JPH0888127A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

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JPH0888127A
JPH0888127A JP25132794A JP25132794A JPH0888127A JP H0888127 A JPH0888127 A JP H0888127A JP 25132794 A JP25132794 A JP 25132794A JP 25132794 A JP25132794 A JP 25132794A JP H0888127 A JPH0888127 A JP H0888127A
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terminals
case
lead wires
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Masaharu Takebuchi
雅治 竹渕
Takashi Tajima
孝 田島
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F5/00Coils
    • H01F5/04Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads
    • H01F2005/043Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads having multiple pin terminals, e.g. arranged in two parallel lines at both sides of the coil
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F5/00Coils
    • H01F5/04Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads
    • H01F2005/046Details of formers and pin terminals related to mounting on printed circuits

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路基板への搭載高さを低くすることがで
き、コイル13と端子17との接続を確実に行うことが
でき、しかもコイル12と端子17との断線等も起こり
にくいコイル部品。 【構成】 コイル部材は、容器状のケース15と、この
ケース15の外側に立設されたピン状の端子17、17
と、ケース11の中に収納され、端末部14、14が前
記端子17、17に接続されたコイル13とを有する。
コイル13の端末部14、14がこれより細いリード線
20、20に接続され、このリード線20、20が端子
17、17…に接続されている。また、縒り線からなる
コイル13の端末部14、14が単線からなるリード端
子20、20に接続され、このリード端子20、20が
前記端子17、17…に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケースの中にコイルを
収納し、このコイルの端末部をケースの外側に立設され
た端子に接続したコイル部品に関し、特にコイルとして
縒り線を使用した場合に好適なコイル部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコイル部品の例を図8に
示しており、これは特に、コイルにバイアス磁界を与え
る永久磁石8、8が使用されたリニアリティーコイルの
例である。コイル3はドラム形のコア2の中央の巻芯部
に巻装されており、コイル3の端末部4、4がコア2の
両端側に引き出されている。ケース5は、樹脂等からな
る容器状のもので、その底面が開口し、その開口部の周
囲の縁部6にピン状の端子7、7…がケース5の外側に
突出するように立設されている。さらに、このケース5
の開口部の角部から端子7、7…の突出方向と同じ方向
に突起1、1…が一体的に突設されている。この突起
1、1…は、コイル部品を回路基板上に搭載し、端子
7、7…を回路基板の端子挿入孔に挿入するとき、回路
基板の上面に当たって、端子7、7…の挿入深さを規制
する機能を有する。
【0003】前記コイル3を巻いたコア2は、その両側
から永久磁石8、8で挟まれるようにしてケース5の中
に収納されている。さらに、ケース5の中に樹脂等の注
型剤9が充填され、この注型剤9がコイル3と永久磁石
8、8とを覆い、これらを互いに固定している。さらに
前記コイル3の端末部4、4が前記ピン状の端子7、7
…の基端部に絡げられ、半田付け等の手段で接続されて
いる。
