JPH0881330A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH0881330A JPH0881330A JP24216394A JP24216394A JPH0881330A JP H0881330 A JPH0881330 A JP H0881330A JP 24216394 A JP24216394 A JP 24216394A JP 24216394 A JP24216394 A JP 24216394A JP H0881330 A JPH0881330 A JP H0881330A
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- JP
- Japan
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- potassium
- synthetic mica
- talc
- cosmetic
- silicofluoride
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- Cosmetics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 特定の平均粒子径及び平均厚さを有する薄片
状タルクと、ケイフッ化カリウム及び/又はフッ化カリ
ウムとを出発原料として、インターカレーション法によ
り製造された合成雲母を含有する化粧料。 【効果】 本発明に係わる化粧料は、伸び、滑らかさが
良好で化粧膜の仕上がり状態に優れ、プレス成型性や塗
布体へのとれも良好である。
状タルクと、ケイフッ化カリウム及び/又はフッ化カリ
ウムとを出発原料として、インターカレーション法によ
り製造された合成雲母を含有する化粧料。 【効果】 本発明に係わる化粧料は、伸び、滑らかさが
良好で化粧膜の仕上がり状態に優れ、プレス成型性や塗
布体へのとれも良好である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のタルクと、ケイ
フッ化カリウム及び/又はフッ化カリウムとを出発原料
として、インターカレーション法により製造された合成
雲母を含有する化粧料に関する。
フッ化カリウム及び/又はフッ化カリウムとを出発原料
として、インターカレーション法により製造された合成
雲母を含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧品にはその目的や用途に応じ
て各種の粉体が使用されている。それらの持つ個々の特
性、すなわち、官能特性や使用性を考慮して、例えば、
天然或いは合成の粉体、さらには、それらを複合化した
物等が用いられてきた。その中で、薄片状タルクは、透
明性、伸び、滑らかさを向上させる目的で化粧料に配合
されている(特公昭62−10965号)。
て各種の粉体が使用されている。それらの持つ個々の特
性、すなわち、官能特性や使用性を考慮して、例えば、
天然或いは合成の粉体、さらには、それらを複合化した
物等が用いられてきた。その中で、薄片状タルクは、透
明性、伸び、滑らかさを向上させる目的で化粧料に配合
されている(特公昭62−10965号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記薄
片状タルクは、その薄片状の特性に起因して透明性には
優れるものの、反面、雲母様の光沢を有するために化粧
料に配合して肌に塗布した場合、不自然な光沢を生じて
しまうという欠点があった。また、プレス型の化粧料に
多量に配合するとケーキングを起こし、製品品質を損な
うという現象があった。そこで、薄片状タルクの持つ伸
びや滑らかさを損なうことなしに、いかに上記欠点を抑
えるかが課題とされていた。
片状タルクは、その薄片状の特性に起因して透明性には
優れるものの、反面、雲母様の光沢を有するために化粧
料に配合して肌に塗布した場合、不自然な光沢を生じて
しまうという欠点があった。また、プレス型の化粧料に
多量に配合するとケーキングを起こし、製品品質を損な
うという現象があった。そこで、薄片状タルクの持つ伸
びや滑らかさを損なうことなしに、いかに上記欠点を抑
えるかが課題とされていた。
