JPH0888764A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0888764A
JPH0888764A JP22442794A JP22442794A JPH0888764A JP H0888764 A JPH0888764 A JP H0888764A JP 22442794 A JP22442794 A JP 22442794A JP 22442794 A JP22442794 A JP 22442794A JP H0888764 A JPH0888764 A JP H0888764A
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JP
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line
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JP22442794A
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English (en)
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Tetsuo Kitamura
哲生 喜多村
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TEC CORP
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TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間引きにより縮小印字する場合に、細かな文
字がつぶれてしまうような不都合を回避すること。 【構成】 各主走査ライン毎に画素クロックを順次計数
する主走査カウンタ22と、ライン同期信号を順次計数
する副走査カウンタ23と、縮小率に応じて間引きを行
なう画素位置が主走査方向の両端に重みをもたせて予め
設定された主走査間引き設定テーブル24と、縮小率に
応じて間引きを行なう副走査ライン位置が副走査方向の
両端に重みをもたせて予め設定された副走査間引き設定
テーブル25と、カウンタ22の計数値とテーブル24
の設定値とを比較して各画素の間引きの可否を決定する
主走査間引き制御手段26と、カウンタ23の計数値と
テーブル25の設定値とを比較して各副走査ラインの間
引きの可否を決定する副走査間引き制御手段27とを備
え、余白に相当する左右・上下端で重点的に間引きを行
なわせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カット状の受信紙を使
用して受信記録を行なうファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カット状の受信紙を使用するフ
ァクシミリ装置では、受信紙のサイズは予めA4サイズ
のような定形サイズに決められている。一方、送信に関
しては、A4サイズといったような定形サイズはなく、
送信原稿が大きめであっても小さめであっても送信可能
である。また、A4サイズのような定形サイズの送信原
稿の場合であっても、読取送信の際に原稿スキューなど
を生じて間延びし、実質的にA4サイズよりも大きな原
稿状態で送信されるようなことがある。よって、例え
ば、A4サイズの受信紙を備えたファクシミリ装置で受
信する場合、送信原稿がA4サイズより大きかったり、
A4サイズでも原稿スキューを生じたようなときには、
A4サイズ以上の書込ライン数となってしまうので、そ
のまま単純に印字すると、下端部に画像欠落を生じてし
まう。
【0003】近年、普及しつつある普通紙ファクシミリ
においては、送信原稿のサイズと受信紙のサイズとが同
じであっても、このような現象を生ずる。即ち、普通紙
に記録するファクシミリ用のプリンタは、静電写真方式
のレーザプリンタ等として構成され、一般に、パソコ
ン、ワープロ等におけるプリントアウト用出力機器とし
て活用されているものであり、近年では、密度300d
pi或いは400dpiの解像度(インチ系規格)を持
つ構造のものが一般的となっている。よって、普通紙フ
ァクシミリを構成する場合、例えば、このようなレーザ
プリンタを流用することになる。そして、CCITT勧
告に基づくファクシミリ規格に従い約200dpiの密
度で読み取った(受信した)画像データを例えば300
dpiなる密度の印字データに変換してプリンタ側に出
力させる必要がある。
【0004】よって、単純には、読取密度200dpi
を書込密度300dpiに変換するために1.5倍、つ
