JP6051597B2 - 生体情報読取装置及び電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体情報読取装置及び電子装置に関する。
対象物に均一な光を照射して対象物の所定範囲を撮像する撮像装置は、様々な分野で利用されている。このような撮像装置からの撮像画像に画像処理を施す画像処理システムでは、特に鮮明な撮像画像が撮像装置から得られることが要求される。
近年のバイオメトリックス技術の発展に伴い、例えば人間の手足の指紋、目の網膜、顔面、血管等を撮像し、撮像画像から生体の特徴を認識することで個人認証を行う認証装置が種々提供されている。特に、手のひらや甲、指の血管、掌紋からは、比較的大量の個人特徴データを得ることができるため、個人認証の信頼性を向上するのに適している。又、血管(静脈)の模様も、個人認証に適している。
このような生体認証には、対象物、即ち、人間の体の一部を非接触で撮像することが好ましい。このため、撮像装置は、ある撮像範囲(撮像装置と対象物との間距離及び撮像装置による対象物の撮像面積)において、光強度が均一となる光を発射し、その撮像範囲の反射光を受光して撮像画像信号を出力する。
対象物に光を照射して撮影する撮像装置では、対象物の表面における正反射の影響、所謂テカリが発生する。光が対象物の表面で鏡面反射した反射光をCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像装置で受光した場合、認証に用いる信号成分(例えば、対象物が個人の血管であれば静脈信号成分)よりも正反射成分の方が大きくなり、認証に用いる信号成分を正確に読み取れなくなる。このため、対象物の表面からの正反射の影響を少なくして、個人認証の信頼性を向上することが好ましい。
正反射の影響を少なくする1つの手段として、偏光板を用いる方法が提案されている(例えば、特許文献1)。この提案方法では、LED(Light Emitting Diode)の出射面側に一方向のみの偏光を透過する偏光板を設け、直線偏光の成分のみを対象物に照射する。対象物の表面からの正反射成分は、そのままの偏光方向を保って反射する。撮像装置の入射面側には、元の偏光と直交する方向の成分のみを透過する偏光板を設けることにより、対象物の表面からの正反射成分の影響を少なくする。
しかし、偏光板を設けると、LEDの出射面から対象物までの往路と、対象物から撮像装置の入射面までの復路は、共に透過率が1/2以下となるため、透過率が1/4以下に減少して光の利用効率が著しく低下してしまう。又、LEDの出射面側と撮像値の入射面側に偏光板を設けるため、部品点数が増加して生体情報読取装置全体のコストが増加してしまう。
特開2007−233282号公報 特開2007−235863号公報
従来の生体情報読取装置では、効率良く対象物の表面からの正反射成分の影響を低減することは難しい。
そこで、本発明は、効率良く対象物の表面からの正反射成分の影響を低減できる生体情報読取装置及び電子装置を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、基板と、第1及び第2の光源と、前記基板上に配置され、前記第1及び第2の光源からの光を対象物に照射する第1及び第2の照明光学系と、前記基板上に、前記第1及び第2の照明光学系の長手方向に沿って、前記第1及び第2の照明光学系の間に配置された撮像光学系を備え、前記撮像光学系は、撮像素子を有し、前記基板の側とは反対側の、前記撮像光学系の上方に位置する前記対象物からの光が入射されて、前記対象物とは非接触で、前記対象物の少なくとも一部の領域に相当する被写体像を前記撮像素子上に結像、前記第1及び第2の照明光学系の前記長手方向に沿った夫々の長さは、前記撮像光学系の、前記第1及び第2の照明光学系の前記長手方向と平行な、長手方向に沿った長さより長く、前記第1及び第2の照明光学系の各々は、前記基板上に配置された光カップリング素子と、前記光カップリング素子上に配置された光集光制御素子を有し、前記光カップリング素子は、対応する前記第1又は第2の光源からの光を受けて当該光カップリング素子内で反射及び散乱させ、前記光集光制御素子は、前記光カップリング素子からの光を受けて前記対象物に光分布を制御して照射する生体情報読取装置が提供される。
