JPH0880912A - 金属コイル結束機 - Google Patents
金属コイル結束機Info
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- JPH0880912A JPH0880912A JP21619394A JP21619394A JPH0880912A JP H0880912 A JPH0880912 A JP H0880912A JP 21619394 A JP21619394 A JP 21619394A JP 21619394 A JP21619394 A JP 21619394A JP H0880912 A JPH0880912 A JP H0880912A
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- hoop
- guide
- seal
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- sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属コイル結束機と別置きのシール貼着装置
を用いずに、線材コイルを結束するフープに確実に線材
コイル仕様が印刷されたシールを貼着する。 【構成】 金属コイル結束機の結束ヘッド61のフープ
ガイド62の反転位置側に、シールプリンタで印刷され
たシールを吸引して、このシールをフープガイド62の
開口部62bの長手方向の両側に設けた磁石7,7で固
定されているフープbに貼着する吸引ヘッド44をxy
方向かつ予め設定した角度だけ回転される吸着ヘッド作
動機構5を有するシール貼着装置1を設け、これをこの
フープガイド62のフープの入口側に設けたセンサが繰
込まれるフープbの先端を検出してから予め設定した一
定時間後に作動させる構成とすれば、金属コイル結束機
と別置きのシール貼着装置を用いるまでもなく、線材コ
イル結束前のフープbの所定位置に確実にシールを貼着
することができる。
を用いずに、線材コイルを結束するフープに確実に線材
コイル仕様が印刷されたシールを貼着する。 【構成】 金属コイル結束機の結束ヘッド61のフープ
ガイド62の反転位置側に、シールプリンタで印刷され
たシールを吸引して、このシールをフープガイド62の
開口部62bの長手方向の両側に設けた磁石7,7で固
定されているフープbに貼着する吸引ヘッド44をxy
方向かつ予め設定した角度だけ回転される吸着ヘッド作
動機構5を有するシール貼着装置1を設け、これをこの
フープガイド62のフープの入口側に設けたセンサが繰
込まれるフープbの先端を検出してから予め設定した一
定時間後に作動させる構成とすれば、金属コイル結束機
と別置きのシール貼着装置を用いるまでもなく、線材コ
イル結束前のフープbの所定位置に確実にシールを貼着
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属コイルをフープで
結束する金属コイル結束機の改善に係り、より詳しく
は、フープに金属コイルの仕様をプリントしたシールを
貼着するシール貼着装置を具備し、またはフープに金属
コイルの仕様をプリントするプリント装置を具備する金
属コイル結束機に関する。
結束する金属コイル結束機の改善に係り、より詳しく
は、フープに金属コイルの仕様をプリントしたシールを
貼着するシール貼着装置を具備し、またはフープに金属
コイルの仕様をプリントするプリント装置を具備する金
属コイル結束機に関する。
【0002】
【従来の技術】金属コイル、例えば、線材コイルは、フ
ープで結束された線材コイルの斜視図の図7に示すよう
に、線材コイルcの周方向の等配した複数箇所がフープ
bで結束されている。フープbによる線材コイルcの結
束は、周知の金属コイル結束機で行われている。以下、
金属コイル結束機の概要を説明すると、これは、結束ヘ
ッドとフープを案内するフープガイドおよびフープの繰
出し・巻取機能を有するディスペンサとから構成されて
いる。
ープで結束された線材コイルの斜視図の図7に示すよう
に、線材コイルcの周方向の等配した複数箇所がフープ
bで結束されている。フープbによる線材コイルcの結
束は、周知の金属コイル結束機で行われている。以下、
金属コイル結束機の概要を説明すると、これは、結束ヘ
ッドとフープを案内するフープガイドおよびフープの繰
出し・巻取機能を有するディスペンサとから構成されて
いる。
【0003】より詳しくは、結束ヘッドはフープの送出
し・引戻しおよび引締めを行う機能とフープの端末の封
