JP6682864B2 - 透過部材、照射装置及び電子ペン - Google Patents

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Description

本発明は、透過部材、照射装置及び電子ペンに関する。
光照射装置等で用いられる透過部材に関する技術が知られている。例えば特許文献1には、入射面から入射した光源からの光を反射面及び出射面により屈曲させてシンボル読み取り領域に導くプリズムが開示されている。
特開2006−260345号公報
特許文献1の技術では、光源からの光を1枚の反射面で反射させて照射対象であるシンボル読み取り領域に導いているため、その反射面を配置させる空間が光路上に必要になり、装置の小型化が難しかった。
そこで、本発明は、光源からの光を照射対象に導く装置において、1枚の反射面を光路上に配置する場合に比べて装置の小型化を可能にすることを目的とする。
本発明の請求項1に係る透過部材は、光源から照射対象までの光路の幅方向に並べて配置される複数の第1面であって、各第1面に入射してくる前記光源からの光を前記照射対象に向かう方向にそれぞれ屈折させる複数の第1面と、隣り合う前記第1面に挟まれて、当該隣り合う第1面とともに第1の起伏を形成する第2面と、前記第1面で屈折した光が出射する第3面であって、前記第1の起伏よりも小さい間隔の第2の起伏が、隣り合う前記第1面同士の間隙に入射する光が出射する第1領域に設けられ、前記第1領域以外の第2領域に平らな面を有する第3面とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る透過部材は、決められた一つの方向に進む光を照射する光源から照射対象までの光路の幅方向に並べて配置される複数の第1面であって、各々が長方形の形をしており、各第1面に入射してくる前記光源からの光を前記照射対象に向かう方向にそれぞれ屈折させる複数の第1面と、隣り合う前記第1面に挟まれて、当該隣り合う第1面とともに第1の起伏を形成する第2面と、前記第1面で屈折した光が出射する第3面であって、前記第1の起伏よりも小さい間隔の第2の起伏が設けられた第3面とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る透過部材は、光源から照射対象までの光路の幅方向に並べて配置される複数の第1面であって、各第1面に入射してくる前記光源からの光を前記照射対象に向かう方向にそれぞれ屈折させる複数の第1面と、隣り合う前記第1面に挟まれて、当該隣り合う第1面とともに第1の起伏を形成する第2面と、前記第1面で屈折した光が出射する第3面であって、前記第1の起伏よりも小さい間隔の第2の起伏を形成する粗面が設けられた第3面とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る透過部材は、請求項に記載の構成において、前記第2の起伏は、間隔が不均一であることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る透過部材は、請求項3又は4に記載の構成において、前記第2の起伏の間隔は、第1の起伏の間隔の10分の1以下であることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る照射装置は、請求項1から5までのいずれか1項に記載の透過部材と、前記透過部材に光を照射する前記光源とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る電子ペンは、請求項6に記載の照射装置と、ペン先と、前記照射装置が媒体に対して照射して前記ペン先が当該媒体に接触する接触位置に対応する位置にある当該媒体上の領域で反射した光に基づいて当該領域の画像を撮影する撮影装置と、前記撮影装置により撮影された画像に関する処理を行う処理装置とを備えることを特徴とする。
請求項1、2、3、6、7に係る発明によれば、光源からの光を照射対象に導く装置において、1枚の反射面を光路上に配置する場合に比べて装置の小型化を可能にすることができる。
請求項に係る発明によれば、第1領域に第2の起伏が設けられていない場合に比べて、隣り合う第1面同士の間隙に入射する光をより多く照射対象に向かわせることができる。
請求項に係る発明によれば、第3面の全体に第2の起伏が設けられている場合に比べて、照射対象に到達する光源からの光の強度を強くすることができる