【0004】このようなコイル部品は、一般に次のよう
な工程を経て製造される。まず、開口部を上側にした状
態でケース5の中にコイル3を巻いたコア2と永久磁石
8、8とを収納する。その後、ケース5の中に流動性を
有する樹脂等の注型剤9を注入し、これを硬化させる。
最後に、コイル3の端部を端子7、7…の基端部に絡
げ、絡げたコイル3の端末部4、4を端子7、7…に半
田付けする。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】この種のコイル部
品は、年々テレビの大型化及び高周波化、また一方で小
型化され、更には大電流対応が必要とされている。この
ため、表皮効果による発熱を防止したり、許容電流を高
くする等、特性の向上を図る目的により、コイル3に太
い線や縒り線、いわゆるリッツ線(litz wir
e)が使用されることが多くなっている。
【0006】ところが、コイル3として巻装される縒り
線は、全体としての径が大きいため、その端末部4、4
を端子7、7…の基端部に絡げると、その絡げた高さが
相当高くなる。その結果、コイル部品を回路基板上に搭
載したときの高さが高くなってしまう。また、前記ケー
ス5の突起1、1…の高さを相当高くしなければなら
ず、さもないとコイル3の端末部4、4を端子7、7…
に絡げた高さが突起1、1…の高さを越えてしまい、突
起1、1…のストッパーとしての機能が損なわれる。
【0007】また、前述のようにしてコイル3を縒り線
で巻装すると、ケース5の中に流動性を有する未硬化の
樹脂等の注型剤9を注入した時に、毛細管現象により、
この流動性を有する注型剤が縒り線であるコイル3の端
末部4、4を伝わって、端子7、7…の基端部に絡げる
部分にも浸透してしまう。そうすると、コイル3の端末
部4、4を端子7、7…に半田付けしようとしても、同
端末部4、4に浸透した注型剤が邪魔をして、そこに溶
融半田が付着しにくく、半田付け不良となる。
【0008】本発明は、前記のような従来のコイル部品
における課題に鑑み、回路基板への搭載高さを低くする
ことができ、コイルと端子との接続を確実に行うことが
でき、しかもコイルと端子との断線等も起こりにくいコ
イル部品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の目的
を達成するため、コイル13の端末部14、14を、ケ
ース15の外部に立設された端子17、17…に直接接
続せずに、コイル13の端末部14、14をそれより細
いリード端子20、20に接続し、このリード端子2
0、20を前記端子17、17…に接続している。ま
た、縒り線からなるコイル13の端末部14、14を単
線からなるリード端子20、20に接続し、このリード
端子20、20を前記端子17、17…に接続してい
る。
【0010】すなわち、本発明によるコイル部材は、容
器状のケース15と、このケース15の外側に立設され
たピン状の端子17、17…と、ケース15の中に収納
され、端末部14、14が前記端子17、17…に接続
されたコイル13とを有するものにおいて、前記コイル
13の端末部14、14がこれより細いリード線20、
20に接続され、このリード線20、20が端子17、
17…に接続されていることを特徴とする。
【0011】また、縒り線からなるコイル13の端末部
14、14が単線からなるリード端子20、20に接続
され、このリード端子20、20が前記端子17、17
…に接続されていることを特徴とする。
【0012】この場合において、前記ケース15内に注
型剤19が充填され、前記コイル13の端末部14、1
4とリード線20、20との接続部が前記注型剤19の
中に埋め込まれている。また、コイル13はコア12に
巻装され、コイル13の端末部14、14が接続された
リード線20、20の基端部が前記コア12の端面に固
着されている。
【0013】
【作用】前記本発明によるコイル部材では、コイル13
の端末部14、14が一旦リード線20、20に接続さ
れ、このリード線20、20が端子17、17…に接続
されている。このため、端子17、17に絡げるリード
線20、20を、コイル13を巻装した線より細い線と
することにより、リード線20、20…を端子17、1
7…に絡げた部分の高さが高くならず、コイル部品の回
路基板への搭載高さを低く抑えることができる。また、
リード線20、20…を端子17、17…に絡げた部分
の高さが突起21、21、22、22を越えることがな
い。
【0014】また、コイル13を縒り線で巻装した場合
でも、ケース15の中に充填した注型剤19からは単線
であるリード線20、20のみが引き出される。この単
線であるリード線20、20は、コイル13として巻装
される縒り線のように毛細管現象で未硬化の流動性の注
型剤19を吸い上げないため、注型剤19をケース15
の中に注入して硬化させる際に、リード線20、20を
伝って端子17、17…との接続部分に注型剤が浸透し
