JPH0883697A - プラズマ生成を増強するための電極を備えた誘導結合プラズマ反応装置 - Google Patents

プラズマ生成を増強するための電極を備えた誘導結合プラズマ反応装置

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JPH0883697A
JPH0883697A JP7136831A JP13683195A JPH0883697A JP H0883697 A JPH0883697 A JP H0883697A JP 7136831 A JP7136831 A JP 7136831A JP 13683195 A JP13683195 A JP 13683195A JP H0883697 A JPH0883697 A JP H0883697A
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plasma
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フォースター ジョン
Barney M Cohen
エム. コーエン バーニー
Bradley O Stimson
オー. スティムソン ブラドリー
George Proulx
プルース ジョージ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラズマ反応装置において、一時的な圧力の
増加や一時的なRF電力の増強を行わずに、低圧プラズ
マ処理のための確実なプラズマ生成を達成すること。 【構成】 半導体基板のプラズマ処理を実行するための
本発明のプラズマ反応装置は、内部にガスを導入するた
めの装置を有する真空チャンバと、その真空チャンバの
ある部分に巻き付きRF電源に接続された誘導コイル
と、真空チャンバの誘導コイルが巻き付いている領域の
付近に配置され、前記真空チャンバの内部のガスにRF
電力を容量結合させるためのRF電源に接続された電極
とを有する。この電極は真空チャンバの誘導コイルが巻
き付いている領域に対向する表面領域を有し、その表面
領域は、プラズマの生成を十分に促進するために、真空
チャンバの誘導コイル巻付領域のガスに対してRF電力
を容量結合させるのに十分な大きさを有する。しかし、
この表面領域は、プラズマの安定状態が維持されている
間、RF電源からプラズマに結合しているRF電力のほ
とんどが容量結合というよりも誘導結合するように十分
に小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウエハの製造に用
いられるプラズマ処理反応装置に関するものであり、特
に、非常に低い圧力の下で半導体ウエハのプラズマ処理
を極めて良好に実行するための反応装置において、信頼
性のあるプラズマ生成を行う装置に関するものである。
(ここで、非常に低い圧力というのは、例えば、処理圧
力が100ミリトール(milliTorr)よりも低
いものであり、0.5ミリトール程度の低さも含むもの
である。)
【0002】
【従来の技術】物理的気相成長処理は、「事前清浄(p
re−clean)」エッチング工程を初めに施すこと
により、非常に良好に行われる。この事前清浄エッチン
グ工程では堆積(気相成長)される表面がエッチングさ
れ、このときのエッチングはアルゴンプラズマスパッタ
処理により行うことが望ましい。この処理においては、
清浄されるべき表面をプラズマ衝撃するあるいはプラズ
マスパッタリングするという方法を用いてアルゴンイオ
ンによりエッチングが行われる。エッチングレートは、
プラズマのイオン密度に直接関係し、適切なエッチング
レートを達成するためには非常に高いイオン密度を必要
とする。誘導結合プラズマは最も高いイオン密度をもた
らすので、このエッチング処理は誘導結合プラズマ反応
装置で行われることが一般的である。誘導結合プラズマ
反応装置では、非常に低い圧力状態、すなわち、典型的
には0.5ミリトールから100ミリトールの間の圧力
状態での稼働によって、プラズマイオン密度を最高にす
ることができる。上述したアルゴンプラズマスパッタエ
ッチ処理では、理想的な圧力は約0.5ミリトールであ
る。低い圧力、例えば、1ミリトールから100ミリト
ールの間の圧力で良好に実行される他のプラズマ処理に
は、ポリシリコンエッチング、金属エッチング、酸化物
エッチングおよび高密度プラズマ化学的気相成長などが
含まれる。
【0003】プラズマ状態への遷移(ignition
of a plasma)は、一般的な誘導結合プラ
ズマ反応装置においては不確実である。それは、プラズ
マを励起するために十分に高い印加電圧(igniti
on voltage)をプラズマに与えることが困難
だからである。特に、半導体基板の近傍領域において高
