JP2004199973A - インターロック装置 - Google Patents

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Yoshimoto Nakane
喜基 中根
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Chiyuuritsu Denki Kk
CHURITSU DENKI
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Chiyuuritsu Denki Kk
CHURITSU DENKI
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【課題】断路器の接点の開閉が不完全な状態で遮断器が操作されてしまうのを防止する。
【解決手段】遮断器14には、ストッパ46が設けられている。このストッパは、断路器が「入」位置又は「切」位置では、退避しているが、中間ポジションでは、ケーシング26の前面側に突出する。遮断器には、操作ハンドル30が設けられており、この操作ハンドルを回動することにより接点の開閉操作が行われる。この操作ハンドルには、一体で回動する巻上げレバー36が設けられており、断路器の開閉が不完全な状態でストッパが突出することにより巻上げプレートの移動を阻止して、遮断器の開閉操作ができないようにしている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧受電設備に設けられる断路器と遮断器との間のインターロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
受電設備には、無負荷で回路の開閉を行う断路器(DS)と、この断路器の二次側に接続されている真空遮断器(VCB)等の遮断器が設けられている。
【0003】
遮断器は任意のタイミングで開閉操作が可能であるが、断路器は、無負荷状態、すなわち、遮断器が開放されているときにのみ操作されるべきものであり、このために、断路器と遮断器との間には、遮断器の操作状態に応じて断路器の操作を可能とするインターロック機構が設けられている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
【0004】
また、遮断器の電源側及び負荷側のそれぞれに断路器を設けているときに、遮断器と断路器の操作順序を規定するインターロック機構の提案もなされている(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
このようなインターロック装置としては、電気的インターロック装置が多用されている。この電気的インターロック装置では、遮断器が開放されていることを検出したときに、断路器の開閉操作が可能となるようにして、開閉電気的なインターロック装置が一般化している。
【0006】
ところで、断路器には、スイッチ操作によってモータ等の駆動源を作動させることにより回路の開閉操作を行うのに加えて、操作ハンドル等を用いて操作軸を手動で回動操作することにより接点の開閉操作を行うものがある。
【0007】
このような手動操作で開閉される断路器では、操作軸の回動操作によって接点を閉じた位置及び接点を開放した位置をとり得るようになっている。
【0008】
【特許文献1】
特開平1−292720号公報
【特許文献2】
特開平2−158019号公報
【特許文献3】
実開昭63−87741号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、手動操作で開閉操作される断路器では、接点が完全に閉じられていない位置や、接点が完全に開放されていない位置でも操作軸の回動操作が停止可能となっている。
【0010】
このような断路器で接点の開閉が不完全な状態であっても遮断器の操作が可能となっており、これにより、断路器の損傷等の受電設備の故障が発生するという問題がある。
【0011】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、遮断器が接点を開放しているときにのみ断路器の操作が可能となると共に、断路器側での接点の開閉が不完全な状態で遮断器の開閉操作がなされてしまうのを確実に防止するインターロック装置を提案することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、遮断器と、手動操作による操作軸の回動操作によって接点の開放位置及び閉塞位置を選択可能とする断路器と、の間に設けられて、一方の操作状態に基づいて他方の操作を制限するインターロック装置であって、前記遮断器の接点が開放されているときにのみ前記断路器の操作を可能とする第1のインターロック手段と、前記操作軸が接点の開放位置又は閉塞位置に達したときに前記遮断器の開閉操作を可能とする第2のインターロック手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、遮断器が接点を閉じている状態では、第1のインターロック手段が、断路器の開閉操作を禁止する。すなわち、第1のインターロック手段が、断路器の接点が閉塞されている位置から開放される位置及び開放されている位置から閉塞される位置への、操作軸の回動操作を禁止する。
【0014】
