JPH088204Y2 - 立体駐車装置の安全装置 - Google Patents

立体駐車装置の安全装置

Info

Publication number
JPH088204Y2
JPH088204Y2 JP4705590U JP4705590U JPH088204Y2 JP H088204 Y2 JPH088204 Y2 JP H088204Y2 JP 4705590 U JP4705590 U JP 4705590U JP 4705590 U JP4705590 U JP 4705590U JP H088204 Y2 JPH088204 Y2 JP H088204Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
weight
load
cage
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4705590U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH046454U (ja
Inventor
勝彦 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP4705590U priority Critical patent/JPH088204Y2/ja
Publication of JPH046454U publication Critical patent/JPH046454U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH088204Y2 publication Critical patent/JPH088204Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、垂直循環式駐車装置等における立体駐車装
置の安全装置に関する。
(従来の技術) 環状に連結した複数の車軸搭載用ケージを垂直循環移
動させて車輌の入出庫を行うようにした垂直循環式駐車
装置においては、一般に、光電装置等によってケージに
搭載される車輌の車長,車幅,車高等の寸法を検出し、
収容可能車輌かどうかの判別を行っていた。そして車輌
が搭載される空ケージの選択に際しては、全ケージの荷
重ができるだけバランスを保つべく、空ケージを自動的
もしくは人的に選択して呼出す方式が採用されていた。
例えば、特開昭63−189571号公報に開示の如くである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、ケージに搭載される個々の車輌の重量
までは何等検出されておらず、従って車長,車幅,車高
等の寸法が許容範囲内であっても、車内積載物等によっ
て車輌全体としての重量が、ケージに搭載される車輌の
予測された許容荷重よりもオーバーする場合があり、ま
た近年、寸法的には上記許容範囲内で、あるにもかかわ
らず上記許容荷重をオーバーする車輌が市販されつつあ
る。これら重量オーバーの車輌を収容した場合、偏荷重
でケージが傾斜するおそれがあり、ケージの傾斜状態で
循環移動させれば、建屋構造物側にケージが引掛かり、
破損や事故を招くおそれがある。また重量オーバー車輌
を多台数収容した全収容状態にあっては、過大な重量オ
ーバーとなり、立体駐車装置自体の強度上の問題が発生
する危険がある。さらに空ケージの選択に際し、左右ケ
ージ群の入庫済ケージ数と空ケージ数との差を単に比較
して選択する方式であり、各ケージに搭載された各車輌
の重量は何等考慮されておらず、一側に重量オーバー車
輌の収容台数が偏った場合にあっては、停止位置の精度
が確保し難く、事故発生要因ともなるおそれがあった。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、許容荷重を超え
る車輌の収容を防止して安全性の向上を図った立体駐車
装置の安全装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) その技術的手段は、車輌搭載台と、車輌搭載台を昇降
駆動させる駆動装置とを備えてなる装置支持台が、建屋
構造物の受部上に取付け支持されてなる立体駐車装置に
おいて、前記装置支持台が受部に重量検出器を介して取
付け支持され、車輌搭載台に対する車輌搭載前の装置支
持台側重量と、車輌搭載後の装置支持台側重量とを前記
検出器で検出してその差を演算し、その絶対値を収容可
能な許容荷重と比較して大小を判別する制御装置が設け
られるとともに、制御装置からの許容荷重より大である
との信号により作動される警報部が設けられてなる点に
ある。
(作用) 本考案によれば、重量検出器によって車輌搭載台に対
する車輌搭載前の装置支持台側重量及び車輌搭載後の装
置支持台側重量が検出でき、制御装置によって車輌搭載
前後の差が演算され、その絶対値によって搭載車輌の重
量が検出される。そして制御装置により、その絶対値、
即ち搭載車輌の重量が収容可能な許容荷重に比較して大
か小かが判別される。
そして許容荷重より車輌の重量が大である場合には、
許容荷重より大であるとの信号が送られ、警報部が作動
してオペレータに警報するため、重量オーバーな車輌が
誤って収容されることがない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
第1図〜第3図において、1は立体駐車装置で、建屋構
造物2の内部に垂直循環式駐車機構3が設置されてい
る。
建屋構造物2の前壁2a地上部側には車輌の出入口4が
形成され、内部上方の前壁2a及び後壁2bには受部として
の受梁5,6が左右方向に亘って突設されている。
垂直循環式駐車機構3は、上下に夫々前後一対宛配置
された上スプロケット7及び下スプロケット8と、上・
下スプロケット7,8間に張設された無端チェーン9と、
無端チェーン9に等ピッチで取着された複数の吊持部材
10と、各吊持部材10にそれぞれ枢着吊持された車輌搭載
台としての複数のケージ11と、上スプロケット7に連動
連結され、電動機,減速機等より構成された駆動装置
(図示省略)と、上スプロケット7や駆動装置を支持し
てなる装置支持台13とを備えてなり、駆動装置の作動に
より上スプロケット7が正逆回転駆動され、各ケージ11
群を循環移動させ、ケージ11の1つを出入口4に呼出し
て、当該ケージ11に対して入出庫を行うべく構成されて
いる。
装置支持台13は、左右方向に細長い前・後支持箱体1
4,15と、前・後支持箱体14,15の中央部間を連結する中
央箱体16とからなり平面視I形状に構成され、中央箱体
16に前記駆動装置が載置されると共に、前後に離間して
一対の架台17が立設され、その一対の架台17上部に前記
上スプロケット7が前後方向の軸心回りに回転自在に支
承されている。そして装置支持台13は、前・後支持箱体
14,15の各左右両端部で重量検出器としてのロードセル1
8及び防振ゴム19を介して、合計4個所で受梁5,6上に取
付け支持されている。ここに各ロードセル18には、装置
支持台13,上スプロケット7,駆動装置,無端チェーン,
ケージ11等の駐車機構3自体の自重及びケージ11に搭載
された車輌の重量が作用する。
