JPH0881014A - 自動倉庫の入出庫装置 - Google Patents

自動倉庫の入出庫装置

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JPH0881014A
JPH0881014A JP21760394A JP21760394A JPH0881014A JP H0881014 A JPH0881014 A JP H0881014A JP 21760394 A JP21760394 A JP 21760394A JP 21760394 A JP21760394 A JP 21760394A JP H0881014 A JPH0881014 A JP H0881014A
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JP
Japan
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loading
warehouse
load
unloading
control program
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JP21760394A
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English (en)
Inventor
Yukio Oishi
志雄 大石
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0881014A publication Critical patent/JPH0881014A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動倉庫の運用範囲を広げ、操作性を向上させ
る。 【構成】自動倉庫1は荷Wを収納するための複数の収納
部3を備え、クレーン5により荷Wが搬送されて入出庫
作業が行われる。入出庫作業を行う倉庫形態としてオー
プン形態とクローズ形態の二種類がある。自動倉庫の入
出庫装置は、在庫管理コンピュータ14を備え、在庫管
理コンピュータ14には作業端末15が接続されてい
る。当該コンピュータ14のメモリにはオープン形態用
及びクローズ形態用の各制御プログラムが記憶されてい
る。在庫管理コンピュータ14は作業端末15から要求
信号のみ出力されると、基本形態としてのオープン形態
の制御プログラムに基づきオープン形態の入出庫作業用
の作業指示データを作成する。又、作業端末15から要
求信号及び選択信号が出力されると、クローズ形態の制
御プログラムに基づきクローズ形態の入出庫作業用の作
業指示データを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動倉庫の入出庫装置に
係り、詳しくはオープン形態及びクローズ形態のいずれ
の倉庫形態においても使用できる自動倉庫の入出庫装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動倉庫への入出庫作業は荷をパ
レット上に載置した状態で行われる。通常、自動倉庫に
は、この入出庫作業時においてパレットをどのように扱
うかによってオープン形態とクローズ形態の二種類の倉
庫形態が提案されている。
【0003】オープン形態とは、入出庫作業時において
パレットが荷と共に自動倉庫に対して搬入、搬出される
形態である。クローズ形態とは、入出庫作業時において
パレットは自動倉庫に対して搬入、搬出されることな
く、荷のみが入出庫される形態であり、棚から荷受台へ
搬出されたパレットは常に元の棚へ回収される。
【0004】そして、自動倉庫は、それぞれの自動倉庫
毎にいずれか一方の倉庫形態のみを採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動倉
庫は一方のみの倉庫形態が採用されているので、その運
用範囲が狭くなるという問題がある。
【0006】即ち、オープン形態の自動倉庫では、パレ
ット上の荷は常にパレットとともに自動倉庫から搬出し
なければならず、自動倉庫から荷のみを搬出することが
できないという問題がある。又、たとえ空のパレットが
収納部に収納されていても、自動倉庫を管理するコンピ
