JP3010419B2 - 摩擦クラッチのための捩じり振動止め機構 - Google Patents
摩擦クラッチのための捩じり振動止め機構Info
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- JP3010419B2 JP3010419B2 JP7087437A JP8743795A JP3010419B2 JP 3010419 B2 JP3010419 B2 JP 3010419B2 JP 7087437 A JP7087437 A JP 7087437A JP 8743795 A JP8743795 A JP 8743795A JP 3010419 B2 JP3010419 B2 JP 3010419B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/129—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボス円板と、このボス
円板の両側に配置された外側薄板とを有するボスから成
っており、前記外側薄板が、互いに固定的に結合されて
いてかつボス円板に対してコイルばねの弾性力に抗して
所定の寸法だけ回動可能であり、かつ、互いに回動可能
な前記外側薄板の半径方向のガイドが、外側薄板及びこ
の外側薄板の中央の開口内に取り付けられた軸受要素を
介して行われるようになっており、この軸受要素が、ボ
スに対する外側薄板の半径方向の相対運動性を許すよう
になっている形式の自動車用摩擦クラッチのための捩じ
り振動止め機構に関する。
円板の両側に配置された外側薄板とを有するボスから成
っており、前記外側薄板が、互いに固定的に結合されて
いてかつボス円板に対してコイルばねの弾性力に抗して
所定の寸法だけ回動可能であり、かつ、互いに回動可能
な前記外側薄板の半径方向のガイドが、外側薄板及びこ
の外側薄板の中央の開口内に取り付けられた軸受要素を
介して行われるようになっており、この軸受要素が、ボ
スに対する外側薄板の半径方向の相対運動性を許すよう
になっている形式の自動車用摩擦クラッチのための捩じ
り振動止め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第3248119
号明細書には、図5に示された軸受要素が記載されてお
り、この軸受要素においては、一方の外側薄板が、ボス
円板から離れて曲げられている半径方向で内側の端部に
よって二脚状のばねリングの一方の脚に支持されてお
り、このばねリングはその他方の脚を介してボスにおけ
るボス円板の取り付け個所に支持されている。このよう
なばねリングによって、その半径方向での可撓性に基づ
いて、外側薄板と駆動結合される自動車のクランク軸
と、ボスを受容する駆動軸との間の半径方向での軸のず
れを補償することができる。
号明細書には、図5に示された軸受要素が記載されてお
り、この軸受要素においては、一方の外側薄板が、ボス
円板から離れて曲げられている半径方向で内側の端部に
よって二脚状のばねリングの一方の脚に支持されてお
り、このばねリングはその他方の脚を介してボスにおけ
るボス円板の取り付け個所に支持されている。このよう
なばねリングによって、その半径方向での可撓性に基づ
いて、外側薄板と駆動結合される自動車のクランク軸
と、ボスを受容する駆動軸との間の半径方向での軸のず
れを補償することができる。
【0003】ともかく両方の軸が平行に整合されている
場合にクランク軸と駆動軸との間に軸のずれが存在する
限りでは、このような軸のずれを補償するために、半径
方向でたわむばねリングで十分であるかもしれない。し
かし、このばねリングは、クランク軸と駆動軸とが角度
のずれを有して延びていることによってしばしば不均一
に生じる場合には役に立たない。この結果、捩じり振動
止め機構の互いに角度を成して整合される構成部材にお
ける高い縁圧縮によって生じる不都合な摩擦に極めて高
い影響が及ぼされる。
場合にクランク軸と駆動軸との間に軸のずれが存在する
限りでは、このような軸のずれを補償するために、半径
方向でたわむばねリングで十分であるかもしれない。し
かし、このばねリングは、クランク軸と駆動軸とが角度
のずれを有して延びていることによってしばしば不均一
に生じる場合には役に立たない。この結果、捩じり振動
止め機構の互いに角度を成して整合される構成部材にお
ける高い縁圧縮によって生じる不都合な摩擦に極めて高
い影響が及ぼされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、クラ
ンク軸と駆動軸との間の半径方向の軸のずれに対して付
加的に角度のずれも補償されるように、捩じり振動止め
を構成することである。
ンク軸と駆動軸との間の半径方向の軸のずれに対して付
加的に角度のずれも補償されるように、捩じり振動止め
を構成することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】前述の課題は、
本発明によれば、軸受要素が、少なくとも、ボス及び外
側薄板との接触範囲に、外側薄板に対する軸受要素の取
付角度変化を可能とするために、並びに軸受要素に対す
るボスの支承角度変化を可能とするために、ボスの軸方
向で凸状の湾曲部を有するそれぞれ内向きおよび外向き
に直径方向に対を成して設けられた乗り上げ部で形成さ
れており、かつこれら角度変化の際に外側薄板及びボス
に対する軸受要素の軸方向変位を制限するために前記外
側薄板及び前記ボスの少なくとも一方に形成されている
軸方向安全装置と協働するようになっており、
本発明によれば、軸受要素が、少なくとも、ボス及び外
側薄板との接触範囲に、外側薄板に対する軸受要素の取
付角度変化を可能とするために、並びに軸受要素に対す
るボスの支承角度変化を可能とするために、ボスの軸方
向で凸状の湾曲部を有するそれぞれ内向きおよび外向き
に直径方向に対を成して設けられた乗り上げ部で形成さ
れており、かつこれら角度変化の際に外側薄板及びボス
に対する軸受要素の軸方向変位を制限するために前記外
側薄板及び前記ボスの少なくとも一方に形成されている
軸方向安全装置と協働するようになっており、
【0006】さらに、前記軸受要素が、角度変化に対抗
する皿ばねに依って構成された戻し部材によって軸方向
に付勢されるようになっており、この戻し部材が、一面
ではボスに、かつ他面では外側薄板に係合する構成によ
って解決される。
する皿ばねに依って構成された戻し部材によって軸方向
に付勢されるようになっており、この戻し部材が、一面
ではボスに、かつ他面では外側薄板に係合する構成によ
って解決される。
【0007】軸受要素は、ボスの軸方向に凸状の湾曲部
を有している各1対の内向きおよび外向きの乗り上げ部
によって、外側薄板に対する外向きの乗り上げ部の角度
変化、並びに内向きの乗り上げ部におけるボスの同様の
変化を可能にする。これによって、ボスは軸受要素を介
して外側薄板に対して次のように、つまり外側薄板とボ
スとの軸線が互いに角度を成して整合されているように
調整されることができる。このような形式で、自動車の
クランク軸と駆動軸との間の角度のずれによって惹起さ
れる外側薄板とボスとの間の大きな角度のずれも補償さ
れることができる。軸受要素は、このような機能を満た
すために、クランク軸側の外側薄板とも、駆動軸側の外
側薄板とも係合することができる。
を有している各1対の内向きおよび外向きの乗り上げ部
によって、外側薄板に対する外向きの乗り上げ部の角度
変化、並びに内向きの乗り上げ部におけるボスの同様の
変化を可能にする。これによって、ボスは軸受要素を介
して外側薄板に対して次のように、つまり外側薄板とボ
スとの軸線が互いに角度を成して整合されているように
調整されることができる。このような形式で、自動車の
クランク軸と駆動軸との間の角度のずれによって惹起さ
れる外側薄板とボスとの間の大きな角度のずれも補償さ
れることができる。軸受要素は、このような機能を満た
すために、クランク軸側の外側薄板とも、駆動軸側の外
側薄板とも係合することができる。