なお、前後の下スプロケット8は上スプロケット7の
下方に対応して配置され、前・後壁2a,2b下部側に夫々
回転自在に支承されている。
各ロードセル18は制御装置21に接続されており、制御
装置21はケージ11に対する車輌搭載前、即ち入庫前の装
置支持台13側の重量と、車輌搭載後、即ち入庫後の装置
支持台13側の重量とをロードセル18で検出してその差を
演算し、その絶対値がケージ11に収容可能な許容荷重に
比較して、大きいか小さいかを判別する機能を有する。
また制御装置21には警報部としての警報器22が接続さ
れ、前記絶対値が許容荷重よりも大であるとの制御装置
21からの信号により警報器22が作動する構造とされてい
る。
次に、制御装置21の機能を第4図に例示したフロー図
を参照して説明する。
全ケージ11が空車状態の完全空車状態、即ち垂直循環
式駐車機構3の自重のみが作用する状態でのロードセル
18による検出重量を「0」にセットしておく。そして、
立体駐車装置1の図示省略の操作盤を操作して空ケージ
11を呼出し操作すれば、制御装置21の作動によって所定
の空ケージ11が呼出される(ステップS1)。この空ケー
ジ11の呼出しによって入庫前におけるロードセル18の検
出重量「A」が制御装置21の記憶部に記憶される(ステ
ップS2)。尚、完全空車状態にあってはA=0となる。
次に、呼出された空ケージ11に車輌が入庫される(ス
テップS3)と、入庫後のロードセル18の検出重量「B」
が求められる(ステップS4)。そして制御装置21の判別
部で、入庫前と入庫後との検出重量の差を演算し、その
絶対値が収容可能な許容荷重(Wmax)(例えば1500kg)
に比較して大きいか小さいかを判別する(ステップS
5)。この際、入庫前と入庫後の検出重量の差の絶対値
は入庫車輌の重量に相当する。前記絶対値が許容荷重W
max以下の場合、即ち、|A−B|≦Wmaxの場合は、そのま
まケージ11に収容されて入庫処理され(ステップS6)、
待機状態となって終了する。一方、前記絶対値が許容荷
重Wmaxより大きい場合、即ち、|A−B|>Wmaxの場合は、
許容荷重Wmaxより大であるとの信号が送られ、警報器22
が作動する(ステップS7)。この警報器22の作動による
警告音によって、オペレータは入庫車輌が許容荷重Wmax
をオーバーしていることを知覚する。そしてこの重量オ
ーバーの車輌をケージ11より出庫させる(ステップS8)
ことによって、重量オーバー車輌の収容が防止できる。
以上のように、車輌が入庫される際、同様の手順によ
って車輌が許容荷重Wmaxより大きいか小さいか判別され
た後、順次収容されるため、許容荷重Wmaxを超える車輌
の収容が防止でき、過負荷による事故が有効に防止で
き、安全性が向上すると共に、強度面での無理が生じ
ず、耐久性が向上できる。また、装置支持台13と受梁5,
6との間にロードセル18を介在させて車輌の重量を検出
する構造であり、車輌の重量検出用スペースを別途確保
する必要がなく、従来同様の設置スペースで設置でき
る。
さらにロードセル18の採用によって各ケージ11に搭載
される車輌の重量を、搭載の際、デジタル表示等によっ
て個々に表示でき、空ケージ11の呼出しに際して、より
重量バランスに優れる位置の空ケージ11の選択が可能と
なり、重量バランスをコントロールすることによって電
力のランニングコスト低減が図れる利点もある。
また、4個所のロードセル18の測定値の平均をとるこ
とによって車輌の重量が容易に精度よく検出できる。
尚、ロードセル18のバネ定数を従来における防振ゴムと
同様にすれば、防振ゴムに換えてロードセル18をセット
すればよい。
尚、ロードセル18を介して受梁5,6上に装置支持台13
を取付け支持するに際し、水平方向の移動規制手段を適
宜設ければよく、例えば、特開昭59−124679号に開示の
手段等を採用すればよい。
また上記において、警報部として警報器22を採用した
構造を示しているが、警告灯や、駆動装置の停止によっ
て警報する構造であってもよい。さらに重量検出器とし
てロードセル18を採用した構造を示しているが、他の重
量検出器であってもよい。また、垂直循環式の立体駐車
装置1を示しているが、エレベータ式の立体駐車装置1
であってもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、装置支持台と受部間に介在された重
量検出器によって、装置支持台側の重量が検出でき、制
御装置によって車輌の重量が収容可能な許容荷重に比較
して大きいか小さいかが判別され、制御装置からの許容
荷重より大であるとの信号により作動される警報部が設
けられているため、警報部の警報によって許容荷重を超
える車輌の収容が有効に防止でき、安全性が向上でき
る。また装置支持台と受部間に重量検出器を介在する構
造であり、車輌の重量検出用スペースを別途確保する必
要がなく、立体駐車装置の設置スペースも従来同様の設
置スペースでよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す概略正面図、第2図は第
1図II−II線断面矢視側面図、第3図は第1図の一部拡
大図、第4図は制御装置の作動手順を示すフロー図であ
る。 1…立体駐車装置、2…建屋構造物、5,6…受梁、11…
ケージ、13…装置支持台、18…ロードセル、21…制御装
置、22…警報器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌搭載台と、車輌搭載台を昇降駆動させ
    る駆動装置とを備えてなる装置支持台が、建屋構造物の
    受部上に取付け支持されてなる立体駐車装置において、 前記装置支持台が受部に重量検出器を介して取付け支持
    され、車輌搭載台に対する車輌搭載前の装置支持台側重
    量と、車輌搭載後の装置支持台側重量とを前記検出器で
    検出してその差を演算し、その絶対値を収容可能な許容
    荷重と比較して大小を判別する制御装置が設けられると
    ともに、制御装置からの許容荷重より大であるとの信号
    により作動される警報部が設けられてなることを特徴と
    する立体駐車装置の安全装置。
JP4705590U 1990-05-02 1990-05-02 立体駐車装置の安全装置 Expired - Lifetime JPH088204Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4705590U JPH088204Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 立体駐車装置の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4705590U JPH088204Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 立体駐車装置の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH046454U JPH046454U (ja) 1992-01-21
JPH088204Y2 true JPH088204Y2 (ja) 1996-03-06

