JPH11177801A - 画像データ処理方法、画像データ処理装置および画像出力装置 - Google Patents

画像データ処理方法、画像データ処理装置および画像出力装置

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JPH11177801A
JPH11177801A JP34141097A JP34141097A JPH11177801A JP H11177801 A JPH11177801 A JP H11177801A JP 34141097 A JP34141097 A JP 34141097A JP 34141097 A JP34141097 A JP 34141097A JP H11177801 A JPH11177801 A JP H11177801A
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data
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JP34141097A
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Takaaki Hosoda
隆明 細田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 そのままでは印字結果が1枚の記録用紙に印
字しきれないほど長くなる画像データについても、画像
データ中の文字、図形を縮小したり歪ませることなく、
1枚の記録用紙に印字できる画像出力装置を提供する。 【解決手段】 画像データを一旦メモリに取り込み、そ
の上で画像データの空白部分C1、C2,C3、つま
り、図形、文字がなんら含まれていないライン部分を抽
出する。そして、この空白のラインのみを適宜間引くこ
とで、狭い空白部分W1、W2、W3にする。これによ
り、図形、文字を歪ませることなく、印字結果の全長を
短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを面積
の限られた領域に効率よく出力するのに適した、画像デ
ータ処理方法、画像データ処理装置および画像出力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置の小型化、インクジ
ェット方式による印字方式の発達によって、記録紙とし
て普通紙を使用した画像通信装置が増えている。このよ
うな装置で使用される記録紙は、一般には、A4等の定
型サイズであり、その大きさが決まっている。
【0003】ところで、画像通信装置は、通常、原稿の
画像データに加えてその先頭部分あるいは最後尾部分
に、発信元、発信先等を示す情報を付加した上でデータ
を送る。従って、実際に送信されるデータは、実際に紙
に印字された場合には元の原稿よりも長くなっているこ
とが多い。
【0004】元の原稿が記録紙よりも短ければ問題ない
が、近年は使用される紙のサイズがA4に統一されつつ
あることも手伝って、原稿も記録紙と同じA4サイズで
あることがほとんどである。
【0005】そのため、受信データを印字した場合の長
さが、受信側における記録紙の長さを越えてしまうよう
な場合に対処するために各種印字方法が提案され実用化
されている。このような従来の印字方法を図6を用いて
説明する。
【0006】図6(a)に示したのは、受信した画像デ
ータを、その長さ方向(紙送り方向)の全体について、
同じ比率で縮小する方法である。この図の例では、通常
通り印字していれば、長さがAになるはずのものが、縮
小されて長さBになっている。当然、この長さBは受信
装置にセットされている記録紙の長さ以下に設定されて
いる。
【0007】図6(b)に示したのは、受信した画像デ
ータを複数枚の記録紙に分けて印字する方法である。こ
の図の例では、受信データをそのまま印字した場合の長
さA’が記録紙の長さBよりも長いため、2枚の記録紙
に分けて印字されている。その結果、この受信データに
含まれていた画像の文字部分「あいうえおかき」が、
「あいうえお」の印字された記録紙と、これにつづく
「かき」の印字された記録紙とに分かれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては以下のような問題があった。
【0009】図6(a)に示した方法では、原稿上の文
字、図形を記録紙上に正確には再現できない、具体的に
