JPH088991A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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JPH088991A
JPH088991A JP6157877A JP15787794A JPH088991A JP H088991 A JPH088991 A JP H088991A JP 6157877 A JP6157877 A JP 6157877A JP 15787794 A JP15787794 A JP 15787794A JP H088991 A JPH088991 A JP H088991A
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clock signal
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体集積回路は論理状態が遷移する度にス
イッチング電流が流れ消費電力が増大するため、かかる
論理状態の遷移を抑制することにより、消費電力を低減
する。 【構成】 レジスタ103から順次出力されるデータ
は、前回のデータと比較して過半数のビットにおいて相
違する場合、インバータ104を介して反転され、ドラ
イバ107から出力される。これによって、ドライバ1
07における論理状態の変動が小となる。また、レジス
タ103から同一内容のデータが連続して、又は繰り返
して出力されると、モードコントローラ111からマス
ク/制御信号が出力され、データバス101及びRAM
・DAC200の内部においても信号変化が小となる。
これによって、対応する回路における消費電力が低減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路間に
用いて好適なデータ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの製造技術が向上し、より
微細な加工が可能になっている。すなわち、回路の寸法
が小さくなり、高集積化、高速化が実現されている。一
方、回路方式としては、CMOS技術の採用により、低
消費電力化が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CMOS回
路は、静止状態における消費電力は僅かであるが、論理
状態が遷移する際にスイッチング電流が流れ、電力が消
費される。従って、デバイス全体の消費電力は、動作周
波数と動作ゲート数にほぼ比例して増大する。近年、L
SIが高集積化、高速化されつつあることにより、その
消費電力および発熱量が多大なものとなり、性能上、実
装上の種々の問題/制限を招いている。このような問題
は、CMOS装置間をケーブルでつないで駆動する場合
にも同様に発生する。すなわち、発熱量が大となると、
必然的に信頼性が低下し、不良・故障等が発生し易くな
る。また、安価で量産性に富むプラスチックパッケージ
を使用することができず、セラミックパッケージを使用
せざるを得ない。さらに、消費電力が1ワット程度を越
えると、放熱板等も使用する必要が生じる。この発明は
上述した事情に鑑みてなされたものであり、高集積化・
高速化を実現しつつ消費電力を抑制するデータ転送装置
およびデータ転送方法を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の構成にあっては、所定のクロック信号
に同期してデータを送信する送信装置と、前記クロック
信号に同期して前記データを受信する受信装置とを有す
るデータ転送装置において、前記データに変化が無い場
合にマスク信号を出力するマスク信号発生手段と、前記
クロック信号を前記マスク信号でマスクして成る被マス
ク・クロック信号を、前記受信装置に供給するマスク手
段とを具備することを特徴とする。
【0005】また、請求項2に記載の構成にあっては、
所定のクロック信号に同期してデータを送信する送信装
置と、前記クロック信号に同期して前記データを受信す
る受信装置とを有するデータ転送装置において、複数の
ビットから成るデータを順次出力する送信装置と、この
データを受信する受信装置とを有するデータ転送装置に
おいて、第1のデータとそれに続く第2のデータとを各
ビット毎に比較し、前記第1のデータと前記第2のデー
タとが過半数のビットにおいて相違する場合は、前記第
2のデータのビットパターンを反転するとともに反転表
示信号を出力する手段を具備することを特徴としてい
る。
【0006】また、請求項3に記載の構成にあっては、
前記受信装置は、前記被マスク・クロック信号を順次遅
延させ遅延信号を出力する遅延手段と、前記各遅延信号
に基づいて動作する複数段の処理回路から成るパイプラ
イン処理回路とを具備することを特徴としている。
【0007】また、請求項4に記載の発明にあっては、
所定のクロック信号に同期してデータを送信する送信装
置と、前記クロック信号に同期して前記データを受信す
る受信装置とを有するデータ転送装置において、前記受
信回路は、前記反転表示信号が供給されると受信したデ
ータのビットパターンを反転する受信データ反転手段を
具備することを特徴とする。請求項5に記載の発明にあ
っては、所定のクロック信号に同期してデータを送信す
る送信装置と、前記クロック信号に同期して前記データ
を受信する受信装置とを有するデータ転送装置におい
て、前記クロック信号を所定の分周比で分周した後に前
記受信装置に伝送し、前記受信装置においては、伝送さ
れたクロック信号から元のクロック信号を再生して用い
ることを特徴とする。請求項6に記載の発明にあって
は、所定のクロック信号に同期してデータを送信する送
信装置と、前記クロック信号に同期して前記データを受
信する受信装置とを有するデータ転送装置において、前
記送信装置においては、転送されたデータの最新のn回
分を記憶する転送データ記憶手段と、前記転送データ記
憶手段からn回前の転送データを読出し、今回送信する
データと比較する比較手段と、前記比較手段によって一
致が検出された場合には、それを示す指示信号を前記受
信装置に送出する制御手段とを具備することを特徴とす
る。請求項7に記載の発明にあっては、所定のクロック
信号に同期してデータを送信する送信装置と、前記クロ
ック信号に同期して前記データを受信する受信装置とを
有するデータ転送装置において、前記受信装置において
は、受信したデータの最新のn回分を記憶する記憶手段
を有し、前記送信装置から送信されるデータを受信デー
タとして後段に出力するとともに前記記憶手段内に記憶
し、前記送信装置から前記指示信号が供給された場合
は、前記記憶手段内のn回前のデータを受信データとし
て後段に出力する受信制御手段とを具備することを特徴
とする。請求項8に記載の発明にあっては、請求項1,
2,3,4,6,7いずれかに記載のデータ転送装置に
おいて前記送信装置は、前記クロック信号を分周して出
力する分周出力手段を有し、前記受信装置は、分周され
たクロック信号に基づいて元のクロック信号を再生する
クロック信号再生手段を具備することを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1および3に記載の構成にあっては、デ
ータに変化が無い場合にはクロック信号がマスクされる
から、マスクされた期間内においてデータの送受信が休
止する。請求項3に記載の構成にあっては、さらに、パ
イプライン処理回路の各段において、変化の無いデータ
に対する処理が休止する。また、請求項2に記載の構成
にあっては、第1のデータと第2のデータとが過半数の
ビットにおいて相違する場合は、第2のデータのビット
パターンが反転されるから、送信装置の出力段における
論理状態の変動が小となり、請求項4に記載の構成にあ
っては、先に第1のデータ反転手段によって反転された
データが、第2のデータ反転手段によって元の状態に戻
される。請求項5,8に記載の構成にあっては、クロッ
ク信号が高速であっても、送信装置と受信装置との間は
分周されたクロック信号が伝送されるので、消費電力を
低減できるとともに、不要輻射電波、雑音妨害電波等も
減少させることができる。請求項6に記載の構成にあっ
ては、n回毎に同じデータが繰り返し転送される場合に
は、送信装置はデータ転送をせず、その指示信号だけを
送出する。一方、請求項7に記載の構成にあっては、そ
の指示信号が出力されている場合には、n回前の転送デ
ータを受信データとして後段に送出する。これにより、
同じデータが周期的に繰り返される場合には、転送用の