また、第2のインターロック手段は、断路器の接点の閉塞位置及び開放位置でのみ遮断器の開閉操作が可能となるようにする。
【0015】
これにより、断路器の操作軸が、接点の閉塞位置から開放位置への移動途中や開放位置から閉塞位置への移動途中にあるときに、遮断器の接点開閉操作がなされてしまうのを防止することができる。
【0016】
このような本発明では、前記断路器が、前記操作軸が連結されて回動操作されることにより操作軸を接点の開放位置及び閉塞位置へ移動させるハンドル軸と、前記ハンドル軸と一体に回転するロックプレートと、前記ロックプレートの前記接点の開放位置から閉塞位置及び閉塞位置から開放位置への移動を阻止して閉塞位置又は開放位置に保持可能な位置決めピンと、付勢力によって前記ロックプレートの移動規制位置に保持される前記位置決めピンを付勢力に抗してロックプレートの移動規制位置から退避させる規制解除手段と、を備えているときに、前記第1のインターロック手段が、前記断路器に設けられて前記規制解除手段による前記位置決めピンの退避を阻止するロックレバーと、前記遮断器に設けられて回動操作によって接点を開閉する操作ハンドルと一体に回動する操作プレートと、前記操作プレートと前記ロックレバーを連結して、前記操作ハンドルによる前記遮断器の接点を閉塞する位置への回動操作に伴う操作プレートの移動によって前記ロックレバーを前記規制解除手段による前記規制手段の退避位置への移動を阻止する位置へ移動する第1のワイヤと、を含むものであればよい。
【0017】
また、前記第2のインターロック手段は、前記遮断器に設けられて接点の開閉操作に応じた前記操作プレートの移動阻止位置及び退避位置に移動可能なストッパと、前記ストッパと前記規制解除手段を連結して規制解除手段による前記位置決めピンの退避位置への移動に伴って前記ストッパを前記操作プレートの移動阻止位置へ移動する第2のワイヤと、を含み、前記ロックプレートの移動途中では、ロックプレートが前記位置決めピンの規制位置への移動が阻止して、前記ストッパを前記操作プレートの移動阻止位置に保持するものであればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1(A)及び図1(B)には、本実施の形態に適用した受電設備10の要部の概略構成を示している。
【0019】
受電設備10は、断路器12と遮断器14を備えており、この断路器12と遮断器14が、フレーム16の所定位置に取付けられている。なお、図1(A)では、図示を省略しているが、フレーム16には、前面パネルが設けられており、前面パネルによってフレーム16内の充電部分が隠蔽され、断路器12及び遮断器14の操作部分のみが露出されるようになっている。
【0020】
図1(B)に示すように、受電設備10では、断路器12の一次側に電源母線18Aが接続され、二次側に遮断器14の一次側が接続されている。また、遮断器14には、二次側に負荷母線18Bが接続されている。
【0021】
これにより、受電設備10では、断路器12及び遮断器14の接点を閉じることにより電源母線18Aから供給される電力を、負荷母線18Bに接続される図示しない負荷設備へ供給可能となり、遮断器14又は断路器12と遮断器14の接点を開放することにより、負荷設備への電力の供給が遮断される。
【0022】
なお、断路器12及び遮断器14が設けられる受電設備10としては、従来公知の任意の構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0023】
受電設備10では、断路器12と遮断器14の間に、本発明を適用したインターロック装置20が設けられている。
【0024】
図2、図4(A)、図4(B)、図5(A)及び図5(B)には、遮断器14の要部を示している。図2に示すように、遮断器14には、本体22の前面側(図2の紙面手前側)に操作部24が設けられている。この操作部24には、ケーシング26内に操作軸28が設けられており、この操作軸28に操作ハンドル30が係合されており、操作ハンドル30の回動操作によって、操作軸28が操作ハンドル30と一体で回動する。
【0025】
なお、ケーシング26には、化粧パネル32(図4(A)、図4(B)、図5(A)及び図5(B)参照)が取付けられるようになっており、操作ハンドル30は、この化粧パネル32の装置前面側(図4(A)及び図4(B)の紙面手前側、図5(A)及び図5(B)の紙面左側)に配置され、操作部24を化粧パネル32によって被った状態で、操作ハンドル30の操作が行われる。
【0026】
遮断器14では、操作ハンドル30を閉位置(「入」位置)から開位置(「切」位置)又は「切」位置から「入」位置へ回動操作することにより、例えば、操作部24のケーシング26内に設けている図示しない蓄勢手段に付勢力が蓄積され、蓄積された付勢力が所定のタイミングで開放されることにより、本体22の内部に設けている図示しない接点が瞬間的に開放(「入」)又は閉塞(「切」)される。
【0027】
このような遮断器14としては、真空遮断器(VCB)、ガス遮断器等の適用が可能である。なお、本実施の形態では、一例として、操作ハンドル30の先端を下方(各図の紙面下方側)へ向けた状態を「切」位置とし、操作ハンドル30の先端を側方(各図の紙面側方側)へ向けた状態を「入」位置としている。
【0028】
