JPH05294585A - ロープヒッチ部可動型エレベーター - Google Patents

ロープヒッチ部可動型エレベーター

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Publication number
JPH05294585A
JPH05294585A JP10151792A JP10151792A JPH05294585A JP H05294585 A JPH05294585 A JP H05294585A JP 10151792 A JP10151792 A JP 10151792A JP 10151792 A JP10151792 A JP 10151792A JP H05294585 A JPH05294585 A JP H05294585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
box
rope
gravity
center
Prior art date
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Pending
Application number
JP10151792A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Hongo
昌治 本郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Otis Elevator Co filed Critical Otis Elevator Co
Priority to JP10151792A priority Critical patent/JPH05294585A/ja
Publication of JPH05294585A publication Critical patent/JPH05294585A/ja
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 かご1を吊り下げるためのロープ10と、ロ
ープ10の一端とかご1の頂面1aとを連結し一端を頂
面1aに対して移動可能とした可動ヒッチ手段9と、可
動ヒッチ手段9を作動させる駆動手段20と、かご1の
底面1bの複数箇所にそれぞれ設けられかご1からの荷
重をそれぞれの箇所で検出するロードセンサ15,16
と、複数のロードセンサ15,16で検出された荷重に
基づいてかご1の重心位置を演算し駆動手段20に駆動
信号を出力する制御手段26とを備え、制御手段26か
ら駆動手段20に駆動信号が出力されると、駆動手段2
0によって可動ヒッチ手段9が作動してロープ10の一
端をかご1の重心位置に移動させるようにした。 【効果】 かご1を上下移動させる巻上機は余分な出力
を必要とせず、かご1の上下移動の際に生じる騒音も小
さく抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターのかごを
バランスよくロープで吊るようにしたロープヒッチ部可
動型エレベーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーターとして例えば図6に
示すようなものがある。同図において、符号101は建
物の昇降路を上下移動するエレベーターのかごであり、
このかご101の両側には一対のガイドレール102が
延設されている。かご101にはガイドシュー103が
設けられ、このガイドシュー103はガイドレール10
2と係合している。またかご101の頂面にはロープ1
04の一端が止着され、このロープ104の他端はシー
ブ105,106を介してつり合いをとるためのカウン
ターウェイト107に止着されている。シーブ105に
連結された巻上機(図示せず)が駆動されると、かご1
01はガイドレール102に沿って上下移動させられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエレベーターにあっては、かご101の頂面
に止着されたロープ104は動かないように一箇所に固
定されていたので、かご101に乗る乗客等が一箇所に
片寄って、乗客等をも含めたかご101の重心位置がか
ご101の所定重心位置からずれたりすると、ロープ1
04によって吊られるかご101はガイドレール102
に対して少し傾くことになる(バランスが悪くなる)。
このようにかご101がガイドレール102に対して少
し傾いた状態で上下移動すると、ガイドシュー103と
ガイドレール102との間に大きな摩擦抵抗が生じるこ
ととなる。その結果、巻上機は余分な出力を必要とし、
また前記上下移動の際に騒音も発生するという問題点が
あった。
【0004】本発明は、かごの重心位置が所定重心位置
からずれても、かごを吊るロープを前記重心位置へ移動
させるようにしたロープヒッチ部可動型エレベーターを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、昇降路に上下移動可能に
配設されたかごと、このかごを吊り下げるためのロープ
と、このロープの一端と前記かごの頂面とを連結し前記
一端を前記頂面に対して移動可能とした可動ヒッチ手段
と、この可動ヒッチ手段を作動させる駆動手段と、前記
