JPH0886125A - 変電所の床穴の柵手段 - Google Patents

変電所の床穴の柵手段

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JPH0886125A
JPH0886125A JP6248391A JP24839194A JPH0886125A JP H0886125 A JPH0886125 A JP H0886125A JP 6248391 A JP6248391 A JP 6248391A JP 24839194 A JP24839194 A JP 24839194A JP H0886125 A JPH0886125 A JP H0886125A
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JP
Japan
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fence
support shaft
floor
handle
substation
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Application number
JP6248391A
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English (en)
Inventor
Toshio Fujii
寿男 藤井
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EITO KOGYO KK
Original Assignee
EITO KOGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH0886125A publication Critical patent/JPH0886125A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変電所の床穴の柵手段として、通常の運転時
に高電圧の裸導体(母線)との間に短絡が生じる恐れが
ないものを提供する。 【構成】 断路器53に近接する床穴52に臨む床51
部上に、基部に水平に延びる支軸12を有する柵11
を、支軸12の軸線周りの回動を介して、起立状態と断
路器53側への横倒状態との間を揺動可能に設置すると
ともに、柵11の支軸12の一端部に隣接する床51部
上に、支軸12の一端部に減速機構23を介して伝動連
結したハンドル回転軸22を有する手動式柵揺動装置2
1を設置し、変電所の運転時に際しては、手動式柵揺動
装置21のハンドル61の一方向への回転操作によっ
て、柵11を支軸12を介して断路器53側へ横倒する
一方、断路器53等の保守点検の際には、ハンドル61
の逆方向への回転操作によって、柵11を支軸12を介
して起立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は変電所、例えば複数階
建ての変電所の上部変電室等における高電圧の裸導体
(母線)誘導等用の床穴部の柵手段(柵構造)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来においては、床穴部に柵を設けるこ
とは行なわれていない。これはこの部位に柵を立てる
と、変電所の通常の運転時(通電時)に、この上方部を
延びる高電圧の裸導体との間で短絡事故が発生すること
になることからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って従来において
は、床穴部に近接して設置してある断路器、遮断器等の
電気機器の保守点検を行なう際には、床穴からの転落の
危険性の点から、保守点検作業がやりにくく、その能率
が上がらないという問題があった。
【0004】この発明は、上記のような問題にかんが
み、変電所の通常の運転時には高電圧の裸導体との間の
短絡の恐れがない変電所の床穴部の柵手段(柵構造)を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、上記
の目的は、断路器等の電気機器に近接する変電所の床穴
に臨む床部上に、基部に水平に延びる支軸(揺動軸)を
有する柵を、支軸の軸線周りの回動を介して起立状態と
電気機器側への横倒状態との間を揺動可能に設置(支
持)するとともに、柵の支軸の一端部に隣接する床部上
に、支軸の一端部に伝動連結したハンドル回転軸を有す
る手動式柵揺動装置を設置してなる柵手段によって達成
する。
【0006】柵の支軸には、それぞれ起立と横倒の各状
態において床部に直接または間接的に当接する起立スト
ッパーと横倒ストッパーを付設することができる。
【0007】手動式柵揺動装置は、一般には、ハンドル
回転軸と柵の支軸の一端部を伝動連結する変速機構(特
に減速機構)と、ハンドル回転軸または柵の支軸あるい
は変速機構の回転軸部に設けた爪係止車、爪係止車に対
向して設けた爪、爪を常に爪係止車に係止係合するよう
に付勢するばね及びばねの付勢力に抗して爪の爪係止車
