JPH0883481A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0883481A
JPH0883481A JP24210694A JP24210694A JPH0883481A JP H0883481 A JPH0883481 A JP H0883481A JP 24210694 A JP24210694 A JP 24210694A JP 24210694 A JP24210694 A JP 24210694A JP H0883481 A JPH0883481 A JP H0883481A
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JP
Japan
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recording
signal
block
audio signal
input
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JP24210694A
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English (en)
Inventor
Hiroto Sakuma
浩人 佐久間
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Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録動作中に曲の頭ずれを防いだ曲番を登録
できる記録装置を提供する。 【構成】 音声信号データを記録媒体に記録する記録装
置において、入力音声信号のブロック番号の変更指示信
号を制御手段が受信したときには、ブロック番号の変更
指示信号を受信したときのタイムコードから所定のオフ
セット値を遡ったタイムコードをブロック開始アドレス
として記憶手段に格納し、記憶手段に格納した入力信号
或いは入力音声信号を変調した入力変調信号に対応する
ブロック開始アドレスから記録媒体に記録し、再生の際
には記録媒体または記憶手段から記録開始アドレスを読
みだし再生することで曲の頭ずれを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目次情報を有し音声信
号等のデータを記録する記録装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来、音声信号等のデータを記録媒体に
記録することが可能で、そして、この記録媒体をのちに
再生することが可能な装置、即ち、オーディオレコーダ
と呼ばれるものには、コンパクトカセットテープレコー
ダ、オープンリールテープレコーダがある。近年では、
デジタルオーディオテープレコーダ(DAT)やコンパ
クトディスク(CD)レコーダ等のように、記録する音
声信号をアナログからデジタルに変換して記録媒体にデ
ジタルで記録するレコーダが開発されている。
【0003】近時、光ディスク媒体の記録膜の開発が進
み、既に記録した部分をオーバーライト可能な方式及び
媒体が開発されている。その一つとして、光磁気ディス
クを用いた磁界変調記録方式があり光ディスク媒体及び
装置が実用化され始めている。その代表的なものとし
て、音声の圧縮伸長技術を利用して、従来のCDと同様
に、再生レベルにおいて、2チャンネルでサンプリング
周波数44.1KHz、16ビット分解能を有する光磁
気ディスクシステムが提案されている。このシステムで
は、記録再生する情報量を5分の1まで圧縮して光磁気
ディスク等の媒体に信号を記録し、再生時に読みだした
情報を伸長してCDと近似なオーディオ性能にしてい
る。この装置は、ミニディスク(MD、以下MDと記
す)システムと呼ばれる。
【0004】以上のような数種類のオーディオレコーダ
があるが、それぞれの記録媒体により、媒体への記録方
法、記録のための入力信号を変調する方法及び再生のた
めの復調する方法が異なっている。しかし、いずれの記
録装置においても、それらの基本構成は、入力信号を制
御する部分があり、これをエンコーダによってそれぞれ
の信号処理変調を行う部分、次に書き込み回路部があり
これを介して、コンパクトカセットテープレコーダ、オ
ープンリールテープレコーダであれば磁気ヘッドで、ま
た、デジタルオーディオテープレコーダであれば回転磁
気ヘッドで、またCDレコーダであれば光ピックアップ
のレーザ光で、更には、光磁気ディスクであれば、光ピ
ックアップのレーザ光と磁気ヘッドで、それぞれに記録
媒体に記録を行っている。
【0005】これらの装置を用いて、入力する音楽信号
等を記録する場合には、装置への記録開始指令を受信し
た時に、これと同時に前述の基本構成の順序に従い、記
録信号は、記録信号の入力部からエンコーダ、書き込み
回路を通って記録媒体にいたる。近年、衛星放送の実用
化、FM放送局の多局化等に伴い、音質の良好な音楽情
報源を、一般の家庭においても、簡単に電波を受信して
録音可能な状況にある。従って、このような電波によっ
て送信される音楽情報を録音することは、いわゆるエア
チェックと呼ばれ、コンパクトカセットテープレコーダ
等を用いカセットテープ等の媒体にリアルタイムに録音
することが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】電波で送信される
音声信号を記録する形態としては、受信装置で電波信号
を受信し、受信した信号をオーディオレコーダの入力信
号として接続し、この信号をオーディオレコーダの記録
媒体に記録を行うのが一般的である。記録を行うには、
オーディオレコーダの状態を、記録媒体への記録スタン
バイ状態(記録開始可能な状態)にしておいて、記録信
号である入力信号をモニタしている。モニタして記録の