いプラズマ密度を達成して、スパッタエッチングの非等
方性を最大にするためには、非常に低いチャンバ圧力、
典型的な例として0.5ミリトール程度の圧力が必要で
あるが、プラズマの生成に必要な印加電圧は、チャンバ
内の圧力の減少と共に増加してしまう。
【0004】残念ながら、誘導結合プラズマ反応装置で
は、非常に低いチャンバ内圧力と容量性結合の欠如が、
チャンバ内のプラズマ生成を非常に困難なものにしてい
る。図1はプラズマの生成に要求される破壊電圧(br
eakdown voltage)を示すグラフであ
り、この破壊電圧は約1.0cmの距離での放電を行う
ために必要な真空チャンバ圧力の関数である。このグラ
フは、プラズマ生成に最適な圧力が約500ミリトール
であることを示しており、400ミリトール以下では圧
力の減少と共に破壊電圧が非常に速く増加することを示
している。アルゴンスパッタエッチングに必要な低い圧
力(すなわち、0.5ミリトール)では、必要な破壊電
圧は誘導コイルのRF電源の最大出力に近いかまたはそ
れ以上であると思われ、プラズマ生成を不確実なものと
してしまう。その結果、プラズマの生成を何度か試みる
必要が生じ、プラズマ反応装置の生産能力を大きく低下
させてしまう。
【0005】図2は、従来技術におけるアルゴンプラズ
マスパッタリングエッチ処理に有用な誘導結合プラズマ
反応装置を示している。この装置は、円筒形の石英反応
チャンバ20と蓋体30とを取り巻く円形誘導コイル1
0を有し、そのコイルの一端10aは適当なRFマッチ
ングネットワークを介してRF電源40に接続され、他
端10bは接地されている。プラズマ生成は、コイル1
0の「熱い(hot)」端部10aとこれに最も近いチ
ャンバ内の接地導体、たとえばウエハ台(wafer
pedestal)35との間の電位差に依存する。し
たがって、放電長は熱いコイル端部10aとこれに最も
近いウエハ台35の表面との間の距離となる。
【0006】従来技術では、プラズマ生成に要する電力
を得るために、プラズマ生成中に、補助RF電源をイグ
ニッションコイルに接続している。しかし、これは余分
なハードウエアと費用を必要とする。
【0007】他の従来技術では、プラズマ状態に遷移す
るときにチャンバ内圧力を一時的に上昇させ、プラズマ
が生成された後に、所望の処理圧力までチャンバ内圧力
を急速に引き下げている。しかし、プラズマを生成した
後にチャンバ内の圧力をポンプダウン(たとえば、生成
時の10ミリトールから生成後の0.5ミリトールまで
減圧)するには、かなりの時間を要し、その間にエッチ
ング処理が理想よりも高い圧力で行われてしまう。その
ため、エッチングプロファイルが不適当なものとなって
しまう。また、ポンプダウンに必要な時間は、エッチン
グ反応装置の歩留まりに悪影響を与える。
【0008】さらに他の従来方法として、ウエハ台にR
F電源を付加することにより、プラズマ生成中に一時的
に容量性結合を増大させるものがある。しかし、この方
法はプラズマ生成中にウエハの直流バイアスに大きなス
パイク波形を生じさせてしまい、ウエハに損傷を与える
というリスクが増大する。
【0009】米国特許第4,918,031号には、上
述した図2の反応装置における誘導コイル10全体とプ
ラズマとの間のいわゆるファラディーシールドをどのよ
うに導入するかが開示されている。そして、同特許に
は、プラズマの電位を制御するために、あるいは、ファ
ラディーシールドを接地するために、分離電源をファラ
ディーシールドにどのように適用するかが開示されてい
る。なお、ファラディーシールドの接地は、電界からプ
ラズマを遮蔽することによって容量性結合を抑制するこ
とを目的とするものである。この技術の欠点は、ファラ
ディーシールドをプラズマ電位の増大のために用いた場
合には、プラズマに対する容量性結合を過度に増大さ
せ、イオンエネルギの制御性を低下させてしまう。ま
た、ファラディーシールドを接地した場合には、いかな
る容量性結合が存在しようとも誘導コイルから切り離し
てしまい、プラズマの生成は一層不確実で困難なものと
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、一時的な
圧力の増加や一時的なRF電力の増強を行わずに、低圧
プラズマ処理のための確実なプラズマ生成を達成するこ
とが求められている。
【0011】
【課題を解決するための手段およびその作用】半導体基
板のプラズマ処理を実行するための本発明のプラズマ反
応装置は、内部にガスを導入するための装置を有する真
空チャンバと、その真空チャンバの所定部分に巻回され
たRF電源に接続された誘導コイルと、真空チャンバの
前記所定部分の付近に配置され、前記真空チャンバの内
部のガスにRF電力を容量結合させるためのRF電源に