ュータ(在庫管理コンピュータ)は、そのパレット上に
荷が載置されていると管理するため、当該空パレット上
に荷を入庫することができないという問題がある。
【0007】クローズ形態の自動倉庫では、パレットは
常に自動倉庫内を移動するので、当該自動倉庫からパレ
ットとともに荷を搬出することができないという問題が
ある。しかも、パレットが収納されていない収納部には
荷を入庫することができないという問題がある。
【0008】更に、オープン形態の自動倉庫において、
例えばピッキング作業等のクローズ形態の作業を行いた
い場合には、一度、出庫作業を行って、パレットと共に
荷を出庫した後、再度パレットごと入庫作業を行う必要
がある。従って、ピッキング作業に手間がかかるという
問題がある。
【0009】又、クローズ形態の自動倉庫において、一
旦荷を取り出すために出庫されたパレットは、荷を取り
出した後、自動的に再度自動倉庫の所定の収納部に戻
る。このため、使用中のパレットを新たなパレットに交
換する場合には、出庫作業を一旦中止した後、パレット
を交換しなければならず作業等が面倒になるという問題
がある。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は自動倉庫の運用範囲を広
げ、操作性にすぐれた自動倉庫の入出庫装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、自動倉庫に荷の入出庫作業
を行わせる要求データを出力する第1の入力手段と、自
動倉庫の荷を入出庫させる倉庫形態として、オープン形
態の入出庫作業とクローズ形態の入出庫作業のいずれか
一方の入出庫作業を選択するための選択信号を出力する
第2の入力手段と、前記オープン形態の入出庫作業及び
クローズ形態の入出庫作業を行わせるための制御プログ
ラムを記憶する記憶手段と、前記要求データが出力され
た場合には、前記選択信号に基づいていずれか一方の倉
庫形態の制御プログラムを選択する選択手段と、前記選
択手段が選択した制御プログラムに基づいて入出庫作業
を行わせる制御手段とを備えたことをその要旨とする。
【0012】請求項2記載の発明は、自動倉庫に荷の入
出庫作業を行わせる要求データを出力する入力手段と、
自動倉庫の荷を入出庫させる倉庫形態として、オープン
形態の入出庫作業及びクローズ形態の入出庫作業を行わ
せるための制御プログラムを記憶する記憶手段と、前記
要求データに基づいていずれか一方の倉庫形態の制御プ
ログラムを選択する選択手段と、前記選択手段が選択し
た制御プログラムに基づいて行わせる制御手段とを備え
たことをその要旨とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記要求データは荷を出庫するための出庫
要求データであって、前記選択手段は、自動倉庫の出庫
すべき収納部に収納された荷の数量が当該要求データの
要求する数量より少ない場合にはクローズ形態の制御プ
ログラムを選択し、要求データの要求する数量と同数の
場合にはオープン形態の制御プログラムを選択すること
をその要旨とする。
【0014】
【作用】従って、請求項1記載の発明によれば、第1,
第2の入力手段から要求データ及び選択信号が選択手段
に出力されると、選択手段は要求データ及び選択信号等
に基づいて、当該要求データに基づく作業を行うため
に、オープン形態又はクローズ形態のいずれか一方の倉
庫形態の制御プログラムを選択する。すると、制御手段
は選択手段の選択した制御プログラムに従って入出庫作
業を行わせる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、入力手段か
らの要求データに基づいて選択手段はオープン形態又は
クローズ形態のいずれか一方の倉庫形態の制御プログラ
ムを選択する。すると、制御手段は選択手段の選択した
制御プログラムに従って入出庫作業を行わせる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、出庫要求デ
ータに基づいて選択手段は、自動倉庫の出庫すべき収納
部に収納された荷の数量が当該要求データの要求する数
量より少ない場合にはクローズ形態の制御プログラムを
選択する。又、要求データの要求する数量と同数の場合
