JPH03246693A - 指紋情報入力装置 - Google Patents

指紋情報入力装置

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JPH03246693A
JPH03246693A JP2042438A JP4243890A JPH03246693A JP H03246693 A JPH03246693 A JP H03246693A JP 2042438 A JP2042438 A JP 2042438A JP 4243890 A JP4243890 A JP 4243890A JP H03246693 A JPH03246693 A JP H03246693A
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finger
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JP2042438A
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Inventor
Atsushi Hanari
淳 羽成
Yoshinori Higuchi
義則 樋口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、指表面の指紋を光学的に検出してコンピュー
タ等に入力するための指紋情報人力装置に関する。
(従来の技術) 近年、情報化社会の発達に伴い、重要エリアへの入退室
管理やコンピュータ端末へのアクセス管理を目的とした
個人認証方式のセキュリティ技術に対する関心が高まり
つつある。特定の個人をその人自身であるか否かを判定
する個人認証方式としては、IDカードやパスワードを
用いる方式が現在最も広く普及しているが、この方式で
は安全性の限界も問題視され、現在これよりも安全で且
つ使い易い方式の開発が期待されている。
指紋は「終生不変」、「万人不同」という2大特徴のた
めに個人認証の対象として利用され、高い照合精度が得
られる。従来は、指紋の照合には写真像が用いられ、写
真上のパターンを人が判定や区別していた。しかしなか
ら最近では、電子技術の発達によってコンピュータによ
る指紋の判定・区別が行われるようになりつつある。
このためには、指紋情報を素早く、正確にコンピュータ
に入力するための画像入力装置が必要であり、数多くの
提案がなされてきている。
従来、指紋画像入力装置に対しては様々な方法が提案さ
れているが、光学的に指紋信号を検出し二次元信号とし
て指紋を取り扱う方式が多い。これに対して、指全体の
画像信号から指の長手方向への多値射影信号を構成し、
この−次元の信号を指の特徴量として取り出し、個人認
証用の信号として用いる方法が提案されている(「指の
特徴を用いた個人認証方式」竹田、内円、平松、松浪、
電子情報通信学会技術研究報告: PRo 89−50
 )。これによれば、信号が一次元で構成されているた
め、二次元信号である指紋画像に比べて、データ量を削
減することができ、且つ処理アルゴリズムを簡素化する
ことができる。このため、信号処理速度が向上し、認証
に必要な時間を短縮することができる。また、この方式
では指紋凸部、即ち指隆線のとぎれ等の影響も少ないと
いわれている。なお、本提案において指紋とは、指全体
の皮膚表面の紋様を含めた指表面の凹凸の全体又は一部
をいうものとする。
ところで、光学的に指紋を読み取る指紋情報入力装置は
、その原理から大別して次の3つの方式に分類される。
第1の方式は、第7図に示す如き全反射方式である(特
願昭42−9147号二指紋照合装置)。
この方式では、光源73から出射した光がその表面に指
72を押圧された、例えばプリズム等の透明体71に入
射し、透明体71の表面で全反射した光が結像レンズ7
5で集光・結像されて撮像素子76に到達するように光
学系を構成する。このような構成では、透明体71の全
反射面上に指72が押圧されていない場合、光源73か
ら出射した光は透明体71で全反射され、例えばテレビ
カメラ等のイメージ入力装置77に入射する。ところが
、透明体71の全反射面に指72が押圧されていると、
光は透明体71と指72との接点、即ち指紋の凸部で指
上の油脂のために全反射されず散乱される。このため、
イメージ入力装置77には明るい背景の中に暗い指紋像
が見える。
第2の方式は、第8図に示す光路分離(散乱)方式であ
る(特願昭57−26154号:凹凸面情報検出方法)
。この方式では、光源83から出射した光のうち透明体
81の表面に押圧された指表面の指紋の凸部で散乱され
た光のみを結像レンズ85で集光・結像して撮像素子8
6に到達するように光学系を構成する。このような構成
では、指82が透明体81の表面に押圧されていない場
合には光源83から出射した光は透明体81で全反射さ
れて進行し、イメージ入力装置87には入射しない。と
ころが、透明体81の全反射面に指82が押圧されてい
ると光は透明体81と指82との接点、即ち指紋の凸部
で全反射されず散乱される。そして、その散乱光の一部
のみがイメージ入力装置87に入射する。
このため、イメージ入力装置87には暗い背景の中に明
