JPH0889631A - 表示装置を備えた遊技機 - Google Patents

表示装置を備えた遊技機

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JPH0889631A
JPH0889631A JP6233516A JP23351694A JPH0889631A JP H0889631 A JPH0889631 A JP H0889631A JP 6233516 A JP6233516 A JP 6233516A JP 23351694 A JP23351694 A JP 23351694A JP H0889631 A JPH0889631 A JP H0889631A
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JP
Japan
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display
magnetic reversal
display device
state
disk
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6233516A
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English (en)
Inventor
Nobuo Matsubara
信男 松原
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0889631A publication Critical patent/JPH0889631A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表示装置の表示器を構成している部分に磁気反
転表示部を採用することにより、図柄の変化をダイナミ
ックなものとすることができて、興趣の維持を常に新鮮
な状態で行うことのできる遊技機を提供すること。 【構成】表示面及び非表示面を有して磁気を残留させた
ディスクと、このディスクを回転自在に支持する回転軸
と、この回転軸に直交する方向に両先端部が位置してこ
れらの先端部をパルス電流によって磁化するステータピ
ンとを有した磁気反転表示部材をマトリックス状に多数
配列して、表示器10を構成した表示装置100を備え
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機に関し、複数の
図柄を連続的に変化させながら複数箇所で表示する表示
装置を備えたパチンコ機あるいはスロットマシン等の遊
技機に関するものである。以下では、遊技機としてパチ
ンコ機を例に採った場合を中心に説明する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶モニター等の図柄表示器
で複数の図柄を連続的に変化させながら表示する装置
(以下図柄表示装置という)において、予じめ設定され
た大当り図柄の組合せが表示されたときに大当たり遊技
状態となって、変動入賞装置を所定の態様(例えば、一
定時間が経過するまで、または所定個数の入賞玉が発生
するまで)で開放し、その開放中に変動入賞装置内に形
成される継続入賞口(V入賞口ともいう)に入賞玉が入
賞したことに基づいて、変動入賞装置の次回の開放が留
保される継続権を成立させて、変動入賞装置の開放状態
を短時間に繰り返し行うパチンコ機が数多く提案されて
いる。
【0003】また、図柄表示器としては、液晶モニター
を利用して図柄を画像として表示するものの他、図柄と
して数字等を採用してこれを7セグメントで表示するも
の、ドットマトリックスによって数字は勿論、種々な模
様をも表示するようにしたものがある。
【0004】ところが、図柄やバック画面のデザイン変
更だけでは、そのデザインに遊技者が慣れてしまうと、
当初期待されていた興趣が薄らいでしまうことは当然で
あってその永続性を確保することが困難であり、短期間
内でのデザイン変更を永久に余儀なくされてしまうもの
である。そして、デザイン変更は、これを表示するため
のROMデータやRAMデータ等の各データの変更を伴
うものであり、図柄等の各データ作成には膨大な時間と
費用が掛るため、それ程頻繁にデザイン変更を行うこと
はできないものである。
【0005】それだけでなく、液晶モニターを利用した
図柄表示器は、例えばこれに太陽光あるいはその反射光
が当たると、その表示がはっきり見えなくなることがあ
り、また長期の使用によって色の鮮明度が落ちることも
あって、表示が十分行われないことがあり得るものであ
る。
【0006】しかしながら、これらのものは、表示その
ものを言わば面的に行うものであって、図柄表示器にお
ける表示は立体的なものではない。例えば、パチンコ機
においては、打球が遊技盤面上をダイナミックに飛び交
い、また賞球としてのパチンコ球もダイナミックに払出
しされているのに、表示器においてはそのダイナミズム
が欠除しているために、興趣に乏しいものとなっていた
のである。
【0007】そこで、本発明者等は、前述した図柄表示
器におけるダイナミズムをより向上させて、この種の遊
技機における興趣を豊にするにはどうしたらよいかにつ
いて種々検討を重ねた結果、本発明を完成したのであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の実状