まり、スキャナ側の2画素・2ライン分がプリンタ側の
3画素・3ライン分となるようにすればよい。しかし、
現実には読取密度は例えばファインモードで8画素/m
m×7.7本/mmであり(mm系規格)、正確に20
0dpiではないので、1.5倍の密度変換処理を行な
うと、書込ライン数が増えるため、印字が伸びてしま
う。この結果、このままでは例えばA4サイズで受信し
てA4サイズの受信紙(普通紙)に印字する場合に下端
部に画像欠落を生じてしまう。リーガルサイズで受信し
てA4サイズの受信紙に記録する場合には、もっと顕著
な画像欠落を生ずる。
【0005】しかし、何れの場合においても、ファクシ
ミリ装置にあっては、情報伝達機能からして、受信した
1頁分の画像を全て1枚の受信紙に収まるように印字す
ることが重要であり、画像欠落は極力避ける必要があ
る。
【0006】このようなことから、従来にあっては、送
信原稿1枚が必ず受信紙1枚に収まるように、送信原稿
側が大きい場合には、ある基準に基づき画素や書込ライ
ンを間引いた印字データを作成することで、実質的に縮
小化を図るようにしている。普通紙レーザファクシミリ
の例で説明すれば、読取密度200dpiを書込密度3
00dpiに密度変換した後、ある基準で画像データの
ライン間引きを行なうことで、全体として1枚の受信紙
に収まるように帳尻合わせが行なわれる。例えば、A4
サイズ同士の送信・記録時であれば、96%程度となる
ようにデータを減らす必要があるため、60ライン毎に
1ラインずつ間引きが行なわれる。主走査方向に関して
も、同様に、一定数の画素毎に画素の間引きが行なわれ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におけ
る間引き処理は全面的に均等ないしは画一的に行なわれ
るため、細かい文字画像を有するような場合に、間引き
により文字がつぶれてしまい、読みにくくなることがあ
る。特に、普通紙レーザファクシミリの場合には、本
来、解像度が高く印字が綺麗であるという特長を有する
にも拘らず、細かな文字がつぶれてしまうとか、擬似中
間調印字において間引きにより規則的な中間調パターン
がくずれ、印字画像上で間引きラインが目立ってしまう
等の不都合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、印字データ
に基づきカット状の受信紙に対して印字を行なう印字機
構部と、受信画像データを記憶するメモリと、記憶され
たこの受信画像データに基づき送信原稿のサイズを算出
するサイズ算出手段と、算出された送信原稿のサイズと
前記受信紙のサイズとに基づき前記印字機構部に出力す
る印字データを生成するための縮小率を算出する縮小率
算出手段と、主走査間引き制御手段及び副走査間引き制
御手段により間引きが決定された画素及び副走査ライン
が間引かれた印字データを前記印字機構部に出力する縮
小印字制御手段とを備えたファクシミリ装置であって、
縮小印字制御手段が、各主走査ライン毎に画素クロック
を順次計数する主走査カウンタと、ライン同期信号を順
次計数する副走査カウンタと、縮小率に応じて間引きを
行なう画素位置が主走査方向の両端に重みをもたせて予
め設定された主走査間引き設定テーブルと、縮小率に応
じて間引きを行なう副走査ライン位置が副走査方向の両
端に重みをもたせて予め設定された副走査間引き設定テ
ーブルと、前記主走査カウンタの計数値と前記主走査間
引き設定テーブルの設定値とを比較して各画素の間引き
の可否を決定する主走査間引き制御手段と、前記副走査
カウンタの計数値と前記副走査間引き設定テーブルの設
定値とを比較して各副走査ラインの間引きの可否を決定
する副走査間引き制御手段とを有する構成とした。
【0009】
【作用】送信原稿のサイズと受信紙のサイズとの関係か
ら縮小印字を要する場合、主・副走査間引き設定テーブ
ルに各々縮小率に応じて予め設定された間引きする画素
位置や副走査ライン位置で間引きを行ない、実質的に縮
小された印字データを生成して出力させることで、1枚
の受信紙に収まるようにする。このような間引きに関し
て、主・副走査間引き設定テーブルでは送信原稿の左右
・上下の周囲余白に相当する主・副走査方向の両端付近
で多くの画素や副走査ラインを間引くように片寄らせて
設定されているので、送信すべき画像情報を有しない、
或いは、殆ど有しない左右・上下端で重点的に間引きを
行ない、少なくとも送信原稿の中央部に書かれている画
像データに関しては間引きの全くない、或いは、殆どな
い状態で印字再現されることになり、細かい文字などで
あってもつぶれない。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。本実施例は、普通紙レーザファクシミリに適用した
