JPH0882938A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JPH0882938A
JPH0882938A JP6215806A JP21580694A JPH0882938A JP H0882938 A JPH0882938 A JP H0882938A JP 6215806 A JP6215806 A JP 6215806A JP 21580694 A JP21580694 A JP 21580694A JP H0882938 A JPH0882938 A JP H0882938A
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JP
Japan
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image output
rotary drum
film
mounting unit
outer peripheral
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JP6215806A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Morizumi
義明 森住
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穿孔機構の調整作業を、作業者が任意の場所
で行うことができ、また、その作業のために長時間にわ
たる装置の休止を回避することができ、且つ、穿孔位置
の変更を行うことによって回転ドラム本体を傷つけるこ
とのない画像出力装置を提供することを目的とする。 【構成】 回転ドラム6は、回転ドラム本体10に形成
された切抜き13に対して着脱自在である取付ユニット
20を備えている。この取付ユニット20は、外周面6
aの一部含む回転ドラム6の一部を占有している。ま
た、取付ドラム20には、回転ドラム6の外周面6a上
でフィルム片に複数の孔を穿孔するための先端押えパン
チ機構30が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ドラムの外周面上
にシート状の感光材を保持し、回転ドラムを回転させな
がら感光材に露光を行う画像出力装置、特に、感光材に
穿孔する機能を備えた画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー印刷物は、通常、C(シアン)、
M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)等の各色
に分解した色分解画像データに基づいて、各色分解版を
作成し、その後、この複数の色分解版を用いて、印刷機
によって各色のインクで重ね刷りすることにより得るこ
とができる。
【0003】この重ね刷りを行う時には、各色分解版の
相互の位置を合わせる必要があるが、位置合わせを能率
的に行うために、各色分解版に、画像との位置関係が共
通となるような位置にパンチ孔を穿孔しておき、共通位
置に穿孔されたパンチ孔を、ピンにはめ込むことによっ
て、各色分解版の位置合わせする方法が取られている。
【0004】ところで、各色分解版の作成は、画像出力
装置の走査面に感光材を装着し、これに露光して各色の
画像を形成する工程を通して行うので、画像出力装置の
走査面(ドラム型の場合は、回転ドラムの外周面)に感
光材を装着した状態で感光材に穿孔することが、正確な
位置に穿孔する上で望ましい。そこで、回転ドラム上
に、感光材(フィルム)の先端に穿孔する機構を備えた
画像出力装置も開発されている。
【0005】図9は、穿孔機構を備えた従来の画像出力
装置の一例を示す要部斜視図である。図に示す画像出力
装置においては、遮光性の箱体(不図示)の内部に配置
された回転ドラム106を所定の角度位置に停止させ、
フィルム繰出しローラ103,104で、フィルム10
1をフィルム保管ケース102から繰出し、シート押え
機構107を作動させてフィルム101の先端を回転ド
ラム106に保持させる。そして、回転ドラム106を
矢印X方向に回転させることによって、フィルム101
を所定の長さだけ巻き付け、カッター105でフィルム
101をカットする。その後、再び回転ドラム106を
回転させてカットされたフィルム片を全部巻き付け、回
転ドラム106を回転させながら記録ヘッド(不図示)
で画像露光を行い、画像が形成されたフィルム片を回転
ドラム106から剥離し排出する。
【0006】フィルムに対する穿孔は、フィルム片が回
転ドラム106に装着されている間に、回転ドラム10
6上に設置されている一対のパンチユニット111を駆
動させて行う。このパンチユニット111には、穿孔ピ
ン(不図示)と該穿孔ピンを駆動するソレノイド(不図
示)とが配置されている。また、回転ドラム106の外
方には、電源114が設けてある。ソレノイドは、回転
軸106aに設けられたスリップリング113から電力
供給を受けて穿孔ピンを駆動する。
【0007】このような画像出力装置によって、図9に
示すように、フィルム片120の先端の正確な位置に2
個のパンチ孔121を穿孔することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像出力装置においては、パンチユニット1
