JPH0885434A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JPH0885434A
JPH0885434A JP22299594A JP22299594A JPH0885434A JP H0885434 A JPH0885434 A JP H0885434A JP 22299594 A JP22299594 A JP 22299594A JP 22299594 A JP22299594 A JP 22299594A JP H0885434 A JPH0885434 A JP H0885434A
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JP
Japan
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pressure
valve
hydraulic
control
hydraulic control
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Application number
JP22299594A
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English (en)
Inventor
Hajime Kosaka
元 小坂
Iwane Inokuchi
岩根 井之口
Toshiya Osawa
俊哉 大澤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH0885434A publication Critical patent/JPH0885434A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプール弁タイプの油圧制御弁により各輪に
加えるホイールシリンダ圧を任意に調圧するブレーキ制
御装置において、油圧制御弁から低圧源へのリークを防
止し、液圧保持時にブレーキペダルが入り込む、あるい
は、減圧制御時に応答性が悪化するという問題を解決す
ること。 【構成】 油圧制御弁cから低圧源eに向かうリターン
油の流出を、リターン油流出不要時に遮断するリーク防
止手段fを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプール弁タイプの油
圧制御弁により各輪に加えるホイールシリンダ圧を任意
に調圧するブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキ制御装置としては、例え
ば、特開平2−38175号公報や特開平4−8786
7号公報に記載のものが知られている。
【0003】上記前者の公報には、制動時の車輪ロック
を防止する、いわゆるアンチスキッド制御のために、マ
スタシリンダ圧とポンプ吐出圧を弁供給圧とし、車輪ロ
ックを防止するように、ホイールシリンダ圧を連続的に
減圧あるいは増圧するスプール弁タイプの電子油圧制御
弁が示されている。
【0004】上記後者の公報には、マスタシリンダ圧あ
るいはポンプ吐出圧を弁供給圧とし、電流値に応じて減
圧側に押す比例ソレノイドからの推力と、マスタシリン
ダ圧に応じて増圧側に押す力とが作用するスプールを有
し、ポンプから供給されるポンプ吐出圧を前記2つの入
力の差に応じた制御圧に調圧し、ホイールシリンダに送
る電子油圧制御弁が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブレーキ制御装置にあっては、いずれもスプール弁タイ
プの油圧制御弁が用いられているため、常に油圧制御弁
のバルブボディとスプールとの間隙から作動油が漏れる
リークが発生し、このリークにより、マスタシリンダか
らホイールシリンダに至るブレーキ液系の液量が低圧源
(タンクあるいはリザーバ)に流出して消費されてしま
う。
【0006】この結果、ブレーキペダルの踏み込み位置
を固定しての液圧保持時、ブレーキ液の低圧源への流出
消費によりブレーキペダルが入り込んでしまう。
【0007】また、リークによりタンクやリザーバがブ
レーキ液で満杯あるいは満杯に近い状態となり、油圧制
御弁からタンクやリザーバにリターン圧を逃がすことで
行なわれる減圧制御時、減圧応答性が悪化する。
【0008】本発明は、上記問題に着目してなされたも
ので、第1の目的とするところは、スプール弁タイプの
油圧制御弁により各輪に加えるホイールシリンダ圧を任
意に調圧するブレーキ制御装置において、油圧制御弁か
ら低圧源へのリークを防止し、液圧保持時にブレーキペ
ダルが入り込む、あるいは、減圧制御時に応答性が悪化
するという問題を解決することにある。
【0009】第2の目的とするところは、切り換え自由
度の高いリーク防止手段により、第1の目的を達成する
ことにある。
