JP2002298707A - 三位置開閉器操作機構 - Google Patents

三位置開閉器操作機構

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JP2002298707A JP2001098362A JP2001098362A JP2002298707A JP 2002298707 A JP2002298707 A JP 2002298707A JP 2001098362 A JP2001098362 A JP 2001098362A JP 2001098362 A JP2001098362 A JP 2001098362A JP 2002298707 A JP2002298707 A JP 2002298707A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略な構成で、信頼性及び安全性の高い三位
置開閉器操作機構を提供する。 【解決手段】 断路器及び接地装置の機能を持つ開閉器
に駆動力を伝達する主軸15、主軸15とともに移動可
能な突出部17、手動により回動可能な操作軸13及び
操作軸28b、操作軸13の回動を主軸15に伝達する
ウォームギヤ、操作軸28bの回動を操作軸15に伝達
する動力伝達手段28c、突出部17に係脱可能な一対
のキャッチレバー19a,19b、励磁されることによ
ってキャッチレバー19a,10bと突出部17との係
止を解除可能な一対のトリップコイル25a,25b、
操作軸13,28b近傍に回動可能に設けられた一対の
シャッター板76a,76b、シャッター板76a,7
6bの回転に従って、トリップコイル25a,25bを
動作させるカム81a,81bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断路器と接地装置
の機能を合わせ持つ開閉器の操作機構に係り、特に、入
(閉)、切(開)及び接地という三つの位置状態の操作
を、一つの操作装置で行うことができる三位置開閉器操
作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】三位置開閉器の電動方式操作機構は、断
路器と接地装置の機能を合わせ持つように構成され、入
(閉)、切(開)及び接地という三つの位置状態の操作
を一つの操作装置によって行うものである。このような
三位置開閉器の電動方式操作機構(以下では単に操作機
構と記す)の一例として、特開平3−133018号公
報において開示された接地装置付断路器の操作機構を、
図15〜図17を参照して以下に説明する。
【0003】すなわち、図15に示すように、操作機構
の駆動部は、駆動源である電動機1と、この電動機1の
駆動力をゼネバ歯車機構7に伝達する減速機2及び歯車
3〜5によって構成されている。駆動部の動力は、出力
軸6及びリンク機構10を介して断路部11に伝達さ
れ、これにより、断路部11のブレード12が入位置、
切位置及び接地位置のいずれかの位置に回動するように
構成されている。
【0004】ゼネバ歯車機構7は、図16に示すよう
に、ゼネバドライバー8及びゼネバホイール9を備えて
いる。ゼネバドライバー8は、その周囲に歯車5と係合
する歯車部8aを有し、側面に駆動用ピン8bと鎖錠用
円弧部8cを備えている。また、ゼネバホイール9は、
鎖錠用円弧部8cと係合する三つの円弧凹面9a〜9c
と、これらの円弧凹面9a〜9c間に設けられ、駆動用
ピン8bが出入り可能な二つの溝9d,9eを備えてい
る。
【0005】以上のような操作機構の動作を以下に説明
する。すなわち、図17(a)に示すように、ブレード
12が切位置にあるときには、ゼネバドライバー8の鎖
錠用円弧部8cが、ゼネバホイール9の円弧凹面9bに
係合することによって、ゼネバホイール9が鎖錠されて
いる。
【0006】この状態において、入動作のために電動機
1を始動すると、歯車5によりゼネバドライバー8が回
転する。そして、図17(b)に示すように、ゼネバド
ライバー8の駆動用ピン8bが、溝9dに係合する位置
に来ると、ゼネバホイール9も回動を開始し、図17
(c)に示すように、リンク機構10及びブレード12
が入方向に動作する。さらにゼネバドライバー8が回動
すると、図17(d)に示すように、駆動用ピン8bが
溝9dから離れ、図17(e)に示すように、鎖錠円弧
部8cが円弧凹面9aに係合するので、ゼネバホイール
9が停止する。
【0007】なお、入位置から切位置への動作は、ゼネ
バドライバー8を逆回転させることによって、図17
(e)〜(a)に示す手順で行なわれる。このようなゼ
ネバドライバー8の逆回転の動作をさらに進めると、駆
動用ピン8bが溝9eに入ってリンク機構10及びブレ
ード12が接地方向に動作した後、鎖錠円弧部8cが円
弧凹面9cに係合することによってゼネバホイール9が
停止する。
【0008】また、従来の三位置開閉器操作機構の他の
一例として、特開平4−94023号公報において開示
されたものが知られている。この操作機構を、図18〜
図23を参照して以下に説明する。すなわち、図18
(a)(b)に示すように、開閉器へ動力を伝達する操
作軸15が、フレーム65に設けられている。この操作
軸15には、連結ピン51によってプレート50が連結
されている。プレート50には、位置保持用の突出部1
7が溶接されている。
【0009】52は、プレート50と連結・離脱可能に
設けられたモード切替板である。このモード切替板52
は、操作軸15が挿通された中空軸53に連結されてい
る。中空軸53内には、モード切替板52をプレート5
0側へ付勢するばね56が設けられている。54,55
はばね56のばね受けである。さらに、73はモード切
