JP2017120500A - 電子ペン - Google Patents

電子ペン Download PDF

Info

Publication number
JP2017120500A
JP2017120500A JP2015256403A JP2015256403A JP2017120500A JP 2017120500 A JP2017120500 A JP 2017120500A JP 2015256403 A JP2015256403 A JP 2015256403A JP 2015256403 A JP2015256403 A JP 2015256403A JP 2017120500 A JP2017120500 A JP 2017120500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic pen
pen
electronic
refill
electronic component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015256403A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6651847B2 (ja
Inventor
喜浩 北川
Yoshihiro Kitagawa
喜浩 北川
英資 長ヶ部
Hideyori Hakebe
英資 長ヶ部
浩一 吉野
Koichi Yoshino
浩一 吉野
明彦 納谷
Akihiko Naya
明彦 納谷
誠 相原
Makoto Aihara
誠 相原
健二 松川
Kenji Matsukawa
健二 松川
谷口 慎一郎
Shinichiro Taniguchi
慎一郎 谷口
泰彰 小西
Yasuaki Konishi
泰彰 小西
山口 義紀
Yoshinori Yamaguchi
義紀 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015256403A priority Critical patent/JP6651847B2/ja
Priority to US15/149,530 priority patent/US20170185172A1/en
Priority to CN201610537664.0A priority patent/CN106919870B/zh
Publication of JP2017120500A publication Critical patent/JP2017120500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6651847B2 publication Critical patent/JP6651847B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/0007Image acquisition
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03545Pens or stylus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/0304Detection arrangements using opto-electronic means
    • G06F3/0317Detection arrangements using opto-electronic means in co-operation with a patterned surface, e.g. absolute position or relative movement detection for an optical mouse or pen positioned with respect to a coded surface
    • G06F3/0321Detection arrangements using opto-electronic means in co-operation with a patterned surface, e.g. absolute position or relative movement detection for an optical mouse or pen positioned with respect to a coded surface by optically sensing the absolute position with respect to a regularly patterned surface forming a passive digitiser, e.g. pen optically detecting position indicative tags printed on a paper sheet
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/038Control and interface arrangements therefor, e.g. drivers or device-embedded control circuitry
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)

Abstract

【課題】ペン先を有する棒状部材よりも後ろで加えられた力によりペン先を突出させる電子ペンにおいて、当該棒状部材の長手方向の後ろ側に電子部品が配置されない場合よりも筐体を細くすること。【解決手段】筐体10は、管の形をした部分を有する長尺の部材である。リフィル40は、真っ直ぐな棒状の部材であり、支持部材70によって長手方向B1に移動可能に支持されている。リフィル40の後ろ側には基板31が配置されている。ノック部材50は、リフィル40よりも後ろで外部の物体(例えばユーザの指)に接触してその物体からの力を受ける。シャフト60は、基板31と筐体10の円筒部11の内周面111に挟まれた空間に配置されている。シャフト60は、リフィル40よりも後ろで外部から受けた力を伝達してリフィル40を長手方向B1に移動させる。【選択図】図3

