JPH0882967A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0882967A
JPH0882967A JP6240864A JP24086494A JPH0882967A JP H0882967 A JPH0882967 A JP H0882967A JP 6240864 A JP6240864 A JP 6240864A JP 24086494 A JP24086494 A JP 24086494A JP H0882967 A JPH0882967 A JP H0882967A
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JP
Japan
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width
image data
image forming
roll paper
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JP6240864A
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English (en)
Inventor
Shigeto Nakada
成人 中田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0882967A publication Critical patent/JPH0882967A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字時間のみならず用紙の搬送時間をも考慮
すると共に、ロール紙を用いた場合でも、印字出力に要
する総処理時間を短縮できるようにした画像形成装置を
提供する。 【構成】 画像データの長手方向幅L4 を給紙幅とする
ロール紙62があり、かつ、当該長手方向幅L4 が画像
データの出力幅ではなくて出力長であると、ロール紙の
給紙幅と画像データの出力幅とが一致するように画像デ
ータを回転させると共に、ロール紙のカットサイズを、
画像データの短手方向幅L3 に設定する[同図(c) ]。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に係り、特
に、画像データが入力されてから画像形成後の用紙が排
出されるまでの、印字出力に要する処理時間を短縮した
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、プロッタ、あるいは電子複写
機等に代表される画像形成装置では、給紙幅の異なる複
数のロール紙あるいはカット紙が給紙装置内に予め収容
されており、印字/印画対象の画像データが入力される
と、当該画像データのサイズおよび出力方向に応じた用
紙が選択的に給紙されて画像形成部まで搬送される。
【0003】ところで、一般的に用紙の送り速度は一定
であるため、画像形成部における印字/印画速度は、同
一サイズの画像データであれば、送り方向が長くなる向
きで印字するよりも、送り方向が短くなる向きで印字す
る方が一枚当りの印字時間は短縮される。そこで、例え
ば特開平2−121863号公報では、カット紙を用い
た画像形成装置において、送り方向に長い向きの画像デ
ータが入力された場合であっても、当該画像データと同
一サイズで送り方向が短くなるように収容されたカット
紙があれば、画像データを90度回転させて当該カット
紙に印字/印画するようにした技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
予め所定のサイズに裁断されて収容されているカット紙
を用いる場合のみを対象とし、ロール紙のように、画像
データに合わせて逐一裁断する必要のある用紙を用いる
場合には適用することができなかった。
【0005】さらに、画像データが入力されてから画像
形成後の用紙が排出されるまでの総処理時間は、画像形
成部における印字速度のみならず、各用紙を用紙トレイ
から画像形成部まで搬送するのに要する時間にも影響さ
れるが、上記した従来技術では、印字時間の短縮を図る
のみで搬送時間の短縮は考慮されていなかったため、大
きな短縮効果が期待できなかった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、印字時間のみならず用紙の搬送時間をも考