【0004】
【発明を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究の結果、薄片状タルクをインターカレー
ション法により製造した合成雲母を用いることにより、
上記課題を解決し得ることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。すなわち本発明は、薄片状タルクと、ケイ
フッ化カリウム及び/又はフッ化カリウムを出発原料と
してインターカレーション法により製造された合成雲母
を含有する化粧料を提供するものである。以下、詳細に
説明する。
者らは鋭意研究の結果、薄片状タルクをインターカレー
ション法により製造した合成雲母を用いることにより、
上記課題を解決し得ることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。すなわち本発明は、薄片状タルクと、ケイ
フッ化カリウム及び/又はフッ化カリウムを出発原料と
してインターカレーション法により製造された合成雲母
を含有する化粧料を提供するものである。以下、詳細に
説明する。
【0005】本発明に用いられる薄片状タルクは、通常
のタルクを薄片化したものであり、タルクを板状に劈開
して得られるものが好ましく、平均粒子径が3〜30μ
m、平均の厚さが1.5μm以下であり、さらに好まし
くは、平均粒子径10〜30μm、平均の厚さが0.0
5〜1.0μmである。通常のタルクは、これよりも厚
さが大きいために製造される合成雲母も厚さが大きく、
伸び、滑らかさといった使用性を充分に満足するもので
はなく、塗布時の化粧膜においても不自然な白さを感じ
させてしまうのに対し、上述した特定の薄片状タルクで
あれば使用性及び化粧効果が顕著に優れたものとなる。
のタルクを薄片化したものであり、タルクを板状に劈開
して得られるものが好ましく、平均粒子径が3〜30μ
m、平均の厚さが1.5μm以下であり、さらに好まし
くは、平均粒子径10〜30μm、平均の厚さが0.0
5〜1.0μmである。通常のタルクは、これよりも厚
さが大きいために製造される合成雲母も厚さが大きく、
伸び、滑らかさといった使用性を充分に満足するもので
はなく、塗布時の化粧膜においても不自然な白さを感じ
させてしまうのに対し、上述した特定の薄片状タルクで
あれば使用性及び化粧効果が顕著に優れたものとなる。
【0006】本発明に用いる合成雲母は、特開平2−1
49415号に記載の方法に準じて製造することが出来
る。すなわち、上記の薄片状タルクとケイフッ化カリウ
ム及び/又はフッ化カリウムを出発原料とし、インター
カレーション法により製造するものである。ここで、イ
ンターカレーションとは、層状構造を有する結晶の層間
に各種のイオンが侵入する現象であり、本発明において
用いられる合成雲母は、層状物質である薄片状タルクの
層間にカリウムイオンをインターカレートさせて得られ
るものである。
49415号に記載の方法に準じて製造することが出来
る。すなわち、上記の薄片状タルクとケイフッ化カリウ
ム及び/又はフッ化カリウムを出発原料とし、インター
カレーション法により製造するものである。ここで、イ
ンターカレーションとは、層状構造を有する結晶の層間
に各種のイオンが侵入する現象であり、本発明において
用いられる合成雲母は、層状物質である薄片状タルクの
層間にカリウムイオンをインターカレートさせて得られ
るものである。
【0007】具体的には、ケイフッ化カリウム及び/又
はフッ化カリウムと薄片状タルクとの混合粉末を加熱処
理することによって得られる。ケイフッ化カリウムの添
加量は全体の10〜35重量%(以下、単に「%」と略
する)、好ましくは15〜30%であり、この範囲から
外れると合成雲母の生成率が低下する。また、加熱処理
は700〜1200℃、好ましくは、900℃で1時間
程度行われる。加熱温度が1200℃を超えると焼結
し、製造後粉砕が必要となる。
はフッ化カリウムと薄片状タルクとの混合粉末を加熱処
理することによって得られる。ケイフッ化カリウムの添
加量は全体の10〜35重量%(以下、単に「%」と略
する)、好ましくは15〜30%であり、この範囲から
外れると合成雲母の生成率が低下する。また、加熱処理
は700〜1200℃、好ましくは、900℃で1時間