データバスが駆動されないので、低消費電力化を大幅に
図ることができる。
【0009】
【実施例】
A.実施例の構成 A.1.実施例の全体構成 以下、図面を参照してこの発明の一実施例について説明
する。図1において400はメモリであり、ホストコン
ピュータ(図示せず)からシステムインターフェイスI
F、ディスプレイコントローラ100および「32」ビ
ットのデータバス401を介して、各種の表示データが
書込まれる。ここで、メモリ400に書込まれる表示デ
ータとは、表示画面のドットに一対一に対応した画素毎
のデータ(以下、ドットデータという)を表す。
【0010】このドットデータは、RAM・DAC(デ
ジタル・アナログ変換器)200にディスプレイコント
ローラ100を介して供給され、各ドット毎の三原色
(RGB)のレベルに変換された後、ディスプレイ30
0に供給される。なお、ディスプレイ・コントローラ1
00は、「1」ドットに割り当てられるビット長に応じ
て、RAM・DAC200に各種のモードを設定するこ
とが可能になっている。例えば、「1」ドットあたりの
データ長が「24」ビットであれば、約「1600万」
色の表示が可能であり、「16」ビットであれば約「6
万5000」色、「8」ビットであれば「256」色の
表示が可能になる。また、データ長が「4」ビットであ
れば16色のカラー表示または「16」階調のモノクロ
表示、「1」ビットであれば「2」階調のモノクロデー
タの表示が可能である。
【0011】次に、500はクロック回路であり、他の
構成要素にクロック信号CLKおよびその反転信号 ̄C
LKを供給する。なお、本明細書においては、各種の信
号の反転信号を表記する場合、その信号名の前に記号
「 ̄」を付すこととする。
【0012】A.2.ディスプレイ・コントローラ10
0とRAM・DAC200のインターフェース部分の構
成 次に、図2を参照し、ディスプレイ・コントローラ10
0とRAM・DAC200のインターフェース部分の構
成を説明する。まず、ディスプレイ・コントローラ10
0およびRAM・DAC200は、各々独立したICと
して構成されている。従って、ディスプレイ・コントロ
ーラ100の最終段に設けられているドライバ107,
108は、ICの外部に信号を出力するものであり、他
の構成要素と比較して高い駆動能力を有する必要があ
る。この場合、ドライバ107,108が駆動するデー
タバス101、コントロール信号バス102は、数フィ
ートのケーブルになることもあり、また、PCB内部バ
ス、IC等の内部バスになることもある。しかしなが
ら、ドライバ107,108の駆動能力を高くすると、
同時にスイッチング電流も大とならざるを得ない。そこ
で、このインターフェース部分は、以下詳述するよう
に、ドライバ107,108における論理状態の遷移頻
度をきわめて小とするように構成されている。
【0013】ディスプレイ・コントローラ100の内部
において、103は、所定ビットのレジスタであり、デ
ィスプレイ・コントローラ100において生成されたド
ットデータが逐次格納される。なお、レジスタ103の
ビット数は、ドットデータのビット数に応じて設定され
るが、以下においてドットデータが8ビットの場合を例
にとって説明する。104はインバータであり、レジス
タ103の出力データの各ビットを反転して出力する。
105は切換回路であり、レジスタ103の出力データ
と、インバータ104を介して反転されたデータとが入
力され、信号GE5に基づいて、一方を選択し出力する
(詳細は後述する)。106はレジスタであり、クロッ
クCLK0によって切換回路105の出力データをラッ
チし出力する。レジスタ106から出力されたデータ
は、ドライバ107に供給され、データバス101を介
して受信回路201に供給される。
【0014】ここで、各構成要素109〜111の詳細
を図3を参照して説明する。109は比較器であり、レ
ジスタ103の出力データ(データA)の各ビットと、
レジスタ106の出力データ(データB)の各ビットと
の排他的論理和を演算し、演算結果(データC)を出力
する。
【0015】110はビット・アダーであり、データC
を構成する各ビットC0〜C7の状態に応じて、後述する
信号S3,E0およびGE5をモードコントローラ111
に出力するように構成されている。ビット・アダー11
0の内部において、1101A〜1101Hは2ビット
アダーであり、これらの回路図および真理値表を図4
(a),(b)に示す。2ビットアダー1101A〜110
1DとOR回路1102とによって4ビットアダーが構
成されており、ビットC0〜C3のうち、“1”のビット
の数がデータFとして出力される。すなわち、データF
は、2進表現で最大値が“100”、最小値が“00
0”となる3ビットのデータになる。
【0016】同様に、2ビットアダー1101E〜11
01HとOR回路1103とによって4ビットアダーが
構成されており、ビットC4〜C7のうち“1”のビット
の数がデータGとして出力される。1108は加算器で
あり、データFとデータGとを加算し、加算結果をデー
タSとして出力する。従って、データSは、2進表記で
最大値が“1000”、最小値が“0000”となる4
ビットのデータになる。すなわち、データSの最上位ビ
ットは、ビットC0〜C7の全てが“1”の場合に“1”
になり、それ以外の場合には“0”になる。この最上位
ビットは、信号S3としてモードコントローラ111に
供給される。
【0017】また、OR回路1104,1105および
NOR回路1107を介して、信号E0が出力される。
信号E0は、ビットS0〜S3の全てが“0”すなわちビ
ットC0〜C7の全てが“0”である場合に“1”にな
り、それ以外の場合は“0”になる。また、AND回路
1109およびOR回路1106を介して信号GE5が
出力される。信号GE5は、ビットC0〜C7のうち過半
数(「5」以上)のビットが“1”である場合に“1”
になり、それ以外の場合は“0”になる。切換回路10
5(図2参照)は、“1”の信号GE5が供給される
と、インバータ104において反転されたデータをデー
タA1として出力する一方、“0”の信号GE5が供給
されるとデータAをデータA1として出力する。従っ
て、データA1とデータBの各ビットとを比較すると、
相違するビットは「4」以下になることが判る。
【0018】次に、モードコントローラ111の内部に
おいて、1116はレジスタであり、クロック信号CL
Kの立ち上がりに同期して信号GE5をラッチし、ラッ
チした信号を信号DINVとして出力する。従って、デ
ータAとデータBとが「5」以上のビットにおいて相違
する場合は信号DINVは“1”になり、それ以外の場
合は信号DINVは“0”になる。
【0019】モードコントローラ111の内部におい
て、AND回路1111は、信号S3と信号DINVと
が共に“1”である場合、すなわち「データBは反転さ
れたデータであって、かつ、データAとデータBとが全
ビットにおいて相違する場合」に“1”信号を出力す
る。一方、AND回路1112は、信号DINVが
“0”であって信号E0が“1”である場合、すなわち
「データBは反転されていないデータであって、かつ、
データAとデータBとが全ビットにおいて一致する場
合」に“1”信号を出力する。
【0020】従って、AND回路1111,1112の
うち何れか一方が“1”信号を出力する条件は、レジス
タ103から同一のデータが連続して出力された場合で
ある。OR回路1113は、AND回路1111,11
12の出力の論理和を信号EQUとして出力する。11
15はラッチであり、クロック信号CLKのレベルが0
のときに信号EQUの値を取り込み、クロック信号CL
Kが1に立ち上がるとその直前の値を保持し続ける。こ
のラッチ1115の反転出力端子 ̄Qの出力信号は、信
号MSK0として出力され、この信号MSK0とクロック
信号CLKの論理積により信号CLK0が作成される。
【0021】ここで、図2に戻り、モードコントローラ
111から出力された信号DINV,MSK0は、ドラ
イバ108およびコントロール信号バス102を介し
て、RAM・DAC200に供給される。RAM・DA
C200の内部において、201,202は受信回路で
あり、各バス101,102を介して供給されたデータ
およびコントロール信号を受信する。203はインバー
タであり、受信回路201において受信したデータを反
転して出力する。204は切換回路であり、信号DIN
Vが“0”の場合は受信回路201の出力データを、信
号DINVが“1”の場合はインバータ203の出力デ
ータを選択し、選択したデータをレジスタ205に供給
