JPH0887458A - プロセス制御用データ伝送装置及びi/oバス伝送障害の除去方法 - Google Patents

プロセス制御用データ伝送装置及びi/oバス伝送障害の除去方法

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JPH0887458A
JPH0887458A JP6220647A JP22064794A JPH0887458A JP H0887458 A JPH0887458 A JP H0887458A JP 6220647 A JP6220647 A JP 6220647A JP 22064794 A JP22064794 A JP 22064794A JP H0887458 A JPH0887458 A JP H0887458A
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JP6220647A
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Michiyo Kono
美千代 河野
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、I/Oモジュールの故障により通
信が不能になったときに、どのI/Oモジュールが故障
したかを特定する。 【構成】 プロセスからの信号の入出力を行う複数のI
/O機器2と通信インターフェース機器1との間で、I
/Oバス4を介して非同期式の通信を行うプロセス制御
用データ伝送装置において、I/Oバス4と個々のI/
O機器2との接続を入切を可能とする切換手段3と、切
換手段3にI/O機器2をI/Oバス4から切り離す指
令信号及び接続する指令信号をそれぞれ送出する切換制
御手段15と、一部のI/O機器2をI/Oバス4から
切り離した状態で通信を行うことによって、故障してい
るI/O機器2を特定する故障I/O機器診断手段1
1,12,14,15,3とを備えたプロセス制御用デ
ータ伝送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセス制御機器のう
ち、プロセス信号の入力処理またはプロセスへの信号出
力を行うI/O機器と、このI/O機器を上位計算機も
しくは上位制御機器につなげるためのインターフェース
機器との間を結ぶI/Oバスにおいて、I/Oバス上に
I/O機器異常により伝送障害が発生したときにこの障
害を取り除くプロセス制御用データ伝送装置及びI/O
バス伝送障害の除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラント等を制御し、監視するプロセス
制御システムが広く用いられている。図4は、このよう
なプロセス制御システムの全体構成の一例である。図4
において、プロセス制御機器31は、制御演算のための
I/O情報をプロセスバス32を経由して入出力する。
【0003】プロセスバス32は、ノード数が数点から
数十点のシリアル伝送バスで、送信時間を監視するジャ
バタイマといった障害を除去する機能をそれぞれのノー
ドが持っている。このプロセスバス32は比較的高価の
ものになるため、各プロセスの入出力信号の一点一点の
全てを直接に取り扱うことはない。大量なプロセス入出
力信号を取り扱うために、入出力信号は、一旦、インタ
ーフェースモジュール33やローカルプロセス制御機器
34といったノード毎にまとめられる。
【0004】プロセス信号の入出力を実行するI/Oモ
ジュール35は、一台当り一点から数点の入出力信号を
扱えるようになっている。このノード,例えばインター
フェースモジュール33は、I/Oバス36によりI/
Oモジュール35と通信し、入力値を取り込み出力値を
書き込む。ローカルプロセス制御機器34のようにプロ
セスバス32を経由しないでI/Oモジュールデータを
I/Oバス36を使って通信するものもある。この場合
はインターフェースモジュール33に相当するモジュー
ルがローカルプロセス制御機器34内に内蔵されてい
る。多量のI/Oモジュール35とのデータ通信に使わ
れるI/Oバス36は比較的安価なバスでRS485相
当のものが用いられることが多い。またこれらは図5に
示すように端子台ユニット37と呼ばれる一つの基板に
