JPH09270186A - オーディオ装置 - Google Patents

オーディオ装置

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JPH09270186A
JPH09270186A JP7801596A JP7801596A JPH09270186A JP H09270186 A JPH09270186 A JP H09270186A JP 7801596 A JP7801596 A JP 7801596A JP 7801596 A JP7801596 A JP 7801596A JP H09270186 A JPH09270186 A JP H09270186A
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Kazunori Okano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラックナンバーをダビングできるオーディオ
装置を提供する。 【解決手段】MD再生部60にセットされたMD1から
データが読み出されて、音声データについてはDRAM
6に一時格納された後、コンバータ8,21及び切替部
80を介してMD録再部20にアナログダビングされ
る。SRAM9に格納されたTOCデータは、MD録再
部70のメモリコントローラ23で読み出される。この
TOCデータのスタートアドレスに基づいて、MD20
に記録された音声データの各トラックがイントロ再生さ
れる。再生中にユーザが操作キー部35のエンターキー
を押すとそのトラックのアドレスデータがMD20に記
録される。よって、MD1と同じトラックナンバーがM
D20にダビングされ、トラックナンバーを利用した様
々な便利な機能をMD1と同様に享受することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オーディオ装置
に関する。詳しくは、第1のディスクより読み出された
音声データが、第2のディスクにアナログダビングされ
た後に、第2のディスクを第1のディスクより読み出さ
れた各トラックのスタートアドレスから順次再生しなが
ら、第2のディスクの各スタートアドレスにエンターキ
ーでトラックナンバーを付与するようにしたもので、音
声データと共にトラックナンバーを付与できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミニディスク(以下、「MD」と
いう)より音声データを再生するディスク装置(MD再
生装置)や、録再用MDに音声データを記録することも
可能なディスク装置(MD録再装置)が提案されてい
る。また、MD再生専用のデッキとMDへの記録が可能
なデッキとを組み込むことによりMDからMDへの音声
ダビングが可能なオーディオ装置も提案されている。録
再用MDには従来周知のようにATRAC(Adaptive T
ransform Acoustic Coding)と称される音声信号圧縮技
術によって約1/5にデータ量が圧縮された状態で音声
データの記録が行われる。
【0003】再生用MDには、TOC(Table of Conte
nts)データとして、トラック数などのトラックデータ
や、各トラックのスタートアドレス及びエンドアドレス
などのアドレスデータ、そしてディスク名やトラック名
などの文字データが記録されている。録再用MDには、
録音時にこれらのTOCデータが初めて記録される。
【0004】図4(a)及び図4(b)にMDのエリア
区分とTOCデータが記録されるエリアのセクタ区分を
示す。
【0005】図4(a)において、再生専用MDは、T
OCエリア(リードインエリア)、音声データエリア及
びリードアウトエリアに区分され、TOCデータはTO
Cエリアに記録されている。一方、録再用MDは、リー
ドインエリア、UTOCエリア(ユーザTOCエリ
ア)、音声データエリア及びリードアウトエリアに区分
され、TOCエリアからリードされたTOCデータはU
TOCエリアに再記録される。
【0006】また、TOCエリア及びUTOCエリア
は、図4(b)に示すようにそれぞれ複数のセクタから
構成される。セクタ0には、ファーストTNO、ラスト
TNOなどのトラックデータや、スタートアドレスやエ
ンドアドレスなどの各トラックのアドレスデータが記録
される。セクタ1及びセクタ4にはディスク名や各トラ
ック名などの文字データが記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MD再生装
置とMD録再装置とを接続したものや、MD再生用デッ
キとMD録再用デッキとが組み込まれたオーディオ装置