実施例に係る電子ペンシステムの全体構成を表す図 符号化画像を説明するための図 電子ペンの構成を表す図 ペン先が突出した状態の電子ペンを表す図 照射装置及び撮影装置を拡大して表す図 透過部材を拡大して表す図 第3面を拡大して表す図 光源側から見た透過部材を表す図 光源の反対側から見た透過部材を表す図 第3面が平面である場合の光路の一例を表す図 媒体に到達する光の強度の測定結果の一例を表す図 変形例の透過部材を表す図 変形例の媒体に到達する光の強度の測定結果の一例を表す図 変形例の透過部材を表す図 変形例の光路の一例を表す図 ピッチ比率と光照射均一性の関係の一例を表す図 変形例の透過部材の例を表す図 変形例の透過部材を表す図 変形例の透過部材を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係る電子ペンシステム100の全体構成を表す。電子ペンシステム100は、電子ペン1と、媒体200と、PC(Personal Computer)300とを備える。電子ペン1は、媒体200に文字や図形などをユーザが手書きで筆記する機能と、媒体200上に形成された符号化画像を撮像する機能とを実現する。媒体200上に形成された符号化画像は、決められた符号化方式に従って情報を符号化し画像化したものである。
媒体200は、紙やOHPシートなどのプラスチック、その他の材質のものでもよいし、表示内容が電気的に書き換えられる電子ペーパでもよい。PC300は、電子ペン1によって指定された位置の符号化画像から情報が復号されると、復号された情報を用いて処理を実行する。PC300は、例えば、ユーザにより電子ペン1を用いて手書きされた筆記内容を電子化し、電子文書を示す電子データを生成する。
図2は符号化画像を説明するための図である。図2に示すように、符号化画像は、複数の点状画像の集合で構成される。図2において、黒で示した矩形の領域A1、A2は点状画像が配置された領域に対応し、斜線の領域A3からA9は点状画像が配置されていない領域に対応する。符号化画像は、媒体200を識別する識別情報や媒体200上の位置を示す位置情報を表す画像であり、点状画像の配置パターンに応じて情報が表される。
図3は電子ペン1の構成を表す。電子ペン1は、筐体10と、フレーム20と、電子部品群30と、リフィル40と、ノック部材50と、シャフト60と、支持部材70とを備える。図3(a)は幅方向から見た電子ペン1を表し、図3(b)はノック部材50を正面から見た電子ペン1を表す。電子ペン1においては、後述するペン先41が付いている方を前方といい、その反対側を後方というものとする。
筐体10は、管の形をした部分を有する長尺の部材であり、非金属の材料(例えば樹脂材料)を用いて形成されている。筐体10の内部には、電子ペン1が備える各部が格納されている。筐体10は、円筒の形をした円筒部11と、円筒部11の前方に形成され、先細りの形をして後述するペン先41が突出する先端部12とを有する。先端部12には、後述するペン先41が筐体10から突出する際の通り道となる開口16と、上述した符号化画像を撮像する際の光の通り道となる開口17とが形成されている。
フレーム20は、筐体10に固定されて電子部品群30を支持する骨組みである。電子部品群30は、電子ペン1が上述した符号化画像を撮像する機能を実現するための複数の電子部品である。電子部品群30は、基板31と、照射装置32と、撮影装置33と、圧力センサ34と、フレキシブルプリント基板35と、バッテリー36と、USB(Universal Serial Bus)端子37とを備える。
基板31は、CPU(Central Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む演算装置やメモリなどを備え、電子ペン1の電源を管理する処理、照射装置32及び撮影装置33の駆動を制御する処理、符号化画像を撮影する処理、撮影した符号化画像をPC300に送信する処理などを行う。
照射装置32は、光源321と、透過部材322とを備える。光源321は、透過部材322に光を照射する。透過部材322は、光源321から照射された光を開口17及び照射対象である媒体に向かう方向に導く。本実施例では光源321としてLED(Light Emitting Diode)が用いられている。照射装置32については後ほど詳しく説明する。撮影装置33は、レンズ、絞込部、リフレクタ及びイメージセンサ等を有し、開口17から入射してくる光を受光して被写体(例えば上述した符号化画像)を撮影する。
圧力センサ34は、後述するペン先41が押された力を測定する。ペン先41が押された力とは、電子ペン1を用いた筆記の際に媒体に押し付けられたペン先41に作用する圧力、すなわち筆圧である。フレキシブルプリント基板35は、繰り返し変形させても電気的特性を維持する基板であり、基板31と圧力センサ34とを電気的に接続する。バッテリー36は、例えば充電池であり、電子ペン1を駆動するための電力を電子ペン1の各部に供給する。
USB端子37は、USBの規格に準拠したメス型の端子であり、筐体10の後端部に設けられて基板31と電気的に接続されている。USB端子37は、オス型のUSB端子が差し込まれると、そのUSB端子を介して接続されている外部装置と基板31とを電気的に接続する。これにより、外部装置と基板31とが通信を行ったり、外部装置から供給される電力が基板31に供給されたりする。