する。そして、レジスタ205においては、供給された
データがラッチされる。
【0022】A.3.RAM・DAC200の内部構成 次に、図5を参照してRAM・DAC200の詳細構成
を説明する。まず、図に示すレジスタ205は、上述し
たように切換回路204から出力された「8」ビット幅
のデータをラッチする。次に、206は、バッファであ
り、レジスタ205から出力される8ビットのデータ
を、指定されるモードに応じて8または24ビットのデ
ータとして出力する。例えば、データが8ビット幅のカ
ラーコードであれば、スルー状態でそのままルックアッ
プテーブル208に供給する。また、3バイトを使って
R,G,Bの各色のデータを順次転送するようなモード
であれば、これらの3バイトデータを並列の24ビット
にして出力する。さらに、2バイトを使って色を指定す
るモードもあり、例えば、R,G,B各5ビットにダミ
ー1ビットを加えた方式、あるいはGを6ビット、他を
5ビットにする方式などがある。これらの場合には適宜
ビットを補い(通常“0”を補う)、合計で24ビット
にして出力する。バッファ206において、上述の処理
を行うには、複数のレジスタを用いてデータを並列に並
べるような構成が必要になるが、この場合には各レジス
タを2つのステージに分けて配置するので、2つのクロ
ックCLK2,CLK3が使用される。また、どのモード
においてもステージ数を同じにするため、例えば、8ビ
ットのデータをスルー状態で出力する場合にも、レジス
タを2回通過するように構成する。
【0023】次に、ルックアップテーブル208におい
ては、供給されたデータ(例えば「0」〜「255」の
カラーコード)を、三原色(RGB)の各強度を示す画
像データに変換し、レジスタ210を介して切換回路2
12に供給する。また、レジスタ209に供給されるデ
ータは、レジスタ211を介して切換回路212に供給
される。切換回路212にあっては、レジスタ210,
211から出力されたデータの何れか一方が動作モード
に応じて選択され、その結果がレジスタ213にラッチ
される。
【0024】レジスタ213から出力された画像データ
は、D/Aコンバータ214を介してアナログ信号に変
換され、ディスプレイ300(図1参照)に供給され
る。このように、RAM・DAC200は多段式パイプ
ライン回路として構成されている。ここで、レジスタ2
05,209,210,211,213およびルックア
ップテーブル208の動作に対しては各々「1」クロッ
ク、バッファ206の動作に対しては「2」クロックに
相当する動作時間が必要である。
【0025】次に、221〜226はクロックマスク回
路であり、パイプラインを構成する各段の所用クロック
数に応じて設けられている。ここで、その詳細を図7を
参照して説明する。図において、221bはレジスタで
あり、反転クロック信号 ̄CLKの立上がりに同期して
信号MSK0をラッチし、ラッチした信号を信号MSK1
として出力する。従って、信号MSK1は、信号MSK0
に対して「1」クロックだけ遅延した信号になる。ま
た、221aはAND回路であり、クロック信号CLK
と信号MSK1との論理積をクロック信号CLK1として
レジスタ205に供給する。すなわち、信号MSK1
“0”である場合にはレジスタ205にクロック信号が
供給されず、レジスタ205はラッチ動作を行わないこ
とになる。
【0026】他のクロックマスク回路222〜226も
これと同様に構成されている。従って、パイプラインの
後段になるほど遅延したマスク信号MSK1〜MSK5
各クロックマスク回路222〜226に供給され、これ
によってマスクされたクロック信号CLK2〜CLK6
パイプラインの各段に供給されることになる。
【0027】B.実施例の動作 B.1.インターフェース部の動作 次に、図2に示したインターフェース部の動作を具体例
を挙げて説明する。図6は図2における各部の信号波形
を示すタイムチャートの例であり、時刻t00においてク
ロック信号CLKが立上がると、レジスタ103にデー
タがラッチされる。ここで、レジスタ103の出力をデ
ータAとする。なお、データAは、値D0=“0000
1111”であるとする。また、初期状態においては、
レジスタ106にデータDI=“0000000”が設
定されており、この値がデータBとして比較器109に
供給される。これにより、比較器109においては、デ
ータAとデータBが比較される。この場合、両者のビッ
トの相違は「4」であるので、信号E0およびS3
“0”になり、信号EQUも“0”になる。そして、信
号GE5も“0”となるから、切換回路105において
データAが選択され、これがデータA1として出力され
る(図6(c)の時刻t01参照)。ここで、信号DIN
Vの初期値も“0”とする。次に、クロック信号CLK
が“0”レベルになる時刻t02〜t10においては、ラッ
チ1115の ̄Q出力信号、すなわち、信号MSK
0は、信号EQUの値を反転した信号になるから、この
期間においては、信号MSK0は“1”になる。この値
“1”は、時刻t10においてクロック信号が立ち上がっ
たときに、ラッチ1115に保持されるため、信号MS
0は時刻t10〜t12の間も“1”の値を保つ(CLK0
はマスクされない)。
【0028】次に、時刻t10においてクロック信号CL
Kが立上がると、レジスタ103に新たなデータAがラ
ッチされる。ここに、データAの内容は、値D1=“1
1000000”とする。また、クロック信号CLKの
立ち上がりと共に(ゲート一段遅れ)、信号CLK0
立ち上がり、これにより、先に切換回路105から出力
されたデータA1(“00001111”)がレジスタ
106にラッチされ、データBとして出力される。この
データBは、比較器109に供給されるとともに、ドラ
イバ107およびデータバス101を介してRAM・D
AC200に供給される。また、クロックCLKの立ち
上がり時においては、レジスタ1116が信号GE5の
値を取り込むから、信号DINVは初期状態の“0”を
維持する。ここで、データA,Bの各ビットを比較する
と、「6」ビットの相違がある。従って、ビット・アダ
ー110から“1”の信号GE5が出力される。そし
て、信号GE5が“1”信号になると、切換回路105
はインバータ104の出力を選択し、この結果、データ
A1の値は、時刻t10より少し遅れたタイミング(時刻
11)において ̄D1=“00111111”になる。
【0029】ところで、上述したように、ビットS0
3の何れかが“1”である場合、すなわち、データ
A,B間において少なくとも1ビットの相違が有る場合
は、信号E0は“0”になる。今回は6ビットの相違が
あるから、信号E0は“0”になる。また、ビットの相
違数の「6」を2進数で表記すると“0110”である
から、最上位ビットである信号S3も“0”になる。従
って、モードコントローラ111の内部において、AN
D回路1111,1112の双方が“0”信号を出力す
るから、信号EQUは“0”になる。そして、時刻t12
〜t20においてクロック信号CLKが“0”レベルにな
ると、ラッチ1115の反転信号である信号MSK0
値は、信号EQUを反転した値になるから、この期間に
おいても“1”信号を維持する。
【0030】次に、時刻t20においてクロック信号CL
Kが立上がると、“1”の信号GE5がレジスタ111
6にラッチされ、“1”の信号DINVが出力される。
この信号DINVは、ドライバ108を介してRAM・
DAC200に供給される。また、ラッチ1115は、
時刻t20になると、その直前に供給されている値を保持
するから、信号MSK0は時刻t20〜t22の間は、依然
として“1”を維持する(CLK0はマスクされな
い)。
【0031】また、時刻t20においてクロック信号CL
Kが立上がることにより、レジスタ103に新たなデー
タAがラッチされる。ここに、データAの内容は、値D
2=“11110000”である。そして、先に切換回
路105から出力されたデータA1(値 ̄D1=“00
111111”)が信号CLK0の立ち上がり(時刻t
20)において、レジスタ106にラッチされ、データB
として出力される。ここで、データA,Bの各ビットを
比較すると、相違するビット数は「6」である。従っ
て、ビット・アダー110から“1”の信号GE5が出
力される。ここで、信号EQUは“0”となる。また、
信号GE5が“1”であるから、切換回路105がイン
バータ104の出力データを選択する(時刻t21)。し
たがって、時刻t21におけるデータA1は、 ̄D2=
“00001111”になる。また、時刻t22〜t30