ない。このため、リード線20、20と端子17、17
…との半田付けによる接続が確実に行える。
【0015】コイル13の端末部14、14とリード線
20、20との接続が注型剤19の内部に埋め込まれた
ものでは、その接続部が注型剤19により保護されるの
で、振動等で断線することがなく、確実な接続状態が維
持できる。さらに、コイル13の端末部14、14が接
続されたリード線20、20の基端部を、コイル13が
巻かれたコア12の端面に固着すると、予めコア12の
端面に固定されたリード線20、20の基端部にコイル
13の端末部14、14を接続することができるため、
その接続が容易であると共に、コイル13の端末部1
4、14とリード線20、20との接続部がよりしっか
りと固定される。従って、確実な接続状態を維持するう
えでもより好ましい。
【0016】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について具体的且つ詳細に説明する。図1と図2は、本
発明の第一の実施例を示しており、これは本発明をリニ
アリティーコイルに適用したものである。この実施例に
よるコイル部品は、コア12、コイル13、ケース1
5、端子17、17…、永久磁石18、18を備えてい
る。
【0017】コア12はフェライト等の強磁性体からな
り、図示のものは、中央部が細く、両端部が太いドラム
形を呈している。コイル13は、好ましくは縒り線、い
わゆるリッツ線(litz wire)を用い、前記コ
ア12の中央部の径の細い巻芯部に巻装される。
【0018】コア12の端面には2本のリード線20、
20の基端部が固着され、このリード線20、20の基
端部にコイル13の端末部14、14が接続されてい
る。リード線20、20は、コイル13を巻装する線よ
り細い単線を使用する。このリード線20、20の基端
部をコア12の端面へ固着するのは、例えば接着や溶
着、穴への嵌め込み、或はこれらの併用等により行われ
る。また、リード線20、20の基端部とコイル13の
端末部14、14との接続は、コイル13の端末部1
4、14をリード線20、20の基端部に絡げ、半田付
けすることにより行われる。この図1及び図2で示した
実施例では、2本のリード線20、20がコア12の一
方の端面から平行に導出され、いわゆるラジアル形電子
部品を構成している。
【0019】ケース15は樹脂の成形体からなるほぼ直
方体形或はほぼ台形等の容器状のもので、その内部は後
述するようにしてコア12及び永久磁石18、18を収
納することができる容積を有し、底面が開口している。
なお、図2ではケース15の上下を逆とし、開口部側を
上にしている。
【0020】ケース15の開口部の両側は、他の壁部よ
りやや幅(厚み)がある縁部16となており、この縁部
16に導体からなる4本のピン状の端子17、17…が
立設されている。図示の実施例において、ピン状の端子
17、17…はその基端部がケース15の縁部16に埋
め込まれることによって立設されている。そして、ケー
ス15の両側における端子17、17…の間隔は、互い
に異なっている。これは、コイル部品を回路基板上に搭
載し、端子17、17…を回路基板の端子挿入孔に挿入
するとき、一定の方向にのに挿入できるようにして、コ
イル部品の巻線の方向性を誤ることがないようにするた
めである。なお、方向性の誤りをなくす方法としてケー
スの形を非対象にしたり、ケースに表示したりすること
もある。
【0021】さらに、このケース5の開口部の角部から
下に向けて突起21、21…が一体的に突設されてい
る。この突起21、21…は、コイル部品を回路基板上
に搭載し、端子17、17…を回路基板の端子挿入孔に
挿入するとき、回路基板の上面に当たって、端子17、
17…の挿入深さを規制する機能を有する。
【0022】永久磁石18、18は、片面に前記コア1
2の両端部の曲率に対応させた凹部を有するもので、2
つが一対として使用される。この永久磁石18、18は
その両端に異なる磁極を有する。このような各構成部材
を用意した後、本発明によるコイル部品は次のようにし
て組み立てられる。
【0023】まず、図2に示すように、ケース15の開
口部を上向きとし、次に、凹部を上側にした一方の永久
磁石18とコイル13を巻いたコア12とを上下に重ね
てケース15の中に収納する。このとき、リード線2
0、20が邪魔にならないように折り曲げ、その先端部
をケース15の開口部から外に引き出すようにする。さ
らに、ケース15の中に未硬化の流動性を有する注型剤
19を適量注入する。次に、凹部を下側にして、他方の
永久磁石18をケース15の中に収納し、前記コア12
の上に載せる。これにより、2つの永久磁石18、18
の間にコア12が挟まれる。また、注型剤19はコア1
2、コイル13及び永久磁石18、18等によって排除
され、ケース15の開口部の縁一杯となる。なお、この
永久磁石18、18は、コア12に磁界を加えようとす
る方向に従って、何れも同一磁極が同じ方向を向くよう
