JPH0886142A - 窓開閉操作装置の操作チェーン保持構造 - Google Patents
窓開閉操作装置の操作チェーン保持構造Info
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- JPH0886142A JPH0886142A JP24868294A JP24868294A JPH0886142A JP H0886142 A JPH0886142 A JP H0886142A JP 24868294 A JP24868294 A JP 24868294A JP 24868294 A JP24868294 A JP 24868294A JP H0886142 A JPH0886142 A JP H0886142A
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Abstract
方向に案内し得るように保持すると共に、適切な表示が
可能な操作チェーン保持構造を提供する。 【構成】 開閉操作装置10を駆動操作する操作チェー
ン7を窓近傍の壁面に沿って配置する。そして、筒体部
81の一方の開口端側から他方の開口端側に至るスリッ
ト83を形成したホルダ8を、スリット83を介して筒
体部81内に操作チェーン7を挿通した状態で壁面に固
定し、操作チェーン7を保持する。更に、スリット83
に連続して取付開口84を形成し、これを介して螺子9
によってホルダ8を固定すれば、スリット83の拡開を
阻止できる。また、ホルダ8の外面を表示面として例え
ば操作方向を表示することができる。
Description
チェーン保持構造に関し、特に、開閉可能な窓に連結し
たワイヤを巻き取って窓を閉状態とすると共に、ワイヤ
の保持を解除することにより直ちに窓を開状態とする開
閉操作装置を駆動操作する操作チェーンに対し、常に操
作可能な状態に保持する操作チェーン保持構造に係る。
窓等を開閉操作する装置として、窓に一端を連結したワ
イヤを巻き取って保持することにより閉状態とすると共
に、ワイヤの保持を解除したときには窓の自重及び/又
は開放機構の付勢力によって直ちに開状態とする開閉操
作装置が知られている。この開閉操作装置は、例えば特
開昭62−68984号公報に開示されているように、
窓に一端を連結したワイヤを巻き取る巻取手段と、巻き
取った状態を保持し、窓を開放する際にはこれを解除す
る保持/解除手段を備えている。そして、一般的には、
巻取手段としてハンドル操作機構が用いられ、保持/解
除手段としてラチェット機構と押ボタン式の解除機構を
組み合せた機構が用いられている。このため、高所の開
閉窓から低所の操作位置までワイヤの配索が必要とな
る。
にハンドル操作機構が用いられるものにあっては、ワイ
ヤの配索は必須であるため、例えばワイヤを壁内に埋設
する工事等、開閉操作装置の取り付け工事を建築工事に
組入れる必要があり、煩雑である。また、建物の完成後
に装着する場合には別途大掛かりなワイヤの配索工事が
必要となるだけでなく、見栄えを損なうこととなる場合
が多い。
位置に配置し、更には窓枠に装着することが考えられる
が、そうすると、ワイヤの巻取手段として、ハンドル操
作機構に替えて例えば操作チェーン駆動による操作機構
を採用する必要が生ずる。しかも、少くとも解除手段と
して別途操作チェーンが必要となり、複数の操作チェー
ンが高所の開閉窓から垂れ下がることになる。従って、
依然見栄えが良好ということはできず、複数の操作チェ
ーンが絡み合って操作不能となるおそれもある。このた
め、本件出願人は特開平6−136288号の出願にお
いて、窓枠に開閉操作装置を装着しワイヤの配索を最少
限に抑えると共に、単一の手動操作部材によって巻取手
段及び解除手段の両方を操作し得るようにした窓の開閉
操作装置を提案している。
も、手動操作部材が高所の開閉窓から垂れ下がることに
なるので、絡み合うおそれがある。例えば手動操作部材
としてエンドレス即ち無端のボールチェーンを用いた場
合でも、吊下された状態では二本のチェーンが近接して
配置された形で自由状態となるので、相互に絡み合うお
それがある。これを防止するには、例えば壁面に固定し
たガイドによって操作チェーンを案内すればよいが、操
作チェーンが容易に脱落しないように保持する必要があ
る。
のハウジングにハンドル等の操作方向が表示されていた
が、上記のように開閉操作装置が高所に配置されると視
認性が悪くなる。このため、下方に位置する操作チェー
ン近傍に操作方向を表示する必要があるが、例えば壁面
