JPH0886232A - エンジン制御装置 - Google Patents
エンジン制御装置Info
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- JPH0886232A JPH0886232A JP7115969A JP11596995A JPH0886232A JP H0886232 A JPH0886232 A JP H0886232A JP 7115969 A JP7115969 A JP 7115969A JP 11596995 A JP11596995 A JP 11596995A JP H0886232 A JPH0886232 A JP H0886232A
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- air
- engine
- air conditioner
- fuel ratio
- compressor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/14—Introducing closed-loop corrections
- F02D41/1438—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
- F02D41/1439—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the position of the sensor
- F02D41/1441—Plural sensors
- F02D41/1443—Plural sensors with one sensor per cylinder or group of cylinders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
- B60H1/3204—Cooling devices using compression
- B60H1/3205—Control means therefor
- B60H1/3208—Vehicle drive related control of the compressor drive means, e.g. for fuel saving purposes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/04—Introducing corrections for particular operating conditions
- F02D41/08—Introducing corrections for particular operating conditions for idling
- F02D41/083—Introducing corrections for particular operating conditions for idling taking into account engine load variation, e.g. air-conditionning
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
- B60H2001/3269—Cooling devices output of a control signal
- B60H2001/327—Cooling devices output of a control signal related to a compressing unit
- B60H2001/3273—Cooling devices output of a control signal related to a compressing unit related to the operation of the vehicle, e.g. the compressor driving torque
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアコンディショナ使用に伴うエンジン負荷
増大に起因する空燃比制御の精度向上を行う。 【構成】 エンジンを制御するエンジン制御装置に、エ
ンジンの運転状態における空燃比を検出する空燃比検出
手段271と、所定の空燃比を実現するようにエンジン
に供給する燃料を制御する燃料供給手段272とが設け
られる。エアコンディショナ使用状態検出手段273は
エンジンで駆動されるコンプレッサを有する自動車エア
コンディショナの使用時におけるコンプレッサの駆動ト
ルクを出力する。エアコンディショナ使用時には、エア
コンディショナ使用状態検出手段273から出力される
コンプレッサ運転時のエンジン負荷トルクに対する駆動
トルクの増加量に応じて、エンジン運転時の空燃比をエ
アコンディショナの非使用時に予め設定した所定量を基
にリッチ化するように燃料供給手段272が制御され
る。
増大に起因する空燃比制御の精度向上を行う。 【構成】 エンジンを制御するエンジン制御装置に、エ
ンジンの運転状態における空燃比を検出する空燃比検出
手段271と、所定の空燃比を実現するようにエンジン
に供給する燃料を制御する燃料供給手段272とが設け
られる。エアコンディショナ使用状態検出手段273は
エンジンで駆動されるコンプレッサを有する自動車エア
コンディショナの使用時におけるコンプレッサの駆動ト
ルクを出力する。エアコンディショナ使用時には、エア
コンディショナ使用状態検出手段273から出力される
コンプレッサ運転時のエンジン負荷トルクに対する駆動
トルクの増加量に応じて、エンジン運転時の空燃比をエ
アコンディショナの非使用時に予め設定した所定量を基