Description

本発明は、電子ペンに関する。
ユーザが紙に描いた軌跡を読み取る電子ペンが知られている。例えば特許文献1には、用紙に形成されたタグパターンをイメージセンサで読み取り、プリント回路基板(PCB:Pinted Crcuit Bard)が画像処理を行う電子ペンが開示されている。
特表2011−521364号公報
特許文献1の技術では、ボールペンカートリッジよりも後ろに設けられたボタンを押すと、電子ペンのスイッチが入るとともに、ボールペンカートリッジが移動してペン先が突出するようになっているが、ボタンを押した力をボールペンカートリッジに伝えるブランジャやグロメット、脱連結用ばねといった部材がボールペンカートリッジの長手方向の後ろ側に配置されているため、それらの部材に対して電子ペンの幅方向にプリント回路基板等の電子部品を配置しなければならず、電子ペンが太くなりやすいという問題があった。
そこで、本発明は、ペン先を有する棒状部材よりも後ろで加えられた力によりペン先を突出させる電子ペンにおいて、当該棒状部材の後ろ側に電子部品が配置されない場合よりも筐体を細くすることを目的とする。
本発明の請求項1に係る電子ペンは、前側にペン先を有する棒状の棒状部材であって長手方向に移動可能に支持された棒状部材と、前記棒状部材の前記ペン先側とは反対側の後ろ側に少なくとも一部が配置される電子部品と、前記棒状部材及び前記電子部品が格納される管状の筐体と、前記電子部品と前記筐体の内周面に挟まれた空間に配置され、前記棒状部材よりも後ろで外部から受けた力を伝達して当該棒状部材を前記長手方向に移動させる伝達部材とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る電子ペンは、請求項1に記載の構成において、前記棒状部材は、軸が前記長手方向に沿った回転体の形をした回転体部を有し、前記伝達部材は、前記回転体部の軸とは軸をずらして配置されたシャフトであることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る電子ペンは、請求項2に記載の構成において、前記シャフトは導電体で形成されており、前記筐体のうち少なくとも前記シャフトが配置された部分は、単一の部材で形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る電子ペンは、請求項1から3のいずれか1項に記載の構成において、前記筐体に固定されて前記電子部品を支持するフレームと、前記棒状部材が固定され、前記フレームをガイドとして移動することで前記棒状部材を前記長手方向に移動可能に支持する支持部材とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る電子ペンは、請求項4に記載の構成において、前記支持部材に設けられて前記ペン先が押された力を測定する圧力センサと、前記電子部品と前記圧力センサとを電気的に接続するフレキシブルプリント基板であって、前記支持部材が移動する距離に応じた長さのフレキシブルプリント基板を備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る電子ペンは、請求項1から5のいずれか1項に記載の構成において、前記長手方向に移動した前記棒状部材を特定の複数の位置で停止させるストッパを備え、前記電子部品は、前記棒状部材が停止している位置に応じた動作を行うことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る電子ペンは、請求項1から6のいずれか1項に記載の構成において、前記ペン先が媒体に接触する位置に応じた位置からの光を読み取るセンサを備え、前記センサが前記光の読み取りを行っているときに自電子ペンの後端部を発光させる発光部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る電子ペンは、請求項7に記載の構成において、自電子ペンの前記後端部に設けられて前記電子部品と電気的に接続される端子であって、前記発光部が発光させる領域よりも前記長手方向に見た前記後端部の中心側に設けられた端子を備えることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る電子ペンは、請求項7又は8に記載の構成において、前記筐体は管の形をしており、前記筐体の外周面よりも外側に配置されて外部の物体と接触して当該物体から力を受ける接触部材を有し、前記発光部は、自電子ペンの後端部のうち前記接触部材に最も近い部分を含む領域を発光させることを特徴とする。
本発明の請求項10に係る電子ペンは、請求項1から9のいずれか1項に記載の構成において、前記電子部品と電気的に接続される第1端子であって、自電子ペンの前記ペン先とは反対側の端部であるペン後端部に設けられた第1端子と、前記電子部品と電気的に接続される第2端子であって、前記ペン後端部とは異なる位置に設けられた第2端子とを備えることを特徴とする。
請求項1、2に係る発明によれば、ペン先を有する棒状部材よりも後ろで加えられた力によりペン先を突出させる電子ペンにおいて、当該棒状部材の長手方向の後ろ側に電子部品が配置されない場合よりも筐体を細くすることができる。
請求項3に係る発明によれば、外部から侵入した電気がシャフトを通って電子部品に到達することにより生じる不具合を起こりにくくすることができる。
請求項4に係る発明によれば、フレーム以外にガイドとなる部材を設けるよりも筐体を小さくすることができる。
請求項5に係る発明によれば、圧力センサが移動しても電子部品と圧力センサとの電気的な接続を維持することができる。
請求項6に係る発明によれば、電子部品に複数通りの動作を行わせることができる。
請求項7に係る発明によれば、電子ペンの後端部以外を発光させる場合に比べて、電子ペンが光を読み取る状態であることがユーザに伝わりやすいようにすることができる。
請求項8に係る発明によれば、電子ペンに電力を供給しながら筆記することができる。
請求項9に係る発明によれば、ユーザが接触部材に力を加えやすいように電子ペンを持ったときにユーザから見やすい領域を発光させることができる。
請求項10に係る発明によれば、端子が1系統の場合に比べて利便性を高めることができる。
実施例に係る電子ペンシステムの全体構成を表す図 符号化画像を説明するための図 電子ペンの構成を表す図 USB端子が接続された状態の電子ペンを表す図 図3中の矢視C1−C1に見た電子ペンの断面を表す図 ペン先が突出した状態の電子ペンを表す図 前向き方向に見た電子ペンを表す図 カバーを外した状態の後端部を表す図 変形例のストッパを表す図 変形例の基板を表す図 変形例の電子ペンが備える基板を表す図 変形例の電子ペンを表す図 変形例の電子ペンの例を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係る電子ペンシステム100の全体構成を表す。電子ペンシステム100は、電子ペン1と、クレードル2と、媒体200と、PC(Personal Computer)300とを備える。電子ペン1は、媒体200に文字や図形などをユーザが手書きで筆記する機能と、媒体200上に形成された符号化画像を撮像する機能とを実現する。媒体200上に形成された符号化画像は、決められた符号化方式に従って情報を符号化し画像化したものである。
クレードル2は、電子ペン1と電気的に接続することで、電子ペン1と外部装置との通信を仲介したり、電子ペン1への電力の供給を行ったりする電子機器である。クレードル2は、電子ペン1を差し込む孔部3を有し、孔部3に電子ペン1を差し込むことで電子ペン1電気的にと接続するようになっている。