また、図4(A)及び図4(B)に示すように、遮断器14には、ケーシング26の前面側に表示部34が設けられており、この表示部34の「切」、「入」の表示によって化粧パネル32の前面側でも、遮断器14の操作状態が的確に確認できるようにしている。
【0029】
図2、図4(A)、図4(B)に示すように、ケーシング26には、操作プレートとして前面に巻上げレバー36が設けられている。この巻上げレバー36は、薄肉の略矩形箱体形状に形成されており、長手方向の一端側が、操作軸28と一体に回転するように、操作軸28に連結されている。
【0030】
この巻上げレバー36は、遮断器14の「入」状態のときに、先端が下方側へ向けられ、遮断器14の「切」状態のときに、側方へ向けられて、ケーシング26の側面側に突出するようになっている。
【0031】
また、ケーシング26の前面には、操作軸28の側方側にブラケット38が取付けられており、巻上げレバー36には、第1のワイヤとして、このブラケット38を介して断路器制御用のワイヤ(以下「DS制御ワイヤ40」と言う)が連結されている。
【0032】
DS制御ワイヤ40は、外装40Aの先端がブラケット38に係止され、外装40Aから引出されたワイヤ40Bの先端が、巻上げレバー36内に引入れられて、操作軸28の周囲を回るようにして、巻上げレバー36の長手方向に沿った先端に係止されている。
【0033】
これにより、DS制御ワイヤ40は、操作ハンドル30を遮断器14の「入」位置から「切」位置へ回動することによりワイヤ40Bが巻上げレバー36によって巻上げられて矢印A方向へ引っ張られ、操作ハンドル30を遮断器14の「切」位置から「入」位置へ回動することより、ワイヤ40Bが緩められる。
【0034】
一方、図2、図5(A)及び図5(B)に示すように、遮断器14のケーシング26には、「切」位置で巻上げレバー36の先端が突出する側面側に、矩形平板状のベース板42が取付けられている。このベース板42には、断面略コ字状のガイドレール44が取り付けられている。このガイドレール44は、溝方向がケーシング26の前面側へ向けられている。また、ガイドレール44は、取付け位置が操作軸28よりも僅かに下方側となっており、これにより、巻上げレバー36が側方側に突出したときに、ガイドレール44がこの巻上げレバー36よりも下側になるようにしている。
【0035】
このガイドレール44には、ストッパ46が取付けられている、図2に示すように、ストッパ46は、帯板状に形成されており、長手方向の一端側に丸孔46Aが形成され、他端側に長孔46Bが形成されており、長孔46B側がケーシング26の前面側となるようにガイドレール44に嵌め込まれている。
【0036】
また、ベース板42には、ピン48が取り付けられており、このピン48がストッパ46の長孔46B内に挿入されている。なお、ベース板42とストッパ46の間には、スペーサ50Aが配置され、ピン48がこのスペーサ50Aに挿入され、かつ、ストッパ46の長孔46Bから突出したピン48の先端にナット50Bが螺合されることにより、ストッパ46の落下が防止されている。
【0037】
これにより、ストッパ46は、ガイドレール44の溝方向に沿ってケーシング26の前面側に突出する位置(図5(B)参照)と、ケーシング26の側面側に退避した位置(図5(A)参照)の間を移動可能となっている。このときに、ストッパ46の長孔46Bに挿入されているピン48がストッパ46の移動範囲を、上記範囲に制限している。
【0038】
遮断器14では、ストッパ46がケーシング26の前面側に突出することにより、巻上げレバー36の「入」位置から「切」位置への移動及び「切」位置から「入」位置への移動が阻止される。すなわち、遮断器14は、ストッパ46によって開閉操作が制限されるようになっている。
【0039】
また、図2、図5(A)及び図5(B)に示すように、ベース板42上には、クランク52が配置されている。図2に示すように、このクランク52は、略L字形状に形成され、ベース板42から突出しているピン54が中間部に挿入されることにより、このピン54を軸に回動可能に取付けられている。なお、ベース板42とクランク52の間には、スペーサ56Aが配置されており、ピン54がこのスペーサ56Aに挿入されることにより、クランク52がベース板42に対して所定の間隔に保持されている。また、クランク52から突出したピン54の先端部には、ナット56Bが螺合され、クランク52の脱落が防止されている。
【0040】
クランク52には、一端側にピン孔52Aが形成されており、ストッパ46の丸孔46Aに挿入されたピン58を、このピン孔52Aに挿入して、ピン孔52Aから突出したピン58の先端部にナット58Aを螺合することにより、クランク52がストッパ46に対して、ピン58を軸に相対回転可能となるように連結されている。
【0041】
これにより、クランク52がピン54を軸に回動したときに、ストッパ46が、ガイドレール44に沿って移動されるようになっている。なお、ガイドレール44の溝幅は、ストッパ46の幅寸法より大きくなっており、これにより、クランク52の回動で、ストッパ46がガイドレール44内を移動可能となっている。
【0042】
図2、図5(A)及び図5(B)に示すように、ピン54には、捻りコイルバネ60が取り付けられている。この捻りコイルバネ60は、一端がベース板42に立設されているピン62に係止され、他端がクランク52に係止されている。
【0043】