を使用して、再生側(マスター側)で再生するMDのデ
ジタル音声データをアナログ信号に変換した後、デジタ
ル信号に再変換して、録再側(スレーブ側)にセットし
た録再用MDにアナログダビングする場合、ダビングで
きるのは音声データのみであるから、デジタルコードデ
ータであるTOCデータについてはダビングすることは
できない。その結果、TOCデータがないために、マス
ター側で複数のトラックからなるものでも、スレーブ側
では1トラックとして取り扱われてしまう。これは、T
OCデータに含まれるトラックデータやアドレスデータ
に基づいてトラック番号などを判断することから、TO
Cデータがないと、あたかも一本のトラックとして取り
扱われてしまうからである。
【0008】TOCデータを記録できないために、スレ
ーブ側MDでもマスター側MDと同じトラックとして区
切るためには、ユーザが手作業でTOCデータを作成す
る必要がある。例えば、音声データのダビング中でマス
ター側MDの各トラックの先頭が再生されたときに、ユ
ーザがTOCデータ作成用のマーカー信号をスレーブ側
MDに打ち込んだり、スレーブ側MDを全曲再生してそ
の間にマーカー信号の打ち込み作業を行う必要がある。
しかし、これらの方法では相当の時間や労力を要するこ
とになる。
【0009】この問題を解決するために、入力音声信号
が所定時間以上に渡り規定レベル以下(無音部)になっ
たことを検知するLEVEL SYNC(レベル・シン
ク)機能を備えたMD録再装置がある。無音部とトラッ
ク間の区切りが一致するMDをアナログダビングすると
きには、このレベル・シンク機能を利用してトラック番
号を自動的に生成して記録することができ、マスター側
と同じトラックとして区切ることができる。
【0010】しかし、このレベル・シンク機能を用いて
も、例えばクラシックのように切れ目なく次の楽章に続
くような音声データをアナログダビングするときには、
楽章と楽章との間に無音部分がないため、各楽章の切れ
目を検出できず、これら楽章間にトラック番号を打ち込
むことができない。そのため、複数のトラックからなる
ものが1トラックとして取り扱われてしまうこととな
り、特定の楽章を指定して再生できなくなってしまう。
フェイドアウトしながら次のトラックに移行するような
ソースについても同様である。また、マスター側MDの
トラック間の区切りに無音部が必ずあったとしても、そ
れが規定時間(例えば3秒間)以下であるときにもトラ
ック番号を打ち込めない。
【0011】また、無音部が規定時間以上続くときに
は、トラックの区切りでないところでもスレーブ側では
トラックを区切ってしまうので、1トラックからなるも
のが逆に複数のトラックとして扱われることとなってし
まう。
【0012】このように、アナログダビングの場合で
は、レベル・シンク機能を用いても、マスター側MDの
音声データの内容(無音部とトラックの区切りの対応)
によっては、スレーブ側MDでマスター側と同じトラッ
クで区切ることができないおそれがあった。
【0013】そこで、この発明は、ディスク間で音声デ
ータをアナログダビングする場合、音声データの内容に
関係なく、マスター側ディスクと同じトラックナンバー
をスレーブ側ディスクに付与することができるオーディ
オ装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るオーディ
オ装置は、少なくともディスク再生可能な第1のディス
ク部と、ディスク記録及びディスク再生可能な第2のデ
ィスク部と、再生されたアドレスにトラックナンバーを
付与するエンターキーとを有し、第1のディスク部に設
けられた第1のディスクより読み出された、少なくとも
複数のトラックのスタートアドレスを含むTOCデータ
を格納するメモリ手段が、第2のディスク部に設けられ
た第2のディスクに読み書きされるTOCデータを格納
するメモリ手段としても使用されると共に、第1のディ
スクより読み出された音声データが第2のディスクにア
ナログダビングされた後に、ダビングされた音声データ
を第2のディスクより読み出して、メモリ手段に格納さ
れた第1のディスクのTOCデータの各スタートアドレ
スから順次イントロ再生し、この再生内容を有効とする
ときにはイントロ再生中にエンターキーを操作すること
によって、第2のディスクの各スタートアドレスにトラ
ックナンバーを順次付与できるようにしたものである。
【0015】第1のディスク部に設けられた第1のディ
スクより読み出されて、アナログ変換されずにデジタル
データのままメモリ手段に格納されるTOCデータに
は、複数のトラックのスタートアドレスが含まれる。第
1のディスクより読み出された音声データは、第2のデ
ィスクに設けられた第2のディスクにアナログダビング
