JP3369722B2 - 触媒の活性判定方法およびその装置 - Google Patents

触媒の活性判定方法およびその装置

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JP3369722B2
JP3369722B2 JP11044594A JP11044594A JP3369722B2 JP 3369722 B2 JP3369722 B2 JP 3369722B2 JP 11044594 A JP11044594 A JP 11044594A JP 11044594 A JP11044594 A JP 11044594A JP 3369722 B2 JP3369722 B2 JP 3369722B2
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fuel ratio
catalyst
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upstream
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの排気系に
設けられて排気ガスを浄化する触媒の活性を判定するよ
うな触媒の活性判定方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の触媒の活性判定装置とし
ては、例えば特開平4−308311号公報に記載の装
置がある。すなわち、エンジンの排気系に介設された触
媒コンバータ内の触媒が活性状態に達したか否かを、エ
ンジン水温が所定値(例えば60℃)以上に達し、かつ
エンジン始動開始からの経過時間が所定時間(例えば1
00秒)に達したことで間接的に予測判定する触媒の活
性判定装置である。
【0003】しかし、実際にエンジンの排気系に設けら
れる触媒の活性状態は触媒個々においてもバラツキがあ
るうえ、外気温の高抵等に起因して触媒が活性状態に達
するまでの時間が異なるため、斯る点を考慮して上述の
エンジン水温の所定値、エンジン始動開始からの経過時
間の所定時間を、ある程度余裕をもたせた値に設定した
場合、触媒が既に活性しているにもかかわらず、空燃比
のフィードバック制御が開始されないため、排気浄化性
能が悪化する問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、所定条件下(例えば空燃比フィードバック
制御の停止時、エンジン始動直後)において、触媒の未
活性状態が判定されている間、排気中の酸素濃度を周期
的に変動させるように排気系に2次エアを断続的に供給
して、触媒の上流側および下流側の空燃比センサ出力を
比較することにより触媒個々のバラツキや外気温等の環
境条件の変化に何等影響されることなく、触媒が活性し
た時点を精度よく検出することができる触媒の活性判定
装置の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上流側空燃比センサ
の上流側における排気系に排気中の酸素濃度を周期的に
変動させるように2次エアを断続的に供給した時、上流
側空燃比センサの出力は断続供給される2次エアに対応
し、触媒が未活性の時には下流側空燃比センサの出力は
上流側空燃比センサの出力と略同等になり、触媒が活性
した時には該触媒に酸素が吸蔵されて、下流側空燃比セ
ンサの出力は出力変化の僅少な状態となることに着目
し、上流側空燃比センサの出力変化率に対して下流側空
燃比センサの出力変化率が僅少になった時に触媒が活性
したことを判定することで、積算電圧比較などの複雑な
手段を用いることなく、触媒の活性化を簡単に実行する
ことができる触媒の活性判定装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、空燃比フィードバッ
ク制御の停止時に排気系に排気中の酸素濃度を周期的に
変動させるように2次エアを断続的に供給して、本来な
らば空燃比センサの出力が振れない領域において、上述
の触媒の活性判定を実行することができる触媒の活性判
定装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、触媒の活性が判定さ
れた後に空燃比フィードバック制御を開始することで、
この空燃比フィードバック制御の開始を早期に行なうこ
とができて、排気ガス浄化性能の向上および燃費の向上
を図ることができる触媒の活性判定装置の提供を目的と
する。
【0008】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、触媒の活性が判定さ
れた後に排気系への2次エアの供給を停止することで、
適切な空燃比フィードバック制御を行なうことができる
触媒の活性判定装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、触媒の活性が判定さ
れた後に空燃比フィードバック制御を開始し、かつ排気
系への2次エアの供給を停止することで、適切な空燃比
フィードバック制御を早期に開始して、排気ガス浄化性
能の向上および燃費の向上を図ることができる触媒の活
