JPH11251924A - 分周回路およびこれを用いた直並列変換回路並びにシリアルデータ送受信回路 - Google Patents

分周回路およびこれを用いた直並列変換回路並びにシリアルデータ送受信回路

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JPH11251924A
JPH11251924A JP4923098A JP4923098A JPH11251924A JP H11251924 A JPH11251924 A JP H11251924A JP 4923098 A JP4923098 A JP 4923098A JP 4923098 A JP4923098 A JP 4923098A JP H11251924 A JPH11251924 A JP H11251924A
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serial
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signal
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JP4923098A
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Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の分周回路は、多入力NANDゲートを
有する構成であるため、基準クロックの周波数が非常に
高い場合には、この多入力NANDゲートの部分がネッ
クになって正確な分周を行なうことができないという課
題がある。 【解決手段】 基準クロックをn分の1に分周(nは正
の整数)したクロックを生成したい場合には、各々基準
クロックに同期してデータのラッチ動作を行なうn個の
D型フリップフロップを縦続形態に設けて分周を行な
い、各フリップフロップの出力側にリセット信号で制御
されるNANDゲートをそれぞれ設けて次段のフリップ
フロップに入力させるとともに、最終段のフリップフロ
ップの出力端子にはその出力とリセット信号との論理和
をとる2入力論理和ゲートを設けて、この2入力論理和
ゲートの出力を初段のフリップフロップのデータ入力端
子に帰還させ、この初段フリップフロップの出力とリセ
ット信号との論理積をとる論理積ゲートの出力信号を分
周クロックとして出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路技
術さらにはクロック信号の分周回路に適用して有効な技
術に関し、例えばシリアル通信のインタフェースに使用
される直並列変換回路におけるタイミング信号生成用分
周回路に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりクロック同期型のシステムにお
いては、基準クロックより所望の周波数のクロックを得
るため分周回路が広く利用されている。従来の一般的な
分周回路は基準クロックの周波数を2のn乗分の1に分
周する方式が一般的であった。一方、例えばシリアル通
信のインタフェースに使用される直並列変換回路などに
おいては、データの転送タイミングを与えるための同期
信号をクロック信号から生成するため1/5分周や1/
10分周のような2のn乗でない分周技術が必要とされ
ることがある。かかる2のn乗でない分周を行なう回路
としては、例えば図6に示すような5分周回路が提案さ
れている。
【0003】図6の分周回路は、各々基準クロックCK
に同期してデータのラッチ動作を行なう4個のD型フリ
ップフロップF/F1〜F/F4を縦続形態に設けて分
周を行ない、各フリップフロップの出力側にリセット信
号で制御されるNANDゲートG1〜G4を設けて次段
のフリップフロップに入力させるとともに、これらのN
ANDゲートG1〜G4の出力の論理積をとる4入力N
ANDゲートG0を設けて、この4入力NANDゲート
G0の出力を初段のフリップフロップF/F1のデータ
入力端子に帰還させ、この初段フリップフロップF/F
1の出力信号を分周クロックBCKとして出力すること
で基準クロックCKを1/5に分周するというものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6に示されている従
来の分周回路は、図7に示すように、リセット信号RE
SETの解除により分周動作を開始し、基準クロックC
Kを1/5に分周した出力クロックBCKが得られる。