緘機能を有し、これら一連の動作はプログラム制御され
ている。また、フープガイドはフープの周囲所定位置に
フープを案内するもので、フープを引戻したときは容易
にガイド溝により結束された線材コイルが外れるように
構成されている。さらに、ディスペンサはフープを収納
し、またその送出し・引戻し等に応じてフープの繰出し
・巻取りを行う機能を有するものである。
し・引戻しおよび引締めを行う機能とフープの端末の封
緘機能を有し、これら一連の動作はプログラム制御され
ている。また、フープガイドはフープの周囲所定位置に
フープを案内するもので、フープを引戻したときは容易
にガイド溝により結束された線材コイルが外れるように
構成されている。さらに、ディスペンサはフープを収納
し、またその送出し・引戻し等に応じてフープの繰出し
・巻取りを行う機能を有するものである。
【0004】このような金属コイル結束機で結束された
線材コイルの内側のフープの表面には線材コイルの仕様
をプリントしたシールが貼着されるが、線材コイルを積
上げた状態で、外部から見易い位置にシールを貼着する
必要があるために、現在でも多くは人手によっている。
しかしながら、人手によるフープへのシールの貼着作業
は大変であるため、自動的にシールを貼着するようにし
たシール自動貼着装置が用いられるようになってきてい
る。
線材コイルの内側のフープの表面には線材コイルの仕様
をプリントしたシールが貼着されるが、線材コイルを積
上げた状態で、外部から見易い位置にシールを貼着する
必要があるために、現在でも多くは人手によっている。
しかしながら、人手によるフープへのシールの貼着作業
は大変であるため、自動的にシールを貼着するようにし
たシール自動貼着装置が用いられるようになってきてい
る。
【0005】このシール自動貼着装置70は、その側面
図の図8に示すように、作動シリンダ71のロッドの伸
縮作動により往復動される台車72と、この台車72の
反作動シリンダ側に設けられ、線材コイルcの端部を検
出する端部検出センサsと、この台車72の上に配置さ
れ、印刷したシールを供給するシールプリンタ73と、
この台車72の上に配置された支持台74の上に、ヘッ
ド前後進シリンダ75により台車72の進退方向に往復
動され、ヘッド旋回ロータ76で回転され、かつ伸縮動
により前記シールプリンタ73から排出された印刷済の
シール受取り、受取ったシールをフープbに貼着する吸
着ヘッド77と、この吸着ヘッド77の反ヘッド旋回ロ
ータ側に配置され、フープの位置を検出する画像処理カ
メラ78とから構成されている。
図の図8に示すように、作動シリンダ71のロッドの伸
縮作動により往復動される台車72と、この台車72の
反作動シリンダ側に設けられ、線材コイルcの端部を検
出する端部検出センサsと、この台車72の上に配置さ
れ、印刷したシールを供給するシールプリンタ73と、
この台車72の上に配置された支持台74の上に、ヘッ
ド前後進シリンダ75により台車72の進退方向に往復
動され、ヘッド旋回ロータ76で回転され、かつ伸縮動
により前記シールプリンタ73から排出された印刷済の
シール受取り、受取ったシールをフープbに貼着する吸
着ヘッド77と、この吸着ヘッド77の反ヘッド旋回ロ
ータ側に配置され、フープの位置を検出する画像処理カ
メラ78とから構成されている。
【0006】従って、作動シリンダ71のロッドの伸長
作動で、フックにより吊持されている線材コイルcの端
面側から台車72が接近し、端部検出センサsが線材コ
イルcの端部を検出すると、この台車72の移動が停止
される。そして、吸着ヘッド77がシールプリンタ73
から印刷されたシールを受取ると、ヘッド前後進シリン
ダ75が作動されて吸着ヘッド77が線材コイルcの内
側に挿入される。次いで、ヘッド旋回ロータ76の作動
により吸着ヘッド77と画像処理カメラ78とが回転さ
れ、この画像処理カメラ78によりフープが検知される
とヘッド旋回ロータ76の作動が停止されると共に、吸
着ヘッド77が伸長されてシールがフープbに押付けら
れて貼着される。
作動で、フックにより吊持されている線材コイルcの端
面側から台車72が接近し、端部検出センサsが線材コ
イルcの端部を検出すると、この台車72の移動が停止
される。そして、吸着ヘッド77がシールプリンタ73
から印刷されたシールを受取ると、ヘッド前後進シリン
ダ75が作動されて吸着ヘッド77が線材コイルcの内
側に挿入される。次いで、ヘッド旋回ロータ76の作動
により吸着ヘッド77と画像処理カメラ78とが回転さ
れ、この画像処理カメラ78によりフープが検知される
とヘッド旋回ロータ76の作動が停止されると共に、吸