もので、その概略構成例を図2に示す。まず、各部を制
御するCPU1にはタイマ2が内蔵されている。このC
PU1にはシステムバス3を介してROM4、RAM5
などのメモリ、前記RAM5や詳細を後述する印字制御
部側に対するアクセスを制御するDMAC(ダイレクト
・メモリ・アクセス・コントローラ)6、画像読取装置
7等が接続されている。また、前記システムバス3には
通信回線、例えば、公衆回線8に接続するためのファク
シミリモデム9が接続されている。
【0011】前記RAM5は、システムRAM10、画
像メモリ11及び受信画像データを格納するためのプリ
ンタバッファ(メモリ)12等の記憶領域を備えた構成
とされている。また、前記画像読取装置7はファクシミ
リ規格に従い、ファインモードであれば8画素/mm×
7.7本/mm、スタンダードモードであれば8画素/
mm×3.85本/mmなる読取密度(約200dpi
の密度)で送信原稿の画像読取を行なうものである。ま
た、前記CPU1の制御下に後述する動作を実行するサ
イズ算出手段と縮小率算出手段とが設けられている。
【0012】さらに、前記システムバス3には印字制御
部(縮小印字制御手段)13を介してレーザプリンタエ
ンジン(印字機構部)14が接続されている。このレー
ザプリンタエンジン14は所定のインチ系規格の解像度
として、例えば、300dpi(或いは、400dpi
又は600dpi)なる書込密度を持つ構造のものであ
り、パソコン用の出力機器等として用いられているもの
と同様である。このレーザプリンタエンジン14で扱う
受信紙は既知の定形サイズのもの、例えば、A4サイズ
の普通紙とされている。
【0013】前記印字制御部13は受信画像データに対
してレーザプリンタエンジン14に適合する形に適宜処
理を施して印字データを生成し出力するもので、まず、
mm系規格をインチ系規格に適合させるための解像度変
換回路15が設けられている。この解像度変換回路15
は8画素/mm(約200dpi)の密度なる受信画像
データを300dpi,400dpi或いは600dp
iなる密度に変換し得る機能を持つ。本実施例では、レ
ーザプリンタエンジン14の規格に合わせて、例えば、
300dpiなる密度に変換するように設定されてい
る。よって、受信画像データの主走査方向の2画素分を
印字データの3ドット分に変換することになり、副走査
方向についても副走査ラインの2ライン分を印字データ
の3ライン分に変換することになる。現実には、受信画
像データの2×2画素分を印字データの3×3ドット分
に変換するものであり、この変換処理を行なうために、
解像度変換回路15とシステムバス3との間には2ライ
ン分のラインメモリ16a,16bが介在されている。
【0014】前記解像度変換回路15の出力側には、基
本的な動作として、ライン同期信号と画素クロックとに
同期して3ドットのパラレルデータをシリアルデータに
変換した印字データを前記レーザプリンタエンジン14
側に出力させるシフトレジスタ17が設けられている。
具体的には、図1中に示すように、3個のD型フリップ
フロップ17a〜17cを縦列接続させた構成とされて
いる。
【0015】さらに、このシフトレジスタ17に対して
は、そのシフト数を適宜制御して最終的な印字データを
生成させるための縮小制御回路18が接続されている。
この縮小制御回路18にはレーザプリンタエンジン14
側からの画素クロック及びライン同期信号に基づきこの
縮小制御回路18の動作を制御するためのカウンタ回路
19が接続されている。また、前記シフトレジスタ17
の出力側には、白データ付加回路20及びタイミング調
整回路21が順に接続されている。
【0016】ここに、前記カウンタ回路19は、図1に
示すように、各主走査ライン毎に画素クロックを順次計
数する主走査カウンタ22と、ライン同期信号を順次計
数する副走査カウンタ23とよりなる。主走査カウンタ
22は受信紙の左端から1ライン分の画素クロックを計
数し終える毎にキャリーアウトを出力するとともに、ラ
イン同期信号によりクリアされる構成とされている。
【0017】また、前記縮小制御回路18中には、主走
査方向に関して間引きを行なう画素位置が予め設定され
た縮小ドット設定テーブル(主走査間引き設定テーブ
ル)24と、副走査方向に関して間引きを行なう副走査
ライン位置が予め設定された縮小ライン設定テーブル
(副走査間引き設定テーブル)25とが設けられてい
る。
【0018】ここに、縮小ドット設定テーブル24には
各種縮小率に応じて間引きを行なう画素位置が予め設定
されているが、その間引き画素位置は、主走査方向全体