11の調整(例えば、パンチユニット111内の穿孔ピ
ンの交換)を行うとき、作業者は回転ドラム106上に
おいて調整・交換作業をしなければならない。実際の装
置において、回転ドラム106上で作業を行うことは、
作業スペースが狭い(箱体の内部に回転ドラム106が
配置されている)点や、回転ドラム周辺の部品を傷つけ
ないよう作業しなければいけない点で作業者の負担が大
きい。また、その作業中は、画像出力装置を使用するこ
とはできないので、調整作業のために、長時間にわたっ
て画像出力装置を休止させることにもなってしまう。
【0009】また、パンチユニット111は、回転ドラ
ム106上に直接設置しているので、パンチユニット1
11を回転ドラム106にネジ等で締結しているような
場合、穿孔位置の変更に伴って、回転ドラム106にパ
ンチユニット111取付用の新たな穴を開ける等により
回転ドラム106を傷つけてしまうことになる。本発明
は、上記課題に鑑み、穿孔機構の調整作業を、作業者が
任意の場所で行うことができ、また、その作業のために
長時間にわたる装置の休止を回避することができ、且
つ、穿孔位置の変更を行うことによって回転ドラム本体
を傷つけることのない画像出力装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の画像出力装置は、回転ドラムの外周
面上にシート状の感光材を保持し、回転ドラムを回転さ
せながら感光材に画像露光を行う画像出力装置であっ
て、回転ドラムは、その外周面の一部に、軸方向に沿っ
て切抜きが形成され、切抜きに着脱自在に取付ユニット
が設けられ、取付ユニットは、回転ドラムの外周面で感
光材に複数の孔を穿孔する穿孔機構を備えることを特徴
としている。
【0011】また、請求項2記載の画像出力装置は、請
求項1記載の画像出力装置に対して、穿孔機構は、回転
ドラムの軸方向に設置された回動軸と、感光材に穿孔す
る位置に対応して配され回動軸の回動運動に伴って回転
ドラムの半径方向に往復運動することにより穿孔を行う
穿孔部材とを備え、画像出力装置は、回転ドラムの外方
に設置され回動軸と係合可能であって回動軸を駆動する
駆動手段を更に備えていることを特徴としている。
【0012】また、請求項3記載の画像出力装置は、請
求項2記載の画像出力装置に対して、取付ユニットは、
更に、回転ドラムの外周面上に感光材の先端を押え付け
る開閉自在な押え板を備え、押え板は、回動軸の回動運
動に伴って開閉動作することを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の画像出力装置によれば、穿孔機
構は、回転ドラムの外周面上で感光材に穿孔する。感光
材に複数の孔を穿孔する穿孔機構を備える取付ユニット
は、回転ドラムの切抜きに対して着脱自在であるので、
穿孔機構の調整作業は、取付ユニットを回転ドラムから
取り外して、任意の場所で行うことができる。
【0014】また、種類の異なる穿孔機構を備えた取付
ユニットを別個に準備しておけば、回転ドラム本体を傷
つけずに穿孔位置が変更できる。また、あらかじめ調整
を済ませた取付ユニットを別個に準備しておけば、取付
ユニットを交換するだけですぐに画像出力装置を使用で
き、調整作業のために長時間にわたって装置を休止させ
る必要はない。
【0015】また、請求項2記載の画像出力装置によれ
ば、駆動手段は、回転ドラムの外方に設置されている。
従って、駆動手段に対して電力等のエネルギーを容易に
供給することが可能である。また、穿孔機構を駆動する
時には、駆動手段は回動軸を回動させる。穿孔部材は、
回動軸の回動に伴って回転ドラムの半径方向に往復運動
することにより穿孔を行う。なお、駆動手段は回動軸に
対して係合自在であり、取付ユニットのパンチ機構を駆
動しない時には、回動軸との係合を解くことができる。
【0016】従って、取付ユニットの着脱は、係合を解
いて行うことができ、作業が容易となる。また、請求項
3記載の画像出力装置によれば、取付ユニットは、回転
ドラムの外周面上に感光材の先端を押え付ける押え板を
備え、この押え板は、回動軸の回動運動に伴って開閉動
作する。
【0017】従って、駆動手段が回動軸を回動させるこ
とにより、パンチ機構と押え板のいずれをも駆動させる
ことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の画像出力装置の実施例を図面
を用いて具体的に説明する。 (画像出力装置の全体構成の説明)図1は、本発明の一
実施例に係る画像出力装置の構成を示す側面図である。
図に示すように、画像出力装置1は、ロールフィルム2
を保管するフィルム保管部3と、フィルム保管部3から
ロールフィルム2を繰出すフィルム繰出しローラ4と、
繰出されたロールフィルム2を所定の長さのフィルム片
に切断するカッター5と、ロールフィルム2並びに切断
されたフィルム片を外周面6aに保持して回転する回転
ドラム6と、回転ドラム6の外周面6aに保持されてい
るフィルム片に対して露光を行う記録ヘッド7と、回転
ドラム6の外周面6aからフィルム片を剥離して排出す
るフィルム排出機構(不図示)と、回転ドラム6の外周
面6aにフィルムを吸着するための吸着機構(不図示)