にはオープン形態の制御プログラムを選択する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図5に従って説明する。図1に示すように、自動倉庫1
には、左右一対の枠組棚2a,2bが設けられ、各枠組
棚2a,2bには複数の収納部3が設けられている。そ
して、枠組棚2bの最前列最下段に位置する収納部3は
荷を入出庫するための荷受台4を形成している。
【0018】又、前記枠組棚2a,2bの間には、スタ
ッカクレーン5が配設されている。このスタッカクレー
ン5は地面に敷設されたレール6上を走行する走行台7
と、同走行台7の両端部から立設された一対のマスト8
と、同マスト8間において上下動可能に配設された昇降
キャリッジ9とを備えている。
【0019】スタッカクレーン5の前側のマスト8に
は、クレーンコントローラ10が設けられている。クレ
ーンコントローラ10には、光通信器Haが設けられて
いる。更に、クレーンコントローラ10の前方位置には
リモート制御盤11が設けられている。このリモート制
御盤11には、前記光通信器Haと対向する位置に光通
信器Hbが設けられている。
【0020】又、自動倉庫1の入出庫等を管理する管理
事務室12内には、制御コンピュータ13、選択手段及
び制御手段としての在庫管理コンピュータ14及び作業
端末15が設けられている。
【0021】このように構成された自動倉庫1では、荷
Wをパレット16上に載置して入出庫するようになって
いる。この荷Wを入出庫する倉庫形態としては、オープ
ン形態とクローズ形態の二種類がある。
【0022】オープン形態とは、入出庫作業時において
パレット16は荷Wと共に自動倉庫1に対して搬入、搬
出される形態である。即ち、オープン形態にて荷Wを入
庫する場合には、まず、例えばフォークリフトから荷W
をパレット16上に載置した状態で荷受台4上に載置
し、自動倉庫1に対して搬入する。次に、荷受台4上の
荷Wをフォーク9aを駆動することにより移載作業を行
い、パレット16とともに昇降キャリッジ9上に載置
し、スタッカクレーン5にて荷Wを入庫すべき収納部3
まで搬送する。そして、その収納部3との間で移載作業
を行って収納部3に荷Wをパレット16とともに収納す
ることにより荷Wの入庫作業が行われる。又、荷Wを出
庫する場合には、スタッカクレーン5と出庫すべき荷W
が収納された収納部3との間で移載作業を行い、パレッ
ト16と共に荷Wを昇降キャリッジ9上に載置する。次
に、スタッカクレーン5を走行させて荷Wを荷受台4ま
で搬送し、当該荷受台4にて移載作業を行い荷Wをパレ
ット16と共に荷受台4上に載置する。そして、その荷
Wをパレット16とともに、例えばフォークリフトへと
移載することによって、自動倉庫1から搬出し荷Wの出
庫作業が行われる。このオープン形態による入出庫作業
は、例えば自動車等の部品を組み立てることにより構成
されたユニットを収納部3毎に一個づつ保管する自動倉
庫1に使用される。
【0023】クローズ形態とは、入出庫作業時において
パレット16が自動倉庫1から搬入、搬出されることな
く、荷Wのみが入出庫される形態である。即ち、クロー
ズ形態で荷Wを入庫する場合には、まず、荷Wを入庫す
べき収納部3からパレット16をスタッカクレーン5を
使用して取り出し、荷受台4上に載置する。次に、パレ
ット16上に入庫すべき荷Wを載置する。そして、スタ
ッカクレーン5を使用してパレット16と共に荷Wを前
記収納部3に収納することにより入庫作業が行われる。
又、荷Wを出庫する場合には、荷Wをパレット16と共
に出庫すべき収納部3からスタッカクレーン5を使用し
て荷受台4まで搬送し、当該荷受台4上に荷Wをパレッ
ト16と共に載置する。そして、例えば作業者が荷Wの
みをパレット16から取り出し、パレット16をスタッ
カクレーン5を使用し、元の収納部3に収納することに
より、出庫作業は行われる。クローズ形態による入出庫
作業は、自動車等の複数の部品を収納し、その部品を取
り出すピッキング作業を行うためなどの場合に行われ
る。
【0024】尚、この自動倉庫1では、説明の便宜上常
にはオープン形態の入出庫作業が行われ、枠組棚2aの
最前列、最上段に位置する収納部3aとの間で入出庫作
業を行う場合のみクローズ形態にて対応するものとす