において均等ではなく、主走査方向の両端(受信紙の左
右端)で多くの間引きを行なって中央部ではあまり間引
きを行なわないように、両端に間引きの重みを持たせて
設定されている。例えば、縮小率が96%の場合であれ
ば、受信紙の左端より40ドット位置までの画素は縮小
率50%、41〜100ドット位置の画素は縮小率70
%、…といった間引き内容となるように、主走査方向に
おいて片寄らせて設定される。本実施例においては、こ
の縮小ドット設定テーブル24には、受信紙の左端から
何番目の位置のドット(D型フリップフロップ17a〜
17cで扱う3画素分を考慮し、最低3画素置きとな
る)をどの程度間引くか(3画素分中の1画素のみ又は
2画素を間引くか)が具体的に設定されている。
【0019】一方、縮小ライン設定テーブル25には各
種縮小率に応じて間引きを行なう副走査ライン位置が予
め設定されているが、その間引き副走査ライン位置は、
副走査方向において均等ではなく、副走査方向の両端
(受信紙の上下端)で多くの間引きを行なって中央部で
はあまり間引きを行なわないように、両端に間引きの重
みを持たせて設定されている。本実施例においては、こ
の縮小ライン設定テーブル25には、受信紙の上端から
何番目から何本(1本又は2本)の副走査ラインを間引
くかを、その直前の副走査ライン位置で特定できるよう
に具体的に設定されている。
【0020】さらに、前記主走査カウンタ22と前記縮
小ドット設定テーブル24との間には一致検出回路(主
走査間引き制御手段)26が接続され、前記副走査カウ
ンタ23と前記縮小ライン設定テーブル25との間には
一致検出回路(副走査間引き制御手段)27が接続され
ている。一致検出回路26は主走査カウンタ22により
順次計数されて主走査方向の画素位置を示す計数値と、
縮小ドット設定テーブル24に予め設定されている間引
き用の画素位置を示す設定値とが一致するか否かを比較
判断するものである。この一致検出回路26の不一致出
力端子には3カウンタ28が接続され、一致出力端子に
は間引きカウンタ29が接続されている。間引きカウン
タ29は2画素分又は1画素分の間引きが選択自在であ
り、何画素分を間引くかは前記縮小ドット設定テーブル
24中の設定値により選択されるように構成されてい
る。これらの3カウンタ28と間引きカウンタ29とは
ORゲート30を介して前記シフトレジスタ17の各フ
リップフロップ17a〜17cのシフトクロック端子に
接続されている。
【0021】一方、前記一致検出回路27の出力端子に
はライン指定カウンタ31が接続されている。このライ
ン指定カウンタ31は解像度変換される3ライン分のデ
ータに対応させて、前記解像度変換回路15に対して3
ライン分のライン指定が可能であるが、縮小ライン設定
テーブル25の設定値に基づき出力指定ラインを1ライ
ン又は2ライン飛ばすことによりライン間引きを行なえ
るように構成されている。
【0022】これらのカウンタ28,29,31は画素
クロックやライン同期信号に対応して計数動作するもの
であり、前記タイミング調整回路21を形成している。
【0023】また、前記白データ付加回路20は受信紙
の左端に付加すべき白データ数が予め設定された白デー
タカウンタ32により形成されている。
【0024】この白データカウンタ32の出力と前記シ
フトレジスタ17の出力とがゲート回路33に入力さ
れ、前記レーザプリンタエンジン14に対する最終的な
印字データが各副走査ライン毎に生成されるように構成
されている。
【0025】このような構成において、受信・記録動作
について説明する。まず、受信画像データを印字制御部
13に転送するまでの動作を図3のフローチャートを参
照して説明する。公衆回線8を介してファクシミリモデ
ム9により受信された符号データは、DMAC6の制御
により画像メモリ11内に転送される(ステップS
1)。CPU1はこの画像メモリ11に格納された符号
データを順次復号させてラスタデータに展開し(S
2)、これを受信画像データとしてプリンタバッファ1
2に格納させる(S3)。
【0026】1頁分の受信画像データがプリンタバッフ
ァ12に記憶されると(S4)、CPU1はサイズ算出
手段によりステップS5を実行させる。即ち、プリンタ
バッファ12中に格納された受信画像データの主走査方
向のデータ数、副走査方向のデータ数を各々調査するこ
とにより、送信原稿のサイズ(幅と長さ)を算出する。
ここに、本実施例にいう「送信原稿のサイズ」とは、相
手方にある実際の送信原稿の大きさを意味するものでな
く、受信画像データから判断し得る受信状態に換算した
大きさを意味する。よって、送信原稿スキュー時であれ
ば、スキューによる伸びを含む大きさとなる。また、本
