JPH0887221A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0887221A
JPH0887221A JP6220559A JP22055994A JPH0887221A JP H0887221 A JPH0887221 A JP H0887221A JP 6220559 A JP6220559 A JP 6220559A JP 22055994 A JP22055994 A JP 22055994A JP H0887221 A JPH0887221 A JP H0887221A
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JP
Japan
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speed
image
motor
magnification
paper
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JP6220559A
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Yukihiro Nezu
幸宏 根津
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成の倍率を測定具や手作業を要するこ
となく自動的にしかも簡単かつ迅速に調整できる画像形
成装置を提供する。 【構成】 用紙Pの搬送速度を一定として露光走査の速
度を変えることにより、画像形成の倍率が可変となる。
一方、倍率調整モードが設定されると、用紙Pを搬送し
てその搬送速度を実際に検出する。画像形成に際し、露
光走査の速度または用紙搬送の速度を上記検出結果に応
じて補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、倍率可変の画像形成
を行なう画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置たとえば複写機は、原稿台
に載置される原稿上の画像を露光走査して読取り、その
読取り画像を静電潜像として感光体ドラムに形成し、そ
の静電潜像を現像器で現像して顕像化し、その顕像を搬
送される用紙上に転写する。
【0003】この画像形成に際し、露光像をレンズに通
すことにより、露光走査の方向と直交する方向において
画像形成の倍率(横倍率)を変えることができ、また露
光走査の速度と用紙搬送の速度との比を変えることによ
り、露光走査の方向と直交する方向において画像形成の
倍率(縦倍率)を変えることができる。
【0004】用紙の搬送はローラによって行なわれる
が、ローラは使用が進むにしたがい磨耗して径が小さく
なる。ローラの径が小さくなると、用紙の搬送速度が規
格値より遅くなり、縦倍率に変動が生じる。
【0005】そこで、倍率可変の機能を有する複写機の
場合、定期的にサービスマンが試験複写を行ない、得ら
れた複写画像の寸法を測定しつつ、露光走査の速度と用
紙搬送の速度との比を調整するなどの倍率調整を行なう
のが普通となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の倍率調整を行な
うには、複写画像の寸法を測定するために精度の良い測
定具(スケール等)が必要であり、しかも手作業となる
ため、一般の利用者では面倒なこともあって適切な調整
が難しい。調整したものの、かえって倍率変動が大きく
なってしまう心配もある。
【0007】電源オフの状態から倍率調整を始める場
合、定着器のウォームアップ時間を待たねばならない。
これは、調整を行なう者にとってかなり長く感じる時間
であり、作業時間が長引く要因ともなる。また、ウォー
ムアップ分の電力消費が増えてしまう。
【0008】一枚の複写では調整が終わらずに数枚の複
写が繰り返されることもあり、この場合は用紙の使用枚
数が増えるとともに現像剤であるトナーの消費が増え、
ウォームアップ分の電力消費とともに不経済である。
【0009】この発明は上記の事情を考慮したもので、
第1ないし第7の発明のいずれの画像形成装置も、画像
形成の倍率を測定具や手作業を要することなく自動的に
しかも簡単かつ迅速に調整できることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の画像形成装
置は、原稿上の画像を露光走査して読取り、その読取り
画像を搬送される用紙上に形成するとともに、露光走査
の速度と用紙の搬送速度との比を変えることで画像形成
の走査方向の倍率を可変するものにおいて、用紙の搬送
速度を検出する検出手段と、画像形成に際し、露光走査
