JPH0887958A - 電界放出型冷陰極装置及びその製造方法 - Google Patents

電界放出型冷陰極装置及びその製造方法

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JPH0887958A
JPH0887958A JP22224694A JP22224694A JPH0887958A JP H0887958 A JPH0887958 A JP H0887958A JP 22224694 A JP22224694 A JP 22224694A JP 22224694 A JP22224694 A JP 22224694A JP H0887958 A JPH0887958 A JP H0887958A
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JP
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emitter
insulating layer
layer
hole
substrate
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JP22224694A
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English (en)
Inventor
Koichi Ichimura
厚一 市村
Masayuki Nakamoto
正幸 中本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電界放出電圧が低く且つ効率が高い電界放出
型冷陰極装置と、それを均一性、再現性よくしかも短時
間で生産性よく製造する方法を提供する。 【構成】 Si単結晶基板11に、底に平坦な若しくは
湾曲する底部32を有する逆ピラミッド形状の穴12を
設ける。次に基板11を熱酸化し、底部32の幅の約
1.5倍の厚さを有するSiO2 絶縁層13を穴12の
内外に形成する。次に、穴12を埋めるように絶縁層1
3上にエミッタ材料層14を形成する。次に、エミッタ
材料層14側にガラス基板17を接合した後、Si基板
11をエッチングにより除去し、絶縁層13を露出させ
る。絶縁層13上にゲート電極層19を形成した後、エ
ミッタ材料層14の凸部18の先端が露出するように、
絶縁層13及びゲート電極層19の一部を除去して、エ
ミッタ44を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界放出型冷陰極装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電界放出型冷陰極装置及びその製
造方法の代表的な例としては、スピント(C.A.Sp
indt)らが、J.Appl.Phys.47,52
48(1976)に記載したものが知られている。ここ
に記載されている電界放出型冷陰極装置及びその製造方
法を図5を参照して説明する。
【0003】この例においては、先ず、Si単結晶基板
1上に絶縁層としてSiO2 層2がCVD等の堆積法に
より形成される。次に、その上にMo層3及びゲート電
極層となるAl層4がスパッタリング法等で形成され
る。次に、エッチングにより直径約1.5μm程度の穴
5が層2、3、4に形成される(図5(a))。
【0004】次に、この穴5の中に、電界放出を行なう
ための円錐形状のエミッタ7が蒸着法により作製される
(図5(b))。このエミッタ7の形成は、エミッタの
材料となる金属、例えばMoが、回転した状態の基板1
に対して垂直方向から真空蒸着されることにより行われ
る。この際、穴5の開口に相当するピンホール径は、A
l層4上にMo層6が堆積するにつれて減少し、最終的
には0となる。このため、ピンホールを通して堆積する
穴5内のエミッタ7も、その径がしだいに減少し、円錐
形状となる。Al層4上に堆積した余分のMo層6は後
に除去される(図5(c))。
【0005】しかし、上述の製造方法及びその方法によ
り作製された電界放出型冷陰極装置においては以下に述
べるような問題点がある。先ず、第1には、回転蒸着法
により、穴5の開口に相当するピンホールの直径が少し
ずつ小さくなることを利用してエミッタを形成している
ため、エミッタ高さ、先端部の形状などがばらつき、電