かごの底面の複数箇所にそれぞれ設けられかごからの荷
重をそれぞれの箇所で検出するロードセンサと、この複
数のロードセンサで検出された前記荷重に基づいてこの
かごの重心位置を演算し前記駆動手段に駆動信号を出力
する制御手段とを備え、前記制御手段から前記駆動手段
に駆動信号が出力されると、この駆動手段によって可動
ヒッチ手段が作動して前記ロープの一端を前記かごの重
心位置に移動させるようにした構成とするものである。
【0006】
【作用】複数のロードセンサで検出した荷重が、信号と
して制御手段へ出力され、かごの重心位置を算出する。
このかごの重心位置が所定重心位置からずれている場合
にはこれらの間の距離を算出する。制御手段から駆動手
段へ駆動信号が出力され、駆動手段によって可動ヒッチ
手段が作動する。すなわち、かごを吊るロープの一端が
かごの重心位置へ移動し、かごの傾きは修正される(バ
ランスがよくなる)。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1ないし図5は本発明に係るロープヒッチ部可動型エレ
ベーターの一実施例を示す図である。
【0008】図1において、符号1は建物の昇降路を上
下移動するエレベーターのかごであり、このかご1の両
側には一対のガイドレール2(一方のみを図示)が延設
されている。また、かご1にはかご枠材3が設けられて
おり、このかご枠材3はかご1の頂面1aおよび底面1
bのそれぞれに配設されたクロスヘッドチャンネル4お
よびプランクチャンネル5とかご1の両側面のそれぞれ
に配設されたアップライトチャンネル6とから構成さ
れ、アップライトチャンネル6の上下両端側にはそれぞ
れガイドシュー7,8が取り付けられ、このガイドシュ
ー7,8はガイドレール2に係合し、かご1の上下移動
はこのガイドレール2によって案内される。
【0009】また、クロスヘッドチャンネル4には可動
ヒッチ手段9を介してロープ10の一端が止着され、こ
のロープ10は昇降路の上方に配設されたシーブ11,
12に掛けられ、この他端がかご1と釣り合いをとるた
めのカウンターウェイト13に止着されている。なお、
カウンターウェイト13は、かご1の重さと定格積載荷
重の半分の重さとを合計した重さに設定されている。ま
た、シーブ11は昇降路の上方に配設された巻上機(図
示せず)と連結され、巻上機が駆動されるとシーブ11
は回転し、かご1は上下移動する。
【0010】下方のプランクチャンネル5には図2に示
すように略矩形のプラットフォーム枠14が取り付けら
れ、この上にかご1が載るように位置している。プラッ
トフォーム枠14とかご1の底面1bとの間には、この
前後方向(図2中左右方向)にロードセンサ15,16
が2個介装され、また防振ゴム17が複数個介装されて
いる。このロードセンサ15,16は、高精度ひずみゲ
ージ式であり、数トンの荷重を測定可能なものである。
【0011】一方、可動ヒッチ手段9は図3および図4
に示すように、型鋼からなるクロスヘッドチャンネル4
に略箱型で前後端が開口した形状の筐体17が遊挿され
る形で配設されている。また、クロスヘッドチャンネル
4の下面側には支持パネル18が設けられ、支持パネル
18と筐体17の下面17aとの間にはローラーベアリ
ング19が介装されている。クロスヘッドチャンネル4
の略中央にはモーター20(駆動手段)が設けられ、こ
のモーター20はマイコン26(制御手段)からの駆動
信号に基づいて回転する。モーター20の駆動軸20a
には平歯車の駆動ギア21が取り付けられ、この駆動ギ
ア21には筐体17の上面17bの内側に設けられたラ
ック22と歯合している。
【0012】筐体17の上面には略四角筒状のものを横
にした形の支持部材23が固設されており、この支持部
材23には圧縮スプリング24を介してシンブルロッド
25が取り付けられ、このシンブルロッド25にはロー
プ10の一端が連結されている。ロープ10はシンブル
ロッド25、圧縮スプリング24を介して支持部材23
を吊持し、さらに、筐体17、ローラベアリング19、
支持パネル18、クロスヘッドチャンネル4を介してか
ご1を吊持している。
【0013】次に、本発明に係るエレベーターの作用を
図5に示すフローチャートを参照にしなから説明する。
【0014】まず、かご1に乗客が乗ると、ロードセン
サ15,16で荷重を検出する(ステップS1)。かご
1に多数の乗客が乗り、これらの乗客が一箇所に片寄っ
たりすると、乗客を含めたかご1の重心位置はかご1の
所定重心位置から少しずれてしまう。そこで、ロードセ
ンサ15,16で検出した荷重が信号としてマイコン2
6へ出力され、前記荷重に基づき演算部によってかご1
の重心位置を算出する(ステップS2)。次に、このか
ご1の重心位置が所定重心位置からずれているかどうか
を比較する(ステップS3)。前記重心位置が所定重心
位置からずれている場合には、この重心位置と所定重心
位置との距離を算出する(ステップS4)。所定重心位
置からずれた距離が算出されると、この距離に応じてマ
イコン26から駆動回路へ駆動信号が出力されてモータ
ー20が駆動される(ステップS5)。駆動ギア21は
所定回転角だけ回転し、ラック22を介して可動ヒッチ
手段9がずれたかご1の重心位置へ移動する(ステップ
