JPH088636B2 - フアクシミリ装置 - Google Patents

フアクシミリ装置

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JPH088636B2
JPH088636B2 JP61063614A JP6361486A JPH088636B2 JP H088636 B2 JPH088636 B2 JP H088636B2 JP 61063614 A JP61063614 A JP 61063614A JP 6361486 A JP6361486 A JP 6361486A JP H088636 B2 JPH088636 B2 JP H088636B2
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博美 佐藤
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、ファクシミリ装置の改良に関し、詳しく
は、原稿を読取りながら画信号を送信する第1の送信モ
ードと、予め読取られた画信号が蓄積された画信号メモ
リの画信号を送信する第2の送信モードとを有するファ
クシミリ装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、ファクシミリ装置では、相手ファクシミリ装置
に正常に所望画信号が送信完了(本願発明では、単に、
送信完了と称す。)となる前に許容される最大発呼回数
及び発呼間隔は所定に固定されていた。
ところが、上記のように第1、第2の送信モードにつ
いて、その特質を考えてみると、次のようである。先
づ、第1の送信モードでは、原稿が原稿入力部にセット
されたままで、発呼が繰返されることとなるから、新た
な原稿をセットし直すことができない。従って、発呼回
数は少ない方が良い。これに対し、第2の送信モードに
おいては、原稿入力部に原稿がセットされている訳では
なく、通信さえ行われていなければ、原稿入力を行って
送信させることも可能である。従って、この場合は発呼
回数が多くなっても問題はない。更に、上記両モードに
おいて、発呼間隔は、急を要する程短かければ良いが、
あまりに短いと、話中等が解決されぬ内に2度以上の発
呼が行われることがあるので、適当に決定されることを
要す。しかし、従来のファクシミリ装置では、発呼回数
と発呼間隔とが固定されているため、上記のような要請
に細かく対応することができず、ファクシミリ装置を効
率良く運用できないという問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) 前述のように、従来のファクシミリ装置によると、発
呼回数、発呼間隔を任意に随時変更することができず、
効率の良い運用を行い得なかった。本発明はこのような
従来のファクシミリ装置の欠点に鑑みなされたもので、
その目的は、許容される最大発呼回数及び発呼間隔のデ
ータを、第1及び第2のモードに対応して随時変更する
ことが可能であり、第1及び第2のモードにおける送信
を効率良く行うことの可能なファクシミリ装置を提供す
ることである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明では、第1及び第2のモードにおける許容され
る最大発呼回数及び発呼間隔のデータが、前記第1及び
第2のモードに対応付けて格納される書き換え可能なメ
モリと、このメモリ内のデータを入力データに基づき書
換えるメモリ書換手段と、前記メモリ内のデータに基づ
いて前記第1または第2の送信モードにおける発呼処理
を制御する発呼処理制御手段とを具備させてファクシミ
リ装置を構成したものである。
(作用) このようなファクシミリ装置によると、入力データを
与えることにより、メモリ内の最大発呼回数又は発呼間
隔のデータを適宜変更することが可能であり、このよう
にして変更されたデータに基づいて発呼処理の制御が行
われるから、効率良い運用を図ることが可能である。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例のブロック図である。1
は、例えば、マイクロコンピュータ等からなる制御部を
示す。この制御部1は、主メモリ3内のプログラムに基
づいて各部を制御する。2はオペレーションパネル部を
示し、このオペレーションパネル部2には、ダイヤル番
号データ入力用のキー、発呼回数と発呼間隔との変更指
示用等のファンクションキー、表示用のLCD等が設けら
れている。4はタイマを示し、このタイマ4のデータ
(時刻)を参照しながら、制御部1は各種処理を行う。
5は、読取部を示す。この読取部5は原稿イメージを光
電変換してディジタル化し、これを画信号圧縮部6へ送
出する。画信号圧縮部6は、MH.MR等の符号化方式によ
って画信号を圧縮するものである。7は、伝送制御部を
示す。伝送制御部7は、制御部1の制御の下で網制御部
9を制御して、回線10を介して接続されている交換網の
起動・復旧を行わせ、また、モデム部8を介してファク