替板52を締付けるボルト、74はモード切替板52の
ストッパーである。
【0010】中空軸53は、ラッチを操作するハンドル
58に、レバー57を介して連結されている。ハンドル
58は、レバー59及び金具60を介してキャッチレバ
ー19に連結されている。また、ハンドル58には、連
結ピン62を介してレバー61が連結されている。レバ
ー59とレバー61との間には、ハンドル58が挿入さ
れたばね63が配設されている。
【0011】キャッチレバー19は、キャッチ軸18を
軸に回動可能に設けられている。ねじりコイルばね21
は、その中心にキャッチ軸18が挿通され、一端がキャ
ッチレバー19に当接し、他端がキャッチレバー19の
ストッパー75に当接している。また、フレーム65に
は、ボルト66によってフレーム64が固定されてい
る。フレーム64には、ピン68、ばね受け69及びば
ね70によって、レバー67が取り付けられている。レ
バー67には、フレーム65に溶接されたピンに取り付
けられたレバー71が連結されている。レバー71に
は、ローラー72が取り付けられている。
【0012】以上のような従来の三位置開閉器操作機構
の動作を説明する。まず、図19(a)(b)に示すよ
うに、中空軸53を手前(図中右側)に引っぱって、モ
ード切替板52とプレート50との連結を外し、回転さ
せることによって、入・切操作モードか、切・接地操作
モードかを選択する。その後、中空軸53を離すと、z
u20(a)に示すように、ばね56の付勢力によって
指定されたモード位置で中空軸53が復帰する。
【0013】かかるモード選択後、図20(a)〜
(c)に示すように、ハンドル58を右に回転させるこ
とにより、レバー61,59を回動させ、レバー61の
端部をレバー67によってロックさせる。この操作によ
って、図21に示すように、金具60が上昇してキャッ
チレバー19が回動するので、キャッチレバー19の端
部がプレート50の突出部17から外れる。
【0014】このように突出部17が自由になるので、
中空軸53を回転させて、新しい位置に変更する。この
とき、図22に示すように、プレート50に溶接された
ブロック50aが、レバー71に取付けられたローラー
72を押上げて、レバー67を下げる。これにより、レ
バー61、レバー59が自由になり、ねじりコイルばね
21の力によってキャッチレバー19が復帰する。プレ
ート50に溶接された突出部17は、この復帰したキャ
ッチレバー19に、図17(a)〜(c)に示すように
かみこみ、新しい位置が保持される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の図1
5〜図17に示した三位置開閉器操作機構においては、
次の(1)(2)に示すような問題点があった。 (1)自動操作において、何らかの障害で切位置を検知
し電動機をONまたはOFFするスイッチが故障した場
合には、ゼネバドライバー8が回動し続けるため、入位
置から切位置を通過し、接地位置まで動作する場合があ
る。 (2)手動操作においては、切位置を作業者が検知する
ことが困難であるため、入位置から切位置を通過し、接
地位置まで操作してしまう可能性がある。同様に、、入
位置と接地位置の検知も困難であるため、駆動用ピン8
bが、ゼネバホイール9の外周に接触するまで操作した
場合には、駆動用ピン8bに過大な力が作用して、故障
の原因となる。
【0016】また、図18〜図23に示した三位置開閉
器操作機構においては、次のような問題点があった。 (3)断路器、接地装置の操作を行うまでに、数回の切
り替え操作を行なう必要があるため、操作手順が煩雑と
なる上、構造が複雑であり、誤操作や破損の原因とな
る。 (4)断路器、接地装置のモード切り替えのための操作
が複雑なため、駆動源や制御回路を設けて遠方から自動
的にモード切替を行えるようにするためには、より複雑
な機構となる。
【0017】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
簡略な構成で、信頼性及び安全性の高い三位置開閉器操
作機構を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、自動操作及び手動操作にかかわらず、高い信頼性と
安全性を維持できる三位置開閉器操作機構を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、断路器及び接地装置としての機能を有
する開閉器に対して駆動力を伝達する主軸を備え、前記
開閉器を入、切及び接地という三つの位置状態に操作可
能に設けられた三位置開閉器操作機構において、以下の
ような技術的特徴を有する。
【0019】すなわち、請求項1記載の発明は、前記主
軸の回動とともに移動可能に設けられた突出部と、手動
により回動可能な第1の操作軸及び第2の操作軸と、前
記第1の操作軸の回動を主軸に伝達する第1の動力伝達
手段と、前記第2の操作軸の回動を前記第1の操作軸に
伝達する第2の動力伝達手段と、前記突出部に係脱可能
に設けられ、前記第1の操作軸及び前記第2の操作軸に
それぞれ対応して配置された一対のストッパー部と、励
磁されることによって前記ストッパー部と前記突出部と
の係止を解除可能に設けられ、前記一対のストッパー部
に対応してそれぞれ配置された一対のトリップコイル
と、前記第1の操作軸若しくは前記第2の操作軸を覆う
閉鎖位置と、前記第1の操作軸若しくは前記第2の操作
軸が現れて手動操作可能となる開放位置との間を回動可
能に設けられた一対のシャッター板と、前記シャッター
板の回動に従って、前記トリップコイルを励磁状態と同
様に動作させるカムとを有することを特徴とする。
【0020】以上のような請求項1記載の発明では、一