に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題
は、遊技機の表示器における興趣の引き付け向上、及び
興趣の永続性である。
【0009】そして、本発明の目的とするところは、表
示装置の表示器を構成している部分に磁気反転表示部を
採用することにより、図柄の変化をダイナミックなもの
とすることができて、興趣の維持を常に新鮮な状態で行
うことのできる遊技機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「遊技盤面上に設けた表示器
10によって、複数個の表示箇所11L・11C・11
Rにおいて複数種類の図柄40を連続的に変化させて表
示してから停止させることにより、各表示箇所11L・
11C・11Rににおける各図柄40の組み合せが予じ
め定めた大当たり図柄の組合せとなったとき、入賞条件
を向上させるようにした遊技機200において、表示面
21a及び非表示面21bを有して磁気を残留させたデ
ィスク21と、このディスク21を回転自在に支持する
回転軸22と、この回転軸22に直交する方向に両先端
部23aが位置してこれらの先端部23aをパルス電流
によって磁化するステータピン23とを有した磁気反転
表示部材20をマトリックス状に多数配列して、表示器
10を構成した表示装置100を備えたことを特徴とす
る遊技機200」である。
【0011】すなわち、この遊技機200においては、
ステータピン23の各先端部23aにおける磁力極性を
変化させることにより、表示面21aと非表示面21b
とを有するディスク21をその残留磁気によって回転軸
22を中心に回転させる磁気反転表示部材20を採用し
たものであり、この磁気反転表示部材20の多数をマト
リックス状に配列して表示器10を構成して、各磁気反
転表示部材20による表示面21aまたは非表示面21
bの出現状況によって、例えば左表示箇所11L、中表
示箇所11C及び右表示箇所11Rにおける表示を確定
するようにしたものである。
【0012】
【発明の作用】以上のように構成した本発明に係る遊技
機200の作用を、実施例を示す図面を参照しながら、
特にその表示装置100を構成している表示器10によ
って形成される表示及びその変化を中心にして説明する
と、次の通りである。以下の説明では、遊技機としてパ
チンコ機200を例に採った実施例が示してあるので、
遊技機であるパチンコ機200を中心にして行う。
【0013】まず、このパチンコ機200は、その遊技
動作が例えば図11に示したような制御回路50によっ
て制御されるのである。そして、始動入賞口61内に配
置した始動入賞玉検出スイッチ61aが始動入賞口61
内への入賞球を検出することによって、表示装置100
が作動されると、図1等に示した表示器10において大
きく表示されている3つの各左、中及び右表示箇所11
L、11C及び11Rにおいて、変動初期では、図6の
状態1で示すように、全ての磁気反転表示部材20のデ
ィスク21が表示面21a及び非表示面21bを交互に
繰り返えしながら回転、すなわち反転する。この反転状
態を各図中では「二重丸」で表示してある。
【0014】一定時間経過すると、各左表示箇所11
L、中表示箇所11Cあるいは右表示箇所11Rにおい
ては、例えば図6の状態2〜7で示したように、各磁気
反転表示部材20のディスク21が順に停止していって
図柄40が確定されるか、あるいは例えば図9の状態6
〜8で示した中表示箇所11Cにおけるように、図15
等に例示した図柄40が順を追ってスクロール表示され
る。その後、所定時間経過すると、例えば左、右、中の
順に各表示箇所11L、11R、11Cにおいて表示さ
れている各図柄40が確定し、これらの図柄40が予じ
め決定された大当り図柄の組合わせ(通常は同一種類の
図柄40が全て揃った組合わせ)でない場合には、ハズ
レとして次の処理に移行する。なお、左右の各表示箇所
11L、11Rにおいて表示された図柄40が同一種類
となったとき、すなわち、所謂リーチ目となったときに
は、本実施例のパチンコ機200では、中表示箇所11
Cの表示がゆっくりなされる所謂ロングリーチ表示され
るものであり、例えば図6に示したような状態1〜8に
よる表示、あるいは図7に示したようなスクロール表示
がなされるのものである。
【0015】ここで、表示器10を構成している各磁気
反転表示部材20における作動を説明すると、1個の磁
気反転表示部材20は図4に示すような外観を有してい
るものであるが、表面側に出ているディスク21が次の
ように回転して停止することにより、表示器10全体と
して各種表示つまり図柄40の形成を行うものである。
【0016】各磁気反転表示部材20のディスク21
は、図4に示したように板状のものであり、その一方の
面が着色を施した表示面21aであり、他方の面が例え
ば黒色等の非表示面21bとしてある。表示面21a
は、光の反射によってその色を遊技者に示すものであ
り、この種のパチンコ機200が設置されているホール
内の照明は勿論のこと、太陽光等が直接当たることによ
りより明確に発色するものであって、言わば目にやさし
い表示を行うものである。勿論、表示器10の周囲にラ
ンプを配置して、各磁気反転表示部材20における反転
作動が始まると同時に、このランプによる各ディスク2
1の照明を行うようにすれば、安定的な表示を各磁気反
転表示部材20において行えるものである。
【0017】以上のようなディスク21の反転作動を行
なう各磁気反転表示部材20をマトリック状に配列する
ことにより構成した表示器10においては、その各左表
