JP2000268659A - 開閉器の操作装置 - Google Patents

開閉器の操作装置

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JP2000268659A
JP2000268659A JP11068675A JP6867599A JP2000268659A JP 2000268659 A JP2000268659 A JP 2000268659A JP 11068675 A JP11068675 A JP 11068675A JP 6867599 A JP6867599 A JP 6867599A JP 2000268659 A JP2000268659 A JP 2000268659A
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switch
lock
operating device
shaft
key
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JP11068675A
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English (en)
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Kuniyoshi Kuroki
邦義 黒木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キーインターロック機構の改良により、ロック
作用が確実で信頼性が高く、また、操作ロック機構の改
良により、誤操作を確実に防止することができる開閉器
の操作装置を提供する。 【解決手段】開閉器の主軸の回転により開閉動作部を駆
動する開閉器の操作装置であって、開閉器の開路状態ま
たは閉路状態の位置で主軸をロックした時にのみ抜き差
しできるキー18により、関連機器とのインターロック
が行われるキーインターロック機構1Aを備えたものに
おいて、キーインターロック機構1Aを、開閉器の主軸
10に直結する手動操作軸52に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変電所等で適用され
る開閉器の操作装置に係り、特に、キーインターロック
機構および操作ロック機構の少なくともいずれかの改良
によって信頼性の向上を図った開閉器の操作装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、変電所等で適用される開閉器、例
えばガス絶縁開閉装置(GIS)等には、誤動作を防止
する手段として、開閉器が開路状態(条件によっては閉
路状態)の時に関連機器の操作ができるように構成した
キーインターロック機構、あるいは開閉器の本体に連動
するリンクやレバー等の操作部を拘束する操作ロック機
構(錠前装置)を組込むことが行われている。
【0003】キーインターロック機構としては、開閉器
の主軸に形成した切り欠きに、ラッチロックのピンを係
合する方式が多用されている。ラッチロックは、キーの
回動操作によってピンを進退させる構成となっており、
ピン進出方向にキーを回動させた場合にリミットスイッ
チをOFFに固定することができるとともに、その状態
でキーを抜くことができるようにしたものである。ま
た、キーを元の位置に回動すると、ピンが戻ってロック
が解除され、リミットスイッチがONになるとともにキ
ーが抜けなくなる。開閉器の開路状態の時にのみ、この
ラッチロックのピンが主軸の切り欠きと一致するように
配置されており、これにより開路状態の時にラッチロッ
クの操作ができるようになっている。
【0004】図8〜図12は、このような主軸の切り欠
きにラッチロックのピンを係合するキーインターロック
方式の操作装置の従来例を示したものである。
【0005】図8に示すように、モータ1の回転力は、
スプロケット2,3および減速装置4を介してウォーム
ホイール5に伝えられ、ウォームホイール5の軸の回転
が減速された上で直角方向に変換されるようになってい
る。この直角方向に変換された力が第1,第2の連結カ
ム6,7およびアーム7aを介して駆動ばね8に伝達さ
れてこれを圧縮蓄勢し、駆動ばね8は、その中心線と連
結カム7のアーム7aの中心線とが一直線になった点
(圧縮接点)で最も圧縮され、その直後に放勢されるよ
うになっている。
【0006】駆動ばね8の放勢が開始されると、従動側
の第2の連結カム7が駆動側の第1の連結カム6から開