【0008】ボスを外側薄板に対して整合させることに
よって、捩じり振動止め機構のボスに配置された作用部
材の、外側薄板に対する傾斜が避けられる。これによっ
て、このような傾斜の場合に常に生じるような摩擦損失
が排除されるので、クラッチによって特に摩擦のないモ
ーメント伝達が可能である。その結果、捩じり振動止め
機構は所望の摩擦によってのみ作用し、従って、クラン
ク軸における、あるいは駆動軸における曲げ振動は、こ
れらの軸の角度がずれる場合にも申し分なく補償される
ことができる。
よって、捩じり振動止め機構のボスに配置された作用部
材の、外側薄板に対する傾斜が避けられる。これによっ
て、このような傾斜の場合に常に生じるような摩擦損失
が排除されるので、クラッチによって特に摩擦のないモ
ーメント伝達が可能である。その結果、捩じり振動止め
機構は所望の摩擦によってのみ作用し、従って、クラン
ク軸における、あるいは駆動軸における曲げ振動は、こ
れらの軸の角度がずれる場合にも申し分なく補償される
ことができる。
【0009】外側薄板に対するボスの角度変化のために
常に軸方向での運動成分も生じるので、捩じり振動止め
の機能安全性を保証するために、軸方向安全装置は、軸
受要素の所定の運動成分を越えるあらゆる軸方向運動を
阻止しなければならない。
常に軸方向での運動成分も生じるので、捩じり振動止め
の機能安全性を保証するために、軸方向安全装置は、軸
受要素の所定の運動成分を越えるあらゆる軸方向運動を
阻止しなければならない。
【0010】軸受要素は、その都度の構成に関連して、
半径方向で弾性的に変形可能に、あるいは外側薄板及び
/又はボスに対して半径方向の遊びを有して構成されて
いる。これによって、外側薄板とボスとの間の半径方向
の軸のずれの補償が保証されている。
半径方向で弾性的に変形可能に、あるいは外側薄板及び
/又はボスに対して半径方向の遊びを有して構成されて
いる。これによって、外側薄板とボスとの間の半径方向
の軸のずれの補償が保証されている。
【0011】外側薄板に対するボスの角度変化は、上記
した本発明に依る構成によれば、皿ばねで構成される戻
し部材の軸方向押圧作用に抗して行われ、その結果、角
度のずれが寸法的に変化されるとすぐに、新しい角度の
ずれに適合するためにボスの心定めを自動的に行うこと
ができる。
した本発明に依る構成によれば、皿ばねで構成される戻
し部材の軸方向押圧作用に抗して行われ、その結果、角
度のずれが寸法的に変化されるとすぐに、新しい角度の
ずれに適合するためにボスの心定めを自動的に行うこと
ができる。
【0012】請求項3〜5には、戻し部材のための有利
な構成、並びに外側薄板又はボスと関連させて軸方向安
全装置のための有利な構成がそれぞれ記載されている。
な構成、並びに外側薄板又はボスと関連させて軸方向安
全装置のための有利な構成がそれぞれ記載されている。
【0013】請求項6は軸受要素の構成を記載してお
り、この場合、軸受要素は、半球状の乗り上げ部に基づ
いて外側薄板におけるガイドのためのほぼ点状の接点範
囲を有しており、かつ任意の方向でボスの球状凹部内で
運動可能であり、これによって複数の自由度は可能な限
り大きくなり、かつ接触範囲への摩擦の影響は最小にな
る。対になっている乗り上げ部をそれぞれ180°だけ
ずらして配置することによって、外側の乗り上げ部を介
して軸受要素の第1の旋回方向が、かつ内側の乗り上げ
部を介して第2の旋回方向が得られる。両方の乗り上げ
部対を互いにそれぞれ90°だけずらして配置する場合
に、これら両方の旋回方向は互いに垂直に位置し、その
結果、軸受要素は、運動が重なる場合に両方の方向で任
意に角度変位可能である。変位角度は、小さな変位角度
の場合に軸方向安全装置がほとんど作用しない限りで
は、軸受要素のリングと、ボスもしくは外側薄板との間
に存在する遊びの大きさによって制限される。この遊び
に基づいて、外側薄板とボスとの間の半径方向の軸のず
れがさらに補償されることができる。
り、この場合、軸受要素は、半球状の乗り上げ部に基づ
いて外側薄板におけるガイドのためのほぼ点状の接点範
囲を有しており、かつ任意の方向でボスの球状凹部内で
運動可能であり、これによって複数の自由度は可能な限
り大きくなり、かつ接触範囲への摩擦の影響は最小にな
る。対になっている乗り上げ部をそれぞれ180°だけ
ずらして配置することによって、外側の乗り上げ部を介
して軸受要素の第1の旋回方向が、かつ内側の乗り上げ
部を介して第2の旋回方向が得られる。両方の乗り上げ
部対を互いにそれぞれ90°だけずらして配置する場合
に、これら両方の旋回方向は互いに垂直に位置し、その
結果、軸受要素は、運動が重なる場合に両方の方向で任
意に角度変位可能である。変位角度は、小さな変位角度
の場合に軸方向安全装置がほとんど作用しない限りで
は、軸受要素のリングと、ボスもしくは外側薄板との間
に存在する遊びの大きさによって制限される。この遊び
に基づいて、外側薄板とボスとの間の半径方向の軸のず
れがさらに補償されることができる。
【0014】請求項7に記載の構成は、内側の乗り上げ
部によってその個所で半径方向で狭くなっているような
軸受要素を、組立て時に簡単にボスに差し嵌めることが
できるために必要である。
部によってその個所で半径方向で狭くなっているような
軸受要素を、組立て時に簡単にボスに差し嵌めることが
できるために必要である。
【0015】軸受要素がプラスチックから製造されてい
る請求項8の記載に相応して、軸受要素の半球状の構成
によって得られる摩擦減少がさらに高められる。
る請求項8の記載に相応して、軸受要素の半球状の構成
によって得られる摩擦減少がさらに高められる。
【0016】請求項9に記載の軸受要素においては、線
材リングによって外側薄板とボスとの間の結合部が形成
される。円形横断面の線材リングを有利に使用すること
により、軸方向で延びる湾曲部が、外側の乗り上げ部を
形成する拡張部において、並びに内側の乗り上げ部を形
成するリングセグメントにおいて特に良好に生ぜしめら
れ、この湾曲部は、外側薄板とボスとの間の角度のずれ
を導入するために必要である。これに対して、半径方向
の軸のずれの補償は、線材リングのばね弾性的な構成に
基づいて可能である。
材リングによって外側薄板とボスとの間の結合部が形成
される。円形横断面の線材リングを有利に使用すること
により、軸方向で延びる湾曲部が、外側の乗り上げ部を
形成する拡張部において、並びに内側の乗り上げ部を形
成するリングセグメントにおいて特に良好に生ぜしめら
れ、この湾曲部は、外側薄板とボスとの間の角度のずれ
を導入するために必要である。これに対して、半径方向
の軸のずれの補償は、線材リングのばね弾性的な構成に
基づいて可能である。
【0017】請求項10の記載によるボスアタッチメン
トの構成によって、このボスアタッチメントの組み立て
可能性が改良されている。請求項11の記載に相応し
て、ボスアタッチメントがプラスチックから製造されて
いると、線材リングにおける摩耗が減少される。
トの構成によって、このボスアタッチメントの組み立て
可能性が改良されている。請求項11の記載に相応し
て、ボスアタッチメントがプラスチックから製造されて
いると、線材リングにおける摩耗が減少される。
【0018】請求項12の記載による軸受要素は複数の
引張りバンドを有しており、これらの引張りバンドのそ
れぞれは、本発明によれば、2つの締付け部材の間で次
のように、つまり、これらの締付け部材の中間の範囲で
はボスによって拡張され、一部分がこのボスに沿ってさ
らに案内されていて、かつこれによって変位運動時にボ
スを両方の締付け部材の結合軸線に対して垂直に弾性的
に制動するように案内されている。引張りバンドを有す
る別の2つの締付け部材は、請求項13の記載に相応し
て、前記の両方の締付け部材に対して90°だけずらし
て配置されており、従って、ボスの制限される変位は互
いに直交する2つの運動方向で可能であり、それ故に半
径方向の軸補償が有利に実現可能である。軸受要素のこ
のような構成においても、特に、円形状の横断面の引張