リフィル40は、いわゆる替え芯であり、電子ペン1から取り外して別のリフィル40に交換することが可能となっている。リフィル40は、真っ直ぐな棒状の部材であり、後述する支持部材70によって図中の矢印が示す長手方向B1に移動可能に支持されている。長手方向B1とは棒状のリフィル40の長手に沿った方向である。リフィル40は、前方にペン先41を有し、ペン先41の後方にインク格納部42を有する。
ペン先41は、リフィル40が長手方向B1に移動したときに開口16から突出する位置に配置されている。インク格納部42は、軸が長手方向B1に沿った回転体(具体的には円筒)の形をしており、中空の内部にペン先41に供給するインクを格納する。図3では、ペン先41が筐体10の内部に引っ込んだ状態になっているが、ペン先41が電子ペン1の後方から前方に向かう方向(長手方向B1に沿って前方に向かう方向)に移動して筐体10から突出すると、ペン先41を媒体に押し付けて筆記動作が行われることで、ペン先41からインクが吐出されて文字や絵柄が描かれることになる。
ノック部材50は、ペン先41を筐体10の外部に突出させるための力が加えられる部材である。ノック部材50は、リフィル40よりも後ろで外部の物体(例えばユーザの指)に接触してその物体からの力が加えられる。ノック部材50は、外部から加えられた力をシャフト60に伝達する。
シャフト60は、SUS(Steel Use Stainless)等で形成された細長い棒状の部材である。シャフト60は、リフィル40よりも後ろで外部から受けた力(ノック部材50が外部から受けた力)を伝達してリフィル40を長手方向B1に移動させる。シャフト60は、ノック部材50に前方に向かう力が加わると、ノック部材50から力が伝達されて前方に移動する。シャフト60の前端は支持部材70に固定されている。
支持部材70は、リフィル40が固定され、フレーム20をガイドとして移動することでリフィル40を長手方向B1に移動可能に支持する部材である。支持部材70は、スライダー71と、バネ72とを有する。スライダー71は、フレーム20によりガイドされて、長手方向B1に沿って移動する。スライダー71には、リフィル40の後端が固定されるとともに、シャフト60の前端が固定されている。このため、シャフト60が前方に移動すると、スライダー71も前方に移動し、それに伴ってリフィル40も前方に移動するようになっている。
スライダー71には前述した圧力センサ34が設けられている。圧力センサ34は、リフィル40の後端に接触する位置に設けられている。このため、リフィル40のペン先41が媒体に押し付けられると、ペン先41が媒体に加える圧力(筆圧)に対する媒体からの反力がリフィル40を介して圧力センサ34に伝わり、圧力として測定されるようになっている。
バネ72は、前端がフレーム20に接触し、それ以上前方に移動しないようになっている。また、バネ72は、後端がスライダー71に接触し、スライダー71に対して後方向きの力を加えている。これにより、電子ペン1の前方側を鉛直下方に向けてもリフィル40が飛び出てこないようになっている。ただし、ノック部材50に力が加えられると、シャフト60及び支持部材70が前方に移動してリフィル40のペン先41が筐体10から突出する。
図4はペン先41が突出した状態の電子ペン1を表す。図4に表すようにノック部材50が前方に移動すると、基板31を起動するスイッチがノック部材50によって押下され、電子部品群30の各々に電力が供給されることになる。圧力センサ34には、フレキシブルプリント基板35を介して電力が供給される。また、圧力センサ34からの信号はフレキシブルプリント基板35を介して基板31に伝達される。
図4では、ペン先41が媒体200に押し付けられた状態が表されている。この状態では、圧力センサ34が筆圧を測定し、測定した筆圧の値がフレキシブルプリント基板35を介して基板31に供給される。基板31は、例えば閾値以上の筆圧が測定されると、照射装置32及び撮影装置33を駆動させるよう制御を行う。これにより、照射装置32が照射した赤外光が開口17を通って媒体200の領域C1に到達し、媒体200が紙などの拡散反射面を有する場合、領域C1で拡散反射した赤外光(拡散反射光)が撮影装置33に到達する。この拡散反射光は、領域C1に形成されている符号化画像を表す。
領域C1は、ペン先41が媒体200に接触する接触位置P1に対応する位置にある媒体200上の領域である。具体的には、接触位置P1よりも、リフィル40から撮影装置33に向かう方向に、リフィル40と撮影装置33との距離だけずれた位置に領域C1は存在する。撮影装置33は、照射装置32が媒体200に対して照射して領域C1で反射した光に基づいて領域C1の画像を撮影する。媒体200には上述した符号化画像(媒体200上の位置を表す情報を符号化した画像)が形成されているので、撮影装置33は、領域C1に形成されている符号化画像を撮影する。