にリッチ化するように燃料供給手段272が制御され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジン制御装置に関
し、特に本発明は車両に搭載されるエアコンディショナ
の使用に伴うエンジン負荷増大に起因する空燃比(A/
F)制御の精度向上に関する。
し、特に本発明は車両に搭載されるエアコンディショナ
の使用に伴うエンジン負荷増大に起因する空燃比(A/
F)制御の精度向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野の技術として、特開
平2−91438号公報に記載のものがある。これに
は、低負荷運転領域への移行後の経過時間に応じて供給
混合気の空燃比リーン化の度合いを変えることが記載さ
れている。このようにするのは、低負荷運転領域への移
行後の長時間継続後には吸気管内壁に付着した燃料量の
うち燃焼室内に進入するものが減少するから、燃料効率
を低下させて出力特性が低下するのを防止するためであ
る。
平2−91438号公報に記載のものがある。これに
は、低負荷運転領域への移行後の経過時間に応じて供給
混合気の空燃比リーン化の度合いを変えることが記載さ
れている。このようにするのは、低負荷運転領域への移
行後の長時間継続後には吸気管内壁に付着した燃料量の
うち燃焼室内に進入するものが減少するから、燃料効率
を低下させて出力特性が低下するのを防止するためであ
る。
【0003】また、特開平4−12146号公報に記載
のものがある。これには、空燃比リッチ化のための補正
量及び補正時間を温度依存で設定し、エンジンの負荷増
大に対応して、この補正量及び補正時間により、空燃比
をリッチ化することが記載されている。このようにする
のは、エンジン始動直後の冷態時には負荷増大に対して
十分に空燃比リッチ化されないのを防止するためであ
る。
のものがある。これには、空燃比リッチ化のための補正
量及び補正時間を温度依存で設定し、エンジンの負荷増
大に対応して、この補正量及び補正時間により、空燃比
をリッチ化することが記載されている。このようにする
のは、エンジン始動直後の冷態時には負荷増大に対して
十分に空燃比リッチ化されないのを防止するためであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記エ
ンジン制御では、エアコンディショナの駆動トルクが過
渡的に変化するような場合に、すなわちエアコンディシ
ョナのコンプレッサが断続的に稼働するような場合には
空燃比を十分に制御できず、排気ガス特性を良好に制御
できないという問題がある。
ンジン制御では、エアコンディショナの駆動トルクが過
渡的に変化するような場合に、すなわちエアコンディシ
ョナのコンプレッサが断続的に稼働するような場合には
空燃比を十分に制御できず、排気ガス特性を良好に制御
できないという問題がある。
【0005】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、エアコンディショナの運転状態にも関わらず排気ガ
ス特性を良好に制御できるエンジン制御装置を提供する
ことを目的とする。
み、エアコンディショナの運転状態にも関わらず排気ガ
ス特性を良好に制御できるエンジン制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有するエンジン制御装置を
提供する。すなわち、エンジンを制御するエンジン制御
装置に、エンジンの運転状態における空燃比を検出する
空燃比検出手段と、所定の空燃比を実現するようにエン
ジンに供給する燃料を制御する燃料供給手段とが設けら
れる。エアコンディショナ使用状態検出手段はエンジン
で駆動されるコンプレッサを有するエアコンディショナ
の使用時における前記コンプレッサの駆動トルクを出力
するため、エアコンディショナに組み込まれている空気
ブロアのモータ電流から駆動トルクを求め、冷却温度、
外気温度、エンジン回転数の少なくとも1つを基に、こ
の駆動トルクを補正する。エアコンディショナ使用時に
は、前記エアコンディショナ使用状態検出手段から出力
されるコンプレッサ運転時のエンジン負荷トルクに対す
る駆動トルクの増加量に応じて、エンジン運転時の空燃
比をエアコンディショナの非使用時に予め設定した所定
量よりリッチ化するように燃料供給手段が制御される。
解決するために、次の構成を有するエンジン制御装置を
提供する。すなわち、エンジンを制御するエンジン制御
装置に、エンジンの運転状態における空燃比を検出する
空燃比検出手段と、所定の空燃比を実現するようにエン
ジンに供給する燃料を制御する燃料供給手段とが設けら
れる。エアコンディショナ使用状態検出手段はエンジン
で駆動されるコンプレッサを有するエアコンディショナ
の使用時における前記コンプレッサの駆動トルクを出力
するため、エアコンディショナに組み込まれている空気
ブロアのモータ電流から駆動トルクを求め、冷却温度、
外気温度、エンジン回転数の少なくとも1つを基に、こ
の駆動トルクを補正する。エアコンディショナ使用時に
は、前記エアコンディショナ使用状態検出手段から出力
されるコンプレッサ運転時のエンジン負荷トルクに対す
る駆動トルクの増加量に応じて、エンジン運転時の空燃
比をエアコンディショナの非使用時に予め設定した所定
量よりリッチ化するように燃料供給手段が制御される。
【0007】
【作用】本発明のエンジン制御装置によれば、エアコン
ディショナ使用時には、前記エアコンディショナ使用状
態検出手段から出力されるコンプレッサ運転時のエンジ
ン負荷トルクに対する駆動トルクの増加量に応じて、エ
ンジン運転時の空燃比をエアコンディショナの非使用時
に予め設定した所定量よりリッチ化するように燃料供給
手段が制御されることにより、断続運転時のような過渡