【0010】第3の目的とするところは、電子制御を要
しない簡単なリーク防止手段により、第1の目的を達成
することにある。
【0011】第4の目的とするところは、部品点数増の
ないスペースやコスト的に有利なリーク防止手段によ
り、第1の目的を達成することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1記載の第1の発明のブレーキ制御装置で
は、図1のクレーム対応図に示すように、ブレーキ操作
力に応じたマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダ
aと、ブレーキ操作力とは無関係にポンプ吐出圧をを吐
出するポンプbと、内部に摺動自在なスプールを有し、
マスタシリンダ圧あるいはポンプ吐出圧を弁供給圧と
し、ホイールシリンダ圧を任意に調圧する油圧制御弁c
と、各車輪の制動装置に設けられ、前記油圧制御弁cか
らのホイールシリンダ圧により作動し、制動力を発生さ
せる各ホイールシリンダdと、前記油圧制御弁cからの
リターン圧を蓄え、蓄えられた作動油を前記ポンプbに
供給する低圧源eと、前記油圧制御弁cから低圧源eに
向かうリターン油の流出を、リターン油流出不要時に遮
断するリーク防止手段fと、を備えていることを特徴と
する。
【0013】上記第2の目的を達成するため請求項2記
載の第2の発明のブレーキ制御装置では、請求項1記載
のブレーキ制御装置において、前記リーク防止手段f
は、油圧制御弁cと低圧源eとを連通する油路の途中に
設けられ、外部からの弁作動指令により遮断位置と連通
位置が切り換えられるリーク防止用電磁切換弁であるこ
とを特徴とする。
【0014】上記第3の目的を達成するため請求項3記
載の第3の発明のブレーキ制御装置では、請求項1記載
のブレーキ制御装置において、前記リーク防止手段f
は、油圧制御弁cと低圧源eとを連通する油路の途中に
設けられ、ポンプ吐出圧を弁作動信号圧とし、弁作動信
号圧の発生時に遮断位置から連通位置に切り換えられる
リーク防止用パイロット弁であることを特徴とする。
【0015】上記第4の目的を達成するため請求項4記
載の第4の発明のブレーキ制御装置では、請求項1記載
のブレーキ制御装置において、前記リーク防止手段f
は、前記油圧制御弁cのスプールがリターン圧ポートを
遮断する位置にある時にリターン油の流出を遮断する制
御弁内蔵手段であることを特徴とする。
【0016】
【作用】第1の発明の作用を説明する。
【0017】例えば、非制動時や通常制動時は、リーク
防止手段fにより油圧制御弁cから低圧源eに向かうリ
ターン油の流出が遮断される。
【0018】よって、ブレーキ操作による通常制動時、
ブレーキ操作力に応じマスタシリンダaにより発生した
マスタシリンダ圧によるブレーキ液は油圧制御弁cを介
してホイールシリンダdへ供給されるのみで、例え、ス
プール弁タイプの油圧制御弁cにおいて、大きな液圧差
によりスプールの摺動隙間から大量に漏れるリークの発
生があってもリーク防止手段fの位置でブレーキ液が低
圧源eに流出するのが遮断される。
【0019】このため、ブレーキペダルの踏み込み位置
を固定しての液圧保持時、マスタシリンダaから油圧制
御弁cを介してホイールシリンダdへ至るブレーキ液系
は、低圧源eへの流出が遮断された閉鎖液系となり、低
圧源への流出消費によりブレーキペダルが入り込むのが
防止される。
【0020】また、通常制動時や非制動時に油圧制御弁
cでブレーキ液が漏れるリークにより低圧源eがブレー
キ液で満杯あるいは満杯に近い状態となるようなことも
リーク防止手段fを遮断することで防止される。よっ
て、その後、ABS制御やヨーレイト制御やTCS制御
等で、油圧制御弁cから低圧源eにリターン圧を逃がす
ことで行なわれる減圧制御時、低圧源eはブレーキ液を
許容する容量が確保されている状態であることで、減圧
応答性が悪化することも防止される。
【0021】第2の発明の作用を説明する。
【0022】上記油圧制御弁cから低圧源eに向かうリ
ターン油の流出を遮断するにあたっては、油圧制御弁c
と低圧源eとを連通する油路の途中に設けられたリーク
防止用電磁切換弁に対し外部からの弁作動指令を出力
し、連通位置から遮断位置へ切り換えることで行なわれ
る。また、油圧制御弁cから低圧源eに向かうリターン
油の流出を許容する時には、リーク防止用電磁切換弁に
対し外部からの弁作動指令を出力し、遮断位置から連通
位置へ切り換えることで行なわれる。
【0023】第3の発明の作用を説明する。
【0024】上記油圧制御弁cから低圧源eに向かうリ
ターン油の流出を遮断するにあたっては、油圧制御弁c
と低圧源eとを連通する油路の途中に設けられ、ポンプ
吐出圧を弁作動信号圧とするリーク防止用パイロット弁
において、弁作動信号圧の発生が停止した時、連通位置
から遮断位置に切り換えられる。また、油圧制御弁cか
