JP3420880B2 - 伝送処理ユニットの試験方法 - Google Patents

伝送処理ユニットの試験方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は伝送処理ユニットの
試験方法に関し、例えば、SDH(SynchronousDigital
Hierarchy )伝送装置を構成する各パッケージに対す
る自律診断に適用して好適なものである。 【0002】 【従来の技術】SDH伝送システムにおける交換機等の
SDH伝送装置は、例えばプリント配線基板でなるパッ
ケージを複数備えて構成されており、障害時等にパッケ
ージを単位として取替えを行なうことが多い。 【0003】各パッケージは、一般的には、ある伝送方
向についてある伝送処理を担う伝送処理ブロック(例え
ばLSIでなる)群と、逆の伝送方向について上記伝送
処理の逆伝送処理を担う伝送処理ブロック群とを備えて
おり、他のパッケージに対して、ケーブル(電気ケーブ
ル又は光ケーブル)を介して接続されている。各パッケ
ージは、自己内部の伝送処理系の最終段として設けられ
ているドライバによってケーブルに信号を送出し、伝送
処理系の初段として設けられているレシーバによってケ
ーブルからの信号を取込むようになされている。また、
各パッケージは、上位制御装置(端局制御装置及び試験
制御装置)と制御情報を授受する制御ブロック(例えば
LSIでなる)を備えている。この制御ブロックは通常
の伝送処理での各伝送処理ブロックに対する制御機能を
担うだけなく、内部の障害監視や試験等の保守運用機能
を担っている。 【0004】ところで、従来の伝送装置は、オペレータ
が装置近辺にいることを前提に保守運用機能について設
計されてきたが、SDH伝送装置では、遠隔からの保守
運用を前提としている。そのため、SDH伝送装置で
は、自己の動作状態を常に監視し、障害を検出した場合
は、予備系への切替えを実行した後、自律診断を行な
う。この場合において、障害検出単位は上述のようにパ
ッケージであり、自律診断もパッケージを単位に行な
う。 【0005】ここで、自律診断のための試験種類として
は、導通試験と擬正常試験とがある。あるパッケージに
ついての導通試験は、第1の伝送方向についての最終段
の伝送処理ブロックからの信号を、逆の第2の伝送方向
についての初段の伝送処理ブロックに入力させるように
し、第1の伝送方向についての初段の伝送処理ブロック
に試験信号を導入し、第2の伝送方向についての最終段
の伝送処理ブロックから信号を取出し、取出した信号が
所望のものであるかを確認する試験である。擬正常試験
は、ある伝送処理ブロックから正しくないパリティビッ
トが付加された試験信号を次の伝送処理ブロックに与
え、その次の伝送処理ブロックが正しくないパリティビ
ットに応じた処理を実行したかを確認する試験である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
試験方法では、試験を実行しているパッケージの後段の
パッケージに誤動作させる恐れがあった。 【0007】障害発生時には、予備系に切り替えられて
から試験が実行されるが、試験信号が後段パッケージの
入力段に与えられ、予備系への切替えが不十分な場合に
はその試験信号が後段パッケージに影響を与える。ま
た、切り替えられた予備系で障害が発生し、これ以上の
予備系がない状態で試験が実行された場合には、試験信
号がそのまま後段パッケージの内部に到達して処理さ
れ、その影響は大きい。特に、擬正常試験の場合には、
試験信号がパリティビットが異常なものであるので、後
段パッケージにおいて、誤配送された影響は大きい。 【0008】そこで、導通試験は仕方がないが、後段パ
ッケージに試験信号が流れる擬正常試験、言い換える
と、最終段の伝送処理ブロックが試験信号の送信元とな
る擬正常試験を実行しないこととし、後段パッケージへ
の影響を未然に防止することも考えられている。しか
し、このようにすると、試験範囲等が限定されたことに
なり、障害発生箇所の特定等を適確に実行することがで
きない。 【0009】ところで、自己診断試験は、上述したよう
な障害検出時だけでなく、パッケージを交換した直後で
も実行される。交換直後の試験では、そのパッケージに
設定可能な各動作モードで試験を行ない、その後、所望
の動作モードに設定して通常の動作状態にさせる。最終
的に設定する動作モードは、後段パッケージの動作モー
ドと整合がとれたものであるが、その以前に種々切り替
えられる動作モードは、後段パッケージの動作モードと
整合がとれたものではなく、そのため、後段パッケージ