Family

ID=31562655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4705590U Expired - Lifetime JPH088204Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 立体駐車装置の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH088204Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4391247B2 (ja) * 2004-01-14 2009-12-24 新明和エンジニアリング株式会社 立体駐車場の場内監視システム
DE102021103047A1 (de) * 2021-02-10 2022-08-11 Audi Aktiengesellschaft Verfahren zum Belegen eines Parkhauses mit Fahrzeugen

Also Published As

Publication number Publication date
JPH046454U (ja) 1992-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100935507B1 (ko) 엘리베이터의 제어 장치 및 그 방법
JPH088204Y2 (ja) 立体駐車装置の安全装置
JP2005200892A (ja) 立体駐車場の場内監視システム
JP2001262853A (ja) 立体駐車装置用リフト
JPH1016833A (ja) 走行装置
JPH0650017A (ja) 立体駐車装置の車載パレット落下防止装置
JP3048254B2 (ja) 立体駐車機の安全装置
JPH1135111A (ja) 搬器のバランス保持装置
JPH0678536U (ja) 垂直循環式駐車装置の荷重検出安全装置
JP2527570Y2 (ja) 駐車装置のエレベータの吊索切断検出装置
JP2587418Y2 (ja) 立体駐車装置
JP2663045B2 (ja) 機械式駐車装置における検出装置の自己故障検出方法
KR101890344B1 (ko) 대기오염 측정장비 운반용 궤도차량
JPH1071974A (ja) 階段昇降可能な走行装置
JP2546737Y2 (ja) 立体駐車設備の昇降装置
JP4388186B2 (ja) 車載計量器の検量方法
JP2004316198A (ja) 機械式駐車装置の制御装置および制御方法
JPH08158690A (ja) 機械式駐車設備及びその格納制御方法
JP2000297553A (ja) 立体駐車装置
JP2964430B2 (ja) 立体駐車機の安全装置
JPH0711793A (ja) 多段駐車装置
JPH0678538U (ja) エレベータ型駐車装置の荷重検出安全装置
JPH05294585A (ja) ロープヒッチ部可動型エレベーター
JPH0986899A (ja) 高所作業車の積載荷重検出装置
JPH10218043A (ja) 階段昇降可能な走行装置