と、これらを収納する箱体80等とから構成されてい
る。
【0019】フィルム保管部3は、ロールフィルム2の
巻芯を回転可能に支持しながら収納するフィルムマガジ
ン3aに、繰出されるロールフィルム2が通過するため
の開口部3bが開設されたものである。なお、ロールフ
ィルム2は、その外側が感光面となっている フィルム繰出しローラ4は、開口部3bに隣接して設け
られた一対のローラであって、ローラモータ(不図示)
によって回転駆動し、フィルム保管部3に保管されてい
るロールフィルム2の先端部を挟んで繰出す。また、フ
ィルム繰出しローラ4には、エンコーダ(不図示)が備
えられ、ロールフィルム2の繰出し量を測定することが
できるようになっている。
【0020】カッター5は、ロールフィルム2をその幅
方向に切断することができるカッター(例えばロールカ
ッター)であって、ロールフィルム2が繰出される流れ
の下流側で繰出しローラ4の近傍に設けられている。ま
た、カッター5が作動していない時には、繰出しローラ
4は、ロールフィルム2を、カッター5を通り抜けて更
に先方に繰出すことができるようになっている。
【0021】回転ドラム6は、円筒状の中空のドラムで
あって、その外周面6aにフィルム片を巻き付けること
のできる直径並びに軸方向の長さ(以下、長さAと記載
する)を有している。そして、回転ドラム6の回転軸1
1が、箱体80に対して回転自在に軸支されており、ド
ラム駆動部(不図示)によって正方向(図中、矢印Xの
方向)並びに逆方向に回転できるようになっている。ま
た、回転ドラム6の設置位置は、カッター5を通り抜け
て繰出されたロールフィルム2の先端を装着するフィル
ム装着位置(図中、矢印Pで示される位置)に合わせて
設定されている。
【0022】この回転ドラム6の構成については、後で
詳しく説明するが、回転ドラム6は、回転ドラム6の大
部分を占める回転ドラム本体10と、この回転ドラム本
体10に設けられた切抜き13にはめ込むことのできる
取付ユニット20とから構成されており、取付ユニット
20には、ロールフィルム2の先端を押さえたりフィル
ムの先端に穿孔したりする先端押えパンチ機構30(図
3参照)が設けられている。
【0023】記録ヘッド7は、回転ドラム6の外周面6
aに対向して設置されており、外周面6aに向けて、光
源(複数のLED)が配設されている。そして、この記
録ヘッド7は、画像データを記憶しているメモリ(不図
示)から送られてくる画像データの信号に基づいて、回
転ドラム6の外周面6aに装着されているフィルム片に
対して露光を行う。
【0024】図示しないフィルム排出機構は、回転ドラ
ム6の下側のフィルム排出位置に設けられており、回転
ドラム6の外周面6aに保持されているフィルム片を、
その後端側から剥離させ、そのフィルム片を引き抜いて
画像出力装置1の外へ排出する機能を有している。な
お、以上説明した画像出力装置1の各部は、制御部(不
図示)によって制御されて動作するようになっている。
【0025】(回転ドラム本体10と取付ユニット20
の構成の説明)図2は、回転ドラム本体10と取付ユニ
ット20の構造を示す斜視図である。上述したように、
この回転ドラム6は、回転ドラム本体10と取付ユニッ
ト20とから構成されている。回転ドラム本体10は、
アルミ製の円筒形の外周板12と一対の円形の側板14
に囲まれて形成された中空のドラムであるが、その外周
板12から両側板14にかけて切抜き13が形成されて
いる。この切抜き13は、外周板12及び両側板14を
所定の幅Bで回転軸11の方向(図中、両矢印Yの方
向。以下、軸方向Yと記載する。)の全長(長さA)に
わたって切り抜いた形状の切抜き部分13aと、切抜き
部分13aの軸方向Yに平行な両側辺15に沿って外周
板12に切り込まれた切込み16とから形成されてい
る。
【0026】なお、図2における所定の幅B及び所定の
深さCは、取付ユニット20の内部に先端押えパンチ機
構30(図3参照)を設けることができるような長さに
設定されている。また、切込み16は、取付ユニット2
0を回転ドラム本体10にネジで固定するために形成し
ており、外周板12の厚みよりも浅く、所定の幅Dで両
側辺15の全長(長さA)にわたって形成されている。
そして、この切込み16には、取付ユニット20を回転
ドラム本体10に固定するための複数のネジ穴17が設
けられている。
【0027】なお、図示はしない吸着機構を構成するた
めに、回転ドラム本体10の外周板12のフィルムを吸
着する範囲全体には、回転ドラム6の中空部から外部に
貫通する多数の微細孔が開設されており、更に、回転軸
11の少なくとも一方には中空部と連通する排出口が設
けられていて、真空ポンプ等をこの排出口と連結して中
空部から空気を吸引することによって外周面12aにフ
ィルムを吸着することができるようになっている。ま
た、上記回転軸11は、この回転ドラム本体10の側板
14の中心に対して取り付けられている。
【0028】取付ユニット20は、回転ドラム本体10
の切抜き13に丁度はめ込むことができるような形状で
あって、詳しくは以下に示すように形成されている。こ
の取付ユニット20は、図2に示すように、全体がほぼ
直方体状をしており、その直方体の各面は、長さAと同
等の長さで外周板12と同等の曲率を有する円弧状の外