される。この後、ダビングされた音声は第2のディスク
より読み出されて、メモリ手段に格納された第1のディ
スクのTOCデータの各トラックのスタートアドレスか
ら順次イントロ再生され、この再生内容を有効とすると
きにはイントロ再生中にエンターキーを操作することに
よって、第2のディスクの各スタートアドレスにトラッ
クナンバーが順次付与される。上記メモリ手段は、第2
のディスクに読み書きされるTOCデータを格納するメ
モリ手段としても使用される。
【0016】よって、マスター側ディスクの音声データ
の内容に関係なく、マスター側と同じトラックナンバー
を常に短時間で簡単にスレーブ側ディスクに付与でき
る。したがって、ユーザはスレーブ側ディスクでも、マ
スター側と同じトラックナンバーを利用する様々な機能
を享受することができる。
【0017】また、マスター側及びスレーブ側のディス
クのTOCデータがひとつのメモリ手段に格納されるの
で、部品点数の増加を抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態とし
てのオーディオ装置100について、図1以下を参照し
て説明する。
【0019】図1において、オーディオ装置100は、
MD再生部60、MD録再部70及び切替部80を有す
る。
【0020】第1のディスクとしてのMD1を再生する
MD再生部(第1のディスク部)60は、光ピックアッ
プ2、RFアンプ部3、デコーダ4、メモリコントロー
ラ5、DRAM6、デコーダ7、D/Aコンバータ8及
び切替スイッチSW1を有する。
【0021】光ピックアップ2を構成する複数の光検出
器(図示せず)の出力信号は、RFアンプ部3に供給さ
れる。このRFアンプ部3より得られるトラッキングエ
ラー信号及びフォーカスエラー信号はサーボ制御回路
(図示せず)に供給され、そのサーボ制御回路によって
光ピックアップ2のトラッキングサーボ及びフォーカス
サーボ、さらに光ピックアップ2を所定位置に移動する
送りモータやスピンドルモータの回転も制御される。
【0022】RFアンプ部3より得られるMD1の再生
RF信号はEFMとCIRCのデコーダ4に供給され、
復調処理が行われると共に誤り訂正処理が行われる。こ
のデコーダ4で誤り訂正されたデータの中で音声データ
に係る圧縮符号化データは、メモリコントローラ5を介
してDRAM6に一時格納される。このDRAM6に格
納された圧縮符号化音声データはメモリコントローラ5
で順次読み出され、デコーダ7に供給されて伸張復号化
処理される。デコーダ7より出力される線形なデジタル
音声データは、切替スイッチSW1の可動端子pがq側
に接続されるとD/Aコンバータ8に供給されてアナロ
グ音声信号に変換されて切替部80に出力される。一
方、可動端子pがr側に接続されるとデジタル音声デー
タはD/A変換されずにそのままの形態で切替部80に
出力される。
【0023】デコーダ4で誤り訂正されたデータで、M
D1のTOCエリア又はUTOCエリアに記録された音
声データに係るTOCデータは、メモリコントローラ5
を介してSRAM9に格納される。このTOCデータの
SRAM9への格納は音声データ読み込み前に行われ
る。
【0024】上述したデコーダ4、メモリコントローラ
5及び切替スイッチSW1の動作は、マイコンを含むシ
ステムコントローラ10によって制御される。
【0025】第2のディスクとしてのMD20の記録/
再生を行うMD録再部(第2のディスク部)70は、A
/Dコンバータ21、エンコーダ/デコーダ22、メモ
リコントローラ23、DRAM24、エンコーダ/デコ
ーダ26、ヘッド駆動回路28、磁気ヘッド29及び切
替スイッチSW2を有する。
【0026】切替部80を介してアナログ音声信号がM
D再生部60より供給されるときは、その音声信号は、
A/Dコンバータ21で線形なデジタル音声データに変
換される。このデジタル音声データは、切替スイッチS
W2の可動端子sがt側に接続されることで、圧縮伸張
のエンコーダ/デコーダ22に供給されてATRAC方
式の圧縮符号化などのエンコード処理された後、メモリ
コントローラ23を介してDRAM24に格納される。
【0027】また、切替部80を介してデジタル音声信
号がMD録再部80より供給されるときは、その音声信
号は、切替スイッチSW2の可動端子sがu側に接続さ
れることで、エンコーダ/デコーダ22でエンコード処
理された後、DRAM24に供給される。
【0028】DRAM24に格納された音声信号に係る
圧縮符号化データはメモリコントローラ23を介して順
次読み出されてEFMとCIRCのエンコーダ/デコー
ダ26に供給されて、誤り訂正処理のためのエンコード
処理されると共に変調処理される。