るい指紋像が浮かび上がる。
第3の方式は、第9図に示すようなスキャニング方式で
ある(特願昭53−130800号二指紋処埋装置)。
この方式では、光源93から出射した光をコンデンサレ
ンズ94で集光し、ミラー98aによってその光路を曲
げて指上の透明体91との接触面に微小な光スポットと
して照射する。指92からの反射・散乱光はミラー98
bを通して光センサ96で光電変換される。ミラー98
a、98bは移動台99上に固定されており、移動台9
9を透明体91と平行の面内で移動させれば指上の光ス
ポットを移動させることができる。従って、移動台99
の移動により光ビームを指表面で走査し、その反射・散
乱光を光センサ96で検出することにより、二次元の指
紋像を得ることができる。
しかしなから、これら3つの方式にあっては次のような
問題があった。即ち、第1の方式(全反射方式)及び第
2の方式(光路分離方式)では、いずれも指紋画像を正
しく取り込むために、結像レンズと画像入力素子が必要
である。
こうしたレンズや画像入力素子、即ちイメージ入力装置
は一般に高価であり、コストの面で大きな課題となる。
また、指の長手方向の多値射影信号を構成するためには
、指金体を入力することが必要である。しかし、指金体
を一度の動作で画像信号として入力するためには、一般
に用いられている画像入力素子と用いる結像レンズによ
って決まる制約から、結像レンズと指までに長い距離が
必要である。
例えば、画像入力素子として2/3インチ相当の撮像素
子(受光面8.8isX 6.6 am)を使用し、焦
点距離1811の結像レンズを用いて長さ501の指を
入力する場合、結像レンズと指までの距離は約90mm
必要である。よって、結像レンズと画像人力素子、即ち
イメージ人力装置の大きさを加味すれば、指紋情報入力
装置全体が大きくなることが予想される。このことは、
装置の取り付けや持ち運びを制限する大きな欠点となる
さらに、第3の方式(スキャニング方式)は、機械的に
光ビームをスキャンする方式であるので、光を微小スポ
ットに絞り込むための光学系部分とメカ部分が必要であ
る。これらは、光学的にも機械的にも複雑である。また
、光を微小スポットに絞り込むためレーザ等の特殊な光
源と収差の少ない高価なレンズが必要となる。さらに、
信号の取り込みに時間がかかるという問題があった。
また、第1〜第3のいずれの方式を用いても、指金体の
二次元の画像信号から多値射影信号を求めることになる
。この場合、指金体の画像信号を形成するために多くの
情報を必要とし、多値射影信号を形成するための信号処
理に複雑なアルゴリズムを必要とし、信号処理に多くの
時間を費やすという共通の問題があった。
(発明が解決しようとする課題) このように従来、指金体の画像信号から指の長手方向へ
の多値射影信号を構成し、この−次元の信号を指の特徴
量として取り出し、個人認証用の信号として用いる方式
にあっては、指金体の画像信号を得るために多くの情報
を必要とし、また画像信号から多値射影信号を求める信
号処理に複雑なアルゴリズムを必要とし、信号処理に多
くの時間を費やすという問題があった。
さらに、指金体を一度の動作で画像信号として人力する
ためには、一般に用いられている画像入力素子と用いる
結像レンズによって決まる制約から、結像レンズと指ま
でに長い距離が必要であり、装置全体が大きくなる問題
があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目
的とするところは、指の長手方向への多値射影信号から
なる一次元の信号入力を短時間で行うことができ、且つ
構成の簡略化及び製造コストの低減をはかり得る指紋情
報入力装置を提供することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明の骨子は、指金体の二次元の画像信号を形成し、
その信号処理(電気的な加算)により指の長手方向への
多値射影信号(指紋情報)を得るのではなく、光学的な
加算により一次元の指紋情報を求めることにある。
即ち本発明は、指表面の指紋を光学的に検出し、この検
出信号を各種制御装置に入力する指紋情報入力装置にお
いて、指紋検出すべき指が表面側に押圧される透明体と
、この透明体の裏面側から表面側に光を照射する光源と
、透明体の表面側からの反射光又は散乱光を検出する光
センサと、光源から光センサまでの光路の途中に挿入さ
れ、光センサに入射する光を所定の方向に線状に集束す
る手段とを設けるようにしたものである。
(作用) 本発明によれば、光源から出射された光は、透明体の指
を押圧した面を照明する。透明体の指を押圧した面にお
いて光は、指紋の白部分では散乱、凹部骨では反射され
るので、その反射光には指紋の凹凸の情報が光の強弱と
して含まれている。このとき、反射光には二次元の情報
として指の画像信号が得られている。この反射光を円筒
レンズ等の光学素子(集束手段)により例えば指の長手
方向に線状に集束させた場合、信号は指の幅方向に光学
的に加算されたことになる。
こうして得られた線状の集束光の長い方が指の長手方向
に相当し、指の先に近い方の間接を第1関節、指の付は
値に近い方を第2関節と呼ぶとすると、集束光には指先