は、縦方向と左右方向との比率が異なってしまうという
問題があった。このような問題は、形、大きさが重要な
図形等を含む画像を送信する場合、例えば、機械設計図
を送信する場合に特に問題であった。
【0010】図6(b)に示した方法では、各々の位置
が互いに関連している複数の文字、図形が異なる記録紙
上に印字されてしまうこともある。このような場合、受
信者は複数枚の記録紙を交互に見たり、あるいは貼り合
わせる等しなければならず、不便であった。
【0011】限られた領域により多くの文字、図形を効
率よく出力したいという要求は、紙への印字に限られる
ものではない。最近ではパーソナルコンピュータをファ
クシミリ等の画像通信装置として用いることも多いが、
この場合にも受信した画像をディスプレイへ表示する際
に文字、図形等を一度により多く画面に表示したいとい
う要求があった。この場合、背景部分も含めた画像全体
を縮小して表示するのは容易であるが、ディスプレイの
解像度の関係上、全体を一律に縮小したのでは文字等が
見にくくなってしまうことが多かった。
【0012】本発明は、受信データをそのまま印字した
場合に印字に要する記録紙の長さが、受信側の機器に実
際にセットされている記録紙よりも長い場合であって
も、文字、図形等を縮小あるいは歪ませることなくその
全体を1枚の記録紙に印字可能な、画像データ処理方
法、画像データ処理装置および画像出力装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】本発明は、大きさの限られた出力領域に対
して、文字、図形等を縮小したり歪ませることなく、よ
り多くの文字、図形を出力可能な画像データ処理方法、
画像データ処理装置及び画像出力装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、その第1の態様として
は、画像データに処理を施した上で、画像を出力する出
力装置に画像データを転送する画像データ処理装置にお
いて、画像データの画像内における所定方向のラインに
ついて、当該ラインに属する全ての画素のデータが画像
の背景部分に対応した値であるか否かを、ライン毎に判
定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に従って、
データが当該画像の背景部分に対応した値をとる画素の
みからなるラインが続いた空白領域を検出する空白領域
検出手段と、前記空白領域のうち前記出力装置に出力さ
せないスキップ領域を決定するスキップ領域決定手段
と、前記画像データを、前記スキップ領域に対応する部
分を除き、前記出力装置に転送する転送手段とを有する
ことを特徴とする画像データ処理装置が提供される。本
発明の第2の態様としては、画像データの画像内におけ
る所定方向のラインについて、当該ラインに属する全て
の画素のデータが画像の背景部分に対応した値であるか
否かを、ライン毎に判定する判定手段と、前記判定手段
の判定結果に従って、データが当該画像の背景部分に対
応した値をとる画素のみからなるラインが続いた空白領
域を検出する空白領域検出手段と、前記空白領域のうち
実際には出力させないスキップ領域を決定するスキップ
領域決定手段と、前記スキップ領域に対応するデータを
除き、前記画像データの画像を出力する出力手段とを有
することを特徴とする画像出力装置が提供される。
【0015】前記出力手段は、転送されてきた画像デー
タの画像を形成する画像形成手段と、前記画像データ
を、前記スキップ領域に対応する部分を除き、前記画像
形成手段に転送する転送手段とを備えて構成されてもよ
い。
【0016】画像データを受信する受信手段を備え、前
記判定手段は、前記受信手段の受信した画像データに対
して前記判定を行うものであってもよい。
【0017】画像データを受信する受信手段と、前記受
信手段の受信したデータを記憶する記憶手段とを備え、
前記判定手段は、前記記憶手段に記憶された画像データ
に対して前記判定を行うものであってもよい。
【0018】前記画像形成手段は、前記画像データの画
像をシート材上に形成する画像形成装置または前記画像
データの画像を表示する表示部を備えた表示装置であっ
てもよい。
【0019】本発明の第3の態様としては、画像データ
の画像内における所定方向のラインについて、当該ライ
ンに属する全ての画素のデータが画像の背景部分に対応
した値であるか否かを、ライン毎に判定し、前記判定結
果に従って、データが当該画像の背景部分に対応した値