界放出の均一性が悪くなる。また、電界放出効率を向上
させるのに必要なエミッタ先端部の鋭さが欠けるため、
電界放出効率の低下、消費電力の増大等の問題が生じ
る。更に、形状の再現性や歩留まりが悪いため、特性の
揃った多数の電界放出型冷陰極装置を同一基板上に作製
しようとする場合には、生産コストが非常に高くなる。
【0006】また、第2に、SiO2 絶縁層をCVD法
により厚く形成しているため、電界放出の効率を大きく
左右するゲート−エミッタ間の距離が正確に制御でき
ず、電界放出の均一性が良好でなく、ばらつきが発生す
る。また、ゲート−エミッタ間距離が小さい方がより低
電圧で素子を駆動させることができるが、制御よくゲー
トとエミッタとを近接させることが困難である。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】上述したように、
従来の電界放出型冷陰極装置の製造方法及びその方法に
より作製された電界放出型冷陰極装置においては、エミ
ッタ形状の再現性や均一性の不良及び先端部の鋭さが不
十分であることから、電界放出特性の不均一、電界放出
電圧の上昇、電界放出効率の低下、消費電力の増大等の
問題点がある。また、エミッタ形状の再現性や歩留まり
が悪いため、特性の揃った多数の電界放出型冷陰極装置
を同一基板上に作製しようとする場合のコストの増大と
いう問題もある。
【0008】また、SiO2 絶縁層をCVD法により厚
く形成しているため、ゲート−エミッタ間の距離が正確
に制御できず、電界放出の均一性が良好でなく、ばらつ
きが発生する。また、より低電圧での素子駆動のために
ゲート−エミッタ間距離を制御性よく小さくすることも
困難である。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、電界放出特性が均一で且つ低電圧駆動
が可能で電界放出効率も高いエミッタが得られる電界放
出型冷陰極装置の製造方法及びその方法により作製され
た電界放出型冷陰極装置を提供することを目的とする。
本発明はまた、エミッタ製作時間を必要最小限に抑える
ことが可能で、生産性に富んだ電界放出型冷陰極装置の
製造方法及びその方法により作製された電界放出型冷陰
極装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電界放出型
冷陰極装置の製造方法は、側面が底に向かって収束する
形状をなし且つ側面から底にかけて平坦な若しくは湾曲
する穴を第1基板の主表面に形成する工程と、前記第1
基板の前記主表面を酸化し、前記穴の内部を含む前記主
表面上を覆うように酸化絶縁層を形成する工程と、前記
穴を埋めるように、前記絶縁層上にエミッタ材料層を形
成する工程と、前記第1基板に対して、前記エミッタ材
料層が介在するように第2基板を接合する工程と、前記
第1基板をエッチングにより除去し、前記穴内に充填さ
れた前記エミッタ材料で形成された凸部を内部に含む前
記絶縁層を露出させる工程と、前記絶縁層上にゲート電
極層を形成する工程と、前記凸部の先端部が露出するよ
うに、前記ゲート電極層及び前記絶縁層の一部を除去し
エミッタを形成する工程と、を具備することを特徴とす
る。
【0011】ここで、前記酸化絶縁層の形成により、前
記穴の側面が内側へ成長した距離を、前記穴の底の元の
幅の0.5倍以上で且つ前記穴の入口の元の幅以下とす
ることができる。
【0012】前記第1基板をSi基板とした場合、前記
穴は異方性エッチングにより逆ピラミッド形状に形成す
ることができる。前記絶縁層はSiの酸化により形成さ
れるSiO2 絶縁層となる。この場合、前記SiO2
縁層の厚さを、前記穴の底の元の幅の約1.5倍以上で
且つ前記穴の入口の元の幅以下とすることができる。
【0013】本発明に係る電界放出型冷陰極装置は、支
持基板と、前記支持基板上に配設されたエミッタ材料層
と、前記エミッタ材料層の一部からなり、側面が先端に
向かって収束する形状を有するエミッタと、前記エミッ
タ材料層上に、前記エミッタの先端が露出するように設
けられた絶縁層と、前記絶縁層を介して前記エミッタに
沿って設けられると共に、該エミッタの先端部を囲う開
口部を有するゲート電極層と、を具備し、前記エミッタ
が、側面の収束角が第1角度をなす基部と、第1角度よ
りも大きな第2角度をなす段部と、前記第1及び第2角
度よりも小さな第3角度をなす尖端部と、を有すること