から順に、第1関節、第2関節、指の付は根と指のしわ
に関する情報が線状に整列している。線状の集束光の幅
方向は即ち指の幅方向である。よって、この集束光の情
報を長さ方向に従って光電変換することによって、指の
幅方向に加算した信号を得ることができる。
このような光電変換を行うためには、微小な光電変換素
子を多数−列に並べた一次元光センサを使用すればよい
。−次元光センサの長さ方向の分解能は、線状の集束光
の長手方向における指のしわの情報を十分に検出するだ
けの分解能が必要となる。例えば、一般に指紋のピッチ
即ち凹凸の間隔が0.51程度である場合、線状の集束
光の長手方向に拡大又は縮小が行われず同程度のピッチ
の信号が得られているとすれば、−次元光センサに必要
な分解能は最低0.51となる。また、線状の集束光の
長手方向に拡大又は縮小が行われている場合、−次元光
センサに必要な分解能は先の場合に比べ低く又は高くな
る。−次元光センサの長手方向の大きさ及び幅は個人の
認証に必要な信号が得られるだけの指の情報を含んだ線
状の集束光を光電変換できるだけの大きさであればよい
。それは、線状の集束光の長手方向及び幅方向の倍率に
よって決まる。
こうした−次元光センサは、その線状の集束光のある点
での情報を各光電変換素子が線状の集束光の長手方向に
順次電気信号として検出していくものであるが、各光電
変換素子の幅方向に着目した場合、幅方向の情報は分解
されずそのままある点での情報として検出されているの
であるから、これは指のしわの情報の指の幅方向の電気
的な加算に他ならない。上記に説明した情報の光学的な
加算と電気的な加算は、二次元的に形成された画像情報
からある1つの方向への射影を行って一次元の信号を形
成する上では同等区別されない。よって、どのように情
報の加算をするのかは用いる光学素子、光源或いはコス
ト等により目的に合致するように設定すればよい。
従って、このように指紋情報の光学的な加算を行い、即
ち一次元的に光電変換素子が配列された一次元光センサ
によって指紋情報の電気的な加算を行い、電気信号とし
て指紋信号を得れば、二次元の画像情報として指紋信号
を得た後に信号を加算して一次元の信号を形成する場合
と同様の信号を、より簡単に得ることが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
第1図は本発明の一実施例に係わる指紋情報入力装置を
示す概略構成図である。図中11は指紋検出すべき指1
2が表面に押圧される透明体であり、この透明体11は
プリズムから形成されている。13は光源であり、この
光源13から出射した光はコンデンサレンズ14で集光
され、略平行光となって、指12を押圧された透明体1
1の表面を透明体内部から照明する。
そして、透明体11の表面側からの反射光は円筒レンズ
15により線状に集束され光センサ16で受光されるも
のとなっている。なお、図には示していないが、光セン
サ16の検出出力はコンピュータ等に入力され、予め登
録された指紋情報と照合されるものとなっている。
ここで、透明体11の材料としては、BN2等の光学ガ
ラスが一般的である。ガラスの他には、PMMA等のプ
ラスチックを用いることもできる。プラスチックを透明
体の材料として使用する場合には、その表面の硬度を向
上させるために硬い薄膜をコーティングすることも有効
である。透明体11の指の接触する面の大きさは、個人
の認証に必要とされる信号が得られるだけの大きさがあ
ればよい。同様に、透明体11の指の接触する面を照射
する光の大きさも個人の認証に必要とされる信号が得ら
れるだけの十分な大きさであればよい。
光源13としては、白熱電球1発光ダイオード、レーザ
等の利用が考えられる。白熱電球。
発光ダイオードはコンデンサレンズを使わずに面を一様
に照明する場合に、レーザは他の光源で十分な光量が得
られない場合にコンデンサレンズと組み合わせて使用す
ることが考えられる。
装置の小型化、省力化から考えると、半導体レーザを用
いるのが最も効果的である。
透明体11の表面を透明体内部から照明したとき、指紋
凸部と透明体表面とが密着している部分では光は散乱さ
れる。一方、指紋凹部では光は反射する。従って、反射
光には指紋の凹凸の情報が光の強弱として含まれている
。この反射光は円筒レンズ15で線状に集束されて光セ
ンサ16に到達する。本実施例の場合、線状の集束光の
長い方が指の長手方向に相当し、指先から順番に第1関
節、第2関節、指の付は根へと指のしわに関する情報が
光の強弱として含まれている。即ち、指先の指紋凹部分
或いは関節部分のしわのように透明体11の面に密着せ
ず、照射された光が反射された部分では光の強度は高く
、逆に指先の指紋画部分或いは関節と関節の間のしわの
白部分のように透明体11の面に密着し光が散乱した部
分では光の強度は低い。
本実施例では、線状の集束光の幅方向が指の幅方向に相
当している。線状の集束光の長さと幅は使用する光源1
3.光センサ16.コンデンサレンズ14と円筒レンズ
15によって個人の認証に必要とされる信号が得られる
範囲で任意に設定することができる。例えば、一般に指
紋には個人差かあるものの、そのピッチはおおむね0.