に表示したのでは、この壁面に対し操作チェーンが揺動
すると操作方向が何れか定まらず、場合によっては逆方
向に操作することになるおそれもある。
チェーンを確実に操作方向に案内し得るように保持する
と共に、適切な表示が可能な操作チェーン保持構造を提
供することを目的とする。
め、本発明に係る窓開閉操作装置の操作チェーン保持構
造は、窓を開閉する開閉操作装置に連結して該開閉操作
装置を駆動操作する操作チェーンを、前記窓近傍の壁面
に沿って配置すると共に、筒体部を有し、該筒体部の一
方の開口端側から他方の開口端側に至るスリットを形成
したホルダを、前記スリットを介して前記筒体部内に前
記操作チェーンを挿通した状態で前記壁面に固定するよ
うにしたものである。尚、前記壁面は窓以外の部分の取
付面をいい、例えば窓枠も包含する。
造において、前記ホルダは、前記筒体部の一方の開口端
側から他方の開口端側に至るスリットを形成すると共に
該スリットの少くとも一端に連続して取付開口を形成し
て成り、前記取付開口及びスリットを介して前記筒体部
内に前記操作チェーンを挿通した状態で、前記取付開口
を介して前記壁面に固定するように構成するとよい。
たワイヤを巻き取って前記窓を閉状態とすると共に、ワ
イヤの保持を解除することにより直ちに前記窓を開状態
とするように構成することが望ましい。また、前記操作
チェーンは、複数のボールの各々を軸状のリンクを介し
て連結した無端のボールチェーンで構成し、前記ホルダ
のスリットの幅を前記リンクの幅より大で前記ボールの
幅より小に設定すると共に、前記ホルダの取付開口の幅
を前記スリットの幅より大に設定することが望ましい。
また、前記ホルダは、前記筒体部の外面を、前記操作チ
ェーンの操作方向を表示する表示面とすることができ
る。
ン保持構造においては、ホルダのスリットを介して筒体
部内に操作チェーンが挿通され、この状態でホルダが例
えば螺子によって壁面に固定される。更に、ホルダにス
リットの少くとも一端に連続して取付開口を形成し、こ
れを介してホルダを壁面に固定すれば、スリットの拡開
を阻止することができる。操作チェーンとしては例えば
無端のボールチェーンが用いられ、これがチェーンホイ
ールに巻装され、下方に吊下される。そして、例えば窓
の閉作動時には、ボールチェーンの一方側の部分を引く
ことによって開閉操作装置が駆動され、窓の開作動時に
は、ボールチェーンのホルダに保持された側の部分を引
くことによって開閉操作装置が駆動され、窓の閉状態が
解除される。而して、開閉操作装置が高所に配設されて
いても、操作チェーンの手動操作によって容易に開閉操
作装置を操作することができる。しかも、操作チェーン
はホルダによって保持されているので、絡み合うことな
く操作方向に確実に案内される。
する。先ず、図8は建物の高所に配設され、排煙窓等に
供される窓を示すもので、その上部に開閉操作装置10
が装着されており、その下方に本発明の一実施例を構成
するホルダ8が壁面(窓2以外の部分の取付面で窓枠1
を含む)に固定されている。図8の窓は周知の構造で、
窓枠1に対し、窓2がその下方で回動自在に支持され、
窓2の開放時には上部が外側に突出するように配設され
る。窓2は開放機構3を介して窓枠1に支持され、窓2
が開放する方向に付勢されている。一方、窓枠1及び窓
2の上部には夫々滑車4,5が固着されており、これら
の滑車4,5を介してワイヤ6が張設されている。
ヤ6を巻き取って窓2を閉状態とすると共に、ワイヤ6
の保持を解除することにより直ちに窓2を開状態とする
装置であるが、その構成は既知の装置と同様であるので
説明を省略する。図1に示すように開閉操作装置10の
ハウジング11内に構成部品が収容された後、チェーン
ホイール(図示せず)が装着されると共に、これを被覆
するようにカバー12が装着される。チェーンホイール
には無端の操作チェーン7が巻装され、カバー12から
下方に二本の部分が平行に吊下されている。そして、操
作チェーン7の一方側の部分を保持し案内するホルダ8
が壁面に固定されている。
枠1の一方の側端部(右側)に装着され、ワイヤ6の一
端が、窓枠1の他方の側端部(左側)に固定されてい
る。而して、開閉操作装置10に設けられた操作チェー
ン7の一方側の部分(例えば図1及び図8の左側部分)
を連続して下方に引くことにより、ワイヤ6が開閉操作
装置10内に巻き取られ、窓2が所定の開度もしくは閉
状態となる。また、操作チェーン7の他方側の部分(図
1及び図8の右側部分)を僅かに下方に引けば、ワイヤ
6の拘束が解かれ、窓2はその自重及び開放機構3の付