対のストッパー部、トリップコイル、シャッター板によ
って、断路器及び接地装置という二種の機器の機能をそ
れぞれ別々に操作できるとともに、誤動作を防止できる
ロック機構を構成することができる。つまり、ストッパ
ー部と突出部の係脱によって、主軸の回動が断路器操作
方向及び接地装置操作方向のいずれか一方に解放若しく
はロックされる。また、一対のシャッター板のうち、操
作する機器側のシャッター板を選択して回動させること
によって、作業者は作業対象である機器を明確に認識で
き、誤って他方の機器を操作してしまうことを防止でき
る。そして、切動作完了位置で突出部は一旦ストッパー
部によって係止されるので、入位置から切位置を通過し
て接地位置まで一度に動作することがなくなり、誤動作
を防止することができる。さらに、シャッター板とトリ
ップコイルとを連動させることにより、断路器と接地装
置との間の切替操作を、操作したい機器の側を選択し、
シャッター板を開く操作のみで完了でき、通常の入切操
作と同様に操作できる。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の三
位置開閉器操作機構において、前記第1の操作軸の駆動
源が設けられ、前記駆動源は、前記断路器及び前記接地
装置の制御回路によって制御可能に設けられ、前記シャ
ッター板が閉鎖位置にあるときに接点が閉じ、前記シャ
ッター板が開放位置に回動したときに接点が開くシャッ
ター板スイッチが設けられ、前記シャッター板スイッチ
は、前記断路器及び前記接地装置の制御回路にそれぞれ
直列に配置されていることを特徴とする。
【0022】以上のような請求項2記載の発明では、駆
動源及び制御回路によって、遠方からの司令で機器を自
動操作することができる。そして、手動操作中には、シ
ャッター板に連動するスイッチが開くため、誤って機器
の自動操作司令が入ってきても、誤動作を起こすおそれ
がなくなる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の三位置開閉器操作機構において、前記電動機
は、前記第1の操作軸と平行方向に配置され、前記電動
機の回転を前記第1の操作軸に伝える第3の動力伝達手
段が設けられていることを特徴とする。
【0024】以上のような請求項3記載の発明では、第
3の動力伝達手段によって駆動源からの動力を1段減速
することができるため、より高負荷の機器を動かすこと
ができる。また、電動機の取付位置の自由度が広がるた
め、効率的な機器レイアウトが可能となる。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の三位置開閉器操作機構において、前記一対の
シャッター板スイッチは、前記断路器操作用及び前記接
地装置操作用として設けられ、前記断路器操作用のシャ
ッター板スイッチが、接地装置の制御回路に直列に配置
され、前記接地装置操作用のシャッター板スイッチが断
路器の制御回路に直列に配置されていることを特徴とす
る。
【0026】以上のような請求項4記載の発明では、接
地装置及び断路器のうち、一方の機器を手動操作中にシ
ャッター板連動のスイッチが開くことによって、他方の
機器に自動操作司令が入ってきても動作しないので、誤
動作を起こすおそれがなくなる。
【0027】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の三位置開閉器操作機構において、前
記トリップコイルの非動作時に接点が閉じ、前記トリッ
プコイルの動作時に接点が開く一対のトリップコイルス
イッチが、前記断路器操作用及び前記接地装置操作用に
設けられ、前記断路器操作用のトリップコイルスイッチ
が、接地装置の制御回路に直列に配置され、前記接地装
置操作用のトリップコイルスイッチが、断路器の制御回
路に直列に配置されていることを特徴とする。
【0028】以上のような請求項5記載の発明では、断
路器及び接地装置のうち、いずれか一方の機器を操作途
中に、他方の機器の制御回路に流れる信号が遮断され、
手動操作及び自動操作ともに行うことができなくなるの
で、誤動作を起こすおそれがなくなる。
【0029】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態] [構成]請求項1記載の発明に対応する実施の形態を、
図1〜図7を参照して以下に説明する。すなわち、図1
に示すように、開閉器へ駆動力を伝達する主軸15に対
して直交する方向に、操作軸13が設けられている。主
軸15にはウォームホイール16が装着され、操作軸1
3にはウォーム14が装着されている。このウォームホ
イール16とウォーム14とが噛合することによってウ
ォームギヤが構成され、操作軸13の回転が主軸15に
伝達される。
【0030】また、主軸15におけるウォームホイール
16と反対側には、円盤状の保持部材17Dが装着され
ている。保持部材17Dは、ウォームホイール16より
も大きな直径を有し、その縁端部には、軸方向に突出し
たローラ状の突出部17が設けられている。また、保持
部材17Dの円周の外側には、主軸15と平行な一対の
キャッチ軸18a,18bが、主軸15から等距離の位
置に相互に離隔して、図示しないフレーム等に固定され
ている。つまり、キャッチ軸18a,18bは、互いに
平行に、且つ所定の間隔を保って固定されている。これ
らのキャッチ軸18a,18bを軸として、キャッチレ
バー19a,19bが回動可能に設けられている。キャ
ッチレバー19a,19bは、その先端面が互いに対向
しており、その対向端部間に突出部17が介在してい
る。
【0031】キャッチ軸18a,18bの外側には、キ
ャッチレバー19a,19bの後端部の傾きを制限する