的に駆動トルクが変化しても、連続的運転時のような駆
動トルクが一定でも、エアコンディショナの運転状態に
関わらず常に排気ガス特性を良好に制御できる。また、
エアコンディショナに組み込まれている空気ブロアのモ
ータ電流から駆動トルクを求め、冷却温度、外気温度、
エンジン回転数の少なくとも1つを基に、この駆動トル
クを補正することにより駆動トルクの精度が高くなり、
空燃比の制御も高精度に行うことが可能である。
ディショナ使用時には、前記エアコンディショナ使用状
態検出手段から出力されるコンプレッサ運転時のエンジ
ン負荷トルクに対する駆動トルクの増加量に応じて、エ
ンジン運転時の空燃比をエアコンディショナの非使用時
に予め設定した所定量よりリッチ化するように燃料供給
手段が制御されることにより、断続運転時のような過渡
的に駆動トルクが変化しても、連続的運転時のような駆
動トルクが一定でも、エアコンディショナの運転状態に
関わらず常に排気ガス特性を良好に制御できる。また、
エアコンディショナに組み込まれている空気ブロアのモ
ータ電流から駆動トルクを求め、冷却温度、外気温度、
エンジン回転数の少なくとも1つを基に、この駆動トル
クを補正することにより駆動トルクの精度が高くなり、
空燃比の制御も高精度に行うことが可能である。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係るエンジン制御装
置を示す図である。本図に示すように、自動車用エンジ
ン1は、シリンダ2と、シリンダヘッド3と、ピストン
4と、これらにより囲まれてなる燃焼室5とを備える。
吸気通路6は前記燃焼室5に吸入空気を供給するもので
ある。排気通路7は燃焼室5内の排気ガスを排出するも
のである。さらに、燃焼室5には吸気弁8、排気弁9が
設けられる。前記吸気通路6には、上流側から順に、前
記エンジン1の燃焼室5に吸入される吸入空気量を検出
するエアフローメータ10と、燃焼室5に供給される吸
入空気量を制御するスロットル弁11と、前記スロット
ル弁11下流の吸入負圧を検出する負圧センサ12と、
エンジン1に燃料を噴射供給するインジェクタ13とが
配設されている。前記排気通過7には、下流側に順に、
前記エンジン1の燃焼室5から排出される排気ガス内の
酸素濃度を検出する酸素センサ14と、排気ガスの温度
を検出する排気温センサ15と、排気ガス内に含まれる
CO・HC・NOxのそれぞれを同時に浄化する三元触
媒16とが配設されている。
説明する。図1は本発明の実施例に係るエンジン制御装
置を示す図である。本図に示すように、自動車用エンジ
ン1は、シリンダ2と、シリンダヘッド3と、ピストン
4と、これらにより囲まれてなる燃焼室5とを備える。
吸気通路6は前記燃焼室5に吸入空気を供給するもので
ある。排気通路7は燃焼室5内の排気ガスを排出するも
のである。さらに、燃焼室5には吸気弁8、排気弁9が
設けられる。前記吸気通路6には、上流側から順に、前
記エンジン1の燃焼室5に吸入される吸入空気量を検出
するエアフローメータ10と、燃焼室5に供給される吸
入空気量を制御するスロットル弁11と、前記スロット
ル弁11下流の吸入負圧を検出する負圧センサ12と、
エンジン1に燃料を噴射供給するインジェクタ13とが
配設されている。前記排気通過7には、下流側に順に、
前記エンジン1の燃焼室5から排出される排気ガス内の
酸素濃度を検出する酸素センサ14と、排気ガスの温度
を検出する排気温センサ15と、排気ガス内に含まれる
CO・HC・NOxのそれぞれを同時に浄化する三元触
媒16とが配設されている。
【0009】エアコンディショナ用のコンプレッサ17
は、電磁クラッチ18を組み込み、図示しないVベルト
を介して前記エンジン1によって回転駆動される。前記
エアコンディショナ用のコンプレッサ17には、これか
ら冷媒の流れる方向に順にカーエアコンディショニング
サイクル100を構成する凝縮器19と、受液器20
と、膨張弁21と、蒸発器22とが接続されている。前
記凝縮器19にはモータ駆動の冷却ファン23が組み込
まれ、蒸発器22にはモータ駆動の空気ブロア24と、
冷却空気の温度を検出する冷却空気温センサ25とが組
み込まれている。
は、電磁クラッチ18を組み込み、図示しないVベルト
を介して前記エンジン1によって回転駆動される。前記
エアコンディショナ用のコンプレッサ17には、これか
ら冷媒の流れる方向に順にカーエアコンディショニング
サイクル100を構成する凝縮器19と、受液器20
と、膨張弁21と、蒸発器22とが接続されている。前
記凝縮器19にはモータ駆動の冷却ファン23が組み込
まれ、蒸発器22にはモータ駆動の空気ブロア24と、
冷却空気の温度を検出する冷却空気温センサ25とが組
み込まれている。
【0010】エアコンディショナ制御ECU(Electroni
c Control Unit)26は、運転者のエアコンディショナ
操作信号を受けて、前記受液器20の後流部に組み込ん
だ冷媒圧力センサ30が設定値以上になるとONし、設
定値以下でOFFする前記冷却ファン23のモータ制御
信号及び前記空気ブロア24の風量を制御するモータ制
御信号と、前記冷却空気温センサ25の出力信号とを受
けて前記コンプレッサ17に組み込まれた電磁クラッチ
18の断続信号などを出力する。
c Control Unit)26は、運転者のエアコンディショナ
操作信号を受けて、前記受液器20の後流部に組み込ん
だ冷媒圧力センサ30が設定値以上になるとONし、設
定値以下でOFFする前記冷却ファン23のモータ制御
信号及び前記空気ブロア24の風量を制御するモータ制
御信号と、前記冷却空気温センサ25の出力信号とを受
けて前記コンプレッサ17に組み込まれた電磁クラッチ
18の断続信号などを出力する。
【0011】エンジン制御ECU27は前記酸素センサ