開始タイミングを待っている状態である。ここで、操作
者がモニタしている音声信号を記録し始めようとして、
オーディオレコーダの記録開始ボタンを押して記録を開
始する。
【0007】更に、DATやCDレコーダ及び近年開発
されたMDレコーダでは、トラック(曲)番号を付加す
ることが出来る。曲数が多いと操作が煩雑になるが、記
録中、適当な位置で曲番を変更することが可能である。
ところが、入力信号をモニタしながら実際の音声を聞い
て曲番号変更のタイミングを判断してから、曲番変更ボ
タンを押して、曲番変更を行うために、実際に記録媒体
への曲番の変更には、時間遅れが生じる。従って、曲番
を変更して、記録媒体に録音した曲の先頭部分が、実際
の音声信号とは、ずれて記録されてしまう。後で、この
曲を曲の先頭から再生した場合には、曲の先頭部分に頭
欠けが生じてしまうという問題があった。 また、記録
する音声入力信号の所定の立ち上がりレベルを検出し
て、曲番を変更する場合に於いても、曲番が記録媒体に
記録されるまでは時間遅れが発生してしまう。この時間
遅れは記録処理に要する時間であり、どのような手段を
用いて曲番の変更指示を行っても生じる遅延時間であ
る。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、入力信号制
御部が曲番の変更指令を受信した時に、記録回路部が記
録媒体に記録する曲番の変更位置をずらすことによっ
て、変更した曲の頭のずれを防止する記録装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、音声信号等の
データを記録媒体に記録する記録装置において、記録装
置に入力される入力音声信号あるいは入力音声信号を変
調した変調信号を記憶する記憶手段と、記憶手段から入
力音声信号あるいは入力音声信号を変調した変調信号を
読みだし記録媒体に記録する記録手段と、記憶手段への
データの書き込み及び読み出しを制御する制御手段を具
備し、入力音声信号のブロック番号の変更指示信号を制
御手段が受信したときには、ブロック番号の変更指示信
号を受信したときのタイムコードから所定のオフセット
値を遡ったタイムコードをブロック開始アドレスとして
記憶手段に格納し、記憶手段に格納した入力信号或いは
入力音声信号を変調した入力変調信号に対応するブロッ
ク開始アドレスから記録媒体に記録することを特徴とす
る記録装置である。
【0010】本発明は、入力音声信号のブロックのブロ
ック番号の変更指示信号を制御手段が受信したときに
は、ブロック番号の変更指示信号を受信したときのタイ
ムコードから所定のオフセット値を遡ったタイムコード
をブロックの前のブロックに対応する終了アドレスとし
て記憶すると共に終了アドレスの次のアドレスを変更後
のブロック開始アドレスとして記憶手段に格納し、記憶
手段から終了アドレスとブロック開始アドレスに対応す
る入力信号或いは入力音声信号を変調した入力変調信号
の記憶手段のブロック開始及び終了アドレスとして記憶
手段に格納したことを特徴とする記録装置である。
【0011】本発明は、入力音声信号のブロック番号の
変更指示を操作部から指示する手段を具備した記録装置
である。
【0012】本発明は、記録装置に入力される音声信号
の音声立ち上がりを検出するレベル検出手段によって検
出しブロック番号の変更を指示する手段を具備した記録
装置である。
【0013】本発明は、記録装置に入力されるデジタル
信号に付加されている情報のブロック番号の切り替わり
信号を検出しデジタルインターフェースによって入力音
声信号のブロック番号の変更を指示する手段を具備した
記録装置である。
【0014】本発明は、入力音声信号のブロック番号の
変更指示信号を制御手段が受信したときのタイムコード
から所定のオフセット値を遡りタイムコードのオフセッ
ト値を複数表示し、操作部から選択操作して設定する手
段を具備したことを特徴とする記録装置である。
【0015】本発明は、入力音声信号のブロック番号の
変更指示信号を制御手段が受信したときのタイムコード
から所定のオフセット値を遡りタイムコードのオフセッ
ト値を操作部からオフセット値に設定する切り替え手段
を具備したことを特徴とする記録装置である。
【0016】本発明は、入力音声信号のブロック番号の
変更指示信号を制御手段が受信したときのタイムコード
から所定のオフセット値を遡りタイムコードのオフセッ
ト値をブロック番号の変更が操作部から指示されるとき
は0.5から3s、ブロック番号の変更がレベル検出手
段またはデジタルインターフェースから指示されるとき
は50から200msとしたことを特徴とする記録装置
である。
【0017】
【作用】本発明によれば、音声信号等のデータを記録可
能な記録装置において、記録媒体に記録信号を記録して
いる動作中、入力音声信号のブロック番号変更指令を受
信したときには、ブロック番号変更指令を受信した時間
から音声信号のミュート部へ遡った時間位置を変更ブロ
ックの開始時間として、記憶回路に格納した入力信号或
いは入力音声信号を変調した入力変調信号に対応するブ
ロック開始のアドレスから記録媒体に記録することがで
き、ブロック番号変更指令の位置をずらすことができ
る。
【0018】本発明は、記録装置に入力される音声信号
の音声立ち上がり信号をレベル検出回路によって検出す
ることができるため、音声信号の音声立ち上がり信号で
入力音声信号のブロック番号の変更を指示することがで
きる。
【0019】本発明は、記録装置に入力されるデジタル
信号に付加されている情報のブロック番号の切り替わり
信号をデジタルインターフェースによって検出すること
ができるため、ブロック番号の切り替わり信号で入力音
声信号のブロック番号の変更を指示することができる。
【0020】本発明によれば、音声信号のブロック番号
の変更指示を受信したときのタイムコードからオフセッ