本発明の一観点によれば、本体部と、前記本体部に設けられた入力部と、前記本体部に設けられた生体情報読取装置を備え、前記生体情報読取装置は、第1及び第2の光源と、前記第1及び第2の光源からの光を対象物に照射する第1及び第2の照明光学系と、前記第1及び第2の照明光学系の各々は、光カップリング素子と、前記光カップリング素子上に配置された光集光制御素子を有し、前記第1及び第2の照明光学系の間に設けられ、前記対象物からの光が入射されて前記対象物の少なくとも一部の領域に相当する被写体像を撮像素子上に結像する撮像光学系と、前記光カップリング素子の下方に配置された上部電極及び下部電極を備え、前記光カップリング素子は、対応する前記第1又は第2の光源からの光を受けて当該光カップリング素子内で反射及び散乱させ、前記光集光制御素子は、前記光カップリング素子からの光を受けて前記対象物に光分布を制御して照射し、前記光集光制御素子は、押されて前記上部電極及び前記下部電極が電気的に接続されるとオン状態になる前記入力部のクリックパッドを形成する電子装置が提供される。
開示の生体情報読取装置及び電子装置によれば、効率良く対象物の表面からの正反射成分の影響を低減することができる。
本発明の一実施例における電子装置を示す図である。 クリックパッドの一部を示す断面図である。 クリックパッドの側面及び上面を示す図である。 クリックパッドを示す斜視図である。 クリックパッドを示す分解斜視図である。 右側のクリックパッド内の光の伝搬を説明する断面図である。 クリックパッド内のLEDによる光照射分布を説明する図である。 クリックパッド内のLEDの出射光をシリンドリカル反射面で光カップリング素子に導いた場合の光照射分布を説明する図である。 クリックパッド内のシリンドリカル反射面及び光カップリング素子の上面を凹凸形状にした場合の光照射分布を説明する図である。 光カップリング素子の上面の凹凸形状の例を示す斜視図である。 センサ受光素子部での撮影の様子を説明する図である。 撮像光学系を示す平面図である。 正反射成分の照明光学系の相対幅への依存性を説明する図である。 正反射成分の照明光学系の相対幅への依存性を説明する図である。
開示の生体情報読取装置及び電子装置は、光源からの光を導光体によって照射する面を拡大する照明光学系を、レンズにより被写体像を撮像素子上に結像する撮像光学系を挟んで両側に配置する。照明光学系は、光源からの光を取り込んで均一に光分布を形成する光カップリング素子と、光カップリング素子からの光を受けて対象物に均一に光を照射する光集光制御素子を有する。
以下に、開示の生体情報読取装置及び電子装置の各実施例を図面と共に説明する。
図1は、本発明の一実施例における電子装置を示す図である。図1に示す電子装置1は、例えばパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)を形成する。電子装置1は、本体部2、本体部2に対して開閉可能に設けられた蓋部3、本体部2に設けられたキーボード4及び入力部5、蓋部3に設けられた表示部7を有する。
図1の右側に示す電子装置1の斜視図において、入力部5の部分を図1の左側に拡大して示す。入力部5は、マウスパッド51、帯形状のクリックパッド52、及び撮像装置(又は、カメラ)53を有する。一対のクリックパッド52は、それらの長手方向に沿って撮像装置53を挟んで一直線上に配置されている。
図2は、クリックパッドの一部を示す断面図であり、図1の左側のクリックパッド52の破線で囲んだ部分に相当する。図2に示すように、基板31上にはクリックパッド52及び撮像装置53が設けられている。クリックパッド52は、基板31上に設けられた下部電極32、下部電極接触端子33、上部電極34、光カップリング素子35、光源の一例である発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)36、光集光制御素子37、及びバネ39を有する。