【0029】エンコーダ/デコーダ26より出力される
記録音声データはヘッド駆動回路28に供給される。こ
れにより、磁気ヘッド29の出力磁界が記録音声データ
によって変調され、光ピックアップ33からのレーザ光
との共働でもって、記録音声データが録再用MD20に
磁界変調記録される。
【0030】上述したメモリコントローラ23及びエン
コーダ/デコーダ26の動作は、マイコンを含むシステ
ムコントローラ10によって制御される。
【0031】MD録再部70は、さらに光ピックアップ
33及びRFアンプ部34を有する。再生時には、MD
20に記録された音声データが光ピックアップ33によ
って検出され、その出力信号がRFアンプ部34に供給
される。そして、エンコーダ/デコーダ26で復調処理
や誤り訂正処理されてDRAM24に一時格納された圧
縮符号化音声データは、メモリコントローラ23を介し
て読み出され、システムコントローラ10の制御によっ
て切替スイッチSW2の可動端子sがt側に接続される
ことでエンコーダ/デコーダ22で伸張復号化処理され
る。そしてその音声が切替部80を介して図示しないス
ピーカより出力される。
【0032】システムコントローラ10には、ユーザが
種々の操作を行うための操作キー部35が接続されると
共に、この操作キー部35による操作手順やシステムの
状態などが表示される表示器36が接続される。操作キ
ー部35には、後述するエンターキー、スキップキーや
カーソルキーなども配設される。MD20の再生中にエ
ンターキーが押されると、押された位置をスタートアド
レスとしてトラックナンバーが付与される。スキップキ
ーが押されると、再生が中止されて次のトラックにジャ
ンプして再生が再開される。また、カーソルキーはアド
レスデータを修正して再生開始位置を微調整するもので
ある。
【0033】以上の構成において、MD1に記録された
音声データ及びTOCデータのダビングの手順を図面に
基づいて説明する。図2及び図3はダビングモード時の
システムコントローラ10及びメモリコントローラ5,
23の制御動作を示すフローチャートである。
【0034】操作キー部35が操作されてダビングモー
ドに設定されると、マスター側のメディアがスレーブ側
のメディアと同一であるか否かがシステムコントローラ
10で判定され(ステップST1)、同一でないと判定
されるときはステップST101に進んで、ダビングモ
ードを、音声データのみをダビングするモードに変更す
ることが表示器36に表示され、ステップST102に
進んで音声データがマスターディスクMD1からスレー
ブディスクMD20にダビングされる。
【0035】ステップST1で同一メディアであると判
定されるときは、ステップST2に進んでアナログダビ
ングするか又はデジタルダビングするかが判定される。
操作キー部35が操作されてデジタルダビングをするよ
うに指定されたときは、SRAM9に格納されたMD1
のTOCデータの中からダビングの許可・不許可に関す
るデータがメモリコントローラ5を介して読み出され
て、デジタルダビングが可能か否かが判定される。デジ
タルダビングが可能であると判定されるときは、ステッ
プST201に進んで音声データがデジタルダビングさ
れた後、ステップST202に進んで、SRAM9に格
納されたMD1のTOCデータがメモリコントローラ2
3を介して読み出されてMD20にダビングされる。
【0036】ただし、周知のように、SCMS(シリア
ル・コピー・マネージメント・システム)の制限によっ
て、デジタルダビングでは一回しかシリアルコピーでき
ない。よって、二回目以降のシリアルコピーで、音声デ
ータとTOCデータを共にダビングするためには後述す
るアナログダビングしなければならない。
【0037】以下、ステップST2で、アナログダビン
グが選択された場合について説明する。
【0038】まず、DRAM6に一時的に格納された圧
縮符号化音声データが、メモリコントローラ5を介して
デコーダ7に供給されて伸張処理や復号処理された後、
切替スイッチSW1の可動端子pがq側に接続されるこ
とにより、D/Aコンバータ8でアナログ音声信号に変
換されて切替部80に出力される(ステップST3)。
【0039】このアナログ音声信号は、切替部80を介
してMD録再部70に供給される。そして、A/Dコン
バータ21で線形なデジタル音声データに変換された
後、切替スイッチSW2の可動端子sがt側に接続され
ることでエンコーダ/デコーダ22で圧縮符号化される
(ステップST4)。
【0040】圧縮符号化されたデジタル音声データは、
メモリコントローラ23及びDRAM24を介してエン
コーダ/デコーダ26に供給されて、誤り訂正処理のた
めのエンコード処理及び変調処理が施された後、ヘッド