まとめて実装される。I/Oバス36はこの端子台ユニ
ット37の基板上に組み込まれている。
【0005】例えばRS485相当のバスを用いるこの
ようなI/Oモジュール35とインターフェースモジュ
ール33との通信方式は、調歩同期式のような簡単な方
式が用いられる。
【0006】調歩同期式の通信では、I/Oモジュール
35は通信をしていない状態では信号レベルをマーキン
グと呼ばれるレベルにとるようになっている。そして、
図6に示すように、信号レベルはマーキングから一旦非
マーキングレベルになって通信が開始される。そして、
I/Oデータの送出は、信号レベルがマーキング,非マ
ーキング間で変化することにより行われ、通信終了と共
に信号レベルはマーキングに戻る。
【0007】インターフェースモジュール33とI/O
モジュール35の通信において、まず、I/Oモジュー
ル35の信号レベルは全てマーキングになっている。次
に、インターフェースモジュール33が特定のI/Oモ
ジュールに対して通信を行うと、指定されたI/Oモジ
ュール35はマーキングの状態を変化させて応答を帰
す。この時点で、他のI/Oモジュール35はマーキン
グレベルを継続している。このことによって、インター
フェースモジュール33は、どのI/Oモジュール35
が信号を送出しているかを識別でき、図6に示すよう
に、当該I/Oモジュール35から継続して通信が行わ
れ、通信終了と共に信号レベルは再びマーキングに戻
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような通信方式に
おいては、I/Oモジュール35のうち仮に1台のI/
Oモジュール35に異常が生じ、信号レベルがマーキン
グ状態でなくなってしまうと、本来通信を行おうとする
他のI/Oモジュール35からの通信信号がI/Oバス
36上に正しく出ないために、インターフェースモジュ
ール33とI/Oモジュール35との間の通信が異常に
なってしまうという問題点がある。
【0009】また、このような異常状態になった場合
に、どのI/Oモジュール35で故障を生じているかを
判定することは難しいという問題点もある。したがっ
て、このような場合には、故障発生の端子台ユニット3
7上のI/Oモジュール35の一つを作業員が交換し、
通信を行って異常の有無を調べ、通信障害が回復しなげ
れば次のI/Oモジュール35を一つ交換し、通信を行
って異常の有無を調べ、...という作業を繰り返し
て、故障したI/Oモジュールの判定を行っていた。
【0010】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、I/Oモジュールの故障により通信が不能
になったときに、どのI/Oモジュールが故障したかを
特定し、当該故障I/Oモジュールを切り離して通信を
回復させるプロセス制御用データ伝送装置及びI/Oバ
ス伝送障害の除去方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、プロセスからの信号の
入出力を行う複数のI/O機器と通信インターフェース
機器との間で、I/Oバスを介して非同期式の通信を行
うプロセス制御用データ伝送装置において、I/Oバス
と複数のI/O機器との間に設けられ、指令信号を受け
ると、I/Oバスと個々のI/O機器との接続を入切を
可能とする切換手段と、通信インターフェース機器に設
けられ、切換手段にI/O機器をI/Oバスから切り離
す指令信号及び接続する指令信号をそれぞれ送出する切
換制御手段と、一部のI/O機器をI/Oバスから切り
離した状態で通信を行うことによって、故障しているI
/O機器を特定する通信インターフェース機器に設けら
れた故障I/O機器診断手段とを備えたプロセス制御用
データ伝送装置である。
【0012】また、請求項2に対応する発明は、プロセ
スからの信号の入出力を行う複数のI/O機器と通信イ
ンターフェース機器との間で、I/Oバスを介して非同
期式の通信を行うプロセス制御用データ伝送装置におけ
るI/Oバス伝送障害を除去する方法において、I/O
バスと複数のI/O機器との間に設けられているI/O
バス,I/O機器間の接続を入切する切換手段を制御し
て、I/O機器の一つをI/Oバスから切り離し、この
