JP4303895B2 - 三位置開閉器操作機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、断路器と接地装置の機能を合わせ持つ開閉器の操作機構に係り、特に、入(閉)、切(開)及び接地という三つの位置状態の操作を、一つの操作装置で行うことができる三位置開閉器操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
三位置開閉器の電動方式操作機構は、断路器と接地装置の機能を合わせ持つように構成され、入(閉)、切(開)及び接地という三つの位置状態の操作を一つの操作装置によって行うものである。このような三位置開閉器の電動方式操作機構(以下では単に操作機構と記す)の一例として、特開平3−133018号公報において開示された接地装置付断路器の操作機構を、図15〜図17を参照して以下に説明する。
【0003】
すなわち、図15に示すように、操作機構の駆動部は、駆動源である電動機1と、この電動機1の駆動力をゼネバ歯車機構7に伝達する減速機2及び歯車3〜5によって構成されている。駆動部の動力は、出力軸6及びリンク機構10を介して断路部11に伝達され、これにより、断路部11のブレード12が入位置、切位置及び接地位置のいずれかの位置に回動するように構成されている。
【0004】
ゼネバ歯車機構7は、図16に示すように、ゼネバドライバー8及びゼネバホイール9を備えている。ゼネバドライバー8は、その周囲に歯車5と係合する歯車部8aを有し、側面に駆動用ピン8bと鎖錠用円弧部8cを備えている。また、ゼネバホイール9は、鎖錠用円弧部8cと係合する三つの円弧凹面9a〜9cと、これらの円弧凹面9a〜9c間に設けられ、駆動用ピン8bが出入り可能な二つの溝9d,9eを備えている。
【0005】
以上のような操作機構の動作を以下に説明する。すなわち、図17(a)に示すように、ブレード12が切位置にあるときには、ゼネバドライバー8の鎖錠用円弧部8cが、ゼネバホイール9の円弧凹面9bに係合することによって、ゼネバホイール9が鎖錠されている。
【0006】
この状態において、入動作のために電動機1を始動すると、歯車5によりゼネバドライバー8が回転する。そして、図17(b)に示すように、ゼネバドライバー8の駆動用ピン8bが、溝9dに係合する位置に来ると、ゼネバホイール9も回動を開始し、図17(c)に示すように、リンク機構10及びブレード12が入方向に動作する。さらにゼネバドライバー8が回動すると、図17(d)に示すように、駆動用ピン8bが溝9dから離れ、図17(e)に示すように、鎖錠円弧部8cが円弧凹面9aに係合するので、ゼネバホイール9が停止する。
【0007】
なお、入位置から切位置への動作は、ゼネバドライバー8を逆回転させることによって、図17(e)〜(a)に示す手順で行なわれる。このようなゼネバドライバー8の逆回転の動作をさらに進めると、駆動用ピン8bが溝9eに入ってリンク機構10及びブレード12が接地方向に動作した後、鎖錠円弧部8cが円弧凹面9cに係合することによってゼネバホイール9が停止する。
【0008】
また、従来の三位置開閉器操作機構の他の一例として、特開平4−94023号公報において開示されたものが知られている。この操作機構を、図18〜図23を参照して以下に説明する。すなわち、図18(a)(b)に示すように、開閉器へ動力を伝達する操作軸15が、フレーム65に設けられている。この操作軸15には、連結ピン51によってプレート50が連結されている。プレート50には、位置保持用の突出部17が溶接されている。
【0009】
52は、プレート50と連結・離脱可能に設けられたモード切替板である。このモード切替板52は、操作軸15が挿通された中空軸53に連結されている。中空軸53内には、モード切替板52をプレート50側へ付勢するばね56が設けられている。54,55はばね56のばね受けである。さらに、73はモード切替板52を締付けるボルト、74はモード切替板52のストッパーである。
【0010】
中空軸53は、ラッチを操作するハンドル58に、レバー57を介して連結されている。ハンドル58は、レバー59及び金具60を介してキャッチレバー19に連結されている。また、ハンドル58には、連結ピン62を介してレバー61が連結されている。レバー59とレバー61との間には、ハンドル58が挿入されたばね63が配設されている。
【0011】
キャッチレバー19は、キャッチ軸18を軸に回動可能に設けられている。ねじりコイルばね21は、その中心にキャッチ軸18が挿通され、一端がキャッチレバー19に当接し、他端がキャッチレバー19のストッパー75に当接している。また、フレーム65には、ボルト66によってフレーム64が固定されている。フレーム64には、ピン68、ばね受け69及びばね70によって、レバー67が取り付けられている。レバー67には、フレーム65に溶接されたピンに取り付けられたレバー71が連結されている。レバー71には、ローラー72が取り付けられている。
【0012】
以上のような従来の三位置開閉器操作機構の動作を説明する。まず、図19(a)(b)に示すように、中空軸53を手前(図中右側)に引っぱって、モード切替板52とプレート50との連結を外し、回転させることによって、入・切操作モードか、切・接地操作モードかを選択する。その後、中空軸53を離すと、zu20(a)に示すように、ばね56の付勢力によって指定されたモード位置で中空軸53が復帰する。