光集光制御素子37と光カップリング素子35は、互いに接触するように配置されていても良く、光集光制御素子37と光カップリング素子35との間に僅かな間隙が形成されるように配置されていても良い。又、後述するように、光集光制御素子37と光カップリング素子35との間には、散乱面を配置するようにしても良い。
下部電極接触端子33は、上部電極34の下部電極32に対向する面に設けられている。LED36は、光カップリング素子36に埋め込まれた配置を有する。上部電極34及び下部電極32は、端子21,22を介して電子装置1内の周知のマウスボタンオン(ON)回路(図示せず)に接続されている。マウスボタンON回路は、クリックパッド52のオン状態を周知の方法で検出する。これにより、クリックパッド52が図2中下方向にバネ39の力に反して押されると、上部電極34及び下部電極32が下部電極接触端子33を介して電気的に接続され、マウスボタンON回路がクリックパッド52のオン状態を検出する。尚、マウスボタンON回路の機能は、電子装置1内のCPU(Central Processing Unit、図示せず)により実現しても良い。右側のクリックパッド52は、左側のクリックパッド52と同様の構成を有する。従って、左右のクリックパッド52は、一般的なマウスの左右のマウスボタン(又は、クリックボタン)の機能を有する。
LED36は、可視光領域の波長、近赤外光領域の波長、紫外光領域の波長等にて形成可能である。
光カップリング素子35及び光集光制御素子37は、光透過性の材料で形成されており、LED36からの光を対象物に対して照射する面を拡大する導光体を形成する。光透過性の材料は、例えばPMMA(Polymethyl Methacrylate)等のアクリル樹脂、ポリカーボネートを含む各種樹脂(有機ガラスとも言う)、BK7等のガラスで形成可能である。従って、クリックパッド52は、LED36からの光を反射及び拡散させて対象物に照射する照射光学系を形成する。対象物は、例えばクリックパッド52を操作するユーザの指であれば読取対象となる生体情報は指紋情報であり、ユーザの手のひらであれば読取対象となる生体情報は手のひらの静脈情報である。
撮像装置53は、基板31上に設けられた撮像系基板41、撮像素子42、及び撮像系レンズ43を有する。撮像装置53は、左右のクリックパッド52の間に配置されている。撮像系レンズ43は、対象物からの光が入射されて、対象物の少なくとも一部の領域に相当する被写体像を撮像素子42上に結像する。撮像素子42は、例えばCMOSセンサ、CCDセンサ等で形成可能である。撮像素子42がクリックパッド52からの照明を用いて撮像した対象物に関する出力撮像画像信号(又は、生体情報読取信号)は、電子装置1内の画像処理部に供給され、画像処理部内で生体情報認識処理等の周知の画像処理が行われる。画像処理部の機能は、電子装置1内のCPUにより実現しても良い。上記のLED36は、撮像系基板41に設けられていても良い。クリックパッド52及び撮像装置53は、生体情報読取装置を形成する。つまり、クリックパッド52は、マウスの左右のマウスボタン(又は、クリックボタン)の機能と、生体情報読取装置の一部(又は、照明光学系の一部)の機能とを有する。クリックパッド52、撮像装置53、及び画像処理部(又は、CPU)は、生体情報認識装置を形成する。特にノートパソコン等の携帯型の電子装置1の場合、クリックパッド52を照明光学系の一部と兼用することで、電子装置1の本体部2等の限られた面積を有する搭載領域を有効利用することができる。
図3は、クリックパッドの側面及び上面を示す図であり、(a)はクリックパッドの側面を示し、(b)はクリックパッドの上面を示す。図4は、クリックパッドを示す斜視図であり、図5は、クリックパッドを示す分解斜視図である。図6は、右側のクリックパッド内の光の伝搬を説明する断面図である。図3乃至図6では、上部電極34、下部電極接触端子33、下部電極32等の図示は省略する。光集光制御素子37は、図3(a)、図4及び図5に示すように、上面がシリンドリカルな凸形状を有する。LED36は、図5に示すように、撮像系基板41上に設けられており、この例では各光カップリング素子35に対して2つ設けられているが、LED36の数は2つに限定されず、1つであっても良い。