状態で切り離したI/O機器以外のI/O機器と通信イ
ンターフェース機器との間で通信を行い、通信が正常に
行われると切り離したI/O機器は異常であると判断
し、通信が正常に行われないと切り離したI/O機器は
正常であると判断し、切り離したI/O機器が正常であ
れば、異常なI/O機器を発見するまで残りのI/O機
器をI/Oバスから順次切り離し、それぞれ正常な通信
が行われるか否か判断を繰り返すI/Oバス伝送障害の
除去方法である。
【0013】さらに、請求項3に対応する発明は、プロ
セスからの信号の入出力を行う複数のI/O機器と通信
インターフェース機器との間で、I/Oバスを介して非
同期式の通信を行うプロセス制御用データ伝送装置にお
けるI/Oバス伝送障害を除去する方法において、I/
Oバスと複数のI/O機器との間に設けられているI/
Oバス,I/O機器間の接続を入切する切換手段を制御
して、I/O機器の全てをI/Oバスから切り離し、切
換手段を制御して、I/O機器の一つをI/Oバスに接
続し、この状態で接続したI/O機器と通信インターフ
ェース機器との間で通信を行い、通信が正常に行われる
と接続したI/O機器は正常であると判断し、通信が正
常に行われないと接続したI/O機器は異常であると判
断し、接続したI/O機器が正常であれば、異常なI/
O機器を発見するまで残りのI/O機器をI/Oバスか
ら順次接続し、それぞれ正常な通信が行われるか否か判
断を繰り返すI/Oバス伝送障害の除去方法である。
【0014】
【作用】したがって、まず、請求項1に対応する発明の
プロセス制御用データ伝送装置においては、I/Oバス
伝送障害が生じていないとき,I/O機器とI/Oバス
を介して接続された通信インターフェース機器との間で
通信が行われている。
【0015】次に、I/Oバス伝送障害が起ったとき、
故障I/O機器診断手段によって、一部のI/O機器を
I/Oバスから切り離した状態で通信を行い、故障して
いるI/O機器を特定する。これは故障したI/O機器
がI/Oバスから切り離されていれば、通信は正常であ
るという原理に基づいている。
【0016】そして、切換制御手段の指令に従い切換手
段によって、異常を生じているI/O機器がI/Oバス
から切り離される。したがって、I/Oバス伝送障害は
除去され、正常な通信が回復する。
【0017】次に、請求項2に対応する発明のI/Oバ
ス伝送障害の除去方法においては、I/Oバス伝送障害
が生じたとき、まず、I/O機器の一つがI/Oバスか
ら切り離される。
【0018】次に、この状態で切り離したI/O機器以
外のI/O機器と通信インターフェース機器との間で通
信が行われる。このとき、通信が正常であれば切り離し
たI/O機器は異常であり、通信が異常であれば切り離
したI/O機器は正常であると判断される。
【0019】そして、判断をされたI/O機器が正常で
あるとき、他のI/O機器をI/Oバスから切り離し
て、再び判断が行われ、異常なI/O機器が発見される
までこれが繰り返される。
【0020】異常なI/O機器が発見されると、例えば
異常なI/O機器をI/Oバスから切り離し、その他の
I/O機器を異常診断開始以前の状態に戻すことにより
I/Oバス上での伝送は、通常状態に復帰する。
【0021】さらに、請求項3に対応する発明のI/O
バス伝送障害の除去方法においては、I/Oバス伝送障
害が生じたとき、まず、すべてのI/O機器がI/Oバ
スから切り離される。
【0022】次に、I/O機器の一つがI/Oバスに接
続される。さらに、この状態で接続したI/O機器と通
信インターフェース機器との間で通信が行われる。
【0023】このとき、通信が異常であれば接続された
I/O機器は異常であり、通信が正常であれば接続され
たI/O機器は正常であると判断がされる。そして、判
断をされたI/O機器が正常であるとき、他のI/O機
器をI/Oバスに接続して、再びこの判断が行われ、異
常なI/O機器が発見されるまでこれが繰り返される。
繰り返し動作はすべての異常なI/O機器が発見される
まで行ってもよい。
【0024】異常なI/O機器が発見されると、例えば
異常なI/O機器をI/Oバスから切り離し、その他の
I/O機器を異常診断開始以前の状態に戻すことにより