クランク52は、この捻りコイルバネ60の付勢力によって、ストッパ46をガイドレール44に引き入れる方向へ回動するように付勢されている。すなわち、クランク52は、捻りコイルバネ60の付勢力によって図2の矢印B方向へ回動するように付勢されており、これにより、ストッパ46を、巻上げレバー36に対向する位置(図5(B)参照)から退避した位置(図5(A)参照)に保持するようにしている。
【0044】
また、クランク52の他端側には、第2のワイヤとして遮断器制御用のワイヤ(以下「C制御ワイヤ64」とする)の一端が連結されている。このC制御ワイヤ64は、ベース板42に取付けられているブラケット66に外装64Aの先端が係止され、この外装64Aから引出されたワイヤ64Bの先端がクランク52に係止されている。
【0045】
これにより、クランク52は、捻りコイルバネ60によって付勢されて、ストッパ46をケーシング26の前面からの退避位置へ移動させている状態で、C制御ワイヤ64が矢印C方向へ引かれることにより、捻りコイルバネ60の付勢力に抗して揺動する。これにより、ストッパ46がケーシング26の前面側に突出され、巻上げレバー36の回動を阻止する。
【0046】
一方、図3、図6〜図8及び図9(A)、図9(B)には、断路器12の概略構成を示している。なお、図6〜図8及び図9(A)、図9(B)では一部の部品の図示を省略している。
【0047】
図3に示すように、断路器12には、本体68から操作軸70が突出されており、断路器12は、この操作軸70を回動操作することにより、本体68内に設けている図示しない接点の開閉がなされる。すなわち、断路器12は、手動操作によって操作軸70を接点の閉位置(「入」位置)から開位置(「切」位置)又は「切」位置から「入」位置へ回動操作することにより、接点の開閉がなされる。
【0048】
すなわち、本実施の形態に適用した断路器12は、操作軸70の回動に連動して接点の開閉がなされ、「入」位置又は「切」位置の何れにも達していない中間ポジションで停止することもありうる手動操作式となっている。
【0049】
断路器12には、本体68の前面側(図3の紙面手前側)に操作部72が設けられている。なお、図6〜図8、図9(A)及び図9(B)のそれぞれは、断路器12に設けている操作部72の要部を示しており、主に図3を参照しながら、断路器12に設けている操作部72を説明する。
【0050】
操作部72は、基板74、76が対で配置されている。基板74、76の間には、4本のシャフト78が取り付けられており、これらのシャフト78によって所定間隔に保持され、基板76が取付枠68Aを介して本体68に取り付けられている(取り付け状態の図示は省略)。
【0051】
本体68から突出している操作軸70には、先端にカム80が偏心して取付けられており、このカム80にリンク82の一端側が連結している。リンク82は、リンクバー84、86を備え、ピン88Aによって互いに回動自在に連結して、一方のリンクバー84の一端がピン88Bを介してカム80に回動自在に連結している。
【0052】
基板74、76の間には、ハンドル軸90が回動自在に配置されている。このハンドル軸90は、中間部に矩形状の拡径部90Aが形成されており、この拡径部90Aが基板74、76の間に配置されている。また、ハンドル軸90と基板74、76の間には、軸受92が配置されており、これにより、ハンドル軸90が基板74、76に対して回動可能となっている。
【0053】
このハンドル軸90には、基板74から本体68側に突出した先端部に、リンクバー86の他端がハンドル軸90と一体回転するように連結されている。また、ハンドル軸90には、基板76から突出した先端部にピン94が嵌め込まれている。
【0054】
基板76から突出したハンドル軸90の先端部には、操作ハンドル96が装着される。操作ハンドル96には、ハンドル軸90に対向する先端部に、ハンドル軸90に設けているピン94に対向する切込98が形成されており、操作ハンドル96にハンドル軸90の先端部を挿入して、ピン94を切込98に入り込ませることにより、ハンドル軸90が操作ハンドル96と一体に回転するようになる。
【0055】
断路器12では、この操作ハンドル96を用いてハンドル軸90を回動することにより、操作軸70を回動させて、接点の開閉が行われる。なお、ハンドル軸90には、表示板90Bが取り付けられており、この表示板90Bが、ハンドル軸90と一体で回動することにより、断路器12が接点を開放している「切」状態(「切」位置)か、接点を閉じている「入」状態(「入」位置)かを確認できるようにしている。
【0056】
ハンドル軸90の拡径部90Aには、基板74側の所定位置に、ロックプレート100が取り付けられている。ロックプレート100は、帯板状に形成されており、長手方向の一端側がハンドル軸90の拡径部90Aに取り付けられて、ハンドル軸90と一体に回動するようになっている。
【0057】
一方、図3、図6及び図8に示すように、基板74、76の間には、位置決めプレート102が配置されており、基板76には、この位置決めプレート102に対向して台座104が配置されている。図3に示すように、位置決めプレート102と台座104は、略台形形状の平板状に形成されている。
【0058】