ストッパー90が設けられている。さらに、キャッチ軸
18a,18bには、それぞれねじりコイルばね21
a,21bが巻きかけられている。このねじりコイルば
ね21a,21bは、キャッチレバー19a,19b
を、それぞれの後端部がストッパー90に所定の圧力で
当接するように付勢している。互いに対向するキャッチ
レバー19a,19bの先端部は、それぞれ突出部17
が圧力接触したとき、主軸13から見て径方向外側に待
避可能に構成されている。なお,キャッチレバー19
a,19bの先端部は、突出部17に対向する角部(図
中の上方の角部)には部分円筒形状の曲面が形成され、
他方の角部(図面の下方の角部)は嘴状に形成されてい
る。
【0032】このキャッチレバー19a,19bにおけ
る嘴状の角部に対応する位置には、ラッチピン20a,
20bが設けられている。このラッチピン20a,20
bは、キャッチ軸18a,18bと平行な軸芯を中心に
回動可能に支持されている。ラッチピン20a,20b
の軸方向の一端部には、半月状の切欠部が設けられてい
る。これらの半月状の切欠部は、ねじりコイルばね22
a,22bによって、その円弧状の外側面が互いに背中
合わせになるとともに、その上縁端がキャッチレバー1
9a,19bの嘴状の角部と重なる方向に付勢されてい
る。
【0033】また、ラッチピン20a,20bは、それ
ぞれ横方向外側に突出したラッチレバー24a,24b
を有している。これらのラッチレバー24a,24bの
先端部は、トリップコイル25a,25bの励磁状態じ
応じて上下に移動するプランジャ26a,26bの先端
に当接している。そして、その状態を保持するように、
ねじりコイルばね22a,22bは、ラッチレバー24
a,24bに圧縮力を作用させている。
【0034】従って、プランジャ26aを上に押し上げ
ると、ラッチピン20aは反時計方向に回転し、ラッチ
ピン20aから外れたキャッチレバー19aの先端が、
図示した位置から下方に退避するように構成されてい
る。同様に、プランジャ26bを上に押し上げると、ラ
ッチピン20bは時計方向に回転し、ラッチピン20b
から外れたキャッチレバー19bの先端が、図示した位
置から下方に退避するように構成されている。
【0035】また、ウォーム14が装着された操作軸1
3の先端部には、手動操作ハンドルを挿し込んで主軸1
5を回転させる手動操作軸28aが形成されている。ま
た、トリップコイル25bの外側には、他の一つの手動
操作軸28bが設けられている。これらの手動操作軸2
8a,28bは、チェーン等の動力伝達手段28cによ
って互いに回転力を伝達可能に結合されている。そし
て、トリップコイル25aは、手動操作軸28aに対し
てプランジャ26aが略平行になるように設けられてい
る。同様に、トリップコイル25bは、手動操作軸28
bに対してプランジャ26bが略平行になるように設け
られている。
【0036】また、手動操作軸28a,28bの端部近
傍には、手動操作軸28a,28bを覆う閉鎖位置と、
手動操作軸28a,28bが見える開放位置との間を回
動可能なシャッター板76a,76bが設けられてい
る。このシャッター板76a,76bは、図3に示すよ
うに、インターロックコイル84によって回動が制限さ
れるロック状態と、回動可能とされるロック解除状態
に、インターロック条件を切り替え可能に設けられてい
る。また、シャッター板76a,76bには、開放位置
まで回動させることによって、プランジャ26a,26
bを励磁状態と同様の位置まで押圧するカム81a,8
1bが取り付けられている。さらに、シャッター板76
a,76bは、シャッター板復帰ばね83によって閉鎖
位置に付勢されるとともに、ストッパー82によってそ
の回動量が所定の範囲に制限されている。
【0037】一方、主軸15から見てラッチピン20
a,20bとは反対側であって、図中の中央部から僅か
に左に偏った位置には、突出部17と当接することによ
って、主軸13が1回転することを阻止するストッパブ
ロック23が、フレーム等に固定されている。
【0038】[作用]以上のような構成を有する本実施
の形態の作用を、図2〜7を参照して説明する。なお、
図2、図3及び図4は、手動操作前の状態の正面図、側
面図及び下面図であり、図5、図6及び図7は、手動操
作によって主軸15を反時計回りに回転させて、駆動を
開始した場合の正面図、側面図及び下面図である。
【0039】まず、図2〜4に示す手動操作前の「切」
状態から、図7に示すように、シャッター板76aを時
計方向に回転させる。すると、図6に示すように、シャ
ッター板76aに取り付けられたカム81aが、トリッ
プコイル25aの励磁位置までプランジャ26aを押し
込む。プランジャ26aは、図5に示すように、ラッチ
レバー24aを押圧するので、ラッチピン20aは反時
計方向に回転する。
【0040】これによって、ラッチピン20aの半月状
の端部からキャッチレバー19aの嘴状端部の係合が外
れるので、キャッチレバー19aがキャッチ軸18aを
中心にして自由に動けるようになる。そして、図7に示
すように、手動ハンドル42を手動操作軸28aに差し
込み、手動操作軸28aを回転させる。すると、図5に
示すように、主軸15が回転するとともに突出部17が
動き、図5の実線の状態に移行する。これにより、
「切」の位置から「入」の位置への切替操作又はその逆
の操作が完了するので、手動ハンドル42を抜くと、シ
ャッター板76aはシャッター板復帰ばね83の付勢力
によって閉鎖位置に復帰するので、他の部材も元の図2
〜4の状態に戻る。
【0041】なお、手動ハンドルによる「切」位置から
「接地」位置への切替操作あるいはその逆の切替操作
は、上記と同様に、シャッター板76bを回転させ、手