る。そして、その収納部3aには、図3に示すように、
パレット16上に複数の荷Waが載置されており、作業
者は荷受台4まで搬送されたパレット16上の荷Waを
ピッキング作業を行うようになっている。
【0025】次に、電気的構成について説明する。図2
に示すように、作業端末15には、第1,第2の入力手
段としてのキーボード15aが設けられるとともに、在
庫管理コンピュータ14が接続されている。作業端末1
5は作業者のキーボード15aの操作に基づいて入庫又
は出庫作業を行う荷W,Waの品番及び数量等を示す入
庫又は出庫要求データを在庫管理コンピュータ14に出
力するようになっている。在庫管理コンピュータ14に
は、RAM等からなるメモリ21及びハードディスク等
からなる外部記憶装置22が設けられている。更に、在
庫管理コンピュータ14にはキーボード14aが設けら
れている。又、外部記憶装置22は作業端末15と接続
され、当該作業端末15から直接アクセスできるように
なっている。作業端末15は外部記憶装置22に倉庫形
態を選択するための選択信号を出力するようになってい
る。
【0026】メモリ21には、オープン形態及びクロー
ズ形態用の制御プログラムが記憶されている。オープン
形態用の制御プログラムは、自動倉庫1に対して前記オ
ープン形態の入出庫作業を行わせるための入庫及び出庫
作業指示データを作成するためのプログラムである。ク
ローズ形態用の制御プログラムは、自動倉庫1に対して
クローズ形態の入出庫作業を行わせるための入庫及び出
庫作業指示データを作成するためのプログラムである。
【0027】外部記憶装置22にはデータベース23が
形成され、データベース23には各種データが記憶され
ている。即ち、このデータベース23には倉庫形態とし
てオープン形態の制御プログラムを選択するための指標
及びクローズ形態の制御プログラムを選択するための指
標が記憶されている。通常、この指標は在庫管理コンピ
ュータ14によってオープン形態を示す指標がデフォル
ト倉庫形態(基本形態)として常には選択される。又、
作業端末15のキーボード15aを操作して、同端末1
5からクローズ形態選択信号を出力すると、在庫管理コ
ンピュータ14はオープン形態の制御プログラムに代え
てクローズ形態の制御プログラムに基づいて動作する。
即ち、作業端末15はキーボード15aのクローズ形態
のためのキー操作に基づいてクローズ形態選択信号を出
力する。
【0028】又、在庫管理コンピュータ14には、制御
コンピュータ13が接続されている。制御コンピュータ
13にはキーボード13aが設けられるとともに、リモ
ート制御盤11に内蔵されたリモートコントローラ11
aが接続されている。そして、リモートコントローラ1
1aには、光通信器Ha,Hbを介してクレーンコント
ローラ10と光通信可能に設けられている。リモートコ
ントローラ11aは作業者がリモート制御盤11のキー
ボード11bを操作することによって、クレーンコント
ローラ10に指令信号を出力し、手動でスタッカクレー
ン5を操作できるようになっている。更に、在庫管理コ
ンピュータ14からの入庫及び出庫作業指示データに基
づいて制御コンピュータ13はリモートコントローラ1
1aに指示信号を出力し、更に、リモートコントローラ
11aはクレーンコントローラ10に指令信号を出力す
る。クレーンコントローラ10は指令信号に基づいてス
タッカクレーン5を制御してオープン形態及びクローズ
形態の入出庫作業を行うようになっている。
【0029】次に、上記のように構成した自動倉庫の入
出庫装置の作用及び効果について説明する。まず、入庫
作業を行う場合について図4に示すフローチャートに従
って説明する。尚、図4,図5中の「S」の記載は明細
書中の「ステップ」に対応する。
【0030】例えば荷Wを所定の収納部3に収納するオ
ープン形態の入庫作業を行う場合には、ステップ101
にて、作業者はキーボード15aを操作して、作業端末
15から入庫すべき荷Wを示す入庫要求データを在庫管
理コンピュータ14に出力する。この時、作業者はクロ
ーズ形態のためのキーボード15aの操作は行わない。
そして、在庫管理コンピュータ14は入庫要求データを
受信し、その要求データの内容を判断する。
【0031】そして、ステップ102にて、在庫管理コ