撮影装置33は、この撮影をあらかじめ定められたフレームレート(例えば、60fps(フレーム毎秒))で行う。基板31は、撮影された符号化画像から、その符号化画像が表す情報を復号し、識別情報及び位置情報を抽出する処理を行う。この抽出には、周知の技術が用いられればよく、例えば特開2013−152705に記載されている技術が用いられる。基板31は、抽出したこれらの情報をPC300に送信する。このように、基板31は、撮影装置33により撮影された画像に関する処理を行う処理装置である。
照射装置32が領域C1に光を照射する構成について図5から図7までを参照して説明する。
図5は照射装置32及び撮影装置33を拡大して表す。光源321は、リフィル40の長手方向B1に沿った方向に進む光を照射する。光源321から照射された照射光は、長手方向B1に沿って真っ直ぐ進み、透過部材322に至る光路R1を進んで透過部材322に入射し、透過部材322の内部を通って透過部材322から出射する。透過部材322から出射した照射光は、透過部材322を出射してから領域C1に至る光路R2と、領域C1から撮影装置33に至る光路R3とを進んで撮影装置33に到達する。
図6は透過部材322を拡大して表す。透過部材322は、光源321側に、複数の第1面323と、複数の第2面324とを備え、照射対象(本実施例では領域C1)側に第3面325を備える。複数の第1面323は、光源321から照射対象までの光路(図5に表す光路R1)の幅方向B2に並べて配置され、各第1面323に入射してくる光源321からの照射光を照射対象(領域C1)に向かう方向にそれぞれ屈折させる。
本実施例では、透過部材322は5つの第1面323を備える。各第1面323は、いずれも、幅方向B2の寸法が共通且つ長手方向B1の寸法が共通である。また、各第1面323は、いずれも共通の方向を向いている。複数の第2面324は、それぞれが隣り合う第1面323に挟まれた面である。本実施例では、5つの第1面323に挟まれて4つの第2面324が形成されている。
各第2面324は、光源321からの照射光が進む光進行方向B3(本実施例では長手方向B1に沿った方向となっている)に沿った面である。言い換えると、各第2面324は、各々の法線が光進行方向B3と直交している。第2面324は、隣り合う第1面323のうち一方とは尖った第1角部D1を形成し、他方とは引っ込んだ第2角部D2を形成している。このように、第2面324は、隣り合う第1面323とともに第1の起伏38を形成している。第1の起伏38は、図6に表すように鋸の歯の形になっている。第1の起伏38の隣り合う第1角部D1同士の距離又は隣り合う第2角部D2同士の距離、すなわち第1の起伏38の間隔(ピッチ)はいずれも間隔P1となっている。
第3面325は、第1面323で屈折した光が出射する面であり、粗面を有する面である。粗面とは、起伏が設けられた面であり、例えばサンドブラスト法やホーニング加工法などの方法を用いて形成されている。第3面325には、第2の起伏39が設けられている。
図7は第3面325を拡大して表す。図7では、第3面325のうち351.029μmの幅の部分が表されている。この部分における第3面325には、基準面(変位=0μm)からの変位が−2.29μmから+2.29μmまでの範囲に含まれる第2の起伏39が設けられている。第2の起伏39の尖った部分又は凹んだ部分の間隔、すなわち第2の起伏39の間隔(ピッチ)の平均値Paveは27μmである。Paveは図6に表す第1の起伏38の間隔P1よりも小さく、より詳細には、間隔P1の10分の1以下となっている。
図6に戻る。第3面325は、光路R1の幅方向B2の全体に粗面、すなわち第2の起伏39が設けられている。このため、第3面325は、第1面323で屈折した光が出射する領域が第2の起伏39となっている。また、第3面325は、光源321側から見た隣り合う第1面323同士の間隙に入射する光が出射する領域にも第2の起伏39が設けられている。この間隙について図8を参照して説明する。
図8は光源321側から見た透過部材322を表す。各第1面323は、いずれも長方形の形をしている。そのため、隣り合う第1面323同士の間隙326は、光源側から見ると直線状となっている。各間隙326には第2面324が配置されているが、図8では第2面324を面に沿った方向に見ているので、第2面324が間隙326と重なった状態になっている。従って、間隙326に入射する照射光は、第2面324に沿った方向に進むため、図5に表すように第2面324に入射も反射もせずに間隙326を通り抜ける。
図9は光源321の反対側から見た透過部材322を表す。第3面325には、図8に表す間隙326に入射する光が出射する第1領域327と、第1領域327以外の第2領域328とが含まれる。透過部材322においては、第1領域327に第2の起伏39が設けられている。このため、図5に表すように、間隙326を通り抜けた照射光の一部は第1領域327から真っ直ぐ出射して光路R4を進むが、第2の起伏39で屈折した一部の光が光路R2を進み、光路R3を通って撮影装置33に到達する。