ら低圧源eに向かうリターン油の流出を許容する時に
は、リーク防止用パイロット弁において、弁作動信号圧
の発生した時、遮断位置から連通位置に切り換えられ
る。
【0025】第4の発明の作用を説明する。
【0026】上記油圧制御弁cから低圧源eに向かうリ
ターン油の流出を遮断するにあたっては、制御弁内蔵手
段において、油圧制御弁cのスプールがリターン圧ポー
トを遮断する位置にある時にリターン油の流出が遮断さ
れる。また、油圧制御弁cから低圧源eに向かうリター
ン油の流出を許容する時には、制御弁内蔵手段におい
て、油圧制御弁cのスプールがリターン圧ポートを開く
位置にある時にリターン油の流出が許容される。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0028】(第1実施例)まず、構成を説明する。
【0029】図2は第1,第2の発明に対応する第1実
施例のブレーキ制御装置を示す全体システム図である。
【0030】図2において、1,2は第1液圧制御弁及
び第2液圧制御弁(油圧制御弁cに相当)、3,4は第
1ホイールシリンダ及び第2ホイールシリンダ(ホイー
ルシリンダdに相当)、5は循環ポンプ(ポンプbに相
当)、6はリザーバ(低圧源eに相当)、7,8,9,
10はチェック弁、11はマスタシリンダ(マスタシリ
ンダaに相当)、12はソレノイド開閉弁、13はコン
トローラ、14は入力センサ類、21はリーク防止用電
磁切換弁(リーク防止手段fに相当)である。
【0031】前記マスタシリンダ11は、ブレーキ操作
に応じたマスタシリンダ圧PMを発生させる。
【0032】前記循環ポンプ5は、ブレーキ液を循環さ
せる。
【0033】前記第1ホイールシリンダ3及び第2ホイ
ールシリンダ4は、ホイールシリンダ圧PWにより左右
輪の各輪の制動を行なう。
【0034】前記第1液圧制御弁1は、マスタシリンダ
11と第1ホイールシリンダ3との間に設けられる。
【0035】前記第2液圧制御弁2は、マスタシリンダ
11と第2ホイールシリンダ4との間に設けられる。
【0036】前記ソレノイド開閉弁12は、常開であ
り、マスタシリンダ11の出力ポートAと両液圧制御弁
1,2の入力ポートB1,B2とを接続するマスタシリ
ンダ圧路15の途中に設けられる。
【0037】前記両液圧制御弁1,2の出力ポートD
1,D2と両ホイールシリンダ3,4の入力ポートW
1,W2とは、それぞれ第1ホイールシリンダ圧路16
及び第2ホイールシリンダ圧路17により接続されてい
る。
【0038】前記両液圧制御弁1,2のリターンポート
E1,E2と前記循環ポンプ5の吸入ポートとは、途中
にリザーバ6を有するリターン吸入液路18により接続
されている。
【0039】前記循環ポンプ5の吐出ポートと両液圧制
御弁1,2の入力ポートB1,B2とは、途中に逆流防
止のチェック弁7を有するリターン吐出液路19によ
り、ソレノイド開閉弁12より下流位置Jで接続されて
いる。
【0040】前記マスタシリンダ圧路15は、ソレノイ
ド開閉弁12より上流位置Gにおいて一方に分岐され、
この分岐マスタシリンダ圧路15’と両液圧制御弁1,
2のパイロットポートC1,C2とが接続されている。
【0041】前記マスタシリンダ圧路15は、ソレノイ
ド開閉弁12より上流位置Gにおいて他方に分岐され、
この分岐マスタシリンダ圧路15”は、途中に逆流を防
止するチェック弁8を介してソレノイド開閉弁12より
下流位置Jに接続され、ソレノイド開閉弁12のバイパ
ス回路が構成されている。
【0042】前記第1ホイールシリンダ圧路16及び第
2ホイールシリンダ圧路17の途中位置H1,H2とソ
レノイド開閉弁12より下流位置Jとは、途中に逆流を
防止するチェック弁9,10を介してホイールシリンダ
液リターン路20により接続されている。
【0043】前記両液圧制御弁1,2は、それぞれソレ
ノイド100,200とスプール101,201とピン
102,202とバネ103,104,203,204
を有して構成され、ソレノイド100,200はスプー
ル101,201に対し減圧方向(絞り105,205
を閉じ絞り106,206を開く)の推力を与え、ピン
102,202はマスタシリンダ圧PMによりスプール
101,201に対し増圧方向(絞り105,205を
開き絞り106,206を閉じる)の推力を与える。
【0044】前記コントローラ13は、入力センサ類1
4としての車輪速センサや前後加速度センサや舵角セン
サや車速センサやヨーレイトセンサ等からの入力情報に
基づいて、ソレノイド100,200に対する駆動電流
指令とソレノイド開閉弁12に対するON・OFF指令
とリーク防止用電磁切換弁21に対するON・OFF指
令を出力する。
【0045】前記リーク防止用電磁切換弁21は、第
1,第2液圧制御弁1,2のリターンポートE1,E2
とリザーバ6のポートとを連通するリターン油路22の