着ヘッド77が伸長されてシールがフープbに押付けら
れて貼着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成になるシール
貼着装置はそれなりに有用であるが、未だ後述するよう
な解決すべき課題がある。即ち、このシール貼着装置は
結束機と別配置であるため、より広い設置スペースを要
し、フープや線材コイルのゆがみ等により必ずしも確実
にフープの位置を検知し得ず、フープからはみ出した位
置にシールが貼着されたりするという解決すべき課題が
あった。つまり、設備の設置スペースに関して不利にな
ると共に、高価な画像処理カメラを用いている割りには
シールを確実に貼着することができないという解決すべ
き課題があった。
貼着装置はそれなりに有用であるが、未だ後述するよう
な解決すべき課題がある。即ち、このシール貼着装置は
結束機と別配置であるため、より広い設置スペースを要
し、フープや線材コイルのゆがみ等により必ずしも確実
にフープの位置を検知し得ず、フープからはみ出した位
置にシールが貼着されたりするという解決すべき課題が
あった。つまり、設備の設置スペースに関して不利にな
ると共に、高価な画像処理カメラを用いている割りには
シールを確実に貼着することができないという解決すべ
き課題があった。
【0008】従って、本発明の目的とするところは、金
属コイル結束機の設置スペース以上の設置スペースを要
せず、しかも画像処理カメラを用いることなく、金属コ
イルを結束しているフープに金属コイルの仕様が印刷さ
れているシールを確実に貼着することを可能とし、また
はフープに金属コイルの仕様を確実に印刷することを可
能とする金属コイル結束機を提供するにある。
属コイル結束機の設置スペース以上の設置スペースを要
せず、しかも画像処理カメラを用いることなく、金属コ
イルを結束しているフープに金属コイルの仕様が印刷さ
れているシールを確実に貼着することを可能とし、また
はフープに金属コイルの仕様を確実に印刷することを可
能とする金属コイル結束機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シール貼着装
置またはペイントジェットプリンタを結束ヘッドに設け
れば、余分の設置スペースを要せず、また結束する前
に、フープガイドで確実に案内されているフープの予め
定めた位置に金属コイルの仕様を印刷したシールを貼着
し、または金属コイルの仕様をプリントするようにすれ
ば、上記従来例に係るシール貼着装置の持つ欠点を解消
し得ると考えてなしたものである。
置またはペイントジェットプリンタを結束ヘッドに設け
れば、余分の設置スペースを要せず、また結束する前
に、フープガイドで確実に案内されているフープの予め
定めた位置に金属コイルの仕様を印刷したシールを貼着
し、または金属コイルの仕様をプリントするようにすれ
ば、上記従来例に係るシール貼着装置の持つ欠点を解消
し得ると考えてなしたものである。
【0010】従って、本発明の請求項1に係る金属コイ
ル結束機が採用した主たる手段の特徴とするところは、
フープを繰出し・巻取るディスペンサを備え、該ディス
ペンサから離れた位置に該ディスペンサから繰出された
フープを案内し、かつ該ディスペンサから最も離れた位
置でフープを外側から内側に反転させて前記ディスペン
サ側に送るフープガイドを有する結束ヘッドを備え、該
フープガイドの間に入れられた金属コイルの外側と内側
とにフープを巻回して結束する金属コイル結束機におい
て、前記フープガイドのフープの入口側にフープの先端
を検知するセンサを設け、該センサと前記フープガイド
の反転位置との間に、金属コイルの仕様を印刷するシー
ルプリンタから印刷済のシールを吸引し、かつ吸引した
シールを前記フープガイドの方向に移動させる吸着ヘッ
ドを有するシール貼着装置を設け、前記センサでフープ
の先端が検知されてから予め設定した時間後にフープの
繰出しを一次停止させ、前記シールプリンタから前記吸
着ヘッドにシールを吸引させ、かつ前記フープガイドの
方向に移動させると共に、該吸着ヘッドの貼着動作の終
了後にフープの繰出し停止を解除するフープ繰出し制御
器を設け、さらに該フープ繰出し制御器による一次停止
中のフープを吸着してシール貼着位置を固定するフープ
固定装置を設けたところにある。
ル結束機が採用した主たる手段の特徴とするところは、
フープを繰出し・巻取るディスペンサを備え、該ディス
ペンサから離れた位置に該ディスペンサから繰出された
フープを案内し、かつ該ディスペンサから最も離れた位
置でフープを外側から内側に反転させて前記ディスペン