程度行われる。加熱温度が1200℃を超えると焼結
し、製造後粉砕が必要となる。
【0008】また、ケイフッ化カリウムの一部をフッ化
カリウムに置き換えて使用することもできる。この場
合、両者の合計量中に占めるケイフッ化カリウムの割合
は25%以上であることが必要であり、好ましくは50
%以上である。また、加熱温度は850〜1100℃と
するのが好ましい。
カリウムに置き換えて使用することもできる。この場
合、両者の合計量中に占めるケイフッ化カリウムの割合
は25%以上であることが必要であり、好ましくは50
%以上である。また、加熱温度は850〜1100℃と
するのが好ましい。
【0009】上記合成雲母の化粧料への配合量は特に限
定されないが、1〜99%、好ましくは1〜80%であ
る。本発明の化粧料の剤型としては特に限定されず、例
えば、ファンデーション、白粉、下地化粧料、頬紅、ア
イシャドウ、口紅、アイライナー、マスカラ、美爪料、
乳液、クリーム等が挙げられる。
定されないが、1〜99%、好ましくは1〜80%であ
る。本発明の化粧料の剤型としては特に限定されず、例
えば、ファンデーション、白粉、下地化粧料、頬紅、ア
イシャドウ、口紅、アイライナー、マスカラ、美爪料、
乳液、クリーム等が挙げられる。
【0010】さらに、本発明の化粧料には、通常の化粧
料用原料として用いられる水性成分や油性成分並びに粉
体成分、例えば、保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、美容成分、香料、水溶性高分子、体質顔料、着
色顔料、光輝性顔料、有機粉体、疎水化処理顔料、ター
ル色素等を本発明の効果を損なわない範囲で配合するこ
とができる。
料用原料として用いられる水性成分や油性成分並びに粉
体成分、例えば、保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、美容成分、香料、水溶性高分子、体質顔料、着
色顔料、光輝性顔料、有機粉体、疎水化処理顔料、ター
ル色素等を本発明の効果を損なわない範囲で配合するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下実施例を挙げて更に詳細に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0012】製造例1 合成雲母A 平均粒子径12μm、平均の厚さ0.5μmの薄片状タ
ルク80%とケイフッ化カリウム20%を混合して磁性
ルツボにいれ、電気炉にて900℃で1時間加熱し、合
成雲母Aを得た。得られた合成雲母Aは、平均粒子径1
2μm、平均の厚さ1.2μmであった。
ルク80%とケイフッ化カリウム20%を混合して磁性
ルツボにいれ、電気炉にて900℃で1時間加熱し、合
成雲母Aを得た。得られた合成雲母Aは、平均粒子径1
2μm、平均の厚さ1.2μmであった。
【0013】製造例2 合成雲母B 平均粒子径17μm、平均の厚さ0.6μmの薄片状タ
ルク80%とケイフッ化カリウム20%を混合して磁性
ルツボにいれ、電気炉にて950℃で2時間加熱し、合
成雲母Bを得た。得られた合成雲母Bは、平均粒子径1
7μm、平均の厚さ1.4μmであった。
ルク80%とケイフッ化カリウム20%を混合して磁性
ルツボにいれ、電気炉にて950℃で2時間加熱し、合
成雲母Bを得た。得られた合成雲母Bは、平均粒子径1
7μm、平均の厚さ1.4μmであった。
【0014】製造例3 合成雲母C 平均粒子径2μm、平均の厚さ1μmのタルク80%と
ケイフッ化カリウム20%を混合して磁性ルツボにい
れ、電気炉にてにて950℃で2時間加熱し、合成雲母
Cを得た。得られた合成雲母Cは、平均粒子径2.5μ
m、平均の厚さ1.4μmであった。
ケイフッ化カリウム20%を混合して磁性ルツボにい
れ、電気炉にてにて950℃で2時間加熱し、合成雲母
Cを得た。得られた合成雲母Cは、平均粒子径2.5μ
m、平均の厚さ1.4μmであった。
【0015】評価試験例 表1に示す組成の実施例1〜2及び比較例1〜5の白粉
(プレスタイプ)を調製し、それぞれについて以下の評
価を行った。
(プレスタイプ)を調製し、それぞれについて以下の評
価を行った。
【0016】
【表1】
【0017】(調製方法)成分1〜11を均一に混合