【0013】
かかるモード選択後、図20(a)〜(c)に示すように、ハンドル58を右に回転させることにより、レバー61,59を回動させ、レバー61の端部をレバー67によってロックさせる。この操作によって、図21に示すように、金具60が上昇してキャッチレバー19が回動するので、キャッチレバー19の端部がプレート50の突出部17から外れる。
【0014】
このように突出部17が自由になるので、中空軸53を回転させて、新しい位置に変更する。このとき、図22に示すように、プレート50に溶接されたブロック50aが、レバー71に取付けられたローラー72を押上げて、レバー67を下げる。これにより、レバー61、レバー59が自由になり、ねじりコイルばね21の力によってキャッチレバー19が復帰する。プレート50に溶接された突出部17は、この復帰したキャッチレバー19に、図17(a)〜(c)に示すようにかみこみ、新しい位置が保持される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の図15〜図17に示した三位置開閉器操作機構においては、次の(1)(2)に示すような問題点があった。
(1)自動操作において、何らかの障害で切位置を検知し電動機をONまたはOFFするスイッチが故障した場合には、ゼネバドライバー8が回動し続けるため、入位置から切位置を通過し、接地位置まで動作する場合がある。
(2)手動操作においては、切位置を作業者が検知することが困難であるため、入位置から切位置を通過し、接地位置まで操作してしまう可能性がある。同様に、、入位置と接地位置の検知も困難であるため、駆動用ピン8bが、ゼネバホイール9の外周に接触するまで操作した場合には、駆動用ピン8bに過大な力が作用して、故障の原因となる。
【0016】
また、図18〜図23に示した三位置開閉器操作機構においては、次のような問題点があった。
(3)断路器、接地装置の操作を行うまでに、数回の切り替え操作を行なう必要があるため、操作手順が煩雑となる上、構造が複雑であり、誤操作や破損の原因となる。
(4)断路器、接地装置のモード切り替えのための操作が複雑なため、駆動源や制御回路を設けて遠方から自動的にモード切替を行えるようにするためには、より複雑な機構となる。
【0017】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、簡略な構成で、信頼性及び安全性の高い三位置開閉器操作機構を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、自動操作及び手動操作にかかわらず、高い信頼性と安全性を維持できる三位置開閉器操作機構を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、断路器及び接地装置としての機能を有する開閉器に対して駆動力を伝達する主軸を備え、前記開閉器を入、切及び接地という三つの位置状態に操作可能に設けられた三位置開閉器操作機構において、以下のような技術的特徴を有する。
【0019】
すなわち、請求項1記載の発明は、前記主軸の回動とともに移動可能に設けられた突出部と、手動により回動可能な第1の操作軸及び第2の操作軸と、前記第1の操作軸の回動を主軸に伝達する第1の動力伝達手段と、前記第2の操作軸の回動を前記第1の操作軸に伝達する第2の動力伝達手段と、前記突出部に係脱可能に設けられ、前記第1の操作軸及び前記第2の操作軸にそれぞれ対応して配置された一対のストッパー部と、励磁されることによって前記ストッパー部と前記突出部との係止を解除可能に設けられ、前記一対のストッパー部に対応してそれぞれ配置された一対のトリップコイルと、前記第1の操作軸若しくは前記第2の操作軸を覆う閉鎖位置と、前記第1の操作軸若しくは前記第2の操作軸が現れて手動操作可能となる開放位置との間を回動可能に設けられた一対のシャッター板と、前記シャッター板の回動に従って、前記トリップコイルを励磁状態と同様に動作させるカムとを有することを特徴とする。
【0020】
以上のような請求項1記載の発明では、一対のストッパー部、トリップコイル、シャッター板によって、断路器及び接地装置という二種の機器の機能をそれぞれ別々に操作できるとともに、誤動作を防止できるロック機構を構成することができる。つまり、ストッパー部と突出部の係脱によって、主軸の回動が断路器操作方向及び接地装置操作方向のいずれか一方に解放若しくはロックされる。また、一対のシャッター板のうち、操作する機器側のシャッター板を選択して回動させることによって、作業者は作業対象である機器を明確に認識でき、誤って他方の機器を操作してしまうことを防止できる。そして、切動作完了位置で突出部は一旦ストッパー部によって係止されるので、入位置から切位置を通過して接地位置まで一度に動作することがなくなり、誤動作を防止することができる。さらに、シャッター板とトリップコイルとを連動させることにより、断路器と接地装置との間の切替操作を、操作したい機器の側を選択し、シャッター板を開く操作のみで完了でき、通常の入切操作と同様に操作できる。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の三位置開閉器操作機構において、前記第1の操作軸の駆動源が設けられ、前記駆動源は、前記断路器及び前記接地装置の制御回路によって制御可能に設けられ、前記シャッター板が閉鎖位置にあるときに接点が閉じ、前記シャッター板が開放位置に回動したときに接点が開くシャッター板スイッチが設けられ、前記シャッター板スイッチは、前記断路器及び前記接地装置の制御回路にそれぞれ直列に配置されていることを特徴とする。