接続された電極とを有する。この電極は真空チャンバの
前記所定部分に向いた表面領域を有し、その表面領域
は、プラズマの生成を十分に促進するために、真空チャ
ンバの前記所定部分のガスに対してRF電力を容量結合
させるのに十分な大きさを有する。しかし、この表面領
域は、プラズマの安定状態が維持されている間、RF電
源からプラズマに結合しているRF電力のほとんどが容
量結合ではなくて誘導結合するように十分に小さい。
【0012】この電極の表面領域は、この電極がないと
きと比較して大幅に低いチャンバ圧力、または大幅に低
い誘導コイルのRF電力レベルでプラズマ生成できる容
量結合を提供するのに十分に大きい。しかし、この表面
領域は、かかる結果をもたらすために必要な面積以上で
ないことが望ましい。この表面領域は、(a)チャンバ
内圧力が、ウエハのプラズマ処理中に用いられるときと
同じか僅かに大きな場合、または、(b)RF電力レベ
ルが、ウエハのプラズマ処理中に用いられるときより小
さい場合、のずれか一方または両方を満足させてプラズ
マを生じさせ得る程度に十分に大きいことが望ましい。
特に、チャンバ内圧力が100ミリトール以下、幾つか
のケースでは0.5ミリトール程度の低さであるとき
に、225ワットの電力レベルで、この電極がプラズマ
状態を確実に生成することが判った。
【0013】逆に、この電極の表面領域は、望ましく
は、所望の値に引き下げられたチャンバ内圧力またはR
F電力レベルでプラズマを生成するのに必要な面積より
も小さくすべきである。このような補助電極の表面領域
の最小化は、RF電力の誘導結合から容量結合への転換
量を減少させるので、プラズマ生成後のウエハ処理中の
プラズマイオン密度の著しい低下が阻止される。
【0014】本発明の好適な一実施例においては、この
電極は真空チャンバの周りの導電層である。
【0015】
【実施例】図3を参照すると、誘導結合プラズマ反応装
置は、たとえば石英のような絶縁材料からなるドーム型
の天井100と円筒形の側壁110とを有する真空チャ
ンバを備えている。このドームの基部は円筒形側壁11
0の上に載置されており、その直径は円筒形側壁110
と等しい。この反応装置は、半導体ウエハまたは基板1
30をプラズマ処理のためにチャンバの中央に保持する
ウエハ台120を有する。ガス導入口170はたとえば
アルゴンのようなガスを真空チャンバの内部に供給す
る。誘導コイルまたは導体140は、ドーム100の外
側に巻回されている。誘導コイル140の下端部140
aは接地されている。
【0016】RF電源150は、図示していないが、既
存のRFマッチング回路を介して接続されることが可能
である。しかし、図示した好適な実施例においては、そ
の代わりに、RF電源が誘導コイル140の中間部分1
40bの端子に接続されている。そして、キャパシタ1
90がこの誘導コイル140に接続されている。キャパ
シタ190の容量値は、RF電源150の周波数におい
て共振するように選択される。端子140bの位置は、
RF電源150の出力インピーダンスとマッチングする
ように選択される。電源150からのRF電力は、真空
チャンバ内でのガスのイオン化により生じたプラズマに
誘導結合する。
【0017】ウエハ台120は、8インチウエハ130
を真空チャンバの中央において支持する。このウエハ台
は導電材料を含み、(例えば、プラズマ生成中に)接地
してもよいし、処理中のウエハ130の近傍のプラズマ
の運動エネルギを制御するためにバイアスRF電源13
5に接続してもよい。
【0018】プラズマ反応装置の上述した構成要素は従
来からあるものである。本発明に従えば、このチャンバ
はさらに非常に低いチャンバ内圧力でのプラズマ生成の
確実性を高めるための補助電極180を備えている。補
助電極180は、誘導コイル140の最上部の一巻14
0cに接続されている。補助電極180は、プラズマ生
成を促進するためにRF電力を真空チャンバ内のガスに
容量結合させるものである。図示した好適実施例では、
補助電極180はドーム100の外側表面に堆積した薄
い導電膜である。
【0019】この電極はチャンバの内側に向いた表面領
域を有し、この表面領域はプラズマ生成を容易にするた
めにアルゴンプロセスガスに対してRF電力の十分な容
量結合を提供するのに十分に広い。しかし、プラズマが
安定状態にあるときは、それは十分に小さく、RF電源
からプラズマに対して結合するほとんどのRF電力は、
容量的というよりも誘導的に結合されている。
【0020】補助電極180の表面領域は、補助電極が
ないときと比較して大幅に低いチャンバ圧力、または大
幅に低い誘導コイルのRF電力レベルでプラズマ生成で
きる容量結合を提供するのに十分に大きい。しかし、こ
の表面領域は、かかる結果をもたらすために必要な面積