をとる画素のみからなるラインが続いた空白領域を検出
し、該画像データの出力時には、前記空白領域の一部を
出力しないことを特徴とする画像データ処理方法が提供
される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0021】実施の形態1.具体的な装置の説明に先立
って、まず本実施の形態の原理を図1を用いて説明す
る。
【0022】一般に、画像の印字や表示は、主走査方向
Smの1ライン分のデータを、主走査方向Smに対して垂直
な副走査方向Ssに並べるように出力することで行われて
いる。これ以降の説明において述べる「ライン」とは、
この主走査方向Smのラインを指す。
【0023】総ライン数Tの受信データの画像が図1中
左側に描いたようなものであった場合、文字、図形等
と、他の文字、図形等との間には、複数本の白ラインの
みによって構成された空白部分がある。例えば、「あ
い」を囲む枠と、「う」との間には、C1本のラインか
らなる空白部分がある。同様に、「う」と「え」との間
には、C2本のラインからなる空白部分がある。また、
「え」と用紙の端部との間には、C3本のラインからな
る空白部分がある。そこで本実施の形態では、この空白
部分を構成している白ラインの内の何本かを間引くこと
で、文字の画像「あい」等を縮小することなく、この受
信データを印字することで得られる印字物の長さを短く
する。例えば、C1本のラインからなる空白部分をW1
本のラインからなる空白部分へと、また、C2本のライ
ンからなる空白部分をW2本のラインからなる空白部分
へと、さらに、C3本のラインからなる空白部分をW3
本のラインからなるの空白部分へと短縮することで、印
字に要する副走査方向Ssの長さ、つまり印字に要するラ
イン数を、記録紙に印字可能なライン数(以下「記録紙
印字長」という)L以下に留めることができる。なお、
この図1に示したのは、記録紙の全長に渡って印字が可
能な例である。記録紙の端部領域については印字ができ
ない場合には、印字物の全長を記録紙の印字可能な範囲
の長さ以下にとどめる必要がある。
【0024】以下の説明では、白ラインが2本以上連続
した領域を「白ライン群」と呼ぶ。但し、本明細書にお
いていう「白ライン」とは、文字、図形等のない背景部
分を意味するものであって、必ずしも実際の色が白であ
ることを意味するものではない。
【0025】次にこのような原理に基づいて動作する本
実施の形態におけるファクシミリ装置を用いて説明す
る。
【0026】まず、このファクシミリ装置の概要を図2
を用いて簡単に説明する。
【0027】このファクシミリ装置は、図2に示すとお
り、制御部1と、操作部2と、表示部3と、読み取り部
4と、印刷部5と、通信回線7を介して外部と通信を行
う通信制御部6とを備えて構成されている。
【0028】制御部1は、このファクシミリ装置全体を
制御統括するものであり、操作部2の受け付けた使用者
からの指示等に従って各部を制御する。例えば、操作部
2が送信先及び送信指示を受け付けた場合、制御部1は
読み取り部4を作動させて、図示しない原稿台に載置さ
れた原稿を読み取りこれを通信回線7を通じて相手に送
信する。この場合の通信回線7への接続制御等は、制御
部1からの指令を受けた通信制御部6が行う。また、通
信回線7から画像データが送られてきたことを検知する
と、制御部1は、通信制御部6を制御して当該画像デー
タを受信しこれを主メモリ11において展開させると共
に、これを印刷部5によって印字させる。なお、本実施
の形態における印刷部5は、記録紙として定型のカット
紙を使用することを前提としている。さらに、制御部1
は、このような一連の動作状況を示す情報、例えば通信
結果、通信記録、さらには、操作部2が受け付けた指示
操作の内容等を、適宜、表示部3に表示させることで、
使用者に装置の状態を知らせる。
【0029】以上で概要説明を終わる。
【0030】本実施の形態のファクシミリ装置は、制御
部1による受信データの印字制御について主な特徴を有
する。従ってこれ以降は、この特徴部分を中心に詳しく
説明する。
【0031】制御部1は、図2に示したとおり、マイク
ロプロセッサ(以下「MPU」という)10、半導体メ
モリからなる主メモリ11等を備えて構成されており、
主メモリ11に格納された各種制御プログラムをMPU
10が実行することで、様々な機能、例えば、後述する
受信データの白ラインスキップ処理の制御機能等を実現
している。主メモリ11内に格納される情報には、各種