位置決めプレート102と台座104の間には、一対のシャフト106が設けられている。このシャフト106は、一方の端部が台座104に取り付けられ、他方の端部が、位置決めプレート102に形成されている図示しない貫通孔に挿入されており、これにより、位置決めプレート102が台座104に対して平行に、シャフト106の軸方向に沿って移動可能となっている。なお、シャフト106には、位置決めプレート102から突出した先端部にフランジ部106Aが形成されて、シャフト106から位置決めプレート102が外れるのを防止している。
【0059】
また、一対のシャフト106のそれぞれには、コイルバネ108が設けられており、このコイルバネ108の付勢力によって位置決めプレート102を台座104から離間させている。
【0060】
台座104は、基板76の所定位置に固定されている。また、台座104には、シャフト106の間に挿通104Aが形成され、基板76には、この挿通孔104Aと同軸に挿通孔76Aが形成されている。
【0061】
この挿通孔76A、104Aには、インターロックシャフト110が挿通されている。このインターロックシャフト110は、位置決めプレート102に嵌め込まれており、これにより、インターロックシャフト110の軸方向の中間部に位置決めプレート102が固定されている。
【0062】
また、基板74には、基板76の挿通孔76Aと同軸に挿通孔74Aが形成されている。図6に示すように、このインターロックシャフト110は、コイルバネ108の付勢力によって位置決めプレート102が台座104から離間して基板74に接近している状態では、先端部が基板74の挿通孔74A内に入り込んでいる。
【0063】
図3、図6及び図8に示すように、インターロックシャフト110には、基板76から突出した先端部にノブ112が取り付けられており、これによりインターロックレバー114を形成している。なお、図3及び図6に示すように、基板76には、断面ハット形状の台座116(図8では図示省略)が設けられており、インターロックシャフト110は、この台座116から突出した先端部にノブ112が取り付けられており、インターロックシャフト110が基板74、76の間に引入れられている状態では、ノブ112が台座116の近傍に位置している。
【0064】
インターロックレバー114は、ノブ112を操作して、コイルバネ108の付勢力に抗してインターロックシャフト110を引き上げることができるようになっている。
【0065】
これにより、図8に示すように、インターロックシャフト110に設けている位置決めプレート102が、基板74から離間する。
【0066】
一方、図3、図6及び図8に示すように、位置決めプレート102には、インターロックシャフト110よりもハンドル軸90側に、基板74へ向けて位置決めピン118が突設されている。基板74には、挿通孔74Aハンドル軸90側に挿通孔74Bが形成されており、コイルバネ108の付勢力によって位置決めプレート102が基板74側に保持されているときに、位置決めピン118の先端部が挿通孔74B内に入り込んでいる。
【0067】
前記したハンドル軸90に取り付けているロックプレート100は、ハンドル軸90が、断路器12の「入」位置(9(A)参照)から「切」位置(図9(B)参照)及び「切」位置から「入」位置に回動するときに、位置決めプレート102と基板74の間を通過するようになっている。このとき、位置決めプレート102が基板74側に移動して、位置決めピン118の先端部が挿通孔74B内に入り込んでいることにより、位置決めピン118にロックプレート100が当接して、ハンドル軸90の回動が阻止される。
【0068】
また、位置決めピン118は、インターロックレバー114が引き上げられて、位置決めプレート102が基板76側へ移動することにより、挿通孔74Bから引出されて基板74から離間し、ロックプレート100の移動軌跡上から退避する。
【0069】
これにより、ハンドル軸90の回動操作、すなわち、断路器12の開閉操作が可能となる。
【0070】
図9(A)及び図9(B)に示すように、位置決めピン118は、断路器12の「入」位置か、又は、「切」位置にあるときに、ロックプレート100と干渉しないようになっており、インターロックレバー114がコイルバネ108の付勢力によって戻されているときには、ロックプレート100を「入」位置又は「切」位置に位置決めして保持可能となっている。
【0071】
また、ロックプレート100は、断路器12が「切」位置ないし「入」位置の何れにも達していない状態で、位置決めピン118に対向するようになっており、これにより、インターロックレバー114をコイルバネ108の付勢力によって戻そうとしたときに、位置決めピン118がロックプレート100に当接し、インターロックレバー114が戻るのを阻止し、ノブ112が台座116から離間した状態となるようにしている。
【0072】
これにより、断路器12では、接点が確実に閉じている「入」位置であるか、接点が確実に開いている「切」位置であるかが明確となるようになっている。
【0073】
図3、図6及び図8に示すように、位置決めプレート102には、ブラケット120が取り付けられている。このブラケット120には、C制御ワイヤ64が連結されている。C制御ワイヤ64は、外装64Aの先端が基板74に係止されており、この外装64Aから引き出されたワイヤ64Bの先端がブラケット120に係止されている。
【0074】
