を行った場合には
表面の平滑性が良くなり、次の工程Cにおいて積層され
る熱接着性樹脂層3との接着強度が向上する。
【0012】更に、工程Cにおいては、前記工程Bによ
って成形した合成樹脂層2の表面に熱接着性を有する接
着剤を塗布し、乾燥を行うことにより熱接着性合成樹脂
層3を形成し、図2(a)に示される層構成を有する板
状の積層体を得る。本発明では、熱接着性合成樹脂層3
を形成させる際に種々の市販の熱プレス用接着剤が使用
でき、このような接着剤を塗布する際にもスプレー塗装
が好ましい。尚、スプレー塗布を行う場合には、スプレ
ー塗布を複数回に分けて実施することが好ましく、これ
は、接着剤同士が凝集して被膜表面がザラザラになるの
を防止し、塗布後の被膜表面を平滑なものとするためで
ある。
【0013】最終工程である工程Dでは、前記工程A〜
Cにより得られた板状積層体の熱接着性合成樹脂層3の
表面に、熱転写法を用いて、合成樹脂層4/印刷層5/
表面保護層6を積層する。この際に使用される転写箔と
しては、図2(b)に示した層構成を有するものが好ま
しく、この化粧用フィルム転写箔は、耐熱性を有する離
型フィルム基材8の表面に、ワックス等からなる離型層
9が積層され、更にその表面に、前述の表面保護層6、
印刷層5及び合成樹脂層4が順次積層されている。これ
らの層はいずれもコーティングによって設けることがで
きる。本発明では、市販の木工用転写箔をそのまま使用
しても良く、このような転写箔を用いて形成される表面
保護層6の層厚は約2〜5μ、印刷層5の層厚は約5〜
15μ、合成樹脂層4の層厚は約3〜6μ程度が一般的
である。本発明では、前記熱接着性合成樹脂層3の種類
や層厚等に応じて、この工程Dにおける転写条件を適宜
選択できるが、一般的なロール転写機を使用した場合の
転写温度は160〜200℃であり、特に170〜19
0℃が好ましい。図3には、図2(a)に示される板状
積層体と、図2(b)の化粧用フィルム転写箔とを密着
させ、熱転写を行う際の状態が示されている。
【0014】以下、本発明の実施例を示すが、本発明は
これに限定されるものではない。
【実施例】
実施例1 不燃性基板として、市販のケイ酸カルシウム板(幅91
0mm×長さ2430mm×厚さ12mm)を準備し、
この基板の表面に、プライマー樹脂溶液(大日本インキ
社製のポリウレタン系樹脂溶液バーノックD−500、
固形分65%含有)20%、キシレン20%、上質シン
ナー60%を調合して得られた樹脂溶液(固形分13
%)を、エアスプレーガンを用いてWet塗布量が10
0g/m2となるように塗布し、ケイ酸カルシウム板の
表面層部分に前記樹脂溶液を含浸させた。そして、室温
にて3時間乾燥させた後、この塗布面をサンドペーパー
#400にて研磨することにより、ケイ酸カルシウム板
の表面層部分に存在している微細な細孔に合成樹脂が含
浸されてなる下地処理層が形成された基板を製造した
(工程A)。
【0015】次に、この下地処理された基板の表面に、
ポリウレタン系樹脂溶液(株式会社東京ボース工業社製
プライマーR503、固形分42%、イソシアネート約
3%含有)を、エアスプレーガンによりWet塗布量が
80g/m2 となるように塗布し、室温にて3時間乾燥
させた後、この塗布面をサンドペーパー#400にて研
磨した。その後、更に前記樹脂溶液をエアスプレーガン
によりWet塗布量が60g/m2 となるように塗布
し、室温にて3時間乾燥させた後、この塗布面をサンド
ペーパー#600にて研磨した(工程B)。
【0016】更に、その後、この基板の表面に、真空プ
レス用接着剤(日本フーラー株式会社製VP−10、ポ
リウレタン樹脂をベースとする水系接着剤、固形分40
〜45%)100部と、硬化剤(日本フーラー株式会社
製HBF−70、無溶剤ポリイソシアネート、固形分1
00%)5部とを混合して調製して得た混合物を、エア
スプレーガンによりWet塗布量が50g/m2 となる
ように塗布し、室温にて3時間乾燥させた後、再度、W
et塗布量が60g/m2 となるように塗布し、室温に
て1時間乾燥後、Wet塗布量が30g/m2 となるよ
うにして塗布した(工程C)。
【0017】一方、化粧用フィルム転写箔として、一般
的な木工用転写箔(クルツ ハスティングス社製)を準
備した。この木工用転写箔は、離型フィルム基材(ポリ
エステルフィルム:約20μ)の表面に、離型層(ワッ
クス:約0.2μ)、表面保護層(熱可塑性樹脂、二液
硬化樹脂:約3μ)、印刷層(顔料を含むアクリル系樹
脂により木目柄が表現された層:約10μ)及び、合成
樹脂層(アクリル系樹脂:約4μ)が順次積層された層
構成を有する。尚、この転写箔における印刷層は、木目
柄インキ層と下地白インキ層の2層からなる。そして、
この化粧用フィルム転写箔の接着層面側と、前記不燃性
板状基材の合成樹脂層とを密着させ、180℃±10℃
の温度にてロール転写機械を用いて転写を行い、離型フ
ィルムを剥離し、本発明の不燃性化粧板を得た。
【0018】実施例2 不燃性基板として、市販のセメント板(幅910mm×
長さ2430mm×厚さ12mm)を準備し、この基板