14と、前記排気温センサ15の出力信号とを受けて、
エンジン1の運転状態における空燃比を算出する空燃比
検出手段271の演算部を有するとともに、前記空燃比
検出手段271が算出した空燃比と、前記エアフローメ
ータ10及びエンジン回転数を検出する回転センサ28
などの信号出力を受けて、エンジン1を所定の空燃比で
運転するための燃料供給量を算出するとともに、前記イ
ンジェクタ13の開弁時間を制御する燃料供給手段27
2の演算部を有する。さらにエンジン制御ECU27の
演算部は、前記エアコンディショナ制御ECU26の電
磁クラッチ18の断続信号と、前記空気ブロア24のモ
ータ制御信号と、冷却空気温センサ25により検出され
た冷却空気温度情報と、外気温センサ29により検出さ
れた外気温度情報と、前記回転センサ28からの回転情
報とを基に、エアコンディショナ使用時の前記コンプレ
ッサ17運転時の駆動トルクを算出するエアコンディシ
ョナ使用状態検出手段273を有している。
14と、前記排気温センサ15の出力信号とを受けて、
エンジン1の運転状態における空燃比を算出する空燃比
検出手段271の演算部を有するとともに、前記空燃比
検出手段271が算出した空燃比と、前記エアフローメ
ータ10及びエンジン回転数を検出する回転センサ28
などの信号出力を受けて、エンジン1を所定の空燃比で
運転するための燃料供給量を算出するとともに、前記イ
ンジェクタ13の開弁時間を制御する燃料供給手段27
2の演算部を有する。さらにエンジン制御ECU27の
演算部は、前記エアコンディショナ制御ECU26の電
磁クラッチ18の断続信号と、前記空気ブロア24のモ
ータ制御信号と、冷却空気温センサ25により検出され
た冷却空気温度情報と、外気温センサ29により検出さ
れた外気温度情報と、前記回転センサ28からの回転情
報とを基に、エアコンディショナ使用時の前記コンプレ
ッサ17運転時の駆動トルクを算出するエアコンディシ
ョナ使用状態検出手段273を有している。
【0012】図2は本発明に係るエアコンディショナ使
用状態の検出手段273の機能について説明するフロー
チャートである。まず、スタート後のステップS1にお
いて、コンプレッサ17の電磁クラッチ18の断続信号
がONか否かの判断を行う。この判断が「YES」なら
ステップS2に進み、この判断が「NO」なら終了す
る。
用状態の検出手段273の機能について説明するフロー
チャートである。まず、スタート後のステップS1にお
いて、コンプレッサ17の電磁クラッチ18の断続信号
がONか否かの判断を行う。この判断が「YES」なら
ステップS2に進み、この判断が「NO」なら終了す
る。
【0013】ステップS2において、蒸発器の空気ブロ
ア24の空気量と対応するモータ制御信号を判定し、後
述する図3に示す駆動トルクの特性マップより補正前の
駆動トルクT0を算出する。ステップS3において、空
気温センサ25により冷却空気の温度を測定し、やはり
図3に示す駆動トルクの補正係数の特性マップより補正
係数K1を算出する。
ア24の空気量と対応するモータ制御信号を判定し、後
述する図3に示す駆動トルクの特性マップより補正前の
駆動トルクT0を算出する。ステップS3において、空
気温センサ25により冷却空気の温度を測定し、やはり
図3に示す駆動トルクの補正係数の特性マップより補正
係数K1を算出する。
【0014】ステップS4において、外気温センサ29
により外気の温度を測定し、ステップ3と同様に補正係
数K2を算出する。ステップS5においてエンジンの回
転センサ28によりエンジンの回転数を測定し、補正係
数K3を算出する。ステップS6において、ステップS
2で算出された駆動トルクTOに各補正係数K1、K2、
K3を掛け合わせエアコンディショナ使用状態における
コンプレッサ17の駆動トルクを算出して終了する。
により外気の温度を測定し、ステップ3と同様に補正係
数K2を算出する。ステップS5においてエンジンの回
転センサ28によりエンジンの回転数を測定し、補正係
数K3を算出する。ステップS6において、ステップS
2で算出された駆動トルクTOに各補正係数K1、K2、
K3を掛け合わせエアコンディショナ使用状態における
コンプレッサ17の駆動トルクを算出して終了する。
【0015】本発明によるエンジン制御ECU27にお
いては、前記エアコンディショナ使用状態検出手段27
3からのコンプレッサ17の駆動トルクの出力信号を受
けた燃料供給手段272は、この駆動トルクの増加量に
応じた分だけ空燃比を所定値よりリッチ化するようにイ
ンジェクタ13からエンジン1への燃料供給量を増量制
御する。これと共に、エンジン制御ECU27は、空燃
比が所定値より適正値だけリッチ化できていない場合に
は、直ちにインジェクタ13からの燃料供給量を補正す
るように、空燃比検出手段271から空燃比の出力信号
を燃料供給手段272へフィードバックするフィードバ
クループを構成している。
いては、前記エアコンディショナ使用状態検出手段27
3からのコンプレッサ17の駆動トルクの出力信号を受
けた燃料供給手段272は、この駆動トルクの増加量に
応じた分だけ空燃比を所定値よりリッチ化するようにイ
ンジェクタ13からエンジン1への燃料供給量を増量制
御する。これと共に、エンジン制御ECU27は、空燃
比が所定値より適正値だけリッチ化できていない場合に
は、直ちにインジェクタ13からの燃料供給量を補正す
るように、空燃比検出手段271から空燃比の出力信号
を燃料供給手段272へフィードバックするフィードバ
クループを構成している。
【0016】図3は本発明によるエンジン制御ECU2
7を構成するエアコンディショナ使用状態検出手段27
3が算出する駆動トルクと駆動トルクを補正する補正係
数の特性マップを示す図である。本図には、エアコンデ