【0022】
以上のような請求項2記載の発明では、駆動源及び制御回路によって、遠方からの司令で機器を自動操作することができる。そして、手動操作中には、シャッター板に連動するスイッチが開くため、誤って機器の自動操作司令が入ってきても、誤動作を起こすおそれがなくなる。
【0023】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の三位置開閉器操作機構において、前記電動機は、前記第1の操作軸と平行方向に配置され、前記電動機の回転を前記第1の操作軸に伝える第3の動力伝達手段が設けられていることを特徴とする。
【0024】
以上のような請求項3記載の発明では、第3の動力伝達手段によって駆動源からの動力を1段減速することができるため、より高負荷の機器を動かすことができる。また、電動機の取付位置の自由度が広がるため、効率的な機器レイアウトが可能となる。
【0025】
請求項4記載の発明は、請求項2又は請求項3記載の三位置開閉器操作機構において、前記一対のシャッター板スイッチは、前記断路器操作用及び前記接地装置操作用として設けられ、前記断路器操作用のシャッター板スイッチが、接地装置の制御回路に直列に配置され、前記接地装置操作用のシャッター板スイッチが断路器の制御回路に直列に配置されていることを特徴とする。
【0026】
以上のような請求項4記載の発明では、接地装置及び断路器のうち、一方の機器を手動操作中にシャッター板連動のスイッチが開くことによって、他方の機器に自動操作司令が入ってきても動作しないので、誤動作を起こすおそれがなくなる。
【0027】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の三位置開閉器操作機構において、前記トリップコイルの非動作時に接点が閉じ、前記トリップコイルの動作時に接点が開く一対のトリップコイルスイッチが、前記断路器操作用及び前記接地装置操作用に設けられ、前記断路器操作用のトリップコイルスイッチが、接地装置の制御回路に直列に配置され、前記接地装置操作用のトリップコイルスイッチが、断路器の制御回路に直列に配置されていることを特徴とする。
【0028】
以上のような請求項5記載の発明では、断路器及び接地装置のうち、いずれか一方の機器を操作途中に、他方の機器の制御回路に流れる信号が遮断され、手動操作及び自動操作ともに行うことができなくなるので、誤動作を起こすおそれがなくなる。
【0029】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
[構成]
請求項1記載の発明に対応する実施の形態を、図1〜図7を参照して以下に説明する。すなわち、図1に示すように、開閉器へ駆動力を伝達する主軸15に対して直交する方向に、操作軸13が設けられている。主軸15にはウォームホイール16が装着され、操作軸13にはウォーム14が装着されている。このウォームホイール16とウォーム14とが噛合することによってウォームギヤが構成され、操作軸13の回転が主軸15に伝達される。
【0030】
また、主軸15におけるウォームホイール16と反対側には、円盤状の保持部材17Dが装着されている。保持部材17Dは、ウォームホイール16よりも大きな直径を有し、その縁端部には、軸方向に突出したローラ状の突出部17が設けられている。また、保持部材17Dの円周の外側には、主軸15と平行な一対のキャッチ軸18a,18bが、主軸15から等距離の位置に相互に離隔して、図示しないフレーム等に固定されている。つまり、キャッチ軸18a,18bは、互いに平行に、且つ所定の間隔を保って固定されている。これらのキャッチ軸18a,18bを軸として、キャッチレバー19a,19bが回動可能に設けられている。キャッチレバー19a,19bは、その先端面が互いに対向しており、その対向端部間に突出部17が介在している。
【0031】
キャッチ軸18a,18bの外側には、キャッチレバー19a,19bの後端部の傾きを制限するストッパー90が設けられている。さらに、キャッチ軸18a,18bには、それぞれねじりコイルばね21a,21bが巻きかけられている。このねじりコイルばね21a,21bは、キャッチレバー19a,19bを、それぞれの後端部がストッパー90に所定の圧力で当接するように付勢している。互いに対向するキャッチレバー19a,19bの先端部は、それぞれ突出部17が圧力接触したとき、主軸13から見て径方向外側に待避可能に構成されている。なお,キャッチレバー19a,19bの先端部は、突出部17に対向する角部(図中の上方の角部)には部分円筒形状の曲面が形成され、他方の角部(図面の下方の角部)は嘴状に形成されている。
【0032】