ンピュータ14はクローズ形態のための選択信号が出力
されていないので、データベース23から基本形態であ
るオープン形態の制御プログラムを選択して読み込み、
ステップ103へ移る。そして、ステップ103にて、
在庫管理コンピュータ14はこの制御プログラムに従っ
て、入庫すべき収納部3、例えば、空の収納部3を求
め、その収納部3との間でオープン形態における入庫作
業を行うための入庫作業指示データを作成する。
【0032】一方、収納部3aに荷Waを入庫するクロ
ーズ形態の入庫作業を行う場合には、ステップ101に
て、作業者は作業端末15を操作して、作業端末15か
ら入庫すべき荷Waを示す入庫要求データを在庫管理コ
ンピュータ14に出力するとともに、クローズ形態選択
信号を在庫管理コンピュータ14に出力する。すると、
在庫管理コンピュータ14は入庫要求データを受信し、
その要求データの内容を判断する。
【0033】ステップ102にて、在庫管理コンピュー
タ14は前記選択信号に基づいてクローズ形態の制御プ
ログラムを選択して読み込み、ステップ104へ移る。
そして、在庫管理コンピュータ14は、ステップ104
にて、この制御プログラムに従って、入庫すべき収納部
3、例えば、荷Waを入庫すべきパレット16が載置さ
れた収納部3aを求め、その収納部3aとの間でクロー
ズ形態における入庫作業を行うための入庫作業指示デー
タを作成する。
【0034】このようにオープン又はクローズ形態の入
庫作業指示データが作成されると、制御コンピュータ1
3に出力され、制御コンピュータ13は入庫作業指示デ
ータに基づいて指令信号をリモートコントローラ11a
を介してクレーンコントローラ10に出力しする。そし
て、クレーンコントローラ10はスタッカクレーン5を
駆動し、オープン又はクローズ形態の入庫作業を行わせ
る。
【0035】次に、出庫作業について図5に示すフロー
チャートに従って説明する。荷Wを所定の収納部3から
出庫するオープン形態の出庫作業を行う場合には、ステ
ップ201にて、作業者は作業端末15のキーボード1
5aを操作して、出庫すべき荷Wを示す出庫要求データ
を在庫管理コンピュータ14に出力する。この時、クロ
ーズ形態のためのキーボード15aの操作は行わない。
すると、在庫管理コンピュータ14は出庫要求データを
受信し、その要求データの内容を判断する。
【0036】ステップ202にて、まず、在庫管理コン
ピュータ14は出庫要求データの示す荷Wの品番等から
パレット16上の全ての荷Wを出庫する全量出庫である
か否かを判断する。この場合、例えば在庫管理コンピュ
ータ14は荷Wの品番から、荷Wはパレット16上に全
部で1個だけ載置されており、その1個の荷Wが出庫さ
れることから、全量出庫であると判断し、ステップ20
3へ移る。そして、ステップ203にて在庫管理コンピ
ュータ14はオープン形態の制御プログラムを選択し読
み込む。そして、ステップ204へ移り、在庫管理コン
ピュータ14は、この制御プログラムに基づいて出庫す
べき収納部3を求め、その収納部3との間で出庫するオ
ープン形態の出庫作業を行うための出庫作業指示データ
を作成する。尚、オープン形態の出庫作業を行う場合
は、パレット16ごと荷Wが自動倉庫1から搬出される
ので、常に全量出庫であり、ステップ202の処理後は
常にステップ203へ移る。
【0037】一方、例えば収納部3aから荷Waを所定
の数だけピッキングするための作業を行う場合には、ス
テップ201にて、荷Waの品番及び出庫すべき数量等
を示す出庫要求データを在庫管理コンピュータ14に出
力する。すると、ステップ202にて在庫管理コンピュ
ータ14は要求データを受信し、在庫管理コンピュータ
14は全量出庫であるか否かを判断する。即ち、図3に
示すように、収納部3aに荷Waが5個ある状態におい
て、出庫要求データが出庫すべき荷Waの数量として4
個以下の数量の荷Waを要求した場合には、全量出庫と
はならず、クローズ形態の制御プログラムを選択して読
み込み、ステップ205へ移る。そして、在庫管理コン
ピュータ14はこの制御プログラムに基づいてステップ
205にて、収納部3aとの間でピッキング作業を行う
ためのクローズ形態の出庫作業指示データを作成する。
【0038】この場合、クローズ形態のための選択信号
を在庫管理コンピュータ14に出力しなくても、ステッ