性判定装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、触媒の上下流側に配
設された既存の空燃比センサを有効利用して、触媒の活
性を判定することができる触媒の活性判定装置の提供を
目的とする。
【0011】この発明の請求項8記載の発明は、所定条
件下(例えば空燃比フィードバック制御の停止時、エン
ジンの始動直後)において、触媒の未活性状態が判定さ
れている間、排気中の酸素濃度を周期的に変動させるよ
うに排気系に2次エアを断続的に供給して、触媒の上流
側および下流側の空燃比センサ出力を比較することによ
り、触媒個々のバラツキや外気温等の環境条件の変化に
何等影響されることなく、触媒が活性した時点を精度よ
く検出することができる触媒の活性判定方法の提供を目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、エンジンの排気系に設けられ排気ガスを浄化
する触媒と、上記触媒の上流に配設されて排気ガス中に
含まれる残存酸素濃度を検出する上流側空燃比センサ
と、上記触媒の下流に配設されて排気ガス中に含まれる
残存酸素濃度を検出する下流側空燃比センサと、上記上
流側空燃比センサの上流側における排気系に2次エアを
供給する2次エア供給手段と、所定条件下で上記触媒の
未活性状態が判定されている間、排気中の酸素濃度を周
期的に変動させるように上記2次エア供給手段による2
次エアの供給を断続的に制御する2次エア断続制御手段
と、上記2次エアの断続供給時に上流側および下流側の
各空燃比センサの出力を監視する空燃比センサ出力監視
手段と、上記空燃比センサ出力監視手段により監視され
た上記両空燃比センサの出力関係が所定の関係になった
時、上記触媒が活性したことを判定する触媒活性判定手
段とを備えた触媒の活性判定装置であることを特徴とす
る。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記所定の関係は、
上流側空燃比センサの出力変化率に対して下流側空燃比
センサの出力変化率が僅少となる関係に設定した触媒の
活性判定装置であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記上流空燃比セン
サで検出された実空燃比が目標空燃比になるようにフィ
ードバック制御信号を出力する空燃比フィードバック制
御手段を備え、上記所定条件は、上記空燃比フィードバ
ック制御手段による空燃比フィードバック制御の停止時
に設定した触媒の活性判定装置であることを特徴とす
る。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記上流側空燃比セ
ンサで検出された実空燃比が目標空燃比になるようにフ
ィードバック制御信号を出力する空燃比フィードバック
制御手段を備え、上記触媒活性判定手段で触媒の活性が
判定された後に、上記空燃比フィールドバック制御手段
による空燃比フィードバック制御を開始する空燃比フィ
ードバック制御開始手段を設けた触媒の活性判定装置で
あることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記触媒活性判定手
段で触媒の活性が判定された後に、上記2次エア供給手
段による2次エアの供給を停止する2次エア停止手段を
備えた触媒の活性判定装置であることを特徴とする。
【0017】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記上流側空燃比セ
ンサで検出された実空燃比が目標空燃比になるようにフ
ィードバック制御信号を出力する空燃比フィードバック
制御手段を備え、上記触媒活性判定手段で触媒の活性が
判定された後に、上記空燃比フィードバック制御手段に
よる空燃比フィードバック制御を開始する空燃比フィー
ドバック制御開始手段と、上記2次エア供給手段による
2次エアの供給を停止する2次エア停止手段とを備えた
触媒の活性判定装置であることを特徴とする。
【0018】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記下流側空燃比セ
ンサの出力に基づいて触媒の劣化または上流側空燃比セ
ンサの劣化を監視する劣化監視手段を備えた触媒の活性
判定装置であることを特徴とする。
【0019】この発明の請求項8記載の発明は、エンジ
ンの排気系に設けられ排気ガスを浄化する触媒と、上記
触媒の上流に配設されて排気ガス中に含まれる残存酸素
濃度を検出する上流側空燃比センサと、上記触媒の下流
に配設されて排気ガス中に含まれる残存酸素濃度を検出
する下流側空燃比センサと、上記上流側空燃比センサの
上流側における排気系に2次エアを供給する2次エア供
給手段と、所定条件下で上記触媒の未活性状態が判定さ
れている間、排気中の酸素濃度を周期的に変動させるよ
うに上記2次エア供給手段による2次エアの供給を断続
的に制御する2次エア断続制御手段とを備え、上記2次
エアの断続供給時に、上流側および下流側の各空燃比セ
ンサの出力を監視して、監視された上記両空燃比センサ
の出力関係が所定の関係になった時、触媒が活性したこ
とを判定する触媒の活性判定方法であることを特徴とす
る。
【0020】
【発明の作用および効果】この発明の請求項1記載の発