また、透過部材322においては、第2領域328にも第2の起伏39が設けられている。このため、第1面323で屈折した照射光は、第3面325を通過するときに一部が屈折して光路R2以外の方向に出射する。そのため、第1面323で屈折した照射光のうちの一部は撮影装置33に到達しない。以上で述べた透過部材322における照射光の進み方を、第3面に第2の起伏39が設けられておらず平面である場合と比較する。
図10は第3面が平面である場合の光路の一例を表す。図10では、平面の第3面を備える透過部材322xが表されている。光路R1を通って透過部材322xの第1面323xに入射した光源321からの照射光は、第1面323xで屈折した後、平らな第3面325xから出射して、光路R2及び光路R3を通って撮影装置33に到達する。また、隣り合う第1面323x同士の間隙326xに入射した照射光は、第3面325xで屈折することなく真っ直ぐ出射して光路R4を進む。
図11は媒体200に到達する光の強度の測定結果の一例を表す。図11では、縦軸が光強度を表し、横軸が媒体200上の位置を表す。図11(a)では図10に表す透過部材322xを照射光が透過したときの光強度が表されている。照射対象である領域C1においては、第1面323xで屈折した光が到達する領域C11、C13、C15、C17、C19の光強度E1に対し、間隙326xに対応する4つの領域C12、C14、C16、C18(間隙326xを通り抜けた照射光が第1面323xで屈折したと仮定した場合に到達する領域)で光強度が小さくなっている。その分、光路R4の先にある領域F1、F2、F3で光強度が測定されている。なお、領域F3の先の光路R4は筐体10により遮られて照射光が媒体200に到達しなかったものとする。
図11(b)では図5等に表す透過部材322を照射光が透過したときの光強度が表されている(二点鎖線は図11(a)の光強度を表している)。透過部材322では、第1面323で屈折した照射光の一部が第3面325で屈折するので、図11(a)で光強度E1であった領域C11、C13、C15、C17、C19の光強度がE1よりも小さいE2となっている。また、領域F1、F2、F3においても、間隙326を通り抜けた照射光の一部が屈折するため、図11(a)の例よりも光強度が小さくなっている。これに対し、領域C12、C14、C16、C18においては、間隙326を通り抜けた照射光の一部がこれらの領域に到達するため、図11(a)の例よりも領域C11、C13、C15、C17、C19との光強度の差が小さくなっている。
このように、本実施例によれば、図9に表す第1領域327及び第2領域328の両方に第2の起伏39が設けられていることで、これらの領域(すなわち第3面の全体)が平面である場合に比べて、照射対象に到達する光源321からの照射光の強度の位置によるばらつき(照射分布の不均一)が抑えられる。例えば第3面の全体が平面の場合、照射分布の不均一が原因で符号化画像からの情報の復号に失敗する確率が5%〜20%程度あったが、第3面を粗面にすることで、その確率が5%以下に低減された。
また、本実施例では、照射光が間隙326を真っ直ぐ通り抜けるようになっているが、第1領域327に第2の起伏39が設けられていることで、第1領域327に第2の起伏39が設けられていない場合に比べて、間隙326に入射する光がより多く照射対象である領域C1に向かうことになる。
また、光源321からの照射光を照射対象に導くためには、例えば照射光が照射された照射方向(本実施例では光路R1を光が進む方向)に対して1枚の反射面を斜めに配置する構成が比較構成として考えられる。しかし、この比較構成では、照射光の光路の幅方向の寸法よりも大きな反射面を照射方向に対して斜めに配置するため、反射面の照射方向の寸法が大きくなりやすい。これに対し、本実施例では、光路の幅方向に並べた複数の第1面で照射光を屈折させるため、それらの第1面の照射方向の寸法が比較構成の反射面の照射方向の寸法よりも小さくてよくなる。従って、本実施例によれば、光源からの光を照射対象に導く装置において、1枚の反射面を光路上に配置する場合に比べて装置を小型化してもよくなる。
また、例えば電子ペンが図10に表す透過部材322xを備えている場合には、第3面325xに上述したサンドブラスト法やホーニング加工法などの方法を用いて粗面を形成することで、本実施例の透過部材322に相当する透過部材になる。そのため、部材を追加することなく、照射光の強度の位置によるばらつきが抑えられる。また、粗面を形成する方法も一般的な方法なので、特殊な方法が必要な場合に比べてコストが抑えられる。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[2−1]第2の起伏を設ける領域