放されると同時に、互いに直結している第3の連結カム
9と機器主軸10とを回転させ、機器本体を動作させ
る。
【0007】また、駆動ばね8の放勢が開始されると、
第3の連結カム9に直結している機器主軸10の回転に
応じて、補助開閉器11、動作回数計12および開閉表
示器13がそれぞれ動作するように構成されている。
【0008】なお、モータ1の出力軸1a側のスプロケ
ット2と機器主軸10側のスプロケット3との間にはチ
ェーン14が巻装されている。
【0009】従来、このような図8に示した操作装置に
は、開路状態の時に開閉器の機器主軸10をラッチロッ
クのピンにてロックするキーインターロック機構1Aが
設けられている。このキーインターロック機構1Aを図
9〜図11も用いて説明する。
【0010】このキーインターロック機構1Aは、図9
〜図11に示すように、開閉器の機器主軸10を連動さ
せる第2の連結カム7に形成した切り欠き15と、その
連結カム7の回転動作における開路状態位置で切り欠き
15に係合するピン16を備えたラッチロック23とに
よって構成されている。
【0011】図9および図10は開閉器の開路状態を示
し、図11は開閉器の閉路状態を示している。
【0012】開路状態位置では図9および図10に示す
ように、ラッチロック17のキー18をロック側(図1
0の反時計方向)に回転させることにより、連結カム7
の切り欠き15にピン16が係合して連結カム7が回転
不能となる。
【0013】一方、閉路状態位置では図11に示すよう
に、ラッチロック17のキー18をロック側に回転しよ
うとしても、ピン16が連結カム7の切り欠き15と一
致せず、円弧状の外周面に当接するので、キー18を回
転させることができない。すなわち、開閉器の機器主軸
10をロックすることができない。この状態では、開閉
器の開閉動作を自由に行える。本操作装置とキーインタ
ーロックを必要とする関連機器も同様の構成とされてい
る。
【0014】また、キーインターロック機構1Aと別に
設けられる操作ロック機構(錠前装置)として従来、開
閉器本体に連動しているリンク、レバー等を機械的に拘
束してロックする方式のものが知られている。
【0015】図12は、このような従来の操作ロック機
構1Bを示している。
【0016】図12に示すように、モータ21の回転力
が歯車22および減速装置23を介してウォームホイー
ル24に伝えられ、ウォームホイール軸24aの回転と
して減速されるとともに、直角方向に変換されるように
なっている。このウォームホイール軸24aの回転によ
り、連結カム25,26を介して駆動ばね27が圧縮蓄
勢され、前述の操作装置と同様に、駆動ばね27の放勢
により機器本体が動作する。
【0017】また、前記の歯車22に対して傘歯車28
が噛合するとともに、この傘歯車28に手動操作軸29
が設けられ、この手動操作軸29に操作ハンドル30を
着脱できるようになっている。この操作ハンドル30の
着脱方向に沿う手動操作軸29の外部に、シャッタ31
が設けられている。
【0018】そして、手動操作を行う際には、シャッタ
31を開いて手動操作軸29に手動ハンドル30を挿入
することにより、かさ歯車28を介して電気的操作の場
合と同じ動作が行えるように構成されている。
【0019】また、別の方式として、手動操作軸にロッ
クピンを挿入することにより、電気的操作および手動操
作のいずれの操作もできないように操作ロックが任意的
にできる錠前式の操作ロック機構も知られている。
【0020】図13〜図15は、このような操作ロック
機構1Bを示しており、図13および図14はロック状
態を示し、図15は解除状態を示している。この操作ロ
ック機構1Bは、シャッタ31にロックピン挿入孔32
を設け、手動操作軸29にロックピン33を挿入するよ
うにしたもので、そのロックピン33が万一回転して
も、ストッパ34によってロックが行われる構成となっ
ている。なお、35はシャッタスイッチである。
【0021】ロック操作の際には、シャッタ31を開く
方向に回転させ、図13および図14に示すように、シ
ャッタ31のロックピン挿入孔32と手動操作軸29と
の中心を一致させる。手動ハンドルのソケット外径はロ
ックピン挿入孔32より大きく、この状態では手動ハン
ドルが挿入できない構成となっている。
【0022】なお、図16は操作装置のシーケンスを示
す回路図であり、この図16に示すように、この回路中
に、上述したキーインターロック用リミッチスイッチ1
7aおよびシャッタスイッチ35が設けられている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の開閉器の操作装置においては、キーインターロ