しかしながら、図6に示されているように、初段フリッ
プフロップF/F1に帰還する信号を形成するためにN
ANDゲートG1〜G4の出力の論理積をとる4入力N
ANDゲートG0が設けられており、この4入力NAN
DゲートはCMOS回路では、図8に示すように4個の
並列形態のpチャネルMOSFETQp1〜Qp4と、
4個の直列形態のnチャネルMOSFETQn1〜Qn
4とにより構成される。
【0005】そのため、Q1n〜Qn4がすべてオン状
態にされて出力がロウレベルに変化する際の抵抗値が大
きくなり、図7に符号A,Bで示されているように、N
ANDゲートG0の出力V0の変化が遅くなる。その結
果、基準クロックの周波数が非常に高い場合には、この
多入力NANDゲートの部分がネックになって正確な分
周を行なうことができないという不具合があることが明
らかになった。例えば5GHzの基準クロックを1/5
に分周して1GHzのクロックを生成したい場合、出力
クロックの周期は1nSになる。
【0006】しかるに、現在のプロセスでは4入力NA
NDゲート1つの遅延時間だけで400〜500pSに
も達してしまうため、正確な分周クロックが得られなく
なるおそれがある。しかも、図6の形式の回路は、1/
5分周の場合には4入力NANDゲートですむためまだ
しも、1/6分周、1/7分周、1/8分周‥‥のよう
に分周率が大きくなるにつれて使用する多入力NAND
ゲートは5入力、6入力、7入力‥‥と次第に入力数を
増加させなくてはならないため、高周波数のクロックの
分周は一層困難になるという課題を有している。
【0007】この発明の目的は、基準クロックの周波数
を2のn乗分の1以外の整数分の1に分周するのに好適
な分周回路を提供することにある。
【0008】この発明の他の目的は、高周波数のクロッ
クを分周可能な分周回路を提供することにある。
【0009】この発明のさらに他の目的は、ビットレー
トの高いシリアル通信が可能な直並列変換回路並びにシ
リアルデータ送受信回路を提供することにある。
【0010】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0012】すなわち、各々基準クロック信号に同期し
て入力信号のラッチ動作を行なうn個のフリップフロッ
プ回路を、それぞれ例えばリセット信号として機能する
ような制御信号により制御される論理ゲート回路を介し
てリング状に設け、各フリップフロップ回路間に設けら
れた論理ゲート回路のうち一つは前段のフリップフロッ
プの出力と上記制御信号との論理和をとる2入力論理和
ゲート回路とし、他の論理ゲート回路は前段のフリップ
フロップ回路の出力と上記制御信号との論理積をとる論
理積ゲート回路とし、上記論理ゲート回路のいずれか一
つの出力信号を上記基準クロック信号を1/nに分周し
た信号として出力させるようにしたものである。
【0013】上記した手段によれば、比較的簡単な構成
で基準クロックを2のn乗以外の整数比に分周すること
ができる分周回路を実現できるとともに、多入力ゲート
を用いることなく基準クロックを2のn乗以外の整数比
に分周することができるため、信号のゲート遅延を低減
することができ、これによって、従来に比べて高周波数
のクロックであっても分周可能な分周回路を得ることが
できる。
【0014】また、シフトレジスタとレジスタとを有し
該シフトレジスタに入力されたシリアルデータを上記レ
ジスタに転送することでパラレルデータに変換する直並
列変換回路において、上記のように構成された分周回路
から出力される信号に基づいて上記シフトレジスタから
レジスタへのデータの転送を行なうようにしたものであ
る。これにより、高速で直並列変換動作が可能な直並列
変換回路を得ることができる。
【0015】さらに、上記直並列変換回路に、入力され
たシリアルデータに含まれるデータ位置情報を検出する
データ位置情報検出回路を設けるようにした。これによ
り、高速すなわちビットレートの高いシリアル通信にお
いても受信シリアルデータをパラレルデータに正確に変
換可能な直並列変換回路を得ることができる。
【0016】また、上記直並列変換回路を、受信したシ
リアルデータをパラレルデータに変換する直並列変換回
路として用いるとともに、さらに、送信するパラレルデ
ータをシリアルデータに変換する並直列変換回路と、該
並直列変換回路に用いられる送信用クロック信号を生成
する第1クロック生成回路と、受信シリアルデータに同
期した受信用クロック信号を生成する第2のクロック生
成回路と設け、該第2クロック生成回路で生成されたク
ロック信号に基づいて上記直並列変換回路を動作させる
