JPH0920621A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH0920621A JPH0920621A JP7168619A JP16861995A JPH0920621A JP H0920621 A JPH0920621 A JP H0920621A JP 7168619 A JP7168619 A JP 7168619A JP 16861995 A JP16861995 A JP 16861995A JP H0920621 A JPH0920621 A JP H0920621A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cosmetic material
- aluminum hydroxide
- makeup
- particles
- blending
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
m、一時粒子の短径が二次粒子の20分の1以下で且つ
長径/短径の比が10以下の凝集体で構成された球状水
酸化アルミニウムおよび/または前記形状の遷移アルミ
ナを配合する。 【課題】 付着性、肌ざわりや滑り性等の使用感に優
れ、化粧後時間が経過してもテカリが出ず、化粧くずれ
し難い化粧料の提供。
Description
ニウムまたはそれを焼成して得られた遷移アルミナを配
合してなる付着性、肌ざわりや滑り性等の使用感に優
れ、時間が経過してもテカリが出ず、化粧くずれしにく
い優れた化粧料に関する。
料、着色顔料、体質顔料、真珠顔料、粘度鉱物、金属石
鹸類等の各種粉体原料が使用されており使用感等を考慮
して適宜配合されている。
消費者ニーズを満たしていない大きな問題に化粧後の時
間経過に伴うテカリや化粧くずれがある。このテカリや
化粧くずれには皮脂の分泌が関連しており、分泌された
皮脂により化粧成分が希釈され、流動性を帯び、表面が
平滑になり鏡面反射を起こしたり(本明細書中ではこれ
を”テカリ”と称する)、或いは皮脂を吸収するために
用いたテッシュペーパーやコットン等に化粧料が被着し
はがれる為に発生していると考えられている。それ故、
消費者の要求を満たすためにはこの過剰の皮脂に如何に
対応するかが大きな課題であった。かかる課題を解決す
べく機材の粉体として、油分を弾く様な素材でコーティ
ングした粉体を用いたり、皮脂吸収剤を配合して余分な
皮脂を吸収する事が試みられてきた。
コーティングしたものとしては、金属石鹸による処理
(特開昭57−40564号公報、特開昭60−181
166号公報)、アルキルフォスフェート処理(特開昭
60−163808号公報、特開昭61−180706
号公報)、シリコーン処理(特公昭41−9890号公
報、特公昭45−2915号公報、特公昭45−189
99号公報、特開昭54−56083号公報、特開昭6
1−189211号公報)、フッ素化合物による表面処
理(特開昭55−167209号公報、特開昭62−2
50074号公報、特開平01−180811号公報)
等が報告されているが、このような基材の表面を油分を
弾く素材でコーティングする方法に於いては、弾かれた
皮脂は肌の上に残っているで”テカリ”や化粧くずれの
問題が完全に解消したわけではなかった。一方、皮脂吸
収剤を配合して余分な皮脂を吸収するものとして高吸収
性の高分子(特開昭60−81120号公報)、樹脂
(特開平01−151506号公報)、多孔性粉体(特
開昭63−159306号公報、特開平02−1729
02号公報)を用いることが提案されているが皮脂吸収
剤を配合すると、使用感や仕上がり感が損なわれると言
う問題があった。
性、肌ざわり、滑り性等の使用感に優れ、時間が経過し
てもテカリが出ず、化粧くずれしにくい優れた化粧料を
提供するにある。
鋭意検討を加えた結果、特定形状よりなる水酸化アルミ
ニウム、或いはこれを焼成して得られた遷移アルミナを
配合する場合には、上記課題を全て満足する化粧料が得
られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
粒子が1〜100μm、一次粒子の短径が二次粒子の2
0分の1以下で且つ長径/短径の比が10以下の凝集体
で構成された球状水酸化アルミニウムおよび/または前
記形状の遷移アルミナを配合してなる化粧料を提供する
にある。
本発明においては、化粧料にテカリ防止、化粧くずれの
防止性能を付与するために、2次粒子が約1μm〜約1
00μm、好ましくは約1μm〜約50μmで一次粒子
の短径が2次粒子の約20分の1以下、好ましくは約1
/25〜約1/500、且つ長径/短径の比が約10以
下、好ましくは約8〜約2の凝集体で構成された球状水
酸化アルミニウム、或いはこれを焼成してなる遷移アル
ミナを配合する。球状水酸化アルミナ粉体および/また
は遷移アルミナの二次粒子が1μm以下では、肌の肌理
に入り込み、滑り性やフィット感が損なわれる。また二
次粒子が100μm以上では、肌に塗布した場合ざらつ
きを感じる。本発明において配合される球状水酸化アル
ミニウムはその一次粒子の短径が2次粒子の20分の1
以下の凝集体で構成されているためか、微細な隙間を多
く有しているので優れた皮脂吸収性能を有する。加え
て、その球状形状に由来して優れた滑り性を化粧品に付
与する。
した遷移アルミナの配合量は化粧料全量に対して通常約
1〜約90重量%、好ましくは約2〜約70重量%、よ
り好ましくは、約3〜約50重量%配合される。配合量