照明光学系は、光カップリング素子35及び光集光制御素子37を有する。光カップリング素子35は、LED36からの光を受けて当該光カップリング素子35内の広い領域に反射及び散乱させる。一方、光集光制御素子37は、光カップリング素子35からの光を受けて対象物に光分布を制御して照射する。光カップリング素子35には、LED36からの光を効率良く光カップリング素子35内に取り込むために、図6に示すように撮像光学系側の端部に光カップリング溝61が設けられている。LED36は、この光カップリング溝61内に埋め込まれている。光カップリング素子35は、例えばポリカーボネート等の空気より屈折率の高い材料で形成されており、LED36からの光を光カップリング素子35内に閉じ込めながら広範囲で反射及び拡散させる。このように光を広範囲で反射及び拡散させる構造は、クリックパッド52の長手方向とは直交するLED36の延在方向に沿って、光カップリング素子35の撮像装置53側の位置に設けられた、例えばシリンドリカルな凹形状を有する反射面62、光カップリング素子35の底面に設けられたメタル蒸着面等の反射面64、及び光カップリング素子35の上面に設けられた散乱面63のうち少なくとも1つを有しても良い。反射面62、反射面64、及び散乱面63のうち少なくとも1つを設けることで、光カップリング素子35の上面から広い範囲にわたって光を光集光素子37に向かって出射させることができる。図6において、光カップリング素子35の上面から広い範囲にわたって光集光素子37に向かって出射する導波光は、垂直に上方向に延びる矢印で示す。反射面62、反射面64、及び散乱面63を全て設けることで、光カップリング素子35の上面から非常に広い範囲にわたって光を光集光素子37に向かって出射させることができる。
一方、光集光制御素子37は、例えばシリンドリカルな凸形状を有するポリカーボネートで形成されており、光カップリング素子35から出射された光を受けて光集光制御素子37の凸形状の上面から一定距離(例えば、数10cm)離れた対象物に均一な光強度の光で照明を当てる。
尚、図6では、光集光制御素子37と散乱面63との間に僅かな間隙が形成されているが、光集光制御素子37は散乱面63と接触していても良い。又、散乱面63は、光集光制御素子37の下面に設けられていても良く、この場合、散乱面63と光カップリング素子35との間に僅かな間隙が形成されていても良い。要は、散乱面63を設ける場合には、光集光制御素子37と光カップリング素子35との間に配置すれば良い。
次に、照明光学系を通過した光を広範囲で分布照射させるための構造を、図7乃至図10と共に説明する。図7乃至図9は、光カップリング素子35と光集光制御素子37で形成される照明光学系によりLED36からの光が拡がっていく様子を、光カップリング素子35の構造を変えた場合で比較して示す。図7乃至図9において、(a)は照明光学系によるLED36からの光の広がりを断面で示し、(b)はクリックパッド52の上面から見た対象物500に対する光照射分布を示す。図7乃至図9において、(b)の縦軸は図1に示すY方向の位置を任意単位(a.u.:arbitrary unit)で示し、横軸はX方向の位置を任意単位(a.u.)で示し、光強度はプロットされた点が白い(明るい)程高く0〜400は任意単位(a.u.)を示す。
図7は、クリックパッド52内のLED36による光照射分布を説明する図である。図7に示すように、光カップリング素子35の上面(光集光制御素子37と隣り合う面)が平面の場合は、光カップリング素子35内の反射及び散乱が比較的少ない。このため、LED36の上方に照明が集中してしまい、クリックパッド52の撮像装置53近傍に比べるとクリックパッド52の撮像装置52とは反対側の部分の照明が少ない。
