JPH0880947A - 把手付プラスチックボトル - Google Patents
把手付プラスチックボトルInfo
- Publication number
- JPH0880947A JPH0880947A JP21889194A JP21889194A JPH0880947A JP H0880947 A JPH0880947 A JP H0880947A JP 21889194 A JP21889194 A JP 21889194A JP 21889194 A JP21889194 A JP 21889194A JP H0880947 A JPH0880947 A JP H0880947A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- bottle
- main body
- bottle body
- hard filler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D23/00—Details of bottles or jars not otherwise provided for
- B65D23/10—Handles
- B65D23/104—Handles formed separately
- B65D23/106—Handles formed separately the gripping region of the handle extending between the neck and the base of the bottle or jar and being located in a radial plane comprising the axis of the bottle or jar
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボトル本体と把手との取付けを確実に行える
とともに、把手取付け時に、把手が変形することも防止
できる把手付プラスチックボトルを提供する。 【構成】 把手３の、少なくともボトル本体２と接する
部分に、硬質フィラーを添加する。
とともに、把手取付け時に、把手が変形することも防止
できる把手付プラスチックボトルを提供する。 【構成】 把手３の、少なくともボトル本体２と接する
部分に、硬質フィラーを添加する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、把手付プラスチックボ
トルに関し、詳しくは、ポリエステル樹脂をブロー成形
したボトル本体の胴部に、別体の把手を装着した把手付
プラスチックボトルに関する。
トルに関し、詳しくは、ポリエステル樹脂をブロー成形
したボトル本体の胴部に、別体の把手を装着した把手付
プラスチックボトルに関する。
【０００２】
【従来の技術】プラスチックボトルは、大型化すると取
扱いが不便になるので、把手を取付けたボトルが使用さ
れている。このような把手付プラスチックボトルの製造
方法としては、あらかじめ成形した把手を、ボトル本体
をブロー成形する金型内に配置し、パリソン内に圧力流
体を吹込んでボトル本体をブロー成形すると同時に、ボ
トル本体の壁面で把手の係止部を包み込むようにして把
手を取付けるものが実用化されている。この把手は、ボ
トル本体をポリエステル樹脂で成形する場合でも、成形
性がよく安価なポリプロピレンやポリエチレン等の射出
成形品が用いられている。
扱いが不便になるので、把手を取付けたボトルが使用さ
れている。このような把手付プラスチックボトルの製造
方法としては、あらかじめ成形した把手を、ボトル本体
をブロー成形する金型内に配置し、パリソン内に圧力流
体を吹込んでボトル本体をブロー成形すると同時に、ボ
トル本体の壁面で把手の係止部を包み込むようにして把
手を取付けるものが実用化されている。この把手は、ボ
トル本体をポリエステル樹脂で成形する場合でも、成形
性がよく安価なポリプロピレンやポリエチレン等の射出
成形品が用いられている。
【０００３】また、近年、廃棄物の処理や再生利用の面
から、把手付きプラスチックボトルにおいても、ボトル
本体と把手とを同種の樹脂で形成することが要求されて
きており、ポリエステル樹脂製のボトル本体には、ポリ
エステル樹脂製の把手を取付けることが検討されてい
る。
から、把手付きプラスチックボトルにおいても、ボトル
本体と把手とを同種の樹脂で形成することが要求されて
きており、ポリエステル樹脂製のボトル本体には、ポリ
エステル樹脂製の把手を取付けることが検討されてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリエステル
樹脂のボトル本体をブロー成形する際に、別体の把手を