示箇所11L、中表示箇所11C及び右表示箇所11R
において種々な変化表示や、図15に例示したような図
柄40を表示し得るのであり、その態様を例示してみる
と、以下の通りである。
【0018】図3には最も基本的な表示態様が示してあ
るが、図3の(イ)では、中表示箇所11Cにおける図
柄40の色が他の表示箇所とは異なるものとしたもの
で、この場合には、パチンコ機200を例えば小当りま
たは中当り状態にするものである。また、図3の(ロ)
では三つの表示箇所の全ての図柄40の色を一致させる
とともに、表示箇所の周囲に形成した飾り枠12も、こ
の図柄40の色と一致させたものであり、この場合のパ
チンコ機200を大当り状態にするものである。なお、
この図3の(ロ)における飾り枠12については、当該
パチンコ機200において大当りが発生したときに、こ
れを構成している各磁気反転表示部材20のディスク2
1による表示を、図3の(イ)及び(ロ)に示した統一
状態を繰り返すようにすると、大当り時における表示器
10の表示がより一層ダイナミックなものとなるもので
ある。
【0019】また、図6に示したような、表示器10の
一つの表示箇所において、これを構成している横一列の
磁気反転表示部材20を、状態1〜8に示すような順で
停止させて行くようにすると、表示器10の表示がダイ
ナミックなものとなる。この図6中では、黒く塗り潰し
た部分が表示面21aであり、白抜きの丸が非表示面2
1bであって、二重丸の部分はディスク21が反転作動
中であることを示しているものである。
【0020】さらに、図7に示したように、各磁気反転
表示部材20におけるディスク21の停止を、表示箇所
の略中心に位置するものから始まって、その周囲を順に
進んで行くようにすることにより、結果として表示され
る図柄40が、磁気反転表示部材20の停止初期におい
て何であるかを不明とし得るのであり、遊技者に期待感
を与えて、より一層の興趣をわき立たせるのである。
【0021】以上では、パチンコ機200の表示器10
における基本例を示したが、図8に示すように、表示器
10の前面側に液晶シャッタ30を配置すると、この液
晶シャッタ30の作用によって次のような表示がなされ
ることになる。
【0022】例えば、図9に示す例では、状態2におい
て示したように、表示器10の左表示箇所11Lにおい
ては、各磁気反転表示部材20による図柄40を表示し
始める直前において、図柄40を構成する磁気反転表示
部材20以外の磁気反転表示部材20が、液晶シャッタ
30によって選択的に隠される。つまり、この液晶シャ
ッタ30は、マトリックス状に配置した多数の磁気反転
表示部材20をそれぞれ独立して隠すシャッタを有して
いるものであり、このシャッタが作動して磁気反転表示
部材20からの反射光が前面に出ないようにするもので
ある。各シャッタの作動は、表示器10を構成している
磁気反転表示部材20に送られるパルス電流に応じて、
つまり磁気反転表示部材20と連動して開閉されるもの
である。
【0023】そして、図9の状態3にて示したように、
所定の磁気反転表示部材20群による図柄40の表示が
完了すると、この図柄40の周囲はシャッタが閉じて隠
されているから、図柄40は全体としてより明確なもの
となるのである。次いで、右表示箇所11Rにおいて
も、状態4〜5に示すように図柄40が形成され液晶シ
ャッタ30の各シャッタが前述したように閉じるのであ
る。なお、左表示箇所11Lと右表示箇所11Rとにお
ける図柄40が同一のものではない場合、すなわちリー
チ目でない場合には、中表示箇所11Cに対する液晶シ
ャッタ30は作動しないでこの中表示箇所11Cの各磁
気反転表示部材20はランダムに停止されるのであり、
図9の状態6以降のようになることはない。
【0024】図9の状態5にて示したようなリーチ目な
った場合には、中表示箇所11Cにおては図柄40がス
クロール表示される。この場合には、液晶シャッタ30
は前述したように作動して、状態6〜8に示すように、
そのときに表示される可能性のある図柄40をより明確
化させるように、各シャッタを閉じるのである。状態9
に移って、各磁気反転表示部材20が所定の図柄40を
表示して停止するのであるが、このときに、中表示箇所
11C及び右表示箇所11Rにおける各ディスク21の
面と、中表示箇所11Cにおける各ディスク21の面と
が同一でなければ、中当りあるいは小当りとされる。本
実施例においては、図9の状態10に示したように、表
示器10における図柄40を形成している磁気反転表示
部材20を表示色が全て同じであれば、大当りとされる
ものである。
【0025】図10には、液晶シャッタ30の作動の仕
方を変えて、興趣をより一層向上させた態様が示してあ
る。この場合の液晶シャッタ30は、左表示箇所11L
及び右表示箇所11Rにおいて図柄40が表示される直
前に、状態2に示すように左表示箇所11L及び右表示
箇所11Rを構成している全磁気反転表示部材20の前
面を隠してしまうように作動するものである。そして、
液晶シャッタ30は、状態3〜9に示すように、左表示
箇所11L及び右表示箇所11Rにおける横一列の磁気
反転表示部材20の組によって表示されている部分を、
順に開放していくのである。これにより、遊技者は、左
表示箇所11L及び右表示箇所11Rにおいてどんな図
柄40が形成されているのか、わくわくしながら期待感
をもって着目するのであり、この種のパチンコ機200
における遊技を興趣の高いものとしているのである。