勢力によって直ちに開状態となる。尚、図8に2点鎖線
で示したように、開閉操作装置10を窓枠1の左側に設
けることもできる。
鎖線で示すように複数のボール71の各々が軸状のリン
ク72を介して連結されたエンドレス即ち無端のボール
チェーンで構成されている。また、本実施例のホルダ8
は図2乃至図7に示すように構成されており筒体部81
と平板部82から成り、例えば合成樹脂の一体成形によ
って形成される。本実施例では、平板部82の両端が筒
体部81の開口端81a,81bより外方に延出し、取
付面82a,82bが露呈している。
81hが形成されており、この中空部81h内に操作チ
ェーン7が挿通される。筒体部81の外面は表示面81
sとされており、例えば図2に示すように窓2を開放す
る際の操作チェーン7の操作方向を示す矢印が印刷され
ている。これに加え、窓2を開放する方向であることを
表す「開」の文字を印刷し、更に「排煙」の文字を印刷
し排煙時に用いることを表示してもよい。
スリット83が直線状に形成されており、その両端に連
続する広幅の取付開口84,84が形成されている。ス
リット83は、図6に示すように操作チェーン7のボー
ル71が挿通することなくリンク72のみが挿通し得る
幅Ws(図2)及び厚さTs(図3)に設定されてい
る。これに対し、取付開口84は、図2に2点鎖線で示
す螺子9の軸部の挿通を許容し頭部の挿通を阻止する幅
Wd(図2)に設定されている。尚、この幅Wdはボー
ル71の径より大でありボール71の挿通を許容する。
また、取付開口84,84を含み上方に開口する凹部8
5,85が形成されており、螺子9の頭部が凹部85内
に収容されるように構成されている。更に、図5に示す
ように平板部82の裏面には凹部86,86が形成され
ており、外周に沿ってリブが立設された形となっている
ので、壁面に固定する際に適切な面圧分布が得られる。
置10及び操作チェーン7が図8に示すように配置され
た後、図6に示すように操作チェーン7のリンク72が
筒体部81の一方の開口端(例えば図2の81a)側か
らスリット83に挿入され、他方の開口端81b側に引
き出される。これにより、操作チェーン7は中空部81
h内に収容され、ボール71の径がスリット83の幅W
sより大であるので、ホルダ8内に保持される。そし
て、図1に示すように螺子9,9によって壁面に固定さ
れる。このとき、螺子9,9の頭部は凹部85,85内
に収容され、取付面82a,82bから上方に突出しな
いので、中空部81h内の操作チェーン7の移動に対し
て障害となることはない。しかも、螺子9,9によって
凹部85,85が壁面に圧着されているので、万一ホル
ダ8に対しスリット83が拡開する方向に力が加わって
もホルダ8が変形することはなく、従ってスリット83
の拡開を阻止することができ、操作チェーン7が脱落す
ることはない。
ェーン7の左側部分を下方に連続して引き、所定の開度
もしくは閉状態となったところで操作を停止すれば、窓
2は開閉操作装置10によってその位置で保持される。
一方、排煙の必要性が生じたときなどのように窓2を開
放する場合には、ホルダ8の表示(図1及び図2)に従
って操作チェーン7の右側部分を若干下方に引けば瞬時
に開閉操作装置10による保持状態が解除され、窓2の
自重及び開放機構3の付勢力によって直ちに開状態とな
る。
配置されていても、ホルダ8の表示に従って操作チェー
ン7を操作するだけで高所の窓2を瞬時に開放すること
ができるので、排煙窓用として好適である。しかも、操
作チェーン7はホルダ8によって保持され、確実に操作
方向に案内されるので、絡み合うおそれもない。
分にホルダ8が配置されているが、操作チェーン7の左
側部分が窓2の開放方向に設定されている場合には、上
記と同様の方法で操作チェーン7の左側部分にホルダ8
が取付けられる。このように、既に開閉操作装置10に
装着された操作チェーン7に対し、左右何れの側にも容
易にホルダ8を取付けることができる。また、操作チェ
ーン7は本実施例ではエンドレスのボールチェーンによ
って構成されているが、これに限らず他のチェーンを用
いることとしてもよい。本実施例のホルダ8のスリット
83は成形時の便宜等の理由により、平板部82の長手
方向に直線状に形成されているが、長手方向に対して傾
斜して形成してもよく、曲線状に形成してもよい。更
に、筒体部81は平板部82の両端まで延出し、凹部8
5,85と同一形状の切欠部を設けることとしてもよ
い。
で以下の効果を奏する。即ち、本発明に係る窓開閉操作