実施例では図9に表す第2領域328の全体に第2の起伏39が設けられていたが、これに限らない。
図12は本変形例の透過部材322aを表す。透過部材322aは、第3面325aを備える。第3面325aのうち、間隙326に入射する光が出射する第1領域327には、第2の起伏39aが設けられている。一方、第3面325aは、第1領域327以外の第2領域328に平らな面を有する。厳密には、第2領域328のうち第1領域327側の端部には第2の起伏39aが設けられているが、第2領域328の大部分(例えば9割以上)は平らな面となっている。第3面325aにおいては、例えばサンドブラスト法等で粗面を形成する際に被膜しておいた部分が平らな面として残されている。
図13は本変形例の媒体200に到達する光の強度の測定結果の一例を表す。図13では、図11と同様に、縦軸が光強度を表し、横軸が媒体200上の位置を表す(二点鎖線は図11(a)に表す第3面が平面の場合の光強度を表している)。この例では、領域C11、C13、C15、C17、C19の光強度がE3となっている。透過部材322aにおいては、第1面323で屈折した照射光の一部が第3面325aに設けられた第2の起伏39aで屈折するため、光強度E3が、第3面の全体が平らな面である図11(a)の例における光強度E1に比べると小さくなるものの、第3面325aの大部分は平らな面であるため、第3面の全体に第2の起伏39aが設けられた図11(b)の例における光強度E2に比べると大きくなっている。
このように、本変形例では、第3面の全体に第2の起伏が設けられている場合に比べて、照射対象に到達する光の強度が強くなり、且つ、第3面の全体が平面である場合に比べて、照射対象に到達する光源からの光の強度の位置によるばらつきが抑えられる。なお、本変形例では、第2領域328における平らな面の領域の割合が図12に表す例とは異なっていてもよい。例えば透過部材322aよりも平らな面が少なくなっても、第3面の全体に第2の起伏が設けられる場合に比べれば、少なくともその平らな面の領域から光路R2に向けて出射する照射光は多くなるので、照射対象に到達する光の強度が強くなる。
[2−2]第1面の向き
透過部材が実施例とは異なる向きの第1面を備えていてもよい。
図14は本変形例の透過部材322bを表す。透過部材322bは、第1面323b−1と、第1面323b−2と、第1面323b−3と、第1面323b−4と、第1面323b−5(各々を区別しない場合は「第1面323b」という)とを備える。これらの第1面323bは、光路の幅方向B2に並べて配置されているが、幅方向B2に対して成す角度がそれぞれ異なっている。
第1面323b−1は幅方向B2と角度θ1を成し、第1面323b−2は幅方向B2と角度θ2を成し、第1面323b−3は幅方向B2と角度θ3を成し、第1面323b−4は幅方向B2と角度θ4を成し、第1面323b−5は幅方向B2と角度θ5を成している。これらの角度はθ1<θ2<θ3<θ4<θ5という大小関係になっている。透過部材322bは、放射状に光を照射する光源とともに用いられる。
図15は本変形例の光路の一例を表す。図15では、光源321bと、透過部材322bと、撮影装置33とが表されている。光源321bは、放射状に光を照射する。光源321bから照射された照射光は放射状に広がる光路R1bを通って透過部材322bに到達する。透過部材322bは、照射対象である領域C1に近い方が第1面323b−1、遠い方が第1面323b−5となるように配置されている。
第1面323b−1は、幅方向B2に対して成す角度が最も小さいため、照射光が屈折する角度が最小であるが、放射状に進む照射光のうち最も領域C1に近づく方向に向けて進む光が入射するため、屈折した光が光路R2に向けて進むようになっている。反対に、第1面323b−5は、幅方向B2に対して成す角度が最も大きいため、照射光が屈折する角度が最大であるが、放射状に進む照射光のうち最も領域C1から遠ざかる方向に向けて進む光が入射するため、屈折した光が光路R2に向けて進むようになっている。同様に、他の第1面323bについても、屈折した光が光路R2に向けて進むようになっている。
このように、複数の第1面323bは、それぞれが放射状に進む光源321bからの照射光を照射対象である領域C1に向かう方向に屈折させる向きで設けられている。これにより、光源321bのように放射状に光を照射する光源が用いられても、複数の第1面が同じ向きを向いている場合に比べて、照射対象に到達する光の強度が強くなる。
[2−3]第2の起伏の粗さ
第3面に設けられる第2の起伏の粗さは実施例と異なっていてもよい。実施例では、Pave(第2の起伏の間隔の平均値)が第1の起伏38の間隔P1の10分の1以下となっていたが、それよりも大きくなっていてもよい。その場合でも、間隙326に入射する光のうち第2の起伏によって屈折した一部の光が照射対象に到達し、且つ、第1面で屈折した照射光の一部が第3面で屈折するので、第3面の全体が平面である場合に比べれば照射分布の不均一が抑えられる。