媒体200は、紙やOHPシートなどのプラスチック、その他の材質のものでもよいし、表示内容が電気的に書き換えられる電子ペーパでもよい。PC300は、電子ペン1によって指定された位置の符号化画像から情報が復号されると、復号された情報を用いて処理を実行する。PC300は、例えば、ユーザにより電子ペン1を用いて手書きされた筆記内容を電子化し、電子文書を示す電子データを生成する。
図2は符号化画像を説明するための図である。図2に示すように、符号化画像は、複数の点状画像の集合で構成される。図2において、黒で示した矩形の領域A1、A2は点状画像が配置された領域に対応し、斜線の領域A3からA9は点状画像が配置されていない領域に対応する。符号化画像は、媒体200を識別する識別情報や媒体200上の位置を示す位置情報を表す画像であり、点状画像の配置パターンに応じて情報が表される。
図3は電子ペン1の構成を表す。図の電子ペン1は、筐体10と、フレーム20と、電子部品群30と、リフィル40と、ノック部材50と、シャフト60と、支持部材70と、状態表示装置80とを備える。図3(a)はノック部材50を横から見た電子ペン1を表し、図3(b)はノック部材50を正面から見た電子ペン1を表す。電子ペン1においては、後述するペン先41が付いている方を前方といい、その反対側を後方というものとする。つまり、ペン先41は電子ペン1の前側(前方側)に設けられていることになる。
筐体10は、管の形をした部分を有する長尺の部材であり、非金属の材料(例えば樹脂材料)を用いて形成されている。筐体10は、円筒の形をした円筒部11と、円筒部11の前方に形成され、先細りの形をして後述するペン先41が突出する前端部12と、円筒部11の後方に設けられた後端部13とを有する。円筒部11の内周面111側には円柱の形をした内部空間15が形成されている。内部空間15、すなわち筐体10の内部には、電子ペン1が備える各部が格納されている。前端部12には、後述するペン先41が筐体10から突出する際の通り道となる開口16と、上述した符号化画像を撮像する際の光の通り道となる開口17とが形成されている。
フレーム20は、筐体10に固定されて電子部品群30を支持する骨組みである。フレーム20は、固定部21と、ガイド部22と、支持部23とを有する。固定部21は、円筒部11の内周面111と大きさ及び形が共通する面を有し、内周面111に接着等により固定される。ガイド部22は、2本の棒の形をしており、後述する支持部材70が有するスライダー71をこれらの棒に沿って移動可能に支持する。支持部23は、後述する電子部品群30が有する基板31及びバッテリー36を支持する。
電子部品群30は、電子ペン1が上述した符号化画像を撮像する機能を実現するための複数の電子部品である。電子部品とは、電気を用いて動作する機器(本実施例では電子ペン1)に使用される部品である。電子部品群30は、基板31と、照射装置32と、撮影装置33と、圧力センサ34と、フレキシブルプリント基板35と、バッテリー36と、USB(Universal Serial Bus)端子37と、クレードル端子38とを備える。
基板31は、CPU(Central Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む演算装置やメモリなどを備え、電子ペン1の電源を管理する処理、照射装置32及び撮影装置33の駆動を制御する処理、符号化画像を撮影する処理、撮影した符号化画像をPC300に送信する処理などを行う。基板31は、起動スイッチ311を有する。起動スイッチ311が押下されることで基板31にバッテリー36や外部電源から電力が供給され、基板31を介して他の各部にも電力が供給される。
照射装置32は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源を有し、光源が発光した光(本実施例では赤外光)を開口17の方向に照射する。撮影装置33は、レンズ、絞込部、リフレクタ及びイメージセンサ等を有し、開口17から入射してくる光を受光して被写体(例えば上述した符号化画像)を撮影する。
圧力センサ34は、後述するペン先41が押された力を測定する。ペン先41が押された力とは、電子ペン1を用いた筆記の際に媒体に押し付けられたペン先41に作用する圧力、すなわち筆圧である。フレキシブルプリント基板35は、繰り返し変形させても電気的特性を維持する基板であり、基板31と圧力センサ34とを電気的に接続する。バッテリー36は、例えば充電池であり、電子ペン1を駆動するための電力を電子ペン1の各部に供給する。
USB端子37は、USBの規格に準拠したメス型の端子であり、筐体10の後端部13に設けられて基板31と電気的に接続されている。USB端子37は本発明の「端子」及び「第1端子」の一例である。USB端子37は、オス型のUSB端子が差し込まれると、そのUSB端子を介して接続されている外部装置と基板31とを電気的に接続する。これにより、外部装置と基板31とが通信を行ったり、外部装置から供給される電力が基板31に供給されたりする。
図4はUSB端子37が接続された状態の電子ペン1を表す。図4では、電子ペン1の後端部13にUSB端子を有するUSBケーブル4が接続され、その先には外部電源5が接続されている。電子ペン1のうち筆記の際にユーザが握る円筒部11や前端部12にUSBケーブルが位置していないため、電子ペン1に電力を供給しながらの筆記が可能となっている。なお、電子ペン1の後端部13に設けられる端子は、USB端子に限らず、microUSB端子や電子ペン1専用の端子などが設けられていてもよい。
クレードル端子38は、筐体10の後端部13とは異なる位置である円筒部11に設けられた端子であり、基板31と電気的に接続されている。クレードル端子38は本発明の「第2端子」の一例である。クレードル端子38は、電子ペン1がクレードル2に差し込まれた状態でクレードル2の電極と接触し、基板31とクレードル2とを電気的に接続する。これにより、クレードル2を介して接続された外部装置と基板31とが通信を行ったり、その外部装置から供給される電力が基板31に供給されたりする。
このように電子ペン1には2系統の端子を介して電力が供給されるようになっている。基板31は、USB端子37及びクレードル端子38のいずれを介して電力が供給された場合でも、供給された電力により自身及び各部を動作させるとともに、バッテリー36を充電する。クレードル端子38の接続は電子ペン1をクレードル2に差し込むだけなので、USB端子37を接続するよりも容易である。一方、USB端子37を接続すると、バッテリー36が切れていても図4で述べたように電力を供給しながらの筆記が可能である。このように2系統の端子を備えることで、端子が1系統の場合に比べて利便性が高められている。
リフィル40は、いわゆる替え芯であり、電子ペン1から取り外して別のリフィル40に交換することが可能となっている。リフィル40は、真っ直ぐな棒状の部材であり、本発明の「棒状部材」の一例である。リフィル40は、後述する支持部材70によって図中の矢印が示す長手方向B1に移動可能に支持されている。長手方向B1とは棒状のリフィル40の長手に沿った方向である。
リフィル40は、前側にペン先41を有し、ペン先41の後方にインク格納部42を有する。インク格納部42は、軸D1が長手方向B1に沿った回転体(具体的には円筒)の形をしており、中空の内部にペン先41に供給するインクを格納する。図3では、ペン先41が筐体10の内部に引っ込んだ状態になっているが、ペン先41が電子ペン1の後方から前方に向かう前向き方向B2(長手方向B1に沿って前方に向かう方向でもある)に移動して筐体10から突出すると、ペン先41を媒体に押し付けて筆記動作が行われることで、ペン先41からインクが吐出されて文字や絵柄が描かれることになる。