明によれば、触媒P1の上下流側にそれぞれ配設された
上流側空燃比センサP2および下流側空燃比センサP3
は排気ガス中に含まれる残存酸素濃度をそれぞれ検出
し、2次エア供給手段P4は上述の上流空燃比センサP
2の上流側における排気系に2次エアを供給するが、所
定条件下(例えば空燃比フィードバック制御の停止時、
エンジン始動直後)において、上記触媒の未活性状態が
判定されている間、2次エア断続制御手段P5は上述の
2次エア供給手段P4による2次エアの供給を断続制御
し、排気系の酸素濃度を触媒活性判定を目的として周期
的に変動させ、空燃比センサ出力監視手段P6は上述の
2次エアの断続供給時に上流側および下流側の各空燃比
センサP2,P3の出力を監視し、この空燃比センサ出
力監視手段P6により監視された上述の各空燃比センサ
P2,P3の出力関係が所定の関係になった時、触媒活
性判定手段P7は触媒P1が活性したことを判定する。
【0021】このように所定条件下において、上記触媒
の未活性状態が判定されている間、排気系に2次エアを
断続的に供給して、触媒P1の上流側および下流側の空
燃比センサP2,P3の出力を比較することにより、触
媒個々のバラツキや外気温等の環境条件の変化に影響さ
れることなく、上述の触媒活性判定手段P7により触媒
が活性した時点を精度よく検出することができる効果が
ある。
【0022】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記所定の関
係を、上流側空燃比センサの出力変化率に対して下流側
空燃比センサの出力変化率が僅少となる関係に設定した
ので次の如き効果がある。
【0023】すなわち、上流側空燃比センサの上流側に
おける排気系に、上記触媒の未活性状態が判定されてい
る間、2次エアを断続的に供給した時、上流側空燃比セ
ンサの出力は断続供給される2次エアに対応して変化
し、触媒が未活性の時には該触媒に2次エアが吸蔵され
ないので下流側空燃比センサの出力は若干のタイムラグ
はあるものの上流側空燃比センサの出力と略同等にな
り、触媒が活性した時には該触媒に2次エアが吸蔵され
て、下流側空燃比センサの出力は出力変化の僅少な状態
となる。
【0024】このため上述の触媒活性判定手段で上流側
空燃比センサの出力変化率に対して下流側空燃比センサ
の出力変化率が僅少な関係になった時、触媒が活性した
ことを判定することで、積算電圧比較などの複雑な手段
を用いることなく、触媒の活性判定を簡単に実行するこ
とができる効果ある。
【0025】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の所定条
件を空燃比フィードバック制御手段による空燃比フィー
ドバック制御の停止時に設定し、この停止時に2次エア
断続供給乃至触媒活性判定を実行するので、次のような
効果がある。
【0026】すなわち、空燃比フィードバック制御の停
止時には本来ならば空燃比センサの出力がローレベル側
とハイレベル側とに振れないエンジン運転領域である
が、上述の2次エアの断続供給により、排気系の酸素濃
度を周期的に変動させて、以て空燃比センサ出力を振ら
せることができ、この結果、触媒の活性判定を確実に実
行することができる効果がある。
【0027】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、触媒活性判定
手段で触媒の活性が判定された後に、上述の空燃比フィ
ードバック制御開始手段が空燃比フィードバック制御を
開始する。このため、空燃比フィードバック制御の開始
を早期に行なうことができて、排気ガス浄化性能の向上
および燃費の向上を図ることができる効果がある。
【0028】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、触媒活性判定
手段で触媒の活性が判定された後に、上述の2次エア停
止手段は2次エア供給手段による2次エアの供給を停止
する。このため、適切な空燃比フィードバック制御を行
なうことができる効果がある。
【0029】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、触媒活性判定
手段で触媒の活性が判定された後に、上述の空燃比フィ
ードバック制御開始手段が空燃比フィードバック制御を
開始すると共に、上述の2次エア停止手段が2次エア供
給手段による2次エアの供給を停止する。このため空燃
比フィードバック制御を早期に開始し、かつ適切な空燃
比フィードバック制御を行なうことができて、排気ガス
浄化性能の向上および燃費の向上を図ることができる効
果がある。
【0030】因に空燃比フィードバック制御中に上述の
2次エアが導入されると、この2次エアによりフィード
バック制御が乱れるが、この発明では斯る点を防止する
ことができる。
【0031】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の下流側
空燃比センサは触媒の劣化または上流側空燃比センサの
劣化を監視する劣化監視手段を兼ねるので、触媒の上下
流側に配設された既存の空燃比センサを有効利用して、
触媒の活性を判定することができる効果がある。