装置の操作チェーン保持構造においては、開閉操作装置
を駆動操作する操作チェーンを窓近傍の壁面に沿って配
置すると共に、筒体部の一方の開口端側から他方の開口
端側に至るスリットを形成したホルダを、スリットを介
して筒体部内に操作チェーンを挿通した状態で壁面に固
定するように構成されているので、操作チェーンを確実
に操作方向に案内し常に操作可能な状態に保持すること
ができる。しかも、ホルダの外面を表示面とすることが
できるので、適切な表示を行なうことができる。また、
ホルダは一体で成形することができ、取付が容易であ
る。
チェーン保持構造を示す斜視図である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
付けると共にホルダを壁面に取付けた状態を示す斜視図
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 窓を開閉する開閉操作装置に連結して該
開閉操作装置を駆動操作する操作チェーンを、前記窓近
傍の壁面に沿って配置すると共に、筒体部を有し、該筒
体部の一方の開口端側から他方の開口端側に至るスリッ
トを形成したホルダを、前記スリットを介して前記筒体
部内に前記操作チェーンを挿通した状態で前記壁面に固
定するようにしたことを特徴とする窓開閉操作装置の操
作チェーン保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24868294A JP3555994B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 窓開閉操作装置の操作チェーン保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24868294A JP3555994B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 窓開閉操作装置の操作チェーン保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886142A true JPH0886142A (ja) | 1996-04-02 |
JP3555994B2 JP3555994B2 (ja) | 2004-08-18 |
Family
ID=17181769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24868294A Expired - Fee Related JP3555994B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 窓開閉操作装置の操作チェーン保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3555994B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248516A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Shin Nikkei Co Ltd | 開閉遠隔操作用部品及び窓の開閉遠隔操作方法 |
JP2019206842A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | シャープ株式会社 | 状態提示装置、及び状態提示部材 |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP24868294A patent/JP3555994B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248516A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Shin Nikkei Co Ltd | 開閉遠隔操作用部品及び窓の開閉遠隔操作方法 |
JP2019206842A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | シャープ株式会社 | 状態提示装置、及び状態提示部材 |
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---|---|
JP3555994B2 (ja) | 2004-08-18 |
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