トするオフセット値を表示装置で確認しながら設定する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例として、ミニディス
ク(MD)の記録装置を取り上げるが、始めに、MDの
概略の特徴を説明する。MDの主な仕様はディスク直径
は64mmであり、トラックピッチは1.6μmでオー
ディオデータを最大74分記録、再生可能で、ディスク
の線速度は1.2〜1.4m/秒である。また、オーデ
ィオ信号の性能はチャンネル数は、ステレオ2チャンネ
ル、周波数帯域5〜20KHz、ダイナミックレンジ1
05dBで記録方式は前述した様に磁界変調方式であ
る。更に信号フォーマットは標本化周波数44.1KH
z、変調方式はCDと同様にEFM(Eight to
Fourteen Modulation)であり誤
り訂正方式もCIRC(Cross Interlea
ve Reed−Solmon Code)である。
【0022】また、高性能符号化方式は、ATRAC
(Adaptive Transform Acous
tic Coding)と呼ばれるものであり、この方
式は、アナログ−デジタル変換したオーディオデータを
最大11.6msの時間の枠で区分し、MDCT(Mo
dified Discrete Cosine Tr
ansform:変形離散コサイン変換))演算で複数
の周波数帯域に変換し、MDCTで周波数軸に変換した
後、人間の聴覚特性を利用してデータの間引きを行い、
約5分の1データ量まで圧縮する。従って、光磁気ディ
スク上の記録密度はCDと同様でありながら、同一時間
の記録再生をするのに必要な光ディスクの直径は、CD
の120mmよりもはるかに小さい直径64mmとする
ことが出来る。
【0023】この様なMD装置の特徴を考察してみる。
CDを再生する場合、CDは1.4Mビット/秒の信号
を休むことなくデジタル−アナログ変換器(ADC)に
送り込まなければならないが、圧縮伸長技術を利用した
MD装置の場合、記録再生する情報量を5分の1程度に
圧縮するため、1.4Mビット/秒で読み出された信号
が圧縮信号であるので、それをデコードするのに0.3
Mビット/秒で圧縮されたデータを伸張し再生すれば充
分である。従って、MDの信号を途切れ途切れの間欠的
に読み出しても連続したデータを得ることができる。
【0024】よって、バッファメモリ等の記憶回路に光
磁気ディスクから読み出した信号を格納しておけば、こ
のバッファメモリに蓄えた分だけの音声信号を再生する
ことができる。ゆえに、装置に振動が加わって、光ピッ
クアップのフォーカスサーボあるいはトラッキングサー
ボが外れると、再びこれらのサーボが動作するまでの
間、CDであれば、音飛びになってしまうが、データ圧
縮技術を利用した記録再生装置では、データがバッファ
メモリに蓄えられているので音途切れが発生せずに済
む。このバッファメモリから読み出して連続で再生して
いる間に、光磁気ディスク上の元の位置に戻って、信号
の読みだしを続行すれば、音飛びは発生しないことにな
る。
【0025】前述のバッファメモリと圧縮伸長技術の効
果によって、もう一つ大きな特徴が生じる。CDは、一
つの曲、即ちトラックは、ディスク上で必ず連続したエ
リアに一塊に形成されている。しかし、MD装置の場合
は、MD上のランダムなエリアに複数のブロック記録デ
ータとして分割記録しても、一つの曲(トラック)とし
て形成することが出来る。これはMDからは、1.4M
ビット/秒の転送レートで信号を読み出すが、圧縮信号
をデコードするのに必要な転送レートは、0.3Mビッ
ト/秒であるから、時間的には、空き時間がある。この
時間を利用して、一旦、MDから信号を読み出してバッ
ファメモリに蓄えてから、次にMD上の離れた領域(一
つのトラックが複数の離れたブロック記録データで構成
されているトラックで次のブロック記録データ)まで、
光ピックアップを移動させて、MDから信号を読み出
し、バッファメモリが空になる前に、バッファメモリに
格納すれば、音声信号を途絶えることなく、出力するこ
とができる。
【0026】同様に、また同一曲(トラック)がMD上
の離れた領域に引き続く音声信号が記録してあっても、
途絶えることなく再生できる。これら一つのトラックが
複数の小ブロック記録データ(MD上では連続した領域
から成る記録ブロック記録データがMD上で複数個分散
して存在する)から成っていることを示す状態(曲の構
成情報)は、目次情報としてMDの所定の位置に登録し
てある。この目次情報を記録する所定の領域は、UTO
C(User Table Of Contents)
エリアと呼ぶ。このUTOCデータと、記録された記録
データ(音声信号)は、個別に管理される。従って、例
えば、データ圧縮技術を用いない光ディスク装置におい
て、曲の番号を変更する場合、或いは、一つの曲を二つ
に分ける場合等の編集を行う場合には、変更すべき部分
の実際の経過時間の間、待つ時間が発生してしまうが、
このMD記録装置では、前述の目次情報である領域の曲
の構成情報(連結情報)を書き換えことで、容易に変更
できる。編集に際しても、圧縮伸長技術によって、大き
なメリットが生じる。
【0027】次に、本発明の記録装置として、前述説明
したMDをW=68mm×D=72mm×H=5mmサ
イズのカートリッジ内に回動自在に配設し、カートリッ
ジ内のMDを記録又は再生可能とした光磁気ディスク記
録装置の(本発明では光磁気ディスク再生・記録装置及
び光磁気ディスク再生装置を含めて光磁気ディスク記録
装置と記す)構成を説明する。
【0028】図1は、本発明の光磁気ディスク記録装置
の一実施例を示す系統図であり、1は光磁気ディスクと
してMDを示し、MD1はカートリッジ内1A内で回動
自在と成され、カートリッジ1Aを光磁気ディスク記録
装置内にローディングすることでプレーヤ2のターンテ