ック機構1Aおよび操作ロック機構1Bについて、以下
に述べる問題点があった。
【0024】(キーインターロック機構の問題点)図8
〜図11に示した従来のキーインターロック機構1Aに
おいては、ラッチロック17のピン16と連結カム7の
切り欠き15との位置が一致しないと係合できず、また
機器本体の取付けによっては、主軸に形成された切り欠
きの位置が変化する。そのため、連結カム7の切り欠き
15の幅を大きくし、この切り欠き15の位置とラッチ
ロック17のピン16とが一致するように配置を調整す
る必要があった。さらに、ロックする部位は、モータ1
の回転力が減速した後の部材となっているため、ロック
した状態で万一誤動作した場合には、ピン16に駆動ば
ね8を蓄勢する荷重が掛かることになる。
【0025】その場合、ラッチロック17のピン16が
変形する可能性もあり、ラッチロック17のピン16が
押し引き動作ができなくなることが考えられる。最悪の
場合、キーインターロック構造としての機能が働かず、
変電所の運営に支障を来すことになる。
【0026】(操作ロック機構の問題点)図12〜図1
5に示した従来の操作ロック機構1Bにおいては、手動
操作軸29にロックピン33を挿入し、操作ロックした
状態では、ロックピン33の抜き差しが自由に行える。
また、本操作装置のばね放勢時の振動や近傍の開閉機器
の振動でロックピン33が抜け出る可能性がある。ロッ
クピン33が抜けると、遠制操作が可能となり、また手
動操作ハンドル30を挿入できることになる。
【0027】このような操作ロック機構1Bの手動操作
軸29は、モータ21と同一軸でないので、モータ21
の出力軸21aと手動操作軸29とが万一外れた場合、
操作ロック機構1Bの機能が働かなくなり、誤動作の可
能性があった。また、開閉器の操作装置が誤動作した場
合には、地絡事故により変電機器の安全性を損う可能性
があった。
【0028】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、第1の目的は、キーインターロック機構の改良
により、ロック作用が確実で、例えば連結カムに形成さ
れた切り欠きの位置が変化してもラッチロックの配置を
調整する必要がなく、またロックした状態で万一誤操作
しても直接ラッチロックピンに荷重が掛からないように
して、キーインターロック機能を保持できる信頼性の高
い開閉器の操作装置を提供することにある。
【0029】また、本発明の第2の目的は、操作ロック
機構の改良により、誤操作を確実に防止することができ
る信頼性の高い開閉器の操作装置を提供することにあ
る。
【0030】さらに、本発明の第3の目的は、改良され
たキーインターロック機構および操作ロック機構の双方
を備えることにより、二重の誤操作防止を図って信頼性
を一層向上できる開閉器の操作装置を提供することにあ
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、開閉器の主軸の回転によ
り開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、前
記開閉器の開路状態または閉路状態の位置で前記主軸を
ロックした時にのみ抜き差しできるキーにより、関連機
器とのインターロックが行われるキーインターロック機
構を備えたものにおいて、前記キーインターロック機構
を、前記開閉器の主軸に直結する手動操作軸部に設けた
ことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。
【0032】請求項2の発明では、開閉器の主軸の回転
により、その開閉器の開閉動作部を駆動する開閉器の操
作装置であって、電気的操作および手動操作のいずれの
操作も阻止する操作ロックが可能な操作ロック機構を備
えたものにおいて、前記操作ロック機構を、前記開閉器
の主軸に直結する手動操作軸部に設けたことを特徴とす
る開閉器の操作装置を提供する。
【0033】請求項3の発明では、開閉器の主軸の回転
により、その開閉器の開閉動作部を駆動する開閉器の操
作装置であって、前記開閉器の開路状態または閉路状態
の位置で前記主軸をロックした時にのみ抜き差しできる
キーにより関連機器とのインターロックが行われるキー
インターロック機構と、電気的操作および手動操作のい
ずれの操作も阻止する操作ロックが可能な操作ロック機
構とを備えたものにおいて、前記キーインターロック機
構と前記操作ロック機構とを、前記開閉器の主軸に直結