ように構成した。これにより、ビットレートの高いシリ
アル通信が可能なシリアルデータ送受信回路を得ること
ができる。
【0017】さらに、上記第2クロック生成回路は、上
記第1クロック生成回路で生成された送信用クロック信
号に基づいて受信シリアルデータに同期した受信用クロ
ックを生成するように構成した。これにより、送信側の
並直列変換回路の動作クロック信号の周波数と、受信側
の直並列変換回路の動作クロック信号の周波数を完全に
一致させることができ、信頼性の高いシリアルデータ送
受信回路を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0019】図1には、基準クロックの周波数を5分の
1に分周する5分周回路の一実施例が示されている。こ
の実施例の5周回路は、各々基準クロックCKがクロッ
ク端子に入力され基準クロックCKの立ち上がりに同期
してデータ端子に入力されているデータ信号のラッチ動
作を行なう5個のD型フリップフロップF/F1〜F/
F4,F/F0がリング状に設けられ、各フリップフロ
ップF/Fi(i=1,2,3,4)の出力端子と次段
のフリップフロップF/F(i+1)のデータ端子との間に
は、前段フリップフロップF/Fiの出力信号とリセッ
ト信号RESETとを入力信号とするNANDゲートG
iと該NANDゲートGiの出力信号を入力信号とする
インバータINViがそれぞれ設けられている。
【0020】また、上記フリップフロップのうちF/F
0の出力端子には、該フリップフロップF/F0の出力
信号とリセット信号RESETの反転信号とを入力信号
とするNORゲートG0と該NORゲートG0の出力信
号を入力信号とするインバータINV0が接続され、こ
のインバータINV0の出力信号がフリップフロップF
/F1のデータ端子に入力されている。そして、このフ
リップフロップF/F1の出力端子に接続されたNAN
DゲートG1の出力信号をインバータINV1で反転し
た信号が分周クロックBCKとして出力されるように構
成されている。
【0021】次に、この実施例の分周回路の動作を図2
のタイミングチャートを用いて説明する。
【0022】この実施例の分周回路においては、リセッ
ト信号RESETがロウレベルにされるとそれに応じて
最終段のNORゲートG0の出力信号V0がロウレベル
にされるとともに、NANDゲートG1〜G4の出力が
ハイレベルにされる。この実施例では、最終段のNOR
ゲートG0の出力信号V0が初段フリップフロップF/
F1のデータ端子に帰還されているため、クロックCK
の立ち上がり(タイミングt1)に同期してF/F1の
出力Q1がハイレベルに変化する。そして、このときリ
セット信号RESETがハイレベルに変化しているとN
ANDゲートG1の出力V1がロウレベルに変化すると
ともに、リセット信号RESETがハイレベルに変化す
ることによりNORゲートG0の出力信号V0がハイレ
ベルに変化し、インバータINV0を介してロウレベル
の信号がフリップフロップF/F1に供給される。その
結果、F/F1の出力Q1がロウレベルに変化し(t
1)、これによってNANDゲートG1の出力V1がハ
イレベルに変化する。
【0023】一方、フリップフロップF/F2はNAN
DゲートG1の出力V1がハイレベルに変化する直前の
インバータINV1の出力(ハイレベル)をクロックC
Kの立ち上がり(t2)に同期してラッチ動作するため
その出力Q2がハイレベルに変化し、NANDゲートG
2の出力V2がロウレベルに変化する。それから、クロ
ックCKの次の立ち上がり(t3)に同期してフリップ
フロップF/F2の出力Q2がロウレベルに変化し、N
ANDゲートG2の出力V2がハイレベルに変化する。
【0024】以下、フリップフロップF/F3,F/F
4,F/F0が同様な動作を行なうことにより、図2に
示すように、最初に形成されたNORゲートG0の出力
信号V0の負のパルスが、NANDゲートG1〜G4の
出力信号V1,V2,V3,V4に次々と伝わり、再び
最終段のNORゲートG0の出力信号V0に戻って来
る。そして、その負パルスが再びNANDゲートG1〜
G4の出力信号V1,V2,V3,V4に次々と伝わる
動作を繰り返す。その結果、図2に示されているよう
に、基準クロックCKの周期T0の5倍の周期5T0を
有する分周クロックBCK(V0の反転信号)がインバ
ータINV1より出力される。
【0025】この実施例の分周回路は、フリップフロッ
プと2入力のNANDゲートおよびNORゲートとイン
バータのみからなり、図6の分周回路のように遅延時間
の大きな多入力ゲートを用いることなく基準クロックC