図8は、クリックパッド52内のLED36の出射光をシリンドリカル反射面62で光カップリング素子35に導いた場合の光照射分布を説明する図である。図8に示すように、光カップリング素子35の端部にシリンドリカル反射面62を設けた場合には、光カップリング素子35内の反射及び散乱が図7の場合と比較すると多くなり、照明がLED36の上方に集中してしまうこともない。
図9は、クリックパッド52内のシリンドリカル反射面62及び光カップリング素子35の上面に散乱面63を設けた場合の光照射分布を説明する図である。図9に示すように、光カップリング素子35の端部にシリンドリカル反射面62を設け、上面に四角錐状の凸形状が形成された散乱面63を設けた場合には、光カップリング素子35内の反射及び散乱が図8の場合と比較しても非常に多くなる。又、照明がクリックパッド52の特定部分の上方に集中することはなく、クリックパッド52の上方の対処物に対して均一に照明を当てることができる。
図10は、光カップリング素子の上面の凹凸形状の例を示す斜視図である。図10中、(a)は四角錐状の凸形状が一定のピッチで形成された散乱面63の一例を示し、(b)は四角錐状の凸形状のピッチがLED36から遠ざかるにつれて広く形成された散乱面63の一例を示す。図10(b)は、便宜上、右側のクリックパッド52の光カップリング素子35の上面に設けられる散乱面63を示す。このように、図10(b)に示すように四角錐状の凸形状のピッチをLED36から遠ざかる従って広くすると、光集光制御素子37からの出射光の分布を、図10(a)に示すように四角錐状の凸形状のピッチが一定の場合と比べて更に均一にすることができることが確認された。
次に、本実施例における対象物から正反射(テカリ)の低減効果を、図11乃至図14と共に説明する。
図11は、撮像素子での撮影の様子を説明する図である。図11は、照明光学系から照射された光が対象物に当たって反射し、反射した光(即ち、対象物表面における正反射成分と散乱成分)のうち、入射瞳を通る光だけを抽出したシミュレーション結果である。この例では、対象物の奥の面(図7に示す対象物500の照射光学系から遠い方の面に相当)にストライプ状の光吸収体を複数本横方向(即ち、X方向)に平行に設け、光吸収体の成分を信号成分と定義している。図11中、(a),(b),(c),(d)は、LED36からの光を照明光学系(光カップリング素子35と光集光制御素子37)で受けた場合に、図12に示す照明光学系の長手方向(即ち、X方向)の長さLを変えて相対幅を例えば12%,30%,50%,70%とした場合のシミュレーション結果である。図12は、撮像光学系を示す平面図である。長手方向の長さLは、例えば手のひら等の対象物の大きさで規格化した値であり、照明光学系の相対幅とは、対象物のX方向に沿った幅に対する照明光学系の長さLの割合を示す値である。図11において、縦軸はY方向の位置をmmで示し、横軸はX方向の位置をmmで示す。
図11中、横方向に延びる平行の黒いストライプが上記信号成分に相当する。図11(a)は、照明光学系の長さLが手のひら幅の12%の場合を示し、この場合には中央に光が集中したピーク(図11中、より白い部分)が存在する。このように光が集中したピークが、正反射成分(又は、ノイズ成分)を単位面積当たりの光エネルギー量(任意単位(a.u.))で表している。このピークが表すノイズ成分と信号成分の比を比較することにより、各条件での正反射の影響を解析することが可能となる。
図13は、照射強度の照明光学系の相対幅への依存性を説明する図である。図13中、縦軸は光の照射強度(単位面積当たりの光エネルギー量)を任意単位(a.u.)で示し、横軸は照明光学系の相対幅を示し、実線は正反射(テカリ)成分のデータ、破線は信号成分を示す。図13は、照明光学系の大きさを変えた(短手方向は撮像光学系と同一幅に固定、長手方向を変化させた)場合に、対象物の一例である手のひらから撮像装置42に戻る光の分布を解析した結果を示す。つまり、図13は、図11に示す結果に基づいて、手のひらの特定領域における静脈の信号成分とテカリ成分について、撮像装置42に戻る照射強度の比較をした結果である。図13からもわかるように、照明光学系が大きくなる程、正反射の影響が小さくなることが確認された。