慮すると共に、ロール紙を用いた場合でも、印字出力に
要する総処理時間を短縮できるようにした画像形成装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、以下のような手段を講じた点に特
徴がある。 (1) 画像データの長手方向幅を給紙幅とするロール紙を
選択する手段と、画像データの出力幅がロール紙の給紙
幅と一致するように画像データを回転させる手段と、画
像データの出力長に合せてロール紙を裁断する手段とを
具備した。 (2) 長手方向幅を給紙幅とするロール紙がなければ、短
手方向幅を給紙幅とするロール紙を選択するようにし
た。 (3) 長手方向幅を給紙幅とするロール紙の用紙切れが途
中で検出されると、短手方向幅を給紙幅とするロール紙
を選択するようにした。 (4) 画像データの出力幅を給紙幅とする用紙を収容した
用紙収容部の中から、画像形成部までの用紙搬送時間が
最も短い用紙収容部を選択する手段と、選択された用紙
収容部の用紙を画像形成部へ搬送する手段とを具備し
た。 (5) 画像データの長手方向幅および短手方向幅のいずれ
かを給紙幅とする用紙を収容した用紙収容部の中から、
画像形成部までの用紙搬送時間の最も短い用紙収容部を
選択する手段と、画像データの出力幅が用紙の給紙幅と
一致するように画像データを回転させる手段と、選択さ
れた用紙収容部の用紙を画像形成部へ搬送する手段とを
具備した。 (6) 画像データの長手方向幅および短手方向幅のいずれ
かを給紙幅とする用紙を収容した用紙収容部を選択する
手段と、用紙の給紙幅に合わせて画像データを回転させ
る手段と、回転の伴なう画像データを印字出力する際の
印字時間、回転時間および用紙搬送時間の総和を求める
手段と、回転の伴わない画像データを印字出力する際の
印字時間および用紙搬送時間の総和を求める手段と、前
記総和が最短となる印字出力の形態を選択する手段とを
具備し、前記選択された形態で印字出力を実行するよう
にした。 (7) 用紙がロール紙であると、当該ロール紙を画像デー
タの出力長に合わせて裁断する手段を設けた。
【0008】
【作用】上記した構成(1) によれば、画像データを回転
させるか否かに応じてロール紙の裁断長を異ならせるこ
とができるので、ロール紙であっても画像データの回転
を伴う印字出力が可能になる。
【0009】上記した構成(2) によれば、画像データの
長手方向幅を給紙幅とするロール紙がない場合であって
も印字出力が可能となる。
【0010】上記した構成(3) によれば、画像データの
長手方向幅を給紙幅とするロール紙が用紙切れを起こし
た場合であっても印字出力を継続できるようになる。
【0011】上記した構成(4) によれば、用紙搬送時間
の最も短い用紙が選択されるので印字出力時間が短縮さ
れる。
【0012】上記した構成(5) によれば、画像データを
回転させることにより利用可能な用紙を含めて、用紙搬
送時間の最も短い用紙が選択されるようになる。
【0013】上記した構成(6) によれば、搬送時間およ
び印字時間の双方を考慮した上で、印字出力時間が最も
短くなる用紙が選択されるようになる。
【0014】上記した構成(7) によれば、用紙がロール
紙であっても、搬送時間の短縮による印字処理時間の短
縮が可能になる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は、本発明を適用したプリンタ装置内
部の概略構成を示した図であり、当該プリンタ装置は、
用紙給紙部100と画像形成部200とから構成されて
いる。用紙給紙部100は、給紙幅の異なる複数のロー
ル紙をそれぞれ収容する複数の給紙装置6(6a〜6
d)によって構成されている。各給紙装置6a〜6dの
構成はほぼ同一なので、ここでは給紙装置6aで代表し
て説明する。
【0016】給紙装置6a内では、ロール紙本体2aが
モータ7aによって回動され、ロール紙本体2aから送
り出されたロール紙は、図示しないコンピュータ等から
画像データが送られてくると、給紙ローラ3aによって
引き出され、用紙カッタ5aにおいて当該画像データに
応じたサイズに切断された後、用紙搬送路を介して画像
形成部200内に送り込まれる。画像形成部200内で
は、ロール紙が搬送ローラ4eにより転写部23まで搬
送され、感光体ドラム1表面のトナー像を転写されて熱
定着された後に機外に排出されるようになっている。
【0017】図1は、前記プリンタ装置の制御系の構成
を表したブロック図である。CPUバス10には、ホス