I/Oバス上での伝送は、通常状態に復帰する。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (第1の実施例)図1は本発明に係るプロセス制御用デ
ータ伝送装置の第1の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【0026】このI/Oバス伝送障害の除去装置は、通
信インターフェース機器であるインターフェースモジュ
ール1と、I/O機器の一種であるI/Oモジュール2
と、切換手段である切換スイッチ3と、インターフェー
スモジュール1及びI/Oモジュール2を切換スイッチ
3を介して接続するI/Oバス4と、インターフェース
モジュール1と切換スイッチ3との間を接続する信号線
5とによって構成されており、これら全体は図5に示す
ような端子台ユニットに実装されている。
【0027】インターフェースモジュール1は、さら
に、CPU11と、ROM12と、インターフェースモ
ジュール1の動作に必要なRAM13と、I/Oバス通
信部14と、切換制御手段であるI/Oバス切換制御部
15と、プロセスバス制御部16とを備えている。
【0028】CPU11は、ROM12に保存されたプ
ログラムに従ってインターフェースモジュール1全体を
制御する。ROM12は、I/Oモジュール2又は上位
機器とのインターフェース処理を行い、さらに後述する
故障モジュール診断・通信復帰を行うプログラムを保存
している。
【0029】I/Oバス通信部14は、プロセスに対し
て信号の入出力を行っているI/Oモジュール2に対
し、CPU11の制御に従って通信を行う。I/Oバス
切換制御部15は、CPU11の制御に従って切換スイ
ッチ3に対してI/Oモジュールの接続、切り離しを指
示する。
【0030】プロセスバス制御部16は、プロセスバス
6を介して管理下のI/Oモジュール2のI/Oデータ
を上位機器に送出し、また、上位機器からの信号を受信
する。
【0031】切換スイッチ3は、個々のI/Oモジュー
ル2とI/Oバス4との間に設けられたスイッチ群から
構成されており、信号線5を介してI/Oバス切換制御
部15から指令を受けることにより、指示されたI/O
モジュール2をI/Oバス4から切り離し、又は接続す
る。なお、通常の状態では、全てのI/Oモジュールが
接続されるように設定されている。
【0032】I/Oバス4は、例えばRS485であ
り、非同期式の通信の一種である調歩同期式の通信を行
う機能を有する。なお、故障I/O機器診断手段は、例
えばCPU11とROM12とI/Oバス通信部14と
I/Oバス切換制御部15と切換スイッチ3とによって
構成される。
【0033】次に、以上のように構成された本実施例の
プロセス制御用データ伝送装置の動作について説明す
る。まず、インターフェースモジュール1は、特定のI
/Oモジュール2に対し、I/Oバス通信部14からI
/Oバス4上に、I/Oモジュール2のデータ収集ある
いはデータ書き込みの要求テキストを出す。各I/Oモ
ジュール2はテキストを受信し、自局宛てのテキストで
あった場合には要求データあるいは要求書き込み正常終
了の応答を帰す。このとき、他のI/Oモジュールは送
信禁止(マーキング)の状態を継続する。
【0034】次に、例えばI/Oモジュール2の通信部
に故障が生じ、そのI/Oモジュール2の信号がマーキ
ング状態でなくなってしまうことがある。このような場
合には正常なI/Oモジュール2が正しい信号を出して
も故障のI/Oモジュール2の信号に引きずられて、イ
ンターフェースモジュール1側では応答テキストを受信
することができない。また、インターフェースモジュー
ル1の出す信号も同様に影響を受け、I/Oモジュール
2側で受信することができない。このようにして1台の
I/Oモジュール2の故障のためにI/Oバス4に接続
される機器の全体が不具合となる。
【0035】この場合、I/Oバス4を介しての通信は
不能となるため、I/Oバス4からの通信によって故障
したモジュールを発見することは困難である。したがっ
て、本実施例の装置ではこのような通信不能状態に陥っ
たとき、図2の動作フロー図に示すような故障モジュー
ル診断・通信復帰を行っている。
【0036】これは、切換スイッチ3を用いてI/Oモ
