JPH088898Y2 - 運転室の前面窓拘束構造 - Google Patents

運転室の前面窓拘束構造

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JPH088898Y2
JPH088898Y2 JP698990U JP698990U JPH088898Y2 JP H088898 Y2 JPH088898 Y2 JP H088898Y2 JP 698990 U JP698990 U JP 698990U JP 698990 U JP698990 U JP 698990U JP H088898 Y2 JPH088898 Y2 JP H088898Y2
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guide rail
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cab
guide
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正一 畑
喜良 東郷
圭亮 岸谷
博文 吉崎
昌宏 中山
秀夫 関根
英司 赤羽根
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Press Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は運転室の前面窓拘束構造の改良に関する。
【従来の技術】
従来の建設機械の運転室における前面窓拘束構造は、
第8図に示すように、運転室21の内壁面22に前面と天井
に沿って略倒立L状にガイドレール23が左右一対に設け
られており、該ガイドレール23に前面窓25の上下にそれ
ぞれ軸支されたガイドローラ24が滑動自在に嵌め込まれ
て、前面窓25を運転室21の正面位置から天井と平行にな
る収納位置に変位することができるようになっている。 この前面窓25を天井に沿って収納する際に、従来は、
前面窓25に設けられたブラケット26にクッションゴム27
が取付けられており、該クッションゴム27が内壁面22の
ストップ位置に設置されているストッパ28と衝合するこ
とにより摩擦力で前面窓25の収納時の振れを防いでい
る。 しかし、上記構成ではガイドレール23とガイドローラ
24には上下方向に隙間があるため、上下方向の振れを止
めることはできない。 更に、この構成においては、前面窓25からブラケット
26を突出させる必要があり、また内壁面にもストッパ28
が必要となるので、運転室内に突出物が増え安全上好ま
しくない。 次に、第9図及び第10図に示す前面窓拘束構造では、
ガイドレール29が前面窓の下方に設けられたガイドロー
ラ30のストップ位置で段差が設けられ、そこにストッパ
31が取り付けられている。 一方、前面窓の上方に設けられた上部ガイドローラ32
は下方に設けられた下部ガイドローラ30より小さく設定
されている。 従って、前面窓が収納位置までくると、上部ガイドロ
ーラ32はストッパ31には止まらず通り抜けるが、下部ガ
イドローラ30はストッパ31と衝合するので、これにより
前面窓の振れを止めるようになっている。 しかし、上記構成では上部ガイドローラ32がストッパ
31より前方位置にある場合に、ガイドレール29と上部ガ
イドローラ32との間に過大な隙間が形成されガタが大き
くなると共に、下部ガイドローラ30がストッパ31と衝合
している場合にもガイドレール39と左右方向に隙間が形
成されるため左右の振れを防ぐことはできない欠点があ
る。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであっ
て、その主たる課題は、ガイドローラの少なくとも一部
をガイドレール内で隙間なく嵌合して、運転室内に構造
を突設することなく、前面窓の上下と左右の振れを防ぐ
ことができる運転室の前面窓拘束構造を提供することに
ある。
【問題点を解決するための手段】
この考案は上記課題を解決するため、 (a).運転室の内壁面に設けたガイドレールに滑動自
在なガイドローラを嵌込み開閉自在に取り付けられた運
転室の前面窓拘束構造において、 (b).ガイドレールが、ガイドレール本体となる表側
ガイドレール部の内側に小型の奥側ガイドレール部を段
違いに有している、 (c).ガイドローラが、上記表側ガイドレール部内で
滑動する主ローラと一体に設けられて奥側ガイドレール
部内を移動するストッパ部を有している、 (d).上記奥側ガイドレール部の終端に上記ストッパ
部を隙間なく嵌合する幅に設定された拘束溝部を形成し
ている、 という技術的手段を講じている。
【作用】
ガイドロ−ラの主ローラは表側ガイドレール部に沿っ
て滑動し、ストッパ部はその内側に形成された奥側ガイ
ドレール部に沿って移動するので、前面窓を正面位置ま
たは収納位置に変位させることができる。 そして奥側ガイドレール部は拘束溝部で幅狭になって
おり、該拘束溝部まで進入したストッパ部は隙間なく嵌
合し拘束されるので前面窓が上下、左右方向に振れるこ
とがない。
【実施例】
以下にこの考案の運転室の前面窓拘束構造を油圧ショ
ベルの運転室に用いた場合の好適実施例につき図面を参
照しながら説明する。 第1図に示すように油圧ショベルの運転室1には、そ
の内壁面2に沿って左右一対のガイドレール3が配設さ
れている。 このガイドレール3は第2図および第3図に示すよう
に上方に立ち上がる立設部3Aと湾曲するコーナを介して
天井に沿って水平に延出する横設部3Bとからなってい
る。 ここで、ガイドレール3は、第4図に示すように外側
に形成されたガイドレール本体となる表側ガイドレール
部4と、その内側で一体に曲成された奥側ガイドレール
部5とを段違いに有している。 この奥側ガイドレール部5は表側ガイドレール部4と
中心線を同一としており、略相似する小型に形成されて
いる。 そして内部ガイドローラ5は上記横設部3Bの中途位置
に拘束溝部9が形成されて終端となっている。 この拘束溝部9は、内部ガイドローラ5の上下の溝幅
を一層狭くして後述のストッパ部8Bの直径と等しく設定
している。 一方、前面窓6には、その側方上部に上部ガイドロー
ラ7が左右一対に軸支され、また側方下部に下部ガイド
ローラ8が左右一対に軸支されている。 ここで、上部ガイドローラ7は、第5図に示すように