実施例は普通紙レーザファクシミリに適用したものであ
り、mm系規格→インチ系規格の解像度変換を伴うた
め、この解像度変換を考慮した大きさをも意味する。即
ち、実際の解像度変換は後で解像度変換回路15により
行なわれるが、この解像度変換を行なったと仮定した大
きさと見做される。単純には、200dpi→300d
piの密度変換を行なうので、送信原稿のサイズは、プ
リンタバッファ12中の受信画像データ自身から求めら
れたサイズの1.5倍のサイズと見做される。
【0027】サイズ算出手段により送信原稿サイズが算
出されると、レーザプリンタエンジン14にセットされ
ている受信紙のサイズとの比較により、縮小処理を要す
るか否かを判定する(S6)。上述したように送信原稿
のスキューや解像度変換等を考慮しても、受信画像デー
タの全てが1枚の受信紙に収まる大きさの場合には、プ
リンタバッファ12中の受信画像データを印字制御部1
3中に転送し(S9)、縮小処理を行なうことなく10
0%の印字データを生成出力させる。
【0028】一方、ステップS6の判定において、受信
画像データが1枚の受信紙に収まらないと判定される
と、縮小処理を要するので、CPU1は縮小率算出手段
によりステップS7を実行させる。即ち、算出された送
信原稿のサイズとレーザプリンタエンジン14における
受信紙のサイズとの関係から、受信画像データの全てが
1枚の受信紙に収まる縮小率を算出する。例えば、スキ
ューのないA4サイズ原稿からの送信時であれば、解像
度変換に伴う伸びがあるので、縮小率96%のように算
出される。算出された縮小率は、印字制御部13中の縮
小制御回路18に転送されて設定される(S8)。この
場合、縮小率は副走査方向の画像データの全てが受信紙
の長さ内に収まるように副走査方向に関する縮小率とし
て算出されるが、主走査方向に関しても同率の縮小を行
なうため、主走査方向の縮小率も同じに設定される。こ
のように縮小率が縮小制御回路18に設定された後で、
プリンタバッファ12中の受信画像データを印字制御部
13中に転送し(S9)、後述するような縮小処理を行
なって印字データを生成出力させる。
【0029】次に、ステップS9以降の印字制御部13
における動作を説明する。印字制御部13では、プリン
タバッファ12内の受信画像データを2ライン分ずつラ
インメモリ16a,16bに順次格納する。これらのラ
インメモリ16a,16bに格納された受信画像データ
を主走査方向に2画素ずつ取り出し、2×2画素分を解
像度変換回路15に入力させ、3×3画素分のデータに
変換する。このような変換処理を主走査方向の後続画素
について同様に行なう。
【0030】ここに、縮小処理を要しない場合(ステッ
プS7,S8を経ない場合)には、解像度変換回路15
により変換された後のパラレルな画像データをライン同
期信号と画素クロックとに同期させて、シフトレジスタ
17のフリップフロップ17a〜17cに書き込むこと
によりシリアルデータに変換し、そのまま、最終的な印
字データとしてレーザプリンタエンジン14に出力させ
る。
【0031】一方、縮小処理を要する場合においては、
解像度変換回路15により変換された後のパラレルな画
像データは画素クロックに同期させてフリップフロップ
17a〜17cに順次書き込まれる。この動作と並行し
て、受信紙の左端に相当する位置から主走査カウンタ2
2が画素クロックを順次計数し、現在処理対象となって
いる画素の主走査方向の位置を常に把握する。そして、
一致検出回路26によりこの主走査カウンタ22の計数
値と縮小ドット設定テーブル24に設定されている間引
き用の設定値(画素位置)とが一致するか否かが比較判
定される。不一致の場合には、間引きを要しないので3
カウンタ28が選択される。これにより、画素クロック
に対応してこの3カウンタ28からORゲート30を介
して3パルスがシフトレジスタ17に出力されるので、
フリップフロップ17a〜17cに関して3パルス分の
シフトが実行され、3つのシリアルデータがそのまま印
字データとしてゲート回路33から出力される。即ち、
間引きが行なわれない。前述した縮小処理を要しない場
合の処理も、これと同様に行なわれる。
【0032】また、主走査カウンタ22の計数値が縮小
ドット設定テーブル24の設定値に一致した場合には、
間引きカウンタ29が選択されるとともに設定内容に応
じてこの間引きカウンタ29の間引き数が1画素か2画
素分かが設定される。例えば、間引き数が1画素分の場
合には、この間引きカウンタ29からは2パルスだけが
出力されるため、シフトレジスタ17では2画素分のシ
フト動作だけが行なわれることになり、3つのシリアル
データ中から1つのデータが間引かれた2つのデータが