の速度または用紙の搬送速度を前記検出手段の検出結果
に応じて補正する制御手段とを備えている。
【0011】第2の発明の画像形成装置は、原稿上の画
像を露光走査して読取り、その読取り画像を搬送される
用紙上に形成するとともに、露光走査の速度と用紙の搬
送速度との比を変えることで画像形成の走査方向の倍率
を可変するものにおいて、倍率調整モードを設定するた
めの操作手段と、前記倍率調整モードが設定されると、
用紙を搬送して用紙が所定位置に達するまでの時間を計
測し、その計測時間から用紙の搬送速度を検出する検出
手段と、画像形成に際し、露光走査の速度または用紙の
搬送速度を前記検出手段の検出結果に応じて補正する制
御手段とを備える。
【0012】第3の発明の画像形成装置は、原稿上の画
像を露光走査して読取り、その読取り画像を搬送される
用紙上に形成するとともに、露光走査の速度と用紙の搬
送速度との比を変えることで画像形成の走査方向の倍率
を可変するものにおいて、露光走査の駆動を行なう第1
モータと、用紙搬送の駆動を行なう第2モータと、倍率
調整モードを設定するための操作手段と、前記倍率調整
モードが設定されると、用紙を搬送してその搬送速度を
検出する検出手段と、画像形成に際し、前記第1モータ
の速度または第2モータの速度を前記検出手段の検出結
果に応じて補正する制御手段とを備える。
【0013】第4の発明の画像形成装置は、原稿上の画
像を露光走査して読取り、その読取り画像を搬送される
用紙上に形成するとともに、用紙の搬送速度を一定とし
露光走査の速度を変えることで画像形成の走査方向の倍
率を可変するものにおいて、露光走査の駆動を行なう第
1モータと、用紙搬送の駆動を行なう第2モータと、こ
の第1モータの速度制御および第2モータの速度制御に
それぞれ用いるクロック信号を発する複数のクロック回
路と、倍率調整モードを設定するための操作手段と、前
記倍率調整モードが設定されると、用紙を搬送してその
搬送速度を検出する検出手段と、画像形成に際し、前記
第1モータの速度を前記検出手段の検出結果に応じて調
整する制御手段とを備える。
【0014】第5の発明の画像形成装置は、原稿上の画
像を露光走査して読取り、その読取り画像を搬送される
用紙上に形成するとともに、用紙の搬送速度を一定とし
露光走査の速度を変えることで画像形成の倍率を可変す
るものにおいて、露光走査の駆動を行なう第1モータ
と、用紙搬送の駆動を行なう第2モータと、この第1モ
ータの速度制御および第2モータの速度制御に共通に用
いるクロック信号を発するクロック回路と、倍率調整モ
ードを設定するための操作手段と、前記倍率調整モード
が設定されると、用紙を搬送してその搬送速度を検出す
る検出手段と、画像形成に際し、前記第1モータの速度
および第2モータの速度のいずれか一方を前記検出手段
の検出結果に応じて調整する制御手段とを備える。
【0015】
【作用】第1の発明の画像形成装置では、露光走査の速
度と用紙の搬送速度との比が変えられることにより、画
像形成の走査方向の倍率が可変となる。一方、用紙の搬
送速度が検出される。画像形成に際し、露光走査の速度
または用紙の搬送速度が上記検出結果に応じて補正され
る。
【0016】第2の発明の画像形成装置では、露光走査
の速度と用紙の搬送速度との比が変えられることによ
り、画像形成の走査方向の倍率が可変となる。一方、倍
率調整モードが設定されると、用紙が搬送されて用紙が
所定位置に達するまでの時間が計測され、その計測時間
から用紙の搬送速度が検出される。画像形成に際し、露
光走査の速度または用紙の搬送速度が上記検出結果に応
じて補正される。
【0017】第3の発明の画像形成装置では、露光走査
の速度と用紙の搬送速度との比が変えられることによ
り、画像形成の走査方向の倍率が可変となる。一方、倍
率調整モードが設定されると、用紙が搬送されてその搬
送速度が検出される。画像形成に際し、露光走査の駆動
を行なう第1モータの速度または用紙搬送の駆動を行な
う第2モータの速度が上記検出結果に応じて補正され
る。
【0018】第4の発明の画像形成装置では、用紙の搬
送速度が一定で露光走査の速度が変えることにより、画
像形成の走査方向の倍率が可変となる。露光走査の駆動
を行なう第1モータの速度、および用紙搬送の駆動を行
なう第2モータの速度は、互いに別のクロック回路から
発せられるクロック信号により制御される。一方、倍率
調整モードが設定されると、用紙が搬送されてその搬送
速度が検出される。画像形成に際し、第1モータの速度
が上記検出結果に応じて補正される。
【0019】第5の発明の画像形成装置では、用紙の搬
送速度が一定で露光走査の速度が変えることにより、画
像形成の走査方向の倍率が可変となる。露光走査の駆動