周板21と、長さAと同等の長さ並びに深さCと同等の
高さを有する一対の長側板22(この一対の長側板22
は、両者の外側の面の間隔が幅Bと同等となっている)
と、長さAと同等の長さ並びに幅Bと同等の幅を有する
底板25(図2においては、隠れている。図5参照)
と、幅Bと同等の幅並びに深さCと同等の高さを有する
一対の短側板24(この一対の短側板24の間隔は、長
さAと同等である)とによって形成されている。なお、
説明上、取付ユニット20における外周面21aの側を
上側ということとする。
【0029】一対の長側板22の上端には、軸方向Yの
全長にわたって、一対の突出部26が形成されている。
この突出部26は、切り込み16の深さと同等の厚みと
幅Dと同等の高さを有しており、切り込み16に丁度は
まり込むようになっている。なお、この突出部26の片
方の側面は、外周面21aの端の部分を形成している
(図5参照)。
【0030】取付ユニット20は、以上のように形成さ
れることによって、回転ドラム本体10の切抜き13に
丁度はめ込むことができ、その内部には中空部が形成さ
れている。そして、取付ユニット20の突出部26に
は、回転ドラム本体10の複数のネジ穴17に対応する
位置に、複数のネジ孔27が開設されており、ネジ孔2
7を通してネジ28をネジ穴17に締め付けることによ
って、取付ユニット20を回転ドラム本体10に固定す
ることができるようになっている。従って、取付ユニッ
ト20の回転ドラム本体10に対する着脱は容易で、短
時間で着脱することができる。
【0031】また取付ユニット20を回転ドラム本体1
0に装着したとき、回転ドラム6の外周面6aは、回転
ドラム本体10の外周板12の外周面と、取付ユニット
20の外周面21aとによって形成されることになる。
また、回転ドラム本体10に形成されている切抜き13
は、取付ユニット20を回転ドラム本体10に装着した
状態においては、取付ユニット20の一対の長側板22
と底板25によって蓋閉めされるので、吸着機構を作用
することが可能となる。
【0032】(取付ユニット20の先端押えパンチ機構
30についての説明)図3は、取付ユニット20に設け
られている先端押えパンチ機構30の主要部の斜視図で
あって、外周板21などは省略されている。先端押えパ
ンチ機構30について、図2及び図3を参照しながら説
明する。取付ユニット20には、ロールフィルム2の先
端を外周面21aに押え付けるための押え板31が、外
周面21aに対して開閉自在に取り付けられている。こ
の押え板31は、軸方向Yに延びて長さAより若干短い
平板部31aと、平板部31aより延設された複数の
(図においては4本)アーム部31bからなり、アーム
部31bは、平板部31aから外周面21aに沿って延
び、更に折れ曲がって外周板21に開設された窓を突き
抜けて取付ユニット20の中空部まで延びている。
【0033】また、取付ユニット20の内部には、軸方
向Yに延びた回動軸32が、両短側板24によって軸支
されている。そして、複数のアーム部31bの先端部
が、この回動軸32に対して固着され、押え板31は、
回動軸32の回動に伴って開閉されるようになっている
(図5参照)。一方、取付ユニット20には、フィルム
の先端を穿孔するための複数(本実施例においては2
個)のパンチユニット33が、所定の間隔で外周板21
を貫通して設けられている。この所定位置は、その軸方
向Yが、フィルム片の先端に穿孔しようとするパンチ孔
の位置に対応して定められている。
【0034】パンチユニット33は、ダイス34と、こ
のダイス34に対して上下に摺動可能な状態で取り付け
られている穿孔ピン35とから構成されている(図4参
照)。そして、2個のパンチユニット33は、穿孔ピン
35の断面が、一方は真円形であるのに対して、他方は
軸方向Yに若干長い長円形である以外は同様の構成とな
っている。(片方のパンチ孔を長円形に形成することに
よって、2個のパンチ孔の間隔に若干のズレが生じて
も、重ね刷りのときに位置合わせができるように考慮し
ている。) ダイス34は、ダイス下部34aと、ダイス下部34a
上に形成されたダイス上部34bとからなり、ダイス下
部34aとダイス上部34bとの間には、フィルムの先
端が挿入されるスリット34cが形成されている。そし
て、外周板21の上記所定位置には、ダイス下部34a
を丁度はめ込むことのできる切抜きが開設されており、
ダイス下部34aがこの切抜きにはめ込まれた状態で
は、ダイス下部34aの上面は外周面21aと一致する
ようになっている。また、ダイス下部34aには、ネジ
孔34dが開設されており、ネジ(不図示)によってダ
イス34を外周板21に固定できるようになっている。
従って、パンチユニット33は、そのスペアを準備して
おけば、容易に交換することができ、パンチユニット3
3の故障に対してすばやく対応することが可能である。
【0035】また、スリット34cは、ダイス34を装
着した取付ユニット20がフィルム装着位置Pに位置す
るとき、繰り出されるロールフィルム2の先端がスリッ
ト34cの奥まで挿入されるように形成されている。図
4は、パンチユニット33の構成並びに動作を説明する
ための断面図である。図に示すように、ダイス下部34
aには中空部34fが設けられ、更にダイス下部34a
からスリット34cを突き抜けダイス上部34bに渡っ