リフィル40の後ろ側(すなわちペン先41側とは反対側)には、電子部品群30が有する電子部品の少なくとも一部を配置可能な空間(以下「リフィル後方空間」という)が存在する。このリフィル後方空間は、リフィル40の長手方向B1に存在する空間であり、幅方向の寸法がリフィル40の幅方向の寸法と共通する空間である。より詳細には、リフィル後方空間は、リフィル40のインク格納部42の外周面を後方に延伸した仮想面を境界とする円柱の形をした空間である。電子ペン1においては、このリフィル後方空間に基板31(厳密には基板31の一部)が配置されている。
ノック部材50は、ペン先41を筐体10の外部に突出させるための力が加えられる部材である。ノック部材50は、リフィル40よりも後ろで外部の物体(例えばユーザの指)に接触してその物体からの力を受ける。ノック部材50は、ノック部51と、シャフト引掛け部52と、ストッパ53と、ストッパ解除部54と、スイッチ押下部55とを有する。
ノック部51は、ノック部材50のうち電子ペン1による筆記を開始するための操作であるノック操作(ノック部51をノックする操作)が行われる部分である。ノック部51は、筐体10の外周面112よりも外側に配置されて外部の物体と接触してその物体から力を受ける。具体的には、ノック部51には、ノック操作を行ったユーザの指から電子ペン1の前方に向けた力が加えられる。ノック部51は本発明の「接触部材」の一例である。シャフト引掛け部52は、後述するシャフト60の後端に引っ掛かるように形成されており、ノック部51に加えられた力をシャフト60に伝達する。
ストッパ53は、ノック部51に加えられた力により前向き方向B2に移動したノック部材50を特定の位置で停止させる。ストッパ解除部54は、ストッパ53によりノック部材50が特定の位置で停止した状態を解除する。この状態が解除されると、ノック部材50が後向き方向B3(長手方向B1に沿って後方に向かう方向でもある)に移動して元の位置に戻る。スイッチ押下部55は、ノック部51に加えられた力により前方に移動すると、基板31が有する起動スイッチ311を押下する。これらについては後ほど別の図を参照して詳しく説明する。
シャフト60は、本実施例ではSUS(Steel Use Stainless)で形成された細長い棒状の部材である。より詳細には、シャフト60は、細長い円柱の形をした部材であり、リフィル40のインク格納部42よりも小さい径となるように形成されている。シャフト60は、インク格納部42の軸D1とは軸をずらして配置されている(シャフト60の軸D2が軸D1とずれているということ)。さらに言うと、シャフト60は、筐体10の内部空間15のうち、基板31と筐体10の円筒部11の内周面111に挟まれた空間に配置されている。この空間について図5を参照して説明する。
図5は図3中の矢視C1−C1に見た電子ペン1の断面を表す。図5では、円筒部11の内周面111と基板31とに挟まれた空間である空隙151及び152(特に区別しない場合は「空隙150」という)が表されている。空隙150は筐体10の内部空間15の一部である。空隙150には、内周面111と基板31との間にシャフト60を除く他の物体が存在しない空隙151だけでなく、内周面111と基板31との間に支持部23やバッテリー36が存在する空隙152も含まれる。本実施例では、シャフト60は空隙151に配置されている。
また、シャフト60は、円筒部11の軸D11よりも内周面111に近い位置に配置されている。通常のペンでの書き心地に近づけるため、リフィル40は軸D11のなるべく近くに配置されやすい。この軸D11付近は、フレーム20や電子部品群30などが集中するし、そもそも体積が小さいため、空間が確保しにくい。一方、内周面111に近い空間は、軸D11付近に比べて体積が大きいし、内周面111に沿った形をした電子部品はあまりないため、隙間が生じやすい。シャフト60が上記のとおり配置されることで、シャフト60を軸D11近くに配置する場合に比べて、シャフト60を配置する空間を確保しやすく、フレーム20や電子部品群30の配置や形状が設計しやすくなっている。
また、シャフト60を形成するSUSは導電体である。電子ペン1においては、図5に表すように、導電体であるシャフト60が筐体10に近い位置に配置されている。一方、筐体10の長手方向B1においてシャフト60が配置されている部分、すなわち円筒部11は、円筒の形をした単一の部材で形成されている。単一の部材とは、2以上の部材を接着等により円筒の形にしたものではなく、最初から円筒の部材として形成されたものという意味である。このため、円筒部11が複数の部材で形成される場合に比べると、外部から内部空間15に電気が侵入しにくくなっており、シャフト60を通って基板31などの電子部品に電気が到達することにより生じる不具合が起こりにくくなっている。
図3に戻る。シャフト60は、リフィル40よりも後ろで外部から受けた力(ノック部材50が外部から受けた力)を伝達してリフィル40を長手方向B1に移動させる。シャフト60は本発明の「伝達部材」の一例である。シャフト60は、ノック部材50に前方に向かう力が加わると、前述したシャフト引掛け部52から力が伝達されて前方に移動する。シャフト60の前端61は支持部材70に固定されている。
支持部材70は、リフィル40が固定され、フレーム20をガイドとして移動することでリフィル40を長手方向B1に移動可能に支持する部材である。支持部材70は、スライダー71と、バネ72とを有する。スライダー71には、フレーム20が有するガイド部22(2本の棒)を通す孔を有する。その孔にガイド部22を通すことで、スライダー71は長手方向B1に沿って移動する。
このようにフレーム20をガイドとすることで、フレーム20以外にガイドとなる部材を設けるよりも筐体を小さくしやすくなっている。スライダー71には、リフィル40の後端43が固定されるとともに、シャフト60の前端61が固定されている。このため、シャフト60が前方に移動すると、スライダー71も前方に移動し、それに伴ってリフィル40も前方に移動するようになっている。
スライダー71には前述した圧力センサ34が設けられている。圧力センサ34は、リフィル40の後端43に接触する位置に設けられている。このため、リフィル40のペン先41が媒体に押し付けられると、ペン先41が媒体に加える圧力(筆圧)に対する媒体からの反力がリフィル40を介して圧力センサ34に伝わり、圧力として測定されるようになっている。なお、リフィル40は前述したようにスライダー71に固定されているが、筆圧がかかるとリフィル40を固定する部材が変形して圧力センサ34に圧力を加える程度にリフィル40が移動するようになっている。
バネ72は、前端がフレーム20の固定部21に接触し、それ以上前方に移動しないようになっている。また、バネ72は、後端がスライダー71に接触し、スライダー71に対して後方向きの力を加えている。これにより、電子ペン1の前方側を鉛直下方に向けてもリフィル40が飛び出てこないようになっている。また、ノック部材50に力が加えられてシャフト60及び支持部材70が前方に移動してリフィル40のペン先41が筐体10から突出すると、バネ72が後方向きの力を加えることで、ストッパ53が筐体10に押し付けられる。