後、パルベライザーにて粉砕し、金皿に150kg/c
m2のプレス圧で充填成型し、白粉とした。
後、パルベライザーにて粉砕し、金皿に150kg/c
m2のプレス圧で充填成型し、白粉とした。
【0018】(評価方法) 1.官能評価 専門パネル20名により塗布体を用いて肌に使用した際
の「伸び」、「滑らかさ」、「仕上がり膜の美しさ」、
「塗布体へのとれ」について官能評価を行い、5段階評
価の平均点に基づいて下記基準で判定した。 評価基準 5点:非常に良好 4点:良好 3点:普通 2点:やや不良 1点:不良 判定基準 ◎:4.5点以上 ○:4.0点以上4.5点未満 △:3.0点以上4.0点未満 ×:3.0点未満
の「伸び」、「滑らかさ」、「仕上がり膜の美しさ」、
「塗布体へのとれ」について官能評価を行い、5段階評
価の平均点に基づいて下記基準で判定した。 評価基準 5点:非常に良好 4点:良好 3点:普通 2点:やや不良 1点:不良 判定基準 ◎:4.5点以上 ○:4.0点以上4.5点未満 △:3.0点以上4.0点未満 ×:3.0点未満
【0019】2.明度測定 明度測定により白さの評価を行った。測定は、分光式色
差計SZ−Σ80(日本電色社製)を用いて行い、下記
基準で判定した。 判定基準 ○:90以上 △:85以上90未満 ×:85未満
差計SZ−Σ80(日本電色社製)を用いて行い、下記
基準で判定した。 判定基準 ○:90以上 △:85以上90未満 ×:85未満
【0020】3.針入硬度測定 針入硬度測定により、プレス成型性の評価を行った。測
定は定圧荷重硬度計(丸菱科学機械製作所製)を用い
た。なお、数値は小さいほどプレス成型性が悪いことを
示す。
定は定圧荷重硬度計(丸菱科学機械製作所製)を用い
た。なお、数値は小さいほどプレス成型性が悪いことを
示す。
【0021】4.ケーキング試験 試験サンプルを塗布体で同一方向20回、計160回繰
り返し擦ったときの表面のケーキング状態を観察し、下
記基準で判定した。 判定基準 ○:変化が見られない △:表面がやや固化し、ケーキング傾向が見られる。 ×:明らかに表面が固化し、ケーキングする。
り返し擦ったときの表面のケーキング状態を観察し、下
記基準で判定した。 判定基準 ○:変化が見られない △:表面がやや固化し、ケーキング傾向が見られる。 ×:明らかに表面が固化し、ケーキングする。
【0022】5.光沢測定 ガラス板上に貼付した両面テープの粘着面に、試験サン
プルを塗布体で塗布したものを試験片として、変角測色
計(日本電色社製)を用いて45度の鏡面反射光の数値
で評価した。 判定基準 ○:20未満 △:20以上25未満 ×:25以上 上記の各評価方法によって、得られた結果を表2に示
す。
プルを塗布体で塗布したものを試験片として、変角測色
計(日本電色社製)を用いて45度の鏡面反射光の数値
で評価した。 判定基準 ○:20未満 △:20以上25未満 ×:25以上 上記の各評価方法によって、得られた結果を表2に示
す。
【0023】
【表2】
【0024】上記結果から明らかなように、本発明品に
係わる化粧料は、官能評価、明度、プレス成型性ともに
良好で、かつ、ケーキングを生じることなく不自然な光
沢のない優れたものであった。一方、従来の粉体はすべ
ての項目において満足するものはなく、また、薄片状タ
ルクのみではケーキングを生じ、使用性において問題が
あった。
係わる化粧料は、官能評価、明度、プレス成型性ともに
良好で、かつ、ケーキングを生じることなく不自然な光
沢のない優れたものであった。一方、従来の粉体はすべ
ての項目において満足するものはなく、また、薄片状タ
ルクのみではケーキングを生じ、使用性において問題が
あった。
【0025】 実施例3 アイシャドウ (成分) (%) 1.合成雲母B(製造例2) 50.0 2.雲母チタン 15.0 3.酸化鉄雲母チタン 15.0 4.着色顔料 4.5 5.タルク 残量 6.流動パラフィン 5.0 7.ジメチルポリシロキサン(20cs) 5.0 8.香料 適量 9.酸化防止剤 適量
【0026】(製造方法)成分1〜9をヘンシェルミキ
サーにて混合後、アトマイザーにより粉砕し、金皿に8
0kg/cm2のプレス圧で充填成型し、アイシャドウ
を得た。本発明のアイシャドウは、使用時の伸びがよ