に対する係止係合を解除する爪解除ハンドルを有する柵
の横倒阻止用爪係止機構とを含むもので構成することが
できる。
【0008】
【作用】この発明の柵手段は、変電所の通常の運転に際
しては、手動式柵揺動装置のハンドル回転軸のハンドル
介した回転操作により、支軸を軸線周りに一方向に回動
して、柵を電気機器側への横倒状態、すなわち不作用状
態にする一方、断路器等の保守点検の際には、手動式柵
揺動装置のハンドル回転軸のハンドル回転操作によっ
て、支軸を逆方向へ回動することにより、柵を起立状
態、すなわち作用状態にする。
【0009】
【実施例】この発明の柵手段は、例えば図面に示すよう
な態様で実施することができる。
【0010】図示例では、基本構成要素である基部に水
平に延びる支軸12を有する柵11は、断路器53に近
接する変電所の床穴52に臨む床51部上に、支軸12
の両端部及び中央部を回動自在に支持する複数の軸受台
13を介して、支軸12の各端部に設けた起立ストッパ
ー14が床51に当接する起立状態と、支軸12の各端
部に起立ストッパー14に対して軸周りに90度位相を
ずらして設けた横倒ストッパー15が床51に当接する
断路器53側への横倒状態(図2に仮想線で示す)との
間を揺動可能に設置(支持)してある。
【0011】また今一つの基本構成要素である手動式柵
揺動装置21は、柵11の一端部に隣接する床51上に
支軸12の一端部を跨ぐように立設した装置枠29の上
部に設置したハンドル回転軸22を備えているととも
に、装置枠29の上部に設置したハンドル回転軸22と
同心結合(共軸)の駆動歯車24、駆動歯車24に噛み
合う従動歯車25及び該従動歯車25と同心結合の駆動
スプロケット26、装置枠29の下部に隣接する柵11
の支軸12の一端部に固定した従動スプロケット27及
び駆動スプロケット26と従動スプロケット27の間を
上下に延びるチエーン28からなる減速機構23と、支
軸12に付設の爪係止車32、装置枠29に枢支した、
爪係止車32に対向する爪33及び爪33を常に爪係止
車32に係止係合するように揺動付勢するばね34及び
爪33にワイヤ36を介して連結した、爪33をばね3
4の揺動付勢力に抗して爪係止車32から離脱する方向
に揺動させる爪係止解除ハンドル35からなる柵11の
横倒阻止(起立保持)用爪係止機構31を含んでおり、
ハンドル回転軸22とこれの近隣の減速機構23の駆動
と受動の歯車24、25、駆動スプロケット27と駆動
スプロケット27に掛かるチエーン28部を含む装置枠
29の上部は、ハンドル回転軸22の操作端部に対向す
る部分を含む部分を開口したボックス30で被覆してあ
る。なおこのボックス30の下部には、爪係止機構31
の爪係止解除ハンドル35が取り付けてある。
【0012】さらに図示例では、保安の点から、基本構
成要素の手動式柵揺動装置21と断路器53及び遮断器
との間の次のようなインターロック構成が付加してあ
る。すなわち手動式柵揺動装置21の装置枠29の上部
を被覆するボックス30には、ハンドル回転軸22の操
作端部対向部を含む部分の開口を閉鎖するための扉(ヒ
ンジドア)41が設けてあり、この扉41には、表裏に
突出するように設置したキー穴付きの押しボタン型ロッ
クスイッチ43及びロックハンドル44と、裏部に設置
した、常にロックハンドル44にロック係合するように
付勢したロックレバー45及びロックスイッチ43の押
圧(ON)により励磁されて、ロックレバー45をロッ
クハンドル44とのロック係合が外れる位置まで吸引移
動可能な電磁石(プランジャ付きソレノイド)46とを
含む電磁ロック42が装備してある。そしてこの電磁ロ
ック42のロックスイッチ43と電磁石46は、図4の
電気回路図に示すように、断路器53及び遮断器55
に、その開閉スイッチ(リミットスイッチ)54、56
のOFF(接点開)時にアンロック(開錠)可能にイン
ターロックされている。
【0013】また図示例には、同じ保安上の点から、次
のような柵11と断路器53との間のインターロック構
成も付加してある。すなわち柵11の支軸12の各端部
には、横倒スイッチ操作カム47と起立スイッチ操作カ
ム48が取り付けてある一方、この各スイッチ操作カム
47、48に対向する床部上には、各スイッチ操作カム
47、48が当接する横倒リミットスイッチ49と起立
リミットスイッチ50が設けてあり、これらの両リミッ
トスイッチ49、50は、柵11の起立状態では共にO
FF(接点開)に、横倒状態では共に0N(接点閉)に
なるように構成されているとともに、図4の電気回路図
に示すごとく、柵11の起立状態の際には断路器53の
開閉スイッチ54が投入できないように、断路器53と
インターロックされている。なお図4における57は断
路器53のインターロック用コイルである
【0014】この図示例は、断路器53や遮断器55等
の電気機器がONの変電所の通常運転の際には、柵11
が断路器53側に横倒して、横倒ストッパー15が床5
1に当接するとともに横倒スイッチ操作カム47が横倒
リミットスイッチ49に対して該スイッチをONにする
当接状態になっている。
【0015】このような状態において、断路器53等の