を行なう第1モータの速度、および用紙搬送の駆動を行
なう第2モータの速度は、共通のクロック回路から発せ
られるクロック信号により制御される。一方、倍率調整
モードが設定されると、用紙が搬送されてその搬送速度
が検出される。画像形成に際し、第1モータの速度およ
び第2モータの速度のいずれか一方が上記検出結果に応
じて補正される。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図2は画像形成装置たとえば複写機の
内部構成を示しており、本体1の上部に原稿台2を有
し、その原稿台2と対応する位置に原稿カバー3を有し
ている。この原稿カバー3は、伸縮式のヒンジ4を介し
て本体1に取付けられ、原稿台2に載置される原稿Dの
厚さに応じて上下方向に位置を変えることができる。
【0021】原稿台2は、図3に示すように、隣接位置
にインジケータ部2aを付属して備える。このインジケ
ータ部2aは各種原稿サイズに対応するスケール目盛り
を上面に有しており、下面側には後述する基準値設定モ
ードに用いるためのパッチパッチ5が貼り付けられる。
このパッチ5にはハーフトーン画像の基準となるような
色が付されている。
【0022】本体1内のほぼ中央部に、感光体ドラム2
0が回転自在に設けられる。そして、感光体ドラム20
の周囲に、帯電チャージャ21、消去LED22、露光
部23a、現像器25、転写チャージャ26、剥離チャ
ージャ27、クリーナ28、除電ランプ29が順次に配
設される。
【0023】帯電チャージャ21は、高圧トランス(図
示しない)から入力される高電圧を感光体ドラム20に
印加し、感光体ドラム20の表面に静電荷を帯電させ
る。消去LED22は、感光体ドラム20の軸方向に沿
って数個の発光ダイオードを配列したもので、感光体ド
ラム20上の電荷を軸方向の任意の領域について消去す
るのに用いる。露光部23aは、後述する露光系23に
よって得られる光像が投影されるところで、ここで感光
体ドラム20上に静電潜像が形成される。
【0024】現像器25は、感光体ドラム20上に形成
された静電潜像を現像剤の付着により可視像とする。転
写チャージャ26は、感光体ドラム20上の可視像を用
紙に転写する。剥離チャージャ27は、可視像が転写さ
れた用紙を感光体ドラム20から電気的に剥離する。ク
リーナ28は、感光体ドラム20上に残存する現像剤を
清掃する。除電ランプ29は、感光体ドラム20上の残
留電荷を除去する。
【0025】本体1内の上部に、露光系23が設けられ
る。この露光系23は、露光ランプ41、第1,第2,
第3の反射ミラー42a,42b,42c、変倍用レン
ズブロック43、第4,第5,第6の反射ミラー42
d,42e,42fによって構成される。
【0026】露光ランプ41は原稿台2に沿って往復動
が自在なキャリッジ40に設けられており、そのキャリ
ッジ40の図示右方向への往動と露光ランプ41の発光
とにより、原稿台2の全面にわたる露光走査が行なわれ
る。この露光走査により原稿Dの画像に対応する反射光
像が得られ、それが上記各反射ミラーおよび変倍用レン
ズブロック43によって上記露光部23aに投影され
る。
【0027】変倍用レンズブロック43は、画像形成の
倍率を露光走査の方向と直交する方向において変化させ
るためのもので、いわゆる横倍率の可変を行なう。な
お、露光走査の方向と直交する方向の画像形成倍率、い
わゆる縦倍率の可変は、露光走査の速度と用紙搬送の速
度との比に依存する。具体的には、用紙搬送の速度が一
定に維持された状態で露光走査の速度が変えられること
により、縦倍率が変化する。
【0028】本体1内の底部に、給紙カセット10が設
けられる。また、本体1の側部に給紙カセット11が装
着される。この給紙カセット10および給紙カセット1
1には互いに異なるサイズの用紙Pが多数枚収容されて
おり、どちらか一方のカセットの用紙Pが一枚ずつ取出
される。この取出し用として、ピックアップローラ37
a,37bが設けられている。取出された用紙Pは、フ
ィードローラ38a,38bおよびそれと対をなす分離
ローラ39a,39bによってそれぞれの給紙カセット
から分離されつつ送り出され、レジストローラ対32ま
で送られてそこで感光体ドラム20の回転を待つことに
なる。
【0029】帯電チャージャ21によって帯電がなされ
た感光体ドラム20には、露光部23aにおいて、露光
系23からの光像が静電潜像として形成される。感光体
ドラム20上に形成された静電潜像は現像器25で現像
剤(トナー)を受けることにより顕像化され、つまり可
視像となり、転写チャージャ26へ移行する。この転写
チャージャ26には感光体ドラム20の回転と同期して
レジストローラ対32から用紙Pが送られ、その用紙P