を特徴とする。
【0014】本発明に係る電界放出型冷陰極装置は、前
記製造方法において、前記酸化絶縁層の形成により、前
記穴の側面が内側へ成長した距離を、前記穴の底の元の
幅の0.5倍程度とすることにより製造される。
【0015】
【作用】本発明の電界放出型冷陰極装置の製造方法にお
いては、ゲート−エミッタ間の距離を前記酸化絶縁層に
より制御することができる。また、前記エミッタは、前
記穴内に充填された前記エミッタ材料層の一部に相当す
るため、予め前記穴を正確に形成しておくことにより、
所定形状のエミッタが再現性よく得られる。
【0016】更に、穴の尖鋭化に最低必要な熱酸化絶縁
層の厚さを酸化前の穴の底の形状に応じて見積もること
が可能であるため、尖鋭化のためにいたずらに酸化絶縁
層を厚くしてゲート−エミッタ間距離を増大させること
がない。また、前記穴が平坦な或いは湾曲する底部を有
するため、前記酸化絶縁層厚を最低必要値とすることに
より、先端のみが尖鋭化したエミッタを得ることができ
る。
【0017】
【実施例】以下に図示の実施例を参照して本発明を詳述
する。図1は本発明の一実施例に係る電界放出型冷陰極
装置の製造工程を示す模式図である。この方法では、先
ず、例えば単結晶からなる基板の片側表面に先細りの穴
を形成した。このような穴を形成する方法として、次の
ようなSi単結晶基板の異方性エッチングを利用する方
法を用いた。
【0018】先ず、p型で(100)結晶面方位のSi
単結晶基板11上に厚さ0.1μmのSiO2 熱酸化層
をドライ酸化法により形成した。次に、その上にレジス
トをスピンコート法により塗布すると共に、ステッパを
用いて、例えば1μm角の正方形開口部が得られるよう
に露光、現像等の処理を施し、レジストをパターニング
した。次に、レジストをマスクとして、NH4 F・HF
混合溶液により、SiO2 膜のエッチングを行なった。
【0019】レジストを除去した後、30wt%のKO
H水溶液を用いて異方性エッチングを行い、図1(a)
に示すように、深さ0.71μmの穴12をSi単結晶
基板上に形成した。次に、NH4 F・HF混合溶液を用
いて、SiO2 酸化層を除去した。KOH水溶液により
エッチングされることにより、穴12は(111)面か
らなる4斜面により規定される逆ピラミッドの形状とな
った。ここで、穴12の底には、図2(a)に示すよう
に、約20nmの平坦な底部32を残した。
【0020】この様にして穴12を形成したSi単結晶
基板11をウエット酸化法により熱酸化し、穴12を含
む全面にSiO2 熱酸化絶縁層13を形成した。この
時、絶縁層13は、基板11の(111)面、すなわち
穴12の側面において厚さ約30nm程度となるように
した。Si単結晶の(100)面における熱酸化層の厚
さは(111)面における厚さと±10%以内で一致す
る。従って、(100)面での酸化絶縁層の厚さから
(111)面での厚さを見積もることができる。
【0021】熱酸化後、穴12は、全側面から成長した
SiO2 熱酸化絶縁層13により、平坦な底部32が消
滅し、底に向かって尖鋭化された状態となった。より詳
細には、図2(b)及び図3に示すように、穴12の底
では、平坦な底部32からのSiO2 熱酸化物の成長に
より、絶縁層13に環状の凸部34が発生した。これに
より、穴12の底には、収束角の小さな尖った凹部36
が形成された。
【0022】熱酸化絶縁層13形成後、この上に、エミ
ッタ材料層14として、W層を形成した。エミッタ材料
としては、Wの他、Mo、Ta、Si等、種々の材料を
用いることができる。エミッタ材料層14は、穴12が
十分に埋められると共に、穴12以外の部分も一様とな
るように形成した。この実施例では厚さ2μmとなるよ
うにエミッタ材料層をスパッタリング法により形成し
た。
【0023】更に、エミッタ材料層14上に、ITO層
等の導電層15を同じくスパッタリング法により例えば
厚さ1μmとなるように形成した(図1(b))。な
お、この導電層15はエミッタ材料層14の材質によっ
ては省くことができ、その場合にはエミッタ材料層14
がカソード電極層を兼ねることとなる。
【0024】一方、支持基板となる、背面に厚さ0.4
μmのAl層16をコートしたパイレックスガラス基板
(厚さ1mm)17を用意した。そして、図1(c)に
示すように、ガラス基板17とSi単結晶基板11とを
エミッタ材料層14及び導電層15を介するように接着