図6はペン先41が突出した状態の電子ペン1を表す。筐体10のストッパ53に対応する位置には開口18が形成されている。ストッパ53は、前方に移動すると開口18に入り込み、バネ72から支持部材70及びシャフト60を介して受ける力によって開口18の後方で筐体10に押し付けられる。この状態になると、ノック部材50、シャフト60、支持部材70及びリフィル40はそれ以上後方に移動しなくなり、その位置で停止する。また、ペン先41は、筐体10の内部に戻ることなく突出した状態で停止する。
図6に表す状態でノック部51の前方側がユーザにより筐体10の方に向けて押されると、ストッパ53に対向する位置に設けられたストッパ解除部54がストッパ53を筐体10の内部に押し戻す。すると、バネ72から受ける力によってストッパ53を含めたノック部材50が後方に移動可能な状態になるので、ノック部材50、シャフト60、支持部材70及びリフィル40が後方に移動して、ストッパ53が筐体10の内部に格納されるとともに、ペン先41が筐体10の内部に格納されることになる。
図6に表すようにノック部材50が前方に移動すると、スイッチ押下部55が基板31に設けられた起動スイッチ311が押下される。言い換えると、起動スイッチ311は、ノック部材50が前方に移動したときにスイッチ押下部55によって押下される位置に設けられている。これにより、ユーザがノック部材50を前方に移動させてペン先41を突出させると、それとともに電子部品群30に含まれる各々の電子部品に電力が供給されることになる。
圧力センサ34には、フレキシブルプリント基板35を介して電力が供給される。また、圧力センサ34からの信号はフレキシブルプリント基板35を介して基板31に伝達される。フレキシブルプリント基板35は、支持部材70が移動する距離に応じた長さとなっており、支持部材70に設けられた圧力センサ34が移動しても基板31と圧力センサ34との電気的な接続を維持するようになっている。
図6では、ペン先41が媒体200に押し付けられた状態が表されている。この状態では、圧力センサ34が筆圧を測定し、測定した筆圧の値がフレキシブルプリント基板35を介して基板31に供給される。基板31は、例えば閾値以上の筆圧が測定されると、照射装置32及び撮影装置33を駆動させるよう制御を行う。これにより、照射装置32が照射した赤外光が開口17を通って媒体200の領域Rに到達し、領域Rで拡散反射した赤外光(拡散反射光)が撮影装置33に到達する。この拡散反射光は、領域Rに形成されている符号化画像を表す。
領域Rは、ペン先41が媒体200に接触する接触位置P1に応じた位置にある領域である。具体的には、接触位置P1よりも、リフィル40から撮影装置33に向かう方向に、リフィル40と撮影装置33との距離だけずれた位置に領域Rは存在する。撮影装置33は、この領域Rからの光を読み取るセンサであり、読み取った光(拡散反射光)が表す符号化画像を撮影する。
撮影装置33は、この撮影をあらかじめ定められたフレームレート(例えば、60fps(フレーム毎秒))で行う。基板31は、撮影された符号化画像から、その符号化画像が表す情報を復号し、識別情報及び位置情報を抽出する。この抽出には、周知の技術が用いられればよく、例えば特開2013−152705に記載されている技術が用いられる。基板31は、抽出したこれらの情報をPC300に送信する。
図3に戻る。状態表示装置80は、電子ペン1の状態を表示する。状態表示装置80は、例えば、圧力センサ34により閾値以上の筆圧が測定され、照射装置32及び撮影装置33が駆動されて符号化画像が撮影される状態であることを表示する。状態表示装置80は、発光体群81と、光学系82と、表示窓83とを備える。発光体群81は、可視光を発する複数の発光体であり、例えば複数のLEDである。各発光体は、いずれも基板31と電気的に接続されている。
光学系82は、ミラー等を有し、発光体群81が発した光を表示窓83まで導く。表示窓83は、光学系82を通って達した光を外部に表示する。表示窓83は、筐体10の後端部13に設けられており、光を透過する部材で形成されている。基板31は、例えば基板31の起動スイッチ311が押下された起動状態、圧力センサ34により閾値以上の筆圧が測定された筆圧検知状態、USB端子37又はクレードル端子38が接続されて外部電源から電力が供給されている外部電源状態のときに、それぞれ対応する発光体を発光させる。発光体が発した光は光学系82を通って表示窓83から出射する。
図7は前向き方向B2に見た電子ペン1を表す。表示窓83は、第1窓831と、第2窓832と、第3窓833とを備える。各窓からは各発光体からの光が出射する。例えば第1窓831は起動状態のときに光を出射し、第2窓832は筆圧検知状態のときに光を出射し、第3窓833は外部電源状態のときに光を出射する。このように、図6等に表す状態表示装置80は、起動状態、すなわち電子ペン1が作動しているときと、外部電源状態、すなわちバッテリー36が充電されているときに後端部13を発光させる。
また、筆圧検知状態では照射装置32及び撮影装置33が駆動されるので、状態表示装置80は、撮影装置33が領域Rからの光の読み取りを行っているときに後端部13を発光させる。状態表示装置80は本発明の「発光部」の一例である。この発光により、筆記した内容が電子化される状態であることがユーザに伝えられる。また、ユーザが媒体200に電子ペン1で筆記する際には、ユーザの目は後端部13よりも媒体200から離れていることが普通であるので、状態表示装置80が後端部13を発光させることで、後端部13以外の位置を発光させる場合に比べて、前述した電子化される状態(撮影装置33が光を読み取る状態)であることがユーザに伝わりやすくなっている。
後端部13にはUSB端子37のカバー131が設けられており、カバー131を外すと後端部13にUSB端子37が露出する。
図8はカバー131を外した状態の後端部13を表す。USB端子37は、状態表示装置80が発光させる領域、すなわち表示窓83よりも後端部13の中心側に設けられている。後端部13の中心とは、後端部13のうち図3に表す筐体10の円筒部11の軸D1が交差する位置である。反対に、表示窓83は、USB端子37よりも後端部13の外縁E1の近くに設けられている。
図7に戻る。状態表示装置80は、USB端子37よりも後端部13の外縁E1に近い領域を発光する。さらに言うと、状態表示装置80は、外縁E1のうち、ノック部材50のノック部51に最も近い部分を含む領域を発光させる。ユーザがノック部51に力を加える場合、ノック部51を自分に向けると反対に向ける場合に比べてノック操作が行いやすい。状態表示装置80は、そのようにノック部51を自分に向けて電子ペン1を持ったときにユーザから見やすい領域を発光させている。
上記のとおり、本実施例では、上述したリフィル後方空間に配置される基板31と筐体10の内周面111に挟まれた空間に配置されたシャフト60がリフィル40を長手方向B1に移動させる。仮に外部から受けた力を伝達する部材をリフィル後方空間に配置した場合、基板31をリフィル後方空間からずらして配置しなければならず、筐体10よりも大きな筐体が必要になる。また、この伝達する部材のために、基板31だけでなく、他の電子部品がリフィル後方空間に配置されない場合にも、筐体10よりも大きな筐体が必要になる。それらの場合に比べると、電子ペン1では、シャフト60により力が伝達されるため、リフィル後方空間に基板31(少なくともその一部)が配置され、筐体が細くてもよくなっている。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[2−1]複数位置で停止