【0032】この発明の請求項8記載の発明によれば、
所定条件下において、上記触媒の未活性状態が判定され
ている間、排気中の酸素濃度を周期的に変動させるよう
排気系に2次エアを断続供給した時、触媒の上下流に
それぞれ配設された上流側および下流側の各空燃比セン
サの出力を監視して、監視された上述の両空燃比センサ
の出力関係が所定の関係になった時、触媒が活性したこ
とを判定する方法であるから、触媒個々のバラツキや外
気温等の環境条件の変化に影響されることなく、触媒が
活性した時点を精度よく検出することができる効果があ
る。
【0033】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は触媒の活性判定方法およびその装置を示
し、図1において、吸入空気を浄化するエアクリーナ1
のエレメント2後位にエアフロセンサ3を接続して、こ
のエアフロセンサ3で吸入空気量Qを検出すべく構成し
ている。
【0034】上述のエアフロセンサ3の後位にはスロッ
トルボディ4を接続し、このスロットルボディ4内のス
ロットルチャンバ5には、吸入空気量を制御するスロッ
トル弁6を配設している。そして、このスロットル弁6
下流の吸気通路には、所定容量を有する拡大室としての
サージタンク7を接続し、このサージタンク7下流に吸
気ポート8と連通する吸気マニホルド9を接続すると共
に、この吸気マニホルド9にはインジェクタ10を配設
している。
【0035】一方、エンジン11の燃焼室12と適宜連
通する上述の吸気ポート8および排気ポート13には、
動弁機構(図示せず)により開閉操作される吸気弁14
と排気弁15とをそれれ取付け、またシリンダヘッド
にはスパークギャップを上述の燃焼室12に臨ませた点
火プラグ(図示せず)を取付けている。
【0036】上述の排気ポート13と連通する排気通路
16に空燃比センサとしての上流側Oセンサ17を配
設すると共に、この排気通路16の後位には有害ガスを
無害化する触媒コンバータ18いわゆるキャタリストを
接続し、この触媒コンバータ18下流の排気通路19に
も空燃比センサとしての下流側Oセンサ20を取付
け、上述の触媒コンバータ18の内部には排気ガスを浄
化する触媒を設けている。ここで、上述の各Oセンサ
17,20は排気ガス中に含まれる残存酸素濃度を検出
する。
【0037】また、上述のスロットル弁6をバイパスす
るバイパス通路21を設け、このバイパス通路21には
ISC(アイドルスピードコントロール)機構としての
ISCバルブ22を介設する一方、エアクリーナ1のエ
レメント2下流側には吸気温センサ23を、スロットル
ボディ4にはスロットルセンサ24を、ウォータジャケ
ットには水温センサ25をそれぞれ配設している。
【0038】さらに、エアクリーナ1のエレメント2下
流側と上流側Oセンサ17の上流側における排気通路
16との間を結ぶ2次エア供給通路26を設け、この2
次エア供給通路26には電動タイプの2次エアポンプ2
7を介設して、必要時に上流側Oセンサ17の上流側
に2次エアを供給すべく構成している。
【0039】上述の2次エア供給通路26には2次エア
コントロールバルブ29を介設し、この2次エアコント
ロールバルブ29をON、OFF(開閉)制御すること
で排気系に供給される2次エアを断続制御すべく構成し
ている。
【0040】ここで、上述の2次エアは、エンジンの排
気系に供給されるエアのことで、この2次エアは本来、
触媒未活性時に排気浄化を図るため並びに触媒の活性を
早めるために供給されるものであるが、この実施例では
触媒の活性判定を行なう目的で、2次エアの断続的な供
給により、排気系の酸素濃度を周期的に変動させるよう
に構成している。
【0041】図2は触媒の活性判定装置の制御回路を示
し、CPU30は、エアフロセンサ3からの吸入空気量
Q、ディストリビュータ31からのエンジン回転数N
e、スロットルセンサ24からのスロットル開度TV
O、水温センサ25からのエンジン冷却水の水温tw、
上流側Oセンサ17からのセンサ出力(具体的には空
燃比に相当する出力電圧)、下流側Oセンサ20から
のセンサ出力などの必要な各種信号に基づいて、ROM
33に格納されたプログラムに従って、インジェクタ1
0、2次エアポンプ27、2次エアコントロールバルブ
29、カウンタ32を駆動制御し、またRAM34は必
要なマップやデータ等を記憶する。
【0042】ここで、上述のCPU30は2次エアポン
プ27を駆動することで、上流側Oセンサ17の上流
側における排気系に2次エアを供給する2次エア供給手
段(図3に示すフローチャートの第3ステップS3参
照)と、所定条件下で2次エアコントロールバルブ29
を周期的にON、OFF制御することで、上述の2次エ
ア供給手段による2次エアの供給を周期的に断続制御す
る2次エア断続制御手段(図3に示すフローチャートの
第4ステップS4参照)と、上記2次エアの断続供給時
に上流側および下流側の各Oセンサ17,20の出力
を監視(monitor 、モニタと同意)する空燃比センサ出
力監視手段(図3に示すフローチャートの各ステップS
5,S6からなる第1ルーチンR1参照)と、上記空燃
比センサ出力監視手段により監視された上述の両O
ンサ17,20の出力関係が所定の関係になった時、触