した。この接着には、例えば、静電接着法を適用するこ
とができる。静電装着法は、冷陰極装置の軽量化や薄型
化に寄与する。
【0025】次に、ガラス基板17背面のAl層16
を、HNO3 ・CH3 COOH・HFの混酸溶液で除去
した。また、エチレンジアミン・ピロカテコール・ピラ
ジンから成る水溶液(エチレンジアミン:ピロカテコー
ル:ピラジン:水=75cc:12g:3mg:10c
c)でSi単結晶基板11のみをエッチング除去した。
この様にして、図1(d)に示すように、SiO2 熱酸
化層13を露出させると共に、SiO2 熱酸化層13に
覆われたエミッタ材料によるピラミッド形状の凸部18
を突出させた。
【0026】次に、ゲート電極層として、例えば、W層
19を厚さ0.5μmとなるように、スパッタリング法
によりSiO2 熱酸化層13上に形成した。その後、フ
ォトレジストの層20をスピンコート法により約0.9
μm程度、すなわち僅かに、ピラミッドの先端が隠れる
程度の厚さに塗布した。この状態を図1(e)に示す。
【0027】更に、酸素プラズマによるドライエッチン
グを行い、ピラミッド先端部が0.7μmほど現れるよ
うに、レジスト層20をエッチング除去した(図1
(f))。その後、反応性イオンエッチングにより、ピ
ラミッド先端部のゲート金属19をエッチングし、開口
部を形成した(図1(g))。
【0028】レジスト層20を除去した後、NH4 F・
HF混合溶液を用いて、SiO2 熱酸化層13を選択的
に除去した。これによって、図1(h)に示すように、
ゲート電極層19の開口部42が形成されると共に、エ
ミッタ材料によるピラミッド状凸部18の頂部が露出さ
れ、ピラミッド状の冷陰極、すなわちエミッタ44が形
成された。
【0029】この様にして、エミッタ44は、SiO2
熱酸化絶縁層13の形成により尖鋭化された穴12を鋳
型として形成された。このため、エミッタ44の先端
は、図4に示すような穴12の底の形状を引継いだ形状
となった。すなわち、エミッタ44は、側面の収束角が
第1角度をなす基部46と、第1角度よりも大きな第2
角度をなす段部47と、第1及び2角度よりも小さな第
3角度をなす尖端部48と、を有するものであった。こ
こで、段部47から尖端部48へは側面の収束角が急激
に変化した。
【0030】このように、本発明の一実施例に係る電界
放出型の冷陰極装置は、Si単結晶の異方性エッチング
により設けた穴12内部を含むSi単結晶11表面にS
iO2 熱酸化絶縁層13を形成させ、エミッタ44とな
る物質をこの穴12内に充填して形成している。従っ
て、異方性エッチングによる形状再現性、及びSiO2
熱酸化絶縁層13の成長作用による穴12の尖鋭化によ
り、穴12の形状に応じた曲率半径5nm以下の先端鋭
利なエミッタ44を再現性良く得ることができる。
【0031】また、エミッタ44とゲート電極層19と
がSiO2 熱酸化絶縁層13を挟み形成されているた
め、ゲート−エミッタ間距離をこの絶縁層の厚さにより
精度良く制御することが可能となる。エミッタ44の尖
鋭化に必要な最低の厚さの熱酸化絶縁層13を形成する
ことにより、ゲート−エミッタ間距離が小さく駆動電圧
の低い電界放出エミッタが得られる。しかも、熱酸化に
要する時間も短縮が可能で生産性も大幅に上がる。
【0032】また、エミッタ44は、最先端の尖端部4
8のみが、小さな収束角を有するようになるため、その
放熱効果を低下させることなく、電界放出効率を向上さ
せることができる。エミッタ44のバルクからの放熱効
果を維持することにより、エミッタ44の過熱が防止さ
れ、寿命が向上することとなる。
【0033】上述の実施例に係るエミッタを有する電界
放出型冷陰極装置を作成し、実験を行ったところ、同冷
陰極装置は10Vで十分良好な電流放出特性を示した。
アノードをエミッタから6μm離れた位置に対向させ、
10Vの電圧印加で測定したエミッタ電流は、エミッタ
としてSiの異方性エッチングにより作製した先端曲率
半径約10nmのエミッタを有する冷陰極装置を用い
て、同一条件で測定した場合のエミッタ電流の7から8
倍であった。
【0034】次に、基板の穴12の側面に形成する酸化
絶縁層13の最低限必要な厚さについてここで説明す
る。例えば、エミッタの鋳型となる穴の、平坦な或いは
湾曲する底部、すなわち側面の収束角が急激に大きくな