【0026】ここで、左表示箇所11L及び右表示箇所
11Rにおける図柄40が異なる場合、つまりリーチ目
でない場合には、図9に示した例において説明したよう
に、中表示箇所11Cにおける液晶シャッタ30は作動
しないで中表示箇所11Cでの図柄40が直ちにランダ
ムに形成される。勿論、図10の状態9で示したよう
に、左表示箇所11L及び右表示箇所11Rにおいてリ
ーチ目が形成されると、状態10において示したよう
に、中表示箇所11Cの各磁気反転表示部材20は液晶
シャッタ30によって全て隠されるのである。そして、
状態11〜17に移行して、中表示箇所11Cにおける
図柄40の液晶シャッタ30による隠しが順次開放され
ていくのであり、このときにも、遊技者に対する興趣は
最高のものとなるのである。この中表示箇所11Cにお
ける図柄40が他のそれと同一であれば、当該パチンコ
機200は大当り状態になることは言うまでもない。
【0027】
【実施例】次に、各請求項に係る発明を、図面に示した
実施例に従って説明するが、以下の実施例説明では、遊
技機としてパチンコ機200を例に採った実施例が示し
てあるので、遊技機であるパチンコ機200を中心にし
て実施例の説明を行う。
【0028】図1には本発明に係るパチンコ機200の
正面図が示してあり、このパチンコ機200は、その遊
技盤の前面に略円状に設けた誘導レールによって区画さ
れた遊技領域を有していて、この遊技領域の略中央に、
表示装置100を構成している表示器10を配置して、
その全体を遊技盤の前面から見えるようにしたものであ
る。また、このパチンコ機200は、その遊技領域内に
少なくとも1個の始動入賞口61を有していて、この始
動入賞口61内に配置した始動入賞玉検出スイッチ61
aからの信号によって後述する制御回路50を作動させ
るものであり、これにより表示装置100の表示器10
において大当り図柄が表示されたとき、遊技領域の下方
部分に設けたアタッカー62を開放して大当り遊技状態
を現出させるようにしたものである。
【0029】なお、本実施例のパチンコ機200におい
ては、そのアタッカー62の内側に、当該アタッカー6
2が開放した状態で受け入れた入賞玉を検出するカウン
ト用の入賞玉数検出スイッチ62bと、アタッカー62
内の中央に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉を検出
するV入賞玉検出スイッチ62aとが設けられている。
従って、このパチンコ機200においては、大当り遊技
状態となったときに、一定時間(例えば30秒)経過す
るまで、あるいは入賞玉数検出スイッチ62bによって
所定個数(例えば10個)の入賞玉が検出されるまで、
アタッカー62を開放し、そのような開放状態(これを
開放サイクルという)をV入賞口に入賞玉が入賞するこ
とを条件として所定回数(例えば16回;これを継続回
数という)繰り返すようにしてある。
【0030】また、このパチンコ機200においては、
上述した大当り遊技状態あるいは表示装置100におけ
る処理を行っている間に、始動入賞口61に入賞した入
賞玉数を記憶した旨を報知する複数(4個)のLED5
8b(始動記憶ランプ)を備えている。これらのLED
58bは、上述した場合に始動入賞口61からの入賞玉
の数を記憶保留して表示するものであり、表示装置10
0における変動開始毎に1つずつ消灯するようになって
いて、4個より多い始動入賞記憶を無効とするものであ
る。
【0031】さて、このパチンコ機200の前面から見
える表示器10は、図3または図9に示したように、通
常は3個(左、中、及び右)の表示箇所11L、11
C、及び11Rを有しているものであり、後述する表示
装置100によって制御されるものである。なお、この
表示器10は、遊技盤の表面に取付られる取付基板を有
し、この取付基板には略長方形状の表示窓が開設されて
いて、この表示窓に当該表示器10が臨むようにしてあ
るものである。
【0032】この表示器10は、図2に示すように、多
数の磁気反転表示部材20をマトリックス状に配列して
構成したものであり、本実施例では、図3等において示
したように、三つの表示箇所11L、11C及び11R
の周囲を囲むように飾り枠12を有していて、この飾り
枠12も多数の磁気反転表示部材20によって構成した
ものである。なお、図3等に示した表示器10は、三つ
の表示箇所11L、11C及び11Rを仕切線によって
区画するようにしているが、この仕切線はなくてもよい
ものである。
【0033】各磁気反転表示部材20は、図4に示すよ
うな外観を有するもので、着色等を施すことにより遊技
者がよく見えるようにした表示面21aと、この表示面
21aの裏面側であって黒色等を着色して目立たないも
のとした非表示面21bとを有した磁性材からなるディ
スク21を有している。このディスク21は、図4及び
図5に示すように、その中心に設けた回転軸22によっ
て、磁気反転表示部材20の基枠に対して回転自在に支
持したものであり、回転軸22と直交する部分に磁気を
残留させて、図5に示したような極性を有したものとし
てある。そして、このディスク21の回転軸22と直交
する側部には、図5に示したように、略コ字状に形成し
たステータピン23の両先端部23aが位置するように
構成してある。
【0034】ステータピン23は、その略中央に巻回し
たコイルにパルス電流を流すことにより、各先端部23
aに於ける極性を変化させるものであり、本実施例で
は、このコイルの両端をそれぞれセット端子及びリセッ