印字データとしてゲート回路33から出力される。同様
に、間引き数が2画素分の場合には、この間引きカウン
タ29からは1パルスだけが出力されるため、シフトレ
ジスタ17では1画素分のシフト動作だけが行なわれる
ことになり、3つのシリアルデータ中から2つのデータ
が間引かれた1つのデータが印字データとしてゲート回
路33から出力される。このような間引きにより、元々
3画素分を2画素分又は1画素分に詰めるので、印字結
果は主走査方向に縮小される。
【0033】このように3画素単位で処理を行なうた
め、縮小ドット設定テーブル24において設定される間
引きを行なう画素位置も、最低限、3画素置きとされて
いる。ここに、縮小ドット設定テーブル24では、主走
査方向の両端部で間引きを多く行なわせるように間引き
画素位置が設定されているので、主走査方向の左右両端
で主に間引きが行なわれ、中央部では全く或いは殆ど間
引きが行なわれず解像度変換された画像データがそのま
ま印字データとして出力されることになる。
【0034】ところで、主走査方向に関して、上記のよ
うな間引きによる縮小処理を行なうと、受信紙上におい
て画像全体が左側に寄る傾向がある。そこで、縮小処理
を行なう際に画像中心を受信紙の中心に合わせるため、
縮小率に応じたダミーの白データが白データカウンタ3
2から印字データとしてレーザプリンタエンジン14に
出力される。
【0035】一方、上述したような主走査方向の画像処
理と並行して、副走査カウンタ23は受信紙の上端に相
当する先頭位置からライン同期信号を順次計数し、現在
処理対象となっている副走査ラインの位置を常に把握す
る。同時に、ライン同期信号はライン指定カウンタ31
にも入力され、解像度変換回路15に対して変換後の3
ライン中の何れのラインの画像データを出力すべきかを
指定する。ライン間引きを行なわない場合であれば、解
像度変換回路15により変換された3ライン分の画像デ
ータに対して、ライン同期信号に同期させて、1ライン
目出力、2ライン目出力、3ライン目出力が順に出さ
れ、各画像データに関して上述したような主走査方向の
画像処理がなされる。
【0036】このような処理過程において、副走査カウ
ンタ23の計数値が縮小ライン設定テーブル25の設定
値に一致した場合には、一致検出回路27の出力により
ライン指定カウンタ31が制御される。即ち、この設定
値において縮小ライン設定テーブル25で間引きが1ラ
インに設定されていれば、ライン指定カウンタ31を1
ライン飛ばして先に進めるように制御する。例えば、1
ライン目出力の次に3ライン目出力を指定する。これに
より、解像度変換回路15は解像度変換後の3ライン中
の2ライン目の出力を止めることにより間引かれる。ま
た、縮小ライン設定テーブル25で間引きが2ラインに
設定されていれば、ライン指定カウンタ31を2ライン
飛ばして先に進めるように制御する。例えば、1ライン
目出力の次に1ライン目出力を指定する。これにより、
解像度変換回路15は解像度変換後の3ライン中の2,
3ライン目の出力を止めることにより間引かれる。この
ような副走査ラインの間引きにより、元々3ライン分を
2ライン分又は1ライン分に詰めるので、印字結果は副
走査方向に縮小されることになる。
【0037】ここに、縮小ライン設定テーブル25で
は、副走査方向の両端部で間引きを多く行なわせるよう
に間引きライン位置が設定されているので、副走査方向
の上下両端で主にライン間引きが行なわれ、中央部では
全く或いは殆どライン間引きが行なわれず解像度変換さ
れた画像データがそのまま印字データとして出力される
ことになる。
【0038】よって、主・副走査方向で考えると、受信
画像データ中で左右・上下端付近の殆ど情報を有しない
余白部分で縮小に必要な間引き処理を重点的に行ない、
通常、必要な情報を有する中央部ではあまり間引きを行
なわないように、間引き位置が設定されているので、細
かい文字画像の場合であっても文字のつぶれ等を生ずる
ことなく、1枚の受信紙に収まるように印字させること
ができる。特に、本実施例のような普通紙レーザファク
シミリにおいては、解像度が高い特長を損なうことな
く、縮小処理を行なうことができ、擬似中間調印字を伴
う場合であっても間引きラインが目立つような不都合を
生じない。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上述したように、印字データ
に基づきカット状の受信紙に対して印字を行なう印字機
構部と、受信画像データを記憶するメモリと、記憶され
たこの受信画像データに基づき送信原稿のサイズを算出
するサイズ算出手段と、算出された送信原稿のサイズと