く、化粧膜の仕上がり状態も美しく、プレス成型性に優
れたものであった。
サーにて混合後、アトマイザーにより粉砕し、金皿に8
0kg/cm2のプレス圧で充填成型し、アイシャドウ
を得た。本発明のアイシャドウは、使用時の伸びがよ
く、化粧膜の仕上がり状態も美しく、プレス成型性に優
れたものであった。
【0027】 実施例4 油性ファンデーション (成分) (%) 1.流動パラフィン 10.0 2.トリオクタン酸グリセリル 10.0 3.マイクロクリスタリンワックス 7.0 4.ワセリン 5.0 5.キャンデリラワックス 1.0 6.マカデミア油 残量 7.合成雲母A(製造例1) 35.0 8.酸化チタン 5.5 9.タルク 5.0 10.着色顔料 1.0 11.香料 適量 12.酸化防止剤 適量 13.紫外線吸収剤 適量
【0028】(製造方法) A:成分1〜6を加熱溶解した後、成分11〜13を添
加して均一に混合する。 B:Aに成分7〜10を加え、三本ローラーにて均一に
混合する。 C:Bを80℃にて金皿に溶融充填し、油性ファンデー
ションを得た。 本発明の油性ファンデーションは使用時の伸びがよく、
化粧膜の仕上がり状態も美しいものであった。
加して均一に混合する。 B:Aに成分7〜10を加え、三本ローラーにて均一に
混合する。 C:Bを80℃にて金皿に溶融充填し、油性ファンデー
ションを得た。 本発明の油性ファンデーションは使用時の伸びがよく、
化粧膜の仕上がり状態も美しいものであった。
【0029】 実施例5 乳化ファンデーション (成分) (%) 1.ラノリン 7.0 2.流動パラフィン 5.0 3.ステアリン酸 2.0 4.セタノール 1.0 5.グリセリン 5.0 6.トリエタノールアミン 1.0 7.カルボキシメチルセルロース 0.7 8.精製水 残量 9.合成雲母A(製造例1) 18.0 10.タルク 5.5 11.酸化チタン 3.0 12.着色顔料 5.5 13.香料 適量 14.紫外線防止剤 適量
【0030】(製造方法) A:成分1〜4を加熱溶解し、70℃とする。 B:Aに成分9〜12を加え、均一に混合する。 C:成分5〜8を均一に溶解し、70℃に加熱する。 D:BにCを添加して乳化混合後、冷却し成分13〜1
4を添加して乳化ファンデーションを得た。 本発明の乳化ファンデーションは滑らかで、化粧膜の仕
上がり状態も美しいものであった。
4を添加して乳化ファンデーションを得た。 本発明の乳化ファンデーションは滑らかで、化粧膜の仕
上がり状態も美しいものであった。
【0031】 実施例6 頬紅 (成分) (%) 1.合成雲母B(製造例2) 70.0 2.タルク 残量 3.酸化亜鉛 5.0 4.着色顔料 1.9 5.流動パラフィン 10.0 6.ワセリン 3.0 7.香料 適量 8.酸化防止剤 適量
【0032】(製造方法) A:成分5〜6を加熱溶解後、成分7〜8を添加し、さ
らに成分1〜4を加えてヘンシェルミキサーにて混合す
る。 B:Aをアトマイザーで粉砕し、金皿に100kg/c
m2にてプレス成型して頬 紅を得た。 本発明の頬紅は使用時の伸びがよく、化粧膜の仕上がり
状態も美しく、プレス成型性に優れたものであった。
らに成分1〜4を加えてヘンシェルミキサーにて混合す
る。 B:Aをアトマイザーで粉砕し、金皿に100kg/c
m2にてプレス成型して頬 紅を得た。 本発明の頬紅は使用時の伸びがよく、化粧膜の仕上がり
状態も美しく、プレス成型性に優れたものであった。
【0033】 実施例7 口紅 (成分) (%) 1.マイクロクリスタリンワックス 20.0 2.イソオクタン酸セチル 20.0 3.マカデミア油 20.0 4.ワセリン 10.0 5.ジグリセリンイソステアレート 残量 6.合成雲母B(製造例2) 10.0 7.酸化チタン 1.0 8.黄色4号アルミニウムレーキ 5.0 9.赤色202号 3.0 10.黒色酸化鉄 0.1 11.赤色226号 4.0 12.香料 適量 13.紫外線吸収剤 適量 14.酸化防止剤 適量
【0034】(製造方法) A:成分1〜5を加熱溶解した後、成分12〜14を添
加し均一に混合する。 B:Aに成分6〜11を加え、三本ローラーにて均一に
混合する。 C:Bを85℃にて容器に溶融充填して口紅を得た。 本発明の口紅は、使用時の伸び、滑らかさに優れ、発色