実施例ではストッパ53が一つの位置でリフィル40及びノック部材50を停止させたが、これらを複数の位置で停止させてもよい。
図9は本変形例のストッパ53aを表す。ストッパ53aは、長手方向B1に移動したリフィル40(図示を省略している)及びノック部材50aを特定の複数の位置で停止させる。本変形例の筐体10aには、リフィル40の長手方向B1に並べて開口18aと開口18bとが設けられている。図9(a)ではストッパ53aが筐体10aの内部に格納されている。
ノック部51に前向き方向B2への力が加えられると、図9(b)に表すようにストッパ53aが前向き方向B2に移動し、開口18aに入り込んでこの位置(「第1の位置」という)でノック部材50aを停止させる。この状態から、ノック部51に前向き方向B2への力がさらに加えられると、図9(c)に表すようにストッパ53aがさらに前向き方向B2に移動し、開口18bに入り込んでこの位置(「第2の位置」という)でノック部材50aを停止させる。ストッパ53aはこうしてノック部材50aを複数の位置(第1の位置及び第2の位置)で停止させる。
本変形例では、基板が複数のスイッチを有している。
図10は本変形例の基板31aを表す。基板31aは、第1スイッチ311aと、第2スイッチ311bとを有する。例えば第1スイッチ311aは基板31aを起動させるスイッチであり、第2スイッチ311bは基板31aの動作モードを変更するスイッチである。ノック部材50aが移動する前は図10(a)に表すようにいずれのスイッチも押下されていない。
ノック部材50aが図9(b)に表す第1の位置に停止すると、スイッチ押下部55aが第1スイッチ311aを押下して基板31aが起動する。ノック部材50aが図9(c)に表す第2の位置に停止すると、スイッチ押下部55aが第2スイッチ311bを押下して基板31aの動作モードが変更される。このように、基板31aはリフィル40が停止している位置に応じた動作を行う。これにより、基板31aにより複数通りの動作が行われることになる。
[2−2]基板の形状及び配置
基板の形状及び配置は実施例で述べたものに限らない。
図11は本変形例の電子ペン1cが備える基板31cを表す。図11では、リフィル後方空間44を図示している。基板31cは、照射装置32cが配置されている位置まで延びる延伸部312を有し、延伸部312の先端に照射装置32cが搭載されている。このため、基板31cはリフィル40の後端43よりも後ろ側から後端43よりも前側にかけて配置されているといえる。この場合でも、リフィル後方空間44に基板31cのうちの少なくとも一部が配置されているので、実施例で述べた外部から受けた力を伝達する部材をリフィル後方空間44に配置する場合(つまり基板31cがリフィル後方空間44に配置されない場合)に比べると、リフィル後方空間44に基板31cの一部が配置されるので、筐体が細くてもよくなっている。
[2−3]電子部品の配置
上記の例ではリフィル後方空間に基板が配置されたが、これに限らず、他の電子部品が配置されてもよい。
図12は本変形例の電子ペン1dを表す。電子ペン1dでは、図11の説明で述べたリフィル後方空間44にバッテリー36dが配置され、筐体10の内部空間15のうちリフィル後方空間44以外の空間に基板31dが配置されている。
この場合でも、リフィル後方空間44にバッテリー36dという電子部品が配置されているので、前述した外部から受けた力を伝達する部材をリフィル後方空間44に配置する場合に比べると、筐体が細くてもよくなっている。このように、リフィル後方空間にはどのような電子部品が配置されてもよい。
[2−4]伝達部材
リフィル40よりも後ろで外部から受けた力を伝達してリフィル40を長手方向B1に移動させる伝達部材は、実施例で述べたシャフト60に限らない。
図13は本変形例の電子ペンの例を表す。図13(a)では、空隙152(内周面111と基板31とに挟まれ且つそれらの間に支持部23やバッテリー36が存在する空間)に配置されたシャフト60eを備える電子ペン1eが表されている。
図13(b)では、板の形をした板状部材60fが伝達部材として空隙151に配置された電子ペン1fが表されている。いずれの電子ペンも、電子部品(基板31)と筐体10の内周面111に挟まれた空間(空隙151又は152)に配置され、図示せぬリフィル40よりも後ろで外部から受けた力を伝達してリフィル40を図3等に表す長手方向B1に移動させる伝達部材として、シャフト60e及び板状部材60fを備えている。
これにより、リフィル40の長手方向B1の後ろ側に配置される基板31をずらす必要がないので、外部から受けた力を伝達する部材をリフィル40の長手方向B1の後ろ側(リフィル後方空間)に配置する場合に比べて筐体が細くなる。また、実施例で述べたシャフト60は導電体であったが、これに限らず、非導電体であってもよい。要するに、外部から受けた力を伝達してリフィル40を移動させるだけの強度があれば、どのような素材でどのような形状の伝達部材が用いられてもよい。
[2−5]棒状部材
前方にペン先を有する棒状部材は実施例で述べたリフィル40に限らない。例えばインク格納部の太さが変化するものであってもよいし、インクではなくシャープペンシルのように鉛筆の替え芯が格納されるものであってもよい。また、例えば電子ペーパを媒体として用いる場合、スタイラスペンであってもよい。また、電子ペンに固定されていて交換されない部材であってもよい。要するに、前方にペン先を有する棒状の部材であり、且つ、長手方向に移動可能に支持されたものであれば、どのような部材が棒状部材として用いられてもよい。
[2−6]筐体
筐体は実施例で述べたものに限らない。例えば図3等に表す円筒部11のように円筒の形をしたものではなく、中空で外周が三角形や四角形の形をした管状の筐体が用いられてもよい。要するに、上述した棒状部材及び電子部品を格納する内部空間を形成する管状の部材であれば、どのような部材が筐体として用いられてもよい。
[2−7]リフィル後方空間
リフィル後方空間、すなわち電子部品の少なくとも一部を配置可能な空間は上述したものに限らない。例えばリフィルの後ろ側であり且つ長手方向B1に存在する空間であれば、幅方向の寸法がリフィルの幅方向の寸法よりも大きい空間又は小さい空間がリフィル後方空間であってもよい。さらに言うと、リフィルの後ろ側の空間がリフィル後方空間であってもよい。
電子ペンにおいては、前者のリフィル後方空間が用いられる場合はリフィルの後ろ側且つ長手方向B1に少なくとも電子部品の一部が配置され、後者のリフィル後方空間が用いられる場合はリフィルの後ろ側に少なくとも電子部品の一部が配置される。要するに、リフィル後方空間の幅方向の寸法をリフィルの幅方向の寸法に限定しなくてもよい。なぜなら、そのように限定しなくても、電子部品がリフィル後方空間に配置されない場合に比べれば、リフィル後方空間に電子部品が配置されるので筐体が細くてもよくなるからである。
1…電子ペン、2…クレードル、10…筐体、11…円筒部、12…前端部、13…後端部、20…フレーム、21…固定部、22…ガイド部、23…支持部、30…電子部品群、31…基板、32…照射装置、33…撮影装置、34…圧力センサ、35…フレキシブルプリント基板、36…バッテリー、37…USB端子、38…クレードル端子、40…リフィル、41…ペン先、42…インク格納部、50…ノック部材、51…ノック部、52…シャフト引掛け部、53…ストッパ、54…ストッパ解除部、55…スイッチ押下部、60…シャフト、70…支持部材、71…スライダー、72…バネ、80…状態表示装置、81…発光体群、82…光学系、83…表示窓、300…PC