動ハンドル42を用いて手動操作軸28bを回動させる
ことによって行う。
【0042】[効果]以上のような本実施の形態の効果
は以下の通りである。すなわち、シャッター板76a,
76bとトリップコイル25a,25bを連動させるこ
とにより,断路器と接地装置との間の切替操作を、操作
したい機器の側を選択して、シャッター板76a若しく
はシャッター板76aを開く操作のみで完了するので,
通常の入切操作と同様に行うことができる。
【0043】また、断路器、接地装置のインターロック
機構部が、それぞれ分割された構成となっているので、
断路器又は接地装置のシャッター板76a,76bを選
択、認識して操作することができ、作業者が誤って反対
側の機器を操作してしまうことを防止できる。
【0044】また、各動作部材が動作完了位置で、一旦
各ストッパーに当たり停止しなければならないため、入
位置から切位置を通過し、接地位置まで一度に動作する
ことがなく、誤動作を防止することができる。
【0045】[第2の実施の形態] [構成]請求項2記載の発明に対応する実施の形態を、
図8〜11を参照して説明する。 [操作機構]まず、操作機構は、基本的には、図1で示
した第1の実施の形態と同様の構成を有している。但
し、本実施の形態は、図8に示すように、操作軸13の
同軸上に駆動力を発生する電動機1が結合されている。
また、主軸15には、ウォームホイール16と反対側
に、リミットスイッチ用カム29が設けられている。こ
のリミットスイッチ用カム29の周囲には、ウォームホ
イール16の回転位置を検出して動作する入終了司令リ
ミットスイッチ30a,30b及び切終了司令リミット
スイッチ31a,31bが配置されている。
【0046】また、シャッター板76a,76bの近傍
には、シャッター板76a,76bを手動操作状態まで
動作させると接点が開くシャッター板連動リミットスイ
ッチ77a,77bが取り付けられている。さらに、ラ
ッチピン20a,20bの近傍には、ラッチピン20
a,20bが動作してキャッチレバー19a,19bと
の係合が外れた状態で接点が閉じるラッチピン連動リミ
ットスイッチ27a,27bが取り付けられている。
【0047】[制御回路]次に、本実施の形態の制御回
路を、図11(a)〜(d)の回路図を参照して説明す
る。なお、(a)は断路器の機能を実現するための制御
回路、(b)は接地装置の機能を実現するための制御回
路、(c)は断路器側のキャッチレバー19aとラッチ
ピン20aとの係合を外す電動機制御回路/キャッチ引
外し回路、(d)は接地装置側のキャッチレバー19b
とラッチピン20bとの係合を外す電動機制御回路/キ
ャッチ引外し回路、(e)は電動機1を駆動する電動機
駆動回路である。
【0048】まず、図11(a)に示す断路器制御回路
は、入操作リレー32aと切操作リレー33aとを備え
ている。入操作リレー32aの一端には、切操作リレー
33aの接点35cを介して操作開始信号が加えられ、
さらに自己保持用の入操作リレー接点34aを介して正
側電源に接続されている。また、切操作リレー33aの
一端には、入操作リレー接点34cを介して切操作信号
が加えられ、さらに自己保持用の切操作リレー接点35
aを介して正側電源に接続されている。
【0049】入操作リレー32aの他端は、入終了指令
リミットスイッチ30a、断路器のシャッター連動リミ
ットスイッチ77a及び接地装置誤操作防止用のトリッ
プコイル制御用リレー接点37d(CCEX)を介し
て、負側電源に接続されている。切操作リレー33aの
他端は、切終了指令リミットスイッチ31a、断路器の
シャッター連動リミットスイッチ77a及び接地装置誤
操作防止用のトリップコイル制御用リレー接点37d
(CCEX)を介して、負側電源に接続されている。な
お、84aはインターロックコイルである。
【0050】図11(b)に示す接地装置制御回路は、
入操作リレー32bと切操作リレー33bとを備えてい
る。入操作リレー32bの一端には、切操作リレー接点
35dを介して操作開始信号が加えられ、さらに自己保
持用の入操作リレー接点34bを介して正側電源に接続
されている。また、切操作リレー33bの一端には、入
操作リレー接点34dを介して切操作信号が加えられ、
さらに自己保持用の切操作リレー接点35bを介して正
側電源に接続されている。
【0051】入操作リレー32bの他端は、入終了指令
リミットスイッチ30b、接地装置のシャッター連動リ
ミットスイッチ77b及び断路器誤操作防止用のトリッ
プコイル制御用リレー接点37c(CCDX)を介し
て、負側電源に接続されている。切操作リレー33bの
他端は、切終了指令リミットスイッチ31b、接地装置
のシャッター連動リミットスイッチ77b及び断路器誤
操作防止用のトリップコイル制御用リレー接点37c
(CCDX)を介して、負側電源に接続されている。な
お、84bはインターロックコイルである。
【0052】図11(c)に示す断路器側電動機制御回
路/キャッチ引外し回路は、入操作リレー接点34eと
切操作リレー用接点35eとが並列接続され、その一端
が正側電源に接続され、その他端がトリップコイル制御
用リレー36aを介して負側電源に接続されている。ト
リップコイル25aは、一端はトリップコイル制御用リ
レー接点37aを介して正側電源に接続され、他端が負
側電源に接続されている。
【0053】また、断路器側入操作リレー接点34g及
び断路器側ラッチピン連動リミットスイッチ27aが直
列接続されたものと、接地装置側切操作リレー接点35
h及び接地装置側ラッチピン連動リミットスイッチ27
dが直列接続されたものとが並列接続され、その一端が
正側電源に接続され、その他端が電動機正方向回転用リ