が良好であった。
加し均一に混合する。 B:Aに成分6〜11を加え、三本ローラーにて均一に
混合する。 C:Bを85℃にて容器に溶融充填して口紅を得た。 本発明の口紅は、使用時の伸び、滑らかさに優れ、発色
が良好であった。
【0035】 実施例8 乳液 (成分) (%) 1.ステアリン酸 1.0 2.セタノール 0.5 3.モノオレイン酸ポリオキシエチレン 0.5 ソルビタン(20E.O.) 4.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 5.流動パラフィン 5.0 6.2−エチルヘキシルトリグリセライド 3.0 7.1,3−ブチレングリコール 10.0 8.グリセリン 5.0 9.カルボキシビニルポリマー 0.2 10.トリエタノールアミン 0.5 11.防腐剤 適量 12.精製水 残量 13.合成雲母A(製造例1) 1.0 14.香料 適量
【0036】(製造方法) A:成分1〜6を加熱溶解する。 B:成分7〜12を加熱溶解してAに添加し、乳化混合
して冷却する。 C:Bに成分13〜14を添加混合して乳液を得た。 本発明の乳液は、伸び、滑らかさに優れたものであっ
た。
して冷却する。 C:Bに成分13〜14を添加混合して乳液を得た。 本発明の乳液は、伸び、滑らかさに優れたものであっ
た。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係わる薄片
状タルクを出発原料とする合成雲母を含有する化粧料
は、伸び、滑らかさが良好で化粧膜の仕上がり状態に優
れ、プレス成型性や塗布体へのとれも良好であった。
状タルクを出発原料とする合成雲母を含有する化粧料
は、伸び、滑らかさが良好で化粧膜の仕上がり状態に優
れ、プレス成型性や塗布体へのとれも良好であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中林 治郎 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内 (72)発明者 安倍 一也 東京都千代田区一番町23番地3 コープケ ミカル株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 平均粒子径3〜30μm、平均の厚さが
1.5μm以下のタルクと、ケイフッ化カリウム及び/
又はフッ化カリウムとを出発原料として、インターカレ
ーション法により製造された合成雲母を含有することを
特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24216394A JPH0881330A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24216394A JPH0881330A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 化粧料 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004000290A Division JP2004161612A (ja) | 2004-01-05 | 2004-01-05 | 合成雲母 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881330A true JPH0881330A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17085274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24216394A Pending JPH0881330A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0881330A (ja) |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP24216394A patent/JPH0881330A/ja active Pending
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