Kを分周することができるため、信号のゲート遅延を低
減することができ、これによって、10MHzのような
高周波数のクロックであっても分周することができる。
しかも、この実施例の分周回路では、リセットパルスP
rsを入れるとクロックCKの立ち上がりタイミングでそ
れを認識して分周出力の位相のリタイミングを行なうこ
とができる。
【0026】なお、実施例では、フリップフロップF/
F1の出力端子に接続されたNANDゲートG1の出力
信号をインバータINV1で反転した信号が分周クロッ
クBCKとして出力されるように構成されているが、N
ANDゲートG1の出力をそのまま分周クロックとして
出力することも可能である。また、図2を参照すれば明
らかなように、NANDゲートG2,G3,G4および
NORゲートG0の出力V2,V3,V4,V0も基準
クロックを1/5に分周したパルスを有するので、これ
らの信号もしくはそれをインバータINV2,INV
3,INV4またはINV0で反転した信号を分周クロ
ックとして出力することも可能である。
【0027】図3には、シリアルデータをパラレルデー
タに変換する直並列変換回路において、直並列変換に用
いられるシリアルデータのシフト用のクロックSCKを
分周してシフトレジスタ10に取り込まれたデータをレ
ジスタ20へ転送させるタイミングを与える転送クロッ
クを生成する分周回路に本発明を適用した場合の実施例
が、また図4にはその動作タイミングが示されている。
【0028】図3の直並列変換回路は10ビットのシリ
アルデータをパラレルデータに変換するものであるた
め、分周回路30はシフト用のクロックSCKの周波数
を10分の1に分周する10分周回路として構成されて
いる。10ビットのデータを直並列変換するのは、非同
期方式のデータ転送において、マイクロコンピュータな
どでデータの処理単位とされる1バイト(8ビット)の
データに例えばスタートビットやストップビットなどを
付加して10ビットのコードに変換(8b/10b変
換)して送信するプロトコルに対応するためである。
【0029】具体的には、この実施例の10分周回路3
0は、図1の回路における縦続形態の5個のフリップフ
ロップF/F1〜F/F5の代わりに、10個のフリッ
プフロップF/F1〜F/F9,F/F0が縦続形態に
設けられている。また、図1の実施例と同様に、各フリ
ップフロップF/Fi(i=1,2,3,‥‥‥‥9)
の出力端子と次段のフリップフロップF/F(i+1)のデ
ータ端子との間には、前段フリップフロップF/Fiの
出力信号とリセット信号RESETとを入力信号とする
NANDゲートGiと該NANDゲートGiの出力信号
を入力信号とするインバータINViがそれぞれ設けら
れている。
【0030】また、最終段のフリップフロップF/F0
の出力端子には、該フリップフロップF/F0の出力信
号とリセット信号RESETの反転信号とを入力信号と
するNORゲートG0と該NORゲートG0の出力信号
を入力信号とするインバータINV0が接続され、この
インバータINV0の出力信号が初段のフリップフロッ
プF/F1のデータ端子に帰還、入力されている。そし
て、この初段フリップフロップF/F1の出力端子に接
続されたNANDゲートG1の出力信号をインバータI
NV1で反転した信号が転送クロックRBCLとして、
前記レジスタ20を構成するフリップフロップF/F2
0〜F/F29のクロック端子に供給されるように構成
されている。
【0031】さらに、上記転送クロックRBCLと同一
周期で位相の異なるクロックを得るため、分周回路30
のループの途中のフリップフロップ(例えばF/F5)
の出力がクロックRBC1,RBC0として取り出され
るように構成されている。また、図3の実施例には、シ
リアル送信データに含まれるデータの先頭位置を示すヘ
ッダバイトと呼ばれる部分を認識するためのヘッダ検出
回路40の具体例も示されている。
【0032】ヘッダ検出回路40は、シフトレジスタ機
能と論理機能とを混合した回路構成とされ、送信したい
データの前に配置される10ビットのヘッダバイトを検
出すると、最終段のフリップフロップF/F49より分
周回路30に対して所定のリセット信号RSTが供給さ
れ、分周回路30はこのリセット信号RSTに同期して
シフト用のクロックSCKの分周を開始し、10分周し
た時点で発生する分周クロックRBCKがレジスタ20
を構成するフリップフロップF/F20〜F/F29に
供給される。これによって、そのときまでにシフトレジ
スタ10を構成するフリップフロップF/F10〜F/
F19に取り込まれている10ビットのデータが一括し