ト端子とし、このコイルの中央をコモン端子としてあ
る。これにより、図5の(イ)に示したように、セット
−コモン端子間にa方向のパルス電流を流すことによ
り、各先端部23aでの極性が図示したようになるもの
であり、一方、図5の(ロ)に示したように、リセット
−コモン端子間にb方向のパルス電流を流すことによ
り、各先端部23aでの極性が図5の(イ)で示した状
態の逆なるものである。
【0035】従って、各磁気反転表示部材20において
は、後述する制御回路50のドライバ54を介してパル
ス電流が供給されると、残留磁気を有するディスク21
がステータピン23の各先端部23aでの極性変化に応
じて、例えば図5に示したように反転するのである。
【0036】以上のような表示器10においては、図8
に示すように、各磁気反転表示部材20の前面を隠す液
晶シャッタ30をさらに備えたものとしてもよい。この
液晶シャッタ30は、図9あるいは図10に示したよう
に、通電によって開閉されるシャッターを有するもので
あり、各シャッターは、表示器10を構成している各磁
気反転表示部材20の前面を選択的に隠れたり開放した
りするものである。換言すれば、液晶シャッタ30の各
シャッターは、三つの表示箇所11L、11C及び11
Rを構成している各磁気反転表示部材20の前面にマト
リックス状に配置されることなるものであり、その開閉
作動は表示器10における各磁気反転表示部材20に連
動すべく制御回路50によって制御されるものである。
この制御は、図9または図10を参照して前記作用の項
で述べた通りに行われるものである。
【0037】この図3または図9に示した表示器10を
制御する表示装置100は、図11に示したように、遊
技盤の裏側に設けた制御回路50に接続されるものであ
り、具体的には、制御回路50のドライバ54に表示器
10を接続することにより構成したものである。換言す
れば、表示器10を構成している各磁気反転表示部材2
0あるいは液晶シャッタ30は、ドライバ54を介して
マイクロコンピュータ51から出力される信号に基づい
て前述したような作動をするものである。
【0038】図11は、この制御回路50の電気的な構
成を示したブロックダイヤグラムであるが、この制御回
路50では、マイクロコンピュータ51が使用されてお
り、このマイクロコンピュータ51には外部ROM52
及び外部RAM53が接続してある。また、このマイク
ロコンピュータ51には、始動入賞口61における始動
入賞玉検出スイッチ61aが、V入賞口を通過した入賞
玉を検出するV入賞玉検出スイッチ62a、及びアタッ
カー62における入賞玉を検出する入賞玉数検出スイッ
チ62bが、波形整形回路55aを介して接続してあ
る。また、このマイクロコンピュータ51にはクロック
発生回路55cが接続してあり、このクロック発生回路
55cは、分周器55bを介して外部割込み信号を、マ
イクロコンピュータ51のINT端子に出力するもので
あり、この外部割込み信号に同期してマイクロコンピュ
ータ51はそのメインプログラムを実行するものであ
る。
【0039】さらに、マイクロコンピュータ51のRS
T1端子には、タイミング信号を入力するタイミング信
号発生回路55dが接続してあり、そのタイミング信号
に同期してこのマイクロコンピュータ51は数値発生プ
ログラムを起動するのである。勿論、このマイクロコン
ピュータ51にはリセット信号発生回路55eと、電源
回路56が接続してあり、この電源回路56のON動作
によってリセット信号発生回路55eから出力されるリ
セット信号がマイクロコンピュータ51に入力されるも
のである。この入力されたリセット信号によって、マイ
クロコンピュータ51においては図示しない初期プログ
ラムが実行されるのである。
【0040】マイクロコンピュータ51の各出力ポート
には、前述した表示器10のためのドライバ54、始動
記憶ランプ(LED58a)のためのLED駆動回路5
8等が接続してある。ドライバ54は、マイクロコンピ
ュータ51からの信号に応じて、表示器10は勿論のこ
と開放ソレノイド57b、大当りランプ57c、及び作
動ランプ57d等を駆動制御するものである。
【0041】次に、マイクロコンピュータ51によって
制御される動作の内、始動入賞における動作について、
図12を参照して説明すると、ステップ61で、打玉が
始動入賞口61に入賞して始動入賞玉検出スイッチ61
aをオンさせて始動入賞信号を導出させたか否かが判断
され、始動入賞信号がなければそのサブルーチンを終了
し、始動入賞信号があれば、ステップ62で外部RAM
53内の始動入賞カウンタの値が4より大きいか否かが
判断される。始動入賞カウンタの値が4であるときは、
既に4個の始動入賞が記憶されているので、以下の処理
をすることなくサブルーチンを終了し、また、始動入賞
カウンタの値が4より小さいときは、ステップ63で始
動入賞カウンタの値を更新し、次いでステップ64で大
当り外れカウンタの現在の値を対応する確定メモリM
(c)に記憶する。なお、大当り外れカウンタは外部R
AM53内にあって、例えば、0〜234までの数値が
刻々と変化しており、始動入賞時に抽出された値が、例
えば「0」であるときに当りと判定され、「1〜40」
であるときにリーチであると判定され(ただし、最終的
に外れ)、それ以外の値であるときに外れと判定され
る。また、遊技における予め定めた条件(例えば、奇数
回目の大当り遊技状態が終了したという条件)が成立し
たときに、大当りの出現確率が高確率となるように設定