レー38を介して負側電源に接続されている。
【0054】図6(d)に示す接地装置側電動機制御回
路/キャッチ引外し回路は,入操作リレー接点34fと
切操作リレー接点35fとが並列接続され、その一端が
正側電源に接続され、その他端がトリップコイル制御用
リレー36bを介して負側電源に接続されている。トリ
ップコイル25bは、一端がトリップコイル制御用リレ
ー接点37bを介して正側電源に接続され、他端が負荷
電源に接続されている。
【0055】また、接地装置側入操作リレー接点34h
及び接地装置側ラッチピン連動リミットスイッチ27b
が直列接続されたものと、断路器側切操作リレー接点3
5g及び断路器側ラッチピン連動リミットスイッチ27
cが直列接続されたものとが並列接続され、その一端が
正側電源に接続され、その他端が電動機逆方向回転リレ
ー39を介して負側電源に接続されている。
【0056】図6(e)に示した電動機駆動回路は、電
動機1の一端が電動機正方向回転リレー接点40aを介
して正側電源に接続されるととともに、電動機逆方向回
転リレー接点41bを介して負側電源に接続されてい
る。電動機1の他端は、電動機逆方向回転リレー接点4
1aを介して正側電源に接続されるとともに、電動機正
方向回転リレー接点40bを介して負側電源に接続され
ている。
【0057】[作用]以上のような本実施の形態の作用
を説明する。なお、図9及び図10は、シャッター連動
リミットスイッチの動作説明図である。 [手動操作]まず、手動操作を行う場合を説明する。す
なわち、図9に示すように、通常状態又は電動機による
操作のための待機状態のときは、シャッター板76aに
よってシャッター板連動リミットスイッチ77aが押圧
されており、接点はONになっている。そして、手動操
作を行う際には、インターロックコイル84aに電流が
流れ励磁されることにより、シャッター板76aを開く
動作が可能となる。
【0058】そして、図10に示すように、シャッター
板77aを時計方向に回転させることにより、シャッタ
ー板76aとシャッター板連動リミットスイッチ77a
との当接が外れ、接点がOFFする。その後の動作は、
上記の第1の実施の形態と同様である。このように、シ
ャッター板連動リミットスイッチ77aを開状態にする
ことによって、制御回路(a)が遮断され、断路器制御
回路には電流が流れなくなるので、電動機1による操作
は不可能となる。
【0059】[電動機による操作]次に、電動機による
断路器の入操作について説明する。すなわち、外部から
の操作開始信号が入ると、入操作リレー32aに電源が
流れて自己保持用の操作リレー接点34aを閉成させ
る。また、切操作開始信号側の入操作リレー接点34c
も開放され、切操作指令が入らなくなる。同時に、入操
作リレー32aのトリップコイル用の接点34e、電動
機正回転リレー用の接点34gが閉成される。
【0060】すると、トリップコイル用制御リレー36
aに電流が流れ,トリップコイル制御用リレー接点37
aが閉成され、トリップコイル25aに電流が流れ、励
磁される。トリップコイル25aが励磁されると、上述
の第1の実施の形態において示したのと同様のラッチレ
バー24aの動作によって、ラッチピン連動リミットス
イッチ27aが閉動作する。これにより、電動機正方向
回転リレー38に電流が流れ、電動機駆動回路に電動機
1の正回転方向に電流が流れるので、上述の第1の実施
の形態に示したのと同様に、主軸15が回動して入動作
が行われる。
【0061】入動作が終了すると、入終了指令リミット
スイッチ30aが主軸13に取り付けられたリミットス
イッチ用カム29の動作と連動して電流を遮断し、入操
作リレーコイル32aの励磁も解除され、自己保持用の
接点34a、トリップコイル用の接点34e、電動機正
回転リレー用の接点34gが元の状態に戻るので、電動
機1に流れていた電流も遮断されて動作を停止する。
【0062】さらに、電動機による断路器の切操作につ
いて説明する。すなわち、外部からの操作開始信号が入
ると、切操作リレー33aに電流が流れて自己保持用の
切操作リレー接点35aを開成させる。同時に、トリッ
プコイル用の接点35e、電動機逆回転用リレー35g
用の接点が閉成される。
【0063】すると、トリップコイル制御用リレー36
aに電流が流れ,トリップコイル制御用リレー接点37
aが閉成され,トリップコイル25aに電流が流れ、励
磁される。トリップコイル25aが励磁されると、ラッ
チレバー24aの動作によって、ラッチピン連動リミッ
トスイッチ27cが閉動作する。これにより、電動機逆
方向回転リレー39に電流が流れ、電動機駆動回路に電
動機1の逆回転方向に電流が流れるので、主軸15が回
動して切動作が行われる。
【0064】切動作が終了すると、切終了指令リミット
スイッチ31aが主軸13に取り付けられたリミットス
イッチ用カム29の動作と連動して電流を遮断し、切操
作リレー33aの励磁も解除され、その自己保持用の接
点35a、トリップコイル用の接点35e、電動機用の
接点35gが元の状態に戻るので、トリップコイル25
a及び電動機1に流れていた電流も遮断されて動作を停
止する。なお、上記は、断路器の「入」「切」操作に対
応する制御動作を説明したが、接地装置の「入」「切」
操作も同様であるので、説明を省略する。
【0065】[効果]以上のような本実施の形態によれ
ば、遠方からの指令によって電動機による回転操作が行
える一方、手動操作時には、シャッター板連動リミット
スイッチ77a,77bが開くため、自動操作指令が誤
って入ってきても、動作することができない。従って、
誤操作及び誤動作がなく、これによる破損や故障が防止
される。
【0066】[第3の実施の形態] [構成]請求項3記載の発明に対応する実施の形態を、