取付ける場合、把手のボトル本体と接する部分が成形途
中の高温のボトル本体の壁面と接触すると、接した部分
が加熱されて軟化し、成長途中のボトル本体壁面と把手
との接触部の滑り抵抗が上昇するため、成長途中のボト
ル本体壁面の滑りが停止し、さらに伸びようとする壁面
が接触部の付近で過延伸によって極めて薄くなり、ボト
ル本体が破裂したり、把手に無理な力がかかって把手が
変形したりすることがあった。
樹脂のボトル本体をブロー成形する際に、別体の把手を
取付ける場合、把手のボトル本体と接する部分が成形途
中の高温のボトル本体の壁面と接触すると、接した部分
が加熱されて軟化し、成長途中のボトル本体壁面と把手
との接触部の滑り抵抗が上昇するため、成長途中のボト
ル本体壁面の滑りが停止し、さらに伸びようとする壁面
が接触部の付近で過延伸によって極めて薄くなり、ボト
ル本体が破裂したり、把手に無理な力がかかって把手が
変形したりすることがあった。
【０００５】特に、未結晶状態のポリエステル樹脂製の
把手の場合は、ガラス転移点以上に加熱されて軟化した
部分が、同種の樹脂のボトル本体と融着し易いため、こ
の問題が生じ易い。
把手の場合は、ガラス転移点以上に加熱されて軟化した
部分が、同種の樹脂のボトル本体と融着し易いため、こ
の問題が生じ易い。
【０００６】そこで本発明は、ボトル本体と把手との取
付けを確実に行えるとともに、把手取付け時に、把手が
変形することも防止できる把手付プラスチックボトルを
提供することを目的としている。
付けを確実に行えるとともに、把手取付け時に、把手が
変形することも防止できる把手付プラスチックボトルを
提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ポリエステル樹脂をブロー成形してなる
ボトル本体に、別体の把手を取付けた把手付プラスチッ
クボトルにおいて、前記把手の、少なくとも前記ボトル
本体をブロー成形する際の成長中のボトル壁面と接する
部分に、硬質フィラーを添加したことを特徴としてい
る。
め、本発明は、ポリエステル樹脂をブロー成形してなる
ボトル本体に、別体の把手を取付けた把手付プラスチッ
クボトルにおいて、前記把手の、少なくとも前記ボトル
本体をブロー成形する際の成長中のボトル壁面と接する
部分に、硬質フィラーを添加したことを特徴としてい
る。
【０００８】
【作用】硬質フィラーを添加することにより、把手の表
面に微小な凹凸が形成されるので、ブロー成形による成
長途中のボトル本体壁面が把手と接触しても、把手に添
加した硬質フィラーにより形成された凹凸上を壁面が滑
りながら成長するため、壁面の過延伸によるボトル本体
の破裂や把手の変形を防止でき、さらに、硬質フィラー
を添加したプラスチックは、剛性を増すので、把手の変
形も防止できる。
面に微小な凹凸が形成されるので、ブロー成形による成
長途中のボトル本体壁面が把手と接触しても、把手に添
加した硬質フィラーにより形成された凹凸上を壁面が滑
りながら成長するため、壁面の過延伸によるボトル本体
の破裂や把手の変形を防止でき、さらに、硬質フィラー
を添加したプラスチックは、剛性を増すので、把手の変
形も防止できる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は把手付プラスチックボトルの一部切欠き
正面図、図２は把手の斜視図、図３はボトル成形時の要
部断面図である。
明する。図１は把手付プラスチックボトルの一部切欠き
正面図、図２は把手の斜視図、図３はボトル成形時の要
部断面図である。
【００１０】把手付プラスチックボトル１は、ポリエス
テル樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート樹脂から
なるパリソンをブロー成形して得られたボトル本体２
と、ポリエチレン，ポリプロピレンあるいは前記ボトル
本体２と同種のポリエチレンテレフタレート樹脂を射出
成形して得られた別体の把手３とを一体化させたもので
あって、把手３は、ボトル本体２の胴部上方に設けられ
た把手取付け用の凹部４に取付けられる。
テル樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート樹脂から
なるパリソンをブロー成形して得られたボトル本体２
と、ポリエチレン，ポリプロピレンあるいは前記ボトル
本体２と同種のポリエチレンテレフタレート樹脂を射出
成形して得られた別体の把手３とを一体化させたもので
あって、把手３は、ボトル本体２の胴部上方に設けられ
た把手取付け用の凹部４に取付けられる。
【００１１】把手３は、握り部３１の上下両端から一方
に突出した嵌着部３２，３３を有する断面コ字状に形成
