JPH0886512A - 空気清浄装置付温風暖房器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルターや電極等の掃除のタイミングを運
転ランプを点滅して知らせる。 【構成】 ほこりが詰まってプラス側電極７とマイナス
側電極８へ流れる電流値が所定値以下になったことを電
流検出装置１０で検知し、運転ランプ１１を点滅させ
る。これによって、使用者に掃除の必要性を知らせるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は例えばフィルターにほこ
りが多量に付着した時、又結露等により過電流が発生し
た時、空気清浄運転をする空気清浄装置付温風暖房器に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の空気清浄装置付温風暖房器は、例
えば図４に示すようにバーナ１を燃焼室２で覆い、バー
ナ２の下方には温風３を送り出すためのファン４があ
る。ファン４は対流用空気５をフィルター６を通して器
具の内部へ取り入れる。フィルター６の内側には電圧を
負荷して空間に球面状にコロナ放電をするプラス側電極
７が、プラス帯電したほこりを集塵するマイナス側電極
８の間にある。

【０００３】図５において９はプラス側電極７へ電圧を
供給する電圧供給装置であり、プラス側電極７へ接続し
ている。１０は電流検出装置であり、電圧供給装置９と
接続している。

【０００４】次にその動作について説明する。図６は電
流検出装置１０のシーケンスフローチャートを示し、左
肩に示すシーケンスナンバーＡ１で運転のスイッチが入
るとＡ２にてファン４が回りはじめ、プラス側電極７へ
電圧が印加され空気清浄運転となる。Ａ３にて過電流が
発生していない場合はそのまま運転を続け、水滴付着等
により過電流が発生した場合にはプラス側電極７への電
圧は止め、一方、ファン４は回し続ける。器具の空気取
入口のフィルター６やプラス側電極７やマイナス側電極
８にほこりが付着し、電流が少なくなってもそのまま空
気清浄運転を続ける。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成ではほこりが多量に付着したという表示がなされない
まま空気清浄運転をし、このことが使用者にはわからな
かった。又、水滴付着等により過電流が発生した場合は
正常な空気清浄運転には戻りにくかった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第１手段はマイナス側電極へほこりが付着
した時、電流が少ないことを検知して、運転ランプを点
滅する制御手段を設けたものである。

【０００７】また本発明の第２手段は過電流発生時に電
圧をオフし、所定時間暖房運転をした後、空気清浄運転
をする制御手段を設けたものである。

【０００８】

【作用】上記構成により本発明の第１手段は、ほこりが
多量に付着後、ほこりが付いたという表示をし、使用者
に掃除の必要性を知らせることができる。本発明の第２
手段は水滴付着等により過電流が発生した場合、自動的
に暖房運転をして水滴を蒸発させて、正常な空気清浄運
転をさせることができる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明による空気清浄装置付温風暖房
器の実施例について、図面を参照しながら説明する。

【００１０】図１，図２に本発明の第１実施例を示す。
図１において、制御手段１２が電圧供給装置９と電流検
出装置１０と運転ランプ１１とを接続している。図２に
おいてＢ１からＢ２、Ｂ４からＢ５までは従来と同じ
で、Ｂ２とＢ４の間でほこりの付着が少なく電流値が一
定以上であればＢ４へ進む。ほこりの付着が多く電流値
が一定値より少ない場合は運転ランプ１１を点滅させ
る。運転ランプ１１を点滅させることによって使用者に
フィルター６やプラス側電極７やマイナス側電極８にほ
こりが詰まったことを知らせしめる。図３に本発明の第
２実施例を示す。図３において、ｃ１からｃ４までは第
１実施例と同じで、ｃ５で過電流が発生して、電圧がＯ
ＦＦした後、ｃ５，ｃ６で所定時間暖房運転をする。所
定時間経過すればｃ２の正常な空気清浄運転に戻る。

【００１１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第１手段は電極にほこりが多量に付着して電流検出装
置が所定値以下の電流を検出すると、フィルターにもほ
こりが多量に詰まっているので、運転ランプを点滅して
掃除の必要性を報知できる。また、電極はフィルターを
通過した微少なほこりを除去しながら、フィルターと共
にほこり詰まりセンサーとしても作用するというメリッ
トがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の空気清浄装置付温風暖
房器の空気清浄装置の部分を示す構成図

【図２】同装置のフローチャート

【図３】本発明の第２の実施例の空気清浄装置付温風暖
房器のフローチャート

【図４】従来の空気清浄装置付温風暖房器を示す構成図

【図５】同暖房器の空気清浄装置の部分を示す構成図

【図６】同装置のフローチャート

【符号の説明】

２ 燃焼室 ４ ファン ６ フィルター ７ プラス側電極 ８ マイナス側電極 ９ 電圧供給装置 １０ 電流検出装置 １１ 運転ランプ １２ 制御手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 室内空気を吸排気するファンと、吸気の
   一部と燃料を燃焼する燃焼室と、吸気に含んだほこりを
   機械的に除去するフィルターと、空気清浄運転状態にあ
   ることを示す運転ランプと、前記フィルターに併設し、
   電圧を負荷してコロナ放電をするプラス側電極及びほこ
   りを集塵するマイナス側電極とに電圧を供給する電圧供
   給装置と、前記両電極間に過電流発生時には供給電圧を
   オフする電流検出装置と、前記マイナス側電極にほこり
   が付着して電流値が所定値以下の時に前記運転ランプを
   点滅する制御手段とを設けた空気清浄装置付温風暖房
   器。
2. 【請求項２】 制御手段は、過電流発生時に電圧をオフ
   し、所定時間暖房運転をした後、空気清浄運転をする請
   求項１記載の空気清浄装置付温風暖房器。