駆動回路28を介して磁気ヘッド29でもって順次MD
20に磁気変調記録される(ステップST5)。ステッ
プST3〜ステップST5までの動作はステップST6
でマスター側のMD1の音声データが全てダビングされ
たと判定されるまで続けられる。
【0041】ステップST6で音声ダビングが終了した
と判定されると、SRAM9に格納されたMD1のTO
Cデータの一部としてのアドレスデータAdd1(MD
1の第1トラックのスタートアドレス及びエンドアドレ
ス)がメモリコントローラ23を介して読み出され(ス
テップST7,ST8)、そのスタートアドレスから、
MD20の音声データが光ピックアップ33で検索され
る。そして、エンコーダ/デコーダ22でデコード処理
されて切替部80に供給され、システムコントローラ2
3の制御によってその音声が3秒間スピーカより出力さ
れる(ステップST9)。
【0042】スピーカより出力される音声をユーザが聴
いてマスター側のMD1の第1トラックの先頭から正し
く再生されていると判断してエンターキーを押した場合
(ステップST10)は、磁気ヘッド29でもってMD
20のUTOCエリアの対応箇所にアドレスデータAd
d1が記録され(ステップST11)、ステップST1
2に進む。
【0043】ステップ12では、ステップST9で再生
されたトラック(この場合、第1トラック)が最終トラ
ックであるか否かが判定される。最終トラックでないと
判定されるときは、ステップST13に進んでステップ
ST9で再生するトラックが次トラック(第2のトラッ
ク)に変更され、再生トラックが最終トラックであると
ステップST12で判定されるまでステップST8〜ス
テップST12までの各動作が続けられる。ステップS
T12で再生トラックが最終トラックであると判定され
るときは、このダビングモードから抜けることになる。
【0044】ステップST10でエンターキーが押され
なかったと判定される場合には、ステップST14に進
んでスキップキーが押されたか否かが判定され、スキッ
プキーが押されたと判定されるときはステップST11
に進む。一方、スキップキーが押されなかったと判定さ
れるときは、ステップ15に進んで、ユーザによってカ
ーソルキーが操作されたか否かが判定される。カーソル
キーが操作されたと判定されるときはステップST16
に進み、操作されていないと判定されるときはステップ
ST9からの処理を再び繰り返す。
【0045】ステップST16では、ステップST9で
再生する第NトラックのアドレスデータAddNがメモ
リコントローラ23を介して読み出され、カーソルキー
の移動に合わせてそのアドレスデータAddNが修正さ
れる。そして、ステップST9からの処理が再び繰り返
される。
【0046】以上説明したように本実施の形態において
は、SRAM10がMD再生部60とMD録再部70と
で共用された構成となる。ダビングモードでは、MD再
生部60にセットされたマスター側のディスクMD1の
音声データがMD録再部70にセットされたスレーブ側
ディスクMD20にアナログダビングされた後、アナロ
グ変換されずにSRAM9にデジタルデータのまま格納
されたMD1のTOCデータがMD録再部70のメモリ
コントローラ23で読み出されて、MD1のTOCデー
タの各スタートアドレスからMD20の各トラックが順
次イントロ再生される。再生中にトラック分割用のエン
ターキーが押されると、MD20にそのアドレスデータ
が記録され、MD1と同じトラックナンバーが付与され
る。
【0047】また、再生中にユーザがカーソルキーを各
トラックの先頭位置に移動することによりアドレスデー
タAddNの微調整が行われる。よって、その位置から
音声データを再びイントロ再生してユーザがエンターキ
ーを操作することにより、修正されたアドレスにトラッ
クナンバーを付与することができる。したがって、マス
ター側のディスクMD1のTOCデータのアドレスデー
タによって、スレーブ側のディスクMD20が各トラッ
クの先頭から正確に再生できなかったとしても、正確な
アドレスデータがスレーブ側のディスクMD20のUT
OCエリアに記録される。
【0048】なお、本実施の形態において、TOCデー
タのメモリ手段としてSRAM9を用いたが、フラッシ
ュメモリやDRAMなどの他のメモリを用いてもよい。
また、アドレスデータのダビング終了後に、SRAM9
から文字データを読み出してMD20のUTOCエリア
にダビングするようにしてもよい。
【0049】また、本実施の形態においては、ダビング
モード中にカーソルキーを用いて各トラックの先頭アド
レスを微調整する例を示したが、このような調整はダビ
ングモード終了後に行うようにして、ダビングモード時