されており、上方の嵌着部３２の先端には、上方に突出
する係止部３２ａが、また、下方の嵌着部３３の先端に
は、下方に突出する係止部３３ａがそれぞれ形成されて
いる。
に突出した嵌着部３２，３３を有する断面コ字状に形成
されており、上方の嵌着部３２の先端には、上方に突出
する係止部３２ａが、また、下方の嵌着部３３の先端に
は、下方に突出する係止部３３ａがそれぞれ形成されて
いる。
【００１２】そして、各係止部３２ａ，３３ａのボトル
本体２と接する部分には、硬質フィラーを添加してあ
る。硬質フィラーとしては、タルク，マイカ等の無機粒
子やガラス繊維等を用いることができ、その添加量は、
５〜３０重量％が好ましい。硬質フィラーを添加するた
めには、射出成形により把手を成形する際に、使用する
プラスチックに硬質フィラーを混合したものを使用すれ
ば良い。このように硬質フィラーを添加すると、添加し
た部分の表面に微小な凹凸Ａが形成される。
本体２と接する部分には、硬質フィラーを添加してあ
る。硬質フィラーとしては、タルク，マイカ等の無機粒
子やガラス繊維等を用いることができ、その添加量は、
５〜３０重量％が好ましい。硬質フィラーを添加するた
めには、射出成形により把手を成形する際に、使用する
プラスチックに硬質フィラーを混合したものを使用すれ
ば良い。このように硬質フィラーを添加すると、添加し
た部分の表面に微小な凹凸Ａが形成される。
【００１３】また、上記硬質フィラーに加えてステアリ
ン酸，パルチミン酸等の滑材を０．０１〜０．１重量％
添加することにより、ボトル本体２と接触する部分の滑
りが良くなるため、さらにボトル本体２の破裂や把手３
の変形の防止効果を高めることができる。
ン酸，パルチミン酸等の滑材を０．０１〜０．１重量％
添加することにより、ボトル本体２と接触する部分の滑
りが良くなるため、さらにボトル本体２の破裂や把手３
の変形の防止効果を高めることができる。
【００１４】上記把手付プラスチックボトル１の製造
は、例えば、図３に示すように、ボトル本体成形用の金
型５に、あらかじめ別工程で成形しておいた前記把手３
を、係止部３２ａ，３３ａが金型５の内側に突出するよ
うに所定位置に装着し、次いで、成形温度（通常は９５
〜１１５℃）に加熱したパリソン６に圧力流体を吹込ん
でボトル本体２をブロー成形することにより行うことが
できる。このとき、ブロー成形により成長するボトル本
体２の壁面は、把手３の係止部３２ａ，３３ａに添加し
た硬質フィラーにより形成された微小な凹凸Ａの表面を
滑るようにして係止部３２ａ，３３ａを包み込み、ボト
ル本体２と把手３とが一体化される。
は、例えば、図３に示すように、ボトル本体成形用の金
型５に、あらかじめ別工程で成形しておいた前記把手３
を、係止部３２ａ，３３ａが金型５の内側に突出するよ
うに所定位置に装着し、次いで、成形温度（通常は９５
〜１１５℃）に加熱したパリソン６に圧力流体を吹込ん
でボトル本体２をブロー成形することにより行うことが
できる。このとき、ブロー成形により成長するボトル本
体２の壁面は、把手３の係止部３２ａ，３３ａに添加し
た硬質フィラーにより形成された微小な凹凸Ａの表面を
滑るようにして係止部３２ａ，３３ａを包み込み、ボト
ル本体２と把手３とが一体化される。
【００１５】すなわち、係止部３２ａ，３３ａに硬質フ
ィラーを添加して凹凸Ａを形成したことにより、成長途
中のボトル本体２の壁面が係止部３２ａ，３３ａと接触
しても、その部分で成長が停止することがなくなり、係
止部３２ａ，３３ａを確実に包み込むことができる。し
たがって、壁面が把手取付け部分で極めて薄くなって成
形中にボトル本体２が破裂することがなくなり、また、
把手３の係止部３２ａ，３３ａに無理な力が加わって把
手３が変形することもなくなる。
ィラーを添加して凹凸Ａを形成したことにより、成長途
中のボトル本体２の壁面が係止部３２ａ，３３ａと接触
しても、その部分で成長が停止することがなくなり、係
止部３２ａ，３３ａを確実に包み込むことができる。し
たがって、壁面が把手取付け部分で極めて薄くなって成
形中にボトル本体２が破裂することがなくなり、また、
把手３の係止部３２ａ，３３ａに無理な力が加わって把
手３が変形することもなくなる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の把手付プ
ラスチックボトルは、少なくともボトル本体と接する把
手部分に、硬質フィラーを添加したので、ボトル本体へ
の把手の取付けを効率よく、かつ，確実に行えるととも
に、把手取付け時に把手が変形することも防止できる。
また、ボトル本体と把手とを同種の樹脂で形成する場合
には、廃棄物の処理や再生利用も容易に行える。
ラスチックボトルは、少なくともボトル本体と接する把