制御データ、制御プログラムの他、後述する白ラインテ
ーブル1h(図3、図4)も格納されている。また、主
メモリ11内には、受信したデータを一時蓄えるための
受信バッファ1i(図3)等も設定されている。この受
信バッファ1iの容量は、発信元、発信先等の送信時に
付加される情報を含めた1頁分の受信データを蓄えるに
十分な容量とされている。
【0032】制御部1の備える主要な機能部分には、図
3に示すとおり、記録紙検出部1a、受信ライン計数部
1b、白黒判定部1c、連続ライン計数部1d、比較判
定部1e、スキップライン数算出部1f、ラインスキッ
プ部1g、白ラインテーブル1hがある。なお、この図
には明示していないが、制御部1はデータの受信が完了
したか否かを判定する機能なども備えている。制御部1
はこの他にも様々な機能を備えるが、ここでは主として
本発明に関係のある部分のみを述べる。
【0033】記録紙検出部1aは、印刷部5に格納され
ている記録紙のサイズを検知すると共に、検知したサイ
ズの記録紙に対し、印字可能な副走査方向Ssのライン数
(以下、「記録紙印字長」という)Lを求めて記憶する
機能を備えている。なお、ここで言う「記録紙のサイ
ズ」とは、使用者による操作部2の操作によって指定さ
れたサイズである。
【0034】受信ライン計数部1bは、データの受信
中、そのときまでに受信したデータを構成するラインの
総数を計数すると共に、計数値つまり、その時点でのラ
インの総数を記憶する機能を備えている。この受信ライ
ン計数部1bに格納されている値は、データの受信中逐
次更新されてゆくようになっている。
【0035】白黒判定部1cは、あるラインを構成する
画素のデータが全て白であるか否か、すなわち、当該ラ
インが白ラインであるか否かを判定する機能を備えてい
る。後述するとおり判定対象となるラインは副走査方向
に順次切り換えられてゆくが、白黒判定部1cはそのと
き判定対象となっているラインよりも2本前のラインま
での判定結果を記憶している。ここで記憶する範囲を2
本前までとしているのは、間引きの対象を、白ラインが
2本以上連続している部分に限定していることに起因し
てのものである。
【0036】連続ライン計数部1dは、ある白ライン群
を構成している白ラインの本数を計数する機能を備えて
いる。
【0037】比較判定部1eは、受信した画像データを
そのまま印字した場合、その印字が1枚の記録紙に収ま
るか否かを判定する機能を備えている。この判定は、1
枚の画像を構成する受信データの総ライン数Tと、記録
紙印字長Lとを比較することで行っている。
【0038】スキップライン数算出部1fは、発見され
た白ライン群のそれぞれにおいて、何本の白ラインを間
引くかを決定する機能を備えている。本実施の形態のス
キップライン数算出部1fは、各白ライン群において間
引く本数を下記数1、数2に基づいて決定している。な
お、計算に必要な情報は、白ラインテーブル1hから得
ている。また、算出結果を白ラインテーブル1hに格納
している。
【0039】数1 R=(T−L)/(Wt) 数2 Sr=R・C 但し、数1、数2において、 R:スキップ率 T:受信データの総ライン数 L:記録紙に印字可能なライン数 Sr:スキップライン数(間引くライン数) C:当該白ライン群を構成するラインの本数 Wt:いずれかの白ライン群に属する白ラインの総数
(1本だけ単独で存在する白ラインは含まず) なお、後述するように、数1、数2によるスキップライ
ン数の算出は、Wt>T−Lが満たされる場合に限り実
行される。
【0040】ラインスキップ部1gは、適宜、受信バッ
ファ1iから印刷部5へのデータの転送を停止させるこ
とで、上述した白ラインの間引きを実現する機能を備え
ている。
【0041】次に、白ラインテーブル1hについて図4
を用いて説明する。
【0042】白ラインテーブル1hは、間引きの対象と
なる空白部分、すなわち2本以上連続して存在する白ラ
イン(白ライン群)の検出および間引く白ラインの決定
に際して使用される各種情報を管理するためのものであ
る。本実施の形態における白ラインテーブル1hの一例
を図4に示した。なお、この図4は、受信データの総ラ
イン数が1100本であり、また、記録紙印字長Lがラ
イン1000本の場合についてのものである。
【0043】白ラインテーブル1hは、互いに対応づけ
られた、位置欄91と、連続白ライン数欄92と、スキ
ップライン数欄93と、白ライン数欄94と、合計欄9
5とを備えて構成されている。