図14は、正反射成分対新合成分の比の照明光学系の相対幅への依存性を説明する図である。図14中、縦軸はS/N比(静脈/テカリ)(%)を示し、横軸は照明光学系の相対幅を示し、実線は正反射(テカリ)成分のデータを示す。図14は、図13の結果に基づいて、信号強度(信号成分)とテカリ強度(ノイズ成分)の比を算出して信号対雑音(S/N:Signal-to-Noise)比とし、照明光学系の相対幅の依存性を示す。図14に示す結果から、照明光学系の相対幅を増大させることによりS/N比が増加することがわかり、照明光学系の相対幅を増大させることの有効性が確認された。ただし、図14において、相対幅が1以上の破線の右側に示す領域では、S/N比を増加させる効果は飽和している。
従って、照明光学系(即ち、光集光制御素子37)の面積を広くすれば、正反射(即ち、テカリ)の影響を低減できるが、例えばノートパソコン等の携帯型の電子装置1の場合には、照明光学系が比較的大きな面積を専有してしまうと電子装置1の本体部2等の限られた面積の有効利用が難しい。しかし、上記の如く照明光学系の面積を比較的小さく抑え、マウスボタン(又は、クリックボタン)としても機能するクリックパッド52を設けることで、対象物に対して均一の照明を当てることができると共に、電子装置1の本体部2等の限られた面積を有する搭載領域を有効利用することができる。又、照明光学系の長手方向(X方向)の長さLは、読取の対象となる対象物のX方向の幅、或いは、対象物の読取対象領域のX方向の幅に基づいて設定することで、照明光学系のサイズの増大を防止すると共に、正反射の影響を低減することができる。具体的には、照明光学系(又は、クリックパッド52を形成する光集光制御素子37)の長手方向(X方向)の長さLは、対象物のX方向の幅と等しいか略等しく設定しても、認証に用いる信号成分(例えば、対象物が個人の血管であれば静脈信号成分)を得るために撮像するべき対象物(例えば、手のひら)の領域のX方向の幅と等しいか略等しく設定しても良い。この結果、対象物の表面からの正反射(テカリ)成分の影響を低減させて、認証に用いる信号成分の劣化防止を比較的低コストで防止することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1及び第2の光源と、
前記第1及び第2の光源からの光を対象物に照射する第1及び第2の照明光学系と、
前記第1及び第2の照明光学系の間に設けられ、前記対象物からの光が入射されて前記対象物の少なくとも一部の領域に相当する被写体像を撮像素子上に結像する撮像光学系を備え、
前記第1及び第2の照明光学系の各々は、光カップリング素子と、前記光カップリング素子上に配置された光集光制御素子を有し、
前記光カップリング素子は、対応する前記第1又は第2の光源からの光を受けて当該光カップリング素子内で反射及び散乱させ、
前記光集光制御素子は、前記光カップリング素子からの光を受けて前記対象物に光分布を制御して照射することを特徴とする、生体情報読取装置。
(付記2)
前記光集光制御素子は帯形状を有し、
前記第1及び第2の照明光学系の光集光制御素子は前記帯形状の長手方向に沿って前記撮像光学系を挟んで一直線上に配置されており、
前記光集光制御素子の前記長手方向に沿った長さは、前記対象物の前記長手方向に沿った幅、或いは、前記対象物の読取対象領域の前記長手方向に沿った幅に基づいて、設定されていることを特徴とする、付記1記載の生体情報読取装置。
(付記3)
前記光カップリング素子は、前記撮像光学系側の端部に設けられた光カップリング溝を有し、対応する前記第1又は第2の光源は前記光カップリング溝内に配置されていることを特徴とする、付記2記載の生体情報読取装置。
(付記4)
前記光集光制御素子の長手方向とは直交する方向であって、該光集光制御素子に対応する前記第1又は第2の光源の延在方向に沿って、前記光カップリング素子の前記撮像光学系側の位置に設けられ、入射した光を反射するシリンドリカルな凹形状の面を更に備えたことを特徴とする、付記2又は3記載の生体情報読取装置。