が1重量%以下では、皮脂吸収性能や滑り性が充分でな
いので所定の性能が発揮されない。
2 O/Al2 O3 のモル比が1.0〜1.3のアルミン
酸ソーダ水溶液に水を加えてアルミイオンの過飽和度を
高め自然核発生により水酸化アルミニウムを析出させる
ことにより製造することが出来る。また本発明の遷移ア
ルミナはアルミナ業界で公知のαアルミナに至るまでの
所謂中間アルミナであるγ、δ、θ、χ、κ等の結晶構
造を有するアルミナであり上記方法により得られた水酸
化アルミニウムを、通常大気中で、約400℃〜100
0℃の温度で約0.1秒〜約100時間仮焼することに
より得られる。焼成方法としては瞬間仮焼、ロータリー
キルン、流動焼成等公知の方法が使用される。
え、必要に応じて通常の化粧料に使用される成分を配合
してもよい。例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、
マイクロクリスタインワックス、カルナバロウ、キャン
デラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・半固
形油分;スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジ
グリセライド、トリグリセライド、シリコンオイル等の
流動性油分;水溶性及び油溶性ポリマー、界面活性剤、
無機および有機顔料、有機染料等の色剤、色素、エタノ
ール、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、PH調節剤、香
料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗
剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等が挙げられ、これらは本発明
の目的、効果を損なわない範囲で配合可能である。
製造することが出来、ファーデーション、アイシャド
ー、頬紅等のメークアップ化粧料や乳液、クリーム等の
基礎化粧品等に適用することが出来る。
球状水酸化アルミニウム或いは遷移アルミナが、二次粒
子が1μm〜100μm、一次粒子の短径が2次粒子の
20分の1以下の凝集体で且つ長径/短径の比が10以
下の粒子から構成され、粉末が微細な隙間を多く有して
いるので、優れた皮脂吸収性能を有しており化粧後時間
が経過してもテカリや化粧くずれが発生しにくくなる。
加えて、その球状形状に由来して優れた滑り性をも有し
ている。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
尚、実施例中の配合量(%)は、全て重量%である。
O/Al2 O3 =1.2、Na2 O含有量=300g/
lt)を2リットルのセパラブルフラスコに仕込み、1
0℃で、200rpmの速度で撹拌しながら1120g
の脱イオン水を2秒間で加えた。10℃で16時間撹拌
し、熟成を行った後、析出した水酸化アルミニウムを濾
過で分離し、脱イオン水で洗浄後、120℃で2時間乾
燥して球状水酸化アルミニウムを得た。得られた球状水
酸化アルミニウムの比表面積を測定したところ12.1
m2 /gであつた。ランダムに選んだ20個の粒子につ
いて一次粒子の短径と長径、二次粒子の大きさを走査電
子顕微鏡で観察した。一次粒子の短径は0.2μm、長
径/短径は6.5、二次粒子の平均値は8.1μmであ
った。
にパルベライザーで粉砕した後、再びヘンシェルミキサ
ーに入れ、油剤成分Bを混合し、粉体成分Aを油剤成分
Bでコーティングした。これを取り出した後、パルベラ
イザーで仕上げ粉砕を行い、中皿にプレス成形して、プ
レストファンデーションを得た。
ファンデーションを得た。
て、肌に塗布する際の使用感と化粧後4時間経過したと
きのテカリと化粧くずれの程度を評価した。30〜40
代の女性10名のパネラーの顔面に、上記各実施例及び
比較例のプレストファンデーションを0.1g塗布し3
名の美容専門家により、下記基準により官能評価した。
結果を表3に示す。
た。 △ : 額と鼻筋の半分くらいにテカリと化粧くずれが
見られた。 × : 額と鼻筋の全域にテカリと化粧くずれが見られ
た。
Claims (2)
- 【請求項1】二次粒子が1〜100μm、一次粒子の短
径が二次粒子の20分の1以下で且つ長径/短径の比が
10以下の凝集体で構成された球状水酸化アルミニウム
および/または前記形状の遷移アルミナを配合してなる
化粧料。 - 【請求項2】水酸化アルミニウムおよび/または遷移ア
ルミナの配合量が化粧料全量に対し1〜90%であるこ
とを特徴とする請求項1記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16861995A JP3570015B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16861995A JP3570015B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0920621A true JPH0920621A (ja) | 1997-01-21 |