ジュール2を順次切り離し、I/Oバス4を介した通信
が正常状態に復帰するか否かを調べることによりI/O
モジュール2の診断を行うものである。
【0037】図2において、まず、始めに切り離すI/
Oモジュール番号を指定する(この場合はI/Oモジュ
ール番号=1、ST1)。次に、切換スイッチ3は、I
/Oバス切換制御部15からの指令により指定されたI
/Oモジュール2をI/Oバス4から切り離す(ST
2)。
【0038】そして、この状態で、切り離されたI/O
モジュール2以外のモジュールと通信を行う(ST
3)。ここで、通信が正常に終了したかを判断し(ST
4)、通信が正常に行われた場合は、切り離したI/O
モジュール2が故障モジュールであると判断し(ST
5)、このI/Oモジュール2を切り離したまま、故障
箇所をプロセスバス制御部16から上位機器に報告し
(ST6)、診断を終了する。
【0039】このとき、故障I/Oモジュール2は切り
離されているので、当該モジュールと以外の通信は正常
に復帰する。一方、通信が正常に終了したかを判断した
とき(ST4)、通信が正常に行われず依然として通信
不能である場合には、まず、切り離したI/Oモジュー
ルを切換スイッチ3により接続(ST7)し、次に切り
離すI/Oモジュール2の番号を設定する(ST8)。
【0040】そして、全I/Oモジュール2についてチ
ェックが行われたかを確認し(ST9)、全I/Oモジ
ュール2についてチェックが行われていない場合にはス
テップST2に進み、ステップST8で指定した次のI
/Oモジュール2の診断を行う。
【0041】全I/Oモジュール2についてチェックが
行われているにもかかわらず異常モジュールを発見でき
ない場合は、インターフェースモジュール1そのもの又
はI/Oバス4が異常であると判断して(ST10)、
これを上位機器に報告して(ST6)、診断を終了す
る。
【0042】上述したように、本実施例によるプロセス
制御用データ伝送装置は、インターフェースモジュール
1内のI/Oバス切換制御手段15からの指令で切換ス
イッチ3によってI/Oモジュール2をI/Oバス4か
ら切り離すことができるようにしたので、I/Oモジュ
ール2の故障によりI/Oバス伝送に障害を生じている
場合であっても、実際にI/Oモジュール2を取り外す
ことなく、I/Oバス4から切り離すことができ、従来
のように、全種類のI/Oモジュール2を用意し、実際
にI/Oモジュールを一々交換して、異常を検査する手
間を省くことができる。
【0043】また、I/Oバス伝送障害が生じたとき、
一つのI/Oモジュール2を切り離して他のI/Oモジ
ュール2と通信を行うことによって、切り離されたI/
Oモジュール2が異常であるか否かを判断し、異常なI
/Oモジュールを発見するまでこの手順を繰り返し、さ
らに、発見した異常なI/Oモジュール2をI/Oバス
4から切り離すようにしたので、自動的にかつ効率的に
I/Oモジュール2及びインターフェースモジュール1
の異常診断をすることができ、さらに、伝送障害を除去
することができる。
【0044】また、本実施例のプロセス制御用データ伝
送装置では、故障したI/Oモジュールを特定し、自動
的に切り離しているので、メンテナンス要員は、簡単に
これを交換し、メンテナンスに要する時間と手間を大幅
に短縮することができる。
【0045】なお、本実施例において、図2に示す手順
は、I/Oモジュール2を一つづつ切り離し、診断し、
接続して、次のI/Oモジュール2を診断するものであ
るが、I/Oモジュール2を切り離し、診断した後、当
該I/Oモジュール2を接続することなく次のI/Oモ
ジュール2を切り離し、診断していくようにしてもよ
い。
【0046】なお、例えばシステム全体は稼働させたま
まで、I/Oモジュールを含むI/O機器のメンテナン
スを行うような場合、メンテナンス作業によりI/Oモ
ジュールが異常信号を発信する、あるいは、発信する可
能性があると予めわかっている場合がある。このような
とき、本実施例のプロセス制御用データ伝送装置によれ
ば、上位機器からI/Oバス切換手段を介し、当該I/
Oモジュールあるいは異常信号を発する可能性のあるI
/Oモジュールを予めI/Oバスから切り離すことによ
り、I/Oバスの伝送障害を予防してメンテナンス作業