【0044】位置欄91は、白ライン群の先頭位置(ラ
イン位置)を格納する欄である。
【0045】連続白ライン数欄92は、当該白ライン群
を構成する白ラインの本数Cを格納する欄である。
【0046】スキップライン数欄93は、当該白ライン
群について間引くラインの本数Srを格納する欄であ
る。
【0047】白ライン数欄94は、当該白ライン群に対
して間引きを行った後に、当該白ライン群に残された白
ラインの本数を格納する欄である。
【0048】以上述べた欄91〜94には、発見された
白ライン群ごとに、その値が互いに対応づけて格納され
る。
【0049】また、合計欄95は、欄92〜94それぞ
れにおける合計値が格納される欄である。例えば、70
0ライン目を先頭として始まる白ライン群は、55本の
白ラインで構成されており、このうち28本が間引か
れ、実際に印字する際には当該白ライン群は27本の白
ラインとして表現されることがわかる。また、この受信
データには、白ラインが合計200本あり、このうち合
計101本の白ラインを間引くことになっている。
【0050】特許請求の範囲において言う「判定手段」
とは、主として本実施の形態における制御部1、特に、
白黒判定部1c等によって実現されている。「空白領域
検出手段」は、主として制御部1、特に、受信ライン計
数部1b、連続ライン計数部1dによって実現されてい
る。「空白領域」とは、白ライン群に相当する。「スキ
ップ領域決定手段」は、制御部1、特に、受信ライン計
数部1b、スキップライン数算出部1f、白ラインテー
ブル1hによって実現されている。「出力手段」は、印
刷部5、ラインスキップ部1gによって実現されてい
る。特に、「画像形成手段」、「画像形成装置」は、印
刷部5に相当する。「転送手段」は、ラインスキップ部
1gによって実現されている。「受信手段」は、通信制
御部6および制御部1によって実現されている。「記憶
手段」は、主メモリ11、特にこの中の受信バッファ1
iに相当する。「ライン」とは、主走査方向Smにおける
ラインに相当する。但し、上述した各部は互いに密接に
連携して動作することで上述した各種手段、機能を実現
している。
【0051】次に、画像データの受信および印字の動作
を図5を用いて説明する。
【0052】受信が開始されると、制御部1はまず白ラ
インテーブル1hを初期化する。そして、その後、制御
部1は、以下に述べるステップS1〜S5の処理を、デ
ータを1ライン分受信する度に実行する。すなわち、制
御部1は当該ラインの受信データを受信バッファ1iへ
展開する(ステップS1)。また、受信ライン計数部1
bは、受信総ライン数Tを1カウントアップする(ステ
ップS2)。続いて、白黒判定部1cは、当該ラインを
構成する画素のすべてが白であるか否かを判定する(ス
テップS3)。なお、白黒判定部1cは、そのとき判定
対象となっているラインよりも2本前のラインまで判定
結果を記憶している。該判定の結果、そのラインを構成
する全ての画素が白であった場合、すなわち、そのライ
ンが白ラインであった場合には、連続ライン計数部1d
は白ラインテーブル1hの内容を更新する(ステップS
4)。この更新処理の内容は、これよりも一つ前と二つ
前のラインが白ラインであったか否かによって異なる。
【0053】二つ前のラインは白ラインでは無く、一つ
前のラインが白ラインであった場合には、前回発見した
白ラインを先頭とした白ライン群を新たに発見したこと
になる。従って、この場合には、連続ライン計数部1d
は位置欄91に一つ前の白ラインの位置を新たに追加記
載すると共に、連続白ライン数欄92のこれに対応する
領域に2を格納する。
【0054】二つ前のラインが白ラインであり、且つ一
つ前のラインも白ラインであった場合には、当該白ライ
ンは既に発見されている白ライン群の一部を構成するも
のであるから、連続ライン計数部1dは連続白ライン数
欄92の値を更新する(1を加算する)。
【0055】一つ前のラインが白ラインでない場合に
は、新たに見つけた白ラインが白ライン群を構成するも
のであるか、あるいは、単独で一本のみが存在する白ラ
インであるかがまだわからない。従って、白ラインテー
ブル1hの更新は行わない。
【0056】ステップS4における更新処理の後、制御
部1はデータの受信が完了したか否かを判定する(ステ
ップS5)。ステップS5において、受信が完了してい
なかった場合には、ステップS1に戻り同様の処理を繰
り返す。一方、受信が完了していた場合には、ステップ