ィショナの種々の使用状態におけるコンプレッサ17の
駆動トルクの実験値に基づいて決められた計算式から算
出する駆動トルクと補正係数が示される。すなわち、本
図(a)は、空気ブロア24のモータ制御信号をモータ
電流として、モータ電流が大きくなると駆動トルクが比
例的に大きくなることを示している。本図(b)及び本
図(c)は、それぞれ冷却空気温度及び外気温度の変化
に対して補正係数が比例的に変化することを示してい
る。本図(d)は、エンジン回転数の変化に対する補正
係数の変化を示し、エンジン回転数の高回転化に伴い補
正係数がなだらかに減少する特性を表している。したが
って、駆動トルクは、空気ブロア24のモータ電流を基
に求められ、冷却空気温度、外気温度、エンジン回転数
を基に、補正される。
7を構成するエアコンディショナ使用状態検出手段27
3が算出する駆動トルクと駆動トルクを補正する補正係
数の特性マップを示す図である。本図には、エアコンデ
ィショナの種々の使用状態におけるコンプレッサ17の
駆動トルクの実験値に基づいて決められた計算式から算
出する駆動トルクと補正係数が示される。すなわち、本
図(a)は、空気ブロア24のモータ制御信号をモータ
電流として、モータ電流が大きくなると駆動トルクが比
例的に大きくなることを示している。本図(b)及び本
図(c)は、それぞれ冷却空気温度及び外気温度の変化
に対して補正係数が比例的に変化することを示してい
る。本図(d)は、エンジン回転数の変化に対する補正
係数の変化を示し、エンジン回転数の高回転化に伴い補
正係数がなだらかに減少する特性を表している。したが
って、駆動トルクは、空気ブロア24のモータ電流を基
に求められ、冷却空気温度、外気温度、エンジン回転数
を基に、補正される。
【0017】なお、本実施例では冷却空気温度、外気温
度、エンジン回転数を基に補正する構成としたが、駆動
トルクの必要検出精度の応じて、たとえば外気温度補正
だけを行うというように、冷却空気温度、外気温度、エ
ンジン回転数の少なくとも1つに基づいて補正する構成
としてもよい。図4は本発明によるエンジン制御ECU
27の作動を説明する図である。まず、エアコンディシ
ョナを使用しない状態では、本エンジン制御ECU27
は、従来のエンジン制御システムと同様に、エンジン運
転状態に応じて予め設定される所定の空燃比でエンジン
1を運転するように燃料供給手段272によって燃料供
給量が制御される。このとき、運転時の空燃比が空燃比
検出手段271からの信号が出力され、これを燃料供給
手段272にフィードバックすることで精度の高い空燃
比制御が実現できることから、排気ガスに含まれるCO
・HC・NOxのそれぞれが三元触媒16により浄化さ
れ良好な排気ガス特性を達成する。
度、エンジン回転数を基に補正する構成としたが、駆動
トルクの必要検出精度の応じて、たとえば外気温度補正
だけを行うというように、冷却空気温度、外気温度、エ
ンジン回転数の少なくとも1つに基づいて補正する構成
としてもよい。図4は本発明によるエンジン制御ECU
27の作動を説明する図である。まず、エアコンディシ
ョナを使用しない状態では、本エンジン制御ECU27
は、従来のエンジン制御システムと同様に、エンジン運
転状態に応じて予め設定される所定の空燃比でエンジン
1を運転するように燃料供給手段272によって燃料供
給量が制御される。このとき、運転時の空燃比が空燃比
検出手段271からの信号が出力され、これを燃料供給
手段272にフィードバックすることで精度の高い空燃
比制御が実現できることから、排気ガスに含まれるCO
・HC・NOxのそれぞれが三元触媒16により浄化さ
れ良好な排気ガス特性を達成する。
【0018】次に、エアコンディショナを使用する状態
では、本発明の構成であるエアコンディショナ使用状態
検出手段273は、エアコンディショナ使用時にエンジ
ン1によって駆動される冷媒圧縮用のコンプレッサ17
の駆動トルクを算出する。駆動トルクの算出に当たり、
コンプレッサ17の運転時の圧縮圧力に対応する凝縮器
19の冷却状態の指標となる外気温と、冷房負荷に対応
する蒸発器22の空気量の指標となる空気ブロア24の
モータ制御信号と、冷却空気温度を検出する冷却空気温
度を検出する冷却空気温度センサ25の出力信号と、さ
らにコンプレッサ17の回転数に対応するエンジン1の
回転センサ28の信号出力とを基に、エアコンディショ
ナ運転状況におけるコンプレッサ17の駆動トルクの実
験値に基づいて決定された計算式から算出したことで、
非常に精度の高い駆動トルクの推定が可能となってい
る。
では、本発明の構成であるエアコンディショナ使用状態
検出手段273は、エアコンディショナ使用時にエンジ
ン1によって駆動される冷媒圧縮用のコンプレッサ17
の駆動トルクを算出する。駆動トルクの算出に当たり、
コンプレッサ17の運転時の圧縮圧力に対応する凝縮器
19の冷却状態の指標となる外気温と、冷房負荷に対応
する蒸発器22の空気量の指標となる空気ブロア24の
モータ制御信号と、冷却空気温度を検出する冷却空気温
度を検出する冷却空気温度センサ25の出力信号と、さ
らにコンプレッサ17の回転数に対応するエンジン1の
回転センサ28の信号出力とを基に、エアコンディショ
ナ運転状況におけるコンプレッサ17の駆動トルクの実
験値に基づいて決定された計算式から算出したことで、
非常に精度の高い駆動トルクの推定が可能となってい
る。
【0019】図5は燃料供給量制御を説明するフローチ
ャートである。本発明による燃料供給手段272を構成
するエンジン制御ECU27内の演算処理部は、ステッ
プS11において空燃費検出手段より検出された空燃費
と、ステップS12においてエアコン使用状態検出手段
より正確に推定された前記コンプレッサ17の駆動トル