ーブル2B上に持ち来され、カートリッジ1A内でMD
1はターンテーブル2B上に中心部で固着されてスピン
ドルモータ2によって回転自在と成される。カートリッ
ジ1Aの下側に設けたシャッタを開くことで光ピックア
ップ4からのレーザ光はMD1の径方向にスライドモー
タ18によってしゅう動自在と成される。磁気ヘッド1
6は後述するが、記録する信号に対応したNかSの磁界
をMD1に与えるための磁界発生部である。
【0029】サーボ制御回路3はスピンドルモータ2A
のスピンドル回転制御、スライドモータ18のスライド
制御、光ピックアップ4のフォーカス制御及びトラッキ
ング制御、光ピックアップ4内の半導体レーザのレーザ
制御等を行うもので、スピンドルモータ2Aはサーボ制
御回路内のスピンドル制御回路によってCLV(Con
stant Linear Velocity)で回転
制御される。
【0030】また、スライドモータ18はサーボ制御回
路3内のスライドモータ制御回路によって光ピックアッ
プ4をMD1の径方向にしゅう動動作させる制御を行
い、更に光ピックアップ4もサーボ制御回路3内のフォ
ーカス制御回路、トラッキング制御回路並びにレーザ制
御回路によって、フォーカス、トラッキング並びに半導
体レーザのオン/オフ等の制御が行なわれる。
【0031】先ず再生の系路を説明する。MD1の記録
情報は光ピックアップ4によって読み取られ、ヘッドア
ンプ5を通って、アドレスデコーダ6と、EFM/CI
RC変調復調回路7に加えられる。アドレスデコーダ6
では、MD1に予め成型されている案内溝をわずかな量
だけ蛇行させているCLV制御用正弦波信号に重畳され
たアドレス情報を検出しデコードする。この出力をEF
M/CIRC変調復調回路7に加える。EFM/CIR
C変調復調回路7では、EFMとCIRCの復調を行
い、その出力は、耐振用メモリコントローラ8へ入力さ
れる。
【0032】耐振用メモリコントローラ8は、再生のた
めに入力したEFM/CIRC変調復調回路7からのデ
ータをバッファメモリ等の記憶回路9へ蓄積する機能、
及び、圧縮データを復調する為に、ATRACの変調復
調回路10へ送り出す為の読み出し機能をもっている。
ATRACの変調復調回路10では、圧縮されたデータ
を復調し、復調したデータをDAC(デジタル−アナロ
グ変換器)12へ送り、音声出力を音声出力端子13に
出力する。以上のような制御手段によって再生制御され
る。
【0033】次に、記録信号の系路を説明する。音声等
の記録入力信号は入力端子14から、入力され、ADC
(アナログ−デジタル変換器)11でデジタルデータに
変換される。デジタルデータは、ATRAC変調復調回
路10で、前記の圧縮データに変換し、耐振用メモリコ
ントローラ8を介して、記憶回路9へ記録圧縮データを
格納する。記憶回路9への格納量が所定の量に達した
時、記録データをMD1へ記録する。即ち、記憶回路9
からの格納データを耐振用メモリコントローラ8が読み
だし、EFM/CIRC変調復調回路7へ出力する。
【0034】EFM/CIRC変調復調回路7では、E
FMとCIRCの変調を行いその出力を磁気ヘッド駆動
回路17へ出力し、磁気ヘッド駆動回路17では、磁気
ヘッド16に流す電流の向きを記録すEFM信号データ
の1か0に対応してNかSの磁界をMD1にほぼ垂直方
向の磁界を発生しMD1に磁界を加える。一方、MD1
に対し反対に配置した光ピックアップ4からは、コンピ
ュータ等から成るシステムコントローラ15からの指令
でサーボ制御回路3を介して出力されたハイパワーのレ
ーザが、MD1に照射される。MD1を挟んだ磁気ヘッ
ド16からの磁界と、光ピックアップ4からの光ビーム
の2つの相互作用により、記録信号がMD1に記録され
る。
【0035】一方、光ピックアップ4の移動の為に、シ
ステムコントローラ15からのスライド制御信号がサー
ボ制御回路3を介しスライドモータ18に加えられる。
尚、システムコントローラ15は、記録、再生、光ピッ
クアップのサーチ動作等の全てのコントロールの指令信
号と、MD1のアドレス情報等の検出信号、サーボ制御
回路3、EFM/CIRC変調復調回路7、耐振用メモ
リコントローラ8の各部とバスを介し接続され制御デー
タの受信及び送信を行う。また、28は、システムコン
トローラ15の入力装置部で各種指令信号やテンキー等
を有する操作部であり、19はシステムコントローラ1
5からの各種データを表示するための液晶等の表示装置
である。
【0036】更に本実施例では、音声入力端子14と並
列にCDプレーヤ21或いはデジタルオーディオテープ
レコーダ(DAT)20等を接続させ、破線に示す様に
オーディオインターフェース(IF)22をATRAC
変調回路10とDAT20又はCDプレーヤ21の出力
インターフェース間に接続するか、音声入力端子14と
ADC11間にレベル検出回路23を介在させる様に成
されている。
【0037】上述の構成に於ける光磁気ディスク記録装
置の動作を説明する。図2は、MDのUTOC説明図で
ある。本実施例に用いられるMD1の記録面のトラック
に記録されるフォーマットは図2の様に構成されてい
る。即ち、MDの最内周1Bからリードイン(プリピッ
ト部)1D、UTOCエリア1E、音声等のデータを記
録するためのユーザ記録領域1F、リードアウト1Hよ
りなりMD1の最外周1Cに至っている。ユーザ記録領
域1Fには、例えば1〜6毎に右表に示すようなアドレ
スA〜Lが設けられ、UTOCエリア1Eにはユーザ記
録領域1Fに記録されたトラック(曲)のアドレスであ
る目次情報を記録してある。
【0038】図3は上述のような記録前のMD1のユー
ザ記録領域1Fの第3トラック(曲番1〜3)まで音声
等のデータが記録されたディスクのデータ配置を示した
図である。MD1の場合、1つのトラックが複数の小ブ
ロック記録データ(MD上では連続したエリアからなる