に配置される。
【0024】その後、注型剤19を硬化させる。注型剤
19を硬化させる手段は、乾燥や加熱等が一般的であ
る。次に、リード線20、20の端部を端子17、17
…の基端部に絡げ、この絡げた部分を半田付けする。こ
の半田付けは、リード線20、20の端部を絡げた端子
17、17…の基端部にフラックスを塗布し、その後同
部分にペースト半田等を塗布し、リフローする手段によ
ることもできる。しかし一般には、フラックスの塗布の
後、端子17、17…を下にして溶融半田に浸漬し、そ
の後引き上げて硬化させる手段が一般にとられる。
【0025】以上により図1に示すようなコイル部品が
完成する。このコイル部品は、前述のようにして組み立
てることができ、また注型剤19から引き出され、端子
17、17…の基端部に半田付けされるリード線20、
20は単線であるため、注型剤19をケース15の中に
注入して硬化させる際に、リード線20、20を伝って
その端子17、17…との接続部分に注型剤が付着しな
い。このため、リード線20、20と端子17、17…
との半田付けが確実に行える。また、リード線20、2
0は、コイル13を巻装した導電線より細いので、同リ
ード線20、20を端子17、17に絡げた部分が高く
ならない。このため、コイル部品の回路基板への搭載高
さを低く抑えることができる。
【0026】そして、コイル13の端末部14、14が
接続されたリード線20、20の基端部が、コア12の
端面に固着されていると共に、そのコイル13の端末部
14、14とリード線20、20との接続部が注型剤1
9に埋め込まれるので、その接続部が振動等で断線する
ことがない。
【0027】なお、前記実施例において、コイル13は
1つだけなので、リード線20、20は2本のみとな
り、4つの端子17、17…のうち、2本にだけリード
線20、20が接続されている。しかし、例えばトラン
スのように、コイル13が複数巻装される場合やコイル
13が中間タップを有するような場合は、3本以上の端
子17、17…が使用されるのは言うまでもない。
【0028】図3は、前記実施例によるコイル部品に使
用される永久磁石18と異なる形状の例を示している。
ここでは、両面が中心を共通する円筒面からなり、全体
として湾曲した永久磁石18が示されている。さらに、
この永久磁石は筒状であって、その中にコイル13を巻
いたコア12を収納するものであってもよい。
【0029】次に、図4は本発明の第二の実施例を示し
ている。すなわち、前記の実施例では永久磁石が2つ使
用されていたが、この実施例ではケース15の奥側にの
み1つの永久磁石18が収納されている。1つの永久磁
石18でコイル13に充分なバイアス磁界を与えること
ができる場合は、このように永久磁石18は1つでもよ
い。この1つの永久磁石18は、ケース15の開口部側
に収納することもできる。その他の点は、前述の実施例
と同様である。
【0030】図5は、本発明の第三の実施例を示してい
る。すなわち、前記の実施例ではコア12の一方の端面
にのみリード線20、20が取り付けられているが、こ
の実施例では、コア12の両端面に各々リード線20、
20の基端部が固定され、各々のリード線20、20の
基端部にコイル13の端末部14、14が絡げられ、半
田付けされている。そして、これらリード線20、20
が注型剤19から引き出され、端子17、17…の基端
部に絡げられて、半田付けされている。
【0031】この実施例ではケース15の両端にある端
子17、17は中間の導通部17’を介して一体となっ
たコ字形の導体からなっており、ケース15の下縁から
導出された一対ずつの端子17、17は中間の導通部1
7’で互いに導通している。従って、各リード線20、
20は、ケース15の両端側において、どちらの端子1
7、17に接続してもよい。また、この実施例では、ケ
ース15の開口部の角部ではなく、開口部の周囲の縁の
中間部から台形板状の突起22、22…が突出してい
る。
【0032】次に、図6及び図7で示した実施例につい
て説明すると、これは永久磁石を使用しないコイル部品
に本発明を適用した例である。図6はコア12の一方の
端面にのみリード線20、20を取り付けたものであ
り、図7はコア12の両方の端面にリード線20、20
を取り付けたものである。永久磁石を用いていない点を
除けば、各々前述した図1や図5の実施例と概ね同様で
ある。
【0033】なお、以上の実施例はフェライト等の強磁
性体からなるコア12を使用したものであったが、この
コア12は磁性体ではない単なるボビンとしての機能を
有するものであってもよい。この場合、リード線20、
20の基端部は、やはりボビンとしてのコア12の端面
に取り付けるのがよい。リード線20、20の基端部を
コア12に固定せずに、コイル13の端末部14、14
と接続することももちろん可能ではあるが、接続が容易
ではなく、また組立時に接続部の断線等も生じやすいの