クよりエンジン1の運転状態における負荷トルクに対し
てどれだけトルク増加するかに応じて、空燃比を予め設
定された所定値よりリッチ化するように、ステップS1
3において燃料供給量を算出し、ステップ14において
インジェクタ13からエンジン1への燃料供給量を増量
制御する。
ャートである。本発明による燃料供給手段272を構成
するエンジン制御ECU27内の演算処理部は、ステッ
プS11において空燃費検出手段より検出された空燃費
と、ステップS12においてエアコン使用状態検出手段
より正確に推定された前記コンプレッサ17の駆動トル
クよりエンジン1の運転状態における負荷トルクに対し
てどれだけトルク増加するかに応じて、空燃比を予め設
定された所定値よりリッチ化するように、ステップS1
3において燃料供給量を算出し、ステップ14において
インジェクタ13からエンジン1への燃料供給量を増量
制御する。
【0020】さらに、空燃比が所定値よりも適正値だけ
リッチ化できていない場合には、空燃比検出手段271
からのフィードバック(ステップS15)がかかり、直
ちにインジェクタ13からの燃料供給量を補正すること
ができるので、コンプレッサ17の電磁クラッチ18に
よる断続時のような、過渡的に駆動トルクが変化する場
合においても、連続的にコンプレッサ17が運転される
ときにおいても、エアコンディショナの運転状態に関わ
らず常に排気ガス特性を良好に制御することができる。
リッチ化できていない場合には、空燃比検出手段271
からのフィードバック(ステップS15)がかかり、直
ちにインジェクタ13からの燃料供給量を補正すること
ができるので、コンプレッサ17の電磁クラッチ18に
よる断続時のような、過渡的に駆動トルクが変化する場
合においても、連続的にコンプレッサ17が運転される
ときにおいても、エアコンディショナの運転状態に関わ
らず常に排気ガス特性を良好に制御することができる。
【0021】図6は本発明によるエンジン制御ECU2
7の作動例を説明するタイムチャートである。本図は、
エアコンディショナ使用時にコンプレッサ17の電磁ク
ラッチ18がON−OFFを繰り返す場合における、コ
ンプレッサ17の駆動トルクの計算値、空燃比及び排気
ガス特性の代表値として排気ガス中のNOx排出量の実
測値を表している。電磁クラッチ18のONと同時に、
コンプレッサ17の駆動トルクがステップ的に現れ、時
間の経過とともに徐々に小さくなっていく。この駆動ト
ルクの変化に対応して、空燃比が駆動トルクと同様にス
テップ的にリッチ側へと制御されている。また、排気ガ
ス中のNOxは電磁クラッチ18のON−OFFにも関
わらず、常に安定的に低い排気量となっており、排気ガ
ス特性が良好に制御されている。
7の作動例を説明するタイムチャートである。本図は、
エアコンディショナ使用時にコンプレッサ17の電磁ク
ラッチ18がON−OFFを繰り返す場合における、コ
ンプレッサ17の駆動トルクの計算値、空燃比及び排気
ガス特性の代表値として排気ガス中のNOx排出量の実
測値を表している。電磁クラッチ18のONと同時に、
コンプレッサ17の駆動トルクがステップ的に現れ、時
間の経過とともに徐々に小さくなっていく。この駆動ト
ルクの変化に対応して、空燃比が駆動トルクと同様にス
テップ的にリッチ側へと制御されている。また、排気ガ
ス中のNOxは電磁クラッチ18のON−OFFにも関
わらず、常に安定的に低い排気量となっており、排気ガ
ス特性が良好に制御されている。
【0022】本発明によるエアコンディショナ使用状態
検出手段273の他の実施例としては、コンプレッサ1
7に接続される冷媒回路に吸入圧力センサと圧縮圧力セ
ンサを組み込み、これらの圧力信号を用いてコンプレッ
サ17の駆動トルクを演算する演算部から構成する。一
般にコンプレッサ17の駆動トルクはコンプレッサ17
の容量と吸入圧力と圧縮圧力から算出できるので、本実
施例においても、エアコンディショナの使用状態によら
ず正確な駆動トルクの推定ができ、この駆動トルクに応
じた空燃比のリッチ化を燃料供給手段272によって実
現することで常に良好な排気ガス特性を得ることができ
る。また、これまでに説明したエアコンディショナ使用
状態検出手段273はコンプレッサ17の駆動トルクを
連続関数的に演算し、それに応じて燃料供給手段272
に空燃比を連続的にリッチ化するようにしたが、エアコ
ンディショナの使用状態に応じた複数の段階的な駆動ト
ルクとし、燃料供給手段272により複数の段階的な空
燃比のリッチ化を実現するように制御することでも、エ
ンジン1の排気ガス特性を良好にすることができる。
検出手段273の他の実施例としては、コンプレッサ1
7に接続される冷媒回路に吸入圧力センサと圧縮圧力セ
ンサを組み込み、これらの圧力信号を用いてコンプレッ
サ17の駆動トルクを演算する演算部から構成する。一
般にコンプレッサ17の駆動トルクはコンプレッサ17
の容量と吸入圧力と圧縮圧力から算出できるので、本実
施例においても、エアコンディショナの使用状態によら
ず正確な駆動トルクの推定ができ、この駆動トルクに応
じた空燃比のリッチ化を燃料供給手段272によって実
現することで常に良好な排気ガス特性を得ることができ
る。また、これまでに説明したエアコンディショナ使用
状態検出手段273はコンプレッサ17の駆動トルクを
連続関数的に演算し、それに応じて燃料供給手段272
に空燃比を連続的にリッチ化するようにしたが、エアコ
ンディショナの使用状態に応じた複数の段階的な駆動ト
ルクとし、燃料供給手段272により複数の段階的な空
燃比のリッチ化を実現するように制御することでも、エ
ンジン1の排気ガス特性を良好にすることができる。
【0023】図7は2O2センサシステムを示す図であ
る。本発明は、前述した空燃比(A/F)制御システム