媒コンバータ18内の触媒が活性したことを判定する触
媒活性判定手段(図3に示すフローチャートの各ステッ
プS9,S10からなる第2ルーチンR2参照)と、上
述の上流側Oセンサ17で検出された実空燃比が目標
空燃比になるようにフィードバック制御信号を出力する
空燃比フィードバック制御手段(図3に示すフローチャ
ートの第11ステップS11参照)と、上述の触媒活性
判定手段で触媒の活性が判定された後に、上記空燃比フ
ィードバック制御手段による空燃比フィードバック制御
を開始する空燃比フィードバック制御開始手段(図3に
示すフローチャートの第11ステップS11参照、この
実施例では該ステップS11が空燃比フィードバック制
御手段と、空燃比フィードバック制御開始手段との両手
段を兼ねる)と、上述の触媒活性判定手段で触媒の活性
が判定された後に、上述の2次エア供給手段による2次
エアの供給を停止する2次エア停止手段(図3に示すフ
ローチャートの第12ステップS12参照)とを兼ね
る。
【0043】また、この実施例では上記所定条件を空燃
比フィードバック制御手段による空燃比フィードバック
制御の停止時に設定し、上述の所定の関係を、上流側O
センサ17の出力変化率に対して下流側Oセンサ2
0の出力変化率が僅少または零となる関係に設定し、か
つ上述の下流側Oセンサ20は触媒の劣化または上流
側Oセンサ17の劣化を監視する劣化監視手段を兼ね
ることで、既存の2つのOセンサ17,20を有効利
用して、触媒の活性を判定すべく構成している。このよ
うに構成した触媒の活性判定方法およびその装置の作用
を、図3に示すフローチャートおよび図4、図5に示す
タイムチャートを参照して、以下に詳述する。
【0044】第1ステップS1で、CPU30はRAM
34の所定エリアに記憶されるフラグF(触媒が活性し
たことを示すフラグで、以下単にフラグと略記する)が
F=1か否かを判定し、F=0の触媒未活性時には次の
第2ステップS2に移行する一方、F=1の触媒活性時
には別の第11ステップS11に移行する。例えばエン
ジン始動直後においては触媒は未活性状態であるから上
述の第1ステップS1で、F=0であると判定され、次
の第2ステップS2に移行処理される。
【0045】上述の第2ステップS2で、CPU30は
空燃比フィードバック制御を停止し、次の第3ステップ
S3で、CPU30は2次エアポンプ27を駆動して、
2次エア供給通路26を介して上流側Oセンサ17の
上流側における排気系に2次エアを導入し、次の第4ス
テップS4で、CPU30は2次エアコントロールバル
ブ29を図4にタイムチャートで示すような所定周期に
てON、OFF制御することにより、排気系に供給され
る2次エアを周期的に断続制御して、排気系の酸素濃度
を空燃比フィードバック制御が停止されている間におい
て周期的に変動させる。
【0046】次に第5ステップS5で、CPU30は上
流側Oセンサ17の出力がリッチに相当するハイレベ
ルか否かを判定し、NO判定時には処理を終了する一
方、YES判定時には次の第6ステップS6に移行す
る。
【0047】この第6ステップS6で、CPU30は所
定のタイムラグΔt(図4、図5参照)経過後における
下流側Oセンサ20の出力がリッチに相当するハイレ
ベルか否かを判定し、YES判定時には次の第7ステッ
プS7に移行する一方、NO判定時には別の第8ステッ
プS8に移行する。
【0048】上述の第7ステップS7で、CPU30は
カウンタ32のカウント値をリセットする。すなわち、
触媒の未活性時においては、2次エアが触媒を通過する
ことで、上流側Oセンサ17の出力変化と下流側O
センサ20の出力変化とがタイムラグΔtを存して略同
一となるため、以降の処理によりカウント値の大小で触
媒の活性、未活性を判定するため、第5ステップS5お
よび第6ステップS6で共にYES判定された場合に
は、触媒の未活性に対応してカウント値をリセットする
(図4参照)。
【0049】一方、上述の第8ステップS8で、CPU
30はカウンタ32のカウント値を加算する。すなわ
ち、触媒が活性状態になると、2次エアが触媒の排気ガ
ス浄化作用に寄与することで、上流側Oセンサ17の
出力変化は2次エアの変化に対応するが、下流側O
ンサ20の出力変化は図5に示すように零もしくは僅少
となるため、以降の処理によりカウント値の大小で触媒
の活性、未活性を判定するため、第5ステップS5でY
ES判定され、かつ次の第6ステッブS6でNO判定さ
れた場合には、触媒の活性に対応させるべくカウント値
を加算する(図5参照)。
【0050】次に第9ステップS9で、CPU30はカ
ウント値が予め設定された触媒活性判定用の所定値(図
4、図5参照)に対して大か否かを判定し、図5のタイ
ムチャートに相当するYES判定時にのみ次の第10ス
テップS10に移行する。
【0051】この第10ステップS10で、CPU30
はRAM34の所定エリアにフラグFを立てる(F=
1)と共に、触媒の活性を判定(確定)する。一方、ル
ーチンの繰返し処理により上述の第1ステップS1で、
触媒の活性に対応してF=1であることが判定される
と、前述の第11ステップS11に移行し、この第11
ステップS11で、CPU30は空燃比フィードバック
制御を開始し、次の第12ステップS12で、CPU3