4〜0.8 nvピッチ程度であるので、指紋検出のた
めの分解能は0.40以上必要であり、0.1m111
程度が望ましい。
よって、例えば検出すべき指12から光センサ16への
投影において、指12の長さ方向には拡大、縮小がなさ
れず、即ち等倍である場合、光センサ16の分解能は0
.1s+i程度必要である。
拡大、縮小が行われた場合には、それに応じた分解能が
必要となる。光センサ16としては、線状の集束光を長
手方向の位置情報を失うことなく、光の強弱に応じた電
気信号が得られ、且つ十分な分解能が得られればいかな
るものでも構わない。例えば、微小な受光素子を一次元
的に並べ各素子からの信号を順に検出てさるもの、即ち
フォトダイオードアレイを用いるのは、装置の小型化、
省力化をはかる上で有益である。
これには、例えば(株式会社東芝製のCCDイメージリ
ニアイメージセンサT CD 140Ac ; 一つの
受光素子の大きさ14μrn X 14μm、全500
0素子、受光部の大きさ70+u+X 14μm、ピッ
チ14μm)に準する素子を用いることができる。この
素子を用いた場合、例えば個人の認証に必要とされる信
号が含まれる線状の集束光の範囲が受光素子全体の大き
さ以下になるように光学素子、即ち光源13.コンデン
サレンズ141円筒レンズ15を設定する必要がある。
なお、コンデンサレンズ14と円筒レンズ15は説明の
都合上、1枚ずつで構成されているが、かかる機能を達
成できればコンデンサレンズ14と円筒レンズ15が一
体となったり、1枚或いは複数の円筒レンズを用いても
よい。
また、必ずしも円筒レンズである必然性はなく非球面レ
ンズやホログラフィック光学素子を用いて同等問題はな
い。また、例えば(浜松ホトニクス製PCDリニアイメ
ージセンサS 2304シリーズ;一つの受光素子の大
きさ25μmX2.5I、全1024素子、受光部全体
の大きさ25.8a+iX2.51tIsピッチ25μ
m)のように、受光面の指の幅方向の長さの大きい素子
を用いることは次の点からも有効である。即ち、信号検
出時に微小幅の線状スポットに集束させる必要がないた
め、集束させるための光学素子の設計が簡単になるから
である。
また、上記のPCDリニアイメージセンサ52304シ
リーズの一次元センサのように、長さ方向が25.61
1と検出すべき指の長さ、例えば501mよりも短い場
合、透明体からの反射光を指の長さ方向に集束させる、
即ち縮小させることが必要である。例えば指の長手方向
に1/2に縮小された場合でも、必要な分解能は得られ
ているので問題はない。このように、指の幅方向の集束
、即ち縮小の倍率は用いる光センサの各受光素子の長さ
と分解能に応じて適当な値に設定すればよい。指の長手
方向の集束即ち縮小には、新たに別の光学素子を加えて
もよいし、コンデンサレンズ141円筒レンズ15或い
は透明体11がこうした機能を有していてもよい。
以上は、主として指の幅方向の情報の光学的な加算につ
いて述べた。次に、電気的な加算について説明する。
電気的な加算は、信号処理回路によって行われるのでは
なく、−次元光センサの各受光素子によって行われ、加
算の量は各受光素子の幅方向の長さによって決まる。従
って、各受光素子の幅が例えば指の幅方向の長さと同じ
かそれ以上の場合、光学的な情報の加算、即ち指の情報
が含まれたプリズムの反射光を指の幅方向に集束する必
要がない。即ち、指の幅方向の集束、即ち縮小の倍率は
用いる光センサの各受光素子の幅に応じて適当な値に設
定すればよい。
上記のようなリニアイメージセンサは高速でのドライブ
が可能なため、例えば基準周波数1MHzのとき500
0素子の出力に5ms或いはドライブが高速でできるよ
うになされていれば2.5+osしかかからない。一般
に、二次元の画像入力素子の一画面の出力には垂直同期
がBOHzとして16as程度かかり、さらに−次元信
号への変換を行うと1つの信号を取り出すのに50m5
程度の時間を費やす。よって、上記のようなリニアイメ
ージセンサを使用することによって信号処理時間の短縮
が可能となる。
また、一つの信号の情報数もリニアイメージセンサでは
例えば5000個であるのに対して、二次元の画像入力
素子では例えば一般に使用されている2I3インチ相当
のCCD固体撮像素子を用いた場合、その画素数は51
0X 492と約25万となり膨大な量の情報となる。
よって、上記のようなリニアイメージセンサを使用する
ことによって、情報量の大幅な縮小ができ、情報処理時