トインターフェース12、CPU13、ROM14、R
AM15、パネルインターフェース17、グラフィック
RAM18、および印字/印画インターフェース19が
接続され、ホストインターフェース12にはホストコン
ピュータ11、パネルインターフェース17には操作パ
ネル16、印字/印画インターフェース19には印字/
印画制御回路20が、それぞれ接続されている。また、
印字/印画制御回路20には、用紙給紙幅検知手段2
1、用紙有無検知手段22、用紙カッタ5a〜5d、お
よびロール紙用モータ7a〜7dが接続されている。
【0018】前記ROM14には、当該画像形成装置全
体を制御するプログラムや各種の制御データが格納され
ている。CPU13は、前記ROM14に格納されたプ
ログラムおよび制御データに従って当該装置全体の制御
を行う。さらに、ホストインターフェース12を通して
送られてきた画像データを印字データに変換する処理を
行う。RAM15は、制御プログラムのワークエリヤ及
び画像データの一部格納エリアとして使用される。グラ
フィックRAM18には、ホストコンピュータ11から
転送された画像データもしくはCPU13により変換さ
れた印字データが蓄積される。
【0019】図3は、本発明の一実施例の動作を示した
フローチャートであり、CPU13がROM14に格納
されたプログラムおよび制御データに従って実行する処
理である。また、図4、5は、当該動作を模式的に表し
た図である。
【0020】本実施例では、図4(d),(e) に示したよう
に、給紙幅がB4サイズの短手方向幅(B5サイズの長
手方向幅)L2 であるB4/B5用ロール紙61、およ
び給紙幅がA3サイズの短手方向幅(A4サイズの長手
方向幅)L4 であるA3/A4用ロール紙62が用意さ
れているときに、同図(a) に示した“B4横”の画像デ
ータ、同図(b) に示した“A4縦”の画像データ、およ
び同図(c) に示した“A4横”の画像データが、それぞ
れ入力された場合を例にして説明する。 “B4横”の画像データ[図4(a) ]が入力された場
合 ステップS10では、印字/印画(以下、“印字”で代
表する)しようとする画像データ“B4横(1) ”のサイ
ズ判定が、CPU13が画像データを解析、もしくは印
字データに変換する際に解析することで行われ、画像デ
ータの長手方向幅L1 および短手方向幅L2 が検出され
る。ステップS11では、初めに前記長手方向幅L1 を
給紙幅とするロール紙が用意されているか否かが判定さ
れる。本実施例では、給紙幅が長手方向幅L1 と同一の
ロール紙は用意されていないのでステップS21へ進
み、今度は、短手方向幅L2 を給紙幅とするロール紙が
用意されているか否かが判定される。
【0021】短手方向幅L2 を給紙幅とするロール紙も
用意されていないと、当該処理はステップS23へ進ん
でその旨のメッセージが表示されるが、本実施例では、
ロール紙61の給紙幅がL2 なので当該処理はステップ
S22へ進み、当該ロール紙61が用紙切れを起こして
いないか否かが判断される。なお、前記ステップS11
のロール紙有無判定および前記ステップS12の用紙切
れ判定は、共に前記図1に関して説明した用紙有無検知
手段22によって行われる。
【0022】用紙切れを起こしていないと当該処理はス
テップS13へ進み、画像データ“B4横(1) ”をロー
ル紙に合せて回転させる必要があるか否かが判断され
る。ここで、ロール紙61の給紙幅L2 は、画像データ
“B4横(1) ”の送り出し方向Xに垂直な方向に関する
幅(以下、出力幅と表現する)と同一なので、回転不要
と判断されて当該処理はステップS15へ進む。
【0023】ステップS15では、ロール紙の引き出し
量が判定される。本実施例では、B4横の画像データが
そのまま(回転されることなく)出力され、長手方向幅
L1が画像データの送り出し方向Xに平行な方向に関す
る幅(以下、出力長と表現する)となるので、引き出し
量は画像データの長手方向幅L1 と判定される。ステッ
プS16では、ロール紙が長手方向幅L1 だけ引き出さ
れる。
【0024】ステップS17では、当該ロール紙が用紙
切れを起こしていないか否かが判断され、用紙切れを起
こしていないと判断されると、ステップS18では、図
5(a) に示したように、ロール紙が長手方向幅L1 の長
さにカットされる。ステップS19では、当該カットさ
れたロール紙が画像形成部200に搬送され、画像デー