サ側に送るフープガイドを有する結束ヘッドを備え、該
フープガイドの間に入れられた金属コイルの外側と内側
とにフープを巻回して結束する金属コイル結束機におい
て、前記フープガイドのフープの入口側にフープの先端
を検知するセンサを設け、該センサと前記フープガイド
の反転位置との間に、金属コイルの仕様を印刷するシー
ルプリンタから印刷済のシールを吸引し、かつ吸引した
シールを前記フープガイドの方向に移動させる吸着ヘッ
ドを有するシール貼着装置を設け、前記センサでフープ
の先端が検知されてから予め設定した時間後にフープの
繰出しを一次停止させ、前記シールプリンタから前記吸
着ヘッドにシールを吸引させ、かつ前記フープガイドの
方向に移動させると共に、該吸着ヘッドの貼着動作の終
了後にフープの繰出し停止を解除するフープ繰出し制御
器を設け、さらに該フープ繰出し制御器による一次停止
中のフープを吸着してシール貼着位置を固定するフープ
固定装置を設けたところにある。
【0011】また、本発明の請求項2に係る金属コイル
結束機が採用した主たる手段の特徴とするところは、フ
ープを繰出し・巻取るディスペンサを備え、該ディスペ
ンサから離れた位置に該ディスペンサから繰出されたフ
ープを案内し、かつ該ディスペンサから最も離れた位置
でフープを外側から内側に反転させて前記ディスペンサ
側に送るフープガイドを有する結束ヘッドを備え、該フ
ープガイドの間に入れられた金属コイルの外側と内側と
にフープを巻回して結束する金属コイル結束機におい
て、前記フープガイドのフープの入口側にフープの先端
を検知するセンサを設け、該センサと前記フープガイド
の反転位置との間に、前記センサでフープの先端が検知
されてから予め設定した時間後に前記フープガイドの方
向に、ペイントをフープの移動速度と同期して噴射し、
フープに金属コイルの仕様を印刷するペイントジェット
プリンタを設けたところにある。
結束機が採用した主たる手段の特徴とするところは、フ
ープを繰出し・巻取るディスペンサを備え、該ディスペ
ンサから離れた位置に該ディスペンサから繰出されたフ
ープを案内し、かつ該ディスペンサから最も離れた位置
でフープを外側から内側に反転させて前記ディスペンサ
側に送るフープガイドを有する結束ヘッドを備え、該フ
ープガイドの間に入れられた金属コイルの外側と内側と
にフープを巻回して結束する金属コイル結束機におい
て、前記フープガイドのフープの入口側にフープの先端
を検知するセンサを設け、該センサと前記フープガイド
の反転位置との間に、前記センサでフープの先端が検知
されてから予め設定した時間後に前記フープガイドの方
向に、ペイントをフープの移動速度と同期して噴射し、
フープに金属コイルの仕様を印刷するペイントジェット
プリンタを設けたところにある。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に係る金属コイル結束機によ
れば、シール貼着装置が結束ヘッドのフープガイドに設
けられているので、シール貼着装置の設置スペースが不
要である。そして、先端検知センサでフープの先端が検
知されてから予め設定した時間後にフープ繰出し制御器
によりフープの繰出しが一次停止されると、シールプリ
ンタから金属コイルの仕様が印刷されたシールを吸引し
た吸着ヘッドがフープガイドの方向に移動されて、繰出
しが一次停止され、かつフープ固定装置により吸着され
て固定されているフープにシールを貼着される。次い
で、この吸着ヘッドによるシール貼着動作が終了する
と、シール貼着済のフープがフープガイドで反転されて
ディスペンサの方向に繰出されると共に、この繰出され
たフープにより金属コイルが結束される。
れば、シール貼着装置が結束ヘッドのフープガイドに設
けられているので、シール貼着装置の設置スペースが不
要である。そして、先端検知センサでフープの先端が検
知されてから予め設定した時間後にフープ繰出し制御器
によりフープの繰出しが一次停止されると、シールプリ
ンタから金属コイルの仕様が印刷されたシールを吸引し
た吸着ヘッドがフープガイドの方向に移動されて、繰出
しが一次停止され、かつフープ固定装置により吸着され
て固定されているフープにシールを貼着される。次い
で、この吸着ヘッドによるシール貼着動作が終了する
と、シール貼着済のフープがフープガイドで反転されて
ディスペンサの方向に繰出されると共に、この繰出され
たフープにより金属コイルが結束される。
【0013】また、本発明の請求項2に係る金属コイル
結束機によれば、ペイントジェットプリンタが結束ヘッ