する手動操作軸部に設けたことを特徴とする開閉器の操
作装置を提供する。
【0034】請求項4の発明では、請求項1または3記
載の開閉器の操作装置において、キーインターロック機
構は、手動操作軸に設けられた切り欠きにロック用レバ
ーが係合する構成としたことを特徴とする開閉器の操作
装置を提供する。
【0035】請求項5の発明では、請求項1から3まで
のいずれかに記載の開閉器の操作装置において、開閉器
の主軸ロックは、電気的操作用のモータ軸をロックする
構成としたことを特徴とする開閉器の操作装置を提供す
る。
【0036】請求項6の発明では、請求項1から3まで
のいずれかに記載の開閉器の操作装置において、モータ
軸と手動操作軸とを同一軸で構成したことを特徴とする
開閉器の操作装置を提供する。
【0037】請求項7の発明では、請求項2または3記
載の開閉器の操作装置において、操作ロック機構は、開
閉器本体に取り外しおよび取り付けが可能な構成とした
ことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。
【0038】請求項8の発明では、請求項2または3記
載の開閉器の操作装置において、操作ロック機構は、手
動操作軸をロックするロックピンと、このロックピンが
係合する切り欠きを有するキャッチとを備えたことを特
徴とする開閉器の操作装置を提供する。
【0039】以上の構成を有する本発明に係る開閉器の
操作装置によれば、キーインターロック機構および操作
ロック機構ともロック部分はモータの回転力を減速する
前であり、減速後に比べて拘束トルクが小さく、ロック
機構を縮小することができる。この場合、キーインター
ロック機構と操作ロック機構とを備えた構成とすること
で、二重の誤操作防止が図れる。
【0040】また、本発明によれば、手動操作軸とモー
タ軸とを同一とすることにより、手動操作軸をロックす
ることでモータの回転をロックすることができる。
【0041】また、本発明のキーインターロック機構
は、閉路状態ではロッドがラッチロックのピンの溝に係
合し、ラッチロックのキー操作ができないようにするこ
とで、手動操作軸またはモータ軸を自由に回転すること
ができ、開閉器の開閉操作は電動または手動のいずれに
よっても行える。
【0042】なお、手動操作軸に切り欠きが形成され、
ラッチロックの操作によりピンが押し出され、連動して
動くレバーが手動操作軸の切り欠きに係合するように働
くばねにより、手動操作軸にレバーが係合され、ロック
が掛かる構成とすることが望ましい。これにより、ロッ
クを解除する場合は、ラッチロック操作でピンが引かれ
て連動して動くレバーが手動操作軸とレバーとの係合を
外すことで行える。
【0043】また、ロックピンを手動操作軸に挿入した
ロック状態の時にキャッチを掛け、容易にロックピンが
抜けないようにすることが望ましい。また、操作ロック
機構はユニットとして容易に取り外しが行える構成とす
ることで、据え付け後の客先のオプション対応が容易に
行えるようになる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る開閉器の操作
装置の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明
する。なお、従来例で示した構成と同一の部分には、図
8と同一の符号を使用して説明する。
【0045】図1は操作装置の全体構成を示す斜視図で
あり、図2は要部の部品構成を示す分解斜視図である。
【0046】本実施形態の操作装置では、これらの図に
示すように、モータ1の回転力は、スプロケット2,3
および減速装置4を介してウォームホイール5に伝えら
れ、ウォームホイール5の軸の回転が減速された上で直
角方向に変換されるようになっている。この直角方向に
変換された力が第1,第2の連結カム6,7およびアー
ム7aを介して駆動ばね8に伝達されてこれを圧縮蓄勢
し、駆動ばね8は、その中心線と連結カム7のアーム7
aの中心線とが一直線になった点(圧縮接点)で最も圧
縮され、その直後に放勢されるようになっている。
【0047】駆動ばね8の放勢が開始されると、従動側
の第2の連結カム7が駆動側の第1の連結カム6から開
放されると同時に、互いに直結している第3の連結カム
9と機器主軸10とを回転させ、機器本体を動作させ
る。
【0048】また、駆動ばね8の放勢が開始されると、
第3の連結カム9に直結している機器主軸10の回転に
応じて、補助開閉器11、動作回数計12および開閉表
示器13がそれぞれ動作するように構成されている。