プ202にて自動でクローズ形態の作業が選択される。
又、ステップ202にて要求データが荷Waを5個共全
部要求している場合には、在庫管理コンピュータ14は
ステップ202にて全量出庫であると判断し、ステップ
203にてオープン形態の制御プログラムを選択して読
み込み、ステップ204に移る。そして、ステップ20
4にてオープン形態の出庫作業指示データを作成する。
この場合、パレット16上の荷Waを全て出庫する出庫
作業(ピッキング作業)が選択されると、オープン形態
の出庫作業が自動で選択され、荷Waが載置されていな
いパレット16は自動で荷受台4上に払い出される。
【0039】更に又、前記収納部3から荷Wをクローズ
形態で出庫する場合や、収納部3aから全ての(5個
共)荷Waをクローズ形態で出庫する場合には、作業者
はキーボード15aを操作して、作業端末15から当該
荷W又は荷Waを要求する出庫要求データを在庫管理コ
ンピュータ14に出力するとともに、クローズ形態選択
信号を在庫管理コンピュータ14に出力する。
【0040】すると、ステップ202にて、在庫管理コ
ンピュータ14は全量出庫であると判断してステップ2
03に移り、当該ステップ203にて、クローズ形態の
制御プログラムを選択して読み込む。そして、ステップ
205にて在庫管理コンピュータ14はクローズ形態の
出庫作業を行うための出庫作業指示データを作成する。
【0041】このようにオープン又はクローズ形態の出
庫作業指示データが作成されると、制御コンピュータ1
3に出力され、制御コンピュータ13は出庫作業指示デ
ータに基づいて指令信号をリモートコントローラ11a
を介してクレーンコントローラ10に出力しする。そし
て、クレーンコントローラ10はスタッカクレーン5を
駆動し、オープン又はクローズ形態の出庫作業を行わせ
る。
【0042】従って、本実施例によれば、オープン形態
用の自動倉庫1であっても、クローズ形態用の自動倉庫
1として使用することができるので、自動倉庫1の運用
範囲を広げ、操作性を向上させることができる。
【0043】オープン形態を基本形態として予め設定し
たので、オープン形態で自動倉庫1を使用する場合に
は、要求データのみを作業端末15から在庫管理コンピ
ュータ14に出力するだけでよく、操作性を向上させる
ことができる。又、クローズ形態の自動倉庫1として使
用する場合には、作業端末から選択信号を在庫管理コン
ピュータ14に出力するだけで容易に変更することがで
きる。
【0044】このため、従来オープン形態の自動倉庫1
では、ピッキング作業等のクローズ形態の作業は、入庫
作業と出庫作業を組み合わせて行う必要があり、その操
作に手間がかかったが、本実施例では、クローズ形態を
選択するだけでピッキング作業を行うことができるの
で、操作性を向上させることができる。
【0045】又、出庫作業を行う場合には、倉庫形態を
オープン形態か、クローズ形態かを判別する前に、要求
データに基づいて全量出庫か否かを判断する。このた
め、ピッキング作業等のクローズ形態を行う場合におい
て、出庫する荷Waの数量が収納部3aに収納されてい
る荷Waの数量より少なければ、常にクローズ形態であ
ると判断されるので、処理を簡略化することができると
ともに操作性を向上させることができる。特に、ピッキ
ング作業時における操作性を向上させることができる。
【0046】しかも、荷Waが全て出庫されると、収納
部3aに再入庫されることなく、荷受台4上に載置され
た状態に保持され、自動で当該荷受台4上に払い出され
るので、作業者は迅速に荷Waをパレット16上に供給
することができ、作業効率を向上させることができる。
【0047】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更して次
のように実施してもよい。 (1)上記実施例では、オープン形態を基本形態とした
が、クローズ形態を基本形態としてもよい。
【0048】この場合、クローズ形態の入出庫作業を行
う場合には、要求データを在庫管理コンピュータ14に
出力するだけで容易に行うことができる。又、オープン
形態の入出庫作業を行う場合には、キーボード15aを
キー操作して作業端末15から選択信号を出力するだけ
で容易に行うことができる。従って、パレット16が収