に影響を及ぼすことがある。 【0010】以上のような課題は、試験や交換単位がパ
ッケージではない伝送装置についても同様に生じている
ものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、上流側の伝送処理ユニットの出
力段に設けられたドライバが、伝送路を駆動して下流側
の伝送処理ユニットに伝送信号を送出させる、複数の伝
送処理ユニットが縦続接続された伝送システムにおける
伝送処理ユニットの試験方法において、ドライバとし
て、外部からの制御信号に応じて、伝送信号の出力を停
止し得るものを適用し、当該伝送処理ユニット内の各伝
送処理ブロックの障害発生状況を監視し、障害を検出す
ると、当該伝送処理ユニットの上記ドライバを出力を停
止する状態にした後、各伝送処理ブロックから障害の内
容を収集して試験を実施し、試験の結果、当該伝送処理
ユニットの正常性が確認されたときに、上記ドライバの
出力停止状態を解除することを特徴とする。 【0012】本発明の伝送処理ユニットの試験方法にお
いては、試験期間では、ドライバが出力停止状態になっ
ているので、試験信号が後段の伝送処理ユニットに配送
されることがなく、後段の伝送処理ユニットに試験信号
が影響を与えることを防止できる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明による伝送処理ユニ
ットの試験方法をSDH伝送装置に適用した一実施形態
を図面を参照しながら詳述する。図2は、主として、S
DH伝送装置におけるある伝送処理パッケージ1Aの詳
細構成を示したものである。 【0014】図2において、伝送処理パッケージ1A
は、SDHインタフェースを実行するパッケージ、ペイ
ロード内のセルのOAM処理やヘッダ変換処理等を実行
するパッケージや、交換処理を実行するパッケージ等の
いずれかのパッケージが該当するものである。 【0015】伝送処理パッケージ1Aは、第1の伝送方
向の処理のために、図示しない前段パッケージ又は遠隔
地のSDH伝送装置からのケーブル2ZAを介した伝送
信号を受信処理するレシーバ11Aと、その伝送信号を
適宜処理する例えばLSI構成の2段の伝送処理ブロッ
ク12A及び13Aと、伝送処理ブロック13Aから出
力された後段パッケージ1Bへの伝送信号をケーブル2
ABに駆動送出するドライバ14Aとを備えている。 【0016】また、伝送処理パッケージ1Aは、第2の
伝送方向の処理のために、前段パッケージ1Bからのケ
ーブル2BAを介した伝送信号を受信処理するレシーバ
21Aと、その伝送信号を適宜処理する例えばLSI構
成の2段の伝送処理ブロック22A及び23Aと、伝送
処理ブロック23Aから出力された図示しない後段パッ
ケージ又は遠隔地のSDH伝送装置への伝送信号をケー
ブル2AZに送出するドライバ24Aとを備えている。 【0017】さらに、伝送処理パッケージ1Aは、上位
装置(パッケージ、LSI、装置のいずれかであり、ソ
フトウェアが中心の装置)3の制御下で、通常の伝送処
理のために伝送処理ブロック12A、13A、22A及
び23Aの動作を制御したり、保守運用のために伝送処
理ブロック12A、13A、22A及び23Aの動作を
制御したりする制御ブロック30Aを備えている。 【0018】例えば、伝送処理パッケージ1AがSDH
インタフェースを実行するパッケージであれば、制御ブ
ロック30Aは、いずれかの伝送処理ブロックが取出し
たオーバーヘッド情報を上位装置3に与えたり、また、
上位装置3から与えられたオーバーヘッド情報をペイロ
ードに付加させるためにいずれかの伝送処理ブロックに
与えたりする。また、例えば、制御ブロック30Aは、
伝送路障害や伝送処理ブロックの障害を収集したり、伝
送処理ブロックへの動作モードや試験内容の設定等を実
行したりする。 【0019】ここで、レシーバ11A、21Aは、ケー
ブルの種類によっては、電気的な素子だけでなく、光電
変換素子等であっても良いものである。同様に、ドライ
バ14A、24Aは、電光変換素子等であっても良いも
のである。また、伝送処理ブロック22Aは、伝送処理
ブロック13Aの逆処理を行なうものであり、伝送処理
ブロック23Aは、伝送処理ブロック12Aの逆処理を
行なうものである。導通試験や擬正常試験のため、伝送
処理ブロック13Aの出力端はドライバ14Aだけでな
く、伝送処理ブロック22Aに接続されており、また、
伝送処理ブロック23Aの出力端はドライバ24Aだけ
でなく、伝送処理ブロック12Aに接続されている。伝
送処理ブロック12A、22Aはその入力部にセレクタ