タ“B4横(1) ”が印字されて出力される。 “A4縦”の画像データ[図4(b) ]が入力された場
合 ステップS10では、前記と同様に画像データ“A4縦
(1) ”のサイズ判定が行われて短手方向幅L3 および長
手方向幅L4 が検出される。ステップS11では、長手
方向幅L4 を給紙幅とするロール紙が用意されているか
否かが判定される。本実施例では、ロール紙62の給紙
幅がL4 なので当該処理はステップS12へ進み、当該
ロール紙が用紙切れを起こしていないか否かが判断され
る。用紙切れを起こしていないとステップS13へ進
み、画像データ“A4縦(1) ”をロール紙に合せて回転
させる必要があるか否かが判断される。
【0025】ここで、ロール紙62の給紙幅L4 は画像
データ“A4縦(1) ”の出力幅L4と同一なので、回転
不要と判断されて当該処理はステップS15へ進む。ス
テップS15では、ロール紙の引き出し量が算出され
る。本実施例では、A4縦の画像データがそのまま(回
転されることなく)出力され、短手方向幅L3 が画像デ
ータの出力長となるので、引き出し量は画像データの短
手方向幅L3 と判定される。ステップS16では、ロー
ル紙が長さL3 だけ引き出される。ステップS17で
は、当該ロール紙が用紙切れを起こしていないか否かが
判断され、用紙切れを起こしていないと判断されると、
ステップS18では、図5(b) に示したように、ロール
紙がL3 の長さに裁断される。ステップS19では、当
該裁断されたロール紙上に前記画像データ“A4縦(1)
”が印字されて出力される。
【0026】一方、上記印字出力中に、ステップS17
において用紙切れが検出されると、当該処理はステップ
S21へ進み、今度は、短手方向幅L3 を給紙幅とする
ロール紙が用意されているか否かが判定される。本実施
例では当該ロール紙が用意されていないが、用意されて
いる場合には、ステップS14で画像データを90度だ
け回転させることにより、画像データ“A4縦(1) ”の
出力幅をロール紙の給紙幅と一致させ、その後は前記と
同様に印字出力を継続する。 “A4横”の画像データ[図4(c) ]が入力された場
合 ステップS10では、前記と同様に画像データ“A4横
(1) ”のサイズ判定が行われて短手方向幅L3 および長
手方向幅L4 が検出される。ステップS11では、当該
幅L3 、L4 のうち、長手方向幅L4 を給紙幅とするロ
ール紙が用意されているか否かが判定される。本実施例
では、ロール紙62の出力幅がL4 なので当該処理はス
テップS12へ進み、当該ロール紙62が用紙切れを起
こしていないか否かが判断される。用紙切れを起こして
いないとステップS13へ進み、画像データ“A4横
(1) ”をロール紙に合せて回転させる必要があるか否か
が判断される。
【0027】ここで、ロール紙62の給紙幅L4 は画像
データ“A4縦(1) ”の出力長L4と同一なので、回転
が必要と判断されてステップS14へ進む。ステップS
14では、図5(c) に示したように、画像データ“A4
横(1) ”が90度だけ回転される。ステップS15で
は、ロール紙の引き出し量が算出される。本実施例で
は、A4横の画像データが90度回転して出力されるの
で、図5(c) に示したように、A4サイズの短手方向幅
L3 だけロール紙が引き出される。
【0028】ステップS17では、当該ロール紙が用紙
切れを起こしていないか否かが判断され、用紙切れを起
こしていないと判断されると、ステップS18ではロー
ル紙が長さL3 だけ裁断される。ステップS19では、
当該裁断されたロール紙上に前記画像データ“A4縦
(1) ”が印字されて出力される。
【0029】一方、上記印字出力中に、ステップS17
において用紙切れが検出されると、当該処理はステップ
S21へ進み、今度は短手方向幅L3 を給紙幅とするロ
ール紙が用意されているか否かが判定される。本実施例
では当該ロール紙が用意されていないが、用意されてい
る場合には、ステップS13の判断が否定となって前記
回転がキャンセルされ、画像データが−90度だけ回転
される。これにより、画像データ“A4横(1) ”の出力
幅がロール紙の出力幅と一致するようになるので、その
後は前記と同様に印字出力を継続する。
【0030】このように、本実施例によれば、画像デー
タの長手方向幅を給紙幅とするロール紙があり、かつ長
手方向幅が画像データの出力長であると、画像データを
回転させることにより画像データの長手方向幅を出力幅
とし、画像データを当該ロール紙に記録するようにした