る穴の底部の幅をLとする。ここで、穴の底に幅20n
mの平坦な底部が存在すればL=20nmである。また
穴の底に半径20nmの半球状の底部が存在すればL=
40nmとなる。この様な場合、尖鋭な先端のエミッタ
を得るため、穴の底を尖鋭化するには、穴の側面に形成
される酸化層が重なるまで成長させる必要がある。換言
すると、穴の側面が酸化によって元の位置から穴の内側
へ向かい成長した距離が少なくとも0.5×Lに達する
ことが必要となる。
【0035】また、上述の実施例のように、Si基板の
表面、例えば(100)面に異方性エッチングで開けた
逆ピラミッド形状の穴12を用いる場合、熱酸化絶縁層
13の厚さにより、穴12の形状の尖鋭化が判断でき
る。例えば、図2(a)に示すように、熱酸化前の穴1
2の底に幅20nmの平坦な底部32が存在する場合、
熱酸化絶縁層13の厚さが約30nmに達すると穴12
の平坦な底部32が消滅し、穴12の形状が尖鋭化され
る。図2(b)は(111)面における熱酸化絶縁層が
30nmに成長したときの穴12の底の状態である。
【0036】すなわち、Si基板を酸化する場合、熱酸
化絶縁層13の厚さの約1/3が穴12の側面より内側
にせり出すこととなる。従って、Si基板を使用する場
合、穴12の底の尖鋭化に最低必要な酸化絶縁層の厚さ
は約1.5×Lとなる。換言すれば、エミッターゲート
間の距離を約1.5×Lまでは近づけることが可能とな
る。
【0037】最先端のみが小さな収束角を有するエミッ
タ44を形成するため、穴12の底に形成する平坦な或
いは湾曲する底部32の幅は、10nm〜1μmの範囲
に設定することが望ましい。この範囲以下では、図3に
示すような凹部36ができ難く、この範囲以上では、必
要な酸化絶縁層が厚くなり、エミッタ−ゲート間距離が
長くなる。
【0038】更に、実験のため、約10μmの入口幅を
有し且つ底に約100nmの平坦な底部を有する大きな
穴をSi基板に形成し、熱酸化絶縁層の厚さと、各条件
で形成されたエミッタを有する電界放出型冷陰極装置の
特性との関係を調べた。熱酸化絶縁層の厚さをそれぞ
れ、50、100、150、200、500nmとし、
各条件で形成されたエミッタを有する電界放出型冷陰極
装置による電界放出電流を、前述のアノードを用いた二
極管構造で測定した。
【0039】その結果、絶縁層厚50及び100nmで
は電界放出電流は観測されなかった。しかし、絶縁層厚
150、200、500nmでは、Siの異方性エッチ
ングにより作製した先端極率半径約10nmのエミッタ
を有する冷陰極装置を用いて同一条件で測定した場合の
それぞれ7倍、7倍、8倍の電界放出電流が観測され
た。
【0040】この様に、電界放出型冷陰極装置の電界放
出電流特性は、酸化絶縁層厚を、少なくとも本発明で規
定する必要最低値とすることにより急激に向上する。し
かし、該必要最低値以上では、酸化絶縁層厚の増加に比
べて電界放出電流特性の向上は小さくなる。寧ろ逆に、
酸化絶縁層厚を概ね最低必要値とすることにより、酸化
時間の短縮による生産性の向上、ゲート−エミッタ間距
離の減少による駆動電圧の低下、エミッタの放熱効果低
下の防止等の利点が得られることとなる。
【0041】図5図示の冷陰極装置は、真空容器内に配
置し、Mo層3及びAl層4をアノード電極として使用
することにより二極管として使用することができる。し
かしこの装置は、前述の如く、エミッタ高さ、先端部の
形状などがばらつき、エミッタ先端部の鋭さが欠けると
共に形状の再現性や歩留まりが悪いという問題がある。
また、エミッタとアノードとの間隔を狭く且つ正確に制
御することも困難である。また、絶縁層2、アノード電
極層3、4の堆積や、エミッタを配置する穴5の形成等
の複雑な製造工程が必要であり低価格化を図り難い。ま
た、高融点等の性質が必要であるアノード材料の選択性
にも限界がある。
【0042】上述の問題を解決した本発明に係る真空マ
イクロ装置及びその製造方法を以下に述べる。図6は本
発明の別の実施例に係る二極管構造の真空マイクロ装置
の製造工程を示す断面図である。この方法では、先ず、
例えば単結晶からなる基板の片側表面に先細りの穴を形
成した。このような穴を形成する方法として、次のよう
なSi単結晶基板の異方性エッチングを利用する方法を
用いた。
【0043】先ず、p型で(100)結晶面方位のSi
単結晶基板51上に厚さ0.05μmのSiO2 熱酸化