を備えており、レシーバ11A、21Aからの信号、又
は、伝送処理ブロック13A、23Aからの信号を選択
できるようになされている。 【0020】上述した構成は従来と同様である。しか
し、この実施形態においては、ドライバ14A及び24
Aとして制御端子付きのものを適用している点、制御ブ
ロック30Aが上位装置3の制御下でドライバ14A、
24Aを、その出力側のケーブル2AB、2AZから接
続、遮断制御できる点が従来とは異なっている。なお、
制御ブロック30Aについてのデフォルト値設定によ
り、伝送処理パッケージ1Aが装着されて電源が投入さ
れたときには、ドライバ14A、24Aがその出力側の
ケーブル2AB、2AZから切り離されるようになされ
ている。 【0021】次に、パッケージ1Aについての保守運用
機能を、適宜図面を参照しながら説明する。 【0022】各伝送処理ブロック12A、13A、22
A、23A(や制御ブロック30A)においては、受信
した信号に対してはパリティチェックを行なっており、
パリティエラーに対してはそれ用の内部フラグをセット
する。また、各伝送処理ブロック12A、13A、22
A、23A(や制御ブロック30A)は、内部にCPU
を有するものであれば、ウォッチドッグタイマにより一
定周期でCPUの動作異常をチェックし、動作エラーに
対してはそれ用の内部フラグをセットする。 【0023】上位装置3は、図1に示すように、伝送処
理パッケージ1Aの制御ブロック30Aを用いて、各伝
送処理ブロック12A〜23A(やその制御ブロック3
0A)の障害発生状況を所定周期で繰返し監視する(ス
テップ100)。 【0024】この監視の結果、いずれかの伝送処理ブロ
ック12A、…、23Aにおいてエラーフラグがセット
されていることが判明すると(障害が発生したことが判
明すると)、上位装置3は、予備系が存在するパッケー
ジであれば予備系パッケージへの切替えを行なった後、
予備系パッケージが存在しないものであれば直ちに、そ
の障害に係る伝送方向のドライバ14A及び又は24A
を、それが駆動するケーブル2AB及び又は2AZから
切り離す(ステップ101)。 【0025】ケーブル2AB、2AZが電気ケーブルで
あれば、ドライバ14A、24Aはハイインピーダンス
にすることで切離しを実行し、ケーブル2AB、2AZ
が光ケーブルであれば、ドライバ(レーザダイオード
等)14A、24Aは発光のための交番駆動電圧を0V
にすることで切離しを実行する。 【0026】この切離し後において、制御ブロック30
Aに、伝送処理パッケージ1Aについての導通試験や擬
正常試験等を自律的に実行させる(ステップ102)。 【0027】例えば、制御ブロック30Aは、導通試験
であれば、伝送処理ブロック22Aの入力部のセレクタ
に対して、伝送処理ブロック13Aからの信号を選択す
る状態にし、その状態において、伝送処理ブロック12
Aから試験信号を挿入し、ブロック12A、13A、2
2A及び23Aで順次処理された信号を伝送処理ブロッ
ク23Aから取出して、正しく信号が導通しているか否
かを判断する。また、例えば、伝送処理ブロック13A
及び22A間の擬正常試験であれば(従来では試験信号
が後段パッケージ1Bに流れるため擬正常試験が実行さ
れない範囲である)、制御ブロック30Aは、伝送処理
ブロック22Aの入力部のセレクタに対して、伝送処理
ブロック13Aからの信号を選択する状態にし、その状
態において、伝送処理ブロック13Aからパリティビッ
トが異常な試験信号を挿入し、伝送処理ブロック23A
がそのパリティビットが異常な試験信号に対して正しく
反応したか否かの情報を取込む。 【0028】上述したように、ドライバ14A及び又は
24Aによって、当該パッケージ1Aを下流へのケーブ
ル2AB及び又は2AZから切り離しているので、試験
信号が下流側のパッケージ1BやSDH伝送装置に与え
られることはない。 【0029】制御ブロック30Aを用いて自律試験を実
行させた上位装置3は、その試験結果を判別する(ステ
ップ103)。ここで、正常という結果を得た場合に
は、上位装置3は、発生した障害は雑音等に基づく一過
性のものとみなして、制御ブロック30Aを用いて、そ
の障害に係る伝送方向のドライバ14A及び又は24A
を、それが駆動するケーブル2AB及び又は2AZに接
続させて(必要ならば系の復帰を行なう)障害発生時の
一連の処理を終了する(ステップ104)。 【0030】一方、試験の結果、復旧し得ない障害が発
生したことを認識した上位装置3は、伝送処理パッケー
ジ1Aにおける図示しない障害発生報知用の発光ダイオ