Claims (10)

  1. 前側にペン先を有する棒状の棒状部材であって長手方向に移動可能に支持された棒状部材と、
    前記棒状部材の前記ペン先側とは反対側の後ろ側に少なくとも一部が配置される電子部品と、
    前記棒状部材及び前記電子部品が格納される管状の筐体と、
    前記電子部品と前記筐体の内周面に挟まれた空間に配置され、前記棒状部材よりも後ろで外部から受けた力を伝達して当該棒状部材を前記長手方向に移動させる伝達部材と
    を備える電子ペン。
  2. 前記棒状部材は、軸が前記長手方向に沿った回転体の形をした回転体部を有し、
    前記伝達部材は、前記回転体部の軸とは軸をずらして配置されたシャフトである
    請求項1に記載の電子ペン。
  3. 前記シャフトは導電体で形成されており、
    前記筐体のうち少なくとも前記シャフトが配置された部分は、単一の部材で形成されている
    請求項2に記載の電子ペン。
  4. 前記筐体に固定されて前記電子部品を支持するフレームと、
    前記棒状部材が固定され、前記フレームをガイドとして移動することで前記棒状部材を前記長手方向に移動可能に支持する支持部材とを備える
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電子ペン。
  5. 前記支持部材に設けられて前記ペン先が押された力を測定する圧力センサと、
    前記電子部品と前記圧力センサとを電気的に接続するフレキシブルプリント基板であって、前記支持部材が移動する距離に応じた長さのフレキシブルプリント基板を備える
    請求項4に記載の電子ペン。
  6. 前記長手方向に移動した前記棒状部材を特定の複数の位置で停止させるストッパを備え、
    前記電子部品は、前記棒状部材が停止している位置に応じた動作を行う
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電子ペン。
  7. 前記ペン先が媒体に接触する位置に応じた位置からの光を読み取るセンサを備え、
    前記センサが前記光の読み取りを行っているときに自電子ペンの後端部を発光させる発光部を備える
    請求項1から6のいずれか1項に記載の電子ペン。
  8. 自電子ペンの前記後端部に設けられて前記電子部品と電気的に接続される端子であって、前記発光部が発光させる領域よりも前記長手方向に見た前記後端部の中心側に設けられた端子を備える
    請求項7に記載の電子ペン。
  9. 前記筐体は管の形をしており、
    前記筐体の外周面よりも外側に配置されて外部の物体と接触して当該物体から力を受ける接触部材を有し、
    前記発光部は、自電子ペンの後端部のうち前記接触部材に最も近い部分を含む領域を発光させる
    請求項7又は8に記載の電子ペン。
  10. 前記電子部品と電気的に接続される第1端子であって、自電子ペンの前記ペン先とは反対側の端部であるペン後端部に設けられた第1端子と、
    前記電子部品と電気的に接続される第2端子であって、前記ペン後端部とは異なる位置に設けられた第2端子とを備える
    請求項1から9のいずれか1項に記載の電子ペン。
JP2015256403A 2015-12-28 2015-12-28 電子ペン Active JP6651847B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015256403A JP6651847B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 電子ペン
US15/149,530 US20170185172A1 (en) 2015-12-28 2016-05-09 Electronic pen
CN201610537664.0A CN106919870B (zh) 2015-12-28 2016-07-08 电子笔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015256403A JP6651847B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 電子ペン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017120500A true JP2017120500A (ja) 2017-07-06
JP6651847B2 JP6651847B2 (ja) 2020-02-19