0は2次エアポンプ27の駆動を停止すると共に、2次
エアコントロールバルブ29をOFFにして、排気系に
対する2次エアの供給を停止する。
【0052】以上要するに触媒の上下流側にそれぞれ配
設された上流側Oセンサ17および下流側Oセンサ
20は排気ガス中に含まれる残存酸素濃度をそれぞれ検
出し、2次エア供給手段(第3ステップS3参照)は上
述の上流Oセンサ17の上流側における排気系に2次
エアを供給するが、所定条件下(例えば空燃比フィード
バック制御の停止時、エンジン始動直後)において、上
記触媒の未活性状態が判定されている間、2次エア断続
制御手段(第4ステップS4参照)は上述の2次エア供
給手段による2次エアの供給を断続制御し、空燃比セン
サ出力監視手段(第1ルーチンR1参照)は上述の2次
エアの断続供給時に上流側および下流側の各Oセンサ
17,20の出力を監視し、この空燃比センサ出力監視
手段により監視された上述の各Oセンサ17,20の
出力関係が所定の関係になった時、触媒活性判定手段
(第2ルーチンR2参照)は触媒が活性したことを判定
する。
【0053】このように所定条件下において、上記触媒
の未活性状態が判定されている間、排気系に2次エアを
断続的に供給して、排気系の酸素濃度を周期的に変動さ
せ、かつ触媒の上流側および下流側のOセンサ17,
20の出力を比較することにより、触媒個々のバラツキ
や外気温等の環境条件の変化に影響されることなく、上
述の触媒活性判定手段により触媒が活性した時点を精度
よく検出することができる効果がある。
【0054】また、上記所定の関係を、上流側Oセン
サ17の出力変化率に対して下流側Oセンサ20の出
力変化率が僅少となる関係に設定したので次の如き効果
がある。
【0055】すなわち、上流側Oセンサ17の上流側
における排気系に、上記触媒の未活性状態が判定されて
いる間、2次エアを断続的に供給した時、上流側O
ンサ17の出力は断続供給される2次エアに対応して変
化し、触媒が未活性の時には該触媒に2次エアが吸蔵さ
れないので下流側Oセンサ20の出力は若干のタイム
ラグΔtはあるものの上流側Oセンサ17の出力と略
同等になり、触媒が活性した時には該触媒に2次エアが
吸蔵されて、下流側Oセンサ20の出力は出力変化の
僅少な状態となる。
【0056】このため上述の触媒活性判定手段(第2ル
ーチンR2参照)で上流側Oセンサ17の出力変化率
に対して下流側Oセンサ20の出力変化率が僅少な関
係になった時、触媒が活性したことを判定することで、
積算電圧比較などの複雑な手段を用いることなく、触媒
の活性判定を簡単に実行することができる効果かある。
【0057】さらに、上述の所定条件を空燃比フィード
バック制御手段(第11ステップS11参照)による空
燃比フィードバック制御の停止時に設定し、この停止時
に2次エア断続供給乃至触媒活性判定を実行するので、
次のような効果がある。
【0058】すなわち、空燃比フィードバック制御の停
止時には本来ならばOセンサ17の出力がローレベル
側とハイレベル側とに周期的に振れないエンジン運転領
域であるが、上述の2次エアの断続供給により、O
ンサ17出力を振らせることができ、この結果、触媒の
活性判定を確実に実行することができる効果がある。
【0059】加えて、触媒活性判定手段(第2ルーチン
R2参照)で触媒の活性が判定された後に、上述の空燃
比フィードバック制御開始手段(第11ステップS11
参照)が空燃比フィードバック制御を開始すると共に、
上述の2次エア停止手段(第12ステップS12参照)
が2次エア供給手段(第3ステップS3参照)による2
次エアの供給を停止する。このため空燃比フィードバッ
ク制御を早期に開始し、かつ適切な空燃比フィードバッ
ク制御を行なうことができて、排気ガス浄化性能の向上
および燃費の向上を図ることができる効果がある。
【0060】因に空燃比フィードバック制御中に上述の
2次エアが導入されると、この2次エアによりフィード
バック制御が乱れるが、この発明では斯る点を防止する
ことができる。
【0061】また上述の、所定条件下において、上記触
媒の未活性状態が判定されている間、排気系に2次エア
を断続供給して、排気系の酸素濃度を周期的に変動させ
た時、触媒の上下流にそれぞれ配設された上流側および
下流側の各Oセンサ17,20の出力を監視して、監
視された上述の両Oセンサ17,20の出力関係が所
定の関係になった時、触媒が活性したことを判定する方
法であるから、触媒個々のバラツキや外気温等の環境条
件の変化に影響されることなく、触媒が活性した時点を
精度よく検出することができる効果がある。
【0062】さらに、この実施例では上述の下流側O
センサ20は触媒の劣化または上流側Oセンサ17の
劣化を監視する劣化監視手段を兼ねるので、図6に示す
フローチャートおよび図7に示すタイムチャートを参照
して、触媒の劣化判定処理について説明する。なお、こ
の触媒の劣化判定処理においても図1、図2の回路装置
を用いるが、この場合には2次エアは必要ないため、2
次エアポンプ27を停止状態に維持させると共に、2次
エアコントロールバルブ29をOFF状態に維持させ
る。
【0063】図6に示すフローチャートの第1ステップ
S21で、CPU30は所定の触媒劣化検出条件が成立