てフリップフロップF/F20〜F/F29に転送さ
れ、ラッチされる。
【0033】さらに、ヘッダ検出回路40の最終段のフ
リップフロップF/F40の出力をシフトクロックSC
KによりラッチするフリップフロップF/F51の出力
が、分周回路30より出力される上記分周クロックRB
CKによってフリップフロップF/F52にラッチさ
れ、このF/F52の出力がレジスタ20のデータが有
効であることを示す信号COMDETとして、上記レジスタ2
0のラッチデータを受ける装置に供給されるように構成
されている。
【0034】図5には、直並列変換回路を利用したシリ
アル通信用送受信LSIの構成例が示されている。図5
において、破線100で囲まれている部分が送受信用L
SIで、このLSI100は信号の符号化復号化機能等
を有する上位レイヤの論理LSI200と接続されると
ともに、送信シリアルデータ出力端子OUTには光ファ
イバや同軸ケーブルあるいはツイステッドペア線などの
伝送線を駆動するドライバIC(図示省略)が、また受
信シリアルデータ入力端子INには伝送線を介して送ら
れてくる信号を受信して増幅するレシーバIC(図示省
略)がそれぞれ接続される。
【0035】上記シリアル通信用送受信LSI100
は、上位レイヤの論理LSI200と共通に供給される
例えば106.25MHzのシステムクロックTBCを
逓倍してLSI内部で送信に必要な10倍の周波数
(1.0625GHz)の送信用クロックTXCを生成
するPLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路を利用
した送信用クロック生成回路110と、上位レイヤの論
理LSI200から供給される送信パラレルデータTX
Dを上記送信用クロックTXCに同期してシリアルデー
タに変換する並直列変換回路120と、変換されたシリ
アルデータをLSI外部へ出力する送信バッファ130
と、入力端子INより受信したシリアルデータをLSI
内部に適したレベルに変換したりする受信バッファ14
0と、上記送信用クロック生成回路110で生成された
上記送信用クロックTXCに基づいて受信シリアルデー
タと同期しかつ受信データと同一周波数(1.0625
GHz)の受信用クロックRXCを生成する受信用クロ
ック生成回路150と、上記受信バッファ140により
受信された受信シリアルデータRSDを上記受信用クロ
ックRXCにより受信パラレルデータRXDに変換する
直並列変換回路160と、上位レイヤの論理LSI20
0から供給されるリセット信号LCKREFを受けて受
信用クロック生成回路150を制御したりする制御回路
170などから構成されている。
【0036】図5において、符号160が付されている
のが、図3に示されているような構成を有する直並列変
換回路である。また、この実施例の送受信用LSI10
0は、特に制限されないが、上位レイヤの論理LSI2
00から出力された送信パラレルデータTXDが直並列
変換された後の送信シリアルデータを上位レイヤ論理L
SI200に戻して送信シリアルデータをチェックでき
るようにする(ループバックモード)ため、上記並直列
変換回路120の出力信号(送信シリアルデータ)と上
記送信バッファ130からの受信信号(受信シリアルデ
ータ)とを選択して上記直並列変換回路160へ供給可
能にする選択回路180が設けられている。この選択回
路180は、上位レイヤ論理LSI200から供給され
るループバックモード選択信号EWRAPによって制御
されるように構成されている。
【0037】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるシリア
ル通信用送受信LSIにおける直並列変換回路について
説明したが、本発明はそれに限定されるものでなく、2
のn乗以外の整数比に分周した信号を必要とする回路一
般に利用することができる。
【0039】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0040】すなわち、比較的簡単な構成で基準クロッ
クを2のn乗以外の整数比に分周することができる分周
回路を実現できるとともに、従来に比べて高周波数のク
ロックであっても分周可能な分周回路を実現することが
できる。また、この分周回路を直並列変換回路のタイミ
ング信号生成回路として利用することによりビットレー
トの高いシリアル通信が可能なシリアルデータ送受信回
路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分周回路の一例としての5分周回
路の実施例を示す回路構成図。
