JPH0888095A - プラズマ処理装置及びその制御方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びその制御方法

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JPH0888095A
JPH0888095A JP6222974A JP22297494A JPH0888095A JP H0888095 A JPH0888095 A JP H0888095A JP 6222974 A JP6222974 A JP 6222974A JP 22297494 A JP22297494 A JP 22297494A JP H0888095 A JPH0888095 A JP H0888095A
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JP
Japan
Prior art keywords
plasma processing
processing apparatus
temperature
plasma
etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP6222974A
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English (en)
Inventor
Nushito Takahashi
主人 高橋
Makoto Nawata
誠 縄田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】プラズマ処理室(ベルジャー(1))の温度を処
理室外周部に設けた遠赤外線ヒーター(7)にて制御す
る。 【効果】プラズマ処理室の温度制御が可能になったの
で、処理室の温度上昇のためのプラズマ加熱処理が不要
となったことと、温度変化に起因するプラズマ特性の変
動が解消された。そのため、装置の歩留まり向上、稼働
率向上の効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波エッチング
装置などのプラズマ処理装置の壁面や窓の温度を制御
し、プラズマ処理を安定して実施できるプラズマ処理装
置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマ処理装置において、処理室の壁
面温度が変化するとプラズマ組成が変化することが、例
えば、文献:Y. Hirosaka, et al.:Free Radicals in
an Inductively Coupled Etching Plasma:Jpn.J.App
l.Phys.,Vol.33(1944)pp.2157-2163 にて報告されてい
る。すなわち、プラズマ処理を安定して実施するには、
処理室壁面温度を制御することが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラズマ処理装
置は、プラズマ処理装置の壁面や窓の温度を制御しよう
とする場合、例えば、特公平6−8510号公報に記載
のようにプラズマ処理室の壁の大気側に冷却水を流す流
路を設ける方法が取られている。なお、マイクロ波を用
いるプラズマ処理装置において冷却水による温度制御方
法を採用しようとする場合、マイクロ波が冷却水を加熱
するので、壁面はマイクロ波の透過しないアルミニウム
などの金属壁となる。
【0004】これに対し、マイクロ波を石英の窓で透過
あるいはプラズマ処理室を石英製としたような装置にお
いては、マイクロ波の透過に影響を及ぼす恐れがあるヒ
ータ等が使用出来ないため、窓や処理室の温度制御が困
難であり、安定したプラズマ処理を実施する場合の隘路
となっていた。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、プラズ
マ処理室の温度が変化してプラズマ処理特性が変動する
ことを防ぐことにある。また、プラズマ処理室の温度変
動の影響を防ぐために、予め予備的なプラズマ処理を施
してプラズマ処理室温度を上昇させ、その後に実際の処
理を実行する方法もあるが、プラズマ処理室の昇温のた
めの時間が必要となり、装置の稼働率低下に繋がる。本
発明の課題のひとつは、この予備的な時間を無くし、プ
ラズマ処理装置の稼働率を向上させることである。
【0006】本発明の目的は、プラズマ処理特性の変動
を防止し、稼働率を向上できるプラズマ処理装置及びそ
の制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、プラズマ処
理室の温度を予め昇温して一定に保つことにより、解決
できる。本発明の場合は、プラズマ処理室の加熱を赤外
線を用いて行う。また、場合によっては、遠赤外線ヒー
ターを用いて加熱制御するものである。
【0008】
【作用】プラズマ処理室の窓や容器壁(ベルジャー)
は、石英で製作されていることが多い。また、プラズマ
を発生させるために、μ波を用いる場合もある。このよ
うな場合は、容器や窓を加熱制御するために通常の抵抗
加熱ヒーターを用いると、そのヒーターの影響によりプ
ラズマの状態が変化することもある。本発明の場合は、
赤外線を用いるので、プラズマに影響しない位置からの
加熱も可能である。また、石英は2μm以下の赤外線を
通すため赤外線ヒーターによる加熱は効率が悪いが、遠
赤外線ヒーターを用いると、ヒーターからの輻射光に2
μm以上の波長が含まれているために石英に吸収され、
それにより石英が加熱される。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図面を用いて説明す
る。図1は、プラズマ処理装置として、μ波エッチング
装置を一例としたものである。図1において、石英から
なる半球状のベルジャー1がプラズマ処理室であり、そ
の内壁がプラズマに曝される。また、ベルジャー1の内
側には、ウエハ2を載置した電極3が設置されている。
ベルジャー1と電極3は真空室4に接続され、図には示
していないが、真空排気系やガス導入系と接続されてい
る。また、ベルジャー1の外側からはμ波が導波管5に
より導かれ、その外側には、電子サイクロトロン共鳴