小ブロック記録データがMD上で複数個分散して存在す
る。)から成っているために、このような状態(曲の構
成情報)はUTOCエリア1Eに目次情報として記録登
録してある。ここで図3で示したA、B、C、D、E、
F、・・・、Kは各小ブロック記録データの開始位置ア
ドレスまたは終了位置アドレスを示しているものとす
る。
【0039】図3に示したMDを図1の光磁気ディスク
記録装置に挿入すると、UTOCエリア1Eに記録して
ある各トラック(曲)の目次情報を読み取るために、光
ピックアップ4をMD1のUTOCエリア1Eへ移動
し、光ピックアップ4からのピックアップデータはヘッ
ドアンプ5を介しEFM/CIRC変調回路7から耐振
用メモリコントローラ8を通って記憶回路9へ格納され
る。その後、この読み込んだ各トラックの目次情報をシ
ステムコントローラ15が耐振用メモリコントローラ8
を介して読み込まれる。
【0040】図4は、図3に示したブロック記録データ
の記録状態のときのUTOCエリア1Eから読み込んだ
各トラック(曲)の目次情報を示すテーブルである。図
3および及び図4に於いて、トラック1は、開始位置ア
ドレスAで開始し、終了位置アドレスBで終了する小ブ
ロックブロック記録データB1と開始アドレスEで開始
し、終了アドレスFで終了する小ブロック記録データB
3から構成されている。依って、トラック1の再生順序
は、小ブロック記録データB1が最初で次に小ブロック
記録データB3となる。小ブロック記録データB3でト
ラック1は終了する。従って、トラック1は、2つの小
ブロック記録データから形成されている。
【0041】トラック2は、開始位置アドレスCで開始
し終了アドレスDで終了する小ブロック記録データB2
の一つで形成されている。トラック2の再生順序は、小
ブロック記録データB2のみであるから言うまでもな
い。
【0042】同様にトラック3は、開始位置アドレスI
で開始し終了アドレスJで終了する小ブロック記録デー
タB5の一つで形成されている。トラック3もトラック
2と同様に、唯一つの小ブロック記録データB5のみで
の再生で終了する。各トラックの連結情報は、連結情報
31〜33となる。
【0043】また、UTOCエリア1Eの目次情報には
図4の空きブロック34を有している。この空きブロッ
ク34は図3に示す様に開始アドレスGで開始し、終了
アドレスHで終了するどのトラックにも所属しない空き
ブロックB4として登録されている。この空きブロック
34は、後で他のトラック(曲)の記録時に利用され
る。従って、本実施例では、小ブロックB4が空きブロ
ック34である。
【0044】更に、UTOCエリア1Eの情報には、図
3のアドレスKよりMD1外周1Cまでは、全て未記録
であるので、空きブロック34と同様に、後のトラック
(曲)記録の時に使用されるべき情報として登録されて
いる。図4の未記録エリアの開始アドレス35は、アド
レスK以降である。上述の各トラックの連結情報31〜
33と空きブロック情報34と未記録エリアの情報35
は、図1のシステムコントローラ15が読み取り、今後
のトラック(曲)記録の時に利用される。
【0045】次にMD1に3トラックまで記録された状
態に4トラック以降を記録する場合を説明する。図1の
システムコントローラ15は操作部28からの記録スタ
ンバイ指令を受信すると、UTOC1Eを読んで前述の
図3の空きブロックB4及びこの空きブロックB4の後
は未記録エリアの開始アドレスK以降の外周が記録エリ
アと認識する。
【0046】その後、図1のシステムコントローラ15
が操作部28からの記録開始指令を受けると記録の開始
動作を行う。即ち、図1の入力端子14からの記録入力
信号ADC11でデジタルデータにして、ATRAC変
調復調回路10を介して耐振用メモリコントローラ8に
よって、記録デジタルデータを圧縮変換したデータを記
憶回路9に格納することを開始する。
【0047】記憶回路9に所定の量が記録データが蓄え
られた時、始めてMD1の図3に示した空きブロックB
4の開始アドレスGから記録される。ミニディスクでは
記録の最小単位である1クラスタ分(約2秒)のデータ
が蓄えられると記録される。MD1へ記録する記録デー
タの流れについては前述の通りである。MD1へ入力デ
ータに記録データを行っている最中にも、勿論入力され
る記録データを記憶回路9に蓄えることを行っている。
これは前述したように入力信号のADC11の転送速度
は、1.4Mビット/秒であるが、5分の1程度に圧縮
された記録圧縮データのMD1への転送速度は、0.3
Mビット/秒であるためにMD1への記録は断続的に行
われる。
【0048】以上の様にして、断続的なMD1ヘの記録
を繰り返して、図3の空きブロック34である小ブロッ
クB4の終了アドレスHまでの記録を終えた後は、トラ
ック4の次の小ブロック記録データは、未記録エリアの
開始アドレスKから始まるエリアから記録することにな
る。
【0049】ところで、通常、リアルタイムで入力され
る音声記録信号に曲番号(トラック番号)を付加する場
合には、予め記録すべき音声信号の時間が判っている場
合を除いて、曲番号の切り替え信号や、記録停止指令を
受信した時に始めて明らかになる。その方法は例えば、
トラック4への記録中、図1のシステムコントローラ1
5がトラック番号をトラック5へ切り替えるために、ブ
ロック記録データの番号切り替え指令を受信した時に、
システムコントローラ15は、入力信号がトラック5に
切り替わったことを認識する。
【0050】この時記憶回路9に蓄えた記録信号は、ま
だトラック4の記録データであるが、トラック5の記録
信号の開始時間も管理し、記憶回路9に蓄えた記録デー
タのどの部分からがトラック5の記録データとして開始
すべきかを制御する。トラックの開始時間の管理方法に
ついては、後述する。又、ここで、同時にトラック4の
記録終了アドレス(MD上の小ブロック記録データの終