途中に設けられ、コントローラ13からのOFF指令で
リターン油路22を遮断し、コントローラ13からのO
N指令でリターン油路22を連通する2位置切り換え弁
である。
【0046】次に、作用を説明する。
【0047】[液圧制御弁での減圧制御作用]まず、ス
プール101,201の大径断面積をA1,小径断面積
をA2,ピン102,202の断面積をA3とすると、
A1−A2=A3に設定している。
【0048】非制御時には、スプール101,201と
ピン102,202は、それぞれバネ103,203の
力F1とバネ104,204の力F2により押し付け合
い、互いに接して絞り105,205が開いている位置
で停止している。
【0049】ブレーキペダルを踏むと、マスタシリンダ
11の液圧PMが上昇し、両液圧制御弁1,2の入力ポ
ートB1,B2とパイロットポートC1,C2に液圧P
Mが供給される。
【0050】マスタシリンダ圧PMは、スプール10
1,201を図面左方向に押すように作用する。その時
の力は、次のようになる。
【0051】 F1+A3・PM …(1) スプール101,201で2段スプールとなっているた
め、ホイールシリンダ圧PWはスプール101,201
を図面右方向に押すように作用する。その時の力は、次
のようになる。
【0052】 F2+(A1−A2)PW …(2) ここで、A1−A2=A3に設定しているし、バネ力F
1,F2がF1=F2であるので、上記(1),(2) 式によ
り、非制御時には、 PW=PM …(3) となり、ホイールシリンダ圧PWは、マスタシリンダ圧
PMと同じになる。
【0053】ソレノイド100,200に対しソレノイ
ド電流Iを印加する制御時には、ソレノイド100,2
00はソレノイド電流Iに比例したソレノイド力FSに
よりスプール101,201を図面右方向に押す。
【0054】従って、スプール101,201の釣り合
い式は、 (A1−A2)PW=A3・PM+F1−F2−FS …(4) となり、これを変形すると、 PW={A3/(A1−A2)}PM+(F1−F2−FS)/(A1−A2) =PM+(F1−F2−FS)/(A1−A2) …(5) となり、この(5) 式により制御される。
【0055】これを図示すると、図3に示すようにな
り、ソレノイド電流I=0の時には、図3(a)の特性
を示し、ソレノイド電流Iを増してゆくと、それに比例
してホイールシリンダ圧PWは減圧され、図3(b)の
ような特性を示す。
【0056】[差圧制御作用]マスタシリンダ圧PM0
でホイールシリンダ圧PW0の時、左右のホイールシリ
ンダ圧に差圧ΔPを発生させる場合、基本的には、ソレ
ノイド開閉弁12を閉じ、両液圧制御弁1,2の一方を
減圧制御することにより行なわれる。
【0057】ここで、例えば、第2液圧制御弁2を減圧
する場合について説明する。
【0058】まず、差圧ΔPを発生させる場合、コント
ローラ13からの指令により、ソレノイド開閉弁12が
閉じられ、第2液圧制御弁2のソレノイド200に対し
差圧の半分であるΔP/2だけ減圧させるソレノイド電
流Iが印加される。
【0059】これにより、第2液圧制御弁2側では、ソ
レノイド力FSによりスプール201が図面右方向に押
され、絞り205を閉じ方向とし、絞り206を開き方
向とし、リターンポートE2からブレーキ液を逃がすこ
とで、出力ポートD2から第2ホイールシリンダ4への
ホイールシリンダ圧PWがPW0からPW2へと減圧さ
れる。
【0060】一方、第2液圧制御弁2のリターンポート
E2から逃がされたブレーキ液は、リターン吸入液路1
8から循環ポンプ5及びリターン吐出液路19を介して
第1液圧制御弁1の入力ポートB1に供給され、ソレノ
イド開閉弁12が閉じていることで、液漏れがない限り
第2液圧制御弁2からの液量分だけ第1液圧制御弁1へ
の液量が増大する。この第1液圧制御弁1の液量増大に
より、絞り105が開の状態にさえなっていれば第1ホ
イールシリンダ3へのホイールシリンダ圧PWはPW0
からPW1へと増圧される。
【0061】つまり、図3に示すように、第2ホイール
シリンダ4のホイールシリンダ圧PWのPW0→PW2
の減圧と、第1ホイールシリンダ3のホイールシリンダ
圧PWのPW0→PW1の増圧とが併せて行なわれ、差
圧制御前と差圧制御後とでは、トータルの制動力をほと
んど変えることなく、左右のホイールシリンダ圧PWに
差圧ΔPを発生させる制御が行なわれる。
【0062】但し、図4に示すように、厳密には、液量
に対する圧力変化量は増圧と減圧とでは異なるので、減
圧側だけではなく、増圧側も液圧の補正制御を行なえ
ば、過渡的にもより高精度なブレーキ液圧制御を行なう
ことができる。
【0063】[制御中のブレーキ操作による作用]ソレ
ノイド開閉弁12を閉じての差圧制御中、ブレーキペダ
ルの踏み増しを行なった場合、マスタシリンダ11から
の液量がますが、この液量は、ソレノイド開閉弁12よ