(ECR)を生じさせるためのコイル6が配置されてい
る。さらに、ベルジャー1の外側の導波管壁に遠赤外線
ヒーター7が設置されている。
【0010】エッチングガスが導入されている状態で
2.45GHzのμ波を入射させると、コイル6により
形成された875Gの磁場のECR領域においてμ波が
共鳴吸収され、プラズマが発生する。このプラズマから
ウエハ2に照射されるラジカルと、電極3に印加された
RFバイアスによりウエハ2に引き込まれたイオンによ
り、ウエハ2上でエッチングが行われる。ところが、こ
のエッチングは、プラズマが変化すると影響を受けるこ
とは、従来技術の説明で述べたとおりである。プラズマ
の発生によりベルジャー1は加熱され、温度は上昇し続
ける。ついには、放熱量と入熱量の釣り合うところで一
定温度となる。しかし、エッチングの放電はベルジャー
の温度が一定になるほど長くはないのが通例である。そ
のため、一回のエッチングが終了してプラズマが消失す
るとベルジャー1の温度が低下する。次のウエハ2のエ
ッチングでプラズマ点灯すると、またベルジャー1の温
度が上昇し出す。この連続で、ベルジャー1の温度は次
第に上昇し、ほぼ10枚程度のエッチングで温度上昇が
飽和する。この場合、エッチング当初の温度変動によ
り、プラズマの状態や、エッチング特性が変化するた
め、場合によっては、エッチング歩留まりの低下とな
る。それを防ぐには、エッチング前にプラズマ放電をし
ばらく続け、ベルジャー1の温度がほぼ定常に達してか
らエッチングを開始することになるが、それには時間を
要するため、装置稼働率の低下となる。
【0011】本発明においては、予め、ベルジャー1の
温度を遠赤外線ヒーター7により加熱しておくものであ
る。この遠赤外線ヒーター7は、石英も加熱できるの
で、ベルジャー1の温度も上昇する。例えば、200℃
程度に温度が上昇した時点で、プラズマ処理を開始すれ
ば、はじめから定常状態に近い条件でエッチングが出来
る。もちろん、プラズマが点灯しているときは、遠赤外
線ヒーター7が作動していなくてもベルジャー1は加熱
されるので、遠赤外線ヒーター7を切るか、出力を低く
するなどの温度制御を行えばよい。これにより、ベルジ
ャー1の温度変動を抑えることが出来るし、エッチング
前に予備的なプラズマ処理を実施することも必要でなく
なり、装置の稼働率、歩留まりが向上する。
【0012】さらに、本発明の活用方法として、エッチ
ング中にベルジャー1に付着したベボ物を除去するた
め、プラズマクリーニングを施す。これは、異物低減の
ためにも必要な処理である。このプラズマクリーニング
の時に、遠赤外線ヒーター7により、ベルジャー1の温
度をエッチング中より高く設定することで、クリーニン
グの効果が増進され、速やかに清浄なベルジャー面が得
られるという効果もある。
【0013】以上述べたように、本発明により、プラズ
マ処理の安定化が達成される。本実施例は、石英ベルジ
ャーの場合を述べたが、石英窓を使用している装置にお
いても同様な効果が得られる。また、シリコンの壁など
に対しても、赤外線ヒーターより効率的である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、プラズマ処理中の処理
室壁面の温度を一定に制御できるので、プラズマ処理特
性の変動が抑えられ、歩留まり向上、装置の稼働率向上
が得られるという効果がある。また、処理室壁面の温度
制御を効果的に行うことにより、異物低減が効果的に行
われる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプラズマ処理装置の説明図
である。
【符号の説明】
1…ベルジャー、2…ウエハ、3…電極、4…真空室、
5…導波管、6…コイル、7…遠赤外線ヒーター。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマを用いて被処理物を処理するプラ
    ズマ処理装置において、該プラズマ処理装置の壁面及び
    窓を赤外線で加熱するように構成したことを特徴とする
    プラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプラズマ処理装置におい
    て、該プラズマ処理装置の壁面及び窓を遠赤外線の透過
    しにくい材料で構成し、加熱用の該赤外線を遠赤外線と
    したことを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1、2記載のプラズマ処理装置にお
    いて、該プラズマ処理装置の容器の材料を石英としたこ
    とを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】プラズマ処理装置の壁面及び窓を赤外線で
    加熱するように構成したプラズマ処理装置の制御方法に
    おいて、加熱用の該赤外線及び遠赤外線の出力を制御
    し、該プラズマ処理装置の壁面及び窓の温度をコントロ
    ールすることを特徴とするプラズマ処理装置の制御方
    法。
  5. 【請求項5】請求項4記載のプラズマ処理装置の制御方
    法において、該プラズマ処理装置の壁面及び窓の温度
    を、プラズマ処理中とプラズマクリーニング中とで変え
    ることを特徴とするプラズマ処理装置の制御方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載のプラズマ処理装置の制御方
    法において、プラズマクリーニング中の該プラズマ処理
    装置の壁面及び窓の温度を、プラズマ処理中のそれらの
    温度よりも高くすることを特徴とするプラズマ処理装置
    の制御方法。
JP6222974A 1994-09-19 1994-09-19 プラズマ処理装置及びその制御方法 Pending JPH0888095A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005244065A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置および処理方法
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