おいは、クロック信号CLKが“0”になるので、ラッ
チ1115の反転出力である信号MSK0の値は信号E
QUの反転値、すなわち、値“1”になる。そして、時
刻t30になってクロック信号CLKが立ち上がると、ラ
ッチ1115が入力端の値を取り込むため、信号MSK
0は、時刻t32に至るまで値“1”を保持する。そし
て、信号GE5は、レジスタ1116にラッチされ、こ
れにより、信号DINVが引続き“1”に保持される。
【0032】また、時刻t30においてクロック信号CL
K、CLK0が立上がると、レジスタ103に新たなデ
ータAがラッチされるとともに、レジスタ106にデー
タA1がラッチされてデータBとして出力される。ここ
に、データAの内容は、値D3=“11110000”
とする。すなわち、値D3は先の値D2と同一である。
また、データBの内容は、 ̄D2=“0000111
1”になる。ここで、データA,Bは全ビットにおいて
相違するから、信号S3およびGE5が“1”になる。
そして、信号DINVは先に“1”に設定されているか
ら、AND回路1111の両入力端に共に“1”信号が
供給され、OR回路1113を介して、“1”の信号E
QUがラッチ1115に供給される。なお、信号EQU
が“1”になる場合は、前述したように、同一のデータ
が連続して出力されるときである。また、信号GE5が
“1”になるため、切換回路105がインバータ104
の出力データを選択し、この結果、時刻t31においてデ
ータA1の内容は ̄D3になる。
【0033】次に、時刻t32〜t40においてクロック信
号CLKが“0”になると、ラッチ1115の反転出力
である信号MSK0の値は、信号EQUの反転値になる
ため、その値は“0”になる。これにより、時刻t40
42の間、信号CLK0はマスクされるので、CLK0
立ち上がらない。また、ビットの相違数は「5」以上で
あるから、信号GE5は“1”になり、これが時刻t40
においてラッチ1116に取り込まれ、この結果、信号
DINVは引続き“1”に保持される。
【0034】また、時刻t40においてクロック信号CL
Kが立上がると、レジスタ103に新たなデータAがラ
ッチされる。ここに、データAの内容は、値D4=“0
0111111”とする。また、このタイミングにおい
てはクロック信号CLK0は立ち上がらないので(上述
の時刻t40〜t42)、レジスタ106の内容は変化せ
ず、この結果、データBは、前のデータA1すなわち値
 ̄D2=“00001111”(= ̄D3)である。こ
の場合、データA,B間で相違するビット数は「2」で
あるから、信号GE5は時刻t40でクロック信号CLK
が立ち上がった後に“0”になる(図6(j)参照)。
このタイミングにおいては、切換回路105がレジスタ
103の出力信号を選択するから、データA1は値D4
=“00111111”になる(図6(c)の時刻t41
参照)。一方、データA,B間で「2」ビットの相違が
存することにより信号E0、S3が“0”になるから、信
号EQUが“0”になる。したがって、時刻t42〜t50
においてクロック信号CLKが“0”になると、信号M
SK0は“1”になり、時刻t50においてクロック信号
CLKが立ち上がると値“1”が保持される。一方、信
号DINVは、その時点の信号GE5の値(“0”)が
レジスタ1116にラッチされることにより“0”にな
る。
【0035】また、時刻t50においてクロック信号CL
K、CLK0が立上がると、レジスタ103に新たなデ
ータAがラッチされるとともに、レジスタ106がデー
タA1をラッチし、データBとして出力する。ここに、
データAの内容は、値D5=“00111111”とす
る。すなわち、値D5は値D4と同一である。また、デ
ータBは、先のデータA1すなわち値D4=“0011
1111”になる。このとき、信号GE5は“0”とな
り、かつ、データA,Bが一致するから信号E0
“1”になる。従って、AND回路1112の両入力端
に共に“1”信号が供給されるから、OR回路1113
を介して“1”の信号EQUがラッチ1115に供給さ
れる。従って、時刻t52〜t60においてクロック信号C
LKが“0”になると、信号MSK0は“0”になり、
時刻t60においてクロック信号CLKが立ち上がった際
に値“0”が保持される。
【0036】また、時刻t60においてクロック信号CL
Kが立上がると、レジスタ103に新たなデータAがラ
ッチされる。ここに、データAの内容は、D6=“11
000000”とする。すなわち、値D6は、値 ̄D5
と同一である。また、クロックCLK0は立ち上がらな
いので、レジスタ106はデータをラッチせず、この結
果、データBは、前のデータD4=“0011111
1”(=D5)になる。ここで、データA,Bは全
「8」ビットが不一致であるから、信号E0は“0”、
信号S3は“0”、信号GE5は“1”になる。従っ
て、データA1は、値 ̄D6=“00111111”に
なり(時刻t61)、時刻t70においてクロック信号CL
Kが立上がると、この値がデータBに設定される。ま
た、時刻t70においてクロック信号CLKが立ち上がる
と、“1”の信号GE5がレジスタ1116にラッチさ
れ、信号DINVが“1”になる。
【0037】一方、RAM・DAC200内の切換回路
204においては、信号DINVが“0”である場合に
は受信回路201の出力データが選択され、信号DIN
Vが“1”である場合にはインバータ203の出力デー
タが選択され、選択されたデータがレジスタ205にラ
ッチされる。従って、インバータ104を介して反転さ
れたデータは、インバータ203を介して再度反転され
元の内容に戻るから、レジスタ103から順次出力され
たデータが、そのままの値を保持しつつレジスタ205
に転送される。
【0038】一方、図6(b)および(d)を参照すると、
ドライバ107から出力されるデータBは、データAと
比較して、論理状態の遷移する頻度がきわめて小さいこ
とが判る。これによって、ドライバ107におけるスイ
ッチング電流が抑制され、ディスプレイ・コントローラ
100の消費電力が減少する。
【0039】B.2.RAM・DAC200の動作 RAM・DAC200は、信号MSK0が“1”に保持
されている場合には、周知のRAM・DACと同様に動
作する。すなわち、レジスタ205からD/Aコンバー
タ214に向かって、画像データが適宜変換されつつ伝
送され、D/Aコンバータ214からRGB信号が順次
出力される。
【0040】一方、図6(h)を参照すると、レジスタ1
03から同一のデータが連続して出力された場合に、信
号MSK0は、“0”になる。従って、クロック信号C
LK1は、同図(i)に示す波形を「1」周期遅延させた
ものと同様になり、マスクされた期間内はレジスタ20
5におけるラッチ動作は行われない。なお、クロック信
号CLK1がマスクされる期間は元々同一のデータが伝
送されている期間であるから、レジスタ205の内容が
更新されないことはなんら支障にならない。
【0041】信号MSK0は、各クロックマスク回路2
21〜228を介して「1」クロックづつ遅延されるか
ら、パイプライン内を伝送される画像データに同期し
て、マスクされたクロック信号CLK1〜CLK8が各回
路に供給される。なお、クロック信号CLK,CL
0,CLK1,CLK2,信号MSK0,MSK1および
MSK2のタイムチャートの一例を図8に示す。このよ
うに、クロック信号の一部をマスクすると、対応する回
路が動作しないためにスイッチング電流が抑制され、R
AM・DAC200における消費電力が減少する。特
に、一般的な画像データにおいては、各ドットデータは
隣接するドットのものと同一である場合が大部分であ
る。すなわち、ほとんどのドットに対してクロック信号
がマスクされることになり、消費電力を大幅に減少させ
ることが可能である。
【0042】C.変形例 本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例
えば以下に示すように、種々の変形が可能である。 C.1.変形例1 変形例の構成 図9は、図2において説明したインターフェース部の変
形例である。図において、120はレジスタであり、ク
ロック信号CLKの立上がりとともにデータAをラッチ
し、ラッチしたデータをデータB1として出力する。比
較器109は上記実施例のものと同様であるが、本変形
例にあってはデータAとデータB1との比較結果をデー
タCとして出力する。
【0043】130はROMであり、比較器109から
供給されたデータCに基づいて、上記実施例におけるビ