等を行うことができる。 (第2の実施例)第2の実施例の構成は、ROM12内
のプログラムの処理内容を除き、第1の実施例と同様で
あるので、その説明を省略する。
【0047】ただし、ROM12に内蔵された故障モジ
ュール診断・通信復帰のプログラムが第1の実施例とは
異なっているので、このプログラムに従った本実施例の
プロセス制御用データ伝送装置の故障モジュール診断・
通信復帰動作について、図3の動作フロー図に沿って説
明する。
【0048】まず、切換スイッチ3は、I/Oバス切換
制御部15からの指令により全I/Oモジュール2をI
/Oバス4から切り離す(S1)。次に、CPU11
は、接続するI/Oモジュール番号を指定する(この場
合はI/Oモジュール番号=1、S2)。
【0049】さらに、CPU11は、I/Oバス切換制
御部15に指令を出し、指定されたI/Oモジュール2
をI/Oバス4に接続する(S3)。そして、接続した
I/Oモジュール2と通信を行う(S4)。
【0050】ここで、通信が正常に終了したかを判断し
(S5)、通信が正常に行われている場合は、当該I/
Oモジュール2は故障してしないと判断し(S6)、ス
テップS8に進む。
【0051】一方、通信が正常に行われていない場合
は、当該I/Oモジュール2は故障していると判断し
(S7)、ステップS8に進む。ステップS8では、ス
テップS3で接続したI/Oモジュール2をI/Oバス
4から切り離す。
【0052】さらに、次に接続するI/Oモジュール2
の番号を指定する(S9)。そして、全I/Oモジュー
ル2についてチェックが行われたかを確認し(S1
0)、全I/Oモジュール2についてチェックが行われ
ていない場合にはステップST3に進み、ステップS9
で指定した次のI/Oモジュール2の診断を行う。
【0053】一方、全I/Oモジュール2についてチェ
ックが行われている場合には、全I/Oモジュールが故
障していなかった否かを調べる(S11)。故障したI
/Oモジュール2がなかった場合には、インターフェー
スモジュール1であると判断し(S3)、その旨をプロ
セスバス制御部16によって上位機器に送出して(S1
3)、診断を終了する。
【0054】一方、故障と判断されたI/Oモジュール
2があった場合には、故障と判断されたI/Oモジュー
ル以外の全I/Oモジュール2をI/Oバス4に接続し
(S14)、故障と判断されたI/Oモジュール2につ
いての情報を、プロセスバス制御部16によって上位機
器に送出して(S13)、診断を終了する。
【0055】上述したように、本実施例のプロセス制御
用データ伝送装置におけるI/Oバス伝送障害の除去方
法は、I/Oバス伝送障害が生じたとき、I/Oモジュ
ール2を全て切り離し、それから、I/Oモジュール2
を順次接続し、あるI/Oモジュール2が接続された状
態で、他のI/Oモジュール2と通信を行って、接続さ
れたI/Oモジュール2が異常であるか否かを判断し、
異常であればこれを切り離すようにし、その後、異常で
ないI/Oモジュール2を接続して通信を正常に復帰す
るようにしたので、第1の実施例と同様の効果が得られ
る他、異常なI/Oモジュール2が2つ以上ある場合で
も、異常診断,通信回復処置を行うことができる。
【0056】なお、本実施例において、図3に示す手順
は、全てのI/Oモジュール2を切り離した後、I/O
モジュール2を一つづつ接続し、診断し、切り離して、
次のI/Oモジュール2を診断するものであるが、I/
Oモジュール2を接続し、診断した後、当該I/Oモジ
ュール2を切り離すことなく次のI/Oモジュール2を
接続し、診断していくようにしてもよい。また、本発明
は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
【0057】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、I
/Oモジュールの故障により通信が不能になったとき
に、どのI/Oモジュールが故障したかを特定し、当該
故障I/Oモジュールを切り離して通信を回復させるプ
ロセス制御用データ伝送装置及びI/Oバス伝送障害の
除去方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセス制御用データ伝送装置の