の他に、本図に示す2O2センサシステムにも適用可能
である。つまり、触媒の上流、下流にそれぞれO2セン
サ14、40を設置し、上流側O2センサ14の出力信
号に応じて空燃比をフィードバック制御するとともに、
下流側O2センサ40の信号で学習制御するシステム
(上流側O2センサの劣化を補正)に適用可能である。
この場合に空燃比をリッチ化するには学習値をずらせば
よい。
る。本発明は、前述した空燃比(A/F)制御システム
の他に、本図に示す2O2センサシステムにも適用可能
である。つまり、触媒の上流、下流にそれぞれO2セン
サ14、40を設置し、上流側O2センサ14の出力信
号に応じて空燃比をフィードバック制御するとともに、
下流側O2センサ40の信号で学習制御するシステム
(上流側O2センサの劣化を補正)に適用可能である。
この場合に空燃比をリッチ化するには学習値をずらせば
よい。
【0024】図8は2O2センサシステムの制御を説明
するフローチャートであり、図9は2O2センサの出力
波形を説明する図である。上流側O2センサ14は高温
の排気ガスがあたるため劣化がさけられない。図9
(a)に示すように、上流側O2センサ14の劣化によ
り出力信号はドリフトするため、劣化によるドリフトを
補正する必要がある。そこで、触媒の下流にさらに下流
側O2センサ40が取り付けられ下流側O2センサ40の
出力より補正される。触媒下流では排気ガスの温度は低
くなっており、下流側O2センサ40が、図9(b)に
示すように、劣化することはほとんどない。また、触媒
により下流側のO2濃度の変化量は、図9(b)に示す
ように、触媒前のO2濃度の変化量に比べて小さく、平
均値を測定することになる。したがって、上流側O2セ
ンサ14の出力の平均値と下流側O2センサ40の出力
とを比較して、補正値を決定する。
するフローチャートであり、図9は2O2センサの出力
波形を説明する図である。上流側O2センサ14は高温
の排気ガスがあたるため劣化がさけられない。図9
(a)に示すように、上流側O2センサ14の劣化によ
り出力信号はドリフトするため、劣化によるドリフトを
補正する必要がある。そこで、触媒の下流にさらに下流
側O2センサ40が取り付けられ下流側O2センサ40の
出力より補正される。触媒下流では排気ガスの温度は低
くなっており、下流側O2センサ40が、図9(b)に
示すように、劣化することはほとんどない。また、触媒
により下流側のO2濃度の変化量は、図9(b)に示す
ように、触媒前のO2濃度の変化量に比べて小さく、平
均値を測定することになる。したがって、上流側O2セ
ンサ14の出力の平均値と下流側O2センサ40の出力
とを比較して、補正値を決定する。
【0025】図9のステップS21、22において、上
流側、下流側の空燃費が測定される。ステップS23に
おいて、補正値のずれがある場合には、ステップS24
において、補正値の更新がされ(学習制御)、常に適正
な補正がかけられ、センサの劣化の影響を受けることな
く、ステップS25において、空燃費を算出することが
できる。
流側、下流側の空燃費が測定される。ステップS23に
おいて、補正値のずれがある場合には、ステップS24
において、補正値の更新がされ(学習制御)、常に適正
な補正がかけられ、センサの劣化の影響を受けることな
く、ステップS25において、空燃費を算出することが
できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エ
アコンディショナ使用時には、エアコンディショナ使用
状態検出手段から出力されるコンプレッサ運転時のエン
ジン負荷トルクに対する駆動トルクの増加量に応じて、
エンジン運転時の空燃比をエアコンディショナの非使用
時に予め設定した所定量よりリッチ化するように燃料供
給手段が制御されるので、断続運転時のように過渡的に
駆動トルクが変化しても排気ガス特性を良好に制御でき
る。また、エアコンディショナに組み込まれている空気
ブロアのモータ電流から駆動トルクを求め、冷却温度、
外気温度、エンジン回転数の少なくとも1つを基に、こ
の駆動トルクを補正することにより駆動トルクの精度が
よいので、空燃比の制御も精度よく行うことが可能であ
る。
アコンディショナ使用時には、エアコンディショナ使用
状態検出手段から出力されるコンプレッサ運転時のエン
ジン負荷トルクに対する駆動トルクの増加量に応じて、
エンジン運転時の空燃比をエアコンディショナの非使用
時に予め設定した所定量よりリッチ化するように燃料供
給手段が制御されるので、断続運転時のように過渡的に
駆動トルクが変化しても排気ガス特性を良好に制御でき
る。また、エアコンディショナに組み込まれている空気
ブロアのモータ電流から駆動トルクを求め、冷却温度、
外気温度、エンジン回転数の少なくとも1つを基に、こ
の駆動トルクを補正することにより駆動トルクの精度が
よいので、空燃比の制御も精度よく行うことが可能であ
る。
【図1】本発明の実施例に係るエンジン制御装置を示す
図である。
図である。
【図2】本発明に係るエアコンディショナ使用状態の検
出手段273の機能について説明するフローチャートで
ある。
出手段273の機能について説明するフローチャートで
ある。
【図3】本発明によるエンジン制御ECU27を構成す
るエアコンディショナ使用状態検出手段273が算出す
る駆動トルクの特性マップを示す図である。
るエアコンディショナ使用状態検出手段273が算出す
る駆動トルクの特性マップを示す図である。
【図4】本発明によるエンジン制御ECU27の作動を
説明する図である。
説明する図である。
【図5】燃料供給量制御を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図6】本発明によるエンジン制御ECU27の作動例