ット・アダー110と同様の信号を出力する。すなわ
ち、ビット・アダー110は、「8」ビットのデータC
に基づいて、計「3」ビットの信号GE5,E0,S3
出力するものであったから、「8」ビットのアドレスバ
スを有し「3」ビットのデータ出力を有するROMに置
換することが可能である(但し、本変形例にあっては信
号S3は使用しない)。次に、140はモードコントロ
ーラであり、その詳細を図10を参照して説明する。
【0044】図において141はラッチであり、クロッ
ク信号CLKが“0”レベルの時において信号E0をラ
ッチし、その反転信号を信号MSK0として出力する。
142はJ−Kフリップフロップであり、その両入力端
J,Kに信号GE5が供給される。従って、クロック信
号CLKの立上がり時において信号GE5が“1”であ
ればJ−Kフリップフロップ142の出力信号は反転さ
れ、信号GE5が“0”であれば出力信号は反転されな
いことになる。143はEOR回路であり、信号GE5
と信号DINVとの排他的論理和を信号DSELとして
出力する。この信号DSELは、切換信号として切換回
路105に供給される。なお、本変形例において、上記
以外の構成は上記実施例と同様である。
【0045】変形例の動作 次に、図11を参照し、本変形例の動作を具体例を挙げ
て説明する。なお、レジスタ103に供給されるデータ
Aは、上記実施例と同一のものとする。また、信号E0
は、この変形例においては、前述の実施例の信号EQU
と同じ意味の信号である。時刻t00においてクロック信
号CLKが立上がると、レジスタ103にデータAがラ
ッチされる。なお、この時点においてJ−Kフリップフ
ロップ142の出力(信号DINV)は“0”にリセッ
トされており、かつ、信号GE5は“0”であることと
する。かかる前提により、信号DSELは“0”にな
り、切換回路105においてデータAが選択され、デー
タA1として出力される(時刻t01参照)。
【0046】次に、時刻t10においてクロック信号CL
Kが立上がると、レジスタ103に新たなデータA
(“11000000”)がラッチされる。また、これ
と同時に、先に切換回路105から出力されたデータA
1(“00001111”)がレジスタ106にラッチ
され、先のデータA(同値)がレジスタ120にラッチ
されデータB1として出力される。データA,B1の各
ビットを比較すると、「6」ビットの相違があるから、
ROM130から“1”の信号GE5と、“0”の信号
0とが出力される。さらに、信号DINVは“0”で
あるから、“1”の信号DSELがEOR回路143か
ら出力され、切換回路105においてインバータ104
の出力(“00111111”)が選択される。次に、
時刻t12〜t20においてクロック信号CLKが“0”レ
ベルになると、ラッチ141の反転出力信号である信号
MSK0の値は信号E0の反転値、すなわち、この期間に
おいては“1”になる。そして、時刻t20においてクロ
ック信号CLKが立ち上がると、信号MSK0の値は時
刻t22まで“1”に保持される。
【0047】また、時刻t20においてクロック信号CL
K、CLK0が立上がると、レジスタ103に新たなデ
ータA(値D2=“11110000”)がラッチされ
るとともに、先のデータA1がレジスタ106にラッチ
され、先のデータAがレジスタ120にラッチされる。
さらに、信号GE5は“1”であるから、J−Kフリッ
プフロップ142の出力が反転され、信号DINVが
“1”に設定される。
【0048】ここで、データA,B1を比較すると、相
違するビット数は「2」である。従って、ROM130
から“0”の信号GE5が出力される。ここで、信号D
INVは“1”に設定されているから、EOR回路14
3を介して“1”の信号DSELが出力され、切換回路
105にあっては引続きインバータ104の出力が選択
される。また、時刻t22〜t30において、クロック信号
CLKが“0”レベルになると、ラッチ141の反転出
力信号である信号MSK0の値は信号E0の反転値、すな
わち、この期間においては“1”になる。そして、時刻
30においてクロック信号CLKが立ち上がると、信号
MSK0の値は時刻t32まで“1”に保持される。
【0049】また、時刻t30においてクロック信号CL
K、CLK0が立上がると、レジスタ103に新たなデ
ータA(値D3=“11110000”)がラッチされ
るとともに、値D2がレジスタ120にラッチされ、値
 ̄D2がレジスタ106にラッチされる。さらに、信号
GE5は“0”であるから、J−Kフリップフロップ1
42において、信号DINVが“1”に保持される。次
に、データA,B1は同一であるから、信号E0
“1”に、GE5は“0”に設定される。また、信号D
INVは“1”であるから、信号DSELは引続き
“1”に保持される。さらに、信号E0が“1”である
から、時刻t3240においてクロック信号CLKが
“0”レベルになると、ラッチ141の反転出力である
信号MSK0の値は、信号E0の反転値、すなわち、
“0”になる。そして、時刻t40において、クロック信
号CLKが立ち上がると、信号MSK0の値は“0”に
保持される。
【0050】また、時刻t40においてクロック信号CL
Kが立上がると、レジスタ103に新たなデータA(値
D4=“00111111”)がラッチされる。このと
き、クロックCLK0は立ち上がらないので、レジスタ
106,120はラッチを行わず前の値を保持する。こ
のとき、レジスタ120の内容はD2(=D3)にな
り、レジスタ106の内容は ̄D2(= ̄D3)にな
る。また、信号GE5は“0”であったから、信号DI
NVは引続き“1”に保持される。一方、データA,B
1間で「6」ビットの相違があるから、信号GE5は
“1”に設定される。従って、EOR回路143におい
て、信号DSELは“0”に設定される。また、信号E
0は“0”に設定されるから、次に時刻t42〜t50にお
いてクロック信号CLKが“0”レベルになると、信号
MSK0が“1”になり、時刻t50においてクロック信
号CLKが立ち上がると、信号MSK0は“1”に保持
される。
【0051】また、時刻t50においてクロック信号CL
K、CLK0が立上がると、レジスタ103に新たなデ
ータA(値D5=“00111111”)がラッチさ
れ、値D4がレジスタ120および106にラッチされ
る。また、信号GE5は“1”であるから、J−Kフリ
ップフロップ142において信号DINVが反転され、
“0”に設定される。一方、データA,B1は同一であ
るから、信号E0は“1”に設定され信号GE5は
“0”に設定される。従って、次に時刻t52〜t60にお
いてクロック信号CLKが“0”レベルになると、信号
MSK0は“0”になり、時刻t60においてクロック信
号が立ち上がったときに“0”に保持される。
【0052】また、時刻t60においてクロック信号CL
Kが立上がると、レジスタ103に新たなデータA(D
6=“11000000”)がラッチされる。このと
き、クロックCLK0は立ち上がらないので、レジスタ
106,120はラッチを行わず前の値を保持する。ま
た、レジスタ120の内容はD5(=D4)になり、レ
ジスタ106の内容はD5(=D4)になる。そして、
信号GE5は“0”であるから、信号DINVは“0”
のまま保持される。一方、データA,B1間で「8」ビ
ットの相違があるから、信号GE5は“1”、信号E0
は“0”に設定される。従って、時刻t62〜t70におい
てクロック信号CLKが“0”レベルになると信号MS
0は“1”になり、時刻t70においてクロック信号C
LKが立上がると“1”の値が保持される。このとき、
信号DINVは“1”に設定される。以上の動作によ
り、本変形例にあっては、上記実施例と同様のデータ
B、信号DINVおよび信号MSK0が得られる。
【0053】C.2.変形例2 上記実施例においては、ディスプレイ・コントローラ1
00が出力した信号MSK0に基づいてRAM・DAC
200内のクロックがマスクされたが、これと同様のこ
とをディスプレイ・コントローラ100の内部で実行し
てもよい。その具体例を図12を参照して説明する。図
において、160,161はクロックマスク回路であ
り、上記実施例におけるクロックマスク回路221〜2
28と同様に構成されている。150はモードコントロ
ーラであり、上記変形例1におけるモードコントローラ
140と同様に構成されているが、その内部においては
レジスタ141(図10参照)に相当するものが含まれ
ていない。また、ROM130は、信号E0を出力する
必要はなく、信号GE5のみを出力すれば足りる。