ので、画像形成部100での印字時間が短縮されて印字
出力の効率が向上する。
【0031】また、本実施例によれば、画像データの長
手方向幅を出力幅とするロール紙が用意されていない場
合には、画像データを回転させて、あるいは回転させず
に、短手方向幅を給紙幅とするロール紙にも印字するよ
うにしたので、長手方向幅を給紙幅とするロール紙がな
い場合であっても印字出力が可能となる。
【0032】さらに、本実施例によれば、長手方向幅を
給紙幅とするロール紙が途中で用紙切れを起こすと、今
度は短手方向幅を給紙幅とするロール紙が自動的に選択
され、画像データを回転させて、あるいは回転させずに
印字を継続するようにしたので、長手方向幅を給紙幅と
するロール紙が用紙切れを起こした場合にも印字出力を
継続できるようになる。
【0033】ところで、上記した実施例では、印字出力
の効率に影響を及ぼす要因として印字時間のみを考慮し
たが、その他にも、例えば用紙が各給紙装置6から送り
出されて画像形成部200に至るまでの搬送時間が印字
出力の効率に与える影響も大きい。すなわち、図2に示
した構成では、給紙装置6a〜6dが上下方向に積み重
ねられているので、各給紙装置6から送り出された用紙
が画像形成部200に至るまでの各搬送時間t1 〜t4
は、t1 <t2 <t3 <t4 となり、画像形成部200
に最も近い給紙装置6aから送り出される用紙の搬送時
間が最も短くなる。そこで、以下に説明する本発明の第
2実施例では、搬送時間の最も短い給紙装置内の用紙を
優先的に使用することにより、印字出力の効率向上を図
った。
【0034】図6は、本実施例の動作を説明するための
フローチャートであり、同図(a) は、用紙がカット紙の
場合の動作を示しており、同図(b) は、用紙がロール紙
の場合の動作を示している。なお、カット紙を用いた場
合とロール紙を用いた場合との動作上の差異は、ロール
紙を画像データに合せてカットする工程(同図(b) のス
テップS34)の有無だけなので、ここでは、カット紙
を用いた場合の動作で代表して説明する。
【0035】ステップS31では、前記と同様に画像デ
ータのサイズ判定が行われ、画像データの出力長および
出力幅が検出される。ステップS32では、画像データ
の出力幅を給紙幅とするカット紙が用意されているか否
かが判定され、用意されていないと、ステップS38へ
進んでその旨のメッセージが表示される。また、用意さ
れていれば、ステップS33において、その中で搬送時
間の最も短い給紙装置6として、画像形成部200に最
も近い給紙装置が選択される。ステップS35では、当
該選択された給紙装置6からカット紙が引き出されて画
像形成部200内に搬送され、ステップS36において
画像データが印字出力される。
【0036】本実施例によれば、同一サイズの用紙が同
一の向きで複数の給紙装置6に格納されている場合に
は、用紙の搬送時間が最も短い給紙装置6が選択されて
搬送時間が短縮されるので、印字出力に要する処理時間
が短縮される。
【0037】図7は、本発明の第3実施例の動作を示し
たフローチャートである。上記した第2実施例では、同
一サイズの用紙が同一の向きで収納されている場合を例
にして説明したが、第1実施例の説明からも明らかなよ
うに、例えば“A4横”の画像データは、横状態に収納
されたA4用紙のみならず、画像データを回転させれ
ば、縦状態に収納されたA4用紙にも印字することが可
能である。そこで、本実施例では、画像データを回転さ
せれば利用可能な用紙があれば、当該用紙の利用をも考
慮して、搬送時間の最も短い用紙を選択するようにし
た。
【0038】ステップS41では、前記と同様に画像デ
ータのサイズ判定が行われ、その出力長および出力幅が
検出される。ステップS42では、画像データの長手方
向幅あるいは短手方向幅のいずれかを給紙幅とするカッ
ト紙、すなわち“A4横”または“A4縦”の用紙が用
意されているか否かが判定され、用意されていないと、
ステップS50へ進んでその旨のメッセージが表示され
る。また、当該用紙を収容した給紙装置が用意されてい
ると、ステップS43において、その中で搬送時間の最
も短い給紙装置、すなわち画像形成部200に最も近い
給紙装置が選択される。
【0039】例えば、印字しようとする画像データが
“A4縦”であり、図8(a) に示したように、用紙が上
(画像形成部200側)から“A4横”、“B4横”、
“A4縦”の順で収容されているとすると、最上段に収