間の短縮と情報格納スペースの節減につながる。
また、実施例では透明体11として直角二等辺三角形の
断面を持つ直角プリズムを用いており、図に示すように
照射光の光軸がプリズム入射面に対して垂直になってい
るため反射光に直角プリズムによる収差は含まれない。
なお、光軸が傾いた場合や他の形状のプリズム或いは平
行平板等を用いた場合には、収差を補正する光学素子を
加えてもよいし、また個人の認証に必要とされる信号が
得られる程度の収差が含まれても構わない。
このように本実施例によれば、透明体11の表面側に押
圧された指12の表面に光を照射し、その反射光を円筒
レンズ15により一方向に線状に集束し、−次元の光セ
ンサ16で検出している。この場合、光センサ16で検
出される信号は、指12の指紋画像を二次元的に検出し
て電気的に加算した信号(指の長手方向への多値射影信
号)と等価となる。従って、指の長手方向への多値射影
信号からなる一次元の信号入力を短時間で行うことがで
きる。さらに、二次元信号を電気的に信号処理(加算)
する回路が必要なくなることから、回路構成の簡略化を
はかることができる。また、二次元の光センサを用いる
場合と比較して一次元の光センサを用いていることから
、光センサ及びレンズを小さくすることができ、全体構
成の小型化をはかることができる。
次に、本発明の別の実施例を第2図乃至第6図を参照し
て説明する。第2図の実施例は、円筒レンズ15を検出
側でなく、指を押圧した面を照射する側に配置したもの
である。この場合、透明体11で反射した光が最終的に
光センサ16上で線状に集束するように設計すれば、先
の実施例と同様の効果が得られる。第3図の実施例は、
第2図の構成に加え光入射側、光反射側にミラー17a
、17bを設けたものである。
このようにすれば、装置の高さを低く抑えることができ
る。なお、円筒レンズ15を第1図のように検出側に配
置してもよいのは勿論である。
第1図乃至第3図の実施例では、プリズム等の透明体か
ら独立して集束されるための光学素子(レンズ)を用い
ているが、これを一体化した複合光学素子を用いてもよ
い。例えば、第4図に示す如く透明体としてのプリズム
に円筒レンズを一体形成した複合光学素子18を用いる
ことにより、部品点数を減らすことができる。
また、第5図に示すように、透明体としてグレーティン
グレンズ19或いはホログラフィックレンズのような機
能部品を用いることも有効である。この場合には、さら
に装置の小型化が可能となる。なお、グレーティングレ
ンズ19としては、透明体の裏面に光遮蔽膜のストライ
ブを形成したもの、或いは透明体の内部に屈折率の異な
る層をストライブ状に形成したものを用いればよい。
第6図の実施例は、第1図の実施例における円筒レンズ
15を省略し、−次元光センサ16として指の長手方向
と直交する幅方向の長さが十分に長いものを用いた例で
ある。例えば、次元光センサ16として、受光素子の大
きさ100μm X 25mn+、全体で750素子、
受光部全体の大きさ75+l1mX 25mm、  ピ
ッチ0.1mgのように、光学的な情報の加算をするこ
とな(指紋の情報を検出できるだけの十分な能力がある
ものを用いる。この場合、円筒レンズ15等で集束しな
くても、光センサ16に指の幅方向の情報が入射するの
で第1図の実施例と同様の効果が得られる。また、この
実施例では、コンデンサレンズ14によって略平行光と
した光を用いており、指から光センサへの投影倍率が概
略等倍であるが、半導体レーザ或いは発光ダイオードの
ように拡散する光源も、光センサの各受光素子の大きさ
を適当に設定することによって用いることかできる。
なお、本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
ない。実施例では指紋情報の検出に1本の指全体を検出
したが、個人認証の精度が緩い場合は指の一部分を検出
するようにしてもよい。但し、個人認証の精度に厳密さ
が要求される場合は、指全体を検出した方が望ましい。
また、光センサは必ずしも一次元に限るものではなく、
直線状のフォトダイオードアレイを2〜3ライン配置し
たものであってもよい。この場合、複数ラインの対応す
るもの同士を加算する必要があるが、一般の二次元光セ
ンサを用いた場合と比べるとその信号処理は極めて簡単
なものとなる。
また、実施例では情報の加算方向を指の幅方向としたが
、これに限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変