【0054】本変形例にあっては、ROM130にデー
タAが供給されるとともに、クロックマスク回路160
に信号MSK-2が供給されることを前提としている。こ
こで、信号MSK-2は、信号MSK0を「2」クロック
周期だけ進めた信号であり、レジスタ103にデータA
を供給する回路(図示せず)において、上記実施例と同
様の方法によって出力される。クロックマスク回路16
0は、信号MSK-2が供給されると、これを「1」クロ
ック周期遅延させ信号MSK-1を出力するとともに、ク
ロック信号CLKを信号MSK-1によってマスクしたク
ロック信号CLK-1を出力する。このクロック信号CL
-1は、レジスタ103に対して、クロック信号CLK
に代えて供給される。なお、本変形例においては、連続
する2つのデータ値の比較を、本回路の前段階で実施
し、これを元に信号MSK−2を供給するようにしてい
る。
【0055】また、クロックマスク回路161は、信号
MSK-1を「1」クロック周期遅延させ信号MSK0
出力するとともに、クロック信号CLKを信号MSK0
によってマスクしたクロック信号CLK0を出力する。
このクロック信号CLK0は、レジスタ106,120
およびモードコントローラ150に対して、クロック信
号CLKに代えて供給される。なお、本変形例において
上記以外の構成は、変形例1と同様である。
【0056】本変形例におけるタイムチャートを図13
に示す。同図(f),(g)によれば、同一のデータAが連
続してレジスタ103に供給される場合(時刻t30およ
びt50)にはクロック信号CLK-1がマスクされ、レジ
スタ103においてラッチ動作が行われないことが判
る。同様に、これに対応するデータBがレジスタ10
6,120に供給される場合(時刻t40およびt60)に
は、クロック信号CLK0がマスクされ、レジスタ10
6,120におけるラッチ動作は行われない。従って、
本変形例によれば、消費電力を一層削減することが可能
である。
【0057】C.3.変形例3 ところで、データバス101が長いケーブル状になるこ
とがあり、このような場合にクロック信号がそのままの
スピードで伝送されると、消費電力が増えるばかりでな
く、不要輻射電波、雑音妨害電波の発生源になってしま
う。そこで、このような場合には、送信側からクロック
信号を分周して出力し、受信側においては、伝送された
クロック信号を元のクロック信号に再生して使用するよ
うに構成してもよい。
【0058】ここで、クロック信号CLKを1/4分周
して伝送する場合を例にとって説明する。図14は、変
形例3の概略構成を示すブロック図であり、図におい
て、180は、クロック信号CLKを1/4分周する分
周器であり、その出力はクロック信号CHCKとして出
力される。このクロック信号CHCKは、RAM・DA
C200内のフェイズロックドループ250において受
信され、復調されたクロック信号RCLKとして出力さ
れる。
【0059】図15は、フェイズロックドループ250
の構成を示すブロック図である。図に示す位相検出器2
50aは、クロック信号CHCKと分周器250eから
出力される分周信号DVCKの位相差を検出し、クロッ
ク信号CHCKが早いときは+、分周信号DVCKが早
いときは−の信号を出力する。チャージポンプ250b
は、位相検出器250aの出力信号を積分し、位相差に
対応した制御信号を作成する。この制御信号は、ローパ
スフィルタ250cによって平滑された後に、電圧制御
発振器250dに供給され、その発振周波数を決定す
る。電圧制御発振器250dが出力するクロック信号R
CLKは、RAM・DAC200内において用いられる
とともに、分周器250eによって1/4分周されて分
周信号DVCKとなる。
【0060】以上のループによれば、分周信号DVCK
の位相および周期は、クロック信号CHCKと同一にな
るように制御される。そして、電圧制御発振器250d
から出力されるクロック信号RCLKは、分周信号DV
CKと同期し、かつ、4倍の周波数を有する信号とな
る。すなわち、クロック信号RCLKは、クロック信号
CLKと同期するとともに、同一周期を有することにな
り、受信側であるRAM・DAC200においてクロッ
ク信号CLKが再生されたことになる。ここで、上記動
作におけるクロック信号CLK、CHCK(出力側)、
CHCK(受信側)、RCLKおよび分周信号DVCK
を図16に示す。また、クロック信号CLKは通常水晶
発振器によって発生するので、極めて安定しており、短
時間的な変化はほとんどなく、ローパスフィルタ250
cは簡単な構成のものでよい。ただし、フェイズロック
ループの感度は、高い方が望ましい。なお、クロックの
分周比は1/4に限らず、例えば、1/8,1/16あ
るいは1/256等任意の比を設定することができる。
【0061】C.4.変形例4 ところで、8ビットづつのR,G,Bデータが順次転送
されるようなモードにおいて、同一色が連続するとき場
合は、(R,G,B)全体としては同じデータであって
も、RとG、GとB、BとRはそれぞれ異なるデータと
なるため、前述した各実施例のように隣接するデータを
比較すると、同一色を指示するデータが連続するにもか
かわらずクロックはマスクされない。
【0062】また、画像表示においては、規則的な繰り
返し模様を表示することが多くあるが、このような場合
にあっては、数バイト毎に同じカラーコードが繰り返さ
れる。この場合においても、上述した各実施例のように
隣接するデータを比較していると、同一模様が連続する
にもかかわらず、同一データが検出されないためにクロ
ックはマスクされない。すなわち、以上のような状況に
おいては、低消費電力化が望めないという問題が生じ
る。そこで、以下においては、このような場合において
も、低消費電力化が図れる変形例について説明する。
【0063】図17は、変形例4の要部の構成を示すブ
ロック図である。図において、190〜193は、順次
カスケードに接続されているレジスタであり、レジスタ
103から出力されたデータが順次転送されるようにな
っている。そして、レジスタ193の出力データがデー
タBとしてコンパレータ194に供給されている。ま
た、195は、リピート信号発生部であり、コンパレー
タ194の比較結果に基づき、データA、Bが一致して
いる場合に“1”、不一致の場合に“0”となる信号R
PT(前述した実施例のマスク信号と等価)を出力す
る。また、ドライバ107は、レジスタ106のデータ
を出力するように構成されている。なお、ディスプレイ
・コントローラ100の他の構成は、前述した各実施例
と同様である。
【0064】一方、261,262,263は、順次カ
スケードに接続されているレジスタであり、レジスタ2
05の出力データが順次転送されるようになっている。
260は切換回路であり、信号RPTが“0”の場合に
受信回路201の出力データを、また、信号RPTが
“1”の場合にレジスタ263の出力データをレジスタ
205に供給する。なお、RAM・DAC200の他の
部分の構成は、前述した各実施例と同様である。上述し
た構成によれば、コンパレータ194によって最新のデ
ータAと4バイト前のデータBが比較され、それらが一
致していれば信号RPTが“1”になるとともに、ドラ
イバ107は新しいデータを出力しない。すなわち、4
バイト前のデータと一致するデータはRAM・DAC2
00へ供給されない。
【0065】一方、RAM・DAC200においては、
信号RPTが“0”の場合は受信回路201から切換回
路260を介して供給されるデータがレジスタ205に
転送され、レジスタ205、261、262内のデータ
は各々レジスタ261,262,263に転送され、レ
ジスタ263内のデータは破棄される。したがって、受
信回路201に新たなデータが転送されたときには、レ
ジスタ263には4バイト前のデータが転送される。
【0066】次に、信号RPTが“1”の場合は、切換
回路260はレジスタ263内のデータをレジスタ20
5に転送する。このとき、ディスプレイ・コントローラ
100のドライバ107は新しいデータの転送を行わな
いが、転送されなかったデータは4バイト前のデータと
同一のデータである。そして、レジスタ263から切換
回路260を介してレジスタ205に転送されたデータ
は、4ビット前のデータであるから、ドライバ107の
転送が行われた場合と同一のデータがレジスタ205に
転送される。このように、この変形例においては、ディ
スプレイ・コントローラ100からデータ転送がされな
かったときは、RAM・DAC200内に予め記憶され
ていた同じデータが後段の回路に転送され、実質的に転