納されていない収納部3に対して新規の入庫作業を行う
場合でも、オープン形態を選択し、パレット16ごと荷
Wを収納することで容易に行うことができる。
【0049】更に又、例えば自動倉庫1から搬出される
ことなく使用されるパレット16を交換する場合には、
オープン形態の出庫を選択し、荷受台4にてパレット1
6を新たなパレット16に交換し、オープン形態の入庫
を選択することによって、容易に行うことができる。
【0050】(2)上記実施例では、予め基本形態を決
めておき、選択信号が出力されない場合には、基本形態
の倉庫形態の作業を行わせるよう構成した。これを、特
に基本形態の倉庫形態を設定することなく、入出庫作業
毎に、オープン形態かクローズ形態かを選択する選択信
号を要求データとともに、作業端末15から出力しても
よい。
【0051】(3)上記実施例において、選択信号を出
力することなく、要求データの示す荷Wのデータ、例え
ば品番に基づいて、その荷Wはオープン形態用の荷W
か、クローズ形態用の荷Wかを判断してもよい。
【0052】即ち、予めデータベース23に自動倉庫1
にて入出庫作業が行われる各種荷Wの品番と、その荷W
はオープン形態又はクローズ形態のいずれの入出庫作業
を行うのかを示す形態データを記憶させる。
【0053】そして、要求データが在庫管理コンピュー
タ14に出力されると、在庫管理コンピュータ14は要
求データの示す荷Wの品番を判別し、当該品番及びデー
タベース23の形態データから、作業指示された荷Wは
オープン形態又はクローズ形態のいずれの入出庫作業を
行うかを判断する。
【0054】この場合、在庫管理コンピュータ14が荷
Wの内容に基づいて、操作性を向上させることができ
る。 (4)上記実施例では、収納部3の一部をクローズ形態
用の荷Wが載置されるように構成したが、例えば、自動
倉庫1の半分の収納部3をクローズ形態用の荷Wが収納
される収納部3としてもよい。
【0055】又、自動倉庫1の全部の収納部3をオープ
ン形態用の荷Wが収納される収納部3としてもよい。 (5)上記実施例では、パレット16上に荷W,Waを
載置したが、パレット16に代えて箱状のバケットを使
用してもよい。
【0056】(6)上記実施例では、作業端末15から
要求データを在庫管理コンピュータ14に出力したが、
入庫時には荷W,Wa又はパレット16にバーコードを
取着し、荷受台4等に設けられたバーコードリーダにて
当該バーコードを読み取り、入庫要求データを出力する
よう構成してもよい。
【0057】(7)上記実施例において、直接在庫管理
コンピュータ14のキーボード14aを操作して、要求
データ及び選択信号等を出力するよう構成してもよい。 (8)上記実施例において、図5に示すステップ202
を省略し、倉庫形態を示す指標に基づいてのみ、倉庫形
態を判断するよう構成してもよい。
【0058】(9)上記実施例において、在庫管理コン
ピュータ14が倉庫形態を判断し、制御コンピュータ1
3がその判断結果に基づいて入出庫作業指示データを作
成するよう構成してもよい。この場合、制御プログラム
は制御コンピュータ13のメモリに記憶される。
【0059】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項1記載の入出庫装置において、前記選択手
段は要求データのみが出力された場合には予め定められ
た基本形態としてのオープン形態の制御プログラムを選
択し、要求データ及び選択信号が出力された場合には、
クローズ形態の制御プログラムを選択する自動倉庫の入
出庫装置。
【0060】この自動倉庫の入出庫装置によれば、基本
形態がオープン形態であっても、容易にクローズ形態の
作業を行うことができるので、例えばピッキング作業等
を容易に行うことができる。
【0061】(2)請求項1記載の入出庫装置におい
て、前記選択手段は要求データのみが出力された場合に
は予め定められた基本形態としてのクローズ形態の制御
プログラムを選択し、要求データ及び選択信号が出力さ
れた場合には、オープン形態の制御プログラムを選択す
る自動倉庫の入出庫装置。
【0062】この自動倉庫の入出庫装置によれば、基本
形態がクローズ形態であっても、容易にオープン形態の
作業を行うことができるので、例えばパレット16の交