を説明するタイムチャートである。
を説明するタイムチャートである。
【図7】2O2センサシステムを示す図である。
【図8】2O2センサシステムの制御を説明するフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】2O2センサの出力波形を説明する図である。
1…エンジン 27…エンジン制御ECU 271…空燃比検出手段 272…燃料供給手段 273…エアコンディショナ使用状態検出手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 364 A (72)発明者 笹谷 英顕 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 金原 賢治 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 山中 康司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンを制御するエンジン制御装置に
おいて、 エンジンの運転状態における空燃比を検出する空燃比検
出手段と、 所定の空燃比を実現するようにエンジンに供給する燃料
を制御する燃料供給手段と、 エンジンで駆動されるコンプレッサを有するエアコンデ
ィショナの使用時における前記コンプレッサの駆動トル
クを出力するために、エアコンディショナに組み込まれ
ている空気ブロアのモータ電流から駆動トルクを求め、
冷却温度、外気温度、エンジン回転数の少なくとも1つ
を基に、この駆動トルクを補正するエアコンディショナ
使用状態検出手段とを備え、 エアコンディショナ使用時には、前記エアコンディショ
ナ使用状態検出手段から出力されるコンプレッサ運転時
のエンジン負荷トルクに対する駆動トルクの増加量に応
じて、エンジン運転時の空燃比をエアコンディショナの
非使用時に予め設定した所定量よりリッチ化するように
燃料供給手段を制御することを特徴とするエンジン制御
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7115969A JPH0886232A (ja) | 1994-07-20 | 1995-05-15 | エンジン制御装置 |
US08/503,969 US5752387A (en) | 1994-07-20 | 1995-07-19 | Air-fuel ratio control system for automotive vehicle equipped with an air conditioner |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16807894 | 1994-07-20 | ||
JP6-168078 | 1994-07-20 | ||
JP7115969A JPH0886232A (ja) | 1994-07-20 | 1995-05-15 | エンジン制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886232A true JPH0886232A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=26454381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7115969A Pending JPH0886232A (ja) | 1994-07-20 | 1995-05-15 | エンジン制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5752387A (ja) |
JP (1) | JPH0886232A (ja) |
Cited By (5)
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JP2002349315A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-04 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の出力制御装置 |
JP2010209713A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の空燃比制御装置 |
JP2012117645A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Honda Motor Co Ltd | 無段変速機の制御装置 |
CN113294266A (zh) * | 2020-02-21 | 2021-08-24 | 中国石油天然气股份有限公司 | 压缩机的空燃比调控装置及方法 |
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DE19726485C2 (de) * | 1997-06-21 | 1999-06-17 | Mannesmann Vdo Ag | Vorrichtung zur Lastermittlung an einer Brennkraftmaschine |
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1995
- 1995-05-15 JP JP7115969A patent/JPH0886232A/ja active Pending
- 1995-07-19 US US08/503,969 patent/US5752387A/en not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030603 |