て、穿孔ピン35の断面に対応した貫通孔34eが設け
られており、穿孔ピン35が中空部34fを突き抜け
て、貫通孔34eを上下に摺動できるようになってい
る。そして、穿孔ピン35が上方向に摺動し、(b)に
示すように穿孔ピン35の先端がスリット34cを突き
抜けると、スリット34cに挿入されているフィルムに
穿孔されるようになっている。なお、スリット34cの
奥から貫通孔34eまでの距離は、フィルム片に穿孔し
ようとするパンチ孔のフィルム先端からの距離に合わせ
て設定されている。
【0036】また、中空部34fには、穿孔ピン35に
巻かれたスプリング36が取り付けられている。このス
プリング36は、穿孔ピン35に取付けられた止め板3
5aと中空部34fの上面との間に介在して、穿孔ピン
35を下方向に付勢しているが、穿孔ピン35は、図4
(a)に示すように、止め板35aが中空部34fの下
面に当接している状態(この穿孔ピン35の位置を下位
置ということとする)よりも下方には移動することはで
きない。従って、穿孔ピン35に対して外力が作用して
いないとき、穿孔ピン35は下位置に位置する。そし
て、穿孔ピン35が下位置に位置するときには、スリッ
ト34cにフィルムの挿入,排出ができるよう、穿孔ピ
ン35の先端はスリット34cよりも下に位置するよう
設定されている。なお、穿孔ピン35の下端には、以下
に説明するカム機構のための摺動部材35bが取り付け
られている。
【0037】次に、再び図3に戻って、押え板31並び
にパンチユニット33を駆動するためのカム機構につい
て説明する。取付ユニット20には、その軸方向Yの全
長にわたる回動軸41が設けられている。この回動軸4
1は、両短側板24によって軸支されており、その一方
の端は、後述するユニット駆動部60と係合することが
できるよう、短側板24を突き抜けて該短側板24の外
方に突き出している。(図2では、回動軸41の突き出
た部分だけが表示されている。) また、図3に示すように、取付ユニット20の内部にお
いて、回動軸41の所定位置には円形の偏心カム42が
固着され、回動軸32の偏心カム42と対応する位置に
は、回動軸32から偏心カム42の方向に延びる摺動板
43が、押え板31と所定の角度をなして固着されてい
る。また、摺動板43と外周板21の間にスプリング4
4が介在しており、このスプリング44は、摺動板43
を矢印Zで示す方向(即ち押え板31を閉じる方向)に
付勢している。従って、回動軸32に外力が作用してい
ないときには、スプリング44の付勢力によって押え板
31は閉じ、フィルムを外周面21aに押え付けること
ができる。
【0038】図5は、押え板31を駆動するカム機構の
説明図であり、(a)は押え板31が閉じた状態、
(b)は押え板31が開いた状態を示している。(a)
に示すように、偏心カム42が横方向(図中、右方向)
を向いたときには、偏心カム42と摺動板43の間に若
干の隙間d1ができるよう、且つ、(b)に示すよう
に、偏心カム42が斜め上方に向いたときには、偏心カ
ム42が摺動板43を押し上げるように、上記所定の角
度や偏心カム42の大きさ等が設定されている。
【0039】従って、(a)の状態においては、偏心カ
ム42は摺動板43に作用しないため押え板31は閉じ
ているが、(a)の状態から回動軸41を矢印W方向に
駆動すると、回動軸32は矢印Zと反対方向に回動して
押え板31を開き、(b)の状態となる。そして、
(b)の状態から、回動軸41を矢印Wと反対方向に駆
動して(a)の状態に戻すことができる。
【0040】一方、図3に示すように、パンチユニット
33の摺動部材35bに対応する位置には、円形の偏心
カム45が回動軸41に固着されている。偏心カム45
は、図4の(a)に示されるように偏心カム45が横方
向(図中、左方向)を向いたときには、偏心カム42と
摺動部材35bとの間に若干の隙間d2ができ、且つ、
(b)に示すように、偏心カム45が斜め上方に向いた
ときには、偏心カム45が摺動部材35bを押し上げ
て、穿孔ピン35の先端がスリット34cを突き抜ける
よう、その大きさ等が設定されている。
【0041】従って、(a)の状態においては、偏心カ
ム45は摺動部材35bに作用しないため穿孔ピン35
は下位置に位置しているが、(a)の状態から回動軸4
1を矢印Wと反対の方向に駆動することにより、穿孔ピ
ン35を上方向に移動し、(b)に示される上位置させ
ることができる。そして、(b)の状態から回動軸41
を矢印W方向に駆動し(a)の状態に戻すことができ
る。
【0042】図6は、偏心カム42と偏心カム45とが
回動軸41に取り付けられている状態を示す図である。
図に示すように、偏心カム42と偏心カム45とは、互
いに180°の角度をなして回動軸41に取り付けられ
ている。従って、偏心カム45が摺動部材35bに作用
して穿孔ピン35がフィルムを穿孔するとき、即ち図4
(b)の状態では、偏心カム42は摺動板43に作用せ
ず、フィルムは押え板31で外周面21aに押え付けら
れている状態である。従って、穿孔動作中にフィルムの
位置がずれることなく、正確に穿孔することができる。
【0043】また、図6のように偏心カム42と偏心カ
ム45が共に横方向を向くことが可能であって、この状
態は、偏心カム42並びに偏心カム45は、摺動板43
