JPH09227337A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH09227337A JPH09227337A JP8041309A JP4130996A JPH09227337A JP H09227337 A JPH09227337 A JP H09227337A JP 8041309 A JP8041309 A JP 8041309A JP 4130996 A JP4130996 A JP 4130996A JP H09227337 A JPH09227337 A JP H09227337A
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- JP
- Japan
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- alumina
- flaky
- diameter
- makeup
- cosmetics
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- Pending
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- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Abstract
間が経過しても化粧崩れし難く、透明な素肌感にあふれ
た化粧料を提供する。 【解決手段】 化粧料用の体質顔料として、平均差し渡
し径が1〜10μm、平均厚みが0.05〜0.5μ
m、差し渡し径/厚みが2〜200の薄片状α−アルミ
ナを用いる。
Description
ミナを配合した、付着性、滑り性等の使用感に優れ、シ
ワ、シミ、ソバカスをカバーしながらも透明な素肌感を
呈する化粧くずれしにくい化粧料に関する。
使用感を付与し透明感のある仕上がりを実現すべくマイ
カ、セリサイト、タルク等の薄片状の体質顔料が配合さ
れている。これら薄片状顔料の屈折率は1.56前後と
化粧料に用いる油と近似しているので濡れ色により透明
感を付与するが、化粧後、時間が経過してくると隠蔽性
が悪くなり下の肌が透けて見え化粧くずれの原因とな
る。
に高屈折率の酸化チタンや酸化亜鉛が配合されている。
これら高屈折率の体質顔料、白色顔料はカバー力に優れ
るものの仕上がりが白く不自然になり、素肌感のない能
面の様な、表情に乏しい化粧仕上がりしか得られないと
いう欠点があった。
高屈折率を有する体質顔料の配合バランスを調節してカ
バー力と透明感を兼ね備えた化粧品を開発すべく試みら
れているが良好なものは得られていない。またマイカ、
セリサイト、タルク等の粘土鉱物を他の物質でコーティ
ングした粒子を配合することも試みられている。例え
ば、酸化チタンでコーティングした雲母を更にシリカで
コーティング処理した複合粉末を配合することが提案さ
れているが(特開平4−211495号公報)、素肌感
を有しながら、隠蔽性も有り、化粧くずれしにくい化粧
品は実現されていない。
性、滑り性等の使用感に優れ、時間が経過しても化粧く
ずれしにくく、透明な素肌感にあふれた優れた化粧料を
提供するにある。
鋭意検討を加えた結果、特定形状のα−アルミナを配合
する場合は、上記課題を全て満足する化粧料が得られる
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。
均差し渡し径が1〜10μm、平均厚みが0.05〜
0.5μm、差し渡し径/厚みが2〜200の薄片状α
−アルミナを配合することにより、付着性、滑り性等の
使用感に優れ、時間が経過しても化粧くずれしにくい、
透明な素肌感にあふれた優れた化粧料を提供するにあ
る。
本発明では、化粧料に付着性、滑り性等の優れた使用感
と、化粧くずれ防止等の性能を付与するために平均差し
渡し径が約1〜約10μm、好ましくは約2〜約10μ
m、厚みが約0.05〜約0.5μm、好ましくは約
0.1〜約0.5μm、差し渡し径/厚みが約2〜約2
00、好ましくは約4〜約100の薄片状α−アルミナ
を配合する。上記薄片状α−アルミナの平均差し渡し径
及び平均厚みは、該α−アルミナを操作顕微鏡電子写真
に撮り、該写真内より無作為に10個の薄片状α−アル
ミナを選択し、その長径、短径及び厚みを測定し、差し
渡し径−(長径+短径)/2として、10個の算術平均
を求めてこれを平均差し渡し径とした。薄片状α−アル
ミナは平均差し渡し径が約1μm未満では滑り性や付着
性が不十分で使用感に劣る。一方、平均差し渡し径が約
10μmを越えると肌に塗布したときに異物感を生じ好
ましくない。本発明では平均差し渡し径が約1〜約10
μmの薄片状α−アルミナを配合するので、肌に塗布し
た場合ざらつきを感ぜず、しかも薄片形状に由来した付
着性や滑り性にも優れる。これに加えて屈折率が1.7
7と粘土鉱物と酸化チタン等の高屈折体質顔料の中間の
値を有しているので、透明感のある素肌感を有しなが
ら、シワ、シミ、ソバカス等の欠陥をカバーする隠蔽性
も併せ持っている。
通常約1〜約90重量%、好ましくは約2〜約70重量
%、より好ましくは約3〜約50重量%配合される。配
合量が1重量%未満では、滑り性、付着力、カバー力等
の所望とする性能が発揮されない。
法で製造した水酸化アルミニウムをフッ素と酸化珪素の
存在下で1000℃以上の温度で焼成すれば得ることが
出来る。
え、必要に応じて通常の化粧料に使用される成分を配合
しうる。例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マイ
クロクリスタインワックス、カルナバロウ、キャンデラ
ロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・半固形油
分;スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジグリ
セライド、トリグリセライド、シリコンオイル等の流動
性油分;水溶性及び油溶性ポリマー、界面活性剤、無機
および有機顔料、有機染料等の色剤、エタノール、防腐
剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、PH調節剤、香料、紫
外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺
菌剤、皮膚賦活剤等は、本発明の目的、効果を損なわな
い質的、量的範囲で配合可能である。
造することが出来、ファーデーション、アイシャドー、
頬紅等のメークアップ化粧料や乳液、クリーム等の基礎
化粧料等に適用することが出来る。
薄片状α−アルミナが薄片形状に由来した滑り性、付着
性等の優れた使用感を有しているのに加え、α−アルミ
ナに由来した適度な屈折率を有しているので素肌感あふ
れる透明感と隠蔽性を併せて有しており化粧後時間が経
過しても化粧くずれが発生しにくくなる。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
尚、実施例中の配合量(%)は、全て重量%である。
製)を500℃で仮焼した。これに弗化水素酸を弗素と
して1重量%、1mm前後の珪砂を10重量%添加混合
した後、アルミナ製の坩堝に入れ1300℃で2時間焼
成した。得られた焼成物を冷却後149μmの目開きの
篩で珪砂を除去して薄片状α−アルミナを得た。この薄
片状α−アルミナを解砕後、任意の10個について走査
電子顕微鏡で薄片の差し渡し径と厚みを測定した。その
結果、平均差し渡し径は3μm、平均厚みは0.5μ
m、差し渡し径/厚みは6であった。またBET比表面
積は1m2 /g以下であった。
し、更にパルベライザーで粉砕した後、再びヘンシェル
ミキサーに入れ、油剤成分Bを混合し、粉体成分Aを油
剤成分Bでコーティングした。これを取り出した後、パ
ルベライザーで仕上げ粉砕を行い、中皿にプレス成形し
て、パウダーファンデーションを得た。
ストファンデーションを得た。
デーションについて、肌に塗布する際の使用感と化粧後
4時間経過したときの化粧くずれの程度を、30〜40
代の女性パネラー10名の顔面に0.1g塗布し、下記
基準により3名の美容専門家により官能評価した。その
結果を表3に示す。
ど見られない ○ : 額と鼻筋の一部に化粧くずれが見らた △ : 額と鼻筋の半分くらいに化粧くずれが見られた × : 額と鼻筋の全域に化粧くずれが見られた
Claims (2)
- 【請求項1】 平均差し渡し径が1〜10μm、平均厚
みが0.05〜0.5μm、差し渡し径/厚みが2〜2
00の薄片状α−アルミナを配合してなる化粧料。 - 【請求項2】 薄片状α−アルミナの配合量が1〜90
重量%であることを特徴とする特許請求項1記載の化粧
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041309A JPH09227337A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041309A JPH09227337A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09227337A true JPH09227337A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12604905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8041309A Pending JPH09227337A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09227337A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003073603A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-12 | Sakura Color Prod Corp | 水性ボールペン用インキ組成物及び当該組成物を用いた水性ボールペン |
EP1148028A3 (en) * | 2000-04-17 | 2004-04-14 | Ykk Corporation | Flake-like alpha-alumina particles and method for producing the same |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP8041309A patent/JPH09227337A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1148028A3 (en) * | 2000-04-17 | 2004-04-14 | Ykk Corporation | Flake-like alpha-alumina particles and method for producing the same |
US7067157B2 (en) | 2000-04-17 | 2006-06-27 | Kinsei Matec Co., Ltd. | Flaky α-alumina particles and method for producing the same |
JP2003073603A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-12 | Sakura Color Prod Corp | 水性ボールペン用インキ組成物及び当該組成物を用いた水性ボールペン |
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