このキャッチレバー19a,19bにおける嘴状の角部に対応する位置には、ラッチピン20a,20bが設けられている。このラッチピン20a,20bは、キャッチ軸18a,18bと平行な軸芯を中心に回動可能に支持されている。ラッチピン20a,20bの軸方向の一端部には、半月状の切欠部が設けられている。これらの半月状の切欠部は、ねじりコイルばね22a,22bによって、その円弧状の外側面が互いに背中合わせになるとともに、その上縁端がキャッチレバー19a,19bの嘴状の角部と重なる方向に付勢されている。
【0033】
また、ラッチピン20a,20bは、それぞれ横方向外側に突出したラッチレバー24a,24bを有している。これらのラッチレバー24a,24bの先端部は、トリップコイル25a,25bの励磁状態じ応じて上下に移動するプランジャ26a,26bの先端に当接している。そして、その状態を保持するように、ねじりコイルばね22a,22bは、ラッチレバー24a,24bに圧縮力を作用させている。
【0034】
従って、プランジャ26aを上に押し上げると、ラッチピン20aは反時計方向に回転し、ラッチピン20aから外れたキャッチレバー19aの先端が、図示した位置から下方に退避するように構成されている。同様に、プランジャ26bを上に押し上げると、ラッチピン20bは時計方向に回転し、ラッチピン20bから外れたキャッチレバー19bの先端が、図示した位置から下方に退避するように構成されている。
【0035】
また、ウォーム14が装着された操作軸13の先端部には、手動操作ハンドルを挿し込んで主軸15を回転させる手動操作軸28aが形成されている。また、トリップコイル25bの外側には、他の一つの手動操作軸28bが設けられている。これらの手動操作軸28a,28bは、チェーン等の動力伝達手段28cによって互いに回転力を伝達可能に結合されている。そして、トリップコイル25aは、手動操作軸28aに対してプランジャ26aが略平行になるように設けられている。同様に、トリップコイル25bは、手動操作軸28bに対してプランジャ26bが略平行になるように設けられている。
【0036】
また、手動操作軸28a,28bの端部近傍には、手動操作軸28a,28bを覆う閉鎖位置と、手動操作軸28a,28bが見える開放位置との間を回動可能なシャッター板76a,76bが設けられている。このシャッター板76a,76bは、図3に示すように、インターロックコイル84によって回動が制限されるロック状態と、回動可能とされるロック解除状態に、インターロック条件を切り替え可能に設けられている。また、シャッター板76a,76bには、開放位置まで回動させることによって、プランジャ26a,26bを励磁状態と同様の位置まで押圧するカム81a,81bが取り付けられている。さらに、シャッター板76a,76bは、シャッター板復帰ばね83によって閉鎖位置に付勢されるとともに、ストッパー82によってその回動量が所定の範囲に制限されている。
【0037】
一方、主軸15から見てラッチピン20a,20bとは反対側であって、図中の中央部から僅かに左に偏った位置には、突出部17と当接することによって、主軸13が1回転することを阻止するストッパブロック23が、フレーム等に固定されている。
【0038】
[作用]
以上のような構成を有する本実施の形態の作用を、図2〜7を参照して説明する。なお、図2、図3及び図4は、手動操作前の状態の正面図、側面図及び下面図であり、図5、図6及び図7は、手動操作によって主軸15を反時計回りに回転させて、駆動を開始した場合の正面図、側面図及び下面図である。
【0039】
まず、図2〜4に示す手動操作前の「切」状態から、図7に示すように、シャッター板76aを時計方向に回転させる。すると、図6に示すように、シャッター板76aに取り付けられたカム81aが、トリップコイル25aの励磁位置までプランジャ26aを押し込む。プランジャ26aは、図5に示すように、ラッチレバー24aを押圧するので、ラッチピン20aは反時計方向に回転する。
【0040】
これによって、ラッチピン20aの半月状の端部からキャッチレバー19aの嘴状端部の係合が外れるので、キャッチレバー19aがキャッチ軸18aを中心にして自由に動けるようになる。そして、図7に示すように、手動ハンドル42を手動操作軸28aに差し込み、手動操作軸28aを回転させる。すると、図5に示すように、主軸15が回転するとともに突出部17が動き、図5の実線の状態に移行する。これにより、「切」の位置から「入」の位置への切替操作又はその逆の操作が完了するので、手動ハンドル42を抜くと、シャッター板76aはシャッター板復帰ばね83の付勢力によって閉鎖位置に復帰するので、他の部材も元の図2〜4の状態に戻る。
【0041】
なお、手動ハンドルによる「切」位置から「接地」位置への切替操作あるいはその逆の切替操作は、上記と同様に、シャッター板76bを回転させ、手動ハンドル42を用いて手動操作軸28bを回動させることによって行う。
【0042】
[効果]
以上のような本実施の形態の効果は以下の通りである。すなわち、シャッター板76a,76bとトリップコイル25a,25bを連動させることにより,断路器と接地装置との間の切替操作を、操作したい機器の側を選択して、シャッター板76a若しくはシャッター板76aを開く操作のみで完了するので,通常の入切操作と同様に行うことができる。
【0043】
また、断路器、接地装置のインターロック機構部が、それぞれ分割された構成となっているので、断路器又は接地装置のシャッター板76a,76bを選択、認識して操作することができ、作業者が誤って反対側の機器を操作してしまうことを防止できる。
【0044】
また、各動作部材が動作完了位置で、一旦各ストッパーに当たり停止しなければならないため、入位置から切位置を通過し、接地位置まで一度に動作することがなく、誤動作を防止することができる。
【0045】
[第2の実施の形態]
[構成]
請求項2記載の発明に対応する実施の形態を、図8〜11を参照して説明する。
[操作機構]
まず、操作機構は、基本的には、図1で示した第1の実施の形態と同様の構成を有している。但し、本実施の形態は、図8に示すように、操作軸13の同軸上に駆動力を発生する電動機1が結合されている。また、主軸15には、ウォームホイール16と反対側に、リミットスイッチ用カム29が設けられている。このリミットスイッチ用カム29の周囲には、ウォームホイール16の回転位置を検出して動作する入終了司令リミットスイッチ30a,30b及び切終了司令リミットスイッチ31a,31bが配置されている。
【0046】
また、シャッター板76a,76bの近傍には、シャッター板76a,76bを手動操作状態まで動作させると接点が開くシャッター板連動リミットスイッチ77a,77bが取り付けられている。さらに、ラッチピン20a,20bの近傍には、ラッチピン20a,20bが動作してキャッチレバー19a,19bとの係合が外れた状態で接点が閉じるラッチピン連動リミットスイッチ27a,27bが取り付けられている。
【0047】
[制御回路]
次に、本実施の形態の制御回路を、図11(a)〜(d)の回路図を参照して説明する。なお、(a)は断路器の機能を実現するための制御回路、(b)は接地装置の機能を実現するための制御回路、(c)は断路器側のキャッチレバー19aとラッチピン20aとの係合を外す電動機制御回路/キャッチ引外し回路、(d)は接地装置側のキャッチレバー19bとラッチピン20bとの係合を外す電動機制御回路/キャッチ引外し回路、(e)は電動機1を駆動する電動機駆動回路である。
【0048】
まず、図11(a)に示す断路器制御回路は、入操作リレー32aと切操作リレー33aとを備えている。入操作リレー32aの一端には、切操作リレー33aの接点35cを介して操作開始信号が加えられ、さらに自己保持用の入操作リレー接点34aを介して正側電源に接続されている。また、切操作リレー33aの一端には、入操作リレー接点34cを介して切操作信号が加えられ、さらに自己保持用の切操作リレー接点35aを介して正側電源に接続されている。
【0049】
入操作リレー32aの他端は、入終了指令リミットスイッチ30a、断路器のシャッター連動リミットスイッチ77a及び接地装置誤操作防止用のトリップコイル制御用リレー接点37d(CCEX)を介して、負側電源に接続されている。切操作リレー33aの他端は、切終了指令リミットスイッチ31a、断路器のシャッター連動リミットスイッチ77a及び接地装置誤操作防止用のトリップコイル制御用リレー接点37d(CCEX)を介して、負側電源に接続されている。なお、84aはインターロックコイルである。
【0050】
図11(b)に示す接地装置制御回路は、入操作リレー32bと切操作リレー33bとを備えている。入操作リレー32bの一端には、切操作リレー接点35dを介して操作開始信号が加えられ、さらに自己保持用の入操作リレー接点34bを介して正側電源に接続されている。また、切操作リレー33bの一端には、入操作リレー接点34dを介して切操作信号が加えられ、さらに自己保持用の切操作リレー接点35bを介して正側電源に接続されている。
【0051】
入操作リレー32bの他端は、入終了指令リミットスイッチ30b、接地装置のシャッター連動リミットスイッチ77b及び断路器誤操作防止用のトリップコイル制御用リレー接点37c(CCDX)を介して、負側電源に接続されている。切操作リレー33bの他端は、切終了指令リミットスイッチ31b、接地装置のシャッター連動リミットスイッチ77b及び断路器誤操作防止用のトリップコイル制御用リレー接点37c(CCDX)を介して、負側電源に接続されている。なお、84bはインターロックコイルである。
【0052】
図11(c)に示す断路器側電動機制御回路/キャッチ引外し回路は、入操作リレー接点34eと切操作リレー用接点35eとが並列接続され、その一端が正側電源に接続され、その他端がトリップコイル制御用リレー36aを介して負側電源に接続されている。トリップコイル25aは、一端はトリップコイル制御用リレー接点37aを介して正側電源に接続され、他端が負側電源に接続されている。
【0053】
また、断路器側入操作リレー接点34g及び断路器側ラッチピン連動リミットスイッチ27aが直列接続されたものと、接地装置側切操作リレー接点35h及び接地装置側ラッチピン連動リミットスイッチ27dが直列接続されたものとが並列接続され、その一端が正側電源に接続され、その他端が電動機正方向回転用リレー38を介して負側電源に接続されている。
【0054】
図6(d)に示す接地装置側電動機制御回路/キャッチ引外し回路は,入操作リレー接点34fと切操作リレー接点35fとが並列接続され、その一端が正側電源に接続され、その他端がトリップコイル制御用リレー36bを介して負側電源に接続されている。トリップコイル25bは、一端がトリップコイル制御用リレー接点37bを介して正側電源に接続され、他端が負荷電源に接続されている。
【0055】