にはおおよそのトラック開始位置(アドレスデータAd
dN)を仮に記録するようにしてもよい。これによっ
て、ダビングモード時の作業が更に簡単になる。
【0050】また、マスター側ディスクとして、文字や
記号などが記録されているものを用いたり、スレーブデ
ィスクとして記録が可能なものを用いれば、他の光磁気
ディスク(MO)、フロッピーディスク(FD)、ディ
ジタルビデオディスク(DVD)などにも本発明は適用
できる。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、第1のディスクから
第2のディスクにアナログダビングされた音声データ
は、デジタルデータのままメモリ手段に格納された第1
のディスクのTOCデータに含まれる各トラックのスタ
ートアドレスから順次イントロ再生され、再生中にエン
ターキーを操作することで、第2のディスクの各スター
トアドレスにトラックナンバーが順次付与される。ま
た、メモリ手段は第2のディスクのTOCデータの格納
手段として用いられる。
【0052】よって、マスター側ディスクの音声データ
をスレーブ側ディスクにアナログダビングする場合に、
マスター側ディスクの音声データの内容に関係なく、マ
スター側と同じトラックナンバーを常に短時間で簡単に
スレーブ側ディスクに付与できる。したがって、ユーザ
はスレーブ側ディスクでも、マスター側と同じトラック
ナンバーを利用した様々な機能を享受することができる
という顕著な効果を奏する。
【0053】また、マスター側とスレーブ側のディスク
のTOCデータがひとつのメモリ手段に格納されるの
で、部品点数の増加を抑えることができ、その分ローコ
スト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのオーディオ装置1
00の構成を示す図である。
【図2】ダビングモード時の制御ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図3】ダビングモード時の制御ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図4】ミニディスクのエリア区分を示す図である。
【符号の説明】
1 ミニディスク 2,33 光ピックアップ 3,34 RFアンプ部 4 EFMとCIRCのデコーダ 5,23 メモリコントローラ 6,24 DRAM 7 音声伸張のデコーダ 8 D/Aコンバータ 9 SRAM 10 システムコントローラ 20 録再用ミニディスク 21 A/Dコンバータ 22 音声圧縮伸張のエンコーダ/デコーダ 26 EFMとCIRCのエンコーダ/デコーダ 28 ヘッド駆動回路 29 磁気ヘッド 33 光ピックアップ 35 操作キー部 36 表示器 60 MD再生部 70 MD録再部 100 オーディオ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともディスク再生可能な第1のデ
    ィスク部と、 ディスク記録及びディスク再生可能な第2のディスク部
    と、 再生されたアドレスにトラックナンバーを付与するエン
    ターキーとを有し、 上記第1のディスク部に設けられた第1のディスクより
    読み出された、少なくとも複数のトラックのスタートア
    ドレスを含むTOCデータを格納するメモリ手段が、上
    記第2のディスク部に設けられた第2のディスクに読み
    書きされるTOCデータを格納するメモリ手段としても
    使用されると共に、 上記第1のディスクより読み出された音声データが第2
    のディスクにアナログダビングされた後に、 上記ダビングされた音声データを第2のディスクより読
    み出して、上記メモリ手段に格納された上記第1のディ
    スクのTOCデータの各スタートアドレスから順次イン
    トロ再生し、この再生内容を有効とするときにはイント
    ロ再生中に上記エンターキーを操作することによって、
    上記第2のディスクの上記各スタートアドレスにトラッ
    クナンバーを順次付与できるようにしたことを特徴とす
    るオーディオ装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリ手段に格納された第1のディ
    スクのTOCデータには文字データが含まれ、この文字
    データをトラックナンバー付与後に第2のディスクに記
    録できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記
    載のオーディオ装置。
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