以上でないことが望ましい。この表面領域は、(a)チ
ャンバ内圧力が、ウエハのプラズマ処理中に用いられる
ときと同じか僅かに大きな場合、または、(b)RF電
力レベルが、ウエハのプラズマ処理中に用いられるとき
より小さい場合、のずれか一方または両方を満足させて
プラズマを生じさせ得る程度に十分に大きいことが望ま
しい。特に、チャンバ内圧力が100ミリトール以下、
幾つかのケースでは0.5ミリトール程度の低さである
ときに、225ワットの電力レベルで、補助電極がプラ
ズマ状態を確実に生成することが判った。
【0021】逆に、補助電極180の表面領域は、望ま
しくは、所望の値に引き下げられたチャンバ内圧力また
はRF電力レベルでプラズマを生成するのに必要な面積
よりも小さくすべきである。このような補助電極の表面
領域の最小化は、RF電力の誘導結合から容量結合への
転換量を減少させるので、プラズマ生成後のウエハ処理
中のプラズマイオン密度の著しい低下が阻止される。
【0022】補助電極180から容量結合を制限するた
めに、好適な実施例においては電極180は4本のアー
ム184を備えている(図4参照)。アーム184のそ
れぞれの幅は、ドーム100の底部の外周の長さの5%
より短く、そのために補助電極180が占める領域は誘
導コイル140の領域の10%以下となっている。この
図示した実施例において、アーム184の幅は一定であ
る。これに代わる実施例として、アーム184の各々の
幅が、ドーム100の頂上の接続中心部182付近から
徐々に広くなり、各アーム184の端部184aで最大
となるものでもよい。この電気等価回路を図5に示す。
以下に示す具体例では、真空チャンバドームは直径約3
0cmの半球体であり、接続中心部182の直径は約
7.6cm、各アーム184は約5cmの一定幅で長さ
約15cmとした。
【0023】RF電界の補助電極180への短絡を防ぐ
ために、誘導コイル140の外周方向に閉じた導電路が
生じないように補助電極を構成する。特に図4では、補
助電極180は、小円形の接続中心部182をドーム1
00の頂上部に備えており、接続中心部182に接続さ
れそこから対称的に誘導コイル巻線の下に延びる4本の
幅の狭いアーム184を有する。円形接続中心部182
自体は閉じた導電路なので、円形接続中心部182が誘
導コイル巻線と真空チャンバとの間に位置しないよう
に、誘導コイル140の開口部185があるドーム頂上
部に配置されている。アーム184のみが誘導コイル巻
線と真空チャンバとの間に延びている。隣り合ったアー
ム184が分離されている領域があることにより、誘導
コイル140の外周に閉じた導電路が形成されること防
いでいる(これは、上述したように、RF電界が誘導コ
イル140から短絡することを防いでいる)。
【0024】具体例1 本発明を実験的に履行した一つの具体例において、真空
チャンバの容積を約35リットル、チャンバに流れるア
ルゴンガスの流量を毎分5標準立方センチメートル(S
CCM´s)とし、処理中のチャンバ内圧力を0.5ミ
リトールとした。RF電源150からは400KHzで
200ワットの電力が誘導コイル140に供給され、そ
の一方で、処理中にバイアスRF電源135によって1
3MHzで225ワットの電力がウエハ台120に与え
られる。図6は、RF電力の関数としてプラズマ生成の
ための最小チャンバ内圧力を示すものである。この特性
は、本発明を実験的に履行した一つの具体例から得られ
るデータに従うものであり、この具体例は、プラズマ生
成の際には所望の処理圧力よりも大きなチャンバ内圧力
となっとり、プラズマ生成中に電源135を切ることに
より接地されるウエハ台を備えている。破線は、誘導コ
イル140に接続された補助電極180から得たデータ
点を示しており、これから明らかなように、プラズマの
生成は20ミリトールと30ミリトールの間の圧力で達
成される。逆に、図6のグラフの右上隅のデータ点で判
るように、同じプラズマ反応装置で補助電極を使用しな
い場合、同じRF電力レベル(400ワット)でプラズ
マ状態へ遷移させるためには真空チャンバ内圧力が10
0ミリトール以上であることが必要であり、そのときの
プラズマ生成は、補助電極を使用した場合にわずか23
ミリトールでえられたものである。このことは、少なく
とも5つの要因により、本発明がプラズマ生成に必要な
チャンバ内圧力を抑えることができることを示してい
る。
【0025】具体例2 本発明を実験的に履行した同様の具体例を用いて、所望
の圧力(例えば0.5ミリトール)以上にはチャンバ内
圧力を増加させることなくプラズマ生成を行った。ま
た、プラズマ生成中の誘導コイルおよびウエハ台へのR
F電力の供給はウエハ処理中と同じとし、たとえば前者
は400KHzで225ワットであり、後者は13MH
zで225ワットである。この第2の具体例において、