【図2】図1の5分周回路の動作タイミングを示すタイ
ミングチャート。
【図3】シリアルデータをパラレルデータに変換する直
並列変換回路と、該直並列変換回路に用いられるデータ
転送タイミング信号を生成する本発明の分周回路からな
るタイミング信号生成回路の実施例を示す回路構成図。
【図4】図3の直並列変換回路の動作タイミングを示す
タイミングチャート。
【図5】図3の直並列変換回路を利用したシリアル通信
用送受信LSIの構成例を示すブロック図。
【図6】従来の5分周回路の構成例を示す回路構成図。
【図7】図6の5分周回路の動作タイミングを示すタイ
ミングチャート。
【図8】図6の5分周回路の最終段の4入力NANDゲ
ートの構成例を示す回路図。
【符号の説明】
10 シフトレジスタ 20 レジスタ 30 10分周回路 40 ヘッダ検出回路 100 シリアル通信用送受信LSI 200 上位レイヤの論理LSI 110 送信用クロック生成回路 120 並直列変換回路 130 送信バッファ 140 受信バッファ 150 受信用クロック生成回路 160 直並列変換回路 170 制御回路 180 選択回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々基準クロック信号に同期して入力信
    号のラッチ動作を行なうn個(nは正の整数)のフリッ
    プフロップ回路を、それぞれ制御信号により制御される
    論理ゲート回路を介してリング状に設け、各フリップフ
    ロップ回路間に設けられた論理ゲート回路のうち一つは
    前段のフリップフロップの出力と上記制御信号との論理
    和をとる2入力論理和ゲート回路とされ、他の論理ゲー
    ト回路は前段のフリップフロップ回路の出力と上記制御
    信号との論理積をとる論理積ゲート回路とされ、上記論
    理ゲート回路のいずれか一つの出力信号が上記基準クロ
    ック信号を1/nに分周した信号として出力されるよう
    に構成されてなることを特徴とする分周回路。
  2. 【請求項2】 シフトレジスタとレジスタとを有し、前
    記シフトレジスタに入力されたシリアルデータを上記レ
    ジスタに転送することでパラレルデータに変換する直並
    列変換回路において、請求項1に記載の分周回路から出
    力される信号に基づいて上記シフトレジスタからレジス
    タへのデータ転送を行なうように構成されてなることを
    特徴とする直並列変換回路。
  3. 【請求項3】 入力されたシリアルデータに含まれるデ
    ータ位置情報を検出するデータ位置情報検出回路を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の直並列変換回路。
  4. 【請求項4】 受信したシリアルデータをパラレルデー
    タに変換する請求項2または3に記載の直並列変換回路
    と、送信するパラレルデータをシリアルデータに変換す
    る並直列変換回路と、該並直列変換回路に用いられる送
    信用クロック信号を生成する第1クロック生成回路と、
    受信シリアルデータに同期した受信用クロック信号を生
    成する第2のクロック生成回路と備え、該第2クロック
    生成回路で生成されたクロック信号に基づいて上記直並
    列変換回路が動作されるように構成されてなることを特
    徴とするシリアルデータ送受信回路。
  5. 【請求項5】 上記第2クロック生成回路は、上記第1
    クロック生成回路で生成された送信用クロック信号に基
    づいて受信シリアルデータに同期した受信用クロックを
    生成するように構成されてなることを特徴とする請求項
    4に記載のシリアルデータ送受信回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002176354A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
CN107160467A (zh) * 2017-06-15 2017-09-15 南通恒康数控机械股份有限公司 一种环竖刀两路电机校准中信号切换的数字控制方式
US9900014B2 (en) 2014-08-20 2018-02-20 Socionext Inc. Frequency dividing circuit and semiconductor integrated circuit

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