S6に進む。
【0057】ステップS6において、比較判定部1eは
受信総ライン数Tと記録紙印字長Lとを比較する。比較
の結果、受信総ライン数Tが記録紙印字長L以下であれ
ば、ステップS7に進み、そのまま通常通りの印刷を行
う。受信総ライン数Tの方が長い場合には、ステップS
8に進む。
【0058】ステップS8において、比較判定部1e
は、白ラインスキップ処理で対処可能であるか否かを判
定するために、白ライン群を構成する総ライン数Wt
と、(T−L)とを比較する。この比較の結果、総ライ
ン数Wtが(T−L)以下であった場合には、白ライン
スキップ処理では対処しきれない。つまり、白ライン群
を全てを削除しても実際の印字長(ライン数)が記録紙
印字長Lを越えてしまう。従って、この場合には、ステ
ップS9に進み、受信データ全体を縮小して印刷するか
あるいは、複数枚に分けて印刷する。
【0059】ステップ8における比較の結果、総ライン
数Wtの方が大きかった場合には、白ラインスキップ処
理で対処できる。つまり、白ラインを間引くことで実際
の印字長(ライン数)を記録紙印字長Lよりも小さくで
きる。従って、この場合には、白ラインスキップ処理を
実行するべく、以下に述べるステップS10〜ステップ
S12の処理を実行する。
【0060】すなわち、スキップライン数算出部1fが
前述の数1に基づいてスキップ率Rを計算し(ステップ
S10)、さらに、その結果を数2に代入することでス
キップライン数Srを計算する。また、連続白ライン数
Cからスキップライン数Srを差し引いて白ライン数W
を求める(ステップS11)。なお、スキップライン数
Srを求める計算においては、小数点以下を切り上げ
る。計算後は、計算結果を、白ラインテーブル1hのス
キップライン数欄93、白ライン数欄94に格納する。
【0061】この後、制御部1は、受信バッファ1iに
展開したデータを印刷部5に転送して印字を行わせる
(ステップS12)。但し、この場合、ラインスキップ
部1gは、白ラインテーブル1hを参照することで、白
ライン群の位置を確認すると共に、当該白ラインの本数
をスキップライン数Srだけ減らした上で、印字バッフ
ァに転送する。その結果、記録紙における印字結果で
は、各白ライン群は当該白ライン群について求められた
スキップライン数Sr分だけ短く表現されることにな
る。これに対し文字、図形などの画像は、本来の大き
さ、形状を保ったままで1枚の記録紙に印字される。
【0062】ここでは原稿1頁の画像データを受信する
場合について述べたが、複数頁の画像データを受信する
場合には、受信枚数分だけ、図5に示した動作を繰り返
すことになる。
【0063】以上説明した実施の形態によれば、空白部
分のみを縮めているため、文字、図形などが歪ませるこ
となく、記録紙の限られた長さをより有効に利用して文
字、図形等の画像を印字できる。
【0064】上述した実施の形態では、空白部分(文
字、図形などが無く、背景のみの部分)の検出をソフト
ウエア的に実現された手段によって行っていた。しか
し、ハード的手段によって空白部分を検出してもよい。
例えば、フリップフロップ回路等を使用して、黒情報と
白情報とを計測してもよい。
【0065】上述した実施形態では、使用者の設定値を
そのまま記録紙のサイズとして使用していた。しかし、
印刷部5に実際に格納されている記録紙のサイズをセン
サによって検知するようにしてもよい。
【0066】上述した実施の形態では白ラインテーブル
1hを図4のような構成としていた。しかし、白ライン
スキップ処理を実現するためには、図4の白ラインテー
ブル1hに格納されている情報のすべてが必要なわけで
はない。印刷実行時には、これらのうち少なくとも、白
ライン群の位置と、スキップライン数Srとがあるだけ
で足りる。連続白ライン数C等については、スキップラ
イン数Srを算出する過程においてのみ必要なものであ
り、スキップライン数Srを求めた後は不要である。
【0067】上述した実施の形態では、データの転送を
一時停止することで間引きを実現していた。しかし、印
刷部の印刷方式によっては、これ以外にも、所望のタイ
ミングで記録紙の紙送りを一時停止することで間引きを
実現することも可能である。上述した実施の形態では、
Wt≦T−Lの場合には、スキップ処理を行っていなか
った。しかし、この場合には、スキップ処理と縮小処理
とを併用するようにしてもよい。このようにすれば、縮
小率を最小限に留めることができるため、縮小したこと