また、接地装置側入操作リレー接点34h及び接地装置側ラッチピン連動リミットスイッチ27bが直列接続されたものと、断路器側切操作リレー接点35g及び断路器側ラッチピン連動リミットスイッチ27cが直列接続されたものとが並列接続され、その一端が正側電源に接続され、その他端が電動機逆方向回転リレー39を介して負側電源に接続されている。
【0056】
図6(e)に示した電動機駆動回路は、電動機1の一端が電動機正方向回転リレー接点40aを介して正側電源に接続されるととともに、電動機逆方向回転リレー接点41bを介して負側電源に接続されている。電動機1の他端は、電動機逆方向回転リレー接点41aを介して正側電源に接続されるとともに、電動機正方向回転リレー接点40bを介して負側電源に接続されている。
【0057】
[作用]
以上のような本実施の形態の作用を説明する。なお、図9及び図10は、シャッター連動リミットスイッチの動作説明図である。
[手動操作]
まず、手動操作を行う場合を説明する。すなわち、図9に示すように、通常状態又は電動機による操作のための待機状態のときは、シャッター板76aによってシャッター板連動リミットスイッチ77aが押圧されており、接点はONになっている。そして、手動操作を行う際には、インターロックコイル84aに電流が流れ励磁されることにより、シャッター板76aを開く動作が可能となる。
【0058】
そして、図10に示すように、シャッター板77aを時計方向に回転させることにより、シャッター板76aとシャッター板連動リミットスイッチ77aとの当接が外れ、接点がOFFする。その後の動作は、上記の第1の実施の形態と同様である。このように、シャッター板連動リミットスイッチ77aを開状態にすることによって、制御回路(a)が遮断され、断路器制御回路には電流が流れなくなるので、電動機1による操作は不可能となる。
【0059】
[電動機による操作]
次に、電動機による断路器の入操作について説明する。すなわち、外部からの操作開始信号が入ると、入操作リレー32aに電源が流れて自己保持用の操作リレー接点34aを閉成させる。また、切操作開始信号側の入操作リレー接点34cも開放され、切操作指令が入らなくなる。同時に、入操作リレー32aのトリップコイル用の接点34e、電動機正回転リレー用の接点34gが閉成される。
【0060】
すると、トリップコイル用制御リレー36aに電流が流れ,トリップコイル制御用リレー接点37aが閉成され、トリップコイル25aに電流が流れ、励磁される。トリップコイル25aが励磁されると、上述の第1の実施の形態において示したのと同様のラッチレバー24aの動作によって、ラッチピン連動リミットスイッチ27aが閉動作する。これにより、電動機正方向回転リレー38に電流が流れ、電動機駆動回路に電動機1の正回転方向に電流が流れるので、上述の第1の実施の形態に示したのと同様に、主軸15が回動して入動作が行われる。
【0061】
入動作が終了すると、入終了指令リミットスイッチ30aが主軸13に取り付けられたリミットスイッチ用カム29の動作と連動して電流を遮断し、入操作リレーコイル32aの励磁も解除され、自己保持用の接点34a、トリップコイル用の接点34e、電動機正回転リレー用の接点34gが元の状態に戻るので、電動機1に流れていた電流も遮断されて動作を停止する。
【0062】
さらに、電動機による断路器の切操作について説明する。すなわち、外部からの操作開始信号が入ると、切操作リレー33aに電流が流れて自己保持用の切操作リレー接点35aを開成させる。同時に、トリップコイル用の接点35e、電動機逆回転用リレー35g用の接点が閉成される。
【0063】
すると、トリップコイル制御用リレー36aに電流が流れ,トリップコイル制御用リレー接点37aが閉成され,トリップコイル25aに電流が流れ、励磁される。トリップコイル25aが励磁されると、ラッチレバー24aの動作によって、ラッチピン連動リミットスイッチ27cが閉動作する。これにより、電動機逆方向回転リレー39に電流が流れ、電動機駆動回路に電動機1の逆回転方向に電流が流れるので、主軸15が回動して切動作が行われる。
【0064】
切動作が終了すると、切終了指令リミットスイッチ31aが主軸13に取り付けられたリミットスイッチ用カム29の動作と連動して電流を遮断し、切操作リレー33aの励磁も解除され、その自己保持用の接点35a、トリップコイル用の接点35e、電動機用の接点35gが元の状態に戻るので、トリップコイル25a及び電動機1に流れていた電流も遮断されて動作を停止する。
なお、上記は、断路器の「入」「切」操作に対応する制御動作を説明したが、接地装置の「入」「切」操作も同様であるので、説明を省略する。
【0065】
[効果]
以上のような本実施の形態によれば、遠方からの指令によって電動機による回転操作が行える一方、手動操作時には、シャッター板連動リミットスイッチ77a,77bが開くため、自動操作指令が誤って入ってきても、動作することができない。従って、誤操作及び誤動作がなく、これによる破損や故障が防止される。
【0066】
[第3の実施の形態]
[構成]
請求項3記載の発明に対応する実施の形態を、図12を参照して説明する。すなわち、本実施の形態は、基本的には図8に示した第2の実施の形態と同様の構成を有している。但し、電動機1は、操作軸13と平行な位置に配設されている。そして、操作軸13と電動機1との間は、チェーン等の動力伝達手段85によって連結されている。