図12を参照して説明する。すなわち、本実施の形態
は、基本的には図8に示した第2の実施の形態と同様の
構成を有している。但し、電動機1は、操作軸13と平
行な位置に配設されている。そして、操作軸13と電動
機1との間は、チェーン等の動力伝達手段85によって
連結されている。
【0067】[作用効果]以上のような本実施の形態で
は、電動機1の回転を動力伝達手段85を介して操作軸
85に伝達することによって回転させる。その他の動作
は、上記の第2の実施の形態と同様である。
【0068】このように、動力伝達手段によってもう一
段の減速を行うことができるので、より高負荷の機器を
動作させることができる。さらに、電動機1の取付位置
を自由に選択することができるため、機器のコンパクト
化を図ることが可能である。
【0069】[第4の実施の形態] [構成]請求項4記載の発明に対応する実施の形態を、
図13を参照して説明する。本実施の形態は、図11で
説明した第2の実施の形態の制御回路において、断路器
制御回路(a)の断路器側シャッター連動リミットスイ
ッチ77aとトリップコイル制御用リレー接点37dと
の間に、接地装置側シャッター連動リミットスイッチ7
7dが接続されている。
【0070】また、接地装置制御回路(b)の接地装置
側シャッター連動リミットスイッチ77bとトリップコ
イル制御用リレー接点37cとの間には、断路器側シャ
ッター連動リミットスイッチ77cが接続されている。
シャッター連動リミットスイッチ77dの配置位置とそ
の開閉動作は、シャッター連動リミットスイッチ77b
と同様であり、シャッター連動リミットスイッチ77c
の配置位置とその開閉動作は、シャッター連動リミット
スイッチ77aと同様である。
【0071】[作用]以上のような本実施の形態では、
断路器を手動操作する際には、断路器側シャッター板7
6aを開くとシャッター連動リミットスイッチ77a,
77cが開く。リミットスイッチ77aは断路器(a)
側の制御電流を遮断し、リミットスイッチ77cは接地
装置(b)側の制御電流を遮断する。
【0072】また、接地装置を操作する際には、設置装
置側シャッター板76bを開くとシャッター連動リミッ
トスイッチ77b,77dが開く。リミットスイッチ7
7bは接地装置(b)側の制御電流を遮断し、リミット
スイッチ77dは断路器(a)側の制御電流を遮断す
る。
【0073】[効果]以上のような本実施の形態によれ
ば、手動操作中には、断路器及び接地装置のうち、操作
対象となっている機器だけでなく、他方の機器の誤った
自動指令を遮断することができる。このため、誤動作が
防止され、より一層安全性が増す。
【0074】[第5の実施形態] [構成]請求項5記載の発明に対応する実施の形態を、
図14を参照して説明する。すなわち、本実施の形態
は、図11で説明した第2の実施の形態の制御回路にお
いて、接地装置制御回路(b)の接地装置側シャッター
連動リミットスイッチ77bとトリップコイル制御用リ
レー接点37cとの間に、断路器側ラッチピン連動リミ
ットスイッチ27eが接続されている。
【0075】また、断路器側制御回路(a)の断路器側
シャッター連動リミットスイッチ77aとトリップコイ
ル制御用リレー接点37dとの間には、接地装置側ラッ
チピン連動リミットスイッチ27fが接続されている。
ラッチピン連動リミットスイッチ27e,27fの配置
位置及びその開閉動作は、ラッチピン連動リミットスイ
ッチ27a〜27cと同様である。
【0076】[作用]以上のような本実施の形態では、
断路器を手動操作又は自動操作する際には、手動又は自
動でラッチピン20aとキャッチレバー19aとの係合
を外すため、ラッチピン20aを回転させる。このと
き、ラッチピン連動リミットスイッチ27eが開く。こ
のため、接地装置(b)側の制御回路が遮断される。
【0077】また、接地装置を手動操作又は自動操作す
る際には、ラッチピン20bとキャッチレバー19bと
の係合を外すため、ラッチピン20bが回転させる。こ
のとき、ラッチピン連動リミットスイッチ27fが開
く。このため、断路器(a)側の制御回路が遮断され
る。
【0078】[効果]以上のような本実施の形態によれ
ば、手動操作及び自動操作中において、断路器及び接地
装置のうち、操作対象の機器ばかりでなく、他方の機器
の誤った自動指令を遮断することができる。このため、
誤動作が防止され、より一層安全性が増す。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡略な構成で、信頼性及び安全性の高い三位置開閉器操
作機構を提供することができる。また、本発明によれ
ば、自動操作及び手動操作にかかわらず、高い信頼性と
安全性を維持できる三位置開閉器操作機構を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三位置開閉器操作機構の第1の実施の
形態を示す正面図
【図2】図1の実施の形態の手動操作を行う前の状態を
示す正面図
【図3】図1の実施の形態の手動操作を行う前の状態を
示す側面図
【図4】図1の実施の形態の手動操作を行う前の状態を
示す下面図
【図5】図1の実施の形態の手動操作途中を示す正面図
【図6】図1の実施の形態の手動操作途中を示す側面図
【図7】図1の実施の形態の手動操作途中を示す下面図
【図8】本発明の三位置開閉器操作機構の第2の実施形
態を示す正面図
【図9】図8の実施の形態における待機状態のシャッタ
ー板及びシャッター連動リミットスイッチを示す下面図
【図10】図8の実施の形態における手動操作状態のシ
ャッター板及びシャッター連動リミットスイッチを示す
下面図
【図11】図8の実施の形態における制御回路図であ