(付記5)
前記光カップリング素子の底面に設けられ、入射した光を反射する面を更に備えたことを特徴とする、付記2乃至4のいずれか1項記載の生体情報読取装置。
(付記6)
前記光集光制御素子と前記光カップリング素子の間に配置された散乱面を更に備えたことを特徴とする、付記2乃至5のいずれか1項記載の生体情報読取装置。
(付記7)
前記散乱面は、凹凸形状を有する散乱構造を有し、前記散乱構造により前記光カップリング素子内を導波する光を拡散して、拡散した該光を前記光制御素子側に入射することを特徴とする、付記6記載の生体情報読取装置。
(付記8)
前記凹凸形状の凸形状のピッチは、対応する前記第1又は第2の光源から遠ざかるにつれて広く形成されていることを特徴とする、付記7記載の生体情報読取装置。
(付記9)
前記光集光制御素子は、上面がシリンドリカルな凸形状を有することを特徴とする、付記1乃至8のいずれか1項記載の生体情報読取装置。
(付記10)
前記撮像素子が設けられた基板を更に備え、
前記第1及び第2の光源は夫々前記基板上に設けられた発光ダイオードで形成されていることを特徴とする、付記1乃至9のいずれか1項記載の生体情報読取装置。
(付記11)
前記光カップリング素子の下方に配置された上部電極及び下部電極を更に備え、
前記光集光制御素子が押されて前記上部電極及び前記下部電極が電気的に接続されるとオン状態になるクリックパッドを形成することを特徴とする、付記1乃至10のいずれか1項記載の生体情報読取装置。
(付記12)
本体部と、
前記本体部に設けられた入力部と、
前記本体部に設けられた生体情報読取装置を備え、
前記生体情報読取装置は、
第1及び第2の光源と、
前記第1及び第2の光源からの光を対象物に照射する第1及び第2の照明光学系と、前記第1及び第2の照明光学系の各々は、光カップリング素子と、前記光カップリング素子上に配置された光集光制御素子を有し、
前記第1及び第2の照明光学系の間に設けられ、前記対象物からの光が入射されて前記対象物の少なくとも一部の領域に相当する被写体像を撮像素子上に結像する撮像光学系と、
前記光カップリング素子の下方に配置された上部電極及び下部電極を備え、
前記光カップリング素子は、対応する前記第1又は第2の光源からの光を受けて当該光カップリング素子内で反射及び散乱させ、
前記光集光制御素子は、前記光カップリング素子からの光を受けて前記対象物に光分布を制御して照射し、
前記光集光制御素子は、押されて前記上部電極及び前記下部電極が電気的に接続されるとオン状態になる前記入力部のクリックパッドを形成することを特徴とする、電子装置。
(付記13)
前記光集光制御素子は帯形状を有し、
前記第1及び第2の照明光学系の光集光制御素子は前記帯形状の長手方向に沿って前記撮像光学系を挟んで一直線上に配置されており、
前記光集光制御素子の前記長手方向に沿った長さは、前記対象物の前記長手方向に沿った幅、或いは、前記対象物の読取対象領域の前記長手方向に沿った幅に基づいて、設定されていることを特徴とする、付記12記載の電子装置。
(付記14)
前記光カップリング素子は、前記撮像光学系側の端部に設けられた光カップリング溝を有し、対応する前記第1又は第2の光源は前記光カップリング溝内に配置されていることを特徴とする、付記13記載の電子装置。
(付記15)
前記光集光制御素子の長手方向とは直交する方向であって、該光集光制御素子に対応する前記第1又は第2の光源の延在方向に沿って、前記光カップリング素子の前記撮像光学系側の位置に設けられ、入射した光を反射するシリンドリカルな凹形状の面と、
前記光カップリング素子の底面に設けられ、入射した光を反射する面と、
前記光集光制御素子と前記光カップリング素子の間に配置された散乱面を更に備えたことを特徴とする、付記12乃至14のいずれか1項記載の電子装置。
(付記16)
前記光集光制御素子は、上面がシリンドリカルな凸形状を有することを特徴とする、付記12乃至15のいずれか1項記載の電子装置。
以上、開示の生体情報読取装置及び電子装置を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