更可能である。例えば、指の幅方向から僅かに傾けた方
向としてもよいし、また指の長手方向にすることも可能
である。また、本発明は基本的には指紋情報の検出に用
いられるものであるが、指紋のように凹凸のあるパター
ンの認識に適用することが可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形し
て実施することができる。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、指が押圧された透
明体表面からの半遮光を一方向に集束して光センサで検
出しているので、複雑な信号処理を必要とすることなく
、光学的な加算により一次元の指紋情報を求める二とが
できる。
従って、指の長手方向への多値射影信号からなる一次元
の信号入力を短時間で行うことができ、且つ構成の簡略
化及び製造コストの低減をはかり得る指紋画像入力装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる指紋情報入力装置を
示す概略構成図、第2図乃至第6図はそれぞれ本発明の
他の実施例を示す概略構成図、第7図乃至第9図はそれ
ぞれ従来技術による指紋情報人力装置の構成例を示す図
である。 11、・・・透明体、 12・・・指、 13・・・光源、 14・・・コンデンサレンズ、 15・・・円筒レンズ、 16・・・−次元光センサ、 17a、17b−・・ ミ ラ − 18・・・複合光学素子、 19・・・グレーティングレンズ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)指表面の指紋を光学的に検出し、この検出信号を
    各種制御装置に入力する指紋情報入力装置において、 指紋検出すべき指が表面側に押圧される透明体と、この
    透明体の裏面側から表面側に光を照射する光源と、前記
    透明体の表面側からの反射光又は散乱光を検出する光セ
    ンサと、前記光源から光センサまでの光路の途中に挿入
    され、該光センサに入射する光を所定の方向に線状に集
    束する手段とを具備してなることを特徴とする指紋情報
    入力装置。
  2. (2)前記光センサは、単一受光素子を構成する微小セ
    ルを一方向に配置してなる一次元光センサであることを
    特徴とする請求項1記載の指紋情報入力装置。
  3. (3)前記光を線状に集束する手段は、前記透明体から
    の光を、前記指の長手方向と直交する方向に集束するも
    のであることを特徴とする請求項1記載の指紋情報入力
    装置。
  4. (4)指紋検出すべき指が表面側に押圧される透明体と
    、この透明体の裏面側から表面側に光を照射する光源と
    、透明体の表面側からの反射光又は散乱光を検出する光
    センサとを具備し、指表面の指紋を光学的に検出して各
    種制御装置に入力する指紋情報入力装置において、 前記光センサは、単一受光素子を構成する微小セルを指
    の長手方向に沿って直線状に配置した一次元光センサで
    あり、それぞれのセルは、セル配置方向よりもセル配置
    方向と直交する方向を長く形成されたものであることを
    特徴とする指紋情報入力装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000038113A1 (fr) * 1998-12-21 2000-06-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de lecture de motifs comportant des projections
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US6912300B1 (en) 1999-08-20 2005-06-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Irregular pattern reader
JP2013246423A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Fujitsu Ltd 生体情報読取装置及び電子装置

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