り、(a)は断路器制御回路、(b)は接地装置制御回
路、(c)は断路器側の電動機制御回路/キャッチ引外
し回路、(d)は接地装置側の電動機制御回路/キャッ
チ引外し回路、(e)は電動機駆動回路
【図12】本発明の三位置開閉器操作機構の第3の実施
の形態を示す正面図
【図13】本発明の三位置開閉器操作機構の第4の実施
の形態の制御回路図であり、(a)は断路器制御回路、
(b)は接地装置制御回路
【図14】本発明の三位置開閉器操作機構の第5の実施
の形態の制御回路図であり、(a)は断路器制御回路、
(b)は接地装置制御回路
【図15】従来の三位置開閉器操作機構の一例を示す構
成説明図
【図16】図15の従来技術のゼネバ歯車装置を示す正
面図
【図17】図15の従来技術の動作説明図であり、
(a)は切状態、(b)〜(d)は断路器の入動作途
中、(e)は入動作完了
【図18】従来の三位置開閉器操作機構の他の一例を示
す構成説明図であり、(a)は正面図、(b)は側面断
面図
【図19】図18の従来技術の動作説明図であり、
(a)は待機状態、(b)はモード切替板移動状態
【図20】図18の従来技術におけるレバーの係止動作
説明図であり、(a)は動作開始、(b)は動作途中、
(c)は動作完了
【図21】図18の従来技術におけるキャッチレバーの
動作説明図
【図22】図18の従来技術におけるレバーの開放動作
説明図であり、(a)は動作開始、(b)は動作途中、
(c)は動作完了
【図23】図18の従来技術の突出部の動作説明図であ
り、(a)は係止前、(b)は動作途中、(c)は係止
完了
【符号の説明】
13…操作軸 14…ウォームギヤ 15…主軸 16…ウォームホイール 17…突出部 17D…保持部材 18a,18b…キャッチ軸 19a,19b…キャッチレバー 20a,20b…ラッチピン 21a,21b,22a,22b…ねじりコイルばね 23…ストッパブロック 24a,24b…ラッチレバー 25a,25b…トリップコイル 26a,26b…プランジャ 28a,28b…手動操作軸 28c…動力伝達手段 76a,76b…シャッター板 81a,81b…カム 82…シャッター板ストッパー 83…シャッター板復帰ばね 90…ストッパー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断路器及び接地装置としての機能を有す
    る開閉器に対して駆動力を伝達する主軸を備え、前記開
    閉器を入、切及び接地という三つの位置状態に操作可能
    に設けられた三位置開閉器操作機構において、 前記主軸の回動とともに移動可能に設けられた突出部
    と、 手動により回動可能な第1の操作軸及び第2の操作軸
    と、 前記第1の操作軸の回動を主軸に伝達する第1の動力伝
    達手段と、 前記第2の操作軸の回動を前記第1の操作軸に伝達する
    第2の動力伝達手段と、 前記突出部に係脱可能に設けられ、前記第1の操作軸及
    び前記第2の操作軸にそれぞれ対応して配置された一対
    のストッパー部と、 励磁されることによって前記ストッパー部と前記突出部
    との係止を解除可能に設けられ、前記一対のストッパー
    部に対応してそれぞれ配置された一対のトリップコイル
    と、 前記第1の操作軸若しくは前記第2の操作軸を覆う閉鎖
    位置と、前記第1の操作軸若しくは前記第2の操作軸が
    現れて手動操作可能となる開放位置との間を回動可能に
    設けられた一対のシャッター板と、 前記シャッター板の回動に従って、前記トリップコイル
    を励磁状態と同様に動作させるカムと、 を有することを特徴とする三位置開閉器操作機構。
  2. 【請求項2】 前記第1の操作軸の駆動源が設けられ、 前記駆動源は、前記断路器及び前記接地装置の制御回路
    によって制御可能に設けられ、 前記シャッター板が閉鎖位置にあるときに接点が閉じ、
    前記シャッター板が開放位置に回動したときに接点が開
    くシャッター板スイッチが設けられ、 前記シャッター板スイッチは、前記断路器及び前記接地
    装置の制御回路にそれぞれ直列に配置されていることを
    特徴とする請求項1記載の三位置開閉器操作機構。
  3. 【請求項3】 前記電動機は、前記第1の操作軸と平行
    方向に配置され、 前記電動機の回転を前記第1の操作軸に伝える第3の動
    力伝達手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の三位置開閉器操作機構。
  4. 【請求項4】 前記一対のシャッター板スイッチは、前
    記断路器操作用及び前記接地装置操作用として設けら
    れ、 前記断路器操作用のシャッター板スイッチが、接地装置
    の制御回路に直列に配置され、 前記接地装置操作用のシャッター板スイッチが断路器の
    制御回路に直列に配置されていることを特徴とする請求
    項2又は請求項3記載の三位置開閉器操作機構。
  5. 【請求項5】 前記トリップコイルの非動作時に接点が
    閉じ、前記トリップコイルの動作時に接点が開く一対の
    トリップコイルスイッチが、前記断路器操作用及び前記
    接地装置操作用に設けられ、 前記断路器操作用のトリップコイルスイッチが、接地装
    置の制御回路に直列に配置され、 前記接地装置操作用のトリップコイルスイッチが、断路
    器の制御回路に直列に配置されていることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の三位置開閉器操作
    機構。
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