送がなされたのと同様の状態になる。
【0067】例えば、ディスプレイ・コントローラ10
0において、4バイト毎に同じデータが繰り返される場
合は、信号RPTが連続的に“1”になるため、ドライ
バ107は出力無変化状態が続く。また、RAM・DA
C200ではレジスタ205,261,262,263
内のデータが循環するから、レジスタ205から後段に
供給されるデータは、ディスプレイ・コントローラ10
0が転送しようとした繰り返しデータと同一のデータに
なる。
【0068】C.5.変形例5 次に、図18はこの発明の変形例5の構成を示すブロッ
ク図である。この変形例は、上述した変形例4と同様に
繰り返しデータを転送する場合の低消費電力化を更に図
った例である。図において、RBaはレジスタバンクで
あり、複数のレジスタから構成されている。WSaはレ
ジスタバンクRBa内のいずれかを選択して書き込むラ
イトセレクタであり、RSaはレジスタバンクRBaの
いずれかを選択して読み出すリードセレクタである。ラ
イトセレクタWSaおよびリードセレクタRSaは、各
々カウンタCTRaのカウント内容に応じて同一のアド
レスを選択するようになっている。ここで、図19は上
記各部の具体例である。図においては、レジスタバンク
RBは、レジスタRE0〜RE3によって構成されてお
り、各々の出力データは、リードセレクタRSaの第0
〜第3入力端に供給される。リードセレクタRSaはカ
ウンタCTRaのカウント出力に応じて第0〜第3入力
端を順次選択するようになっている。
【0069】また、ライトセレクタWSaは4つのナン
ドゲートNA0〜NA3およびデコーダDCによって構
成されている。デコーダDCはカウンタCTRaのカウ
ント出力に応じて第0〜第3出力端から順次“1”信号
を出力するようになっており、これら第0〜第3出力端
がナンドゲートNA0〜NA3の一方の入力端に接続さ
れている。カウンタCTRaは、クロック信号CLKを
カウントするようになっており、また、ナンドゲートN
A0〜NA3の他方の入力端には、クロック信号CLK
の反転信号である信号 ̄CLKが供給されている。
【0070】上述の構成によれば、クロック信号CLK
が立ち上がる毎にカウンタCTRaがカウントアップ
し、リードセレクタRSaがレジスタRE0、RE1、
RE2、RE3の順でサイクリックにその内容を読み出
す。一方、ライトセレクタWSaは、リードセレクタR
Saより1クロック分遅れたタイミングで、レジスタR
E0、RE1、RE2、RE3の順でサイクリックに書
き込みパルスを供給する。この結果、例えば、あるクロ
ックの立ち上がりでレジスタRE0の内容がリードセレ
クタRSaによって読み出されると、その次のクロック
の立ち上がり時には、レジスタRE0に書き込みが行わ
れる。これとともに、レジスタRE1の内容がリードセ
レクタRSaによって読み出され始める。
【0071】リードセレクタRSaの出力信号は、図1
8に示すように比較器196に供給され、データAと比
較される。そして、制御部197は、比較器109の出
力信号に基づいて信号MSKを作成するとともに、比較
器196の出力信号に基づいて信号RPTNを作成す
る。この信号MSKの作成は、例えば、前述した実施例
と同様の回路(図3参照)によっておこなう。また、信
号RPTNは、データAとリードセレクタRSaの出力
データが同一の場合に“1”、その他の場合に“0”と
なるように作成される。ここで、レジスタバンクRBa
は、4つのレジスタRE0〜RE3から構成されている
から、データAは4バイト前のデータと比較されること
になる。そして、ドライバ107は、信号RPTNが
“1”のときは新しいデータの送出を行わないように構
成されている。
【0072】次に、RAM・DAC200内には、上述
したライトセレクタWSa、レジスタバンクRBa、リ
ードセレクタRSaおよびカウンタCTRaと同一構成
のライトセレクタWSb、レジスタバンクRBb、リー
ドセレクタRSbおよびカウンタCTRbが設けられて
いる。この場合ライトセレクタWSbには受信回路RC
V201の出力データが供給され、リードセレクタRS
bの出力データは切換回路204の一方の入力端に供給
される。切換回路204は、信号RPTNが“1”のと
きにリードセレクタRSbの出力データを選択し、信号
RPTNが“0”のときに受信回路201の出力データ
を選択する。また、ライトセレクタWSbは、信号RP
TNが“1”の場合は、書き込みを禁止するようになて
いる。
【0073】上述した構成によれば、データの繰り返し
がない場合は、レジスタ103から出力されたデータ
は、レジスタ106、ドライバ107およびデータバス
101を介して受信回路201に受信され、さらに、切
換回路204を介してレジスタ205に転送される。
【0074】一方、データの繰り返しがある場合、例え
ば、4バイト毎に同じデータが繰り返される場合は、信
号RPTNが連続的に“1”になるため、ドライバ10
7は出力無変化状態が続く。また、RAM・DAC20
0では、切換回路204がリードセレクタRSbの出力
データを選択するため、レジスタRE0,RE1,RE
2,RE3内のデータが循環して出力される。すなわ
ち、レジスタ205に供給されるデータは、ディスプレ
イ・コントローラ100が転送しようとした繰り返しデ
ータと同一のデータになる。したがって、4バイト毎に
繰り返すデータを転送する場合は、ドライバ107が無
変化状態になるので、大幅な低消費電力化が図れる。
【0075】しかも、この変形例においては、4バイト
前のデータを読み出すのにレジスタバンクRBa、RB
bのアドレスを切り換えるという方式を採用しているた
め、前述した変形例4と比較しても低消費電力化が推進
されている。すなわち、変形例4においては、レジスタ
190〜193の間、レジスタ205,261〜26
3、切換回路260の間をデータが転送されるため(図
17参照)、この部分における電力消費が避けられない
が、変形例5においては、アドレス切換が行われている
だけであるため、消費電力を極めて小さくすることがで
きる。また、隣接するデータが同一の場合は、図2に示
す実施例と同様に信号MSKが“1”になるから、クロ
ック信号のマスクによる低消費電力化も図ることができ
る。
【0076】ところで、変形例4、5は、データが4バ
イト毎に循環する場合に効果的であったが、レジスタお
よびカウンタの数を適宜設定することにより、2バイト
毎、3バイト毎、6バイト毎、8バイト毎、16バイト
毎、あるいは256バイト毎等任意の繰り返し周期に適
合させることができる。ところで、レジスタを予め多数
設けておき、繰り返しの周期に応じた数のレジスタを用
いるように構成すれば、モード信号等の切換に応じて瞬
時に繰り返し周期に適合させることができる。また、転
送されるデータは、1バイト(8ビット)単位に限ら
ず、データの幅に併せてレジスタのビット数を設定すれ
ばよい。また、変形例5において、送信するデータが所
定バイト前のデータと一致した場合には、レジスタバン
クRBaにデータ書き込みを行わず、前のデータを保持
するように構成してもよい。すなわち、レジスタバンク
RBaには、RAM・DAC200に実質的に転送され
たデータ(レジスタバンクRBbにより再生されたもの
を含むデータ)が順次記憶されるように構成すればよ
い。
【0077】以上の実施例において、送信装置を簡単に
するため、予めメモリの内容をチェックし、そのチェッ
ク結果に応じたデータや制御コード等を送信するように
構成してもよい。例えば、「同一データの連続の検
出」、「連続するデータの間の反転ビット数のカウント
とデータ反転の判定」、「データの繰り返しの検出」等
を行う。このように各種検出を行い、その結果、対応す
るデータを短いデータと制御コードで置換し、表示メモ
リに格納する。このような処理は、高速CPUを使い、
ソフトウエア処理で短時間に実行できる。これら制御コ
ードは、以上の実施例における送信装置内の制御信号に
対応させることができる。これにより、送信装置は、メ
モリを読み出し、データ又は制御コード信号を決められ
たインターフェイス上に再現するのみで良いので、送信
装置の構成を非常に単純化することができる。さらに、
このコード化により、表示データの大幅な圧縮が可能と
なり、表示メモリを小さくすることができる。
【0078】なお、前述した各実施例おけるレジスタ、
ラッチ、フリップフロップ等においては、説明簡略化の
ためリセット入力端を省略したが、実際の回路において
はそれぞれにリセット入力端が存在している。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および3