層をドライ酸化法により形成した。次に、その上にレジ
ストをスピンコート法により塗布すると共に、ステッパ
を用いて、例えば0.12μm角の正方形開口部が得ら
れるように露光、現像等の処理を施し、レジストをパタ
ーニングした。次に、レジストをマスクとして、NH4
F・HF混合溶液により、SiO2 膜のエッチングを行
なった。
【0044】レジストを除去した後、30wt%のKO
H水溶液を用いて異方性エッチングを行い、図6(a)
に示すように、深さ0.085μmの穴52をSi単結
晶基板上に形成した。次に、NH4 F・HF混合溶液を
用いて、SiO2 酸化層を除去した。KOH水溶液によ
りエッチングされることにより、穴52は(111)面
からなる4斜面により規定される逆ピラミッドの形状と
なった。
【0045】この様にして穴52を形成したSi単結晶
基板51をウエット酸化法により熱酸化し、穴52を含
む全面にSiO2 熱酸化絶縁層53を形成した(図6
(b))。この時、比較的低温の900℃の酸化条件を
使用し、絶縁層53は、基板51の(111)面におい
て約0.15μm程度となるようにした。その結果、S
iが酸化されてSiO2 となる際の体積膨脹により、穴
52付近の形状が変化し、新たな逆ピラミッドの形状の
穴52aが形成され、その底部、すなわち逆ピラミッド
の先端が、基板51の平坦部に形成されたSiO2 膜の
表面よりも上に位置するようになった。
【0046】熱酸化絶縁層53形成後、この上に、エミ
ッタ材料層54として、Mo層を形成した。エミッタ材
料としては、Moの他、W、Ta、Si等、種々の材料
を用いることができる。エミッタ材料層54は、穴52
aが十分に埋められると共に、穴52a以外の部分も一
様となるように形成した。この実施例では厚さ2μmと
なるようにエミッタ材料層をスパッタリング法により形
成した。
【0047】更に、エミッタ材料層54上に、ITO層
等の導電層55を同じくスパッタリング法により例えば
厚さ1μmとなるように形成した(図6(c))。な
お、この導電層55はエミッタ材料層54の材質によっ
ては省くことができ、その場合にはエミッタ材料層54
がカソード電極層を兼ねることとなる。
【0048】一方、支持基板となる、背面に厚さ0.4
μmのAl層56をコートしたパイレックスガラス基板
(厚さ1mm)57を用意した。そして、図6(d)に
示すように、ガラス基板57とSi単結晶基板51とを
エミッタ材料層54及び導電層55を介するように接着
した。この接着には、例えば、静電接着法を適用するこ
とができる。静電装着法は、冷陰極装置の軽量化や薄型
化に寄与する。
【0049】次に、ガラス基板57背面のAl層56
を、HNO3 ・CH3 COOH・HFの混酸溶液で除去
した。また、エチレンジアミン・ピロカテコール・ピラ
ジンから成る水溶液(エチレンジアミン:ピロカテコー
ル:ピラジン:水=75cc:12g:3mg:10c
c)でSi単結晶基板51のみをエッチング除去した。
この様にして、図6(e)に示すように、SiO2 熱酸
化層53の底面を露出させた。
【0050】次に、NH4 F・HF混合溶液を用いて、
SiO2 酸化層53を除去し、エミッタ材料によるピラ
ミッド形状の凸部58をその内部に含む凹部62を露出
させた(図6(f))。すなわち、穴の中にエミッタを
配置した構造が得られた。
【0051】次に、基板57を回転させながら、凸部5
8及び凹部62に被着しない角度で、EB蒸着法等によ
りエミッタ材料層54上にSiO2 を斜めに蒸着した。
この様にして、図6(g)に示すように、凹部62の周
りに厚さ約40nmの絶縁層61を形成した。
【0052】次に、アノード電極層として、例えばW層
59を、絶縁層61を介してエミッタ材料層54と対向
するように配置した。そして、図6(h)に示すよう
に、アノード電極層59を絶縁性の接着剤層63により
固定した。この際、エミッタ材料層54とアノード電極
層59との間の空間を真空な気密空間60とした。この
様にすることにより、本装置を収容するための真空容器
が不要となる。
【0053】図7は本発明の別の実施例に係るゲート付
きエミッタ構造の真空マイクロ装置の製造工程を示す断
面図である。この製造工程は、図6(f)までは先の実
施例と同じであるため、それ以降の工程について説明す
る。
【0054】図6(f)工程後、露出したエミッタ材料
層54上に、まず、SiO2 等からなる絶縁層71をス