RF電力をウエハ台に供給すると、前述の具体例よりも
低いチャンバ内圧力でプラズマ生成を達成することがで
きる。しかし、上述したように、プラズマ生成中にRF
電力をウエハ台に供給すると、ウエハの直流電位(DC
potential)にスパイクが発生する虞があ
る。ただし、そのようなリスクは適用例によっては許容
できるものである。
【0026】この具体例においては、補助電極なしの場
合より補助電極設置の場合のほうが、平均で20%直流
電圧が高くなることが判った。このことは、RF電力と
プラズマとの容量結合の増加を示しており、エッチング
レートの減少が予想される。実際に、平均して10%の
エッチングレートの減少が補助電極の導入により観測さ
れた。このエッチングレートの減少については、互いに
対抗する2つの要因の結果である。(1)容量結合電力
に対する誘導結合電力の比率の減少。これはプラズマイ
オン密度の減少につながる(そしてさらに、エッチング
レートの減少につながる)。(2)容量結合の増加に起
因するウエハの直流バイアス電圧の増加によるイオンエ
ネルギの増加(これは、他のすべての要因が変わらない
と仮定すると、エッチングレートを増加につながる)。
エッチングレートの減少が観測されたことから判定する
と、明らかに、支配的要因はプラズマイオン密度の減少
である。
【0027】この実験の実際の結果を要約すると、以下
の通りである。:上述した通り、400KHzで225
ワットの電源に接続された補助電極およびコイルを用い
た場合、ウエハの平均直流バイアス電圧は約327ボル
ト、平均エッチングレートは約326オングストローム
/minであり、ウエハを横切るエッチングレートの均
一性は約1.66であった。補助電極が電源に接続され
ていない場合、ウエハの平均直流バイアス電圧は約28
4ボルト、エッチングレートは約342オングストロー
ム/minであり、ウエハを横切るエッチングレートの
均一性は約2.075であった。
【0028】この上述の結果は、本発明の利点を示すも
のであり、プラズマ生成に必要なチャンバ内圧力を1/
5に減少することができ、これは、補助電極を導入する
ことによって生じるエッチングレートの僅かな損失(例
えば、10%)よりも重要なことである。
【0029】誘導コイル140の巻き付けは、補助電極
を誘導コイル140とドーム100との間に収容するた
めに、ドーム100の外側表面から十分に離すことが望
ましい。図3にドーム型の誘導コイルを示したが、本発
明は、円筒形のコイルを用いたものでもよい。図3の補
助電極は、天井100の外表面上の比較的薄い導電膜か
らなるので、誘導コイル140と天井100との間は比
較的狭くてよい。誘導コイル140と接続中心部182
との間の空間または間隙195は、その間に生じるアー
クを十分に防ぐことができる。補助電極180の導電薄
膜は、堆積金属層でもよいし、天井100の外側に固着
した(アルミホイルのような)金属箔でもよい。前述の
具体例では、後者のもの(アルミホイル)を使用した。
【0030】本発明をドーム型の真空チャンバを使用し
た好適な実施例を参照して説明してきたが、本発明は、
図1に示した円筒形の真空チャンバと誘導コイルを採用
することもできる。その場合、図7に示すように、接続
中心部82を上部の蓋に配置し、アーム84を蓋の周辺
端に放射状に延ばし、さらに、円筒形のチャンバ壁と円
筒形に巻いた誘導コイルとの間の円筒チャンバの側面に
沿って真下に延びるように形成する。
【0031】本発明を好適な実施例を特に参照して詳細
に説明してきたが、本発明の真の精神および趣旨から逸
脱することなく種々の変形や変更を行うことができるこ
とは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
反応装置によれば、プラズマ生成に必要なチャンバ内圧
力を1/5程度に減少することができ、そのためにプラ
ズマの生成からプラズマ処理への移行が極めて容易とな
り、プラズマ反応装置の生産能力を大幅に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマ反応装置内の真空チャンバ内圧力と放
電長の結果の関数としての破壊電圧のパッシェン曲線ま
たはグラフ。
【図2】円筒形の誘導コイルを有する従来技術による誘
導結合プラズマ反応装置の簡略化した構成図。
【図3】本発明の一実施例であるプラズマ反応装置の一
部を示した簡略化した側断面図。
【図4】図3のプラズマ反応装置の一部を示す上部斜視
図。
【図5】図6および図7のプラズマ反応装置の誘導コイ
ルおよび補助電極に相当する等価回路図。
【図6】図3の反応装置におけるプラズマ生成に要する
誘導コイルRF電力を示すグラフであり、補助電極に電
力を供給したとき(破線)と、電力を供給しないときに