に感光体ドラム20上の顕像が転写される。
【0030】画像が転写された用紙Pは剥離チャージャ
27で感光体ドラム20から剥離され、搬送ベルト31
によって定着器33のプレスローラ34およびヒートロ
ーラ35に送られる。ヒートローラ35には、そのヒー
トローラ35を加熱するためのヒータランプ35aが内
蔵されている。定着が済んだ用紙Pは排紙ローラ36に
より排紙トレイ9に排出される。なお、転写後、感光体
ドラム20はクリーナ27および除電器28を経て次の
コピーに備える。
【0031】定着器33内の用紙経路において、プレス
ローラ34およびヒートローラ35よりも下流側の所定
位置に、出口スイッチ51が設けられる。この出口スイ
ッチ51は、ローラ34,35を経た用紙Pを検知す
る。
【0032】次に、制御回路の要部を図1に示す。制御
部60は、第1クロック回路81から発せられるクロッ
ク信号に応じたタイミングで複写機全体を制御する。こ
の制御部60に、露光系23のモータドライバ61、ク
ラッチドライバ62、メインモータ駆動制御回路63、
ROM(リード・オンリ・メモリ)64、データメモリ
65、操作表示部66、および上記出口スイッチ51が
接続される。
【0033】モータドライバ61は、第1モータである
スキャンモータ71を駆動する。スキャンモータ71
は、たとえばパルスモータであり、露光系23のキャリ
ッジ40の往復動および変倍用レンズブロック43の移
動を行なう。クラッチドライバ62は、レジストクラッ
チ72を駆動する。このレジストクラッチ72は、電磁
クラッチであり、後述するメインモータ73の動力をレ
ジストローラ対32に伝達したり遮断したりする。
【0034】メインモータ駆動制御回路63は、第2ク
ロック回路82から発せられるクロック信号に応じたタ
イミングで第2モータであるメインモータ73を駆動制
御するもので、メインモータ73の速度を制御部60か
らの指令値に維持するためのPLL回路を内蔵してい
る。メインモータ73は、たとえばブラシレス直流モー
タであり、感光体ドラム20の回転駆動、および用紙搬
送のための各種ローラの回転駆動を行なう。
【0035】ROM64は、制御部60の制御プログラ
ムを記憶している。データメモリ65は、E2 PROM
などの不揮発性メモリであり、制御用のデータを一時記
憶する場合などに用いる。操作表示部66は、複写に関
わる各種情報の入力および表示を行なう。また、操作表
示部66は、倍率調整モードを設定するための操作手段
としても機能する。
【0036】そして、制御部60は、主要な機能手段と
して次の[1]ないし[5]を有する。 [1]スキャンモータ71を動作させてその動力を変倍
用レンズブロック43に伝え、これにより変倍用レンズ
ブロック43を適宜に移動して画像形成の横倍率を可変
する制御手段。
【0037】[2]露光走査の速度と用紙の搬送速度と
の比を変えることで画像形成の縦倍率を可変する制御手
段。具体的には、用紙Pの搬送速度を一定とし、露光走
査の速度を変えることで、画像形成の縦倍率を可変す
る。
【0038】[3]操作表示部66で倍率調整モードが
設定されると、用紙Pを搬送し、用紙Pがレジストロー
ラ対32の位置から出口スイッチ51の位置に達するま
での時間tを計測し、その計測時間tから用紙Pの実際
の搬送速度Vを検出する検出手段。
【0039】[4]検出された搬送速度Vをデータメモ
リ65に記憶する手段。 [5]画像形成(複写)に際し、露光走査の速度つまり
スキャンモータ71の速度をデータメモリ65に記憶さ
れた搬送速度Vに応じて補正する制御手段。
【0040】つぎに、上記の構成の作用を図3のフロー
チャートを参照して説明する。操作表示部66で倍率調
整モードが設定されると、メインモータ73が駆動さ
れ、複写時と同様に、用紙Pが一定速度で搬送される。
すなわち、給紙カセット10または給紙カセット11か
ら給紙がなされ、その用紙Pがレジストローラ対32ま
で送られる。そして、レジストクラッチ72がオンされ
てレジストローラ対32が回転を初め、さらに感光体ド
ラム20、搬送ベルト31、定着器33のプレスローラ
34およびヒートローラ35が回転し、用紙Pが排紙ト
レイ9に向けて搬送される。この場合、用紙Pの空送り
だけ行なわれ、露光走査は行なわれない。
【0041】レジストクラッチ72のオンと同時にタイ
ムカウントtが開始される。そして、用紙Pの先端がプ
レスローラ34およびヒートローラ35を経て出口スイ
ッチ51で検知されると、タイムカウントtが終了す
る。
【0042】レジストローラ対32の位置から出口スイ
ッチ51の位置までの距離Lはあらかじめ判っており、
それとタイムカウントtの値とにより、用紙Pの搬送速
度Vが検出される。この検出結果はデータメモリ65に