図16はピッチ比率と光照射均一性の関係の一例を表す。光照射均一性とは、照射対象で測定される最大の光強度(Max)及び最小の光強度(Min)から求められる値((Max−Min)/Max=光照射均一性。単位は%)であり、値が大きいほど照射分布が不均一であることが表される。ピッチ比率とは、Paveを間隔P1で除した値であり、この値が小さいほど第3面の粗面が細かい(第2の起伏の間隔が小さい)ことが表される。図16では、縦軸に光照射均一性が表され、横軸にピッチ比率が表されている。
図16の例では、第3面に粗面がない場合に光照射均一性が最大のG1となっており、第3面に設けられる粗面が細かくなるに連れて光照射均一性も小さくなっている(つまり照射分布が均一に近づいている)。ピッチ比率が10分の1(1/10)のときに光照射均一性がG1の10分の1(G1/10)となり、それ以降はピッチ比率を小さくしたときの光照射均一性の減少率が、ピッチ比率が10分の1よりも大きいときに比べて小さくなった。ピッチ比率は小さいほど望ましいが、そのためには第3面の粗面をより細かくする必要があり、粗面を細かくするほど高度な加工技術が必要になり加工のコストも増大しやすい。そこで、実施例のようにピッチ比率が10分の1になる粗さを目安することは、光照射均一性が効率よく低下することになって望ましい。
[2−4]第2面の向き
透過部材は実施例とは異なる向きの第2面を備えていてもよい。
図17は本変形例の透過部材の例を表す。図17(a)では、複数の第1面323cと、隣り合う第1面323cに挟まれた複数の第2面324cとを備える透過部材322cが表されている。第2面324cは、実施例のように照射光が進む光進行方向B3に沿った面ではなく、光進行方向B3と角度を成す面である。また、透過部材322cにおいては、光源側から見た隣り合う第1面323c同士が離れている。
そのため、光源側から見ると隣り合う第1面323c同士の間隙326cに第2面324cが見え、照射光が第2面324cに入射するようになっている。この場合、第2面324cに入射した照射光は図に示すように照射対象から離れる方向に屈折する。そのため、第3面が平面だと図11(a)に表す例のように照射対象における照射分布が不均一になるが、第3面に粗面が設けられていると、粗面で屈折した一部の光が照射対象に向かうため、不均一が抑えられる。
図17(b)では、複数の第1面323dと、隣り合う第1面323dに挟まれた複数の第2面324dとを備える透過部材322dが表されている。透過部材322dにおいては、光源側から見た隣り合う第1面323d同士が重なっている。そのため、光源側からは隣り合う第1面323d同士の間隙326dが見えず、第2面324dも見えないから、照射光は間隙326dにも第2面324dにも入射せず、第1面323dに入射する。
第1面323dで屈折した照射光の一部は第2面324dで再度屈折した後に隣の第1面323dに入射する。この入射した光は光進行方向B3に進む光ではないため、第1面323dで屈折しても照射対象からずれた方向に進みやすい。そのため、第3面が平面だと図11(a)に表す例のように照射対象における照射分布が不均一になるが、第3面に粗面が設けられていると、粗面で屈折した一部の光が照射対象に向かうため、不均一が抑えられる。
図17(a)の例においては、第3面のうち隣り合う第1面同士の間隙において第2面に入射する光が出射する領域に第2の起伏が設けられていることで、上記不均一が抑えられている。また、図17(b)の例においては、第1面に入射して第2面から出射し、再度第1面に入射する光が出射する領域に第2の起伏が設けられていることで、上記不均一が抑えられている。
[2−5]第2の起伏の位置
透過部材は図12の例とは異なる位置に第2の起伏が設けられていてもよい。
図18は本変形例の透過部材322eを表す。透過部材322eは、複数の第1面323eと、第3面325eとを備える。第3面325eは、隣り合う第1面323e同士の間隙326eに入射する光が出射する第1領域327eには第2の起伏が設けられておらず、第1領域327e以外の第2領域328eに第2の起伏39eが設けられている。
この場合でも、第1面323eで屈折して照射対象に向かう照射光のうち第2の起伏39eが設けられた領域から出射する光は一部が屈折して照射対象に向かわない方向に出射することになる。その結果、図11に表す第1面323xで屈折した光が到達する領域C11、C13、C15、C17、C19で測定される光の強度が、図11(a)に表す光強度E1よりも小さくなり、第3面の全体が平面である場合に比べて照射分布の不均一が抑えられる。
[2−6]第2の起伏の形状
透過部材は図12の例とは異なる形状の第2の起伏が設けられてもよい。