【0049】なお、モータ1の出力軸1a側のスプロケ
ット2と機器主軸10側のスプロケット3との間にはチ
ェーン14が巻装されている。
【0050】本実施形態では、このような構成におい
て、キーインターロック機構1Aと操作ロック機構1B
とが、機器主軸10に直結する手動操作軸部に設けられ
ている。
【0051】まず、インターロック機構1Aについて、
図3〜図5も参照して説明する。図3〜図5は、インタ
ーロック機構の構成および作用を拡大して示している。
【0052】図2に示すように、機器主軸10と直結し
たウォームホイール5に、リンク41およびロッド42
が取り付けられ、このロッド42が開閉動作に伴って連
動し、例えば上下方向に動作するようになっている。
【0053】このロッド42の先端は図3および図4に
示すように、操作装置本体側に取り付けられた支持部材
43に固定されたラッチロック44のピン45に閉路動
作の時に係合するようになっている。このピン45はラ
ッチロック44に進退可能に支持されており、このピン
45には、中間部が固定支点46で支持されたリンク4
7の一端が連結されている。リンク47の他端側には、
固定支点46を中心として、そのリンク47の一端側、
つまりラッチロック44のピン45をそのラッチロック
44側に退入させる方向に付勢するばね48と、別の固
定支点49を中心として俯仰動作するレバー50とが連
結されている。
【0054】一方、モータ1の出力軸51の先端に同軸
的に設けられた手動操作軸52に、円周の一部が凹む切
り欠き53が設けられ、この切り欠き53にレバー50
の先端が係合して手動操作軸52に所定角度の回動力を
与えるようになっている。ラッチロック44には、この
ラッチロック44のピン45の動きで動作するリミット
スイッチ54が固定されている。
【0055】このように構成されたキーインターロック
機構1Aによると、本操作装置が開路状態においては、
ロッド42がラッチロック44のピン45に係合してい
ないので、ラッチロック44はロック操作できる。この
状態でラッチロック44のキー20がロック側に回転す
ると、ラッチロック44のピン45は押し出され、それ
に連結されたリンク47は支点46を中心として回動
し、レバー50との係合を外す。
【0056】リンク47との係合が外れたレバー50
は、ばね48の付勢力によって手動操作軸52に形成さ
れた切り欠き53に係合するよう動作し、ロック状態と
なる。この状態でラッチロック44のキー20を抜くこ
とができ、このキー20によって関連機器の開閉器を操
作することが可能となる。
【0057】一方、操作ロック機構1Bは、操作装置本
体3Aの手動操作ハンドル挿入口55より手動操作軸5
2をロックするように取り付けられている。即ち、図6
および図7に示すように、操作装置本体3Aの手動ハン
ドル操作口55に固定された支持部材56に、キャッチ
57が自由に回動できるように支点58を介して取付け
られている。また、支持部材56にキャッチ57の固定
用孔59が一対形成されるとともに、キャッチ57にも
孔60が形成され、回動時にこれらの孔59に選択的に
合致できる。これらの孔59,69を介して南京錠61
が取り付けられるようになっている。
【0058】さらに、支持部材56にはシャッタ62が
支点63を介して回動自在に取付けられ、このシャッタ
62には手動操作軸52と合致する位置にロックピン挿
入孔64が形成されている。なお、65はシャッタ62
の位置決め用ストッパであり、66はシャッタストッパ
である。そして、図7に示すように、ロックピン67を
挿入した状態では、従来と同様に、電動操作が阻止され
るようになっている。
【0059】このように構成された操作ロック機構1B
によると、開路状態および閉路状態のいずれの状態にお
いても、手動操作軸52にロックヒン67を挿入するこ
とによって任意的にロック操作することができる。
【0060】即ち、シャッタ62を図6の状態から少し
回転させて図7の状態とし、シャッタ62のロックピン
挿入穴64と手動操作軸52との中心を一致させ、ロッ
クピン67を挿入する。ロックピン67の挿入後は、キ
ャッチ57を、支持部材56に設けた支点58を中心と
してロックピン67と係合するように回転させる。これ
により、ロックピン66が抜け出せないようにキャッチ
57によって保持される。キャッチ57の孔60と支持
部材56に設けた一方の孔50とに対し、キャッチ57
がロックピン67に係合した位置で、南京錠61を挿入
し、これによりロック状態が保持できる。
【0061】なお、これと逆の操作を行えば、南京錠6