り上流位置Gにおいて分岐された分岐マスタシリンダ圧
路15”からチェック弁8を介して両液圧制御弁1,2
の入力ポートB1,B2に供給され、マスタシリンダ圧
PMの上昇分だけトータルのホイールシリンダ圧PWが
上昇し、運転者の制動力上昇意思が反映される。
【0064】ソレノイド開閉弁12を閉じての差圧制御
中、ブレーキペダルの踏み増しあるいは踏み戻しを行な
った場合、マスタシリンダ圧PMが変化するが、このマ
スタシリンダ圧PMの変化は、分岐マスタシリンダ圧路
15’を介して両液圧制御弁1,2のパイロットポート
C1,C2に供給されることで、マスタシリンダ圧PM
の増減に応答してホイールシリンダ圧PWも増減する。
【0065】つまり、マスタシリンダ圧PMが増圧とな
るペダル踏み増し時には、ピン102,202を介して
スプール101,201が絞り105,205を開く方
向に押され、ホイールシリンダ圧PWが増圧される。ま
た、マスタシリンダ圧PMが減圧となるペダル踏み戻し
時には、ピン102,202を介してスプール101,
201が絞り106,206を開く方向に押され、ホイ
ールシリンダ3,4からの液がリザーバ6に抜け、ホイ
ールシリンダ圧PWが減圧される。このように、運転者
のブレーキ操作を反映してホイールシリンダ圧PWが増
減する。
【0066】[ABS制御概念]図5はコントローラ1
3で行なわれるアンチスキッド制御概念図である。
【0067】アンチスキッド制御(ABS制御)は、車
輪速センサにより車輪速度Vwを検出すると共に、前後
加速センサからの前後加速度Xgの積分処理により車体
速Vwoを推定し、車輪速度Vwと推定車体速Vwoとの偏
差が少なくなるようにホイールシリンダ圧Pw を増減制
御することで行なわれる。なお、図5に示すように、車
輪加速度V'wを加えて制御しても良い。
【0068】そして、このABS制御の特徴は、マスタ
シリンダ圧センサ等を用いていないことで、圧力制御部
分がオープンループ制御となっている点である。
【0069】尚、詳しいABS制御作動の流れやABS
制御作用については、本出願人が先に出願した特願平5
−73317号の明細書及び図面を参照することで、こ
こでは説明を省略する。
【0070】[ヨーレイト制御概念]図6はコントロー
ラ13で行なわれるヨーレイト制御概念図である。
【0071】ヨーレイト制御は、舵角と車速とから目標
ヨーレイトモーメントを推定し、ヨーレイトモーメント
センサにより検出した実測ヨーレイトモーメントとの偏
差が少なくなるように左右輪での圧力差をヨーレイトフ
ィードバック制御する。
【0072】尚、詳しいヨーレイト制御作動の流れやヨ
ーレイト制御作用については、本出願人が先に出願した
特願平5−73317号の明細書及び図面を参照するこ
とで、ここでは説明を省略する。
【0073】[リーク防止用電磁切換弁の切り換え制御
とそれに伴う作用]非制動時と通常制動時、リーク防止
用電磁切換弁21はOFF指令により遮断位置とされ、
第1,第2液圧制御弁1,2からリターン油路22を介
してリザーバ6に向かうブレーキ液の流出が遮断され
る。
【0074】ABS制御時及びヨーレイト制御時、リー
ク防止用電磁切換弁21はON指令により連通位置とさ
れ、第1,第2液圧制御弁1,2からリターン油路22
を介してリザーバ6に向かうブレーキ液の流出が許容さ
れる。
【0075】よって、ブレーキ操作による通常制動時、
ブレーキ操作力に応じマスタシリンダ11により発生し
たマスタシリンダ圧によるブレーキ液は第1,第2液圧
制御弁1,2を介して第1,第2ホイールシリンダ3,
4へ供給されるのみで、スプール弁タイプの第1,第2
液圧制御弁1,2において、大きな液圧差によりスプー
ル101,201の摺動隙間から大量に漏れるリークの
発生があってもリーク防止用電磁切換弁21の位置でブ
レーキ液がリザーバ6に流出するのが遮断される。
【0076】このため、ブレーキペダルの踏み込み位置
を固定しての液圧保持時、マスタシリンダ11から第
1,第2液圧制御弁1,2を介して第1,第2ホイール
シリンダ3,4へ至るブレーキ液系は、リザーバ6への
流出が遮断された閉鎖液系となり、低圧源であるリザー
バ6への流出消費によりブレーキペダルが入り込むのが
防止される。
【0077】また、通常制動時や非制動時に第1,第2
液圧制御弁1,2でブレーキ液が漏れるリークによりリ
ザーバ6がブレーキ液で満杯あるいは満杯に近い状態と
なるようなこともリーク防止用電磁切換弁21されてい
ることで防止される。
【0078】よって、その後、ABS制御やヨーレイト
制御で、第1,第2液圧制御弁1,2からリザーバ6に
リターン圧を逃がすことで行なわれる減圧制御時、リザ
ーバ6はブレーキ液を許容する容量が確保されている状
態であることで、減圧応答性が悪化することも防止され
る。
【0079】尚、リーク防止用電磁切換弁21は、コン