パッタリング法により形成した。絶縁層71はCVD法
により形成してもよい。次に、ゲート電極層として、例
えば、Al層72を厚さ0.05μmとなるように、ス
パッタリング法により絶縁層71上に形成した(図7
(a))。この時、凹部62に起因する凹部73を残す
ようにした。
【0055】次に、全面にフォトレジスト層74をスピ
ンコート法により塗布した。そして、酸素プラズマによ
るドライエッチングを行い、凹部73内にのみ、レジス
ト層74を残存させた(図7(b))。そして、電気メ
ッキにより、ゲート電極層72上にAlからなる電極層
75を形成した(図7(c))。
【0056】次に、酸素プラズマによりレジスト層74
をエッチバックし、エミッタ凸部58の位置に対応する
ゲート電極層72の部分を露出させた。この時、その周
囲には、レジスト層残部74aを残すようにした(図7
(d))。そして、レジスト層残部74aをマスクとし
て、ゲート電極層72及び絶縁層71をエッチングし、
エミッタ凸部58を露出させた(図7(e))。この
時、電気メッキにより平坦部のゲート電極層72が厚く
なっているので、エッチング後も、エミッタ先端部を除
くゲート電極層72は残った。レジスト層残部74aは
その後除去した。この様にして、ゲート電極層72で包
囲されたピラミッド状の冷陰極、すなわちエミッタが形
成された。
【0057】このように、図6及び図7図示の本発明の
二極管及びゲート付きエミッタ構造の真空マイクロ装置
によれば、Si単結晶の異方性エッチングにより設けた
穴52内部を含むSi単結晶51表面にSiO2 熱酸化
絶縁層53を形成させ、エミッタとなる物質をこの穴5
2内に充填して形成している。従って、異方性エッチン
グによる形状再現性、及びSiO2 熱酸化絶縁層53の
成長作用による穴52の尖鋭化により、穴52の形状に
応じた曲率半径5nm以下の先端鋭利なエミッタを再現
性良く得ることができる。
【0058】また、エミッタ先端部58とアノード電極
層59との間隔は、再現性のよいSiO2 熱酸化絶縁層
53の形状と、エミッタ材料層54とアノード電極層5
9との間に薄く蒸着した絶縁層の厚さで決まるため、精
度よく制御することができる。このため、アノードとエ
ミッタ間距離が小さく、駆動電圧の低い装置が得られ
る。その上、アノード材料として融点が高い等の、所望
の性質を持つ材料を自由に選ぶことが可能となる。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る電界放出型冷陰極装置によ
れば、基板に形成した穴を酸化し、これを鋳型としてエ
ミッタを形成しているため、先端が鋭利なエミッタを再
現性良く得ることができる。基板の穴を尖鋭化のために
いたずらに酸化絶縁層を厚くしてゲート−エミッタ間距
離を増大させることがないため、駆動電圧の低い電界放
出エミッタが得られ、熱酸化に要する時間も短縮でき
る。
【0060】また、エミッタの鋳型となる穴の底に平坦
な或いは湾曲する底部、すなわち穴側面の収束角が急激
に大きくなる底部を設け、絶縁層厚を最低必要値とする
ことにより、先端のみが尖鋭化したエミッタを得ること
ができる。これにより、エミッタの放熱効果を低下させ
ることなく、電界放出効率を向上させることができる。
【0061】従って、本発明によれば、電界放出特性の
均一性、再現性及び電界放出効率が高く、駆動電圧の低
い、高性能の電界放出型冷陰極装置を、生産性よく製造
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電界放出型冷陰極装置
の製造工程を示す断面図。
【図2】Si基板に形成された逆ピラミッド形状の穴の
底が熱酸化SiO2 膜の成長により尖鋭化されることを
説明する断面図。
【図3】図1図示の製造工程における熱酸化後の穴の底
を拡大して示す断面図。
【図4】図1図示の製造工程により形成された電界放出
型冷陰極装置のエミッタの先端を拡大して示す断面図。
【図5】従来の電界放出型冷陰極装置の製造工程を示す
図。
【図6】本発明の別の実施例に係る二極管構造の真空マ
イクロ装置の製造工程を示す断面図。
【図7】本発明の別の実施例に係るゲート付きエミッタ
構造の真空マイクロ装置の製造工程を示す断面図。
【符号の説明】
11…Si単結晶基板、12…穴、13…SiO2 熱酸
化絶縁層、14…エミッタ材料層、15…導電層、16