と摺動部材35bのいずれにも作用していない状態(ニ
ュートラル状態:図4(a)及び図5(a)の状態)で
ある。次に、回動軸41を、ニュートラル状態に保つ機
構について、図7を参照しながら説明する。
【0044】上述したように、回動軸41の片端は、取
付ユニット20の短側板24の外方に突き出しており、
図7に示すように、この突き出した部分には、アーム4
6が固着されている。このアーム46は、回動軸41が
ニュートラル状態(偏心カム42,45が横向)で下向
きになるように取り付けられている(図6参照)。そし
て、このアーム46の下端と短側板24の表面上のピン
48との間に渡って取り付けられたスプリング47によ
って、アーム46は下方向に引っ張られている。従っ
て、回動軸41は、外力が作用していないときには、ニ
ュートラル状態に保たれる。
【0045】なお、短側板24の表面上には、アーム4
6が回動できる範囲を規制する一対の規制ピン49が設
けられ、回動軸41は、ニュートラル状態から、両方向
に90゜程度だけ回動できるようになっている。また、
回動軸41の先端には、ユニット駆動部60と係合する
ための、カップリング50が取り付けられている。この
ように、本実施例の画像出力装置1は、一つの回動軸4
1で、押え板31並びにパンチユニット33のいずれを
も駆動させることができる。
【0046】なお、上記の取付ユニット20は2個のパ
ンチユニット33が、所定の間隔で配置されていた。取
付ユニット20の2個のパンチユニット33の間隔と異
なる間隔で配置された2個のパンチユニット33’及び
これに対応する偏心カム45’等を有する、取付ユニッ
ト20と同一外形の取付ユニット20’を別途用意すれ
ば、取付ユニット20から取付ユニット20’に交換す
るだけでフィルム片の別の位置にパンチ孔を開けること
ができる。
【0047】同様に、断面径や形状が異なる穿孔ピンを
有する取付ユニット20’’を別途用意しておき、取付
ユニット20を該取付ユニット20’’に交換できるよ
うにしておくと、異なる断面径のパンチ孔や異なる形状
のパンチ孔をフィルム片に開けることができるようにな
る。 (ユニット駆動部60についての説明)次に、回動軸4
1を回転駆動させるユニット駆動部60について、図7
を参照しながら説明する。
【0048】ユニット駆動部60は、回転ドラム6の取
付ユニット20がフィルム装着位置Pに位置するとき
(図1の状態)、カップリング50と係合することがで
きるような位置に設置されており、箱体80(図1参
照)に取付られている。ユニット駆動部60は、軸方向
Yに延び且つ軸方向Yに往復移動可能な回動軸61と、
この回動軸61を回動させるための減速機付のモータ6
3と、モータ63の回転駆動力を回動軸61に伝達する
アーム64〜66と、回動軸61を軸方向Yに押して回
転ドラム6の方向に移動させるソレノイド70等から構
成されている。
【0049】回動軸61は、軸方向Yに往復移動可能な
状態で、箱体80に対して軸支されており、その回転ド
ラム6側の端には、カップリング50と係合するための
カップリング51が取り付けられている。そして、回動
軸61が回転ドラム6に近づく方向(図中、左方向)に
移動すると、フィルム装着位置Pに位置する取付ユニッ
ト20のカップリング50に、カップリング51が係合
するよう回動軸61の取付位置が設定されている。
【0050】また、回動軸61には、軸方向に延びるス
ライドキー62が取り付けられている。このスライドキ
ー62は、アーム66の一端が、軸方向Yに対してはス
ライド可能で且つ回動軸61と共に回動するよう、回動
軸61と係合させるためのものである。モータ63は、
その回転駆動軸63aを軸方向Yに向け箱体80に固定
されている。アーム64は、その一端が回転駆動軸63
aに固定され、回転駆動軸63aと共に回動する。アー
ム65は、その両端がアーム64の他端とアーム66の
他端とに軸支されており、アーム64の回動に伴って、
アーム66を回動させる。従って、モータ63の回転駆
動軸63aが、矢印V1の方向に回動すると、回動軸6
1は矢印V2の方向に回動するようになっている。
【0051】また、回動軸61は、箱体80に固定され
た止め板67と、回動軸61に固定された止め板68と
の間に介在するスプリング69によって、回転ドラム6
から離れる方向(図中、右方向)に付勢されており、ソ
レノイド70が作動していないないときには回転ドラム
6から離れている。一方、ソレノイド70を作動する
と、回動軸61は回転ドラム6の方向に押され、カップ
リング51をフィルム装着位置Pに位置する取付ユニッ
ト20のカップリング50に係合することができる。従
って、ソレノイド70を作動させた状態で、モータ63
を駆動させると、回動軸41が回動する。
【0052】即ち、ソレノイド70を作動しながら、回
転駆動軸63aを矢印V1の方向に回転駆動することに
より、回動軸41を矢印Wの方向に回動して押え板31
を開くことができ、回転駆動軸63aを矢印V1と反対
の方向に回転駆動することにより、回動軸41を矢印W
と反対の方向に回動して穿孔ピン35を押し上げること
ができる。
【0053】以上のように、ユニット駆動部60は、回
転ドラム6の外方に設置されているので、ユニット駆動
部60への電力供給が容易である。また、ユニット駆動