ドのフープガイドに設けられているので、シール貼着装
置の設置スペースが不要である。そして、先端検知セン
サでフープの先端が検知されてから予め設定した時間後
に、ペイントジェットプリンタからのフープの移動速度
に同期したペイント噴射でフープに金属コイルの仕様が
印刷されると共に、印刷済のフープがフープガイドで反
転されてディスペンサの方向に繰出され、この繰出され
たフープにより金属コイルが結束される。
結束機によれば、ペイントジェットプリンタが結束ヘッ
ドのフープガイドに設けられているので、シール貼着装
置の設置スペースが不要である。そして、先端検知セン
サでフープの先端が検知されてから予め設定した時間後
に、ペイントジェットプリンタからのフープの移動速度
に同期したペイント噴射でフープに金属コイルの仕様が
印刷されると共に、印刷済のフープがフープガイドで反
転されてディスペンサの方向に繰出され、この繰出され
たフープにより金属コイルが結束される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る金属コイル結束
機を、結束される金属コイルが線材コイルである場合を
例として、その側面図の図1と、図1のA矢視図の図2
と、図2のB−B線断面図の図3と、シール貼着装置の
構成説明図の図4(a)と、図4(a)のC矢視図の図
4(b)と、図4(a)のD矢視図の図4(c)と、図
4(b)を45度回転させた状態を示す図の図5と、図
4(a)のE−E線断面図の図6とを参照しながら説明
する。但し、従来例に係る金属コイル結束機と相違する
ところは、シール貼着装置等の有無にあるから、金属コ
イル結束機自体の構成についてはその概要を説明するに
止める。
機を、結束される金属コイルが線材コイルである場合を
例として、その側面図の図1と、図1のA矢視図の図2
と、図2のB−B線断面図の図3と、シール貼着装置の
構成説明図の図4(a)と、図4(a)のC矢視図の図
4(b)と、図4(a)のD矢視図の図4(c)と、図
4(b)を45度回転させた状態を示す図の図5と、図
4(a)のE−E線断面図の図6とを参照しながら説明
する。但し、従来例に係る金属コイル結束機と相違する
ところは、シール貼着装置等の有無にあるから、金属コ
イル結束機自体の構成についてはその概要を説明するに
止める。
【0015】図1に示す符号60は、金属コイル結束機
で、この金属コイル結束機60は、フープbを繰出し・
巻取るディスペンサ63と、このディスペンサ63から
所定距離離れた位置にこのディスペンサ63から繰出さ
れたフープbを案内し、かつこのディスペンサ63から
最も離れた位置でフープbを外側から内側に反転させて
前記ディスペンサ63側に送るフープガイド62を有す
る結束ヘッド61が設けられている。フープガイド62
は、図2に示すように、結束ヘッド61を4分割する位
置の4か所に設けられており、フープガイド62の間に
入れられた線材コイルcの4か所の外側と内側とにフー
プbを巻回して同時に、この線材コイルcを結束するも
のである。
で、この金属コイル結束機60は、フープbを繰出し・
巻取るディスペンサ63と、このディスペンサ63から
所定距離離れた位置にこのディスペンサ63から繰出さ
れたフープbを案内し、かつこのディスペンサ63から
最も離れた位置でフープbを外側から内側に反転させて
前記ディスペンサ63側に送るフープガイド62を有す
る結束ヘッド61が設けられている。フープガイド62
は、図2に示すように、結束ヘッド61を4分割する位
置の4か所に設けられており、フープガイド62の間に
入れられた線材コイルcの4か所の外側と内側とにフー
プbを巻回して同時に、この線材コイルcを結束するも
のである。
【0016】そして、この結束ヘッド61の1つのフー
プガイド62には、このフープガイド62に設けられた
開口部62bを出入りする吸着ヘッドを有する後述する
構成になるシール貼着装置1が設けられると共に、この
フープガイド62の入口側には、図3に示すように、繰
出されるフープbの先端部を検出するセンサsが設けら
れている。センサとしては、例えば、周知の光電子セン
サやリミットスイッチ等を用いることができる。
プガイド62には、このフープガイド62に設けられた
開口部62bを出入りする吸着ヘッドを有する後述する
構成になるシール貼着装置1が設けられると共に、この
フープガイド62の入口側には、図3に示すように、繰
出されるフープbの先端部を検出するセンサsが設けら
れている。センサとしては、例えば、周知の光電子セン
サやリミットスイッチ等を用いることができる。
【0017】前記シール貼着装置1は、フープガイド6