ードを制御ブロック30Aを用いて点灯させ、取替え作
業の目印とさせると共に、オペレーションシステムに障
害発生を通知する等のエラー報知処理を実行する(ステ
ップ105)。 【0031】図3は、障害検出時の伝送処理パッケージ
1A及び1Bの処理の関係例を示したものである。 【0032】上述したように、伝送処理パッケージ1A
において第1の伝送方向に障害が発生すると、制御ブロ
ック30Aによるドライバ14Aのケーブル2ABから
の切り離し処理によって、伝送処理パッケージ1Bへの
伝送信号の出力が停止する。冗長系を採用していない場
合であれば、伝送処理パッケージ1Bは伝送処理パッケ
ージ1Aからの入力断を検出し、これにより、伝送処理
パッケージ1B又はその上位装置は伝送処理パッケージ
1Aが取り外されたことを認識する。従来において、上
流側のパッケージ1Aからの入力が途絶える場合は、パ
ッケージ1Aが取り外された場合であり、そのため、ド
ライバ14Aの制御による入力断でも、伝送処理パッケ
ージ1B又はその上位装置は伝送処理パッケージ1Aが
取り外されたと認識する。その後、伝送処理パッケージ
1Aにおいて、導通試験や擬正常試験等の自律診断が実
行され、その診断終了時に交換の必要性等が判断され
る。ここで、パッケージ1Aの交換の必要性が否定され
ると、制御ブロック30Aによるドライバ14Aのケー
ブル2ABへの接続処理によって、伝送処理パッケージ
1Bへの伝送信号の出力停止を解除する。このとき、後
段の伝送処理パッケージ1Bは、伝送処理パッケージ1
Aからの入力を検出し、正常受信動作を実行し得る状態
に復帰する。 【0033】上述したように、復旧し得ない障害により
エラー報知がなされた場合には、オペレータによって、
伝送処理パッケージ1Aが交換される。 【0034】図4は、この交換時の伝送処理パッケージ
1A及び1Bの処理の関係例を示したものである。ま
た、図5は、交換後の電源投入時以降の上位装置3の処
理を示すフローチャートである。 【0035】交換時においては、交換前の伝送処理パッ
ケージ1Aに係る電源を遮断した後、伝送処理パッケー
ジ1Aの交換を実行する。上述したように、障害発生時
の診断開始時にドライバ14Aをケーブル2ABから切
り離しているので、伝送処理パッケージ1Bにおいて
は、電源が遮断されても入力断が継続し、パッケージ1
Aの交換がなされても入力断が継続する。交換後の伝送
処理パッケージ1Aに対して電源投入が実行されるが、
制御ブロック30Aへのデフォルト値がドライバ14A
の切り離しを指示しているので、伝送処理パッケージ1
Bへの出力停止は継続する。 【0036】このような状態において、上位装置3の制
御下で、制御ブロック30Aは導通試験や擬正常試験等
の自律診断を実行し、交換された伝送処理パッケージ1
Aの正常性を確認する(ステップ200〜202)。こ
の交換後の伝送処理パッケージ1Aに対する自律診断に
おいて、伝送処理パッケージ1Aが動作し得る動作モー
ドが複数ある場合には、例えば全ての動作モードについ
て試験を実行する。 【0037】このようにして交換されて実装された伝送
処理パッケージ1Aの正常性が確認されると、動作モー
ドが複数ある場合には、上位装置3は、制御ブロック3
0Aを用いて、各伝送処理ブロック12A、13A、2
2A、23Aに対する動作モードの初期設定処理を行な
い(ステップ203)、その後、制御ブロック30Aを
用いてドライバ14Aをケーブル2ABへ接続させ、伝
送処理パッケージ1Bへの伝送信号の出力停止を解除す
る(ステップ204)。このとき、後段の伝送処理パッ
ケージ1Bは、伝送処理パッケージ1Aからの入力を検
出し、正常受信動作を実行し得る状態に復帰する。 【0038】なお、このパッケージ交換後の自律診断の
結果、交換後のパッケージの異常を認識した上位装置3
は、伝送処理パッケージ1Aにおける図示しない障害発
生報知用の発光ダイオードを制御ブロック30Aを用い
て点灯させ、取替え作業の目印とさせると共に、オペレ
ーションシステムに障害発生を通知する等のエラー報知
処理を実行する(ステップ205)。 【0039】上記実施形態によれば、障害検出時におい
て、試験を実行して行なう自律診断の開始前にドライバ
を切断制御し、正常性が確認されたときにドライバを接
続制御するようにしたので、試験信号が後段の伝送処理
パッケージに流れることがなくなり、冗長構成を採用し
ていなくても、後段のパッケージに悪影響を及ぼすこと
をなくすことができる。 【0040】また、上記実施形態によれば、切断可能な
ドライバを用いて、後段パッケージへのケーブルとドラ