部60は、取付ユニット20との係合並びに離間が自在
となっているので、回転ドラム本体10に対する取付ユ
ニット20の装着を容易とすることに寄与している。 (画像出力装置1の動作の説明)上記のような構成の画
像出力装置1について、その動作を説明する。
【0054】先ず、ドラム駆動部を作動して、取付ユニ
ット20がフィルム装着位置Pに位置するよう回転ドラ
ム6を回転する。次に、ソレノイド70を駆動してカッ
プリング50,51を係合し、次にモータ63を駆動し
て押え板31を開ける。そして、押え板31が開放して
いる状態で、繰出しローラ4を駆動してロールフィルム
2を繰出し、ロールフィルム2の先端をスリット34c
に挿入する。
【0055】続いて、モータ63を駆動して穿孔ピン3
5を押し上げ、ロールフィルム2に穿孔する。この間、
ロールフィルム2の先端は押え板31に押えられてい
る。その後、モータ63を駆動して、回動軸41をニュ
ートラル状態に戻し、ソレノイド70の作動を停止して
カップリング50,51の係合を解く。係合が解かれる
と、回動軸41はニュートラルに状態に保たれるので、
ロールフィルム2の先端は、継続して押え板31によっ
て外周面21aに押さえ付けられる。
【0056】次に、吸着機構を作動しながら、ドラム駆
動部を作動して回転ドラム6を正方向に回転しながらロ
ールフィルム2を外周面6aに巻き付ける。そして、ロ
ールフィルム2の繰出し量が所定量になれば回転ドラム
6を停止し、カッター5を作動してロールフィルム2を
切断する。その後、回転ドラムを正方向に回転して切断
されたフィルム片を、その後端まで外周面6aに装着す
る。
【0057】次に、吸着機構を作動しつつ、回転ドラム
6を回転させながら、記録ヘッド7を作動してフィルム
片に対して画像露光を行う。画像露光が終了すれば、再
び、取付ユニット20をフィルム装着位置Pに位置さ
せ、ソレノイド70を駆動してカップリング50,51
を係合し、モータ63を駆動して押え板31を開ける。
そして、押え板31が開放している状態で、吸着機構を
作動を停止し、排出機構を作動して、フィルム片をその
後端側から剥離させ、そのフィルム片を引き抜いて画像
出力装置1の外へ排出する。
【0058】その後、モータ63を駆動して、回動軸4
1をニュートラル状態に戻し、ソレノイド70の駆動を
停止して両カップリング50,51の係合を解く。な
お、上記の動作説明においては、ロールフィルム2の先
端がスリット34cに挿入された直後に穿孔を行ってい
るが、画像露光終了後、フィルム片を排出する前に穿孔
を行うようにしてもよい。
【0059】また、上記実施例の画像出力装置1におい
ては、取付ユニット20がフィルム装着位置Pにある時
にだけ、押え板31を開放することができるが、ユニッ
ト駆動部60と同様のものを別個に設置することによっ
て、取付ユニット20が別の角度位置に停止している時
に押え板31を開放して、フィルム片を排出するような
構成にすることも可能である。
【0060】また、上記実施例の画像出力装置1におい
ては、フィルムを回転ドラム6の外周面6aに吸着する
吸着機構を設けているが、吸着機構の代わりに、フィル
ム片の後端部を押さえ付ける機構を設けることによって
フィルムを装着することもできる。また、フィルム装着
時に回転ドラム6にフィルムを押え付けるためのスクイ
ズローラを設けた構成とすることもできる。
【0061】また、上記実施例の取付ユニット20にお
いては、回転ドラム本体10に固定するために突出部2
6を設け、そこにネジ孔27を開設しているが、外周面
6a側にこのような突出部を設けずに、例えば、短側板
24と側板14をネジで固定するような構成とすること
も可能である。また、上記実施例の回転ドラム本体10
は、円筒形の外周板12と一対の円形の側板14との組
合せから成るが、回転ドラム本体を精度よく組み立てる
ことは容易ではなかった。そこで、回転ドラム本体が、
図8に示すような形状に押し出し加工した部品212と
側板214との組合せから成るようにすると、回転ドラ
ム本体210を精度良く組み立てることが容易になる。
即ち、回転ドラム本体210の基本的な形状は、部品2
12によって既に確定しているからである。
【0062】部品212には切抜き213が設けられて
おり、ここに前記した取付ユニット20がはめ込まれ
る。回転ドラム本体210の内部には、複数の補強部2
17によって区切られた複数の小部屋がある。補強部2
17には連通孔が開けられており、各小部屋215は隣
接する小部屋に連通している。また、回転ドラム本体2
10の外周板222のフィルムを吸着する範囲全体に
は、多数の微細孔が開設されている。
【0063】そして、回転ドラム本体210に両側から
回転軸211を組み合わせる。なお、回転軸211の少
なくとも一方には、排出口が設けられており、ここを通
じて小部屋215の空気が図示しない真空ポンプ等によ
り外部に排出され、回転ドラム本体210の周囲にフィ
ルムが吸着される。更に、本発明における取付ユニット
の形状は、上記実施例に示した取付ユニット20の形状
に限定されることなく、様々な形状とすることができ
る。
【0064】例えば、吸着機構を設けない場合は、取付
ユニット20において、長側板22や底板25を除いた
形状とすることもできるし、また短側板24もより小さ
