JPH0883143A - ペン入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ペンに充電可能な電池を内蔵してな
る、携帯性並びに取扱い性に優れたペン入力装置を提供
することを目的とする。 【構成】コードレスの入力ペン２０が本体１０のペン収
納部に収納（装着）されると、充電可能なバッテリー２
３に対し、電源部１５から充電用の電力が供給制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、入力ペンにバッテリー
が搭載されたペン入力装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、例えばＬＣＤ（液晶表示装
置）一体型タブレットや入力タブレットを接触／押圧す
ることにより情報を入力する、ペンを備えたペン入力装
置が提供されている。従来、この種ペンの駆動用電力
は、当該ペン内部に搭載された乾電池から供給を受けた
り、或いはペン入力装置本体からケーブルを介して駆動
用電力の供給を受けていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述の乾電池搭載のペ
ン入力装置にあっては、乾電池の寿命が短く、乾電池の
取換え作業が煩わしいという問題があった。又、上述の
ケーブルから駆動用電力の供給を受けるタイプのペン入
力装置にあっては、ケーブルが存在するのでそれ自体が
邪魔であり携帯性並びに取扱い性の面で劣るという問題
があった。本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、携帯性並びに取扱い性に優れたペン入力装置を提供
することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、各種供給電力を供給する主電源部を内設
する本体側に設けられた入力装置に対し電力消費するコ
ードレスのペンによる入力により各種データや制御情報
を入力するようにしたものに於いて、前記本体に対して
前記ペンが着脱自在に収納できるペン収納部を該本体に
形成し、前記ペンに充電可能な電源手段及びこの電源手
段に供給電力を制御供給するための手段を設け、前記ペ
ンが前記本体のペン収納部に装着されると、前記充電可
能な電源手段に対して前記主電源部からの電力が供給／
停止されるよう制御したことを特徴とするペン入力装置
にある。

【０００５】又、本発明は、上記目的を達成するため
に、上記ペン入力装置にあって、ペンが本体のペン収納
部に装着されると、充電可能な電源手段に対しての充電
用の電力供給状態が視認できるようにしたことにある。

【０００６】

【作用】本発明では、コードレスのペンが本体のペン収
納部に装着されると、ペン内部の充電可能な電源手段に
対して本体の主電源部から充電電力が自動的に供給／停
止制御される。

【０００７】

【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図１は本発明の実施例に係わるペン入力装置の概略
構成を示すブロック図である。図２は上記ペン入力装置
の概略外観図であり、図３はペンの概略構成図である。

【０００８】本実施例に係わるペン入力装置は、ペン入
力装置本体１０と、この本体１０に着脱自在となるコー
ドレスの入力ペン２０とからなる。上記本体１０には、
システム全体の種々の制御を司る制御部１１と、この制
御部が実行する各種制御プログラム情報や処理データ並
びに文字認識辞書データ等が格納されるメモリ１２、上
記入力ペン２０と協同して入力情報を発生する入力部と
なる透明タブレット構成のタブレット部１３、このタブ
レット部１３の下面部に位置して制御部１１の制御結果
等を表示出力する液晶表示装置（ＬＣＤ）を用いた表示
装置１４とから構成される。

【０００９】又、本体１０には、制御部１１、及びメモ
リ１２、タブレット部１３、及び表示装置１４等で構成
される文字認識機能部１０ａに、駆動用電力を供給する
電源部１５と、この電源部１５から上記入力ペン２０に
駆動用電力を供給するための接点である接点Ｃ，Ｄ部１
６が内設されている。

【００１０】上記入力ペン２０には、上記接点Ｃ，Ｄ部
１６と接触して上記電源部１５からの駆動用電力の供給
を接点Ａ，Ｂ部２１を介して受ける充電制御回路２２
と、この充電制御回路２２で給電制御された充電用電力
を受ける充電可能なバッテリー２３と、このバッテリー
２３から供給される電力をもとにペンの動作用電力を得
る電源回路２４と、この電源回路２４より供給される電
力により機能するペン制御回路２５とが設けられる。

【００１１】図２に示すように、本体１０には、入力ペ
ン２０が着脱自在に装着されるペン収納部が形成されて
いる。このペン収納部には上記接点Ｃ，Ｄ部１６が設け
られており、入力ペン２０が当該ペン収納部に収納（装
着）されると、入力ペン２０の外周部に設けられた接点
Ａ，Ｂ部２１が前記接点Ｃ，Ｄ部１６と接触して電気的
に導通状態となる。