このブラケット120は、位置決めプレート102と一体に基板74からの接離方向へ移動するようになっており、C制御ワイヤ64は、インターロックレバー114を引き上げている状態では、矢印C方向に引かれ、インターロックレバー114が戻されることにより緩められる。
【0075】
これにより、インターロックレバー114が引き上げられることにより、遮断器14に設けているストッパ46が、ケーシング26の前面側に突出して(図5(B)参照)、操作ハンドル30の操作を阻止し、インターロックレバー114が戻されて、C制御ワイヤ64が緩められることにより、遮断器14の操作ハンドル30の操作が可能となる(図5(A)参照)。
【0076】
一方、図3及び図6に示すように、基板76には、基板74に向けてピン122が突設されている。このピン122には、ロックバー124が取付けられている。なお、図8では、ピン122及びロックバー124の図示を省略している。
【0077】
ロックバー124は、断面略コ字状に形成されており、両側の壁部には、長手方向に沿った中間部に貫通孔124Aが同軸的に形成されており、これらの貫通孔124Aにピン122が挿入されることにより、このピン122を軸に回動可能に取付けられている。
【0078】
図6、図7、図9(A)及び図9(B)に示すように、ロックバー124がピン122を軸に回動したときの先端部の回動軌跡は、コイルバネ108の付勢力によって基板74側に移動している位置決めプレート102の基板76側となっている。
【0079】
これにより、ロックバー124の先端部が、基板76と位置決めプレート102の間に入り込んだ状態では、位置決めプレート102の基板76側の移動、すなわち、インターロックレバー114の引き上げ操作を阻止可能となっている。
【0080】
図2及び図6に示すように、基板76とロックバー124の間には、捻りコイルバネ126が配置されており、ピン122がこの捻りコイルバネ126に挿通されている。捻りコイルバネ126は、一端側がロックバー124に係止され、他端側が、基板76に立設されているピン128に係止されている。
【0081】
これにより、捻りコイルバネ126は、ピン122を軸にロックバー124を矢印D方向へ回動するように付勢している。
【0082】
基板76には、ストッパピン130が設けられており、捻りコイルバネ126の付勢力によってロックバー124がこのストッパピン130に当接することにより、図7に示すように、ロックバー124は、一端側が位置決めプレート102に対向した位置(基板76と位置決めプレート102の間の位置)に保持されている。
【0083】
図3及び図7に示すように、ロックバー124には、位置決めプレート102に対向する端部と反対側の端部に、DS制御ワイヤ40が連結されている。このDS制御ワイヤ40は、外装40Aの先端が、断路器12の本体68(図3参照)の所定位置に取り付けられているブラケット132(図3では図示省略、図7参照)に係止されており、この外装40Aから引き出されたワイヤ40Bの先端がロックバー124に係止している。
【0084】
ロックバー124は、DS制御ワイヤ40が緩められている状態では、捻りコイルバネ126の付勢力によってストッパピン130に当接した状態(図7参照)に保持されるが、DS制御ワイヤ40が矢印A方向に引かれることにより、図9(A)及び図9(B)に示すように、ロックバー124は、捻りコイルバネ126の付勢力に抗して、矢印D方向と反対方向へ回動し、先端部が位置決めプレート102と基板76の間から退避する。
【0085】
これにより、位置決めプレート102の基板76側への移動、すなわち、インターロックレバー114の操作が可能となる。
【0086】
前記した如く、遮断器14の「入」位置では、DS制御ワイヤ40が緩められているが、遮断器14の「切」位置では、DS制御ワイヤ40が矢印A方向へ引かれるようになっている。
【0087】
これにより、断路器12は、遮断器14が「切」位置であるときにのみ、開閉操作が可能となるようになっている。
【0088】
次に、本実施の形態の作用として、断路器12と遮断器14の開閉操作を説明する。
【0089】
断路器12は、接点が開放された「切」位置で、図9(B)に示すように、ロックプレート100が位置決めピン118と干渉しない位置に移動し、接点が閉じられた「入」位置で、図9(A)に示すように、ロックプレート100が位置決めピン118を挟んで「切」位置と反対側に移動している。
【0090】
このとき、図6に示すように、断路器12では、位置決めプレート102がコイルバネ108の付勢力によって移動し、位置決めピン118によってロックプレート100の移動が阻止されている。
【0091】
断路器12では、接点を開閉するときに、まず、インターロックレバー114を引き上げる。これにより、図8に示すように、位置決めプレート102がコイルバネ108の付勢力に抗して基板76側に移動し、この位置決めプレート102の移動によって位置決めピン118も移動し、位置決めピン118によるロックプレート100の移動規制が解除される。
【0092】
この状態で、ハンドル軸90に挿入した操作ハンドル96を用いて、ハンドル軸90を回動することにより、リンク82及びカム80を解して操作軸70が回動して、接点の開閉操作が行われる。
【0093】