の表面にスプレー塗布する樹脂溶液として、実施例1記
載のプライマー樹脂溶液30%、キシレン30%、上質
シンナー40%を調合して得られた樹脂溶液(固形分約
20%)を用いる以外は、実施例1記載の方法と同様に
して、本発明の不燃性化粧板を得た。
【0019】このようにして得られた実施例1及び2記
載の本発明の不燃性化粧板にあっては、ケイ酸カルシウ
ム板及びセメント板の表面に積層された各層の密着性が
良好であり、セロテープによる剥離試験においても、転
写された層の剥離は観察されなかった。又、上記の本発
明の不燃性化粧板の不燃性について、不燃検出試験(日
本建築センター)に従って試験したところ、不燃性の点
においても優れたものであることが確認された。更に、
セメント板を基板とする実施例2記載の不燃性化粧板
は、特に耐衝撃性が優れている製品であることが確認さ
れた。尚、上記の本発明の製法を用いて製造された化粧
板は、製品表面に美しい天然木目柄が表現され、意匠性
の点においても優れたものであり、又、上記化粧板の裏
面側に難燃性接着材を用いて不燃性板材を貼り合わせる
ことにより、所望の厚みの製品を製造することも可能で
あった。
【0020】
【発明の効果】本発明の不燃性化粧板の製造方法を用い
ることにより、不燃性に優れ、しかも所望の表面意匠が
施された化粧板を得ることができ、このような製品は、
あらゆる化粧板として使用できるものであり、特に家具
や、建築内装の壁面板化粧板としての使用に適してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不燃性化粧板の好ましい一例における
層構成を示す図である。
【図2】(a)は、下地処理された不燃性を有する基板
1の表面に合成樹脂層2及び熱接着性樹脂層3が積層さ
れてなる積層体の層構成を示す図であり、(b)は、本
発明の不燃性化粧板の製造方法において使用される化粧
用フィルム転写箔の層構成を示す図である。
【図3】図2に示される(a)の板状積層体と、(b)
の化粧用フィルム転写箔とを密着させ、熱転写を行う際
の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 不燃性を有する素材からなる基板 2 合成樹脂層 3 熱接着性合成樹脂層 4 合成樹脂層 5 印刷層 6 表面保護層 7 下地処理層(アンカーコート層) 8 離型フィルム基材 9 離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 9:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不燃性を有する素材からなる基板1の表
    面に、該表面に存在している微細な細孔の内部に合成樹
    脂が含浸充填された状態の下地処理層7が存在してお
    り、しかも、前記下地処理層7の表面上には、印刷層5
    を含む合成樹脂層が積層されていることを特徴とする不
    燃性化粧板。
  2. 【請求項2】 前記基板1が、ケイ酸カルシウム板及び
    セメント板からなる群より選ばれたものであることを特
    徴とする請求項1記載の不燃性化粧板。
  3. 【請求項3】 工程A:不燃性を有する素材からなる基
    板1の表面に、合成樹脂aを固形分にて10〜25重量
    %の割合で含有する樹脂溶液を塗布し、前記基板1の表
    面層部分に前記樹脂溶液を含浸させて乾燥した後、該塗
    布面を研磨することにより、下地処理層7が形成された
    基板1を製造する工程、 工程B:前記工程Aで得られた基板1の表面に、合成樹
    脂bを含有する溶液を塗布した後、乾燥を行い、合成樹
    脂層2を形成する工程、 工程C:前記合成樹脂層2の表面に熱接着性を有する接
    着剤cを塗布し、乾燥を行うことにより熱接着性合成樹
    脂層3を形成する工程、及び 工程D:前記熱接着性合成樹脂層3の表面に、熱転写に
    よって合成樹脂層4/印刷層5/表面保護層6を転写す
    る工程 を含むことを特徴とする不燃性化粧板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記基板1が、ケイ酸カルシウム板及び
    セメント板からなる群より選ばれたものであることを特
    徴とする請求項3記載の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017087539A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 凸版印刷株式会社 不燃化粧板
JP2017087622A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 凸版印刷株式会社 不燃化粧板
JP2018527493A (ja) * 2015-09-11 2018-09-20 クナウフ ギプス カーゲー 化粧建築板及び化粧建築板の製造方法

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