【００１２】又、図３に示すように、入力ペン２０に
は、ペン先を形成した先端側周面部に接点Ａ，Ｂ部２１
が設けられ、後端側にバッテリー２３が内設されている
（図３（ａ），（ｂ）参照）。

【００１３】尚、バツテリー２３への充電は、本体側に
設けた誘導コイルＬａと、入力ペン２０に内設される誘
導コイルＬｂとによる電磁誘導方式による充電方式であ
ってもよい（図３（ｃ）参照）。

【００１４】上記構成にあって、本ペン入力装置は図４
に示すように動作するよう構成されている。即ち、入力
ペン２０が本体１０のペン収納部に収納されているとき
は（図４のステップＳ３１のＹ参照）、電源部１５から
の供給電力が接点Ｃ，Ｄ部１６並びに接点Ａ，Ｂ部２１
を介して入力ペン２０に供給され、充電制御回路２２に
て制御された電力によりバッテリー２３へ充電が開始さ
れる。

【００１５】ここで、充電制御回路２２は、充電が正し
く行われているか否かを監視しており、その充電状態に
応じて充電を開始／続行／停止制御する（図４のステッ
プＳ３２）。

【００１６】充電状態に異常が発生すると（図４のステ
ップＳ３３のＹ）、本体１０から供給されてくる電力に
よる充電用電力の供給を停止する（図４のステップＳ３
４）。そして、充電異常である旨のメッセージを表示装
置１４に表示出力するとともに、入力ペン２０に設けら
れた図示しない充電異常を示すＬＥＤが点灯駆動されて
充電異常を表示する。

【００１７】一方、充電状態に異常が発生していないと
きは（図４のステップＳ３３のＮ）、フル充電となるま
で充電が続行される。充電制御回路２２がフル充電とな
ったことを判断すると、その旨のメッセージが表示装置
１４に表示出力されるとともに、入力ペン２０に設けら
れた図示しないフル充電を示すＬＥＤが点灯表示され
る。

【００１８】尚、充電不足の場合は、入力ペン２０に設
けられた図示しない充電不足を示すＬＥＤが点灯表示す
る。このようにして、コードレスの入力ペン２０が本体
１０に収納されているときは、常に本体１０内で生成さ
れた充電用電源により、上記入力ペン２０が適性充電制
御され、従って常に安定した信頼性の高いペン入力が可
能となり、入力ペンがコードレスであることから操作性
も向上する。

【００１９】

【発明の効果】上述したように、本発明によるコードレ
スの充電制御可能な入力ペンにより、携帯性並びに取扱
い性に優れ、使い勝手の向上が図れるという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係わるペン入力装置の構成を
示すブロック図。

【図２】同実施例に於けるペン入力装置の外観構成を示
す図。

【図３】同実施例に於けるペンの構成を示す図。

【図４】同実施例の充電制御動作を示すフローチャー
ト。

【符号の説明】

１０…ペン入力装置本体（本体）、１１…制御部、１２
…メモリ、１３…タブレット部、１４…表示装置、１５
…電源部、１６…接点Ｃ，Ｄ部、２０…入力ペン、２１
…接点Ａ，Ｂ部、２２…充電制御回路、２３…バッテリ
ー、２４…電源回路、２５…ペン制御回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 装置各部に電力を供給する主電源部を内
   設する本体側に設けられた入力装置に、電力を消費する
   コードレスのペンを用いて各種のデータや制御情報を入
   力するようにしたものに於いて、 前記本体に、前記ペンが着脱自在に収納できるペン収納
   部を設け、 前記ペンに、充電可能な電源手段、及びこの電源手段に
   供給電力を制御供給する手段を設け、 前記ペンが前記本体のペン収納部に収納されると、前記
   充電可能な電源手段に対して前記主電源部より電力が供
   給停止制御されることを特徴とするペン入力装置。
2. 【請求項２】 ペンが本体のペン収納部に収納される
   と、充電可能な電源手段に対しての充電用の電力供給状
   態が視認できるようにしたことを特徴とする請求項１記
   載のペン入力装置。