1によるロックピン67が解除した位置での保持が行え
る。
【0062】以上のように、本実施形態によれば、開路
状態の時に、キーインターロック機構1Aがラッチロッ
ク44により機器を確実にロックすることができる。こ
の場合、係合がカム方式であるため、係合調整が不要で
あり、操作電圧が変動しても確実にロックすることがで
きる。また、万一誤動作しても、ロック係合部に掛かる
拘束トルクは低く、しかも荷重をレバー全体で受ける構
成となっているため、破損や変形を生じることもない。
したがって、安全にロック状態が維持され、関連機器の
インターロック条件を満たすことかできる。
【0063】また、本実施形態の操作ロック機構1Bに
よれば、ロックピン67の挿入状態においては、キャッ
チ57との係合によってロックピン67が容易に抜けな
い構成としてあるので、開閉器の開閉操作振動でロック
ピン67が抜け出たり、また、人力の管理ミスによるロ
ックピン67の取り外しによる開閉器の誤操作防止がで
き、安定した変電機器を提供することができる。
【0064】なお、本発明は以上の実施形態に限定され
るものではなく、キーインターロック機構1Aや操作ロ
ック機構1Bの取り付け方法やリンク形状等を適宜変更
することが可能である。また、キーインターロック機構
1Aと操作ロック機構1Bとを別々に備えた操作装置と
して適用することも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、キーインターロック機構および操作ロック機構とも
ロック部分はモータの回転力を減速する前であり、減速
後に比べて拘束トルクが小さく、ロック機構を縮小する
ことができる。この場合、キーインターロック機構と操
作ロック機構とを備えた構成とすることで、二重の誤操
作防止が図れる。
【0066】また、本発明によれば、手動操作軸とモー
タ軸とを同一とすることにより、手動操作軸をロックす
ることでモータの回転をロックすることができる。
【0067】また、キーインターロック機構を備えた構
成において、手動操作軸に切り欠きを形成し、それに係
合するレバーをカム係合方式とすることにより、組立調
整を不要とすることができる。なお、万一誤操作して
も、拘束トルクが小さいので、係合部の変形、破損を防
止することができ、さらにロック機構の縮小も図れる。
【0068】また、操作ロック機構においては、ロック
ピンをキャッチによって係合し、抜け出ない構成とする
ことにより、誤操作を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による開閉器の操作装置の
全体構成を示す図。
【図2】図1に示した操作装置の部品構成を示す斜視
図。
【図3】前記実施形態におけるキーインターロック機構
の解除状態を示す図。
【図4】図3の状態を下面側から見た図。
【図5】前記実施形態におけるキーインターロック機構
のロック状態を示す図。
【図6】前記実施形態における操作ロック機構の解除状
態を示す図。
【図7】図6に対応する操作ロック機構のロック状態を
示す図。
【図8】従来の操作装置におけるキーインターロック機
構を示す斜視図。
【図9】図8に示したキーインターロック機構の解除状
態を示す図。
【図10】図9に対応するキーインターロック機構のロ
ック状態を示す図。
【図11】図10の側面図。
【図12】従来の操作装置における操作ロック機構を示
す斜視図。
【図13】図12に示した操作ロック機構の解除状態を
示す図。
【図14】図13に対応する操作ロック機構のロック状
態を示す図。
【図15】図14の側面図。
【図16】操作装置のシーケンスを示す図。
【符号の説明】
1 モータ 1a 出力軸 2,3 スプロケット 4 減速装置 5 ウォームホイール 6 第1の連結カム 7 第2の連結カム 7a アーム 8 駆動ばね 9 第3の連結カム 10 機器主軸 11 補助開閉器 12 動作回数計 13 開閉表示器 14 チェーン 15 切り欠き 16 ピン 17 ラッチロック 17a キーインターロック用リミッチスイッチ 18 キー 21 モータ 21a 出力軸 22 歯車 23 ラッチロック 24 ウォームホイール 24a ウォームホイール軸 25,26 連結カム 27 駆動ばね 28 傘歯車 29 手動操作軸 30 操作ハンドル 31 シャッタ 32 ロックピン挿入孔 33 ロックピン 34 ストッパ 35 シャッタスイッチ 42 ロッド 43 支持部材 44 ラッチロック 45 ピン 46 固定支点 47 リンク 48 ばね 49 固定支点 50 レバー 51 出力軸 52 手動操作軸 53 切り欠き 54 リミットスイッチ 55 手動操作ハンドル挿入口 56 支持部材 57 キャッチ 58 支点 59 固定用孔 60 孔 61 南京錠 62 シャッタ 63 支点 64 ロックピン挿入孔 65 位置決め用ストッパ 66 シャッタストッパ 67 ロックピン 1A インターロック機構 1B 操作ロック機構 3A 操作装置本体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉器の主軸の回転により開閉動作部を