手部分に、硬質フィラーを添加したので、ボトル本体へ
の把手の取付けを効率よく、かつ，確実に行えるととも
に、把手取付け時に把手が変形することも防止できる。
また、ボトル本体と把手とを同種の樹脂で形成する場合
には、廃棄物の処理や再生利用も容易に行える。
【図１】 本発明の一実施例を示す把手付プラスチック
ボトルの一部切欠き正面図である。
ボトルの一部切欠き正面図である。
【図２】 把手の斜視図である。
【図３】 ボトル成形時の要部断面図である。
１…把手付プラスチックボトル、２…ボトル本体、３…
把手、４…把手取付け用の凹部、３２ａ，３３ａ…係止
部、５…金型、Ａ…凹凸
把手、４…把手取付け用の凹部、３２ａ，３３ａ…係止
部、５…金型、Ａ…凹凸
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリエステル樹脂をブロー成形してなる
ボトル本体に、別体の把手を取付けた把手付プラスチッ
クボトルにおいて、前記把手の、少なくとも前記ボトル
本体と接する部分に、硬質フィラーを添加したことを特
徴とする把手付プラスチックボトル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21889194A JPH0880947A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 把手付プラスチックボトル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21889194A JPH0880947A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 把手付プラスチックボトル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880947A true JPH0880947A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16726928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21889194A Pending JPH0880947A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 把手付プラスチックボトル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0880947A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999028200A1 (fr) * | 1997-11-28 | 1999-06-10 | Mitsubishi Plastics, Inc. | Poignee pour bouteilles en matiere plastique et bouteille en matiere plastique munie de poignee |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP21889194A patent/JPH0880947A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999028200A1 (fr) * | 1997-11-28 | 1999-06-10 | Mitsubishi Plastics, Inc. | Poignee pour bouteilles en matiere plastique et bouteille en matiere plastique munie de poignee |
| AU727520B2 (en) * | 1997-11-28 | 2000-12-14 | Mitsubishi Chemical Corporation | A handle for a plastic bottle and a plastic bottle with a handle |
| US6460715B1 (en) | 1997-11-28 | 2002-10-08 | Mitsubishi Plastics, Inc. | Handle for plastic bottles and handle-carrying plastic bottle |
| CN1096989C (zh) * | 1997-11-28 | 2002-12-25 | 三菱树脂株式会社 | 塑料瓶提手及手提式塑料瓶 |
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