く変形した形状とすることもできる。また更に、取付ユ
ニット20を、回転ドラム6の軸方向の長さAよりも短
く形成して、回転ドラム本体10の切抜き13をそれに
合わせて形成することもできる。
【0065】また、上記実施例では、ロール状のフィル
ムを切断して回転ドラム10上で画像露光する画像出力
装置の例を示したが、本発明は、枚様状の感光材を用い
て回転ドラム上で画像露光する画像出力装置においても
適用することが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像出力
装置は、取付ユニットを回転ドラムから取り外して、任
意の場所で穿孔機構の調整作業を行うことができる。ま
た、あらかじめ調整を済ませた取付ユニットを別個に準
備しておけば、取付ユニットを交換するだけですぐに画
像出力装置を使用でき、調整作業のために長時間にわた
って装置を休止させる必要はない。従って、穿孔機構の
メインテナンスに対する性能が優れている。更に、取付
ユニットの交換により回転ドラム本体を傷つけることが
なく穿孔位置等が変更できる。
【0067】また、更に請求項2の構成により、取付ユ
ニットの着脱作業が容易となり、穿孔機構を駆動する手
段に対する電力等のエネルギーを容易に供給できる。ま
た、更に請求項3の構成により、取付ユニットに備えた
一つの回動軸で、穿孔機構と押え板のいずれをも駆動さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像出力装置の構成を
示す側面図である。
【図2】回転ドラム本体10と取付ユニット20の構造
を示す斜視図である。
【図3】取付ユニット20に設けられている先端押えパ
ンチ機構30の主要部の斜視図である。
【図4】パンチユニット33の構成並びに動作を説明す
るための断面図である。
【図5】押え板31を駆動するカム機構の説明図であ
る。
【図6】偏心カム42と偏心カム45とが回動軸41に
取り付けられている状態を示す図である。
【図7】回動軸41をニュートラル状態に保つ機構、並
びにユニット駆動部60の構成を説明する図である。
【図8】本発明の別の実施例に係る画像出力装置の構成
を示す斜視図である。
【図9】穿孔機構を備えた従来の画像出力装置の一例を
示す要部斜視図である。
【符合の説明】
1 画像出力装置 2 ロールフィルム 6 回転ドラム 6a 外周面 10 回転ドラム本体 20 取付ユニット 21 取付ユニットの外周板 21a 取付ユニットの外周面 30 パンチ機構 31 押え板 32 回動軸 33 パンチユニット 34 ダイス 35 穿孔ピン 41 回動軸 60 ユニット駆動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムの外周面上にシート状の感光
    材を保持し、該回転ドラムを回転させながら感光材に画
    像露光を行う画像出力装置であって、 前記回転ドラムは、その外周面の一部に、軸方向に沿っ
    て切抜きが形成され、 該切抜きに着脱自在に取付ユニットが設けられ、 該取付ユニットは、回転ドラムの外周面で前記感光材に
    複数の孔を穿孔する穿孔機構を備えることを特徴とする
    画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記穿孔機構は、前記回転ドラムの軸方
    向に設置された回動軸と、感光材に穿孔する位置に対応
    して配され前記回動軸の回動運動に伴って該回転ドラム
    の半径方向に往復運動することにより穿孔を行う穿孔部
    材とを備え、 前記画像出力装置は、 前記回転ドラムの外方に設置され前記回動軸と係合可能
    であって該回動軸を駆動する駆動手段を更に備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】 前記取付ユニットは、更に、 前記回転ドラムの外周面上に感光材の先端を押え付ける
    開閉自在な押え板を備え、 前記押え板は、前記回動軸の回動運動に伴って開閉動作
    することを特徴とする請求項2記載の画像出力装置。
JP6215806A 1994-09-09 1994-09-09 画像出力装置 Pending JPH0882938A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0944235A2 (en) * 1998-03-16 1999-09-22 Agfa Corporation Imaging system with integral punch assembly
JP2009014786A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 光走査装置

Cited By (3)

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EP0944235A3 (en) * 1998-03-16 2001-04-04 Agfa Corporation Imaging system with integral punch assembly
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