で、好ましくはない。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、太
い導電線でコイル13を巻装した場合でも、端子17、
17の基端部におけるコイル13の接続部が高くならな
い。このため、ケース15の突起21、21…を高くす
る必要がなく、コイル部品の回路基板への搭載高さを低
く抑えることができる。換言すると、比較的低い突起2
1、21…でも、端子17、17の基端部におけるリー
ド線20、20の接続部の高さがこれを越えないので、
突起21、21…のストッパーとしての機能が損なわれ
ない。
【0035】また、注型剤19をケース15の中に注入
して硬化させる際に、単線であるリード線20、20を
伝ってその端子17、17…との接続部分に注型剤が浸
透しないため、リード線20、20と端子17、17…
との半田付けによる接続が確実に行える。これらの場合
において、コイル13の端末部14、14とリード線2
0、20との接続部が注型剤19の内部に埋め込まれて
いるものでは、コイル13の端末部14、14とリード
線20、20との接続部が振動等で断線することがな
く、確実な接続状態が得られる。
【0036】さらに、コイル13の端末部14、14が
接続されたリード線20、20の基端部を、コイル13
が巻かれたコア12の端面に固着したものでは、固定さ
れたリード線20、20の基端部にコイル13の端末部
14、14を容易に接続することができると共に、コイ
ル13の端末部14、14とリード線20、20との接
続部がよりしっかりと固定されるので、確実な接続状態
が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例によるコイル部品の縦断
側面図(a)とそのA−A線断面図(b)である。
【図2】同第一の実施例によるコイル部品の構成部材を
示す分解斜視図である。
【図3】本発明によるコイル部品に使用される永久磁石
の他の例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第二の実施例によるコイル部品の縦断
側面図である。
【図5】本発明の第三の実施例によるコイル部品の縦断
側面図(a)とそのB−B線断面図(b)である。
【図6】本発明の第四の実施例によるコイル部品の縦断
側面図である。
【図7】本発明の第五の実施例によるコイル部品の縦断
側面図である。
【図8】本発明の従来例であるコイル部品の縦断側面図
(a)とそのC−C線断面図(b)である。
【符号の説明】
12 コア 13 コイル 14 コイルの端末部 15 ケース 17 端子 19 注型剤 20 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 4230−5E H01F 15/10 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器状のケース(15)と、このケース
    (15)の外側に立設されたピン状の端子(17)、
    (17)…と、ケース(15)の中に収納され、端末部
    (14)、(14)が前記端子(17)、(17)…に
    接続されたコイル(13)とを有するコイル部品におい
    て、前記コイル(13)の端末部(14)、(14)が
    それより細いリード線(20)、(20)に接続され、
    このリード線(20)、(20)が端子(17)、(1
    7)…に接続されていることを特徴とするコイル部品。
  2. 【請求項2】 容器状のケース(15)と、このケース
    (15)の外側に立設されたピン状の端子(17)、
    (17)…と、ケース(15)の中に収納され、端末部
    (14)、(14)が前記端子(17)、(17)…に
    接続されたコイル(13)とを有するコイル部品におい
    て、縒り線からなる前記コイル(13)の端末部(1
    4)、(14)が単線からなるリード線(20)、(2
    0)に接続され、このリード線(20)、(20)が端
    子(17)、(17)…に接続されていることを特徴と
    するコイル部品。
  3. 【請求項3】 前記ケース(15)内に注型剤(19)
    が充填され、前記コイル(13)の端末部(14)、
    (14)とリード線(20)、(20)との接続部が前
    記注型剤(19)の中に埋め込まれていることを特徴と
    する請求項1または2に記載のコイル部品。
  4. 【請求項4】 コイル(13)はコア(12)に巻装さ
    れ、コイル(13)の端末部(14)、(14)が接続
    されたリード線(20)、(20)の基端部が前記コア
    (12)の端面に固着されていることを特徴とする請求
    項1〜3の何れかに記載のコイル部品。
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