図19は本変形例の透過部材322fを表す。透過部材322fは、第3面325fを備える。第3面325fには、第2の起伏39fが設けられている。第2の起伏39fは、図示せぬ第1面が並べられている光路の幅方向B2に直交する方向B4に沿った溝を並べて掘ることで形成されており、幅方向B2に沿って交互に起伏が現われる形(波の形)をしている。この場合でも、第3面325fから出射される照射光の一部が屈折して、第3面の全体が平面である場合に比べて照射分布の不均一が抑えられる。
[2−7]面の形状
第1面、第2面及び第3面の形状は上述したものに限らない。例えば第1面が凸レンズのような曲面であってもよい。その場合、光源側の光路よりも照射対象側の光路が狭くなっていき、各面が平面である場合に比べて狭い領域に光が照射される。反対に、第1面が凹レンズのような曲面であれば、各面が平面である場合に比べて広い領域に光が照射される。要するに、光源からの照射光を照射対象まで導くように光を屈折させるのであれば、各面はどのような形をしていてもよい。
[2−8]第1面の数
透過部材は、実施例では5つの第1面を備えていたが、これに限らず、4つ以下の第1面を備えていてもよいし、6つ以上の第1面を備えていてもよい。ただし、透過部材は、少なくとも2つ以上の第1面(第2面は1つ以上)を備えている必要がある。それにより、実施例と同様に1枚の反射面を光路上に配置する場合に比べて装置を小型化してもよくなる。
[2−9]発明の適用範囲
本発明の透過部材及び照射装置は、電子ペン以外に用いられてもよい。例えば顕微鏡の照明装置や手術用の照明装置などとして用いられてもよいし、眼鏡型表示装置の光学系として用いられてもよい。後者の場合の光源は、映像を表す光を投影する投影装置である。要するに、光源が照射した光の進行方向を照射対象に向ける光学系が用いられる装置であれば、どのような装置に本発明の透過部材及び照射装置が用いられてもよい。
1…電子ペン、10…筐体、20…フレーム、30…電子部品群、40…リフィル、50…ノック部材、60…シャフト、70…支持部材、300…PC、32…照射装置、33…撮影装置、321…光源、322…透過部材、323…第1面、324…第2面、325…第3面、326…間隙、327…第1領域、328…第2領域

Claims (7)

  1. 光源から照射対象までの光路の幅方向に並べて配置される複数の第1面であって、各第1面に入射してくる前記光源からの光を前記照射対象に向かう方向にそれぞれ屈折させる複数の第1面と、
    隣り合う前記第1面に挟まれて、当該隣り合う第1面とともに第1の起伏を形成する第2面と、
    前記第1面で屈折した光が出射する第3面であって、前記第1の起伏よりも小さい間隔の第2の起伏が、隣り合う前記第1面同士の間隙に入射する光が出射する第1領域に設けられ、前記第1領域以外の第2領域に平らな面を有する第3面と
    を備える透過部材。
  2. 決められた一つの方向に進む光を照射する光源から照射対象までの光路の幅方向に並べて配置される複数の第1面であって、各々が長方形の形をしており、各第1面に入射してくる前記光源からの光を前記照射対象に向かう方向にそれぞれ屈折させる複数の第1面と、
    隣り合う前記第1面に挟まれて、当該隣り合う第1面とともに第1の起伏を形成する第2面と、
    前記第1面で屈折した光が出射する第3面であって、前記第1の起伏よりも小さい間隔の第2の起伏が設けられた第3面と
    を備える透過部材。
  3. 光源から照射対象までの光路の幅方向に並べて配置される複数の第1面であって、各第1面に入射してくる前記光源からの光を前記照射対象に向かう方向にそれぞれ屈折させる複数の第1面と、
    隣り合う前記第1面に挟まれて、当該隣り合う第1面とともに第1の起伏を形成する第2面と、
    前記第1面で屈折した光が出射する第3面であって、前記第1の起伏よりも小さい間隔の第2の起伏を形成する粗面が設けられた第3面と
    を備える透過部材。
  4. 前記第2の起伏は、間隔が不均一である
    請求項3に記載の透過部材。
  5. 前記第2の起伏の間隔は、第1の起伏の間隔の10分の1以下である
    請求項3又は4に記載の透過部材。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載の透過部材と、
    前記透過部材に光を照射する前記光源と
    を備える照射装置。
  7. 請求項6に記載の照射装置と、
    ペン先と、
    前記照射装置が媒体に対して照射して前記ペン先が当該媒体に接触する接触位置に対応する位置にある当該媒体上の領域で反射した光に基づいて当該領域の画像を撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置により撮影された画像に関する処理を行う処理装置と
    を備える電子ペン。
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