JP3570015B2 JP3570015B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=15871424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16861995A Expired - Fee Related JP3570015B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3570015B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002018498A1 (fr) | 2000-08-31 | 2002-03-07 | Miyoshi Kasei, Inc. | Nouvelle poudre complexe et produits cosmétiques la contenant |
JP2007507550A (ja) * | 2003-10-07 | 2007-03-29 | キャボット コーポレイション | フュームドアルミナを含むソフトフォーカス化粧品用組成物 |
KR101007447B1 (ko) * | 2002-03-11 | 2011-01-12 | 메르크 파텐트 게엠베하 | 체질 안료 및 이의 제조 방법 |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP16861995A patent/JP3570015B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002018498A1 (fr) | 2000-08-31 | 2002-03-07 | Miyoshi Kasei, Inc. | Nouvelle poudre complexe et produits cosmétiques la contenant |
KR100819221B1 (ko) * | 2000-08-31 | 2008-04-24 | 가부시키가이샤 시세이도 | 신규 복합 분체 및 이것을 배합한 화장료 |
US7531184B2 (en) | 2000-08-31 | 2009-05-12 | Miyoshi Kasei, Inc. | Composite powders and cosmetics containing the same |
KR101007447B1 (ko) * | 2002-03-11 | 2011-01-12 | 메르크 파텐트 게엠베하 | 체질 안료 및 이의 제조 방법 |
JP2007507550A (ja) * | 2003-10-07 | 2007-03-29 | キャボット コーポレイション | フュームドアルミナを含むソフトフォーカス化粧品用組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3570015B2 (ja) | 2004-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3107891B2 (ja) | 含水粉末化粧料 | |
KR100459582B1 (ko) | 화장조성물 | |
JPH1192688A (ja) | 複合粉末 | |
WO2014185539A1 (en) | Cosmetic composition | |
JP2000169122A (ja) | 非晶質リン酸カルシウム複合粒子とその製造方法および化粧料 | |
JPH111411A (ja) | シリカ/酸化亜鉛複合体、その製造方法及びそれを配合した化粧料 | |
JP2008050309A (ja) | 固形粉末化粧料 | |
JP4454171B2 (ja) | 硫酸バリウム系粉体およびこれを含有する化粧料 | |
JP2672908B2 (ja) | 粉体化粧料 | |
JPH0920621A (ja) | 化粧料 | |
JPS6327418A (ja) | 化粧料 | |
JP2004359592A (ja) | 化粧料 | |
JP7429029B2 (ja) | シリカ粒子の製造方法 | |
JP3677610B2 (ja) | 酸化鉄含有二酸化チタン及びこれを含有する組成物 | |
KR20210130717A (ko) | 화장료용 안료의 수분산체 및 그 제조 방법 | |
JPH0930934A (ja) | 化粧料 | |
JP2003055131A (ja) | 化粧料組成物 | |
JPH02282312A (ja) | 固形粉末状化粧料 | |
JP3529292B2 (ja) | 油性固形化粧料 | |
JPH07316014A (ja) | メイクアップ化粧料 | |
JPH0848613A (ja) | 粉体化粧料 | |
JP3570012B2 (ja) | 化粧料 | |
JPH09227337A (ja) | 化粧料 | |
JPH0696494B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2007001970A (ja) | 化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040405 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040614 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702 Year of fee payment: 4 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D05 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |