JPH0882330A - 摩擦クラッチのための捩じり振動止め機構 - Google Patents

摩擦クラッチのための捩じり振動止め機構

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JPH0882330A
JPH0882330A JP7087437A JP8743795A JPH0882330A JP H0882330 A JPH0882330 A JP H0882330A JP 7087437 A JP7087437 A JP 7087437A JP 8743795 A JP8743795 A JP 8743795A JP H0882330 A JPH0882330 A JP H0882330A
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ヨアヒム・リンドナー
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クラウス・メンメル
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イエルク・スダウ
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/129Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 捩じり振動止め機構を、クランク軸と駆動軸
との間の半径方向の軸のずれに対して付加的に角度のず
れも補償されるように構成する。 【構成】 摩擦クラッチのための捩じり振動止め機構
を、支承部材25が、少なくとも、ボス1及び被い薄板
6,7との接触範囲に、被い薄板に対する支承部材の角
度変化のために、並びに支承部材に対するボスの角度変
化のために、ボスの軸方向で凸状の湾曲部を有するそれ
ぞれ1つの乗り上げ部31,32を形成されており、か
つこの角度変化の場合に被い薄板及びボスに対する支承
部材の軸方向変位を制限していて両方の接触部材(被い
薄板、ボス)の少なくとも一方に形成されている軸方向
安全装置34と協働するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボス円板と、このボス
円板の両側に配置された被い薄板とを有するボスから成
っており、前記被い薄板が、互いに固定的に結合されて
いてかつボス円板に対してばねの力に抗して所定の寸法
だけ回動可能であり、この場合、互いに回動可能な部材
の半径方向のガイドが、被い薄板及びこの被い薄板の中
央の開口内に取り付けられた支承部材を介して行われる
ようになっており、この支承部材が、ボスに対する被い
薄板の半径方向の相対運動性を許すようになっている形
式の、自動車用の摩擦クラッチのための捩じり振動止め
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第3248119
号明細書には、図5に示された支承部材が記載されてお
り、この支承部材においては、一方の被い薄板が、ボス
円板から離れて曲げられている半径方向で内側の端部に
よって二脚状のばねリングの一方の脚に支持されてお
り、このばねリングはその他方の脚を介してボスにおけ
るボス円板の取り付け個所に支持されている。このよう
なばねリングによって、その半径方向での可撓性に基づ
いて、被い薄板と駆動結合される自動車のクランク軸
と、ボスを受容する駆動軸との間の半径方向での軸のず
れを補償することができる。
【0003】ともかく両方の軸が平行に整合されている
場合にクランク軸と駆動軸との間に軸のずれが存在する
限りでは、このような軸のずれを補償するために、半径
方向でたわむばねリングで十分であるかもしれない。し
かし、このばねリングは、クランク軸と駆動軸とが角度
のずれを有して延びていることによってしばしば不均一
に生じる場合には役に立たない。この結果、捩じり振動
止め機構の互いに角度を成して整合される構成部材にお
ける高い縁圧縮によって生じる不都合な摩擦に極めて高
い影響が及ぼされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、クラ
ンク軸と駆動軸との間の半径方向の軸のずれに対して付
加的に角度のずれも補償されるように、捩じり振動止め
を構成することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】前述の課題は、
本発明によれば、請求項1の特徴部分に記載された構成
によって解決される。支承部材は、ボスの軸方向に凸状
の湾曲部を有している乗り上げ部によって、被い薄板に
対する外側の乗り上げ部の角度変化、並びに内側の乗り
上げ部におけるボスの同様の変化を可能にする。これに
よって、ボスは支承部材を介して被い薄板に対して次の
ように、つまり被い薄板とボスとの軸線が互いに角度を
成して整合されているように調整されることができる。
このような形式で、自動車のクランク軸と駆動軸との間
の角度のずれによって惹起される被い薄板とボスとの間
の大きな角度のずれも補償されることができる。支承部
材は、このような機能を満たすために、クランク軸側の
被い薄板とも、駆動軸側の被い薄板とも係合することが
できる。
【0006】ボスを被い薄板に対して整合させることに
よって、捩じり振動止め機構のボスに配置された作用部
材の、被い薄板に対する傾斜が避けられる。これによっ
て、このような傾斜の場合に常に生じるような摩擦損失
が排除されるので、クラッチによって特に摩擦のないモ
ーメント伝達が可能である。その結果、捩じり振動止め
機構は所望の摩擦によってのみ作用し、従って、クラン
ク軸における、あるいは駆動軸における曲げ振動は、こ
れらの軸の角度がずれる場合にも申し分なく補償される
ことができる。
【0007】被い薄板に対するボスの角度変化のために
常に軸方向での運動成分も生じるので、捩じり振動止め
の機能安全性を保証するために、軸方向安全装置は、支
承部材の所定の運動成分を越えるあらゆる軸方向運動を
阻止しなければならない。支承部材は、その都度の構成
に関連して、半径方向で弾性的に変形可能に、あるいは
被い薄板及び/又はボスに対して半径方向の遊びを有し
て構成されている。これによって、被い薄板とボスとの
間の半径方向の軸のずれの補償が保証されている。
【0008】被い薄板に対するボスの角度変化は、請求
項2の記載によれば戻し部材の作用に抗して行われ、そ
の結果、角度のずれが寸法的に変化されるとすぐに、新
しい角度のずれに適合するためにボスの心定めを自動的
に行うことができる。請求項3〜5には、戻し部材のた
めの有利な構成、並びに被い薄板又はボスと関連させて
軸方向安全装置のための有利な構成がそれぞれ記載され
ている。
【0009】請求項6は支承部材の構成を記載してお
り、この場合、支承部材は、半球状の乗り上げ部に基づ
いて被い薄板におけるガイドのためのほぼ点状の接点範
囲を有しており、かつ任意の方向でボスの球状凹部内で
運動可能であり、これによって複数の自由度は可能な限
り大きくなり、かつ接触範囲への摩擦の影響は最小にな
る。対になっている乗り上げ部をそれぞれ180°だけ
ずらして配置することによって、外側の乗り上げ部を介
して支承部材の第1の旋回方向が、かつ内側の乗り上げ
部を介して第2の旋回方向が得られる。両方の乗り上げ
部対を互いにそれぞれ90°だけずらして配置する場合
に、これら両方の旋回方向は互いに垂直に位置し、その
結果、支承部材は、運動が重なる場合に両方の方向で任
意に角度変向可能である。変向角度は、小さな変向角度
の場合に軸方向安全装置がほとんど作用しない限りで
は、支承部材のリングと、ボスもしくは被い薄板との間
に存在する遊びの大きさによって制限される。
【0010】この遊びに基づいて、被い薄板とボスとの
間の半径方向の軸のずれがさらに補償されることができ
る。請求項7に記載の構成は、内側の乗り上げ部によっ
てその個所で半径方向で狭くなっているような支承部材
を、組立て時に簡単にボスに差し嵌めることができるた
めに必要である。
【0011】支承部材がプラスチックから製造されてい
る請求項8の記載に相応して、支承部材の半球状の構成
によって得られる摩擦減少がさらに高められる。請求項
9に記載の支承部材においては、線材リングによって被
い薄板とボスとの間の結合部が形成される。円形横断面
の線材リングを有利に使用することにより、軸方向で延
びる湾曲部が、外側の乗り上げ部を形成する拡張部にお
いて、並びに内側の乗り上げ部を形成するリングセグメ
ントにおいて特に良好に生ぜしめられ、この湾曲部は、
被い薄板とボスとの間の角度のずれを導入するために必
要である。これに対して、半径方向の軸のずれの補償
は、線材リングのばね弾性的な構成に基づいて可能であ
る。
【0012】請求項10の記載によるボスアタッチメン
トの構成によって、このボスアタッチメントの組み立て
可能性が改良されている。請求項11の記載に相応し
て、ボスアタッチメントがプラスチックから製造されて
いると、線材リングにおける摩耗が減少される。請求項
12の記載による支承部材は複数の引張りバンドを有し
ており、これらの引張りバンドのそれぞれは、本発明に
よれば、2つの締付け部材の間で次のように、つまり、
これらの締付け部材の中間の範囲ではボスによって拡張
され、一部分がこのボスに沿ってさらに案内されてい
て、かつこれによって変向運動時にボスを両方の締付け
部材の結合軸線に対して垂直に弾性的に制動するように
案内されている。引張りバンドを有する別の2つの締付
け部材は、請求項13の記載に相応して、前記の両方の
締付け部材に対して90°だけずらして配置されてお
り、従って、ボスの制限される変向は互いに直交する2
つの運動方向で可能であり、それ故に半径方向の軸補償
が有利に実現可能である。支承部材のこのような構成に
おいても、特に、円形状の横断面の引張りバンドを使用
する場合にその表面が、軸方向で延びる湾曲部を有する
乗り上げ部として使用可能である場合に、ボスは被い薄
板に対して角度を成して整合されることができる。
【0013】請求項14に記載の構成によって、互いに
垂直に延びる2つの引張りバンドは互いにできるだけ小
さい間隔で走行可能である。それぞれの引張りバンドに
よって所属の作用方向の力だけを受け止めることができ
るので、一方の引張りバンドによって受け止められない
作用方向を有する力が導入される際には、この力は極め
て小さなてこ腕によってそれぞれ他方の引張りバンドに
導入可能である。これによって、引張りバンドの弾性度
にも拘らず、ボスは被い薄板に対して確実に心定め可能
である。
【0014】ガイド及びボスにおける溝の請求項15に
記載された構成は、特に引張りバンドが要求に合った横
断面形状である場合に有利である。この場合、ボスは請
求項16の記載により、互いに所定の角度間隔で配置さ
れたセグメントを備えたボスアタッチメントを有してい
る。請求項17の記載において、引張りバンドを備えた
支承部材の極めて簡単な構成が得られる。
【0015】請求項18に記載のボスアタッチメントの
構成により、被い薄板に対するボスの角度変向性が改善
される。請求項19および20には、引張りバンドのた
めの有利な構成が記載されており、請求項21には、こ
のために適する締付け部材及びボスアタッチメントの構
成が記載されている。
【0016】請求項22には、支承部材の極めて簡単な
構成が記載されており、請求項23及び24には、支承
部材の改良が記載されている。請求項25及び26によ
る構成によって、被い薄板に対するボスの角度度変向
が、捩じり振動止め機構の、互いに分離されている作用
部材と接触せずに互いに案内されるように配慮される。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳しく
説明する。図1に示された捩じり振動止め機構は、ボス
1によって図示しない駆動軸に回転不能に、しかし軸方
向に移動可能に支承されており、かつ回転軸線3を中心
にして回転する。ボスは周面で歯4を介して回動遊びを
有してボス円板2と結合されている。ボス円板2の両側
に、被い薄板6,7が配置されており、これらの被い薄
板はそれらの外径の領域で結合リベット8を介して互い
に回転不能に結合されている。被い薄板6,7及びボス
円板2の窓内にコイルばね9が配置されており、これに
よって負荷ばね装置10が形成される。
【0018】被い薄板6の外周面に、摩擦ライニング1
1が固定されている。ボス円板2と被い薄板6との間
に、無負荷ばね装置12が配置されており、この無負荷
ばね装置は、両方の被い薄板13,14、及びボス1に
回転不能に取り付けられているボス円板15、並びにコ
イルばね16から成っている。外側の被い薄板13は、
その外周面の領域に、かつコイルばね16の半径方向で
外側に、軸方向で曲げられた舌片17を有しており、こ
の舌片は、ボス円板2の切欠き部18内まで突入してお
り、かつここで周面で遊びなしに回転結合部を形成す
る。同じ舌片17は、内側に位置する被い薄板14をも
周面で固定する。軸方向で見て、被い薄板13は図示し
ない支持縁を介して被い薄板14上に載せられており、
かつ両方の被い薄板はボス円板2に軸方向で支持され
る。この場合、軸方向の支持力は、被い薄板7と湾曲リ
ング20との間に配置されているさらばね19によって
生ぜしめられ、前記湾曲リングは、回転不能に、しかし
軸方向で変位可能に被い薄板7と結合されており、かつ
それ自体がボス円板2に支持される摩擦リング21を負
荷する。さらばね19の軸方向力は、被い薄板7及び結
合リベット8を介して被い薄板6に案内され、かつそこ
から摩擦リング22を介してさらに無負荷ばね装置12
の外側の被い薄板13に案内される。これによって、こ
の系は軸方向で閉じられている。
【0019】回動可能な作用部材の半径方向の案内は、
被い薄板6に取り付けられている支承部材25を介して
行われる。支承部材はばね26によって負荷され、この
ばねは、一方側ではスペースリング27を介してボス1
に、かつ他方側では被い薄板7に支持される。この場
合、ボス1は、ばね26、支承部材25及びスペースリ
ング27と一緒に、低い摩擦値の摩擦装置を形成し、こ
の摩擦装置は、回動角度範囲全体にわたって有効であり
かつ無負荷範囲で単独の摩擦力を生じる。負荷範囲で
は、この摩擦力に付加的に、両方の摩擦リング21,2
2並びにさらばね19によって生ぜしめられる別の摩擦
力が生じる。
【0020】図1〜図4から判るように、支承部材25
は、ボス1を遊びを有して取り囲むリング30によって
形成されており、このリングは、その外径には、互いに
それぞれ180°だけずらされた外側の乗り上げ部31
を有しており、かつその内径には、外側の乗り上げ部3
1に対してそれぞれ90°だけずらされた内側の乗り上
げ部32(図2)を有している。内側の乗り上げ部32
と同様に半円形に構成されている外側の乗り上げ部31
は、被い薄板6の半径方向内側の端部に形成されたガイ
ド35内に係合しており、このガイドは、被い薄板6内
でリング状に循環していてかつ外側の乗り上げ部31の
形状に合致する横断面形状を有している。ガイド35
は、図1によれば、被い薄板6をこれに軸方向で接続さ
れた摩擦リング22と組み合わせることによっても形成
されており、かつ支承部材25のために軸方向安全装置
34の機能を引き受ける。
【0021】内側の乗り上げ部32にそれぞれ1つの軸
方向ガイド38が対応されており、この軸方向ガイド
は、内側の乗り上げ部32の形状に合致する横断面形状
を有していて、かつ図3に示す球セグメント状に形成さ
れている所属の支承個所37まで通じている。支承部材
25の内側の乗り上げ部32は、それが相応する軸方向
ガイド38を介して支承個所37内へ運動された後に、
支承個所に当接する。軸方向ガイド38を省略する場合
には支承個所37が半球状であり、この場合、リング3
0は、ボス1に差し嵌めた後にかしめられ、あるいは圧
縮され、その結果、内側の乗り上げ部32は支承個所3
7内に形状接続的に係合する。前記の両方の実施例にお
いて、支承個所37は支承部材25のための、ボス1に
対して相対的な回転防止装置を形成する。
【0022】このようにして、図4に示されるように支
承部材25は被い薄板6,7に対するボス1の角度変向
を許すことができ、かつこれによって入力側の図示しな
いクランク軸と、出力側のやはり図示しない駆動軸との
間の角度のずれを補償することができるようになる。こ
の場合、被い薄板6,7に対するボスの変向角度は、リ
ング30の内径とボス1の外径との間に存在する遊びに
よって規定される。このような遊びによって、さらに被
い薄板6,7に対するボス1の半径方向の相対運動が可
能になり、従って、前記の両軸間の半径方向の軸のずれ
が半径方向で補償可能である。
【0023】図5には、支承部材25の別の実施例が示
されている。この支承部材はばね弾性的な線材リング4
0を有しており、この線材リングは、図5に示すように
所定の角度間隔で半径方向の拡張部41を有しており、
これらの拡張部の間に半径方向で狭くされたリングセグ
メント42が延びている。線材リング40は、外側の乗
り上げ部31として作用する半径方向の拡張部41を介
して、被い薄板6の半径方向内側の端部に形成されたガ
イド35内に次のように、つまり、線材リング40の、
半径方向の拡張部41とリングセグメント42との間に
延びるウェブ43がガイドの図示しない相応するストッ
パに当接し、その結果、被い薄板6と線材リング40と
の間に回転不能の結合部が生じるように受容されてい
る。ガイド35は、支承部材25のこのような実施例で
も軸方向安全装置34として作用している。
【0024】線材リング40のリングセグメント42
は、ボスアタッチメント44のリング状の環状の溝の形
状の受容部81内に当接しており、この場合、この溝の
横断面形状は有利には線材リング40の横断面形状に一
致している。ボスアタッチメント44は、ボス1に固定
されたリングとして構成されており、このリングは、ボ
ス1への良好な組み立て可能性のためにリング半部4
7,48によって形成されており、これらのリング半部
は、軸方向で作用するスナップ結合部49を介して互い
に係合されるようになっている。リング状のボスアタッ
チメント44は、一面ではボス1の段部82に当接し、
かつ他面では半径方向で内側に一体形成された突出部5
0を介して、ボス1に形成された切欠き部39内に軸方
向で支持される。このように、ボスアタッチメント44
も支承部材25のための軸方向安全装置34として作用
して固定されている。ボスアタッチメント44の周方向
では、有利には、ボスアタッチメント44ひいてはボス
1と、被い薄板6,7と回転不能の線材リング40との
間の摩擦によって制動される相対回動の可能性が生ぜし
められる。
【0025】この実施例による線材リング40は、円形
横断面を有して構成されている。このことによって、線
材リングは、半径方向の拡張部41によっても、リング
セグメント42によっても、それぞれ軸方向に延びる湾
曲部を備えた乗り上げ部31,32を有しており、これ
らの乗り上げ部は被い薄板6とボス1との間での線材リ
ングの角度変化を可能にする。この結果、このような支
承部材25によっても、クランク軸と駆動軸との間の角
度のずれを補償することができる。さらに、半径方向で
作用している線材リング40のばね弾性的な振る舞いに
基づいて、クランクと駆動軸との間の半径方向の軸のず
れを半径方向で補償することもできる。
【0026】線材リング40を摩耗に対して保護するた
めに、相対回動が生じるような個所に、つまり、既に述
べたようにボスアタッチメント44と線材リング40の
リングセグメント42との間に、有利には金属/プラス
チック結合部が設けられており、この場合、ボスアタッ
チメント44がプラスチックから製造される。図7に示
された第3実施例では、被い薄板6の半径方向で内側の
端部にそれぞれ90°だけ互いにずらされた締付け部材
55(図8)が固定されている。これらの締付け部材
は、ボス1を取り囲む溝56を有しており、これらの溝
は、互いに平行に配置されていて、かつこれらはそれぞ
れ、有利には螺旋引張りばね又はエラストマー−リング
によって形成される引張りバンド57を受容するために
設けられている。ボス1にはボスアタッチメント44が
次のように、つまりボスアタッチメント内でボス1の周
りに環状に互いに平行に形成されている溝59が締付け
部材55の溝56と整合するように固定されている。
【0027】それぞれ互いに180°だけずらされた2
つの締付け部材55には、それぞれ1つの引張りバンド
57が配設されており、この引張りバンドは、両方の締
付け部材55の互いに整合された溝56を介して案内さ
れ、かつ両方の締付け部材55の中間のボス範囲で所定
の角度に沿って、締付け部材55の溝56と整合された
ボスアタッチメント44の溝59において案内されてい
る。このような形式で、引張りバンド57によって、ボ
ス1を両側で掴む弾性的なクランプが形成され、このク
ランプは、ボスの運動を両方の締付け部材55の結合方
向に対して垂直に受け止める。最初に述べた締付け部材
55に対して垂直に配置された両方の別の締付け部材5
5は、第1の引張りバンドに対して平行な平面内で案内
されている別の引張りバンド57を受容する。この引張
りバンドも、後者の両方の締付け部材55の中間でボス
アタッチメント44を掴んでおり、従って、この引張り
バンド57によって、ボス1の変向を既に述べた運動方
向に対して垂直に受け止めることができる。それ故に、
互いに組み合わせることにおいて、ボス1を両方の引張
りバンドによって任意の半径方向の変向方向で支持する
ことができ、従って、判り易い形式で、クランク軸と駆
動軸との間の、ひいては被い薄板6,7とボス1との間
の半径方向の軸のずれの補償が引張りバンドの弾性度に
基づいて問題なく実施可能である。
【0028】図7から判るように、引張りバンド57
は、有利には円形状の横断面を有して形成されており、
その結果、引張りバンドは、被い薄板6,7に対して相
対的なボス1の角度変向のために必要な軸方向で延びる
湾曲部を有している。これによって、支承部材25のこ
のような構成によって、同様にクランク軸と駆動軸との
間の制限された角度のずれが補償可能である。
【0029】全ての締付け部材55が被い薄板6内に固
定されており、かつ引張りバンド57が相応して形成さ
れた溝56内で案内されているので、引張りバンド57
のための軸方向安全装置34はこの個所で保証される。
図7から判るように、同様に、ボスアタッチメント44
は、ボス1の段部82と、被い薄板6に半径方向で内側
に形成されたストッパ60との間でボスアタッチメント
44のための軸方向の運動安全装置を形成されており、
この運動安全装置自体は、溝59の形状を介して、引張
りバンド57のための、ひいては支承部材25のための
軸方向安全装置34として作用する。引張りバンド57
を螺旋引張りばねによって形成する場合、締付け部材5
5及びボスアタッチメント44は、引張りバンドを保護
するために有利にはプラスチックから製造されている。
しかし、同様に、引張りバンド57をエラストマー−リ
ングとして構成する場合に、このエラストマー−リング
を金属製のボス上に直接案内することもできる。
【0030】図9による支承部材25は、図7及び図8
による支承部材と異なり、ボス1をリング状に取り囲む
ボスアタッチメント44の代わりに、ボス1の、引張り
バンド57が離れて案内される領域にセグメント58が
設けられている。図10には支承部材25の別の実施例
が示されており、この場合、この支承部材は、図7、図
8及び図9に示す支承部材に比べて、ボスアタッチメン
ト44の軸方向の支持が、もはや被い薄板6においてで
はなく、ボス1の切欠き部39内に係合する突出部62
を介して実現されることによって異なっている。
【0031】図7〜図10による第3実施例の場合に
は、それぞれ両方の引張りバンド57が互いに最小の軸
方向間隔で配置されている。この引張りバンドの利点
は、ボス1が被い薄板6,7に対して相対的に変向する
場合に、変向方向とは無関係に、導入された力が常にで
きるだけ小さいてこ腕によって両方の引張りバンドにお
いて受け止められることができることである。
【0032】これとは異なる構造が図11、図13およ
び図14に示されており、この構造では、2つの締付け
部材55が第1の被い薄板6に取り付けられており、か
つこれに対して90°だけずらされた第2の締付け部材
55が第2の被い薄板7に取り付けられている。これら
の締付け部材55を介して案内される引張りバンド57
は、エラストマー−リングとして形成されており、それ
故、これらの引張りバンドは2つの締付け部材55の中
間で直接ボス1上に案内されている。被い薄板6におけ
る引張りバンド57によって、第1の方向でのボス1の
変向が制限可能であり、かつ第2の被い薄板7に配設さ
れた引張りバンド57によって、ボス1の、前記の変向
に対して垂直の変向が制限可能である。その結果、2つ
の支承部材25を有するこのような実施例においても、
ボス1は、被い薄板6及び7に対して相対的に任意の半
径方向で変位可能である。
【0033】図12は、本発明による支承部材25の別
の実施例を示している。支承部材25は、ボス1を取り
囲むエラストマーのリング70によって形成されてお
り、このリングは周面の一部分において被い薄板6に当
接しており、かつ別の一部分によってボス1に当接して
いる。被い薄板6の半径方向で内側の端部と、摩擦リン
グ22との間に、リング70のための軸方向安全装置3
4として作用するガイド35が形成されている。リング
70は、有利には円形状の横断面を有して形成されてお
り、従って、被い薄板6との接触範囲でも、ボス1との
接触範囲でも、被い薄板6及び7に対するボス1の旋回
運動のために必要な湾曲部が軸方向で存在している。
【0034】リング70は、有利には圧力媒体充填部を
有する肉薄のホースとして構成されている。このような
実施例の利点は、純粋に半径方向で変向する際に、例え
ばリングが可撓的になり、かつこれによって半径方向の
軸のずれが、内実材料から成るリングより良好に補償可
能であることである。もちろん、内実材料から成るリン
グは、特に頑丈であり、かつコスト安であるという利点
を有している。
【0035】支承部材25の4つの全ての実施例では、
既に述べたばね26が、ボス1が被い薄板6及び7に対
して角度変向する際に戻し部材として作用する。4つの
種々の実施例における支承部材25の構成とは無関係
に、例えば無負荷ばね装置12のボス円板15における
ような捩じり振動止め機構の作用部材においては、前記
のボス円板15が例えば被い薄板13及び14に対して
角度変化することになる被い薄板6及び7に対して相対
的なボス1の変向が、一面ではボス円板15と被い薄板
13との間の、かつ他面ではボス円板15と被い薄板1
4との間の、望ましくない接触ひいては不都合な摩擦を
招かないことを考慮しなければならない。このような理
由から、このような作用部材の間の間隔を規定して最小
に制限することによって、あるいは例えばボス円板15
の遊動的な、すなわち軸方向に運動可能な配置によって
このような接触が阻止されている。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ク
ランク軸と駆動軸との間の半径方向の軸のずれに対して
付加的に角度のずれも補償されるような捩じり振動止め
機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】支承部材が、被い薄板とボスとの間でボスを遊
びを有して取り囲むリングの形状で構成されている場合
の、捩じり振動止め機構の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った部分的断面図であ
る。
【図3】図1に対して90°だけずらして示す、支承部
材の詳細図である。
【図4】被い薄板に対して角度変向されたボスを有す
る、図1に相応する縦断面図である。
【図5】上方の図半部と下方の図半部とが147,5°
の交角を有し、かつばね弾性的な線材リングによって形
成される支承部材を有する、図1に相応する捩じり振動
止め機構の縦断面図である。
【図6】図5による線材リングの平面図である。
【図7】被い薄板とボスとの間の支承部材、引張りバン
ドのための締付け部材を有する捩じり振動止め機構の縦
断面図である。
【図8】環状に設けられたボスアタッチメントを有す
る、図7のVIII−VIII線に沿った横断面図であ
る。
【図9】ボスアタッチメント−セグメントを有する、図
8に相応する横断面図である。
【図10】支承部材の構造的な軸方向の別の固定部を有
する、図7に相応する縦断面図である。
【図11】両方の被い薄板に配設されたそれぞれの支承
部材にそれぞれ1つの引張りバンドを有する部分の図で
ある。
【図12】エラストマー−リングの形状の支承部材を有
する捩じり振動止め機構の縦断面図である。
【図13】図11の図7に相応するA−A断面図であ
る。
【図14】図11の図7に相応するB−B断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボス 2 ボス円板 3 回転軸線 4 歯 6,7 被い薄板 8 結合リベット 9 コイルばね 10 負荷ばね装置 11 摩擦ライニング 12 無負荷ばね装置 13,14 被い薄板 15 ボス円板 16 コイルばね 17 舌片 18 切欠き部 19 さらばね 20 湾曲リング 21,22 摩擦リング 25 支承部材 26 ばね 27 スペースリング 30 リング 31 外側の乗り上げ部 32 内側の乗り上げ部 34 軸方向安全装置 37 支承個所 38 軸方向ガイド 39 切欠き部 40 線材リング 41 拡張部 42 リングセグメント 43 ウェブ 44 ボスアタッチメント 48 リング半部 49 スナップ結合部 50 突出部 55 締付け部材 56 溝 57 引張りバンド 59 溝 60 ストッパ 62 突出部 70 リング 81 受容部 82 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム・リンドナー ドイツ連邦共和国 シュヴァインフルト、 イイメンベルクシュトラーセ 11 (72)発明者 クラウス・メンメル ドイツ連邦共和国 ゲートハイム、アム・ アイヒヒューゲル 9 (72)発明者 イエルク・スダウ ドイツ連邦共和国 ニーダーヴァーレン、 オットーシュトラーセ 3 (72)発明者 ミカエル・ヴィーゼ ドイツ連邦共和国 ディッテルブルン、タ ンニクヴァーク 7

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボス円板と、このボス円板の両側に配置
    された被い薄板とを有するボスから成っており、前記被
    い薄板が、互いに固定的に結合されていてかつボス円板
    に対してばねの力に抗して所定の寸法だけ回動可能であ
    り、この場合、互いに回動可能な部材の半径方向のガイ
    ドが、被い薄板及びこの被い薄板の中央の開口内に取り
    付けられた支承部材を介して行われるようになってお
    り、この支承部材が、ボスに対する被い薄板の半径方向
    の相対運動性を許すようになっている形式の、自動車−
    摩擦クラッチのための捩じり振動止め機構において、支
    承部材(25)が、少なくとも、ボス(1)及び被い薄
    板(6,7)との接触範囲に、被い薄板(6,7)に対
    する支承部材(25)の角度変化のために、並びに支承
    部材(25)に対するボス(1)の角度変化のために、
    ボス(1)の軸方向で凸状の湾曲部を有するそれぞれ1
    つの乗り上げ部(31,32)を形成されており、かつ
    この角度変化の場合に被い薄板(6,7)及びボス
    (1)に対する支承部材(25)の軸方向変位を制限し
    ていて両方の接触部材(被い薄板6,7、ボス1)の少
    なくとも一方に形成されている軸方向安全装置(34)
    と協働するようになっていることを特徴とする、自動車
    −摩擦クラッチのための捩じり振動止め機構。
  2. 【請求項2】 支承部材(25)が、角度変化に対抗す
    る戻し部材(33)と協働するようになっており、この
    戻し部材が、一面ではボス(1)に、かつ他面では被い
    薄板(6,7)に係合することを特徴とする請求項1記
    載の捩じり振動止め機構。
  3. 【請求項3】 軸方向安全装置(34)が、被い薄板
    (6,7)の半径方向で内側の端部に設けられたガイド
    (35)によって形成されており、このガイドが、支承
    部材(25)を半径方向で外側の範囲で受容するために
    使用されることを特徴とする請求項1または2記載の捩
    じり振動止め機構。
  4. 【請求項4】 軸方向安全装置(34)が、ボス(1)
    内に設けられた切欠き部(39)によって形成されてお
    り、この切欠き部内に、支承部材(25)の少なくとも
    1つの突出部(50,62)が係合することを特徴とす
    る請求項1から3までのいずれか1記載の捩じり振動止
    め機構。
  5. 【請求項5】 支承部材(25)が、ボス(1)におけ
    る切欠き部(39)内に係合する軸方向で延びる突出部
    (50,62)を有して構成されていることを特徴とす
    る請求項4記載の捩じり振動止め機構。
  6. 【請求項6】 支承部材(25)が、ボス(1)を遊び
    を有して取り囲むリング(30)によって形成されてお
    り、このリングが、その外周面に互いに180°の角度
    だけずらされた外側の半球状の乗り上げ部(31)を有
    しており、この乗り上げ部が、被い薄板(6,7)に形
    成されたガイド(35)内に係合するようになってお
    り、さらにリングが、その内径に、それぞれ2つの外側
    の乗り上げ部(31)の間の角度的にほぼ中央に形成さ
    れたやはり半球状の内側の乗り上げ部(31)を備えて
    おり、これらの乗り上げ部が、ボス(1)の周面範囲に
    形成されたそれぞれ1つの支承個所(37)内に受容さ
    れていることを特徴とする請求項1から3までのいずれ
    か1記載の捩じり振動止め機構。
  7. 【請求項7】 ボス(1)が、支承部材(25)の半径
    方向で内側の乗り上げ部(32)の作用範囲でそれぞれ
    1つの軸方向ガイド(38)を有して構成されており、
    この軸方向ガイドが支承個所(37)に通じていること
    を特徴とする請求項6記載の捩じり振動止め機構。
  8. 【請求項8】 支承部材(25)が、耐摩耗性のプラス
    チックから成っていることを特徴とする請求項6記載の
    捩じり振動止め機構。
  9. 【請求項9】 支承部材(25)が、所定の角度間隔で
    設けられていて外側の乗り上げ部(31)として役立つ
    半径方向の拡張部(41)を有するばね弾性的な線材リ
    ング(40)によって形成されており、前記拡張部が、
    被い薄板(6,7)に形成されたガイド(35)内に係
    合するようになっており、これに対して、それぞれ2つ
    の拡張部(41)の間で延びていて半径方向で内側の乗
    り上げ部(32)を形成するリングセグメント(42)
    が、ボス側の受容部(81)内に配置されていることを
    特徴とする請求項1から4までのいずれか1記載の捩じ
    り振動止め機構。
  10. 【請求項10】 ボス側の受容部(81)が、軸方向で
    分割されるリング半部(47,48)を有するボスアタ
    ッチメント(44)に形成されており、これらのリング
    半部が、軸方向で作用するスナップ結合部(49)によ
    り互いに係合するようになっていることを特徴とする請
    求項9記載の捩じり振動止め機構。
  11. 【請求項11】 ボスアタッチメント(44)が、耐摩
    耗性の、耐熱のプラスチックから成っていることを特徴
    とする請求項10記載の捩じり振動止め機構。
  12. 【請求項12】 支承部材(25)が、ボス(1)に対
    して半径方向で間隔をおいて被い薄板(6,7)に所定
    の角度間隔で受容される、外径にそれぞれ形成された溝
    (56)を有するガイド(35)の締付け部材(55)
    を有しており、この場合、乗り上げ部(31,32)と
    して作用する引張りバンド(57)を受容するためのそ
    れぞれ互いに180°だけずらされた2つの締付け部材
    (55)が設けられており、前記引張りバンドが、両締
    付け部材の中間においてボス(1)に、その外周に沿っ
    て延びる所属の溝(59)内で当接するようになってい
    ることを特徴とする請求項1,3または4記載の捩じり
    振動止め機構。
  13. 【請求項13】 個々の締付け部材(55)が、それぞ
    れ90°だけ互いにずらされていることを特徴とする請
    求項12記載の捩じり振動止め機構。
  14. 【請求項14】 ガイド(35)の締付け部材(55)
    もボス(1)も、それぞれ1つの引張りバンド(57)
    を受容するための互いに平行な2つの溝(56,59)
    を有して構成されていることを特徴とする請求項12記
    載の捩じり振動止め機構。
  15. 【請求項15】 円形状の横断面のそれぞれ1つの引張
    りバンド(57)を受容するための、ガイド(35)及
    びボス(1)における溝(59)が、それぞれ引張りバ
    ンド(57)に合致する形状を有していることを特徴と
    する請求項12記載の捩じり振動止め機構。
  16. 【請求項16】 ボス(1)が、中断部を有して構成さ
    れているボスアタッチメント(44)を支持しており、
    この場合、残されたセグメント(58)が、ボス(1)
    の、2つの締付け部材(55)の中間で延びる部分をそ
    れぞれほぼ被っていることを特徴とする請求項12記載
    の捩じり振動止め機構。
  17. 【請求項17】 互いに反対側に位置する2つの締付け
    部材(55)が一方の被い薄板(6)に受容されてお
    り、互いに反対側に位置する別の両方の締付け部材(5
    5)が、前記の締付け部材に対して90°だけずらされ
    て他方の被い薄板(7)に受容されていることを特徴と
    する請求項13記載の捩じり振動止め機構。
  18. 【請求項18】 ボスアタッチメント(44)が、被い
    薄板(6)の、軸方向で外側に位置していて半径方向で
    内方へ延びるストッパ(60)によって軸方向で安全に
    されており、かつボスアタッチメントの、ストッパ(6
    0)に向かう側が球状に形成されていることを特徴とす
    る請求項12記載の捩じり振動止め機構。
  19. 【請求項19】 引張りバンド(57)が、螺旋引張り
    ばねによって形成されていることを特徴とする請求項1
    2記載の捩じり振動止め機構。
  20. 【請求項20】 引張りバンド(57)が、エラストマ
    ー−リングによって形成されていることを特徴とする請
    求項12記載の捩じり振動止め機構。
  21. 【請求項21】 締付け部材(55)が、ボスアタッチ
    メント(44)と同様にプラスチックから製造されてい
    ることを特徴とする請求項12または21記載の捩じり
    振動止め機構。
  22. 【請求項22】 支承部材(25)が、ボス(1)を取
    り囲むエラストマーのリング(70)によって形成され
    ており、このリングの、被い薄板(6,7)に向かう側
    が外側の乗り上げ部(31)として、かつボス(1)に
    向かう側が内側の乗り上げ部(32)として作用するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1から4までの
    いずれか1記載の捩じり振動止め機構。
  23. 【請求項23】 エラストマーのリング(70)が、圧
    力媒体充填部を有する肉薄のホースとして構成されてい
    ることを特徴とする請求項22記載の捩じり振動止め機
    構。
  24. 【請求項24】 エラストマーのリング(70)が内実
    材料から成っていることを特徴とする請求項22記載の
    捩じり振動止め機構。
  25. 【請求項25】 少なくとも1つのボス円板及びこのボ
    ス円板に軸方向で支持される少なくとも1つの負荷摩擦
    円板を有しており、この負荷摩擦円板に、軸方向力の準
    備のために使用される蓄圧器が配設されている形式の、
    請求項1記載の捩じり振動止め機構において、それらの
    間で摩擦接続的な結合は望ましくないような、ボス
    (1)に配置されたそれぞれ2つの作用部材(13,1
    4,15)の間の軸方向の間隔が、被い薄板(6,7)
    に対してボス(1)が角度変化する際に最大に形成され
    る、これらの作用部材(13,14,15)の1つのそ
    れぞれ他方の作用部材に対する軸のずれより大きくなっ
    ていることを特徴とする捩じり振動止め機構。
  26. 【請求項26】 作用部材(13,14,15)のうち
    少なくとも1つの部材が、軸方向で遊動的に支承されて
    いることを特徴とする請求項25記載の捩じり振動止め
    機構。
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