イバとの接続を適宜切断するようにしたので、従来にお
いて、後段パッケージへの誤配送を考慮して試験項目か
ら除外していた試験をも実行させることができ、かかる
試験を実行させても後段パッケージへ影響を及ぼすこと
がない。 【0041】さらに、上記実施形態によれば、伝送処理
パッケージの交換直後に行なう自律診断においても、後
段の伝送処理パッケージに繋がっているケーブルの出力
をドライバによって停止して行なうようにしたので、試
験信号、特に、後段の動作モードと整合がとれていない
試験信号が後段の伝送処理パッケージに流れることがな
くなり、冗長構成を採用していなくても、後段のパッケ
ージに悪影響を及ぼすことをなくすことができる。 【0042】なお、上記実施形態においては、試験、交
換単位がパッケージのものを示したが、これより大きい
単位を試験、交換単位としても良いことは勿論である。
例えば、架や装置を単位としても良い。このような試
験、交換単位を特許請求の範囲では伝送処理ユニットと
呼んでいる。 【0043】また、上記実施形態においては、本発明を
SDH伝送装置に適用したものを示したが、他の伝送装
置に適用しても良い。なお、SDH伝送装置は、上述し
たように、遠隔で保守運用を行なうことを前提としたも
のであり、そのため、自律診断の機会が多く、上述した
効果の意義は大きいものである。 【0044】さらに、上記実施形態の説明では、伝送処
理パッケージを実装した直後の自律診断を行なう場合と
して障害発生時のパッケージ交換の場合を挙げたが、パ
ッケージを追加する場合にも、同様に自律診断を実行す
れば良い。 【0045】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ケーブ
ルへの伝送信号のドライバとして、外部からの制御信号
に応じて、伝送信号の出力を停止し得るものを適用し、
当該伝送処理ユニット内の各伝送処理ブロックの障害発
生状況を監視し、障害を検出すると、当該伝送処理ユニ
ットのドライバを出力を停止する状態にした後、各伝送
処理ブロックから障害の内容を収集して試験を実施し、
試験の結果、当該伝送処理ユニットの正常性が確認され
たときに、ドライバの出力停止状態を解除するようにし
たので、試験時において、試験信号が後段の伝送処理ユ
ニットに配送されることがなく、後段の伝送処理ユニッ
トに試験信号が影響を与えることを防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施形態の障害検出時の上位装置の処理フロー
チャートである。 【図2】実施形態の試験方法が適用される伝送処理パッ
ケージのブロック図である。 【図3】実施形態の障害検出時の前後パッケージの動作
関係の説明図である。 【図4】実施形態のパッケージ交換時の前後パッケージ
の動作関係の説明図である。 【図5】実施形態のパッケージ交換時の上位装置の処理
フローチャートである。 【符号の説明】 1A、1B…伝送処理パッケージ、2AB、2AZ…ケ
ーブル、3…上位装置、14A、24A…ドライバ、3
0A…制御ブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 康志 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高谷 正彦 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−42252(JP,A) 特開 平5−160879(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上流側の伝送処理ユニットの出力段に設
    けられたドライバが、伝送路を駆動して下流側の伝送処
    理ユニットに伝送信号を送出させる、複数の伝送処理ユ
    ニットが縦続接続された伝送システムにおける上記伝送
    処理ユニットの試験方法において、 上記ドライバとして、外部からの制御信号に応じて、伝
    送信号の出力を停止し得るものを適用し、当該伝送処理ユニット内の各伝送処理ブロックの障害発
    生状況を監視し、障害を検出すると、当該伝送処理ユニ
    ットの 上記ドライバを出力を停止する状態にした後、
    伝送処理ブロックから障害の内容を収集して試験を実施
    し、試験の結果、当該伝送処理ユニットの正常性が確認
    されたときに、上記ドライバの出力停止状態を解除する
    ことを特徴とする伝送処理ユニットの試験方法。
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