換等の作業を容易に行うことができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、オープン形態とクローズ形態の両倉庫形態を
選択することができるので、自動倉庫の運用範囲を広
げ、操作性を向上させることができる。請求項2記載の
発明によれば、要求データの荷内容に基づいて判断手段
が自動で倉庫形態を判断するので、選択信号を出力する
必要がなくより操作性を向上させることができる。請求
項3記載の発明によれば、選択信号を出力しなくても、
出庫すべき収納部に収納された荷の数量と、要求データ
の荷の数量に基づいて倉庫形態を選択できるので、出庫
作業時における操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例において、自動倉
庫を示す概略斜視図である。
【図2】一実施例における電気ブロック図である。
【図3】一実施例において、クローズ形態用の荷の載置
状態を示す側面図である。
【図4】一実施例において、入庫作業時におけるフロー
チャートである。
【図5】一実施例において、出庫作業時におけるフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…自動倉庫、3…収納部、14…選択手段及び制御手
段としての在庫管理コンピュータ、15a…第1,第2
の入力手段としてのキーボード、21…記憶手段として
のメモリ、W,Wa…荷。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動倉庫に荷の入出庫作業を行わせる要
    求データを出力する第1の入力手段と、 自動倉庫の荷を入出庫させる倉庫形態として、オープン
    形態の入出庫作業とクローズ形態の入出庫作業のいずれ
    か一方の入出庫作業を選択するための選択信号を出力す
    る第2の入力手段と、 前記オープン形態の入出庫作業及びクローズ形態の入出
    庫作業を行わせるための制御プログラムを記憶する記憶
    手段と、 前記要求データが出力された場合には、前記選択信号に
    基づいていずれか一方の倉庫形態の制御プログラムを選
    択する選択手段と、 前記選択手段が選択した制御プログラムに基づいて入出
    庫作業を行わせる制御手段とを備えた自動倉庫の入出庫
    装置。
  2. 【請求項2】 自動倉庫に荷の入出庫作業を行わせる要
    求データを出力する入力手段と、 自動倉庫の荷を入出庫させる倉庫形態として、オープン
    形態の入出庫作業及びクローズ形態の入出庫作業を行わ
    せるための制御プログラムを記憶する記憶手段と、 前記要求データに基づいていずれか一方の倉庫形態の制
    御プログラムを選択する選択手段と、 前記選択手段が選択した制御プログラムに基づいて行わ
    せる制御手段とを備えた自動倉庫の入出庫装置。
  3. 【請求項3】 前記要求データは荷を出庫するための出
    庫要求データであって、前記選択手段は、自動倉庫の出
    庫すべき収納部に収納された荷の数量が当該要求データ
    の要求する数量より少ない場合にはクローズ形態の制御
    プログラムを選択し、要求データの要求する数量と同数
    の場合にはオープン形態の制御プログラムを選択する請
    求項2記載の自動倉庫の入出庫装置。
JP21760394A 1994-09-12 1994-09-12 自動倉庫の入出庫装置 Pending JPH0881014A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012111560A (ja) * 2010-11-19 2012-06-14 Daifuku Co Ltd 物品搬送設備
CN111056440A (zh) * 2019-12-12 2020-04-24 南通中远海运船务工程有限公司 一种钢制板材自动进出库系统

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JP2012111560A (ja) * 2010-11-19 2012-06-14 Daifuku Co Ltd 物品搬送設備
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