接点の開閉操作を終了すると、インターロックレバー114を離すことにより、コイルバネ108の付勢力によって位置決めプレート102と共に位置決めピン118が基板74側に移動し、位置決めピン118によるロックプレート100の移動規制、すなわち、断路器12の開閉操作の制限がなされる。
【0094】
このとき、ハンドル軸90の回動操作が不完全で、接点が完全に閉じられていなかったり、完全に開放されていない中間ポジションであると、インターロックレバー114を戻そうとしたときに、位置決めピン118の先端がロックプレート100に当接して、インターロックレバー114が引かれたままの状態、すなわち、台座116から突出したままの状態となる。
【0095】
これにより、断路器12では、接点の確実な開閉状態にあるか否かが明確となり、開閉不良の発生を防止することができる。
【0096】
一方、遮断器14では、接点が開放されている「切」位置で、図4(B)に示すように、操作ハンドル30が上下方向へ向けられており、巻上げレバー36の先端がケーシング26の側面側に突出している。
【0097】
また、遮断器14では、接点が閉じられている「入」位置で、、図4(B)に示すように、操作ハンドル30が横方向に向けられ、巻上げレバー36の先端が下方へ向けられており、これにより、DS制御ワイヤ40が緩められている。
【0098】
このとき、図7に示すように、断路器12では、DS制御ワイヤ40が緩められていることにより、ロックバー124が捻りコイルバネ126の付勢力によって回動して、位置決めプレート102の移動を阻止している。
【0099】
これにより、断路器12では、接点の開閉操作を行うためのインターロックレバー114の引き上げ操作ができなくなる。
【0100】
したがって、断路器12と遮断器14の間では、遮断器14が「入」位置のときに、誤って断路器12の開閉操作がなされてしまうのを確実に防止することができる。
【0101】
一方、断路器12に設けているインターロックレバー114には、C制御ワイヤ64が連結されており、断路器12の接点を開閉するときに、インターロックレバー114を引くことにより、C制御ワイヤ64が引かれる。
【0102】
図5(A)及び図5(B)に示すように、遮断器14には、ストッパ46に連結しているクランク52が設けられており、このクランク52にC制御ワイヤ64が接続している。
【0103】
図5(A)に示すように、クランク52は、C制御ワイヤ64が緩められていることにより、捻りコイルバネ60の付勢力によって回動して、ストッパ46を引入れ、ケーシング26の前面側から退避させており、これにより、遮断器14では、操作ハンドル30の回動操作が可能となる。
【0104】
これに対して、C制御ワイヤ64が引かれていると、図5(B)に示すように、クランク52が捻りコイルバネ60の付勢力に抗して、ピン54を軸にして回動し、ストッパ46をケーシング26の前面側に押し出す。
【0105】
これにより、ストッパ46が、巻上げレバー36の回動を規制する。すなわち、遮断器14では、接点の開閉のために操作ハンドル30を回動したときに、巻上げレバー36も一体で回動する。このとき、ストッパ46が突出していることにより、操作ハンドル30の回動操作を行おうとしたときに巻上げレバー36が、ストッパ46に当接して移動が阻止されるために、操作ハンドル30の回動操作、すなわち、遮断器14の開閉操作ができなくなる。
【0106】
断路器12では、開閉操作が行われるときにC制御ワイヤ64を引くと共に、完全な「入」状態又は「切」状態とならなければ、C制御ワイヤ64を引いた状態に保持する。
【0107】
すなわち、断路器12と遮断器14の間では、断路器12側から見たときに、表1に示すように、遮断器14が、「入」状態のときには、断路器12の操作ができなく(操作不可)、遮断器が「切」状態のときに開閉操作が可能となる(操作可)。
【0108】
【表1】
Figure 2004199973
【0109】
これに対して、遮断器14側から見たときには、表2に示すように、断路器12が「入」状態及び「切」状態のときには、遮断器14の開閉操作が可能である(操作可)が、これ以外の中間ポジションでは、遮断器14の開閉操作を禁止することができる(操作不可)。
【0110】
【表2】
Figure 2004199973
【0111】
これにより、断路器12の開閉操作中は勿論、断路器12の接点の開閉が不完全な状態は、遮断器14の開閉操作を行うことができない。
【0112】
したがって、断路器12の開閉操作が不完全な状態で遮断器14の開閉操作が行われてしまうことによる受電設備10の故障の発生を確実に防止することができる。
【0113】
また、インターロック装置20では、断路器12側と遮断器14側を接続するときに、DS制御ワイヤ40とC制御ワイヤ64を用いており、これにより、受電設備10に設けるときに、断路器12と遮断器14の取り付けの自由度が得られる。すなわち、断路器12と遮断器14の取り付け間隔や配置に関わらず、断路器12と遮断器14とを確実に連結することができる。
【0114】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。