記憶される。これで、倍率調整モードの終了である。
【0043】V=L/t たとえば、距離Lが 300mm、タイムカウントtが 2.970
sec であったとすれば、搬送速度Vは 101mm/secであ
る。
【0044】なお、タイムカウントtについては、レジ
ストクラッチ72の接続時間に“ばらつき”が含まれる
ことを考慮し、複数枚の用紙Pを搬送して数個のタイム
カウントデータを得、その平均値を用いるようにしても
よい。
【0045】実際の複写に際しては、操作表示部66で
設定される複写倍率に応じて露光走査の速度が変えら
れ、これにより、露光走査の速度と用紙Pの搬送速度と
の比が複写倍率に対応する値に設定される。たとえば、
等倍複写では、露光走査の速度を決めるスキャンモータ
71の速度と、用紙Pの搬送速度を決めるメインモータ
73の速度とが、同じ値に設定される。この一致が崩れ
ると、画像形成の縦倍率に誤差を生じることになる。
【0046】スキャンモータ71の速度は、第1クロッ
ク回路81のクロック信号を基に制御部60で制御され
る。これに対し、メインモータ73の速度は、第2クロ
ック回路82のクロック信号を基にメインモータ駆動制
御回路63によって制御される。このように基準クロッ
クが相異する状況の下では、速度比にずれが生じ、縦倍
率に誤差を生じる可能性がある。
【0047】また、両速度制御の基準クロックが同じで
あっても、レジストローラ対32が磨耗するなどして用
紙Pの搬送速度が規格値から外れると、速度比がずれて
縦倍率に誤差を生じてしまう。
【0048】そこで、上記のように、倍率調整モードの
実行によって実際に用紙Pを通し、搬送速度Vを検出し
ておくのである。そして、複写に際し、露光走査の速度
つまりスキャンモータ71の速度が記憶された搬送速度
Vに応じて補正される。
【0049】等倍複写を例にとると、スキャンモータ7
1およびメインモータ73のあらかじめ定められた規定
速度が 100mm/sec、検出される実際の搬送速度Vが 101
mm/secであったとすれば、スキャンモータ71は 101mm
/secの速度で駆動される。
【0050】したがって、従来のように測定具を使って
複写画像の寸法を実測するなどの面倒な作業を要するこ
となく、画像形成の倍率をだれでもが簡単かつ迅速に調
整することができる。
【0051】また、複写が不要なので、定着器33のウ
ォームアップ時間を待つ必要がなくなる。これにより、
調整を行なう者に苛立ち感を与えなくなり、しかも電力
消費を抑えることができる。
【0052】さらに、複写が不要であるから、現像剤の
消費を抑えることができ、電力消費が抑えられることと
合わせて経済的である。なお、上記実施例では、スキャ
ンモータ71の速度制御用としてクロック回路81を設
け、メインモータ73の速度制御用としてクロック回路
82を設けたが、1つのクロック回路81を両速度制御
に共通に使用し、クロック回路82を取り除く構成とし
てもよい。
【0053】この場合、制御部60はスキャンモータ7
1だけでなくメインモータ73についても直接的な速度
制御を行なうことができるので、検出した搬送速度Vに
応じてメインモータ73の速度を補正してもよい。
【0054】なお、上記実施例では、用紙Pの搬送速度
Vを検出する手段として用紙Pを機械的に検知する出口
スイッチ51を用いたが、その出口スイッチ51に代え
て、用紙Pを光学的に検知するセンサを用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、第1ないし第5の発
明のいずれの画像形成装置も、用紙の搬送速度を検出
し、画像形成に際してはその検出結果に応じて露光走査
の速度または用紙の搬送速度を補正する構成としたの
で、画像形成の倍率を測定具や手作業を要することなく
自動的にしかも簡単かつ迅速に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の制御回路の要部のブロック図。
【図2】同実施例の全体的な内部構成を示す断面図。
【図3】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…本体、2…原稿台、10,11…給紙カセット、P
…用紙、32…レジストローラ対、51…出口スイッ
チ、60…制御部、71…スキャンモータ、72…レジ
ストクラッチ、73…メインモータ、81…第1クロッ
ク回路、82…第2クロック回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿上の画像を露光走査して読取り、そ
    の読取り画像を搬送される用紙上に形成するとともに、
    露光走査の速度と用紙の搬送速度との比を変えることで