りバンドを使用する場合にその表面が、軸方向で延びる
湾曲部を有する乗り上げ部として使用可能である場合
に、ボスは外側薄板に対して角度を成して整合されるこ
とができる。
引張りバンドを有しており、これらの引張りバンドのそ
れぞれは、本発明によれば、2つの締付け部材の間で次
のように、つまり、これらの締付け部材の中間の範囲で
はボスによって拡張され、一部分がこのボスに沿ってさ
らに案内されていて、かつこれによって変位運動時にボ
スを両方の締付け部材の結合軸線に対して垂直に弾性的
に制動するように案内されている。引張りバンドを有す
る別の2つの締付け部材は、請求項13の記載に相応し
て、前記の両方の締付け部材に対して90°だけずらし
て配置されており、従って、ボスの制限される変位は互
いに直交する2つの運動方向で可能であり、それ故に半
径方向の軸補償が有利に実現可能である。軸受要素のこ
のような構成においても、特に、円形状の横断面の引張
りバンドを使用する場合にその表面が、軸方向で延びる
湾曲部を有する乗り上げ部として使用可能である場合
に、ボスは外側薄板に対して角度を成して整合されるこ
とができる。
【0019】請求項14に記載の構成によって、互いに
垂直に延びる2つの引張りバンドを出来る限り僅かな軸
方向離間距離の平行な2つの平面内において走行させる
事が可能である。それぞれの引張りバンドによって所属
の作用方向の力だけを受け止めることができるので、一
方の引張りバンドによって受け止められない作用方向を
有する力が導入される際には、この力は極めて小さなて
こ腕によってそれぞれ他方の引張りバンドに導入可能で
ある。これによって、引張りバンドの弾性度にも拘ら
ず、ボスは外側薄板に対して確実に心定め可能である。
垂直に延びる2つの引張りバンドを出来る限り僅かな軸
方向離間距離の平行な2つの平面内において走行させる
事が可能である。それぞれの引張りバンドによって所属
の作用方向の力だけを受け止めることができるので、一
方の引張りバンドによって受け止められない作用方向を
有する力が導入される際には、この力は極めて小さなて
こ腕によってそれぞれ他方の引張りバンドに導入可能で
ある。これによって、引張りバンドの弾性度にも拘ら
ず、ボスは外側薄板に対して確実に心定め可能である。
【0020】ガイド及びボスにおける溝の請求項15に
記載された構成は、特に引張りバンドが要求に合った横
断面形状である場合に有利である。この場合、ボスは請
求項16の記載により、互いに所定の角度間隔で配置さ
れたセグメントを備えたボスアタッチメントを有してい
る。
記載された構成は、特に引張りバンドが要求に合った横
断面形状である場合に有利である。この場合、ボスは請
求項16の記載により、互いに所定の角度間隔で配置さ
れたセグメントを備えたボスアタッチメントを有してい
る。
【0021】請求項17の記載において、引張りバンド
を備えた軸受要素の極めて簡単な構成が得られる。
を備えた軸受要素の極めて簡単な構成が得られる。
【0022】請求項18に記載のボスアタッチメントの
構成により、外側薄板に対するボスの角度変位性が改善
される。
構成により、外側薄板に対するボスの角度変位性が改善
される。
【0023】請求項19および20には、引張りバンド
のための有利な構成が記載されており、請求項21に
は、このために適する締付け部材及びボスアタッチメン
トの構成が記載されている。
のための有利な構成が記載されており、請求項21に
は、このために適する締付け部材及びボスアタッチメン
トの構成が記載されている。
【0024】請求項22には、軸受要素の極めて簡単な
構成が記載されており、請求項23及び24には、軸受
要素の改良が記載されている。
構成が記載されており、請求項23及び24には、軸受
要素の改良が記載されている。
【0025】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳しく
説明する。
説明する。
【0026】図1に示された捩じり振動止め機構は、ボ
ス1によって図示しない駆動軸に回転不能に、しかし軸
方向に移動可能に支承されており、かつ回転軸線3を中
心にして回転する。ボスは周面で歯4を介して回動遊び
を有してボス円板2と結合されている。ボス円板2の両
側に、外側薄板6,7が配置されており、これらの外側
薄板はそれらの外径の領域で結合リベット8を介して互
いに回転不能に結合されている。外側薄板6,7及びボ
ス円板2の窓内にコイルばね9が配置されており、これ
によって負荷ばね装置10が形成される。
ス1によって図示しない駆動軸に回転不能に、しかし軸
方向に移動可能に支承されており、かつ回転軸線3を中
心にして回転する。ボスは周面で歯4を介して回動遊び
を有してボス円板2と結合されている。ボス円板2の両
側に、外側薄板6,7が配置されており、これらの外側
薄板はそれらの外径の領域で結合リベット8を介して互
いに回転不能に結合されている。外側薄板6,7及びボ
ス円板2の窓内にコイルばね9が配置されており、これ
によって負荷ばね装置10が形成される。
【0027】外側薄板6の外周面に、摩擦ライニング1
1が固定されている。ボス円板2と外側薄板6との間
に、無負荷ばね装置12が配置されており、この無負荷
ばね装置は、両方の覆い薄板13,14、及びボス1に
回転不能に取り付けられているボス円板15、並びにコ
イルばね16から成っている。外側の覆い薄板13は、
その外周面の領域に、かつコイルばね16の半径方向で
外側に、軸方向で曲げられた舌片17を有しており、こ
の舌片は、ボス円板2の切欠き部18内まで突入してお
り、かつここで周面で遊びなしに回転結合部を形成す
る。同じ舌片17は、内側に位置する覆い薄板14をも
周面で固定する。軸方向で見て、覆い薄板13は図示し
ない支持縁を介して覆い薄板14上に載せられており、
かつ両方の覆い薄板13,14はボス円板2に軸方向で
支持される。この場合、軸方向の支持力は、外側薄板7
と湾曲リング20との間に配置されている皿バネ19に
よって生ぜしめられ、前記湾曲リングは、回転不能に、
しかし軸方向で変位可能に外側薄板7と結合されてお
り、かつそれ自体がボス円板2に支持される摩擦リング
21を負荷する。皿バネ19の軸方向力は、外側薄板7
及び結合リベット8を介して外側薄板6に案内され、か
つそこから摩擦リング22を介してさらに無負荷ばね装
置12の外側の覆い薄板13に案内される。これによっ
て、この系は軸方向で閉じられている。
1が固定されている。ボス円板2と外側薄板6との間
に、無負荷ばね装置12が配置されており、この無負荷
ばね装置は、両方の覆い薄板13,14、及びボス1に
回転不能に取り付けられているボス円板15、並びにコ
イルばね16から成っている。外側の覆い薄板13は、
その外周面の領域に、かつコイルばね16の半径方向で
外側に、軸方向で曲げられた舌片17を有しており、こ
の舌片は、ボス円板2の切欠き部18内まで突入してお
り、かつここで周面で遊びなしに回転結合部を形成す
る。同じ舌片17は、内側に位置する覆い薄板14をも
周面で固定する。軸方向で見て、覆い薄板13は図示し
ない支持縁を介して覆い薄板14上に載せられており、
かつ両方の覆い薄板13,14はボス円板2に軸方向で
支持される。この場合、軸方向の支持力は、外側薄板7
と湾曲リング20との間に配置されている皿バネ19に
よって生ぜしめられ、前記湾曲リングは、回転不能に、
しかし軸方向で変位可能に外側薄板7と結合されてお
り、かつそれ自体がボス円板2に支持される摩擦リング
21を負荷する。皿バネ19の軸方向力は、外側薄板7
及び結合リベット8を介して外側薄板6に案内され、か
つそこから摩擦リング22を介してさらに無負荷ばね装
置12の外側の覆い薄板13に案内される。これによっ
て、この系は軸方向で閉じられている。
【0028】回動可能な作用部材の半径方向の案内は、
外側薄板6に取り付けられている軸受要素25を介して
行われる。軸受要素は戻し部材33を構成する皿ばね2
6によって軸方向に押圧負荷され、このばねは、一方側
ではスペースリング27を介してボス1に、かつ他方側
では外側薄板7に支持される。この場合、ボス1は、皿
ばね26、軸受要素25及びスペースリング27と一緒
に、低い摩擦値の摩擦装置を形成し、この摩擦装置は、
回動角度範囲全体にわたって有効でありかつ無負荷範囲
で単独の摩擦力を生じる。負荷範囲では、この摩擦力に
付加的に、両方の摩擦リング21,22並びに皿バネ1
9によって生ぜしめられる別の摩擦力が生じる。
外側薄板6に取り付けられている軸受要素25を介して
行われる。軸受要素は戻し部材33を構成する皿ばね2
6によって軸方向に押圧負荷され、このばねは、一方側
ではスペースリング27を介してボス1に、かつ他方側
では外側薄板7に支持される。この場合、ボス1は、皿
ばね26、軸受要素25及びスペースリング27と一緒
に、低い摩擦値の摩擦装置を形成し、この摩擦装置は、
回動角度範囲全体にわたって有効でありかつ無負荷範囲
で単独の摩擦力を生じる。負荷範囲では、この摩擦力に
付加的に、両方の摩擦リング21,22並びに皿バネ1
9によって生ぜしめられる別の摩擦力が生じる。
【0029】図1〜図4から判るように、軸受要素25
は、ボス1を遊びを有して取り囲むリング30によって
形成されており、このリングは、その外径には、直径方
向に、すなわち互いにそれぞれ180°だけずらされた
外側の乗り上げ部31を対を成して有しており、かつそ
の内径には、外側の乗り上げ部31に対してそれぞれ9
0°だけずらされた同様に直径方向に対を成した内側の
乗り上げ部32(図2)を有している。内側の乗り上げ
部32と同様に半円形に構成されている外側の乗り上げ
部31は、外側薄板6の半径方向内側の端部に形成され
たガイド35内に係合しており、このガイドは、外側薄
板6内でリング状に循環していてかつ外側の乗り上げ部
31の形状に合致する横断面形状を有している。ガイド
35は、図1によれば、外側薄板6をこれに軸方向で接
続された摩擦リング22と組み合わせることによっても
形成されており、かつ軸受要素25のために軸方向安全
装置34の機能を引き受ける。
は、ボス1を遊びを有して取り囲むリング30によって
形成されており、このリングは、その外径には、直径方
向に、すなわち互いにそれぞれ180°だけずらされた
外側の乗り上げ部31を対を成して有しており、かつそ
の内径には、外側の乗り上げ部31に対してそれぞれ9
0°だけずらされた同様に直径方向に対を成した内側の
乗り上げ部32(図2)を有している。内側の乗り上げ
部32と同様に半円形に構成されている外側の乗り上げ
部31は、外側薄板6の半径方向内側の端部に形成され
たガイド35内に係合しており、このガイドは、外側薄
板6内でリング状に循環していてかつ外側の乗り上げ部
31の形状に合致する横断面形状を有している。ガイド
35は、図1によれば、外側薄板6をこれに軸方向で接
続された摩擦リング22と組み合わせることによっても
形成されており、かつ軸受要素25のために軸方向安全
装置34の機能を引き受ける。
【0030】内側の乗り上げ部32にそれぞれ1つの軸
方向ガイド38が対応されており、この軸方向ガイド
は、内側の乗り上げ部32の形状に合致する横断面形状
を有していて、かつ図3に示す球セグメント状に形成さ
れている所属の支承箇所37まで通じている。軸受要素
25の内側の乗り上げ部32は、それが相応する軸方向
ガイド38を介して支承箇所37内へ運動された後に、
支承箇所に当接する。軸方向ガイド38を省略する場合
には支承箇所37が半球状であり、この場合、リング3
0は、ボス1に差し嵌めた後にかしめられ、あるいは圧
縮され、その結果、内側の乗り上げ部32は支承箇所3
7内に形状接続的に係合する。前記の両方の実施例にお
いて、支承箇所37は軸受要素25のための、ボス1に
対して相対的な回転防止装置を形成する。
方向ガイド38が対応されており、この軸方向ガイド
は、内側の乗り上げ部32の形状に合致する横断面形状
を有していて、かつ図3に示す球セグメント状に形成さ
れている所属の支承箇所37まで通じている。軸受要素
25の内側の乗り上げ部32は、それが相応する軸方向
ガイド38を介して支承箇所37内へ運動された後に、
支承箇所に当接する。軸方向ガイド38を省略する場合
には支承箇所37が半球状であり、この場合、リング3
0は、ボス1に差し嵌めた後にかしめられ、あるいは圧
縮され、その結果、内側の乗り上げ部32は支承箇所3
7内に形状接続的に係合する。前記の両方の実施例にお
いて、支承箇所37は軸受要素25のための、ボス1に
対して相対的な回転防止装置を形成する。
【0031】このようにして、図4に示されるように軸
受要素25は外側薄板6,7に対するボス1の角度変位
を許すことができ、かつこれによって入力側の図示しな
いクランク軸と、出力側のやはり図示しない駆動軸との
間の角度のずれを補償することができるようになる。こ
の場合、外側薄板6,7に対するボスの変位角度は、リ
ング30の内径とボス1の外径との間に存在する遊びに
よって規定される。このような遊びによって、さらに外
側薄板6,7に対するボス1の半径方向の相対運動が可
能になり、従って、前記の両軸間の半径方向の軸のずれ
が半径方向で補償可能である。
受要素25は外側薄板6,7に対するボス1の角度変位
を許すことができ、かつこれによって入力側の図示しな
いクランク軸と、出力側のやはり図示しない駆動軸との
間の角度のずれを補償することができるようになる。こ
の場合、外側薄板6,7に対するボスの変位角度は、リ
ング30の内径とボス1の外径との間に存在する遊びに
よって規定される。このような遊びによって、さらに外
側薄板6,7に対するボス1の半径方向の相対運動が可
能になり、従って、前記の両軸間の半径方向の軸のずれ
が半径方向で補償可能である。
【0032】図5には、軸受要素25の別の実施例が示
されている。この軸受要素はばね弾性的な線材リング4
0を有しており、この線材リングは、図5に示すように
所定の角度間隔で半径方向の拡張部41を有しており、
これらの拡張部の間に半径方向で狭くされたリングセグ
メント42が延びている。線材リング40は、外側の乗
り上げ部31として作用する半径方向の拡張部41を介
して、外側薄板6の半径方向内側の端部に形成されたガ
イド35内に次のように、つまり、線材リング40の、
半径方向の拡張部41とリングセグメント42との間に
延びるウェブ43がガイドの図示しない相応するストッ
パに当接し、その結果、外側薄板6と線材リング40と
の間に回転不能の結合部が生じるように受容されてい
る。ガイド35は、軸受要素25のこのような実施例で
も軸方向安全装置34として作用している。
されている。この軸受要素はばね弾性的な線材リング4
0を有しており、この線材リングは、図5に示すように
所定の角度間隔で半径方向の拡張部41を有しており、
これらの拡張部の間に半径方向で狭くされたリングセグ
メント42が延びている。線材リング40は、外側の乗
り上げ部31として作用する半径方向の拡張部41を介
して、外側薄板6の半径方向内側の端部に形成されたガ
イド35内に次のように、つまり、線材リング40の、
半径方向の拡張部41とリングセグメント42との間に
延びるウェブ43がガイドの図示しない相応するストッ
パに当接し、その結果、外側薄板6と線材リング40と
の間に回転不能の結合部が生じるように受容されてい
る。ガイド35は、軸受要素25のこのような実施例で
も軸方向安全装置34として作用している。
【0033】線材リング40のリングセグメント42
は、ボスアタッチメント44のリング状の環状の溝の形
状の受容部81内に当接しており、この場合、この溝の
横断面形状は有利には線材リング40の横断面形状に一
致している。ボスアタッチメント44は、ボス1に固定
されたリングとして構成されており、このリングは、ボ
ス1への良好な組み立て可能性のためにリング半部4
7,48によって形成されており、これらのリング半部
は、軸方向で作用するスナップ結合部49を介して互い
に係合されるようになっている。リング状のボスアタッ
チメント44は、一面ではボス1の段部82に当接し、
かつ他面では半径方向で内側に一体形成された突出部5
0を介して、ボス1に形成された切欠き部39内に軸方
向で支持される。このように、ボスアタッチメント44
も軸受要素25のための軸方向安全装置34として作用
して固定されている。ボスアタッチメント44の周方向
では、有利には、ボスアタッチメント44ひいてはボス
1と、外側薄板6,7と回転不能の線材リング40との
間の摩擦によって制動される相対回動の可能性が生ぜし
められる。
は、ボスアタッチメント44のリング状の環状の溝の形
状の受容部81内に当接しており、この場合、この溝の
横断面形状は有利には線材リング40の横断面形状に一
致している。ボスアタッチメント44は、ボス1に固定
されたリングとして構成されており、このリングは、ボ
ス1への良好な組み立て可能性のためにリング半部4
7,48によって形成されており、これらのリング半部
は、軸方向で作用するスナップ結合部49を介して互い
に係合されるようになっている。リング状のボスアタッ
チメント44は、一面ではボス1の段部82に当接し、
かつ他面では半径方向で内側に一体形成された突出部5
0を介して、ボス1に形成された切欠き部39内に軸方
向で支持される。このように、ボスアタッチメント44
も軸受要素25のための軸方向安全装置34として作用
して固定されている。ボスアタッチメント44の周方向
では、有利には、ボスアタッチメント44ひいてはボス
1と、外側薄板6,7と回転不能の線材リング40との
間の摩擦によって制動される相対回動の可能性が生ぜし
められる。
【0034】この実施例による線材リング40は、円形
横断面を有して構成されている。このことによって、線
材リングは、半径方向の拡張部41によっても、リング
セグメント42によっても、それぞれ軸方向に延びる湾
曲部を備えた乗り上げ部31,32を有しており、これ
らの乗り上げ部は外側薄板6とボス1との間での線材リ
ングの角度変化を可能にする。この結果、このような軸
受要素25によっても、クランク軸と駆動軸との間の角
度のずれを補償することができる。さらに、半径方向で
作用している線材リング40のばね弾性的な振る舞いに
基づいて、クランクと駆動軸との間の半径方向の軸のず
れを半径方向で補償することもできる。
横断面を有して構成されている。このことによって、線
材リングは、半径方向の拡張部41によっても、リング
セグメント42によっても、それぞれ軸方向に延びる湾
曲部を備えた乗り上げ部31,32を有しており、これ
らの乗り上げ部は外側薄板6とボス1との間での線材リ
ングの角度変化を可能にする。この結果、このような軸
受要素25によっても、クランク軸と駆動軸との間の角
度のずれを補償することができる。さらに、半径方向で
作用している線材リング40のばね弾性的な振る舞いに
基づいて、クランクと駆動軸との間の半径方向の軸のず
れを半径方向で補償することもできる。
【0035】線材リング40を摩耗に対して保護するた
めに、相対回動が生じるような個所に、つまり、既に述
べたようにボスアタッチメント44と線材リング40の
リングセグメント42との間に、有利には金属/プラス
チック結合部が設けられており、この場合、ボスアタッ
チメント44がプラスチックから製造される。
めに、相対回動が生じるような個所に、つまり、既に述
べたようにボスアタッチメント44と線材リング40の
リングセグメント42との間に、有利には金属/プラス
チック結合部が設けられており、この場合、ボスアタッ
チメント44がプラスチックから製造される。
【0036】図7に示された第3実施例では、外側薄板
6の半径方向で内側の端部にそれぞれ90°だけ互いに
ずらされた締付け部材55(図8)が固定されている。
これらの締付け部材は、ボス1を取り囲む溝56を有し
ており、これらの溝は、互いに平行に配置されていて、
かつこれらはそれぞれ、有利には螺旋引張りばね又はエ
ラストマー−リングによって形成される引張りバンド5
7を受容するために設けられている。ボス1にはボスア
タッチメント44が次のように、つまりボスアタッチメ
ント内でボス1の周りに環状に互いに平行に形成されて
いる溝59が締付け部材55の溝56と整合するように
固定されている。
6の半径方向で内側の端部にそれぞれ90°だけ互いに
ずらされた締付け部材55(図8)が固定されている。
これらの締付け部材は、ボス1を取り囲む溝56を有し
ており、これらの溝は、互いに平行に配置されていて、
かつこれらはそれぞれ、有利には螺旋引張りばね又はエ
ラストマー−リングによって形成される引張りバンド5
7を受容するために設けられている。ボス1にはボスア
タッチメント44が次のように、つまりボスアタッチメ
ント内でボス1の周りに環状に互いに平行に形成されて
いる溝59が締付け部材55の溝56と整合するように
固定されている。
【0037】それぞれ互いに180°だけずらされた2
つの締付け部材55には、それぞれ1つの引張りバンド
57が配設されており、この引張りバンドは、両方の締
付け部材55の互いに整合された溝56を介して案内さ
れ、かつ両方の締付け部材55の中間のボス範囲で所定
の角度に沿って、締付け部材55の溝56と整合された
ボスアタッチメント44の溝59において案内されてい
る。このような形式で、引張りバンド57によって、ボ
ス1を両側で掴む弾性的なクランプが形成され、このク
ランプは、ボスの運動を両方の締付け部材55の結合方
向に対して垂直に受け止める。最初に述べた締付け部材
55に対して垂直に配置された両方の別の締付け部材5
5は、第1の引張りバンドに対して平行な平面内で案内
されている別の引張りバンド57を受容する。この引張
りバンドも、後者の両方の締付け部材55の中間でボス
アタッチメント44を掴んでおり、従って、この引張り
バンド57によって、ボス1の変位を既に述べた運動方
向に対して垂直に受け止めることができる。それ故に、
互いに組み合わせることにおいて、ボス1を両方の引張
りバンドによって任意の半径方向の変位方向で支持する
ことができ、従って、判り易い形式で、クランク軸と駆
動軸との間の、ひいては外側薄板6,7とボス1との間
の半径方向の軸のずれの補償が引張りバンドの弾性度に
基づいて問題なく実施可能である。
つの締付け部材55には、それぞれ1つの引張りバンド
57が配設されており、この引張りバンドは、両方の締
付け部材55の互いに整合された溝56を介して案内さ
れ、かつ両方の締付け部材55の中間のボス範囲で所定
の角度に沿って、締付け部材55の溝56と整合された
ボスアタッチメント44の溝59において案内されてい
る。このような形式で、引張りバンド57によって、ボ
ス1を両側で掴む弾性的なクランプが形成され、このク
ランプは、ボスの運動を両方の締付け部材55の結合方
向に対して垂直に受け止める。最初に述べた締付け部材
55に対して垂直に配置された両方の別の締付け部材5
5は、第1の引張りバンドに対して平行な平面内で案内
されている別の引張りバンド57を受容する。この引張
りバンドも、後者の両方の締付け部材55の中間でボス
アタッチメント44を掴んでおり、従って、この引張り
バンド57によって、ボス1の変位を既に述べた運動方
向に対して垂直に受け止めることができる。それ故に、
互いに組み合わせることにおいて、ボス1を両方の引張
りバンドによって任意の半径方向の変位方向で支持する
ことができ、従って、判り易い形式で、クランク軸と駆
動軸との間の、ひいては外側薄板6,7とボス1との間
の半径方向の軸のずれの補償が引張りバンドの弾性度に
基づいて問題なく実施可能である。
【0038】図7から判るように、引張りバンド57
は、有利には円形状の横断面を有して形成されており、
その結果、引張りバンドは、外側薄板6,7に対して相
対的なボス1の角度変位のために必要な軸方向で延びる
湾曲部を有している。これによって、軸受要素25のこ
のような構成によって、同様にクランク軸と駆動軸との
間の制限された角度のずれが補償可能である。
は、有利には円形状の横断面を有して形成されており、
その結果、引張りバンドは、外側薄板6,7に対して相
対的なボス1の角度変位のために必要な軸方向で延びる
湾曲部を有している。これによって、軸受要素25のこ
のような構成によって、同様にクランク軸と駆動軸との
間の制限された角度のずれが補償可能である。
【0039】全ての締付け部材55が外側薄板6内に固
定されており、かつ引張りバンド57が相応して形成さ
れた溝56内で案内されているので、引張りバンド57
のための軸方向安全装置34はこの個所で保証される。
図7から判るように、同様に、ボスアタッチメント44
は、ボス1の段部82と、外側薄板6に半径方向で内側
に形成されたストッパ60との間でボスアタッチメント
44のための軸方向の運動安全装置を形成されており、
この運動安全装置自体は、溝59の形状を介して、引張
りバンド57のための、ひいては軸受要素25のための
軸方向安全装置34として作用する。引張りバンド57
を螺旋引張りばねによって形成する場合、締付け部材5
5及びボスアタッチメント44は、引張りバンドを保護
するために有利にはプラスチックから製造されている。
しかし、同様に、引張りバンド57をエラストマー−リ
ングとして構成する場合に、このエラストマー−リング
を金属製のボス上に直接案内することもできる。
定されており、かつ引張りバンド57が相応して形成さ
れた溝56内で案内されているので、引張りバンド57
のための軸方向安全装置34はこの個所で保証される。
図7から判るように、同様に、ボスアタッチメント44
は、ボス1の段部82と、外側薄板6に半径方向で内側
に形成されたストッパ60との間でボスアタッチメント
44のための軸方向の運動安全装置を形成されており、
この運動安全装置自体は、溝59の形状を介して、引張
りバンド57のための、ひいては軸受要素25のための
軸方向安全装置34として作用する。引張りバンド57
を螺旋引張りばねによって形成する場合、締付け部材5
5及びボスアタッチメント44は、引張りバンドを保護
するために有利にはプラスチックから製造されている。
しかし、同様に、引張りバンド57をエラストマー−リ
ングとして構成する場合に、このエラストマー−リング
を金属製のボス上に直接案内することもできる。
【0040】図9による軸受要素25は、図7及び図8
による軸受要素と異なり、ボス1をリング状に取り囲む
ボスアタッチメント44の代わりに、ボス1の、引張り
バンド57が離れて案内される領域にセグメント58が
設けられている。
による軸受要素と異なり、ボス1をリング状に取り囲む
ボスアタッチメント44の代わりに、ボス1の、引張り
バンド57が離れて案内される領域にセグメント58が
設けられている。
【0041】図10には軸受要素25の別の実施例が示
されており、この場合、この軸受要素は、図7、図8及
び図9に示す軸受要素に比べて、ボスアタッチメント4
4の軸方向の支持が、もはや外側薄板6においてではな
く、ボス1の切欠き部39内に係合する突出部62を介
して実現されることによって異なっている。
されており、この場合、この軸受要素は、図7、図8及
び図9に示す軸受要素に比べて、ボスアタッチメント4
4の軸方向の支持が、もはや外側薄板6においてではな
く、ボス1の切欠き部39内に係合する突出部62を介
して実現されることによって異なっている。
【0042】図7〜図10による第3実施例の場合に
は、それぞれ両方の引張りバンド57が互いに最小の軸
方向間隔で配置されている。この引張りバンドの利点
は、ボス1が外側薄板6,7に対して相対的に変位する
場合に、変位方向とは無関係に、導入された力が常にで
きるだけ小さいてこ腕によって両方の引張りバンドにお
いて受け止められることができることである。
は、それぞれ両方の引張りバンド57が互いに最小の軸
方向間隔で配置されている。この引張りバンドの利点
は、ボス1が外側薄板6,7に対して相対的に変位する
場合に、変位方向とは無関係に、導入された力が常にで
きるだけ小さいてこ腕によって両方の引張りバンドにお
いて受け止められることができることである。
【0043】これとは異なる構造が図11、図13およ
び図14に示されており、この構造では、2つの締付け
部材55が第1の外側薄板6に取り付けられており、か
つこれに対して90°だけずらされた第2の締付け部材
55が第2の外側薄板7に取り付けられている。これら
の締付け部材55を介して案内される引張りバンド57
は、エラストマー−リングとして形成されており、それ
故、これらの引張りバンドは2つの締付け部材55の中
間で直接ボス1上に案内されている。外側薄板6におけ
る引張りバンド57によって、第1の方向でのボス1の
変位が制限可能であり、かつ第2の外側薄板7に配設さ
れた引張りバンド57によって、ボス1の、前記の変位
に対して垂直の変位が制限可能である。その結果、2つ
の軸受要素25を有するこのような実施例においても、
ボス1は、外側薄板6及び7に対して相対的に任意の半
径方向で変位可能である。
び図14に示されており、この構造では、2つの締付け
部材55が第1の外側薄板6に取り付けられており、か
つこれに対して90°だけずらされた第2の締付け部材
55が第2の外側薄板7に取り付けられている。これら
の締付け部材55を介して案内される引張りバンド57
は、エラストマー−リングとして形成されており、それ
故、これらの引張りバンドは2つの締付け部材55の中
間で直接ボス1上に案内されている。外側薄板6におけ
る引張りバンド57によって、第1の方向でのボス1の
変位が制限可能であり、かつ第2の外側薄板7に配設さ
れた引張りバンド57によって、ボス1の、前記の変位
に対して垂直の変位が制限可能である。その結果、2つ
の軸受要素25を有するこのような実施例においても、
ボス1は、外側薄板6及び7に対して相対的に任意の半
径方向で変位可能である。
【0044】図12は、本発明による軸受要素25の別
の実施例を示している。軸受要素25は、ボス1を取り
囲むエラストマーのリング70によって形成されてお
り、このリングは周面の一部分において外側薄板6に当
接しており、かつ別の一部分によってボス1に当接して
いる。外側薄板6の半径方向で内側の端部と、摩擦リン
グ22との間に、リング70のための軸方向安全装置3
4として作用するガイド35が形成されている。リング
70は、有利には円形状の横断面を有して形成されてお
り、従って、外側薄板6との接触範囲でも、ボス1との
接触範囲でも、外側薄板6及び7に対するボス1の旋回
運動のために必要な湾曲部が軸方向で存在している。
の実施例を示している。軸受要素25は、ボス1を取り
囲むエラストマーのリング70によって形成されてお
り、このリングは周面の一部分において外側薄板6に当
接しており、かつ別の一部分によってボス1に当接して
いる。外側薄板6の半径方向で内側の端部と、摩擦リン
グ22との間に、リング70のための軸方向安全装置3
4として作用するガイド35が形成されている。リング
70は、有利には円形状の横断面を有して形成されてお
り、従って、外側薄板6との接触範囲でも、ボス1との
接触範囲でも、外側薄板6及び7に対するボス1の旋回
運動のために必要な湾曲部が軸方向で存在している。
【0045】リング70は、有利には圧力媒体充填部を
有する肉薄のホースとして構成されている。このような
実施例の利点は、純粋に半径方向で変位する際に、例え
ばリングが可撓的になり、かつこれによって半径方向の
軸のずれが、内実材料から成るリングより良好に補償可
能であることである。もちろん、内実材料から成るリン
グは、特に頑丈であり、かつコスト安であるという利点
を有している。
有する肉薄のホースとして構成されている。このような
実施例の利点は、純粋に半径方向で変位する際に、例え
ばリングが可撓的になり、かつこれによって半径方向の
軸のずれが、内実材料から成るリングより良好に補償可
能であることである。もちろん、内実材料から成るリン
グは、特に頑丈であり、かつコスト安であるという利点
を有している。
【0046】軸受要素25の4つの全ての実施例では、
既に述べた皿ばね26が、戻し部材を33構成し、かつ
ボス1が外側薄板6及び7に対して角度変化する際に軸
方向に押圧力を作用する。
既に述べた皿ばね26が、戻し部材を33構成し、かつ
ボス1が外側薄板6及び7に対して角度変化する際に軸
方向に押圧力を作用する。
【0047】4つの種々の実施例における軸受要素25
の構成とは無関係に、例えば無負荷ばね装置12のボス
円板15におけるような捩じり振動止め機構の作用部材
においては、前記のボス円板15が例えば覆い薄板13
及び14に対して角度変化することになる外側薄板6及
び7に対して相対的なボス1の変位が、一面ではボス円
板15と覆い薄板13との間の、かつ他面ではボス円板
15と覆い薄板14との間の、望ましくない接触ひいて
は不都合な摩擦を招かないことを考慮しなければならな
い。このような理由から、このような作用部材の間の間
隔を規定して最小に制限することによって、あるいは例
えばボス円板15の遊動的な、すなわち軸方向に運動可
能な配置によってこのような接触が阻止されている。
の構成とは無関係に、例えば無負荷ばね装置12のボス
円板15におけるような捩じり振動止め機構の作用部材
においては、前記のボス円板15が例えば覆い薄板13
及び14に対して角度変化することになる外側薄板6及
び7に対して相対的なボス1の変位が、一面ではボス円
板15と覆い薄板13との間の、かつ他面ではボス円板
15と覆い薄板14との間の、望ましくない接触ひいて
は不都合な摩擦を招かないことを考慮しなければならな
い。このような理由から、このような作用部材の間の間
隔を規定して最小に制限することによって、あるいは例
えばボス円板15の遊動的な、すなわち軸方向に運動可
能な配置によってこのような接触が阻止されている。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ク
ランク軸と駆動軸との間の半径方向の軸のずれに対して
付加的に角度のずれも補償されるような捩じり振動止め
機構を提供することができる。
ランク軸と駆動軸との間の半径方向の軸のずれに対して
付加的に角度のずれも補償されるような捩じり振動止め
機構を提供することができる。
【図1】軸受要素が、外側薄板とボスとの間でボスを遊
びを有して取り囲むリングの形状で構成されている場合
の、捩じり振動止め機構の縦断面図である。
びを有して取り囲むリングの形状で構成されている場合
の、捩じり振動止め機構の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った部分的断面図であ
る。
る。
【図3】図1に対して90°だけずらして示す、軸受要
素の詳細図である。
素の詳細図である。
【図4】外側薄板に対して角度変位されたボスを有す
る、図1に相応する縦断面図である。
る、図1に相応する縦断面図である。
【図5】上方の図半部と下方の図半部とが147,5°
の交角を有し、かつばね弾性的な線材リングによって形
成される軸受要素を有する、図1に相応する捩じり振動
止め機構の縦断面図である。
の交角を有し、かつばね弾性的な線材リングによって形
成される軸受要素を有する、図1に相応する捩じり振動
止め機構の縦断面図である。
【図6】図5による線材リングの平面図である。
【図7】外側薄板とボスとの間の軸受要素、引張りバン
ドのための締付け部材を有する捩じり振動止め機構の縦
断面図である。
ドのための締付け部材を有する捩じり振動止め機構の縦
断面図である。
【図8】環状に設けられたボスアタッチメントを有す
る、図7のVIII−VIII線に沿った横断面図であ
る。
る、図7のVIII−VIII線に沿った横断面図であ
る。
【図9】ボスアタッチメント−セグメントを有する、図
8に相応する横断面図である。
8に相応する横断面図である。
【図10】軸受要素の構造的な軸方向の別の固定部を有
する、図7に相応する縦断面図である。
する、図7に相応する縦断面図である。
【図11】両方の外側薄板に配設されたそれぞれの軸受
要素にそれぞれ1つの引張りバンドを有する部分の図で
ある。
要素にそれぞれ1つの引張りバンドを有する部分の図で
ある。
【図12】エラストマー−リングの形状の軸受要素を有
する捩じり振動止め機構の縦断面図である。
する捩じり振動止め機構の縦断面図である。
【図13】図11の図7に相応するA−A断面図であ
る。
る。
【図14】図11の図7に相応するB−B断面図であ
る。
る。
1 ボス 2 ボス円板 3 回転軸線 4 歯 6,7 外側薄板 8 結合リベット 9 コイルばね 10 負荷ばね装置 11 摩擦ライニング 12 無負荷ばね装置 13,14 覆い薄板 15 ボス円板 16 コイルばね 17 舌片 18 切欠き部 19 皿バネ 20 湾曲リング 21,22 摩擦リング 25 軸受要素 26 ばね 27 スペースリング 30 リング 31 外側の乗り上げ部 32 内側の乗り上げ部 34 軸方向安全装置 37 支承箇所 38 軸方向ガイド 39 切欠き部 40 線材リング 41 拡張部 42 リングセグメント 43 ウェブ 44 ボスアタッチメント 48 リング半部 49 スナップ結合部 50 突出部 55 締付け部材 56 溝 57 引張りバンド 59 溝 60 ストッパ 62 突出部 70 リング 81 受容部 82 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16F 15/315 F16F 15/30 S (72)発明者 ラインハルト・フェルトハウズ ドイツ連邦共和国 エーレンバッハ、ヴ ァルトシュラーセ 10 (72)発明者 ヨアヒム・リンドナー ドイツ連邦共和国 シュヴァインフル ト、イイメンベルクシュトラーセ 11 (72)発明者 クラウス・メンメル ドイツ連邦共和国 ゲートハイム、ア ム・アイヒヒューゲル 9 (72)発明者 イエルク・スダウ ドイツ連邦共和国 ニーダーヴァーレ ン、オットーシュトラーセ 3 (72)発明者 ミカエル・ヴィーゼ ドイツ連邦共和国 ディッテルブルン、 タンニクヴァーク 7 (56)参考文献 実開 昭49−8645(JP,U) 実開 昭63−37826(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 11/00 - 23/14 F16F 15/12,15/30
Claims (23)
- 【請求項1】 ボス円板(2)と、このボス円板の両側
に配置された外側薄板(6,7)とを有するボス(1)
から成っており、前記外側薄板が、互いに固定的に結合
されていてかつボス円板(2)に対してコイルばね
(9)の弾性力に抗して所定の寸法だけ回動可能であ
り、かつ、互いに回動可能な前記外側薄板の半径方向の
ガイドが、外側薄板及びこの外側薄板の中央の開口内に
取り付けられた軸受要素(25)を介して行われるよう
になっており、この軸受要素が、ボスに対する外側薄板
の半径方向の相対運動性を許すようになっている形式の
自動車用摩擦クラッチのための捩じり振動止め機構にお
いて、 軸受要素(25)が、少なくとも、ボス(1)及び外側
薄板(6,7)との接触範囲に、外側薄板(6,7)に
対する軸受要素(25)の取付角度変更を可能とするた
めに、並びに軸受要素(25)に対するボス(1)の支
承角度変更を可能とするために、ボス(1)の軸方向で
凸状の湾曲部を有するそれぞれ内向きおよび外向きに直
径方向に対を成して設けられた乗り上げ部(31,3
2)で形成されており、かつこれら角度変更の際に外側
薄板(6,7)及びボス(1)に対する軸受要素(2
5)の軸方向変位を制限するために前記外側薄板(6,
7)及び前記ボス(1)の少なくとも一方に形成されて
いる軸方向安全装置(34)と係合可能になっており、 さらに、前記軸受要素が、角度変更に対抗する皿ばね
(26)に依って構成された戻し部材(33)により軸
方向に付勢されるようになっており、この戻し部材が、
一面ではボス(1)に、かつ他面では外側薄板(6,
7)に係合することを特徴とする自動車用摩擦クラッチ
のための捩じり振動止め機構。 - 【請求項2】 軸方向安全装置(34)が、外側薄板
(6,7)の半径方向で内側の端部に設けられたガイド
(35)によって形成されており、このガイドが、軸受
要素(25)を半径方向で外側の範囲で受容するために
使用されることを特徴とする請求項1に記載の捩じり振
動止め機構。 - 【請求項3】 軸方向安全装置(34)が、ボス(1)
内に設けられた切欠き部(39)によって形成されてお
り、この切欠き部内に、軸受要素(25)の少なくとも
1つの突出部(50,62)が係合することを特徴とす
る請求項1または2に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項4】 軸受要素(25)が、ボス(1)におけ
る切欠き部(39)内に係合する軸方向で延びる突出部
(50,62)を有して構成されていることを特徴とす
る請求項3に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項5】 軸受要素(25)が、ボス(1)を遊び
を有して取り囲むリング(30)によって形成されてお
り、このリングが、その外周面に互いに180°の角度
だけずらされた外側の半球状の乗り上げ部(31)を有
しており、この乗り上げ部が、外側薄板(6,7)に形
成されたガイド(35)内に係合するようになってお
り、さらにリングが、その内径に、それぞれ2つの外側
の乗り上げ部(31)の間の角度的にほぼ中央に形成さ
れたやはり半球状の内側の乗り上げ部(31)を備えて
おり、これらの乗り上げ部が、ボス(1)の周面範囲に
形成されたそれぞれ1つの支承箇所(37)内に受容さ
れていることを特徴とする請求項1または2に記載の捩
じり振動止め機構。 - 【請求項6】 ボス(1)が、軸受要素(25)の半径
方向で内側の乗り上げ部(32)の作用範囲でそれぞれ
1つの軸方向ガイド(38)を有して構成されており、
この軸方向ガイドが支承箇所(37)に通じていること
を特徴とする請求項5に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項7】 軸受要素(25)が、耐摩耗性のプラス
チックから成っていることを特徴とする請求項5に記載
の捩じり振動止め機構。 - 【請求項8】 軸受要素(25)が、所定の角度間隔で
設けられていて外側の乗り上げ部(31)として役立つ
半径方向の拡張部(41)を有するばね弾性的な線材リ
ング(40)によって形成されており、前記拡張部が、
外側薄板(6,7)に形成されたガイド(35)内に係
合するようになっており、これに対して、それぞれ2つ
の拡張部(41)の間で延びていて半径方向で内側の乗
り上げ部(32)を形成するリングセグメント(42)
が、ボス側の受容部(81)内に配置されていることを
特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の捩じり
振動止め機構。 - 【請求項9】 ボス側の受容部(81)が、軸方向で分
割されるリング半部(47,48)を有するボスアタッ
チメント(44)に形成されており、これらのリング半
部が、軸方向で作用するスナップ結合部(49)により
互いに係合するようになっていることを特徴とする請求
項8に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項10】ボスアタッチメント(44)が、耐摩耗
性の、耐熱のプラスチックから成っていることを特徴と
する請求項9に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項11】支承部材(25)が、ボス(1)に対し
て半径方向で間隔をおいて外側薄板(6,7)に所定の
角度間隔で受容される、外径にそれぞれ形成された溝
(56)を有するガイド(35)の締付け部材(55)
を有しており、この場合、乗り上げ部(31,32)と
して作用する引張りバンド(57)を受容するためのそ
れぞれ互いに180°だけずらされた2つの締付け部材
(55)が設けられており、前記引張りバンドが、両締
付け部材の中間においてボス(1)に、その外周に沿っ
て延びる所属の溝(59)内で当接するようになってい
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
の捩じり振動止め機構。 - 【請求項12】個々の締付け部材(55)が、それぞれ
90°だけ互いにずらされていることを特徴とする請求
項11に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項13】ガイド(35)の締付け部材(55)も
ボス(1)も、それぞれ1つの引張りバンド(57)を
受容するための互いに平行な2つの溝(56,59)を
有して構成されていることを特徴とする請求項11に記
載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項14】円形状の横断面のそれぞれ1つの引張り
バンド(57)を受容するための、ガイド(35)及び
ボス(1)における溝(59)が、それぞれ引張りバン
ド(57)に合致する形状を有していることを特徴とす
る請求項11に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項15】ボス(1)が、中断部を有して構成され
ているボスアタッチメント(44)を支持しており、こ
の場合、残されたセグメント(58)が、ボス(1)
の、2つの締付け部材(55)の中間で延びる部分をそ
れぞれほぼ被っていることを特徴とする請求項11に記
載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項16】互いに反対側に位置する2つの締付け部
材(55)が一方の外側薄板(6)に受容されており、
互いに反対側に位置する別の両方の締付け部材(55)
が、前記の締付け部材に対して90°だけずらされて他
方の外側薄板(7)に受容されていることを特徴とする
請求項12に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項17】ボスアタッチメント(44)が、外側薄
板(6)の、軸方向で外側に位置していて半径方向で内
方へ延びるストッパ(60)によって軸方向で安全にさ
れており、かつボスアタッチメントの、ストッパ(6
0)に向かう側が球状に形成されていることを特徴とす
る請求項11に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項18】引張りバンド(57)が、螺旋引張りば
ねによって形成されていることを特徴とする請求項11
に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項19】引張りバンド(57)が、エラストマー
−リングによって形成されていることを特徴とする請求
項11に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項20】締付け部材(55)が、ボスアタッチメ
ント(44)と同様にプラスチックから製造されている
ことを特徴とする請求項11または20に記載の捩じり
振動止め機構。 - 【請求項21】軸受要素(25)が、ボス(1)を取り
囲むエラストマーのリング(70)によって形成されて
おり、このリングの、外側薄板(6,7)に向かう側が
外側の乗り上げ部(31)として、かつボス(1)に向
かう側が内側の乗り上げ部(32)として作用するよう
になっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載の捩じり振動止め機構。 - 【請求項22】エラストマーのリング(70)が、圧力
媒体充填部を有する肉薄のホースとして構成されている
ことを特徴とする請求項21に記載の捩じり振動止め機
構。 - 【請求項23】エラストマーのリング(70)が内実材
料から成っていることを特徴とする請求項21に記載の
捩じり振動止め機構。
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