上記表側ガイドレール部4に嵌合しガイドされて滑動自
在な主ローラのみからなっている。 また下部ガイドローラ8は、第6図に示すように上記
表側ガイドレール部4に嵌合して滑動自在な主ローラ8A
と、該主ローラ8Aと中心を同一にして外方に突出する小
径ローラ状に設定されたストッパ部8Bとからなってい
る。 このストッパ部8Bは上記奥側ガイドレール部5内に嵌
合して滑動可能となっており、また拘束溝部9では隙間
なく嵌合して拘束される(第7図参照)。 上記構成からなっているので、前面窓を正面位置から
上方に持ち上げると上部ガイドローラ7と下部ガイドロ
ーラ8の主ローラ8Aとがガイドレール3の表側ガイドレ
ール部4にガイドされて滑動し、また下部ガイドローラ
8のストッパ部8Bは内部ガイドローラ5にガイドされて
正面位置から天井に平行となる収納位置まで変位する。 そして前面窓6が収納位置近傍まで変位すると、スト
ッパ部8Bは奥側ガイドレール部5の拘束溝部9まで進
み、拘束溝部9でストッパ部8Bが拘束されて前面窓の収
納が完了する。 これにより、前面窓は収納位置において振れがなく安
定姿勢で収納することができる。 なお、この考案では、ガイドレールを内方へ二段に段
違いに設けたが、それ以上の複数段であってもよい。 例えば、ガイドレールを内方に向かって除々に小径と
なるよう第1、第2、第3の3段構成とし、上部ガイド
ローラを第1、第2のガイドレールに対応する第1、第
2のガイドローラとし、下部ガイドローラを第1、第3
のガイドレールに対応する第1、第3のガイドローラと
すれば、第2及び第3のガイドレールにそれぞれ拘束溝
部を設けて、上部ガイドローラは第2のガイドレールの
拘束溝部で第2のガイドローラを拘束し、下部ガイドロ
ーラは第3のガイドレールの拘束溝部で第3のガイドロ
ーラを拘束することができる。 また上記実施例ではストッパ部をローラ形状とした
が、奥側ガイドレール部では拘束されず、拘束溝部で拘
束されるものであればその形状は問わず、奥側ガイドレ
ール部に沿って拘束されずに移動できるものであればよ
い。
【考案の効果】
この考案によれば前面窓に設けたガイドローラはガイ
ドレールのどの位置においてもこれに沿って滑らかに回
転することができ、さらに拘束溝部においてはガイドロ
ーラのストッパ部とガイドレールが嵌合するため、前面
窓の振れを有効に防ぐことができる。 また、そのための構造として運転室内に飛び出すもの
がなく、構成部品も少ないので簡単な構成で前面窓の振
れ止めを行なうことができ極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の運転室の前面窓拘束構造を用いた油
圧ショベルの側面図、第2図は前面窓を閉止して正面位
置とした状態を説明する部分図、第3図は前面窓を開放
して収納位置とした状態を説明する部分図、第4図はガ
イドレールの側面図、第5図は上部ガイドローラとガイ
ドレールとの関係を示す断面図、第6図は下部ガイドロ
ーラとガイドレールとの関係を示す断面図、第7図は拘
束溝部でのガイドローラを示す断面図、第8図は従来構
成を示す要部断面図、第9図は異なる従来構成を示す側
面図、第10図は同断面図である。 1……運転室 2……内壁面 3……ガイドレール 3A……立設部 3B……横設部 4……表側ガイドレール部 5……奥側ガイドレール部 6……前面窓 7……上部ガイトローラ 8……下部ガイドローラ 8A……主ローラ 8B……ストッパ部 9……拘束溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岸谷 圭亮 東京都港区北青山1丁目2番3号 新キャ タピラー三菱株式会社内 (72)考案者 吉崎 博文 東京都港区北青山1丁目2番3号 新キャ タピラー三菱株式会社内 (72)考案者 中山 昌宏 東京都港区北青山1丁目2番3号 新キャ タピラー三菱株式会社内 (72)考案者 関根 秀夫 神奈川県川崎市川崎区塩浜1丁目1番1号 プレス工業株式会社内 (72)考案者 赤羽根 英司 神奈川県川崎市川崎区塩浜1丁目1番1号 プレス工業株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転室の内壁面に設けたガイドレールに滑
    動自在なガイドローラを嵌込み開閉自在に取り付けられ
    た運転室の前面窓拘束構造において、 ガイドレールがガイドレール本体となる表側ガイドレー
    ル部の外方に小型の奥側ガイドレール部を段違いに有し
    ており、 ガイドローラが上記表側ガイドレール部内で滑動する主
    ローラと一体に設けられて奥側ガイドレール部内を移動
    するストッパ部を有しており、 上記奥側ガイドレール部の終端に上記ストッパ部を隙間
    なく嵌合する幅に設定された拘束溝部を形成しているこ
    とを特徴とする運転室の前面窓拘束構造。
  2. 【請求項2】前面窓の側方上部に設けられた上部ガイド
    ローラは主ローラのみからなり、側方下部に設けられた
    下部ガイドローラが主ローラとストッパ部とからなって
    おり、ガイドレールが、運転室の前面および天井に沿っ
    て略倒立L状に配設されて、天井側の延出部分の中途位
    置に奥側ガイドレール部の拘束溝部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の運転室の前面窓拘束構
    造。
  3. 【請求項3】ストッパ部がローラ形状からなっているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の運転室の前面
    窓拘束構造。
JP698990U 1990-01-29 1990-01-29 運転室の前面窓拘束構造 Expired - Lifetime JPH088898Y2 (ja)

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JPH0398114U JPH0398114U (ja) 1991-10-11
JPH088898Y2 true JPH088898Y2 (ja) 1996-03-13

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