で文字等が認識しにくくなるのを最小限に抑えることが
できる。
【0068】上述した実施の形態では、送られてきた画
像データを一旦メモリに蓄積した上で印字を行ってい
た。しかし、画像データの受信と並行して印字を行うよ
うにしてもよい。この場合には、受信した画像データの
内容をライン毎に逐次判定し、白ラインが所定本数以上
続いた場合には、その場ですぐに当該所定本数目以降の
白ラインの印字をスキップすることが可能である。ある
いは所定本数目以降の白ラインのデータそのものを削除
することも可能である。このようにした場合には、白ラ
イン群の位置を示す情報、スキップライン数も不要であ
る。このように受信と並行して印字を行うようにすれば
画像データを記憶するためのメモリの容量が小さくて済
む。
【0069】上述した実施の形態では、主走査方向Smの
ラインを間引くものであった。しかし、本発明の適用は
主走査方向Smのラインに限られるものではない。副走査
方向Ssのライン、つまり、図1における上下方向のライ
ンについても、同様に、白ライン群の有無を判定し、白
ラインスキップ処理を施すことも可能である。このよう
にすれば、主走査方向Sm (図1参照)について記録紙
の幅が足りない場合でも文字等の縮小等を極力避けるこ
とができる。この場合には、印刷部5が記録紙としてカ
ット紙を使用している場合のみならずロール紙を使用し
ている場合にも有用である。さらには、主走査方向Sm
と、副走査方向Ssとの両方向について、上述した白ライ
ンスキップ処理を行うようにしてもよい。
【0070】上述した実施の形態では、2本以上連続し
た白ラインを白ライン群と定義して、間引きの対象とし
ていた。しかし、間引きの対象とする白ライン群はこれ
に限定されるものではない。例えば、10本以上連続し
て存在する白ラインを白ライン群と定義して間引きの対
象としてもよい。この場合には、前述した白黒判定部1
cを、これに応じてより多数回の判定結果を記憶可能に
する必要がある。
【0071】上述した実施の形態は、印刷部、受信部等
をも備えたファクシミリ装置であった。しかし、印刷装
置、受信装置等とは別体に構成され、これらと接続され
た状態で使用されるデータ処理装置に本発明を適用する
こともできる。
【0072】本発明は白黒(2値)画像のみならず、カ
ラー画像、多階調画像へも適用可能である。
【0073】上述した実施の形態では画像データを紙へ
印字する場合について述べた。しかし本発明の適用はこ
れに限定されるものではなく、画像データをディスプレ
イ装置に表示させる場合にも適用可能である。このよう
にすれば、ディスプレイの限られた表示領域をより有効
に活用することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明の、画像デー
タ処理方法、画像データ処理装置および画像出力装置に
よれば、通常どおり印字等したのでは、印字長が受信側
の装置にセットされた記録紙よりも長くなってしまうよ
うな画像データについても、文字、図形等を縮小するこ
となく一枚の記録紙に印字できる。従って、画像データ
に含まれている文字、図形等の大きさ、形状を正確に記
録紙上に再現できる。このような効果は、元の画像の大
きさ、形状が正確に再現されている必要があり、且つ一
枚の記録紙に記録されていることが好ましいような場
合、例えば、受信データに含まれている画像が機械設計
図面等である場合に特に有用である。
【0075】また同様に、大きさの限られた出力領域に
対して、文字、図形等を縮小したり歪ませることなく、
より多くの文字、図形を出力可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるファクシミリ
装置の概要を示すブロック図である。
【図3】 制御部の機能ブロック図である。
【図4】 白ラインテーブルの一例を示す図である。
【図5】 制御動作を示すフローチャートである。
【図6】 受信データが記録紙よりも長い場合における
従来の印字方法を示す図であり、(a)は画像を縮小し
て印字する方法を、また、(b)は複数枚の記録紙に分
けて印字する方法を示している。
【符号の説明】
1 制御部、 10 マイクロプロセッサ(MPU)、
11 主メモリ、1a 記録紙検出部、 1b 受信
ライン計数部、 1c 白黒判定部、 1d連続ライン
計数部、 1e 比較部、 1f スキップライン数算
出部、 1g ラインスキップ部、 1h 白ラインテ
ーブル、 1i 受信バッファ、2 操作部、 3 表