1 電子装置
5 入力部
35 光カップリング素子
37 光集光制御素子
42 撮像素子
52 クリックパッド
53 撮像装置

Claims (5)

  1. 基板と、
    第1及び第2の光源と、
    前記基板上に配置され、前記第1及び第2の光源からの光を対象物に照射する第1及び第2の照明光学系と、
    前記基板上に、前記第1及び第2の照明光学系の長手方向に沿って、前記第1及び第2の照明光学系の間に配置された撮像光学系を備え、
    前記撮像光学系は、撮像素子を有し、前記基板の側とは反対側の、前記撮像光学系の上方に位置する前記対象物からの光が入射されて、前記対象物とは非接触で、前記対象物の少なくとも一部の領域に相当する被写体像を前記撮像素子上に結像
    前記第1及び第2の照明光学系の前記長手方向に沿った夫々の長さは、前記撮像光学系の、前記第1及び第2の照明光学系の前記長手方向と平行な、長手方向に沿った長さより長く、
    前記第1及び第2の照明光学系の各々は、前記基板上に配置された光カップリング素子と、前記光カップリング素子上に配置された光集光制御素子を有し、
    前記光カップリング素子は、対応する前記第1又は第2の光源からの光を受けて当該光カップリング素子内で反射及び散乱させ、
    前記光集光制御素子は、前記光カップリング素子からの光を受けて前記対象物に光分布を制御して照射することを特徴とする、生体情報読取装置。
  2. 前記光集光制御素子は帯形状を有し、
    前記第1及び第2の照明光学系の光集光制御素子は、前記第1及び第2の照明光学系の前記長手方向に沿って前記撮像光学系を挟んで一直線上に配置されており、
    前記光集光制御素子の、前記第1及び第2の照明光学系の前記長手方向に沿った長さは、前記対象物の、前記第1及び第2の照明光学系の前記長手方向と平行な、長手方向に沿った幅、或いは、前記対象物の読取対象領域の、前記対象物の前記長手方向に沿った幅に基づい設定されていることを特徴とする、請求項1記載の生体情報読取装置。
  3. 前記光集光制御素子は、上面がシリンドリカルな凸形状を有することを特徴とする、請求項1又は2記載の生体情報読取装置。
  4. 本体部と、
    前記本体部に設けられた入力部と、
    前記本体部に設けられた生体情報読取装置を備え、
    前記生体情報読取装置は、
    第1及び第2の光源と、
    前記第1及び第2の光源からの光を対象物に照射する第1及び第2の照明光学系と、前記第1及び第2の照明光学系の各々は、光カップリング素子と、前記光カップリング素子上に配置された光集光制御素子を有し、
    前記第1及び第2の照明光学系の間に設けられ、前記対象物からの光が入射されて前記対象物の少なくとも一部の領域に相当する被写体像を撮像素子上に結像する撮像光学系と、
    前記光カップリング素子の下方に配置された上部電極及び下部電極を備え、
    前記光カップリング素子は、対応する前記第1又は第2の光源からの光を受けて当該光カップリング素子内で反射及び散乱させ、
    前記光集光制御素子は、前記光カップリング素子からの光を受けて前記対象物に光分布を制御して照射し、
    前記光集光制御素子は、押されて前記上部電極及び前記下部電極が電気的に接続されるとオン状態になる前記入力部のクリックパッドを形成することを特徴とする、電子装置。
  5. 前記光集光制御素子の長手方向とは直交する方向であって、該光集光制御素子に対応する前記第1又は第2の光源の延在方向に沿って、前記光カップリング素子の前記撮像光学系側の位置に設けられ、入射した光を反射するシリンドリカルな凹形状の面と、
    前記光カップリング素子の底面に設けられ、入射した光を反射する面と、
    前記光集光制御素子と前記光カップリング素子の間に配置された散乱面を更に備えたことを特徴とする、請求項4記載の電子装置。
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