6)。すなわち、ロープ10の一端が前記重心位置へ
移動し、かご1の傾きは修正され(バランスがよくな
る)、ガイドシュー7,8とガイドレール2との間に生
じる摩擦抵抗は少なくなる。一方、検出したかご1の重
心位置が所定重心位置からずれていない場合には、可動
ヒッチ手段9は作動させない(ステップS3)。
【0015】なお、可動ヒッチ手段はロープをかごの前
後方向にのみ移動するようにしたが、かごの左右方向へ
も移動可能としてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御手段から駆動手段に駆動信号が出力されると、この
駆動手段によって可動ヒッチ手段が作動してロープの一
端をかごの重心位置に移動させるようにしたので、かご
の傾きは修正され、ガイドシューとガイドレールとの間
に生じる摩擦抵抗は少くなる。その結果、かごを上下移
動させる巻上機は余分な出力を必要とせず、またかごの
上下移動の際に生じる騒音も小さく抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロープヒッチ部可動型エレベータ
ーの一実施例を示す正面図
【図2】図1中A−A線断面図
【図3】図1中B−B線断面図
【図4】図3中C−C線断面図
【図5】このエレベーターの作用を示すフロチャート
【図6】従来のエレベーターの正面図
【符号の説明】
1…かご、9…可動ヒッチ手段、10…ロープ、15,
16…ロードセンサ、20…モーター、26…マイコ
ン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路に上下移動可能に配設されたかご
    と、このかごを吊り下げるためのロープと、このロープ
    の一端と前記かごの頂面とを連結し前記一端を前記頂面
    に対して移動可能とした可動ヒッチ手段と、この可動ヒ
    ッチ手段を作動させる駆動手段と、前記かごの底面の複
    数箇所にそれぞれ設けられかごからの荷重をそれぞれの
    箇所で検出するロードセンサと、この複数のロードセン
    サで検出された前記荷重に基づいてこのかごの重心位置
    を演算し前記駆動手段に駆動信号を出力する制御手段と
    を備え、前記制御手段から前記駆動手段に駆動信号が出
    力されると、この駆動手段によって可動ヒッチ手段が作
    動して前記ロープの一端を前記かごの重心位置に移動さ
    せるようにしたことを特徴とするロープヒッチ部可動型
    エレベーター。
JP10151792A 1992-04-22 1992-04-22 ロープヒッチ部可動型エレベーター Pending JPH05294585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10151792A JPH05294585A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ロープヒッチ部可動型エレベーター

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10151792A JPH05294585A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ロープヒッチ部可動型エレベーター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05294585A true JPH05294585A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14302720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10151792A Pending JPH05294585A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ロープヒッチ部可動型エレベーター

Country Status (1)

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JP (1) JPH05294585A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6357554B1 (en) * 2000-07-11 2002-03-19 Otis Elevator Company Elevator ride improvements utilizing smart floor
JP2007261724A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御ケーブル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6357554B1 (en) * 2000-07-11 2002-03-19 Otis Elevator Company Elevator ride improvements utilizing smart floor
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010313