    駆動する開閉器の操作装置であって、前記開閉器の開路
    状態または閉路状態の位置で前記主軸をロックした時に
    のみ抜き差しできるキーにより、関連機器とのインター
    ロックが行われるキーインターロック機構を備えたもの
    において、前記キーインターロック機構を、前記開閉器
    の主軸に直結する手動操作軸部に設けたことを特徴とす
    る開閉器の操作装置。
  2. 【請求項2】 開閉器の主軸の回転により、その開閉器
    の開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、電
    気的操作および手動操作のいずれの操作も阻止する操作
    ロックが可能な操作ロック機構を備えたものにおいて、
    前記操作ロック機構を、前記開閉器の主軸に直結する手
    動操作軸部に設けたことを特徴とする開閉器の操作装
    置。
  3. 【請求項3】 開閉器の主軸の回転により、その開閉器
    の開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、前
    記開閉器の開路状態または閉路状態の位置で前記主軸を
    ロックした時にのみ抜き差しできるキーにより関連機器
    とのインターロックが行われるキーインターロック機構
    と、電気的操作および手動操作のいずれの操作も阻止す
    る操作ロックが可能な操作ロック機構とを備えたものに
    おいて、前記キーインターロック機構と前記操作ロック
    機構とを、前記開閉器の主軸に直結する手動操作軸部に
    設けたことを特徴とする開閉器の操作装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3記載の開閉器の操作装
    置において、キーインターロック機構は、手動操作軸に
    設けられた切り欠きにロック用レバーが係合する構成と
    したことを特徴とする開閉器の操作装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    開閉器の操作装置において、開閉器の主軸ロックは、電
    気的操作用のモータ軸をロックする構成としたことを特
    徴とする開閉器の操作装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    開閉器の操作装置において、モータ軸と手動操作軸とを
    同一軸で構成したことを特徴とする開閉器の操作装置。
  7. 【請求項7】 請求項2または3記載の開閉器の操作装
    置において、操作ロック機構は、開閉器本体に取り外し
    および取り付けが可能な構成としたことを特徴とする開
    閉器の操作装置。
  8. 【請求項8】 請求項2または3記載の開閉器の操作装
    置において、操作ロック機構は、手動操作軸をロックす
    るロックピンと、このロックピンが係合する切り欠きを
    有するキャッチとを備えたことを特徴とする開閉器の操
    作装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011233374A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Toshiba Corp 真空遮断器の操作機構
CN104377072A (zh) * 2014-11-19 2015-02-25 三一重型装备有限公司 矿用安全锁机构及隔爆开关柜
CN106020028A (zh) * 2016-06-02 2016-10-12 国网山东省电力公司经济技术研究院 五防闭锁验收装置
CN108198709A (zh) * 2018-02-26 2018-06-22 广东炜创电气有限公司 中压交流配电环网柜的负荷开关机构上的表面连锁

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