おけるチャンバ内圧力の関数として示したグラフ。
【図7】円筒形真空チャンバに巻回された円筒形誘導コ
イルを有する本発明の一実施例を示す側断面図。
【符号の説明】
100…ドーム、110…側壁、120…ウエハ台、1
30…半導体ウエハ、140…誘導コイル、150…R
F電源、170…ガス導入口、180…補助電極、18
2…中央接続部、184…アーム、185…開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/3065 (72)発明者 バーニー エム. コーエン アメリカ合衆国, カリフォルニア州 95051, サンタ クララ, マリエッタ ドライヴ 2931 (72)発明者 ブラドリー オー. スティムソン アメリカ合衆国, カリフォルニア州 94040, マウンテン ヴュー, ドイル プレイス 1105 (72)発明者 ジョージ プルース アメリカ合衆国, カリフォルニア州 94043, マウンテン ヴュー, ユニッ ト ナンバー200, サイプレス ポイン ト ドライヴ 505

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板のプラズマ処理を実行するた
    めのプラズマ反応装置において、 内部にガスを導入するための手段を含む真空チャンバ
    と、 前記真空チャンバの所定の領域に巻回され、RF電源に
    接続された誘導コイルと、 前記所定領域の近傍にあり、RF電力を前記真空チャン
    バ内の前記ガスに容量結合させるために前記RF電源に
    接続された補助電極とを備え、 前記補助電極は前記所定領域に向いた表面領域を有する
    と共に、プラズマの生成を十分に促進するために必要な
    前記真空チャンバ内の前記ガスとRF電力との容量結合
    を制限するのに適する前記所定領域の範囲を覆ってお
    り、これによりプラズマの安定状態が維持されている間
    において前記RF電源から前記プラズマに結合している
    RF電力のほとんどが容量結合よりも誘導結合するよう
    にしたことを特徴とするプラズマ反応装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラズマ反応装置にお
    いて、 前記補助電極の第1の部分は前記誘導コイルと前記真空
    チャンバとの間に設けられ、前記第1の部分は前記誘導
    コイルの周りに閉じた導電路が形成されないように少な
    くとも一つの隙間を有することを特徴とするプラズマ反
    応装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプラズマ反応装置にお
    いて、 前記誘導コイルは前記RF電源の出力端子に接続された
    第1端子と、接地された第2端子とを備え、前記補助電
    極はさらに前記第1端子と前記第2端子との間の前記誘
    導コイルに接続された第2の部分を備えていることを特
    徴とするプラズマ反応装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプラズマ反応装置にお
    いて、 前記補助電極の前記第2の部分は接続中心部を備え、前
    記補助電極の前記第1の部分は複数のアームを備え、各
    アームはその間にある隙間によって分離されており、さ
    らに前記接続中心部から外方向に放射状に延びて前記誘
    導コイルを横切っていることを特徴とするプラズマ反応
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプラズマ反応装置にお
    いて、 前記接続中心部は閉じた円形導電板であり、前記誘導コ
    イルは自己の中心部の近傍を通る開口部を有し、前記接
    続中心部は前記誘導コイルと前記真空チャンバの内部と
    の間に位置しないように前記誘導コイルの開口部に配置
    されていることを特徴とするプラズマ反応装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプラズマ反応装置にお
    いて、 前記真空チャンバは円形の横断面形状とこの横断面形状
    の対称軸上に中心上部とを有する閉鎖容器を備え、前記
    誘導コイルはこの誘導コイルの前記開口部が前記閉鎖容
    器の前記上部と一致するように前記閉鎖容器に巻回され
    ており、前記補助電極の前記接続中心部は前記閉鎖容器
    の前記上部の上において前記対称軸に中心がくるように
    配置されていることを特徴とするプラズマ反応装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプラズマ反応装置にお
    いて、 前記補助電極は前記閉鎖容器の外側表面に堆積した膜で
    あることを特徴とするプラズマ反応装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のプラズマ反応装置にお
    いて、 前記閉鎖容器はドームを有し、前記閉鎖容器の前記上部
    は前記ドームの頂部を有し、前記補助電極のアームは前
    記頂部から下方に延びていることを特徴とするプラズマ
    反応装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のプラズマ反応装置にお
    いて、 前記アームのそれぞれは前記ドームの基部の周囲の5%
    未満の幅を有することを特徴とするプラズマ反応装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のプラズマ反応装置に
    おいて、 前記誘導コイルは前記ドームの頂部においてその中心が
    通る前記開口部を残すように前記ドームの下部周囲に巻
    回されていることを特徴とするプラズマ反応装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記誘導コイルは前記ドームと離隔しており、これによ
    り前記補助電極の前記第2の部分が前記誘導コイルと前
    記ドームとの間に収容されるようになっていることを特
    徴とするプラズマ反応装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のプラズマ反応装置に
    おいて、 さらにキャパシタが設けられており、このキャパシタは
    その一端に前記補助電極が接続されていることを特徴と
    するプラズマ反応装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記キャパシタの他端は前記RF電源の接地端子に接続
    されていることを特徴とするプラズマ反応装置。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のプラズマ反応装置に
    おいて、 前記半導体基板を支持するために前記真空チャンバの内
    部に設けられたウエハ台と、前記ウエハ台に選択された
    電位を与える手段とをさらに備えていることを特徴とす
    るプラズマ反応装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記電位付与手段はプラズマ生成中に前記ウエハ台に接
    地電位を与えるための手段を有することを特徴とするプ
    ラズマ反応装置。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記電位付与手段はプラズマ生成中に前記ウエハ台にR
    Fバイアス電力を与えるための手段を有することを特徴
    とするプラズマ反応装置。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載のプラズマ反応装置に
    おいて、 前記補助電極の前記表面領域は前記誘導コイルの表面領
    域の10%以下であることを特徴とするプラズマ反応装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項6に記載のプラズマ反応装置に
    おいて、 前記真空チャンバは円筒形であり、前記誘導コイルは前
    記真空チャンバの少なくとも一部に円筒状に巻回されて
    いることを特徴とするプラズマ反応装置。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載のプラズマ反応装置に
    おいて、 前記補助電極の前記表面は選択された前記真空チャンバ
    内圧力と前記RF電源の選択されたRF電力レベルとに
    おいてプラズマ生成のために十分な量の容量結合を制限
    するのに適した範囲を覆っていることを特徴とするプラ
    ズマ反応装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記選択されたRF電力レベルおよび前記選択された真
    空チャンバ内圧力の少なくとも一組が、前記補助電極を
    接地していない場合のプラズマ生成に必要な電力レベル
    および圧力よりも実質的に小さいことを特徴とするプラ
    ズマ反応装置。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記選択されたRF電力レベルおよび前記選択された真
    空チャンバ内圧力の少なくとも一組が、前記ウエハのプ
    ラズマ処理中に用いられる電力レベルおよび圧力よりも
    実質的に大きくないことを特徴とするプラズマ反応装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記選択された圧力は0.5ミリトールと50ミリトー
    ルの間の範囲であることを特徴とするプラズマ反応装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記選択された電力は225ワット程度であることを特
    徴とするプラズマ反応装置。
  24. 【請求項24】 半導体基板のプラズマ処理を実行する
    ためのプラズマ反応装置において、 内部にガスを導入するための手段を含む真空チャンバ
    と、 前記真空チャンバの一部に巻回され、RF電源に接続さ
    れた誘導コイルと、 前記真空チャンバの前記内部のガスにRF電力が容量結
    合するように前記真空チャンバの前記内部に向いている
    表面領域を有するRF電力補助電極とを備え、 前記補助電極の前記表面領域は、前記真空チャンバ内の
    選択された圧力でプラズマ生成するために十分な量にな
    るまで前記ガスに対する容量結合を制限するために前記
    チャンバを覆う広さが制限されていることを特徴とする
    プラズマ反応装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記補助電極は前記誘導コイルによって覆われている部
    分の10%以下の領域を覆うように大きさが制限されて
    いることを特徴とするプラズマ反応装置。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記選択された圧力は100ミリトール未満であること
    を特徴とするプラズマ反応装置。
  27. 【請求項27】 請求項24に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記選択された圧力は約0.5ミリトールと30ミリト
    ールの間の範囲であることを特徴とするプラズマ反応装
    置。
  28. 【請求項28】 請求項24に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記補助電極は前記誘導コイルと前記真空チャンバとの
    間に置かれる第1の部分を有し、この第1の部分は少な
    くとも前記誘導コイルの周りに閉じた導電路が形成され
    るの防ぐ隙間を有していることを特徴とするプラズマ反
    応装置。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記誘導コイルは前記誘導コイルの巻線がない開口を有
    し、前記開口は前記真空チャンバの内部に向いており、
    前記補助電極は前記第1の部分から放射状に外方に延び
    る第2の部分を有し、前記第2の部分は閉じた面であり
    前記誘導コイルの前記開口部に置かれていることを特徴
    とするプラズマ反応装置。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記第2の部分は前記RF電源に接続されていることを
    特徴とするプラズマ反応装置。
  31. 【請求項31】 請求項24に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記補助電極は前記誘導コイルが接続されているのと同
    じRF電源によって電力供給されるように前記誘導コイ
    ルに接続されていることを特徴とするプラズマ反応装
    置。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載のプラズマ反応装置
    において、 一端が前記補助電極に接続され他端が前記RF電源の接
    地端子に接続されているキャパシタをさらに備え、前記
    キャパシタは前記誘導コイルと一体となって前記RF電
    源の周波数で共振するものであることを特徴とするプラ
    ズマ反応装置。
  33. 【請求項33】 請求項24に記載のプラズマ反応装置
    において、 前記半導体基板を支持するために前記真空チャンバの内
    部に配置されたウエハ台と、前記ウエハ台に選択された
    電位を与える手段とをさらに備えていることを特徴とす
    るプラズマ反応装置。
JP7136831A 1994-06-02 1995-06-02 プラズマ生成を増強するための電極を備えた誘導結合プラズマ反応装置 Withdrawn JPH0883697A (ja)

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