したか否かを判別する。つまりエンジンの運転状態がエ
ンジン回転数Neと負荷(CE=Q/Ne)とにより定
まる空燃比フィードバック領域内で、かつ水温twが所
定値以上の時には空燃比フィードバック条件が成立する
ので、CPU30はこの空燃比フィードバック条件が成
立し、かつスロットル開度TVOなどが所定の条件を満
たしている時に、触媒劣化検出条件が成立したことを判
定し、YES判定時にのみ次の第2ステップS22に移
行する。
【0064】この第2ステップS22で、CPU30は
フィードバック制御定数を通常の空燃比フィードバック
制御時の制御定数(図7に仮想線で示すフィードバック
補正量CFBが得られる定数)から触媒劣化検出用の制
御定数(図7における触媒劣化検出条件成立時点以降に
おいて同図に実線で示すフィードバック補正量CFBが
得られる定数)に変更する。
【0065】つまり触媒コンバータ18の下流側の酸素
分圧は変動しにくく、運転状態によって酸素過剰状態に
なったり、逆に酸素不足状態になったりして一定しない
ため、触媒劣化判定時における劣化判定精度の向上を図
る目的で、該触媒劣化判定時に下流側Oセンサ20付
近の酸素分圧が通常時に対して過剰側もしくは不足側の
何れかに片寄るように、上述の制御定数を変更する。
【0066】この実施例においては下流側Oセンサ2
0付近の酸素分圧が通常時に対して過剰側に片寄るよう
に変更している。すなわち、所定の触媒劣化検出条件が
成立した時点以降においては、上流側Oセンサ17の
出力(具体的には出力電圧)がリッチからリーンに反転
した時よりも、該電圧がリーンからリッチに反転した時
の方が、フィードバック補正量CFBのスキップ状態が
大きくなると共に、その変動幅も通常時に対して大きく
なるような制御定数に変更し、燃焼室12に供給される
混合気の空燃比が次第にリーン状態に移行するように成
して、燃料不足気味となし、これにより燃焼室12から
排出される排気ガス中の酸素濃度を増大させて、触媒コ
ンバータ18で吸蔵しきれない酸素により下流側O
ンサ20付近が確実に酸素過剰状態となって、この下流
側Oセンサ20による酸素の検出が円滑に行なわれ
て、酸素濃度が高感度で検出できるように構成してい
る。
【0067】次に第3ステップS23で、CPU30は
上流側Oセンサ17から入力した出力電圧の基準電圧
V1(図7参照)に対する第1反転回数N1をカウント
し、次の第4ステップS24で、CPU30は下流側O
センサ20から入力した出力電圧の基準電圧V2(図
7参照)に対する第2反転回数N2をカウントする。
【0068】次に第5ステップS25で、CPU30は
上記反転回数の割合(N2/N1)が触媒劣化判定基準
値Kよりも大か否かを判定する。触媒が正常に排気ガス
浄化作用を奏している場合には、下流側Oセンサ20
の出力は図7に実線で示すようにリーン側に片寄った状
態のままで推移し、N2=0となるが、触媒が劣化する
と、下流側Oセンサ20の出力は図7に仮想線で示す
ようになり、上流側Oセンサ17の出力変化に対応す
るように、その反転数N2が大となる。
【0068】上述の第5ステップS25で、(N2/N
1)>Kと判定された時には次の第6ステップS26に
移行し、(N2/N1)<Kと判定された時には別の第
8ステップS28に移行する。次に第6ステップS26
で、CPU30は触媒の劣化が確定したか否かを判定
し、YES判定時には次の第7ステップS27で触媒の
劣化を確定し、例えばインストルメントパネルに設けた
触媒劣化用の警告ランプを点灯させる一方、NO判定時
には第8ステップS8に移行して、フィードバック制御
定数を通常の空燃比フィードバック制御時の制御定数
(元の値)に変更する。
【0069】このようにして、上述の下流側Oセンサ
20は触媒の劣化を監視する劣化監視手段に兼用するこ
とができる。つまり既存の劣化監視手段としてのO2
センサ20を有効利用して先に述べたように触媒の活性
を判定することができる。
【0070】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の上流側空燃比センサは上流側O
センサ17に対応し、以下同様に下流側空燃比センサ
は、劣化監視手段を兼ねる下流側Oセンサ20に対応
し、2次エア供給手段は、CPU30制御による第3ス
テップS3に対応し、2次エア断続制御手段は、第4ス
テップS4に対応し、空燃比センサ出力監視手段は、第
1ルーチンR1に対応し、触媒活性判定手段は、第2ル
ーチンR2に対応し、空燃比フィードバック制御手段
は、第11ステップS11に対応し、空燃比フィードバ
ック制御開始手段は、第11ステップS11に対応し、
2次エア停止手段は、第12ステップS12に対応する
も、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の触媒の活性判定方法およびその装置
を示す系統図。
【図2】 触媒の活性判定装置の制御回路ブロック図。
【図3】 触媒の活性判定方法を示すフローチャート。
【図4】 触媒未活性時のタイムチャート。
【図5】 触媒活性時のタイムチャート。
【図6】 触媒の劣化判定処理を示すフローチャート。
【図7】 触媒劣化判定時のタイムチャート。
【図8】 クレーム対応図。