【0067】
[作用効果]
以上のような本実施の形態では、電動機1の回転を動力伝達手段85を介して操作軸85に伝達することによって回転させる。その他の動作は、上記の第2の実施の形態と同様である。
【0068】
このように、動力伝達手段によってもう一段の減速を行うことができるので、より高負荷の機器を動作させることができる。さらに、電動機1の取付位置を自由に選択することができるため、機器のコンパクト化を図ることが可能である。
【0069】
[第4の実施の形態]
[構成]
請求項4記載の発明に対応する実施の形態を、図13を参照して説明する。本実施の形態は、図11で説明した第2の実施の形態の制御回路において、断路器制御回路(a)の断路器側シャッター連動リミットスイッチ77aとトリップコイル制御用リレー接点37dとの間に、接地装置側シャッター連動リミットスイッチ77dが接続されている。
【0070】
また、接地装置制御回路(b)の接地装置側シャッター連動リミットスイッチ77bとトリップコイル制御用リレー接点37cとの間には、断路器側シャッター連動リミットスイッチ77cが接続されている。シャッター連動リミットスイッチ77dの配置位置とその開閉動作は、シャッター連動リミットスイッチ77bと同様であり、シャッター連動リミットスイッチ77cの配置位置とその開閉動作は、シャッター連動リミットスイッチ77aと同様である。
【0071】
[作用]
以上のような本実施の形態では、断路器を手動操作する際には、断路器側シャッター板76aを開くとシャッター連動リミットスイッチ77a,77cが開く。リミットスイッチ77aは断路器(a)側の制御電流を遮断し、リミットスイッチ77cは接地装置(b)側の制御電流を遮断する。
【0072】
また、接地装置を操作する際には、設置装置側シャッター板76bを開くとシャッター連動リミットスイッチ77b,77dが開く。リミットスイッチ77bは接地装置(b)側の制御電流を遮断し、リミットスイッチ77dは断路器(a)側の制御電流を遮断する。
【0073】
[効果]
以上のような本実施の形態によれば、手動操作中には、断路器及び接地装置のうち、操作対象となっている機器だけでなく、他方の機器の誤った自動指令を遮断することができる。このため、誤動作が防止され、より一層安全性が増す。
【0074】
[第5の実施形態]
[構成]
請求項5記載の発明に対応する実施の形態を、図14を参照して説明する。すなわち、本実施の形態は、図11で説明した第2の実施の形態の制御回路において、接地装置制御回路(b)の接地装置側シャッター連動リミットスイッチ77bとトリップコイル制御用リレー接点37cとの間に、断路器側ラッチピン連動リミットスイッチ27eが接続されている。
【0075】
また、断路器側制御回路(a)の断路器側シャッター連動リミットスイッチ77aとトリップコイル制御用リレー接点37dとの間には、接地装置側ラッチピン連動リミットスイッチ27fが接続されている。ラッチピン連動リミットスイッチ27e,27fの配置位置及びその開閉動作は、ラッチピン連動リミットスイッチ27a〜27cと同様である。
【0076】
[作用]
以上のような本実施の形態では、断路器を手動操作又は自動操作する際には、手動又は自動でラッチピン20aとキャッチレバー19aとの係合を外すため、ラッチピン20aを回転させる。このとき、ラッチピン連動リミットスイッチ27eが開く。このため、接地装置(b)側の制御回路が遮断される。
【0077】
また、接地装置を手動操作又は自動操作する際には、ラッチピン20bとキャッチレバー19bとの係合を外すため、ラッチピン20bが回転させる。このとき、ラッチピン連動リミットスイッチ27fが開く。このため、断路器(a)側の制御回路が遮断される。
【0078】
[効果]
以上のような本実施の形態によれば、手動操作及び自動操作中において、断路器及び接地装置のうち、操作対象の機器ばかりでなく、他方の機器の誤った自動指令を遮断することができる。このため、誤動作が防止され、より一層安全性が増す。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡略な構成で、信頼性及び安全性の高い三位置開閉器操作機構を提供することができる。
また、本発明によれば、自動操作及び手動操作にかかわらず、高い信頼性と安全性を維持できる三位置開閉器操作機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三位置開閉器操作機構の第1の実施の形態を示す正面図
【図2】図1の実施の形態の手動操作を行う前の状態を示す正面図
【図3】図1の実施の形態の手動操作を行う前の状態を示す側面図
【図4】図1の実施の形態の手動操作を行う前の状態を示す下面図
【図5】図1の実施の形態の手動操作途中を示す正面図
【図6】図1の実施の形態の手動操作途中を示す側面図
【図7】図1の実施の形態の手動操作途中を示す下面図
【図8】本発明の三位置開閉器操作機構の第2の実施形態を示す正面図
【図9】図8の実施の形態における待機状態のシャッター板及びシャッター連動リミットスイッチを示す下面図
【図10】図8の実施の形態における手動操作状態のシャッター板及びシャッター連動リミットスイッチを示す下面図