トローラ13からの指令により自由に応答良く切り換え
ることができる弁であるので、例えば、ABS制御時及
びヨーレイト制御時に常に連通位置を保つのではなく、
連通が必要である減圧制御モード時にのみ連通位置と
し、増圧制御モード時等では、遮断位置にしておくこと
も可能である。
【0080】次に、効果を説明する。
【0081】(1)スプール弁タイプの第1,第2液圧
制御弁1,2により各輪に加えるホイールシリンダ圧を
任意に調圧するブレーキ制御装置において、第1,第2
液圧制御弁1,2のリターンポートE1,E2とリザー
バ6のポートとを連通するリターン油路22の途中に、
コントローラ13からのOFF指令でリターン油路22
を遮断し、コントローラ13からのON指令でリターン
油路22を連通する2位置切り換え弁構造のリーク防止
用電磁切換弁21を設けた装置としたため、第1,第2
液圧制御弁1,2からリザーバ6へのリークが防止さ
れ、液圧保持時にブレーキペダルが入り込む、あるい
は、減圧制御時に応答性が悪化するという問題を解決す
ることができる。
【0082】(2)リーク防止手段をコントローラ13
からの指令により自由に応答良く切り換えることができ
るリーク防止用電磁切換弁21としたため、高い切り換
え自由度により上記(1)の効果を達成することができ
る。
【0083】(第2実施例)まず、構成を説明する。
【0084】図7は第1,第2の発明に対応する第2実
施例のブレーキ制御装置を示す全体システム図である。
この第2実施例は、第1実施例と異なるブレーキ液圧制
御システムに本発明を適用したものである。
【0085】図7において、1’は油圧制御弁(油圧制
御弁cに相当)、3はホイールシリンダ(ホイールシリ
ンダdに相当)、5’はポンプ(ポンプbに相当)、
6’はタンク(低圧源eに相当)、11はマスタシリン
ダ(マスタシリンダaに相当)、12はソレノイド開閉
弁、21はリーク防止用電磁切換弁(リーク防止手段f
に相当)、23は切換弁、24はアキュムレータ、25
は圧力センサである。
【0086】前記マスタシリンダ11からの油圧は、ソ
レノイド開閉弁12と管路接合部Jを介して油圧制御弁
1’の供給圧ポートB1に接続される。
【0087】前記ポンプ5’からの吐出圧は、アキュム
レータ24にて蓄圧され、切換弁23と管路接合部Jを
介して油圧制御弁1’の供給圧ポートB1に接続され
る。
【0088】前記油圧制御弁1’の制御圧ポートD1
は、ホイールシリンダ3に接続される。
【0089】前記油圧制御弁1’のリターン圧ポートE
1は、リーク防止用電磁切換弁21を介してタンク6’
に接続される。
【0090】次に、作用を説明する。
【0091】非制動時は、リーク防止用電磁切換弁21
を閉じ、ソレノイド開閉弁12を開き、切換弁23を閉
じた状態とする。
【0092】通常制動時は、リーク防止用電磁切換弁2
1を閉じ、ソレノイド開閉弁12を開き、切換弁23を
閉じた状態で制動を行なう。
【0093】ABS減圧制御時は、リーク防止用電磁切
換弁21を開き、ソレノイド開閉弁12を閉じ、切換弁
23を閉じた状態で、油圧制御弁1’のソレノイド推力
を高めることでホイールシリンダ圧を減圧制御する。
【0094】ABS増圧・保持制御時は、リーク防止用
電磁切換弁21を開き、ソレノイド開閉弁12を閉じ、
切換弁23を開いた状態でポンプ5’を回し、ポンプ吐
出圧を圧力センサ25で読み取った値よりも高く保持し
た状態で油圧制御弁1’を増圧・保持制御する。
【0095】ヨーレイト制御時は、リーク防止用電磁切
換弁21を開き、ソレノイド開閉弁12を閉じ、切換弁
23を開いた状態でポンプ5’を回し、ポンプ吐出圧を
圧力センサ25で読み取った値よりも約2MPa以上高
く保持した状態で油圧制御弁1’を制御する。
【0096】TCS制御時は、リーク防止用電磁切換弁
21を開き、ソレノイド開閉弁12を閉じ、切換弁23
を開いた状態でポンプ5’を回し、ポンプ吐出圧を約1
0MPa以上に保持した状態で油圧制御弁1’を制御す
る。
【0097】以上説明してきたように、この第2実施例
にあっては、ABS制御及びヨーレイト制御に加えTC
S制御も可能なシステムであると共に、リーク防止に関
しては、第1実施例と同様な作用を示し、第1実施例と
同等の効果を達成することができる。
【0098】(第3実施例)まず、構成を説明する。
【0099】図8は第1,第3の発明に対応する第3実
施例のブレーキ制御装置を示す全体システム図である。
この第3実施例は、基本的構成は第1実施例と同様であ
るが、第1実施例のリーク防止用電磁切換弁21に代
え、リーク防止用パイロット弁26を適用した例であ
る。
【0100】前記リーク防止用パイロット弁26は、第
1,第2液圧制御弁1,2のリターンポートE1,E2
とリザーバ6のポートとを連通するリターン油路22の
途中に設けられ、循環ポンプ5からのポンプ吐出圧を弁
作動信号圧とし、弁作動信号圧の発生時に遮断位置から