了アドレス)をも認識する。この時トラック4の目次情
報が確定する。
【0051】トラック4の記録終了アドレスを、前述の
第3トラックまで記録したMDに第4トラックから第5
トラックの途中まで記録した状態のディスクのデータ配
置図を示す図5の様に仮にアドレスLとした場合、開始
位置アドレスKで開始し、終了アドレスLで終了するト
ラック4のブロック記録データとなる。そして、トラッ
ク4の記録する前に空きブロック34であった開始位置
アドレスGで開始し、終了アドレスHで終了する小ブロ
ックB4と共に、トラック4を形成する2つのブロック
記録データが確定する。
【0052】トラック5を記録動作中、今度は、図1の
システムコントローラ15が、操作部28から記録の停
止指令を受信した時には、トラック5の目次情報が確定
すると同時に、まだ所定の量に達していなくとも記憶回
路9に蓄えておいた記録データをすべて、MD1に記録
し、その記録終了後、直ちにトラック1からトラック5
までの目次情報をMD1のUTOCエリア1Eに記録す
る。このとき記録の最小単位である記録データが1クラ
スタ分(約2秒)のデータに達するようにミュートのデ
ータを加えて記録する。その時の目次情報テーブルを図
6に示す。図6は、図5に示した記録状態にUTOCエ
リアから読み込んだ目次情報のデータテーブルを示す図
である。図6においてトラック5まで記録した後の空き
ブロックは存在しないが、未記録エリア48の開始アド
レスは、アドレスO以降で、アドレスPまでが、次に記
録すべきエリアとなる。トラック5は、図5の様に開始
位置アドレスMで開始し、終了アドレスNで終了する小
ブロック記録データB7の一つのブロック記録データで
形成される。
【0053】ところが、上述の記録動作中、トラック4
からトラック5に、曲番の変更指令が操作部28からあ
った場合に、曲番変更指令を図1のシステムコントロー
ラ15が受信してから、トラック4の終了アドレスを確
定する処理及びトラック5の開始アドレスを確定する処
理を行うまでには、当然、時間遅れが生じてしまう。
【0054】この曲番変更における時間遅れを図7に示
す記録時におけるレベル検出タイミングチャート及びト
ラック切り替わりポイントの説明図によって説明する。
図7において、トラック番号を切り替える(曲番の変
更)ために、記録入力信号の所定のレベルを検出した出
力信号によって(例えば、信号有無検出のスレッショル
ドレベルとして−60dBを設定する)記録信号ブロッ
クの番号切り替え指令として処理する様に構成したもの
で、図1の音声入力端子14とADC11の間に、レベ
ル検出回路23を設けそのレベル検出信号をシステムコ
ントローラ15へ入力させることによって容易にでき
る。図7で横軸は時間を示し、波形の縦軸は記録信号の
入力レベルを示す。曲間(図中波形の中間部)がミュー
トレベルである。区間Rはほとんど信号が入っていない
状態(ミュート状態)にあるものとする。
【0055】今、光磁気ディスク記録装置において、ト
ラック4を記録動作中である時、記録入力信号のタイミ
ングTM1のポイントP1で所定のレベル(例えば、−
60dB以上)を検出する。これは、新しいトラックの
記録する入力信号の音声の立ち上がりに相当する。とこ
ろが、従来技術(1)ではポイントP1でレベルを検出
しその出力信号をシステムコントローラ15へ入力させ
て、トラック4からトラック5への番号切り替え処理を
行うまでにおよそ50から100msに相当するT1の
時間遅れが発生し、実際に記録されるトラック5の開始
はポイントP2となってしまう。従って、後にトラック
5の先頭へトラックサーチさせて、再生を開始した場
合、区間T1がトラック4に属してしまうのでトラック
5の先頭に頭欠けが生じてしまうという問題があった。
【0056】本発明(2)では、上記の問題点を解決す
るために、入力信号のタイミングTM1のポイントP1
で所定の設定レベルを検出した時間位置から、逆に区間
T2の時間遡った位置をトラックの切り替わりポイント
と為すように構成した。従って、従来技術(1)と本発
明(2)のトラック切り替わりポイントを比較すると、
明らかにトラック5の先頭位置が異なっており、入力信
号のタイミング波形から、トラック5の先頭に頭欠けが
生じていないことが判る。
【0057】次に、記録動作中におけるトラック切り替
わり処理のフローチャートを示した図8と、その時の目
次情報管理テーブルとトラックに対応す記憶回路アドレ
スの管理テーブルを示した図9を用いて以下詳細に説明
する。先ず、図8のステップST1では、記録を開始す
るにあたり、ディスク上の開始アドレスを設定する。前
述したようにディスクのUTOCエリアから読み出した
記録可能なエリアの先頭に相当する。ステップST2で
は、記録を開始する第Nトラックに対応する、図1の記
憶回路9の開始アドレスを設定する。
【0058】記録の開始であるから、記録回路のアドレ
スは初期値であるゼロとなる。この時の状態を図9で示
すと、目次情報の管理テーブルAで示した第Nトラック
は、(N)startがディスク上の開始アドレスとなり、ト
ラックに対応する記憶回路アドレスの管理テーブルBで
示した第Nトラックの記憶回路の開始アドレスは、(N)
M.startとなる。
【0059】次に、ステップST3では、記録の開始指
令を待つ。記録の開始指示を操作部28から受信したと
きは、ステップST4に移行し、図1の記憶回路9への
記録データの格納を開始する。記憶回路9への記録デー
タの格納中は、ステップST2で設定したアドレスがデ
ータの蓄積によって徐々に増加する。ステップST5で
は、記憶回路9の格納したデータが所定の量に達したか
どうかをチェックし、記録の最小単位である1クラスタ
分(約2秒)に相当する所定の量になった時にステップ
ST6では、初めて記憶回路9に格納したデータを読み
出してディスクのユーザー記録領域に記録する。従っ