Family

ID=59087860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015256403A Active JP6651847B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 電子ペン

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20170185172A1 (ja)
JP (1) JP6651847B2 (ja)
CN (1) CN106919870B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6138400B1 (ja) * 2016-02-01 2017-05-31 株式会社ワコム 電子ペン
KR20170126294A (ko) * 2016-05-09 2017-11-17 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그 제어방법
JP7074473B2 (ja) * 2017-12-26 2022-05-24 株式会社ワコム 電子ペン
WO2020039460A1 (en) * 2018-08-22 2020-02-27 Durjeya Solutions Private Limited Electronic writing system
CN108879888B (zh) * 2018-08-23 2020-09-22 温州市简系文具有限公司 一种触控笔弹力自负充电装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0354034U (ja) * 1989-09-26 1991-05-24
JPH0883143A (ja) * 1994-09-12 1996-03-26 Toshiba Corp ペン入力装置
JP2003256122A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Kokuyo Co Ltd 書込対象物、手書き入力設備、用紙、ホワイトボード、ディスプレイ、透明シート
JP2004078658A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Fujitsu Component Ltd スタイラスペンおよび情報処理装置
US20040125089A1 (en) * 2002-12-30 2004-07-01 Aiptek International Inc. Electromagnetic induction pen-like device with writing function
JP2005022215A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Pentel Corp 筆記具
JP2012256088A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペン、端末装置、及びプログラム
JP3189456U (ja) * 2013-10-25 2014-03-13 太瀚科技股▲ふん▼有限公司 電磁書き込みユニット及びインクと電磁書き込み機能を兼ね備える電磁式手書きペン

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6737591B1 (en) * 1999-05-25 2004-05-18 Silverbrook Research Pty Ltd Orientation sensing device
TW417604U (en) * 2000-02-03 2001-01-01 Excel Rite Entpr Co Ltd Pushing locating structure for a pen
CN100520686C (zh) * 2003-02-27 2009-07-29 王宜 光电输入笔
US7683895B2 (en) * 2006-05-31 2010-03-23 Mika Jeanne M Multi-purpose pen
US7785027B1 (en) * 2007-06-15 2010-08-31 Marvell International Ltd. Electronic pens with dynamic features
US20090315734A1 (en) * 2008-06-23 2009-12-24 Silverbrook Research Pty Ltd Electronic pen with automatically retractable nib
US20110279081A1 (en) * 2008-12-30 2011-11-17 Sanford, L.P. Electronic Rechargeable Stylus and Eraser System
US9112303B2 (en) * 2012-06-04 2015-08-18 Adonit Co., Ltd. Magnetic connector
US9527335B2 (en) * 2015-04-24 2016-12-27 Raymond Pullaro, JR. Counter pen
CN204904299U (zh) * 2015-09-10 2015-12-23 外星人(北京)科技有限公司 笔迹识别数码笔

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0354034U (ja) * 1989-09-26 1991-05-24
JPH0883143A (ja) * 1994-09-12 1996-03-26 Toshiba Corp ペン入力装置
JP2003256122A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Kokuyo Co Ltd 書込対象物、手書き入力設備、用紙、ホワイトボード、ディスプレイ、透明シート
JP2004078658A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Fujitsu Component Ltd スタイラスペンおよび情報処理装置
US20040125089A1 (en) * 2002-12-30 2004-07-01 Aiptek International Inc. Electromagnetic induction pen-like device with writing function
JP2005022215A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Pentel Corp 筆記具
JP2012256088A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペン、端末装置、及びプログラム
JP3189456U (ja) * 2013-10-25 2014-03-13 太瀚科技股▲ふん▼有限公司 電磁書き込みユニット及びインクと電磁書き込み機能を兼ね備える電磁式手書きペン

Also Published As

Publication number Publication date
US20170185172A1 (en) 2017-06-29
CN106919870B (zh) 2020-05-19
JP6651847B2 (ja) 2020-02-19
CN106919870A (zh) 2017-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6651847B2 (ja) 電子ペン
US20190339796A1 (en) Touch pen, touch device, and system for calligraphy practice
EP2813918A1 (en) Electronic pen
CN102405454A (zh) 数码笔
US10963115B2 (en) Position indicator and writing information processing apparatus
US20170108948A1 (en) Retractable capacitance pen
JP2013508829A (ja) マウスペン及びその光電制御スイッチ
WO2010128942A1 (en) Antenna for electronic pen
CN210534784U (zh) 一种用于扫描笔的一体化扫描头
CN107004106B (zh) 读卡器
JP2003308163A5 (ja)
CN209859158U (zh) 扫描笔
CN106919274B (zh) 电子设备
WO2020054163A1 (ja) 電子ペンおよび電子ペン用の芯体
KR100693343B1 (ko) 사이버 전자칠판
KR102286465B1 (ko) 전자 샤프펜
JP2020024662A (ja) シャープペン型ポインティングデバイス
JP5691736B2 (ja) 読取装置
CN108089732B (zh) 演示用电容笔及投影手机
JP6682864B2 (ja) 透過部材、照射装置及び電子ペン
CN108664154B (zh) 光学数码笔
JP2012256088A (ja) 電子ペン、端末装置、及びプログラム
JP4913698B2 (ja) 画像表示装置及び新規画像オブジェクト入力指令発生装置
CN215934931U (zh) 扫描笔
CN215934932U (zh) 扫描笔

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190711

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191108

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6651847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350