する場合には、大当り外れカウンタの上限値を小さくな
るように変更すれば良い。
【0042】次に、図13及び図14を参照して、表示
装置100における表示器10の変動表示動作について
説明すると、これらの図13及び図14は、マイクロコ
ンピュータ51の変動表示サブルーチンを示すフローチ
ャートである。まず、大当りの場合は、遊技状態時にお
ける表示器10は、大当りとなった図柄や継続回数ある
いは入賞個数を表示するものであり、既に図14のステ
ップ100で大当りフラグがセットされているので、図
13のステップ70で以下の処理が実行されることはな
い。
【0043】一方、大当りフラグがセットされていない
場合には、表示器10で表示されるべき状態が、ステッ
プ71〜74で次のように判断される。つまり、ステッ
プ71で表示器10における全ての表示箇所11L、1
1C及び11Rが変動中である状態(状態フラグF=
1)であるか否かが判断され、ステップ72で左の表示
箇所11Lだけが変動停止した状態(状態フラグF=
2)であるか否かが判断され、ステップ73で中の表示
箇所11Cが変動停止した状態(状態フラグF=3)で
あるか否かが判断されて、ステップ74において左及び
中の両表示箇所11L及び11Cによって表示された図
柄の組合わせがリーチ目(状態フラグF=4)であるか
否かが判断されるのである。
【0044】上記した何れの状態でもないとき(変動中
でないとき)には、状態フラグF=0であり、このとき
には、ステップ75で始動入賞口61への打球の入賞を
記憶する始動入賞カウンタCの値が1以上であるか否か
が判断され、始動入賞カウンタCに記憶値がないときに
は、変動表示サブルーチンの以下の処理が実行されるこ
とがなく終了する。
【0045】大当りフラグがセットされていなくて、状
態フラグF=0であり、かつ始動入賞カウンタの値が1
以上のときには、ステップ76でタイマt1、t2、t
3がセットされ、ステップ77で、状態フラグFの値に
「1」がセットされ、更に始動入賞カウンタの値が1づ
つ減算される。ついで、ステップ78で大当り外れ確定
メモリM(c)の値が下位のメモリM(c−1)に更新
され、その更新された確定メモリのうちのM(0)の値
が大当りであるか否かがステップ79で判断される。
【0046】M(0)の値が大当りであると判断された
ときには、ステップ80でその時点での外部RAM53
内の大当りパターンカウンタから一つの値が抽出されて
対応する確定メモリに記憶され、一方、大当りでないと
判断されたときには、ステプ81でM(0)の値がリー
チであるか否かが判断され、リーチであるときには、ス
テップ82で表示装置100における外部RAM53内
のリーチパターンカウンタから1つの値が抽出されて対
応する確定メモリに記憶され、リーチでないときには、
ステップ83で外部RAM53内のハズレパターンカウ
ンタから1つの値が抽出されて対応する確定メモリに記
憶される。
【0047】ところで、前記したタイマt1、t2、t
3は、左の表示箇所11L、中の表示箇所11C、右の
表示箇所11Rの変動時間を規制するものであり、 t1<t2<t3;t2−t1≒t3−t2 の関係にある。そして、図14のステップ84でタイマ
t1のタイムアップが判断されるが、タイムアップして
ないときには、タイムアップするまでステップ84→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ71→ステップ84→…を繰り返す。
【0048】しかして、タイマt1がタイムアップした
と判断されたときには、ステップ85で左の表示箇所1
1Lの変動表示が選択されたパターンに沿って停止され
るとともに、状態フラグFの値が「2」にセットされ
る。以下同様にステップ86でタイマt2がタイムアッ
プしたか否かが判断され、タイムアップしたと判断され
た場合には、ステップ87で中の表示箇所11Cの変動
表示が選択されたパターンに沿って停止されるととに
に、状態フラグFの値が「3」にセットされる。そし
て、右を除く左中の表示箇所11L及び11Cの変動表
示が停止したときには、ステップ88でM(0)の値が
大当り又はリーチであるか否か、即ちリーチ表示となっ
ているか否かが判断される。
【0049】リーチ表示でない場合には、ステップ89
でタイマt3がタイムアップしたか否かが判断され、タ
イマt3がタイムアップするまでステップ89→変動表
示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステ
ップ73→ステップ88→ステップ89→…を繰り返
し、タイムアップしたときには、ステップ90に進み、
右表示箇所11Rの変動表示が選択されたパターンに沿
って停止され、その後、ステップ91で状態フラグをリ
セットして変動表示サブルーチンを終了する。
【0050】一方、リーチ表示であると判断された場合
には、ステップ92で状態フラグFの値が「4」である
か否かが判断され、「4」でなければステップ93でタ
イマt4を新たにセットするとともに、状態フラグFの
値を「4」にセットする。ここで、タイマt4は、リー
チ状態のときに最後に変動停止する右の表示箇所11R
の変動時間を延長するものであり、t4>(t3−t
2)の関係となる値に選ばれる。次いで、ステップ94
で表示器10において、例えば以下のようなリーチ目作
動を表示する。
【0051】・表示器10が飾り枠12も液晶シャッタ
30も備えていない場合 この場合においては、左右の表示箇所11L及び11R