容されている“A4横”の用紙が選択される。
【0040】ステップS44では、画像データを回転さ
せる必要があるか否かが判断される。本実施例では、上
記選択された“A4横”の用紙の給紙幅が画像データ
“A4縦”の出力幅と一致しないので回転が必要と判断
され、ステップS45において画像データが90度だけ
回転される。ステップS46では、前記選択されたカッ
ト紙が画像形成部200まで搬送され、ステップS47
において印字出力される。
【0041】本実施例によれば、画像データを回転させ
ることにより利用可能な用紙があれば、当該用紙も含め
て搬送時間が最も短い用紙が選択されるので、上記した
第1実施例に比べて、搬送時間の更なる短縮が可能にな
る。
【0042】なお、上記した実施例では、本発明をカッ
ト紙を利用した場合を例にして説明したが、ロール紙を
利用する場合であっても、前記第1実施例に関して説明
したように、“ロール紙の引き出し量を決定する処理
(ステップS15)“、“ロール紙を引き出す処理(ス
テップS16)”、“ロール紙をカットする処理(ステ
ップS18)”等が必要となるだけで、カット紙を利用
した場合と同様の効果が得られる。
【0043】図9は、本発明の第4実施例の主要部の動
作(用紙の選択処理)を示したフローチャートである。
上記した第3実施例では、画像データを回転させれば利
用可能な用紙をも考慮して搬送時間の最も短い用紙を選
択するようにしたが、画像データの回転にはある程度の
時間TRを必要とするため、画像データの回転を必要と
する用紙の搬送時間が、回転を必要としない用紙の搬送
時間よりも僅かに短い程度であれば、画像データの回転
を必要としない、搬送時間の長い用紙を選択した方が、
全体としては処理時間を短縮できる場合がある。
【0044】そこで、以下に説明する本発明の第4実施
例では、画像データの回転に要する時間TRをも考慮し
て給紙装置を選択するようにしている。なお、本実施例
が前記第3実施例と異なる点は、前記ステップS43の
用紙(給紙装置)を選択する処理だけなので、ここでは
当該処理のみを詳細に説明する。
【0045】ステップS101では、画像データの長手
方向幅を給紙幅とする用紙の有無が判断され、当該判断
が否定となると、ステップS105において処理時間T
a に∞(無限大)が登録される。また、当該判断が肯定
となると、ステップS102では、画像データを回転す
る必要があるか否かが判断される。ここで、記録しよう
としている画像データの出力幅が各用紙の長手方向幅で
あると、当該判断は否定となってステップS104へ進
み、画像データの出力長が長手方向幅であると、出力幅
が長手方向幅となるように画像データを90度だけ回転
される必要があると判断されてステップS103へ進
む。
【0046】ステップS103では、当該用紙の搬送に
要する時間T1 と、当該画像データの回転に要する時間
TRと、画像データの印字に要する時間T2aとの加算値
が処理時間Ta として登録される。ステップS104で
は、前記搬送時間T1 と印字時間T2aとの加算値のみが
処理時間Ta として登録される。前記ステップS102
〜S104の処理は、前記ステップS101において判
断された全ての用紙に関して行われる。
【0047】ステップS106では、今度は画像データ
の短手方向幅を給紙幅とする用紙の有無が判断され、当
該判断が否定となると、ステップS110において処理
時間Tb に∞(無限大)が登録される。また、当該判断
が肯定となると、ステップS107では、画像データを
回転する必要があるか否かが判断される。ここで、記録
しようとしている画像データの出力幅が短手方向幅であ
ると、当該判断は否定となってステップS109へ進
み、画像データの出力長が短手方向幅であると、出力幅
が長手方向幅となるように画像データを90度だけ回転
される必要があると判断されてステップS108へ進
む。
【0048】ステップS108では、当該用紙の搬送に
要する時間T1 と、当該画像データの回転に要する時間
TRと、画像データの印字に要する時間T2bとの加算値
が処理時間Tb として登録される。ステップS109で
は、前記搬送時間T1 と印字時間T2bとの加算値のみが
処理時間Tb として登録される。前記ステップS107
〜S109の処理は、前記ステップS106において判
断された全ての用紙に関して行われる。
【0049】ステップS111では、前記算出された処
理時間Ta およびTb の大小関係が判断され、Tb の方