例えば、本実施の形態では、インターロックレバー114を引くことにより断路器12の開閉操作を可能とすると共に、このときの開閉操作が不完全なときにインターロックレバー114の戻りが阻止されることによりC制御ワイヤ64が引かれた状態に保持されて、遮断器14の操作を禁止するようにしているが、これに限らず、断路器12の確実な開閉操作を検出して、遮断器14の操作を可能とする構成であれば任意の構成を適用することができる。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1のインターロック手段によって、遮断器が接点を閉じている時の断路器の開閉操作を禁止すると共に、第2のインターロック手段によって、断路器の接点が開放位置又は閉塞位置に達していないときに、遮断器の開閉操作を禁止する。
【0116】
これにより、本発明では、断路器の接点開放位置又は接点閉塞位置に達していないときに、遮断器の開閉操作がなされてしまうのを確実に防止することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本実施の形態に適用した受電設備の要部を示す概略構成図、(B)は受電設備の要部の単線結線図である。
【図2】遮断器側の要部を示す概略斜視図である。
【図3】断路器側の要部を示す概略斜視図である。
【図4】(A)及び(B)は遮断器の概略正面図であり、(A)は「入」状態を示し、(B)は「切」状態を示している。
【図5】(A)及び(B)は遮断器の概略側面図であり、(A)は遮断器の「入」状態で断路器の「入」又は「切」状態を示し、(B)は遮断器の「切」状態で断路器の中間ポジション状態を示している。
【図6】断路器に設けている操作部の要部を示す断路器の側面側から見た概略図である。
【図7】遮断器の「入」状態での操作部の一部を省略した要部を示す断路器の正面側から見た概略図である。
【図8】インターロックレバーを引いた状態の操作部の一部を省略した要部を示す断路器の側面側から見た概略図である。
【図9】(A)及び(B)は、遮断器の「切」状態での操作部の一部を省略した要部を示す断路器の正面側から見た概略図であり、(A)は断路器の「入」状態を示し、(B)は断路器の「切」状態を示している。
【符号の説明】
10 受電設備
12 断路器
14 遮断器
20 インターロック装置
24 操作部
28 操作軸
30 操作ハンドル
36 巻上げレバー(操作プレート、第1のインターロック手段)
40 DS制御ワイヤ(第1のワイヤ、第1のインターロック手段)
46 ストッパ(第2のインターロック手段)
52 クランク
64 C制御ワイヤ(第2のワイヤ、第2のインターロック手段)
70 操作軸
72 操作部
90 ハンドル軸
96 操作ハンドル
100 ロックプレート
102 位置決めプレート
108 コイルバネ(付勢手段)
114 インターロックレバー(第2のインターロック手段)
118 位置決めピン(第1及び第2のインターロック手段)
124 ロックバー

Claims (3)

  1. 遮断器と、手動操作による操作軸の回動操作によって接点の開放位置及び閉塞位置を選択可能とする断路器と、の間に設けられて、一方の操作状態に基づいて他方の操作を制限するインターロック装置であって、
    前記遮断器の接点が開放されているときにのみ前記断路器の開閉操作を可能とする第1のインターロック手段と、
    前記操作軸が接点の開放位置又は閉塞位置に保持されているときにのみ前記遮断器の開閉操作を可能とする第2のインターロック手段と、
    を含むことを特徴とするインターロック装置。
  2. 前記断路器が、前記操作軸が連結されて回動操作されることにより操作軸を接点の開放位置及び閉塞位置へ移動させるハンドル軸と、
    前記ハンドル軸と一体に回転するロックプレートと、
    前記ロックプレートの前記接点の開放位置から閉塞位置及び閉塞位置から開放位置への移動を阻止して閉塞位置又は開放位置に保持可能な位置決めピンと、
    付勢力によって前記ロックプレートの移動規制位置に保持される前記位置決めピンを付勢力に抗してロックプレートの移動規制位置から退避させる規制解除手段と、
    を備えているときに、
    前記第1のインターロック手段が、
    前記断路器に設けられて前記規制解除手段による前記規制手段の退避を阻止するロックレバーと,
    前記遮断器に設けられて回動操作によって接点を開閉する操作ハンドルと一体に回動する操作プレートと、
    前記操作プレートと前記ロックレバーを連結して、前記操作ハンドルによる前記遮断器の接点を閉塞する位置への回動操作に伴う操作プレートの移動によって前記ロックレバーを前記規制解除手段による前記規制手段の退避位置への移動を阻止する位置へ移動する第1のワイヤと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のインターロック装置。
  3. 前記第2のインターロック手段が、
    前記遮断器に設けられて接点の開閉操作に応じた前記操作プレートの移動阻止位置及び退避位置に移動可能なストッパと、
    前記ストッパと前記規制解除手段を連結して規制解除手段により前記規制手段が退避位置への移動に伴って前記ストッパを前記操作プレートの移動阻止位置へ移動する第2のワイヤと、
    を含み、前記ロックプレートの移動途中では、ロックプレートが前記位置決めピンの規制位置への移動が阻止して、前記ストッパを前記操作プレートの移動阻止位置に保持することを特徴とする請求項2に記載のインターロック装置。
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