シミリ伝送制御手順による制御信号や画信号の送受を行
う。モデム部8は、伝送制御部7から与えられた画信号
を変調して網制御部9、回線10へ送出し、また、回線1
0、網制御部9を介して与えられた画信号を復調して伝
送制御部7へ送出する。
制御部1は、オペレーションパネル部2から与えられ
るデータに基づいて、原稿の画信号を読取ってリアルタ
イムで送信するモード(以下、原稿送信モードとい
う。)か、読取った原稿の画信号を一度、画信号メモリ
14に全て格納した後、送信するモード(以下、メモリ送
信モードという)かを検出し、このモードを示すデータ
を伝送制御部7に与える。伝送制御部7は、メモリ送信
モードのときには、画信号圧縮部6より与えられる圧縮
された画信号を画信号メモリ14へ一度格納し、その後、
所定時に画信号メモリ14から画信号を読出してモデム8
へ送出する。また、原稿送信モードのときには、伝送制
御部7は、画信号圧縮部6より与えられた画信号をリア
ルタイムでモデム部8へ与える。更に、伝送制御部7
は、モデム部8により復調されて送られてきた画信号を
画信号伸張部11へ与える。画信号伸張部11は、与えられ
た画信号を伸張(圧縮と逆の作用)して記録部12へ与え
る。記録部12は、与えられた画信号に基づき記録出力を
行う。13はダイヤルトーン発生部を示す。ダイヤルトー
ン発生部13は、制御部1の制御によって、与えられるダ
イヤル番号データに基づきダイヤルトーンを発生する。
発生されたダイヤルトーンは、網制御部9を介して回線
10へ送出される。
主メモリ3の一部は、RAMで構成されており、前記各
モードにおける送信完了となる前に許容される最大発呼
回数及び発呼間隔のデータ等が第2図の如く格納され
る。第2図の領域101には、原稿送信モードにおける発
呼開始時刻データ、大間隔・回数データ、小間隔・回数
データが夫々格納され、領域102には、メモリ送信モー
ドにおける発呼開始時刻データ、大間隔・回数データ、
小間隔・回数データが夫々格納されている。オペレーシ
ョンパネル部2のファンクションキー等を用いて上記大
小の間隔・回数データを書換可能である。
主メモリ3内には、第3図乃至第5図に示すようなフ
ローチャートのプログラムが格納されており、制御部1
は、第2図のメモリ内のデータを書換える書換え手段と
して、また、第5図のフローチャートの如き発呼制御を
行う発呼処理制御手段として機能する。以下、図面を参
照して具体的に説明する。
制御部1は、監視動作(第3図)において、割込みに
よる入力を得て、発呼回数・間隔の変更か(201)、発
呼処理時刻か(202)等を監視しており、また、発呼処
理時刻となったときには、各大間隔の最初か否かについ
ても検出を行う(203)。以上において、変更のとき(2
01でYES)には第4図に示す変更動作へ進み、発呼処理
時刻で各大間隔の最初であるとき(203でYES)には、第
5図の発呼処理へ進み、発呼時刻ではあるが各大間隔の
最初でないときには、第5図のへ進み、上記いづれに
も該当しなければ、「他の処理」へ進む。
次に、発呼回数・間隔の変更について説明する。制御
部1は、オペレーションパネル部2から入力されたデー
タに基づき原稿送信モードに関するデータの変更指示か
を検出する(301)。ここで、YESとなると、次に、制御
部1はオペレーションパネル部2から入力されたデータ
に基づき大間隔・回数データの変更指示か検出する(30
2)。ここで、YESとなると、制御部1は、第2図のメモ
リ内の領域101から大間隔・回数データを読出し、オペ
レーションパネル部2の図示せぬLCDに対応する表示
を、例えば、「○○時間毎、△△回」というように、行
う(303)。次に、制御部1は、オペレーションパネル
部2からの入力を取込み(304)、変更データが含まれ
ているか検出する(305)。例えば、「#」、「○」、
「○」(「○」は数字)とキー入力したときには間隔デ
ータ、 「△」、「△」(「△」は数字)とキー入力したときに
は回数データの入力であると、変更データのシステム設
計しておく。変更データが含まれていると、制御部1
は、変更データに基づき、上記LCDの表示を変更する(3
06)。そして、制御部1は、オペレーションパネル部2
から確認の入力があるのを待ち(307)、この確認入力
があれば、第2図のメモリの領域101内のデータを上記
変更データに対応して書換え(308)、第3図の監視動
作へ復旧する。尚、変更データが含まれていないとき
(305でNO)、確認の入力がないとき(307でNO)には、
領域101のデータを書換えずに復旧する。また、小間隔
・回数データの変更指示が検出されたとき(302でNO)
には、領域101の小間隔・回数データについて、破線で
囲まれた(304)乃至(308)と同様の処理が、(309)
で行われ、更にメモリ送信モードに関するデータの変更
指示が検出されたとき(301でNO)には、領域102内のメ
モリ送信モードに関するデータについて、一点鎖線で囲
まれた(302)乃至(308)と同様の処理が、(310)で
行われる。