示部、 4 読み取り部、 5 印刷部、 6 通信制
御部、 7 通信回線、 91 位置欄、 92 連続
白ライン数欄、 93 スキップライン数欄、 94
白ライン数欄、 95 合計欄。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに処理を施した上で、画像を
    出力する出力装置に画像データを転送する画像データ処
    理装置において、 画像データの画像内における所定方向のラインについ
    て、当該ラインに属する全ての画素のデータが画像の背
    景部分に対応した値であるか否かを、ライン毎に判定す
    る判定手段と、 前記判定手段の判定結果に従って、データが当該画像の
    背景部分に対応した値をとる画素のみからなるラインが
    続いた空白領域を検出する空白領域検出手段と、 前記空白領域のうち前記出力装置に出力させないスキッ
    プ領域を決定するスキップ領域決定手段と、 前記画像データを、前記スキップ領域に対応する部分を
    除き、前記出力装置に転送する転送手段とを有すること
    を特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 画像データの画像内における所定方向の
    ラインについて、当該ラインに属する全ての画素のデー
    タが画像の背景部分に対応した値であるか否かを、ライ
    ン毎に判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に従って、データが当該画像の
    背景部分に対応した値をとる画素のみからなるラインが
    続いた空白領域を検出する空白領域検出手段と、 前記空白領域のうち実際には出力させないスキップ領域
    を決定するスキップ領域決定手段と、 前記スキップ領域に対応するデータを除き、前記画像デ
    ータの画像を出力する出力手段とを有することを特徴と
    する画像出力装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、 転送されてきた画像データの画像を形成する画像形成手
    段と、 前記画像データを、前記スキップ領域に対応する部分を
    除き、前記画像形成手段に転送する転送手段とを備えて
    構成されることを特徴とする請求項2記載の画像出力装
    置。
  4. 【請求項4】 画像データを受信する受信手段を備え、 前記判定手段は、前記受信手段の受信した画像データに
    対して前記判定を行うものであることを特徴とする請求
    項2または3記載の画像出力装置。
  5. 【請求項5】 画像データを受信する受信手段と、 前記受信手段の受信したデータを記憶する記憶手段とを
    備え、 前記判定手段は、前記記憶手段に記憶された画像データ
    に対して前記判定を行うことを特徴とする請求項2また
    は3記載の画像出力装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成手段は、前記画像データの
    画像をシート材上に形成する画像形成装置または前記画
    像データの画像を表示する表示部を備えた表示装置であ
    ることを特徴とする請求項2、3、4または5記載の画
    像出力装置。
  7. 【請求項7】 画像データの画像内における所定方向の
    ラインについて、当該ラインに属する全ての画素のデー
    タが画像の背景部分に対応した値であるか否かを、ライ
    ン毎に判定し、 前記判定結果に従って、データが当該画像の背景部分に
    対応した値をとる画素のみからなるラインが続いた空白
    領域を検出し、 該画像データの出力時には、前記空白領域の一部を出力
    しないことを特徴とする画像データ処理方法。
JP34141097A 1997-12-11 1997-12-11 画像データ処理方法、画像データ処理装置および画像出力装置 Withdrawn JPH11177801A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010187376A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Xerox Corp 文書画像サイズ変更方法

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