【図11】図8の実施の形態における制御回路図であり、(a)は断路器制御回路、(b)は接地装置制御回路、(c)は断路器側の電動機制御回路/キャッチ引外し回路、(d)は接地装置側の電動機制御回路/キャッチ引外し回路、(e)は電動機駆動回路
【図12】本発明の三位置開閉器操作機構の第3の実施の形態を示す正面図
【図13】本発明の三位置開閉器操作機構の第4の実施の形態の制御回路図であり、(a)は断路器制御回路、(b)は接地装置制御回路
【図14】本発明の三位置開閉器操作機構の第5の実施の形態の制御回路図であり、(a)は断路器制御回路、(b)は接地装置制御回路
【図15】従来の三位置開閉器操作機構の一例を示す構成説明図
【図16】図15の従来技術のゼネバ歯車装置を示す正面図
【図17】図15の従来技術の動作説明図であり、(a)は切状態、(b)〜(d)は断路器の入動作途中、(e)は入動作完了
【図18】従来の三位置開閉器操作機構の他の一例を示す構成説明図であり、(a)は正面図、(b)は側面断面図
【図19】図18の従来技術の動作説明図であり、(a)は待機状態、(b)はモード切替板移動状態
【図20】図18の従来技術におけるレバーの係止動作説明図であり、(a)は動作開始、(b)は動作途中、(c)は動作完了
【図21】図18の従来技術におけるキャッチレバーの動作説明図
【図22】図18の従来技術におけるレバーの開放動作説明図であり、(a)は動作開始、(b)は動作途中、(c)は動作完了
【図23】図18の従来技術の突出部の動作説明図であり、(a)は係止前、(b)は動作途中、(c)は係止完了
【符号の説明】
13…操作軸
14…ウォームギヤ
15…主軸
16…ウォームホイール
17…突出部
17D…保持部材
18a,18b…キャッチ軸
19a,19b…キャッチレバー
20a,20b…ラッチピン
21a,21b,22a,22b…ねじりコイルばね
23…ストッパブロック
24a,24b…ラッチレバー
25a,25b…トリップコイル
26a,26b…プランジャ
28a,28b…手動操作軸
28c…動力伝達手段
76a,76b…シャッター板
81a,81b…カム
82…シャッター板ストッパー
83…シャッター板復帰ばね
90…ストッパー

Claims (5)

  1. 断路器及び接地装置としての機能を有する開閉器に対して駆動力を伝達する主軸を備え、前記開閉器を入、切及び接地という三つの位置状態に操作可能に設けられた三位置開閉器操作機構において、
    前記主軸の回動とともに移動可能に設けられた突出部と、
    手動により回動可能な第1の操作軸及び第2の操作軸と、
    前記第1の操作軸の回動を主軸に伝達する第1の動力伝達手段と、
    前記第2の操作軸の回動を前記第1の操作軸に伝達する第2の動力伝達手段と、
    前記突出部に係脱可能に設けられ、前記第1の操作軸及び前記第2の操作軸にそれぞれ対応して配置された一対のストッパー部と、
    励磁されることによって前記ストッパー部と前記突出部との係止を解除可能に設けられ、前記一対のストッパー部に対応してそれぞれ配置された一対のトリップコイルと、
    前記第1の操作軸若しくは前記第2の操作軸を覆う閉鎖位置と、前記第1の操作軸若しくは前記第2の操作軸が現れて手動操作可能となる開放位置との間を回動可能に設けられた一対のシャッター板と、
    前記シャッター板の回動に従って、前記トリップコイルを励磁状態と同様に動作させるカムと、
    を有することを特徴とする三位置開閉器操作機構。
  2. 前記第1の操作軸の駆動源が設けられ、
    前記駆動源は、前記断路器及び前記接地装置の制御回路によって制御可能に設けられ、
    前記シャッター板が閉鎖位置にあるときに接点が閉じ、前記シャッター板が開放位置に回動したときに接点が開くシャッター板スイッチが設けられ、
    前記シャッター板スイッチは、前記断路器及び前記接地装置の制御回路にそれぞれ直列に配置されていることを特徴とする請求項1記載の三位置開閉器操作機構。
  3. 前記電動機は、前記第1の操作軸と平行方向に配置され、
    前記電動機の回転を前記第1の操作軸に伝える第3の動力伝達手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の三位置開閉器操作機構。
  4. 前記一対のシャッター板スイッチは、前記断路器操作用及び前記接地装置操作用として設けられ、
    前記断路器操作用のシャッター板スイッチが、接地装置の制御回路に直列に配置され、
    前記接地装置操作用のシャッター板スイッチが断路器の制御回路に直列に配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の三位置開閉器操作機構。
  5. 前記トリップコイルの非動作時に接点が閉じ、前記トリップコイルの動作時に接点が開く一対のトリップコイルスイッチが、前記断路器操作用及び前記接地装置操作用に設けられ、
    前記断路器操作用のトリップコイルスイッチが、接地装置の制御回路に直列に配置され、
    前記接地装置操作用のトリップコイルスイッチが、断路器の制御回路に直列に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の三位置開閉器操作機構。
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