一方、監視動作(第3図)において各大間隔の最初に
おける発呼処理時刻が検出されると(203でYES)、第5
図の発呼処理へ進む。制御部1は、ここで、原稿送信モ
ードによる発呼かを検出する(401)。ここで、YESとな
ると、制御部1は、タイマ4を参照して各大間隔におけ
る発呼開始時刻データを領域101にセットする(402)。
次に、発呼動作に移る(403)。ここではオペレーシ
ョンパネ部2から入力された宛先のダイヤル番号データ
に基づき、ダイヤルトーン発生部13を制御して対応のダ
イヤルトーンを送出させる。もちろん、これより先に、
制御部1は、伝送制御部7を介して網制御部9を制御
し、交換網を起動しておくのは言うまでもない。次に、
制御部1は伝送制御部7から相手が応答したか否かのデ
ータを得て(404)、応答したときには発呼処理レジス
タをクリヤして(405)、第3図の監視動作へ復旧す
る。一方、相手が応答しないときには発呼レジスタへ領
域101の小間隔・回数データに基づき、次の発呼時刻と
この大間隔における残りの小間隔より回数データの書換
えを行い(406)、当該回数データがゼロか検出し(40
7)、ゼロであれば(405)を経て復旧し、ゼロでなけれ
ば、そのまま復旧する。
尚、第3図において、小間隔による発呼処理時間とな
ったときには(203でNO)、第5図のからフローチャ
ートに沿った処理が行われ、また、メモリ送信モードに
よる発呼であれば(401でNO)、第2図の領域102のデー
タを用いて破線内の(402)乃至(407)と同様の処理が
408において行われる。このようにして、発呼処理され
る様子が、第6図に示されている。大間隔は1Hであり、
この大間隔1Hによる発呼の回数は図示されていないが、
第2図に示されたメモリ内に格納されている。この大間
隔1Hの内において、小間隔Tで4回の発呼がされること
が示されている。
このようにして本実施例によれば、大間隔・回数デー
タと小間隔・回数データとを、原稿送信モードとメモリ
送信モードとに適宜変更して設定でき、きめ細く発呼を
制御し、効率良くファクシミリ装置が運用され得る。
尚、実施例では、一度変更されると、以後、その間隔
・回数データが有効となるようにしたが、標準の間隔・
回数データを保持しておき、一連の発呼が終了したと
き、標準の間隔・回数データを採用するようにしても良
い。また、メモリ送信モードでは、宛先毎に発呼の間隔
・回数を設定するようにすることも可能である。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明では、許容される最大発呼
回数及び発呼間隔のデータを、第1及び第2のモードに
対応して随時変更することが可能となるようにしたの
で、これを随時変更して、第1及び第2のモードに合致
した適切な最大発呼回数及び発呼間隔を設定して、回線
の専有率の低減及び回線接続・送信完了の確率の増大が
可能であり、効率の良い運用を第1及び第2のモード毎
に行い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は間隔
・回数データを設定するメモリのメモリマップ、第3図
乃至第5図は第1図の一実施例の動作を説明するための
フローチャート、第6図は第1図の一実施例による発呼
動作のタイミングチャートである。 1……制御部、2……オペレーションパネル部 3……主メモリ、4……タイマ 13……ダイヤルトーン発生部 14……画信号メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を読取りながら画信号を送信する第1
    の送信モードと、予め読取られた画信号が蓄積された画
    信号を送信する第2の送信モードとを有するファクシミ
    リ装置において、 前記第1及び第2のモードにて許容される最大発呼回数
    及び発呼間隔のデータが、前記第1及び第2のモードに
    対応付けて格納される書き換え可能なメモリと、 このメモリ内のデータを入力データに基づき書換えるメ
    モリ書換手段と、 前記メモリ内のデータに基づいて前記第1または第2の
    送信モードにおける発呼処理を制御する発呼処理制御手
    段と を具備したことを特徴とするファクシミリ装置。
JP61063614A 1986-03-20 1986-03-20 フアクシミリ装置 Expired - Fee Related JPH088636B2 (ja)

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JP2586837Y2 (ja) * 1990-10-11 1998-12-14 株式会社リコー ファクシミリ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6080344A (ja) * 1983-10-08 1985-05-08 Ricoh Co Ltd 通信端末装置

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