て、記憶回路9への格納するための書き込みアドレス
を、追いかけるようにディスクへ記録するために記録回
路9からの読み込みアドレスが動作する。また、書き込
みアドレスから読み込みアドレスを差し引いたアドレス
に相当するデータ量が記憶回路9に格納され、まだディ
スクへは記録していない記録データの残量になる。
【0060】次にステップST7では、記録動作中のト
ラック番号の切り替え信号が来たかどうかをチェックす
る。これは、図1において、操作部28からやレベル検
出回路23からの指令をチェックする。本実施例では、
レベル検出回路23からの指示の有無を検出している。
トラック番号の切り替え信号が来ない場合は、ステップ
ST5へ戻り、前述の動作を繰り返す。
【0061】トラック番号の切り替え信号が来た場合に
は、ステップST8へ移行する。ステップST8では、
記憶回路9へ格納している記憶回路のアドレスをシステ
ムコントローラ15が認識する。システムコントローラ
15は、記録動作中、耐振用メモリコントローラ8を介
して、記録データの格納量を把握しているために記憶回
路への書き込みアドレスを認識することが出来る。その
値を仮に、MemoryAdrとした場合、ステップST9で
は、第Nトラックに対応する記憶回路の終了アドレス
(N)M.endを求めるために、(MemoryAdr−Xoffset)の
演算を行い算出する。
【0062】ここでXoffsetは、図7における区間T2
に相当する記憶データの量に相当する。即ち、記録して
いる第Nトラックの終了アドレスを時間的に繰り上げて
いる。記憶手段に記憶されている音声信号は、アドレス
情報に対応したタイムコードによって管理されているた
め、アドレス情報から時間情報または時間情報からアド
レス情報が算出できる。ステップST9で算出した(N)
M.endは、図9のトラックに対応する記憶回路アドレス
の管理テーブルBの終了アドレスを算出したことにな
る。このXoffsetの値T2は、T1以上の時間に設定さ
れる。図7で示した区間は、ブロック番号の変更指示を
レベル検出回路23やデジタルインターフェース22か
ら行う場合には通常およそ50から200msである。
また、ブロック番号の変更指示を操作部から行うとき
は、曲の頭を聞いてから操作に移るまでの時間が操作す
る人によってばらつくので、Xoffsetは、およそ0.5
から3sである。上述したXoffsetの値は、50msか
ら3sの範囲で値を長くも短くもすることができる。
【0063】Xoffsetの値の設定は、図1のシステムコ
ントローラ15に操作部28から入力をして行う。ま
た、必要に応じてXoffsetの時間を操作部28から数ミ
リ秒単位で連続可変するようにして設定したり、図7
上、Xoffsetとして3つのポイント(例えば、T1とほ
ぼ同じ時間分をP2から遡ったアドレスをa1、T1の
約3倍の時間分をP2から遡ったアドレスをa3、a1
とa3ほぼ中間部のアドレスをa2とする)を設けて表
示装置19に表示しポイントを選択、入力設定できるよ
うにして更に使い勝手を向上させている。
【0064】次にステップST10では、ステップST
9で求めた記憶回路9に対応する第Nトラックのディス
ク上の終了アドレスを確定する。図9の第Nトラックの
記憶回路の管理テーブルの開始アドレスと終了アドレス
から、第Nトラックの総演奏時間が判る。従って、図9
の目次情報である第Nトラックのディスク上の開始アド
レスが既に決定しているから、終了アドレスも確定す
る。
【0065】次にステップST11では、トラック切り
替え指令によって、第(N+1)トラックの開始アドレ
スを確定し、ステップST12では、第(N+1)トラ
ックに対応する記憶回路回路の開始アドレスを確定す
る。目次情報の管理テーブルでは、前のトラックである
第Nトラックのディスク上の終了アドレスの次に相当
し、トラックに対応する記憶回路アドレス管理テーブル
では、前のトラックである第Nトラックの終了アドレス
の次のアドレスに相当する。次に、ステップST5に戻
り、同様に繰り返す。
【0066】以上のようにして本発明によれば、第Nト
ラックから第(N+1)トラックへのトラック番号の切
り替え動作を行うことにより、トラックの切り替わり位
置のずれが生じることを防ぐことができる。
【0067】本発明によれば、入力信号の変更指示を記
録装置に入力される音声信号の音声立ち上がりを検出す
るレベル検出回路によって行うようにしたため、操作部
からの1曲毎の操作を省略でき素早く曲番を付ることが
できる。
【0068】本発明によれば、入力信号の変更指示を記
録装置に入力されるデジタル音声信号に付加されている
サブコード信号を検出するデジタルインターフェースに
よって行うようにしたため、トラック番号の切り替わり
を示すユーザーズビットが判別できCDやDAT等のデ
ジタル信号からの録音であっても曲番を付ることができ
る。
【0069】本発明によれば、記録動作中にトラックの
切り替わり位置のずれが生じないトラック切り替わり位
置を指定できるため煩雑な操作を省略し簡単に頭切れの
ないトラックの切り替わり位置を指定できる。尚、上述
の実施例では、光磁気ディスクであるMDを記録媒体に
ついて説明したが、音声情報に付加してトラック番号等
の付加情報を記録できる記録媒体及び装置も、本発明の
範疇に入ることは勿論である。
【発明の効果】以上本発明によれば、記録動作中にトラ
ック番号等の付加情報を記録可能な装置において、記録
動作中に曲番号の切り替え指令を受信した時から、実際
に記録している記録媒体への曲番変更するまでの応答の
遅れを防ぐことができ、曲の先頭から再生したときに、
頭欠けが生じない曲を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気ディスクの記録装置の一実施例
を示す系統図。
【図2】本発明の光磁気ディスク記録装置に用いるMD
のUTOCの説明図。
【図3】本発明の光磁気ディスク記録装置をミニディス
ク(MD)に適用し、第3トラックまで記録した状態の
ディスクのデータ配置を示す図。
【図4】図3に示した記録状態時にUTOCエリアから
読み込んだ目次情報のデータテーブルを示す図。
【図5】本発明の光磁気ディスク記録装置をMDに適用
し、第5トラックまで記録した状態のディスクのデータ
配置を示す図。
【図6】図5に示した記録状態時にUTOCエリアへ記
録すべき目次情報のデータテーブルを示す図。
【図7】本発明と従来技術において、記録時におけるレ
ベル検出タイミングチャート及びトラック切り替わりポ
イントの説明図。
【図8】本発明の記録動作中におけるトラック切り替わ
り処理のフローチャート。
【図9】図8の説明に供するテーブル。
【符号の説明】
1 MD(光磁気ディスク) 3 サーボ制御回路 4 光ピックアップ 5 ヘッドアンプ 6 アドレスデコーダ 7 EFM/CIRC変調・復調回路 8 耐振用メモリコントローラ 9 記憶回路 10 ATRAC変調・復調回路 11 ADC 12 DAC 15 システムコントローラ 16 記録ヘッド 17 ヘッド駆動回路 18 スライドモータ 19 表示装置 20 DAT 21 CDプレーヤ 22 IF(デジタルインターフェース) 23 レベル検出回路 28 操作部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/28 A 9369−5D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号等のデータを記録媒体に記録す
    る記録装置において、前記記録装置に入力される入力音
    声信号あるいは入力音声信号を変調した変調信号を記憶
    する記憶手段と、前記記憶手段から前記入力音声信号あ
    るいは入力音声信号を変調した変調信号を読みだし前記
    記録媒体に記録する記録手段と、前記記憶手段への前記
    データの書き込み及び読み出しを制御する制御手段を具
    備し、前記入力音声信号のブロック番号の変更指示信号
    を前記制御手段が受信したときには、前記ブロック番号
    の変更指示信号を受信したときのタイムコードから所定
    のオフセット値を遡ったタイムコードをブロック開始ア
    ドレスとして前記記憶手段に格納し、前記記憶手段に格
    納した入力信号或いは入力音声信号を変調した入力変調
    信号に対応する前記ブロック開始アドレスから前記記録
    媒体に記録することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】入力音声信号のブロックのブロック番号の
    変更指示信号を制御手段が受信したときには、前記ブロ
    ック番号の変更指示信号を受信したときのタイムコード
    から所定のオフセット値を遡ったタイムコードを前記ブ
    ロックの前のブロックに対応する終了アドレスとして記
    憶すると共に前記終了アドレスの次のアドレスを変更後
    のブロック開始アドレスとして記憶手段に格納し、前記
    記憶手段から前記終了アドレスと前記ブロック開始アド
    レスに対応する入力信号或いは入力音声信号を変調した
    入力変調信号の前記記憶手段の前記ブロック開始及び前
    記終了アドレスとして前記記憶手段に格納したことを特
    徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】入力音声信号のブロック番号の変更指示を
    操作部から指示する手段を具備した請求項1及び2記載
    の記録装置。
  4. 【請求項4】記録装置に入力される音声信号の音声立ち
    上がりを検出するレベル検出手段によって検出しブロッ
    ク番号の変更を指示する手段を具備した請求項1及び2
    記載の記録装置。
  5. 【請求項5】記録装置に入力されるデジタル信号に付加
    されている情報のブロック番号の切り替わり信号を検出
    しデジタルインターフェースによって入力音声信号のブ
    ロック番号の変更を指示する手段を具備した請求項1及
    び2記載の記録装置。
  6. 【請求項6】入力音声信号のブロック番号の変更指示信
    号を制御手段が受信したときのタイムコードから所定の
    オフセット値を遡りタイムコードの前記オフセット値を
    複数表示し、操作部から選択操作して設定する手段を具
    備したことを特徴とする請求項1乃至5記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】入力前記音声信号のブロック番号の変更指
    示信号を制御手段が受信したときのタイムコードから所
    定のオフセット値を遡りタイムコードの前記オフセット
    値を操作部から前記オフセット値に設定する切り替え手
    段を具備したことを特徴とする請求項1乃至5記載の記
    録装置。
  8. 【請求項8】入力前記音声信号のブロック番号の変更指
    示信号を制御手段が受信したときのタイムコードから所
    定のオフセット値を遡りタイムコードの前記オフセット
    値を前記ブロック番号の変更が操作部から指示されると
    きは0.5から3s、前記ブロック番号の変更がレベル
    検出手段またはデジタルインターフェースから指示され
    るときは50から200msとしたことを特徴とする請
    求項1乃至7記載の記録装置。
JP24210694A 1994-09-09 1994-09-09 記録装置 Pending JPH0883481A (ja)

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