保守点検を行なう際には、断路器53と遮断器55の開
閉スイッチ54、56をOFFにした後、まず、扉41
に付設の電磁ロック42の押しボタン型ロックスイッチ
43のキー穴にキーを挿入して押圧することにより、電
磁ロック42の電磁石46を励磁して、ロックレバー4
5を吸引し、ロックハンドル44を回動自在なアンロッ
ク状態にする。そしてロックハンドル44を回動して、
扉41を開放することにより、手動式柵揺動装置21の
ハンドル回転軸22の操作端部をアクセス(接近)自在
に露出させる。次いで露出したハンドル回転軸22の操
作端部にハンドル61を装着して、一方向への回転操作
を行なう。これにより柵11は、手動式柵揺動装置21
の減速機構23を介した支軸12の軸線周りの一方向へ
の回動によって立ち上がり、起立ストッパー14が床5
1に当接するとともに起立スイッチ操作カム48が起立
リミットスイッチ50に該スイッチをOFFにする状態
で当接し、かつ爪係止機構31の爪33が爪係止車32
に係止係合する起立状態になる。
【0016】このような柵11の起立状態において断路
器53等の保守点検を行なった後、変電所の運転を再開
するに際しては、爪解除ハンドル35の回動を介して、
爪33の爪係止車32との係止係合を解除した状態で、
ハンドル61を介して手動式柵揺動装置21のハンドル
回転軸22を逆方向に回転する。これにより柵11は支
軸12の回動を介して断路器53側に倒れていき、最終
的には横倒ストッパー15が床51に当接するととも
に、横倒スイッチ操作カム47が横倒リミットスイッチ
49に該スイッチをONにする状態で当接する横倒状態
になる。この後扉41でボックス30の開口を閉鎖した
後、ロックハンドル44をロック位置まで回動すれば、
扉40は施錠される。
【0017】この発明の柵手段はこのほか、手動式柵揺
動装置のハンドル回転軸を、ハンドルを固定したハンド
ル付きの構造にしたり、手動式柵揺動装置を構成する爪
係止機構の爪係止車を爪車で形成して、爪係止機構を爪
車(ラチェット)機構とするなど、種々の形態で実施す
ることができるもので、図示例の構成に限定されるもの
ではない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、この発明に係る柵手段によれば、床穴に近接した位
置にある断路器等の保守点検作業を、床穴に臨む部分で
起立した柵の存在下で行なうことができるので、実質上
床穴への転落の不安はなく、その能率を大幅にアップす
ることができる。
【0019】またこの柵手段は、手動式柵揺動装置と断
路器及び遮断器との間に図示例のようなインターロック
構成をすると、断路器及び遮断器のO FF時、すなわ
ち変電所の運転停止時でなければ柵揺動装置のハンドル
回転軸のハンドル回転操作ができないため、変電所の運
転時における柵の不用意な起立、これによる高電圧の裸
導体との間における短絡事故は防止される。
【0020】さらに柵と断路器との間に図示例のような
インターロック構成をすると、断路器の不用意な投入に
よる作業員の人身事故はもとより、高電圧の裸導体との
間の短絡事故も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る柵手段の一実施例の正面図であ
る。
【図2】図1に示す実施例の拡大左側面図である。
【図3】図1に示す実施例の拡大右側面図である。
【図4】図1に示す実施例の断路器及び遮断器との間の
インターロック構成を示す電気回路図である。
【符号の説明】
11 柵 12 支軸 21 手動式柵揺動装置 22 ハンドル回転軸 23 減速機構 31 爪係止機構 51 床 52 床穴 61 ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断路器等の電気機器に近接する変電所の
    床穴に臨む床部上に、基部に水平に延びる支軸を有する
    柵を、支軸の軸線周りの回動を介して起立状態と電気機
    器側への横倒状態との間を揺動可能に設置するととも
    に、柵の支軸の一端部に隣接する床部上に、支軸の一端
    部に伝動連結したハンドル回転軸を有する手動式柵揺動
    装置を設置してなる変電所の床穴の柵手段。
JP6248391A 1994-09-16 1994-09-16 変電所の床穴の柵手段 Pending JPH0886125A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103397810A (zh) * 2013-08-17 2013-11-20 孔远萍 一种具有健身转盘的围栏
CN103615146A (zh) * 2013-12-02 2014-03-05 国家电网公司 隔离开关操作安全防护装置
CN105804446A (zh) * 2016-06-03 2016-07-27 国家电网公司 一种配电室闭锁遮栏
CN111989447A (zh) * 2019-09-30 2020-11-24 合肥市智慧桥信息科技有限公司 一种围栏车架及围栏系统

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