…Al層、17…ガラス基板、18…ピラミッド状凸
部、19…ゲート電極層、20…フォトレジスト層、3
2…穴の底部、34…環状凸部、36…凹部、42…開
口部、44…エミッタ、46…基部、47…段部、48
…尖端部、51…Si単結晶基板、52…穴、53…S
iO2 熱酸化絶縁層、54…エミッタ材料層、55…導
電層、56…Al層、57…ガラス基板、58…ピラミ
ッド状凸部、59…アノード電極層、60…真空気密空
間、61…絶縁層、62…凹部、63…接着剤層、71
…絶縁層、72…ゲート電極層、74…レジスト層、7
5…ゲート電極層。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面が底に向かって収束する形状をなし且
    つ側面から底にかけて平坦な若しくは湾曲する穴を第1
    基板の主表面に形成する工程と、 前記第1基板の前記主表面を酸化し、前記穴の内部を含
    む前記主表面上を覆うように酸化絶縁層を形成する工程
    と、 前記穴を埋めるように、前記絶縁層上にエミッタ材料層
    を形成する工程と、 前記第1基板に対して、前記エミッタ材料層が介在する
    ように第2基板を接合する工程と、 前記第1基板をエッチングにより除去し、前記穴内に充
    填された前記エミッタ材料で形成された凸部を内部に含
    む前記絶縁層を露出させる工程と、 前記絶縁層上にゲート電極層を形成する工程と、 前記凸部の先端部が露出するように、前記ゲート電極層
    及び前記絶縁層の一部を除去しエミッタを形成する工程
    と、を具備することを特徴とする電界放出型冷陰極装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記酸化絶縁層の形成により、前記穴の側
    面が内側へ成長した距離が、前記穴の底の元の幅の0.
    5倍以上で且つ前記穴の入口の元の幅以下であることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】逆ピラミッド形状をなし且つ側面から底に
    かけて平坦な若しくは湾曲する穴をSi基板の主表面に
    異方性エッチングにより形成する工程と、 前記Si基板の前記主表面を酸化し、前記穴の内部を含
    む前記主表面上を覆うようにSiO2 絶縁層を形成する
    工程と、 前記穴を埋めるように、前記絶縁層上にエミッタ材料層
    を形成する工程と、 前記Si基板に対して、前記エミッタ材料層が介在する
    ように支持基板を接合する工程と、 前記Si基板をエッチングにより除去し、前記穴内に充
    填された前記エミッタ材料で形成された凸部を内部に含
    む前記絶縁層を露出させる工程と、 前記絶縁層上にゲート電極層を形成する工程と、 前記凸部の先端部が露出するように、前記ゲート電極層
    及び絶縁層の一部を除去しエミッタを形成する工程と、
    を具備することを特徴とする電界放出型冷陰極装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】支持基板と、 前記支持基板上に配設されたエミッタ材料層と、 前記エミッタ材料層の一部からなり、側面が先端に向か
    って収束する形状を有するエミッタと、 前記エミッタ材料層上に、前記エミッタの先端が露出す
    るように設けられた絶縁層と、 前記絶縁層を介して前記エミッタに沿って設けられると
    共に、該エミッタの先端部を囲う開口部を有するゲート
    電極層と、を具備し、 前記エミッタが、側面の収束角が第1角度をなす基部
    と、第1角度よりも大きな第2角度をなす段部と、前記
    第1及び第2角度よりも小さな第3角度をなす尖端部
    と、を有することを特徴とする電界放出型冷陰極装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000002661A (ko) * 1998-06-22 2000-01-15 김영남 전계방출표시소자의 형성방법
JP2011525689A (ja) * 2008-06-27 2011-09-22 パウル・シェラー・インスティトゥート 先端の尖鋭度が制御される電界放出エミッタアレイの製造方法

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