連通位置に切り換えられる弁である。尚、図中27はポ
ンプ吐出圧油路である。
【0101】次に、作用を説明する。
【0102】通常制動時は、循環ポンプ5の作動をOF
Fとするため、弁作動信号圧であるポンプ吐出圧が発生
せず、リーク防止用パイロット弁26は閉の状態を保
つ。
【0103】ABS制御時やヨーレイト制御時は、循環
ポンプ5の作動をONとするため、弁作動信号圧である
ポンプ吐出圧が発生し、リーク防止用パイロット弁26
は開く。
【0104】よって、第1実施例の(1)の効果に、下
記の効果が加えられる。
【0105】(3)リーク防止手段をポンプ吐出圧を弁
作動信号圧として切り換えるリーク防止用パイロット弁
26としたため、電子制御を要さずしかも電子制御フェ
ールも考慮する必要のない弁にて上記(1)の効果を達
成することができる。
【0106】(第4実施例)まず、構成を説明する。
【0107】図9は第1,第4の発明に対応する第4実
施例のブレーキ制御装置を示す全体システム図である。
この第4実施例は、第2実施例におけるリーク防止用電
磁切換弁21の機能を油圧制御弁1”に内蔵した例であ
る。
【0108】図9において、油圧制御弁1”のスプール
101は、その大径ランドにポペット弁を備え、開口部
107を閉じることにより、ポートD1〜E1間のリー
クを遮断することができる。
【0109】他の構成は、第2実施例と同様であるので
説明を省略する。
【0110】次に、作用を説明する。
【0111】非制動時及び通常制動時は、スプリング1
03によりスプール101が図の左方向に押し付けら
れ、開口部107が閉じ、ポートD1〜E1間のリーク
が遮断される。この時、開口部105は大きく開いて、
ポートB1〜E1の圧力が等しくなる。また、ソレノイ
ド開閉弁12を開き、切換弁23を閉じた状態にて、通
常の制動が成立する。
【0112】ABS減圧制御時及びヨーレイト制御時に
おいては、油圧制御弁1”のソレノイド100に指令電
流を印加し、開口部105,106が共に閉となる位置
までスプール101を移動させ、この位置を中立位置と
して制御を行なう。この中立位置では開口部107は開
となる。また、油圧制御弁1”は構造上、その開口部1
05,106においてリークを伴う。
【0113】制御の手順は下記のとおりであり、第2実
施例に準ずる。
【0114】ABS減圧制御時は、スプール101を上
記中立位置よりさらに図右方向へ摺動し、ポートD1〜
E1間を連通させ、ホイールシリンダ圧を減圧制御す
る。
【0115】ABS増圧・保持制御時は、ソレノイド開
閉弁12を閉じ、切換弁23を開いた状態でポンプ5’
を回し、ポンプ吐出圧を圧力センサ25で読み取った値
よりも高く保持した状態で油圧制御弁1”のスプール1
01を図左側へ摺動させ、増圧・保持制御する。
【0116】ヨーレイト制御時は、ソレノイド開閉弁1
2を閉じ、切換弁23を開いた状態でポンプ5’を回
し、ポンプ吐出圧を圧力センサ25で読み取った値より
も約2MPa以上高く保持した状態で油圧制御弁1”を
制御する。
【0117】TCS制御時は、ソレノイド開閉弁12を
閉じ、切換弁23を開いた状態でポンプ5’を回し、ポ
ンプ吐出圧を約10MPa以上に保持した状態で油圧制
御弁1”を制御する。
【0118】以上説明してきたように、この第4実施例
にあっては、第2実施例と同様に、ABS制御及びヨー
レイト制御に加えTCS制御も可能なシステムであると
共に、リーク防止に関しては、第1実施例と同様な作用
を示し、第1実施例と同等の効果を達成することができ
る。加えて、リーク防止用電磁切換弁21の機能を油圧
制御弁1”に内蔵したため、部品点数増のないスペース
やコスト的に有利なシステムにすることができる。
【0119】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
い。
【0120】例えば、従来技術で示した特開平2−38
175号公報に記載されているような装置にも本発明を
適用できることはいうまでもない。
【0121】
【発明の効果】請求項1記載の第1の発明にあっては、
スプール弁タイプの油圧制御弁により各輪に加えるホイ
ールシリンダ圧を任意に調圧するブレーキ制御装置にお
いて、油圧制御弁から低圧源に向かうリターン油の流出
を、リターン油流出不要時に遮断するリーク防止手段を
設けたため、油圧制御弁から低圧源へのリークを防止
し、液圧保持時にブレーキペダルが入り込む、あるい
は、減圧制御時に応答性が悪化するという問題を解決す
ることができるという効果が得られる。
【0122】請求項2記載の第2の発明にあっては、請
求項1記載のブレーキ制御装置において、リーク防止手
段を、油圧制御弁と低圧源とを連通する油路の途中に設
けられ、外部からの弁作動指令により遮断位置と連通位
置が切り換えられるリーク防止用電磁切換弁としたた