が小さければ、処理時間Tb と判断された用紙がステッ
プS112において選択され、Ta の方が小さければ、
処理時間Ta と判断された用紙がステップS113にお
いて選択される。このようにして、選択すべき用紙が選
択されると当該処理は図7のステップS44へ戻り、前
記と同様の処理が実行される。
【0050】このような構成によれば、例えば印字対象
の画像データが“A4横”であり、図8(a) のように、
画像データの回転を必要とする用紙“A4縦”と回転を
必要としない用紙“A横”との収容位置が遠い場合に
は、搬送時間の短縮効果の方が大きいので“A4横”の
用紙が選択されるが、図8(b) のように、“A4横”と
“A4縦”との収容位置が近い場合には、印字時間の短
縮効果の方が大きいので“A4縦”の用紙が選択される
ようになる。
【0051】本実施例によれば、搬送時間および印字時
間の双方を考慮した上で、総処理時間が最も短くなる用
紙が選択されるようになるので、上記した第2、第3実
施例に比べて、印字出力時間の更なる短縮が可能にな
る。
【0052】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば以下の
ような効果が達成される。 (1) 請求項1によれば、画像データの長手方向幅を給紙
幅とするロール紙があり、かつ長手方向幅が画像データ
の出力長であると、画像データを回転させることにより
画像データの長手方向幅を出力幅とし、画像データを当
該ロール紙に記録するようにしたので、印字時間が短縮
されて印字出力の効率が向上する。 (2) 請求項2によれば、画像データの長手方向幅を出力
幅とするロール紙が用意されていない場合には、画像デ
ータを回転させて、あるいは回転させずに、短手方向幅
を給紙幅とするロール紙にも印字するようにしたので、
長手方向幅を給紙幅とするロール紙がない場合であって
も印字出力が可能となる。 (3) 請求項3によれば、長手方向幅を給紙幅とするロー
ル紙が途中で用紙切れを起こすと、今度は短手方向幅を
給紙幅とするロール紙が自動的に選択され、画像データ
を回転させて、あるいは回転させずに印字を継続するよ
うにしたので、長手方向幅を給紙幅とするロール紙が用
紙切れを起こした場合にも印字出力を継続できるように
なる。 (4) 請求項4によれば、用紙搬送時間の最も短い用紙が
選択されて搬送時間が短縮されるので、印字出力に要す
る時間が短縮される。 (5) 請求項5によれば、画像データを回転させることに
より利用可能な用紙があれば、当該用紙も含めて搬送時
間が最も短い用紙が選択されるので、用紙搬送時間の更
なる短縮が可能になる。 (6) 請求項6によれば、搬送時間および印字時間の双方
を考慮した上で、総処理時間の最も短くなる用紙が選択
されるようになるので、印字出力時間のトータルでの短
縮が可能になる。 (7) 請求項7によれば、用紙がロール紙であっても、搬
送時間の短縮による印字処理時間の短縮が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したプリンタ装置の制御系の構
成を表したブロック図である。
【図2】 本発明を適用したプリンタ装置の内部構成を
示した図である。
【図3】 本発明の一実施例の動作を示したフローチャ
ートである。
【図4】 本発明の動作を模式的に表した図である。
【図5】 本発明の動作を模式的に表した図である。
【図6】 本発明の第2実施例の動作を示したフローチ
ャートである。
【図7】 本発明の第3実施例の動作を示したフローチ
ャートである。
【図8】 用紙の収容状態を模式的に表した図である。
【図9】 本発明の第4実施例の動作を示したフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2a〜2d…ロール紙本体、3a〜
3d…給紙ローラ、4e…搬送ローラ、5a〜5d…用
紙カッタ、6a〜6d…給紙装置、7a…モータ、23
…転写部、100…用紙給紙部、200…画像形成部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙幅の異なる複数のロール紙をそれぞ
    れ収容する複数の用紙収容部と、各用紙収容部から搬送
    されたロール紙上に画像データを記録する画像形成部と
    を備えた画像形成装置において、 画像データのサイズおよび向きを検出する手段と、 画像データの長手方向幅を給紙幅とするロール紙を選択