に係る発明によれば、同一内容のデータが連続して転送
される場合にクロック信号がマスクされるから、マスク
されたクロックに対応する処理が休止され、消費電力が
低減される。また、請求項2および4に係る発明によれ
ば、第1のデータと第2のデータとが過半数のビットに
おいて相違する場合は第2のデータのビットパターンが
反転して出力されるから、論理状態の遷移頻度が小とな
り、消費電力が低減される。また、請求項5、8に記載
の発明によれば、クロック信号が高速であっても、送信
装置と受信装置との間は分周されて伝送されるので、消
費電力を低減できるとともに、不要輻射電波、雑音妨害
電波等も防止することができる。請求項6,7に記載の
発明によれば、n回毎に同じデータが繰り返し転送され
る場合には、データ転送はされず、指示信号だけが送出
され、受信側では指示信号が出力されている場合には、
n回前の転送データを受信データとして順次後段に送出
するので、低消費電力化を大幅に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】一実施例のインターフェース部のブロック図で
ある。
【図3】一実施例のインターフェース部の要部のブロッ
ク図である。
【図4】同図(a)は一実施例における2ビットアダー1
101A〜1101Hの回路図、同図(b)はその真理値
表である。
【図5】一実施例におけるRAM・DAC200のブロ
ック図である。
【図6】一実施例のタイムチャートである。
【図7】一実施例におけるRAM・DAC200の要部
の回路図である。
【図8】図7におけるタイムチャートである。
【図9】変形例1のブロック図である。
【図10】変形例1の要部の回路図である。
【図11】変形例1のタイムチャートである。
【図12】変形例2のブロック図である。
【図13】変形例2のタイムチャートである。
【図14】変形例3の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図15】図14に示すフェイズロックドループの構成
を示すブロック図である。
【図16】変形例3の要部の波形を示す波形図である。
【図17】変形例4の構成を示すブロック図である。
【図18】変形例5の構成を示す波形図である。
【図19】変形例5の要部の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
100 ディスプレイ・コントローラ(送信装置) 104 インバータ(反転表示信号を出力する手段) 105 切換回路(反転表示信号を出力する手段) 109 比較器(マスク信号発生手段) 110 ビット・アダー(マスク信号発生手段) 111 モードコントローラ(マスク信号発生手段) 180 分周器(分周出力手段) 200 RAM・DAC(受信装置) 205 レジスタ(パイプライン処理回路;受信制御手
段) 206 バッファ(パイプライン処理回路) 203 インバータ(受信データ反転手段) 204 切換回路(受信データ反転手段;受信制御手
段) 221〜228 クロックマスク回路(マスク手段、遅
延手段) 250 フェイズロックドループ(クロック信号再生手
段) 190〜193 レジスタ(転送データ記憶手段) 194 比較器(比較手段) 195 リピート信号発生部(転送停止制御手段) 197 制御部(転送停止制御手段) 260 切換回路(受信制御手段) 261〜263 レジスタ(受信制御手段) WSa ライトセレクタ(転送停止制御手段) RBa レジスタバンク(転送停止制御手段) RSa リードセレクタ(転送停止制御手段) CTRa カウンタ(転送停止制御手段) WSb ライトセレクタ(受信制御手段) RBb レジスタバンク(受信制御手段) RSb リードセレクタ(受信制御手段) CTRb カウンタ(受信制御手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のクロック信号に同期してデータを
    送信する送信装置と、前記クロック信号に同期して前記
    データを受信する受信装置とを有するデータ転送装置に
    おいて、 前記データに変化が無い場合にマスク信号を出力するマ
    スク信号発生手段と、 前記クロック信号を前記マスク信号でマスクして成る被
    マスク・クロック信号を、前記受信装置に供給するマス
    ク手段とを具備することを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 所定のクロック信号に同期してデータを
    送信する送信装置と、前記クロック信号に同期して前記
    データを受信する受信装置とを有するデータ転送装置に
    おいて、 複数のビットから成るデータを順次出力する送信装置
    と、このデータを受信する受信装置とを有するデータ転
    送装置において、 第1のデータとそれに続く第2のデータとを各ビット毎
    に比較し、前記第1のデータと前記第2のデータとが過
    半数のビットにおいて相違する場合は、前記第2のデー
    タのビットパターンを反転するとともに反転表示信号を
    出力する手段を具備することを特徴とするデータ転送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記受信装置は、 前記被マスク・クロック信号を順次遅延させ遅延信号を
    出力する遅延手段と、 前記各遅延信号に基づいて動作する複数段の処理回路か
    ら成る、パイプライン処理回路とを具備することを特徴
    とする請求項2に記載のデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 所定のクロック信号に同期してデータを
    送信する送信装置と、前記クロック信号に同期して前記
    データを受信する受信装置とを有するデータ転送装置に
    おいて、 前記受信回路は、前記反転表示信号が供給されると受信
    したデータのビットパターンを反転する受信データ反転
    手段を具備することを特徴とするデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 所定のクロック信号に同期してデータを
    送信する送信装置と、 前記クロック信号に同期して前記データを受信する受信
    装置とを有するデータ転送装置において、 前記クロック信号を所定の分周比で分周した後に前記受
    信装置に伝送し、前記受信装置においては、伝送された
    クロック信号から元のクロック信号を再生して用いるこ
    とを特徴とするデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 所定のクロック信号に同期してデータを
    送信する送信装置と、前記クロック信号に同期して前記
    データを受信する受信装置とを有するデータ転送装置に
    おいて、 前記送信装置においては、転送されたデータの最新のn
    回分を記憶する転送データ記憶手段と、 前記転送データ記憶手段からn回前の転送データを読出
    し、今回送信するデータと比較する比較手段と、 前記比較手段によって一致が検出された場合には、それ
    を示す指示信号を前記受信装置に送出する制御手段とを
    具備することを特徴とするデータ転送装置。
  7. 【請求項7】 所定のクロック信号に同期してデータを
    送信する送信装置と、前記クロック信号に同期して前記
    データを受信する受信装置とを有するデータ転送装置に
    おいて、 前記受信装置においては、受信したデータの最新のn回
    分を記憶する記憶手段を有し、前記送信装置から送信さ
    れるデータを受信データとして後段に出力するとともに
    前記記憶手段内に記憶し、前記送信装置から前記指示信
    号が供給された場合は、前記記憶手段内のn回前のデー
    タを受信データとして後段に出力する受信制御手段とを
    具備することを特徴とするデータ転送装置。
  8. 【請求項8】 前記送信装置は、前記クロック信号を分
    周して出力する分周出力手段を有し、前記受信装置は、
    分周されたクロック信号に基づいて元のクロック信号を
    再生するクロック信号再生手段を具備することを特徴と
    する請求項1,2,3,4,6,7いずれかに記載のデ
    ータ転送装置。
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