第1の実施例の構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のプロセス制御用データ伝送装置の動
作を示すフロー図。
【図3】本発明に係る第2の実施例のプロセス制御用デ
ータ伝送装置の除去装置の動作を示すフロー図。
【図4】本発明が実施されるプロセス制御システムの一
例を示す全体構成図。
【図5】端子台ユニットに実装されたI/O関連機器を
示す図。
【図6】調歩同期式通信の説明図。
【符号の説明】
1…インターフェースモジュール、15…I/Oバス切
換制御部、2…I/Oモジュール、3…切換スイッチ、
4…I/Oバス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスからの信号の入出力を行う複数
    のI/O機器と通信インターフェース機器との間で、I
    /Oバスを介して非同期式の通信を行うプロセス制御用
    データ伝送装置において、 前記I/Oバスと前記複数のI/O機器との間に設けら
    れ、指令信号を受けると、前記I/Oバスと個々のI/
    O機器との接続を入切を可能とする切換手段と、 前記通信インターフェース機器に設けられ、前記切換手
    段に前記I/O機器を前記I/Oバスから切り離す指令
    信号及び接続する指令信号をそれぞれ送出する切換制御
    手段と、 一部のI/O機器をI/Oバスから切り離した状態で通
    信を行うことによって、故障しているI/O機器を特定
    する前記通信インターフェース機器に設けられた故障I
    /O機器診断手段とを備えたことを特徴とするプロセス
    制御用データ伝送装置。
  2. 【請求項2】 プロセスからの信号の入出力を行う複数
    のI/O機器と通信インターフェース機器との間で、I
    /Oバスを介して非同期式の通信を行うプロセス制御用
    データ伝送装置におけるI/Oバス伝送障害を除去する
    方法において、 前記I/Oバスと前記複数のI/O機器との間に設けら
    れているI/Oバス,I/O機器間の接続を入切する切
    換手段を制御して、前記I/O機器の一つを前記I/O
    バスから切り離し、 この状態で切り離した前記I/O機器以外のI/O機器
    と前記通信インターフェース機器との間で通信を行い、 前記通信が正常に行われると切り離した前記I/O機器
    は異常であると判断し、前記通信が正常に行われないと
    切り離した前記I/O機器は正常であると判断し、 切り離したI/O機器が正常であれば、異常なI/O機
    器を発見するまで残りのI/O機器を前記I/Oバスか
    ら順次切り離し、それぞれ正常な通信が行われるか否か
    判断を繰り返すことを特徴とするI/Oバス伝送障害の
    除去方法。
  3. 【請求項3】 プロセスからの信号の入出力を行う複数
    のI/O機器と通信インターフェース機器との間で、I
    /Oバスを介して非同期式の通信を行うプロセス制御用
    データ伝送装置におけるI/Oバス伝送障害を除去する
    方法において、 前記I/Oバスと前記複数のI/O機器との間に設けら
    れているI/Oバス,I/O機器間の接続を入切する切
    換手段を制御して、前記I/O機器の全てを前記I/O
    バスから切り離し、 前記切換手段を制御して、前記I/O機器の一つを前記
    I/Oバスに接続し、 この状態で接続した前記I/O機器と前記通信インター
    フェース機器との間で通信を行い、 前記通信が正常に行われると接続した前記I/O機器は
    正常であると判断し、前記通信が正常に行われないと接
    続した前記I/O機器は異常であると判断し、 接続したI/O機器が正常であれば、異常なI/O機器
    を発見するまで残りのI/O機器を前記I/Oバスから
    順次接続し、それぞれ正常な通信が行われるか否か判断
    を繰り返すことを特徴とするI/Oバス伝送障害の除去
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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