め、切り換え自由度の高いリーク防止手段により、上記
第1の発明の効果を達成できるという効果が得られる。
【0123】請求項3記載の第3の発明にあっては、請
求項1記載のブレーキ制御装置において、リーク防止手
段を、油圧制御弁と低圧源とを連通する油路の途中に設
けられ、ポンプ吐出圧を弁作動信号圧とし、弁作動信号
圧の発生時に遮断位置から連通位置に切り換えられるリ
ーク防止用パイロット弁としたため、電子制御を要しな
い簡単なリーク防止手段により、上記第1の発明の効果
を達成できるという効果が得られる。
【0124】請求項4記載の第4の発明にあっては、請
求項1記載のブレーキ制御装置において、リーク防止手
段を、油圧制御弁のスプールがリターン圧ポートを遮断
する位置にある時にリターン油の流出を遮断する制御弁
内蔵手段としたため、部品点数増のないスペースやコス
ト的に有利なリーク防止手段により、上記第1の発明の
効果を達成できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ制御装置を示すクレーム対応
図である。
【図2】第1実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図3】第1実施例装置でのマスタシリンダ圧に対する
ホイールシリンダ圧特性図である。
【図4】第1実施例装置でのホイールシリンダ圧に対す
るホイールシリンダ液量特性図である。
【図5】第1実施例装置のコントローラで行なわれるA
BS制御概念図である。
【図6】第1実施例装置のコントローラで行なわれるヨ
ーレイト制御概念図である。
【図7】第2実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図8】第3実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図9】第4実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【符号の説明】
a マスタシリンダ b ポンプ c 油圧制御弁 d ホイールシリンダ e 低圧源 f リーク防止手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ
    圧を発生するマスタシリンダと、 ブレーキ操作力とは無関係にポンプ吐出圧を吐出するポ
    ンプと、 内部に摺動自在なスプールを有し、マスタシリンダ圧あ
    るいはポンプ吐出圧を弁供給圧とし、ホイールシリンダ
    圧を任意に調圧する油圧制御弁と、 各車輪の制動装置に設けられ、前記油圧制御弁からのホ
    イールシリンダ圧により作動し、制動力を発生させる各
    ホイールシリンダと、 前記油圧制御弁からのリターン圧を蓄え、蓄えられた作
    動油を前記ポンプに供給する低圧源と、 前記油圧制御弁から低圧源に向かうリターン油の流出
    を、リターン油流出不要時に遮断するリーク防止手段
    と、 を備えていることを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブレーキ制御装置におい
    て、 前記リーク防止手段は、油圧制御弁と低圧源とを連通す
    る油路の途中に設けられ、外部からの弁作動指令により
    遮断位置と連通位置が切り換えられるリーク防止用電磁
    切換弁であることを特徴とするブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のブレーキ制御装置におい
    て、 前記リーク防止手段は、油圧制御弁と低圧源とを連通す
    る油路の途中に設けられ、ポンプ吐出圧を弁作動信号圧
    とし、弁作動信号圧の発生時に遮断位置から連通位置に
    切り換えられるリーク防止用パイロット弁であることを
    特徴とするブレーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のブレーキ制御装置におい
    て、 前記リーク防止手段は、前記油圧制御弁のスプールがリ
    ターン圧ポートを遮断する位置にある時にリターン油の
    流出を遮断する制御弁内蔵手段であることを特徴とする
    ブレーキ制御装置。
JP22299594A 1994-09-19 1994-09-19 ブレーキ制御装置 Pending JPH0885434A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428099B1 (ko) * 1997-11-28 2004-07-16 현대자동차주식회사 브레이크라인 누유방지장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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