前記受信紙のサイズとに基づき前記印字機構部に出力す
る印字データを生成するための縮小率を算出する縮小率
算出手段と、主走査間引き制御手段及び副走査間引き制
御手段により間引きが決定された画素及び副走査ライン
が間引かれた印字データを前記印字機構部に出力する縮
小印字制御手段とを備えたファクシミリ装置であって、
縮小印字制御手段が、各主走査ライン毎に画素クロック
を順次計数する主走査カウンタと、ライン同期信号を順
次計数する副走査カウンタと、縮小率に応じて間引きを
行なう画素位置が主走査方向の両端に重みをもたせて予
め設定された主走査間引き設定テーブルと、縮小率に応
じて間引きを行なう副走査ライン位置が副走査方向の両
端に重みをもたせて予め設定された副走査間引き設定テ
ーブルと、前記主走査カウンタの計数値と前記主走査間
引き設定テーブルの設定値とを比較して各画素の間引き
の可否を決定する主走査間引き制御手段と、前記副走査
カウンタの計数値と前記副走査間引き設定テーブルの設
定値とを比較して各副走査ラインの間引きの可否を決定
する副走査間引き制御手段とを有する構成としたので、
送信原稿のサイズと受信紙のサイズとの関係から縮小印
字を要する場合に、送信すべき画像情報を有しない、或
いは、殆ど有しない左右・上下端で重点的に間引きを行
ない、少なくとも送信原稿の中央部に書かれている画像
データに関しては間引きの全くない、或いは、殆どない
状態で印字させることができ、細かい文字などであって
もつぶれることのない高品質な画像伝達が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す印字制御部中の主要部
のブロック図である。
【図2】全体構成を示す概略ブロック図である。
【図3】データ処理の一部を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】 12 メモリ 13 縮小印字制御手段 14 印字機構部 22 主走査カウンタ 23 副走査カウンタ 24 主走査間引き設定テーブル 25 副走査間引き設定テーブル 26 主走査間引き制御手段 27 副走査間引き制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字データに基づきカット状の受信紙に
    対して印字を行なう印字機構部と、 受信画像データを記憶するメモリと、 記憶されたこの受信画像データに基づき送信原稿のサイ
    ズを算出するサイズ算出手段と、 算出された送信原稿のサイズと前記受信紙のサイズとに
    基づき前記印字機構部に出力する印字データを生成する
    ための縮小率を算出する縮小率算出手段と、 各主走査ライン毎に画素クロックを順次計数する主走査
    カウンタと、ライン同期信号を順次計数する副走査カウ
    ンタと、縮小率に応じて間引きを行なう画素位置が主走
    査方向の両端に重みをもたせて予め設定された主走査間
    引き設定テーブルと、縮小率に応じて間引きを行なう副
    走査ライン位置が副走査方向の両端に重みをもたせて予
    め設定された副走査間引き設定テーブルと、前記主走査
    カウンタの計数値と前記主走査間引き設定テーブルの設
    定値とを比較して各画素の間引きの可否を決定する主走
    査間引き制御手段と、前記副走査カウンタの計数値と前
    記副走査間引き設定テーブルの設定値とを比較して各副
    走査ラインの間引きの可否を決定する副走査間引き制御
    手段とを有して、これらの主走査間引き制御手段及び副
    走査間引き制御手段により間引きが決定された画素及び
    副走査ラインが間引かれた印字データを前記印字機構部
    に出力する縮小印字制御手段と、 を備えてなることを特徴とするファクシミリ装置。
JP22442794A 1994-09-20 1994-09-20 ファクシミリ装置 Pending JPH0888764A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006096031A (ja) * 2004-08-30 2006-04-13 Canon Inc 記録装置および記録方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006096031A (ja) * 2004-08-30 2006-04-13 Canon Inc 記録装置および記録方法
JP4681985B2 (ja) * 2004-08-30 2011-05-11 キヤノン株式会社 記録装置および記録方法

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