    する手段と、 画像データの出力幅が前記選択されたロール紙の給紙幅
    と一致するように、画像データを回転させる手段と、 画像データの出力長に合せて、前記選択されたロール紙
    を裁断する手段と、 裁断されたロール紙を画像形成部へ搬送する手段とを具
    備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像データの長手方向幅を給紙幅とする
    ロール紙がないと、短手方向幅を給紙幅とするロール紙
    が選択されるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像データの長手方向幅を給紙幅とする
    ロール紙の用紙切れが検出されると、前記短手方向幅を
    給紙幅とするロール紙が選択されるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 給紙幅の異なる用紙をそれぞれ収容する
    複数の用紙収容部と、各用紙収容部から搬送された用紙
    上に画像データを記録する画像形成部とを備えた画像形
    成装置において、 画像データのサイズおよび向きを検出する手段と、 画像データの出力幅を給紙幅とする用紙を収容した用紙
    収容部の中から、画像形成部までの用紙搬送時間が最も
    短い用紙収容部を選択する手段と、 前記選択された用紙収容部に収容された用紙を画像形成
    部へ搬送する手段とを具備したことを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 給紙幅の異なる用紙をそれぞれ収容する
    複数の用紙収容部と、各用紙収容部から搬送された用紙
    上に画像データを記録する画像形成部とを備えた画像形
    成装置において、 画像データのサイズおよび向きを検出する手段と、 画像データの長手方向幅および短手方向幅のいずれか一
    方を給紙幅とする用紙を収容した用紙収容部の中から、
    画像形成部までの用紙搬送時間が最も短い用紙収容部を
    選択する手段と、 画像データの出力幅が前記選択された紙収容手段に収容
    された用紙の給紙幅と一致するように画像データを回転
    させる手段と、 前記選択された用紙収容部に収容された用紙を画像形成
    部へ搬送する手段とを具備したことを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 給紙幅の異なる用紙をそれぞれ収容する
    複数の用紙収容部と、各用紙収容部から搬送された用紙
    上に画像データを記録する画像形成部とを備えた画像形
    成装置において、 画像データのサイズおよび向きを検出する手段と、 画像データの長手方向幅および短手方向幅のいずれかを
    給紙幅とする用紙を収容した少なくとも1つの用紙収容
    部を選択する手段と、 用紙の給紙幅に合わせて画像データを回転させる手段
    と、 回転の伴なう画像データを印字出力する際の印字時間、
    回転時間、および用紙搬送時間の総和を求める手段と、 回転の伴わない画像データを印字出力する際の印字時間
    および用紙搬送時間の総和を求める手段と、 前記総和が最短となる印字出力の形態を選択する手段と
    を具備し、 前記選択された形態で印字出力を実行することを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記用紙はロール紙であり、当該ロール
    紙を画像データの出力長に合わせて裁断する手段を、さ
    らに具備したことを特徴とする請求項4ないし6のいず
    れかに記載の画像形成装置。
JP6240864A 1994-09-09 1994-09-09 画像形成装置 Pending JPH0882967A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100365525C (zh) * 2004-12-20 2008-01-30 北京北大方正电子有限公司 一种打印作业的页面旋转方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100365525C (zh) * 2004-12-20 2008-01-30 北京北大方正电子有限公司 一种打印作业的页面旋转方法

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