において、各磁気反転表示部材20によるサザ波作動を
行う。サザ波作動とは、例えば左表示箇所11Lを構成
している横一列の磁気反転表示部材20がそのディスク
21の表裏をひっくり返す反転作動を同時に行った後
に、次段に(下方)位置する横一列の磁気反転表示部材
20が同様に各ディスク21を同時に表裏をひっくり返
して、以下同様に反転作動を繰り返すもので、あたかも
水面をサザ波が移動していくような印象を与える作動を
いうものである。このサザ波作動は、リーチ目を構成し
ている左表示箇所11L及び右表示箇所11Rにおい
て、同時に進行して行くようにすると、そのサザ波の印
象をより強烈にし得るものである。
【0052】・表示器10が表示箇所の周囲に飾り枠1
2を有している場合 この場合には、リーチ目となっている左表示箇所11L
及び右表示箇所11Rを前述したサザ波作動させるか、
あるいは完全に作動停止させておいて、その周囲に図3
等に示したように配置してある飾り枠12において、こ
れを構成している各磁気反転表示部材20のディスク2
1の表裏を交互かつ同時に変動させるか、サザ波作動さ
せる。
【0053】飾り枠12におけるサザ波作動とは、これ
を構成している各磁気反転表示部材20のディスク21
における表示面21aが、順に右または右に連続的に移
行していくように作動させるものであり、このときに
は、表示面21aとなるディスク21は、1個おきある
いは2〜5個おきになるようにして実施するとよい。こ
のようなサザ波作動を飾り枠12において行うことによ
り、中表示箇所11Cにおける図柄40が何になるかの
期待感を大きくすることができて、当該パチンコ機20
0における遊技の興趣をより一層向上させることができ
るのである。
【0054】・表示器10が液晶シャッタ30を有して
いる場合 この場合には、リーチ目を構成している左表示箇所11
L及び右表示箇所11Rの前面側において、液晶シャッ
タ30によるサザ波作動をさせるのである。この場合の
液晶シャッタ30によるサザ波作動とは、各左表示箇所
11L及び右表示箇所11Rにおける図柄40表示を停
止させておいて、横一列分のシャッタが開いたものとし
て、このシャッタが開いた一列分が順次移動していくよ
うにスクロール表示するものである。
【0055】しかして、ステップ95でタイマt4がタ
イムアップしたか否かが判断され、タイマt4がタイム
アップするまでステップ95→変動表示サブルーチン終
了→変動表示サブルーチン開始〜ステップ74→ステッ
プ95→…を繰り返し、タイムアップしたときには、ス
テップ96に進む。
【0056】ステップ96では、大当りか否かが判別さ
れ、大当りでないと判別されたときには、ステップ97
で各表示箇所11L、11C及び11Rにおいてハズレ
表示をさせ、ステップ98において状態フラグFを0と
する。この実施例でのハズレ表示としては、表示器10
を構成している全ての磁気反転表示部材20において、
そのディスク21が同一の面(例えば表示面21aの
み)を出すように表示するか、あるいはその後に全ての
ディスク21が同時に表示面21a及び非表示面21b
を交互に表示するようにする。勿論、この場合も、各表
示箇所において、前述したサザ波作動をするようにして
実施してもよい。
【0057】一方、ステップ96で大当りであると判断
された場合には、ステップ99で中表示箇所11Cにお
いて他と同じ図柄40を表示すべく、変動表示を選択さ
れた位置で停止させ、その後、例えば各図柄40を確定
したままの状態で、各磁気反転表示部材20におけるデ
ィスク21の表裏反転作動を同時に繰り返すようにす
る。勿論、この場合においても、前述したサザ波作動を
各表示箇所11L、11C及び11Rにおいて連続的に
行うように実施してもよい。
【0058】その後は、ステップ100で状態フラグを
リセットし、且つ大当りフラグをセットし、その後に変
動表示サブルーチンを終了する。また、ステップ100
において、大当りフラグがセットされると、図示しない
サブルーチンでアタッカー62が一定時間が経過するま
で又は所定個数の入賞玉が発生するまでの開放態様を所
定回数実行する。なお、アタッカー62の所定回数の開
放態様が終了すると、大当りフラグがリセットされる。
【0059】なお、本実施例においては、各表示箇所1
1L、11C及び11Rが、左(11L)、中(11
C)及び右(11R)の順に停止する場合について説明
したが、本発明は、各表示箇所の停止順が、左(11
L)、右(11R)そして中(11C)の順に停止する
もの等についても適応できるものである。勿論、本発明
は、表示器10において、垂直方向に上から下に向かっ
てスクロールする3列のスクロール表示列を有して、こ
れらのスクロール表示列の変動停止時に、3本の水平当
りラインと、2本の対角線当りラインのいずれかの当り
ライン上に同一の図柄が揃うと大当り遊技状態となるよ
うな、パチンコ機あるいはスロットマシン等の遊技機に
ついても適応できるものである。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明において、上
記実施例にて例示した如く、「遊技盤面上に設けた表示
器101によって、複数個の表示箇所11L・11C・
11Rにおいて複数種類の図柄40を連続的に変化させ
て表示してから停止させることにより、各表示箇所11
L・11C・11Rににおける各図柄40の組み合せが
予じめ定めた大当たり図柄の組合せとなったとき、入賞
条件を向上させるようにした遊技機200において、表