    画像形成の走査方向の倍率を可変する画像形成装置にお
    いて、 用紙の搬送速度を検出する検出手段と、 画像形成に際し、露光走査の速度または用紙の搬送速度
    を前記検出手段の検出結果に応じて補正する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿上の画像を露光走査して読取り、そ
    の読取り画像を搬送される用紙上に形成するとともに、
    露光走査の速度と用紙の搬送速度との比を変えることで
    画像形成の走査方向の倍率を可変する画像形成装置にお
    いて、 倍率調整モードを設定するための操作手段と、 前記倍率調整モードが設定されると、用紙を搬送して用
    紙が所定位置に達するまでの時間を計測し、その計測時
    間から用紙の搬送速度を検出する検出手段と、 画像形成に際し、露光走査の速度または用紙の搬送速度
    を前記検出手段の検出結果に応じて補正する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿上の画像を露光走査して読取り、そ
    の読取り画像を搬送される用紙上に形成するとともに、
    露光走査の速度と用紙の搬送速度との比を変えることで
    画像形成の走査方向の倍率を可変する画像形成装置にお
    いて、 露光走査の駆動を行なう第1モータと、 用紙搬送の駆動を行なう第2モータと、 倍率調整モードを設定するための操作手段と、 前記倍率調整モードが設定されると、用紙を搬送してそ
    の搬送速度を検出する検出手段と、 画像形成に際し、前記第1モータの速度または第2モー
    タの速度を前記検出手段の検出結果に応じて補正する制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿上の画像を露光走査して読取り、そ
    の読取り画像を搬送される用紙上に形成するとともに、
    用紙の搬送速度を一定とし露光走査の速度を変えること
    で画像形成の走査方向の倍率を可変する画像形成装置に
    おいて、 露光走査の駆動を行なう第1モータと、 用紙搬送の駆動を行なう第2モータと、 この第1モータの速度制御および第2モータの速度制御
    にそれぞれ用いるクロック信号を発する複数のクロック
    回路と、 倍率調整モードを設定するための操作手段と、 前記倍率調整モードが設定されると、用紙を搬送してそ
    の搬送速度を検出する検出手段と、 画像形成に際し、前記第1モータの速度を前記検出手段
    の検出結果に応じて調整する制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿上の画像を露光走査して読取り、そ
    の読取り画像を搬送される用紙上に形成するとともに、
    用紙の搬送速度を一定とし露光走査の速度を変えること
    で画像形成の走査方向の倍率を可変する画像形成装置に
    おいて、 露光走査の駆動を行なう第1モータと、 用紙搬送の駆動を行なう第2モータと、 この第1モータの速度制御および第2モータの速度制御
    に共通に用いるクロック信号を発するクロック回路と、 倍率調整モードを設定するための操作手段と、 前記倍率調整モードが設定されると、用紙を搬送してそ
    の搬送速度を検出する検出手段と、 画像形成に際し、前記第1モータの速度および第2モー
    タの速度のいずれか一方を前記検出手段の検出結果に応
    じて調整する制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6853816B2 (en) * 2002-04-26 2005-02-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and method for adjusting magnification of image information
KR100605744B1 (ko) * 2004-07-22 2006-08-01 삼성전자주식회사 인쇄속도 제어가 가능한 전자사진방식 화상형성장치 및 그제어방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6853816B2 (en) * 2002-04-26 2005-02-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and method for adjusting magnification of image information
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