【符号の説明】
17…上流側Oセンサ 20…下流側Oセンサ(劣化監視手段) R1…空燃比センサ出力監視手段 R2…触媒活性判定手段 S3…2次エア供給手段 S4…2次エア断続制御手段 S11…空燃比フィードバック制御手段(空燃比フィー
ドバック制御開始手段) S12…2次エア停止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F01N 3/32 ZAB F01N 3/32 ZAB 9/00 ZAB 9/00 ZABZ F02B 77/08 F02B 77/08 G F02D 41/14 310 F02D 41/14 310F G01M 15/00 G01M 15/00 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/20 F01N 3/22 F01N 3/32 F01N 9/00 F02B 77/08 F02D 41/14 G01M 15/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気系に設けられ排気ガスを浄
    化する触媒と、 上記触媒の上流に配設されて排気ガス中に含まれる残存
    酸素濃度を検出する上流側空燃比センサと、 上記触媒の下流に配設されて排気ガス中に含まれる残存
    酸素濃度を検出する下流側空燃比センサと、 上記上流側空燃比センサの上流側における排気系に2次
    エアを供給する2次エア供給手段と、 所定条件下で上記触媒の未活性状態が判定されている
    間、排気中の酸素濃度を周期的に変動させるように上記
    2次エア供給手段による2次エアの供給を断続的に制御
    する2次エア断続制御手段と、 上記2次エアの断続供給時に上流側および下流側の各空
    燃比センサの出力を監視する空燃比センサ出力監視手段
    と、 上記空燃比センサ出力監視手段により監視された上記両
    空燃比センサの出力関係が所定の関係になった時、上記
    触媒が活性したことを判定する触媒活性判定手段とを備
    えた 触媒の活性判定装置。
  2. 【請求項2】上記所定の関係は、上流側空燃比センサの
    出力変化率に対して下流側空燃比センサの出力変化率が
    僅少となる関係に設定した 請求項1記載の 触媒の活性判定装置。
  3. 【請求項3】上記上流空燃比センサで検出された実空燃
    比が目標空燃比になるようにフィードバック制御信号を
    出力する空燃比フィードバック制御手段を備え、 上記所定条件は、上記空燃比フィードバック制御手段に
    よる空燃比フィードバック制御の停止時に設定した 請求項1記載の 触媒の活性判定装置。
  4. 【請求項4】上記上流側空燃比センサで検出された実空
    燃比が目標空燃比になるようにフィードバック制御信号
    を出力する空燃比フィードバック制御手段を備え、 上記触媒活性判定手段で触媒の活性が判定された後に、
    上記空燃比フィールドバック制御手段による空燃比フィ
    ードバック制御を開始する空燃比フィードバック制御開
    始手段を設けた 請求項1記載の 触媒の活性判定装置。
  5. 【請求項5】上記触媒活性判定手段で触媒の活性が判定
    された後に、上記2次エア供給手段による2次エアの供
    給を停止する2次エア停止手段を備えた 請求項1記載の 触媒の活性判定装置。
  6. 【請求項6】上記上流側空燃比センサで検出された実空
    燃比が目標空燃比になるようにフィードバック制御信号
    を出力する空燃比フィードバック制御手段を備え、 上記触媒活性判定手段で触媒の活性が判定された後に、 上記空燃比フィードバック制御手段による空燃比フィー
    ドバック制御を開始する空燃比フィードバック制御開始
    手段と、 上記2次エア供給手段による2次エアの供給を停止する
    2次エア停止手段とを備えた 請求項1記載の 触媒の活性判定装置。
  7. 【請求項7】上記下流側空燃比センサの出力に基づいて
    触媒の劣化または上流側空燃比センサの劣化を監視する
    劣化監視手段を備えた 請求項1記載の 触媒の活性判定装置。
  8. 【請求項8】エンジンの排気系に設けられ排気ガスを浄
    化する触媒と、 上記触媒の上流に配設されて排気ガス中に含まれる残存
    酸素濃度を検出する上流側空燃比センサと、 上記触媒の下流に配設されて排気ガス中に含まれる残存
    酸素濃度を検出する下流側空燃比センサと、 上記上流側空燃比センサの上流側における排気系に2次
    エアを供給する2次エア供給手段と、 所定条件下で上記触媒の未活性状態が判定されている
    間、排気中の酸素濃度を周期的に変動させるように上記
    2次エア供給手段による2次エアの供給を断続的に制御
    する2次エア断続制御手段とを備え、 上記2次エアの断続供給時に、上流側および下流側の各
    空燃比センサの出力を監視して、 監視された上記両空燃比センサの出力関係が所定の関係
    になった時、触媒が活性したことを判定する 触媒の活性判定方法。
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