示面及び非表示面21bを有して磁気を残留させたディ
スク21と、このディスク21を回転自在に支持する回
転軸22と、この回転軸22に直交する方向に両先端部
23aが位置してこれらの先端部23aをパルス電流に
よって磁化するステータピン23とを有した磁気反転表
示部材20をマトリックス状に多数配列して、表示器1
0を構成した表示装置100を備えたこと」にその構成
上の特徴があり、これにより、表示装置の表示器を構成
している部分に磁気反転表示部を採用することにより、
図柄の変化をダイナミックなものとすることができて、
興趣の維持を常に新鮮な状態で行うことのできる遊技機
を提供することができるのである。
【0061】すなわち、本発明に係る遊技機200によ
れば、表示器10を構成している各磁気反転表示部材2
0のディスク21がそれぞれ反転作動することにより、
図柄40の構成やサザ波作動を行うことができるのであ
り、例えばパチンコ球のダイナミックな動きに対応した
ダイナミックな表示を左表示箇所11L等において行う
ことができ、これにより、遊技者に対する興趣をより一
層向上させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遊技機の正面図である。
【図2】多数の磁気反転表示部材をマトリックス状に配
置することにより形成した表示器を示す図であり、
(イ)はその正面図、(ロ)は側面図である。
【図3】図2に示したような表示器による表示状態を示
すもので、(イ)は飾り枠を有して小当りあるいは中当
り状態を示す正面図、(ロ)は同大当り状態を示す正面
図である。
【図4】表示器を構成している一つの磁気反転表示部材
を示す拡大斜視図である。
【図5】一つの磁気反転表示部材の概略構成と作動とを
示すもので、(イ)はディスクが表示面を反転表示した
ときの状態を示す斜視図、(ロ)はディスクが非表示面
を反転表示したときの斜視図である。
【図6】一つの表示箇所における図柄の反転表示を、状
態1〜状態8の順で示した一例を示す拡大正面図であ
る。
【図7】一つの表示箇所における図柄の反転表示の一例
であって、中心に位置する磁気反転表示部材からこれを
中心に順にめぐっていくものの場合を順に示したもの
で、図中の左から右及び上段から下段に向けて順次変化
する状態を示した一つの左表示箇所11Lにおける拡大
正面図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る遊技機において採用
される液晶シャッタを有した表示器の側面図である。
【図9】液晶シャッタを有した表示器における反転表示
の一例を示すものであり、左及び右の表示箇所がリーチ
目を形成して、大当りとなる場合を状態1〜状態10の
順に示した表示器の拡大正面図である。
【図10】液晶シャッタを有した表示器において、各表
示箇所に出る図柄をその出る直前に液晶シャッタによる
選択的隠しを行う一列を示すもので、状態17において
最終的に大当り表示がなされる場合を順を追って示した
表示器の正面図である。
【図11】本発明の遊技機における遊技動作を制御する
制御回路のブロック図である。
【図12】同遊技機の始動入賞時における動作を示すフ
ローチャート図である。
【図13】同遊技機の反転表示動作を示すフローチャー
ト図である。
【図14】図13の次段の反転表示変動を示すフローチ
ャート図である。
【図15】表示器を構成している各磁気反転表示部材に
よって一つの表示箇所に表示される図柄の例を示した一
覧表である。
【符号の説明】
10 表示器 11L 左表示箇所 11C 中表示箇所 11R 右表示箇所 12 飾り枠 20 磁気反転表示部材 21 ディスク 21a 表示面 21b 非表示面 22 回転軸 23 ステータピン 23a 先端部 30 液晶シャッタ 40 図柄 50 制御回路 51 マイクロコンピュータ 52 外部ROM 53 外部RAM 54 ドライバ 61 始動入賞口 62 アタッカー 100 表示装置 200 遊技機(パチンコ機)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面上に設けた表示器によって、複
    数個の表示箇所において複数種類の図柄を連続的に変化
    させながら表示してから停止させることにより、各表示
    箇所における各図柄の組み合せが予じめ定めた大当たり
    図柄の組合せとなったとき、入賞条件を向上させるよう
    にした遊技機において、 表示面及び非表示面を有して磁気を残留させたディスク
    と、このディスクを回転自在に支持する回転軸と、この
    回転軸に直交する方向に両先端部が位置してこれらの先
    端部をパルス電流によって磁化するステータピンとを有
    した磁気反転表示部材をマトリックス状に多数配列し
    て、前記表示器を構成した表示装置を備えたことを特徴
    とする遊技機。
JP6233516A 1994-09-28 1994-09-28 表示装置を備えた遊技機 Withdrawn JPH0889631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005034462A (ja) * 2003-07-17 2005-02-10 Sankyo Kk 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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