2の前記センサsの配設位置とその反転位置62aとの
間であって、かつこの反転位置62aの近傍に設けられ
ており、図4(a)乃至図4(e)に示すように構成さ
れている。即ち、フープガイド62に設けられたフープ
bの移動方向に長い開口部62bの長手方向の両側に支
持ブラケット2,3が突設され、これら支持ブラケット
2,3の相対する側の一方には後述する吸着ヘッド作動
機構4が設けられ、また他方には開口部62bからのフ
ープbの先端の飛出しを防止するために、必要に応じて
前記開口部62bを塞ぐ閉塞ヘッド54を移動させる後
述する閉塞ヘッド作動機構5がそれぞれ設けられてい
る。
2の前記センサsの配設位置とその反転位置62aとの
間であって、かつこの反転位置62aの近傍に設けられ
ており、図4(a)乃至図4(e)に示すように構成さ
れている。即ち、フープガイド62に設けられたフープ
bの移動方向に長い開口部62bの長手方向の両側に支
持ブラケット2,3が突設され、これら支持ブラケット
2,3の相対する側の一方には後述する吸着ヘッド作動
機構4が設けられ、また他方には開口部62bからのフ
ープbの先端の飛出しを防止するために、必要に応じて
前記開口部62bを塞ぐ閉塞ヘッド54を移動させる後
述する閉塞ヘッド作動機構5がそれぞれ設けられてい
る。
【0018】先ず、吸着ヘッド作動機構4は、図4
(b)に示すように、一方の支持ブラケット2に電動モ
ータや空圧モータ等からなるモータ2aを介して、45
度だけ正逆自在に回転されるように装着されており、こ
れは一対のガイドロッド41b,41bと、この一対の
ガイドロッド41b,41bの中央にステッピングモー
タ41aで正逆自在に回転されるねじロッド41cが配
設されてなるy方向移動機構41と、前記一対のガイド
ロッド41b,41bでガイドされると共に、前記ねじ
ロッド41cの正逆回転でy方向に往復動自在に支持さ
れる前記y方向移動機構41と同構成のx方向移動機構
42と、このx方向移動機構42によりx方向に往復動
自在に支持され、他方の支持ブラケット3側に突出する
軸43aを有する移動台43と、この移動台43の前記
軸43aに吸引パイプ45を介して連結され、シールプ
リンタ7から線材コイルの仕様が印刷されたシールを、
端面に貼着された通気孔を有するスポンジ状のパッド4
4aを介して吸引すると共に、吸引したシールをフープ
bに貼着する吸着ヘッド44とから構成されている。
(b)に示すように、一方の支持ブラケット2に電動モ
ータや空圧モータ等からなるモータ2aを介して、45
度だけ正逆自在に回転されるように装着されており、こ
れは一対のガイドロッド41b,41bと、この一対の
ガイドロッド41b,41bの中央にステッピングモー
タ41aで正逆自在に回転されるねじロッド41cが配
設されてなるy方向移動機構41と、前記一対のガイド
ロッド41b,41bでガイドされると共に、前記ねじ
ロッド41cの正逆回転でy方向に往復動自在に支持さ
れる前記y方向移動機構41と同構成のx方向移動機構
42と、このx方向移動機構42によりx方向に往復動
自在に支持され、他方の支持ブラケット3側に突出する
軸43aを有する移動台43と、この移動台43の前記
軸43aに吸引パイプ45を介して連結され、シールプ
リンタ7から線材コイルの仕様が印刷されたシールを、
端面に貼着された通気孔を有するスポンジ状のパッド4
4aを介して吸引すると共に、吸引したシールをフープ
bに貼着する吸着ヘッド44とから構成されている。
【0019】従って、このような吸着ヘッド作動機構4
の作動は、下記の通りに行われる。即ち、吸着ヘッド4
4がシールプリンタ7からシールを吸引するときには、
図4(d)に示すように、モータ2aの駆動により吸着
ヘッド作動機構4が45度回転された状態において、移
動台43がx方向移動機構42により斜上方に移動さ
れ、次いでy方向移動機構41によりx方向移動機構4
2が斜下方に移動されると、吸着ヘッド44の先端面が
シールプリンタ7から排出される印刷済のシールに接し
てこれを吸引する。次いで、フープbへのシール貼着動
作に移行するが、この場合は、上記と逆作動により、図
4(b)に示すように、吸着ヘッド44の先端面が開口
部62bに向く位置に戻されると共に、y方向移動機構
41によりx方向移動機構42が下方に移動されるの
で、吸着ヘッド44が下降して開口部62bを通り、シ
ールがフープbに貼着される。
の作動は、下記の通りに行われる。即ち、吸着ヘッド4
4がシールプリンタ7からシールを吸引するときには、
図4(d)に示すように、モータ2aの駆動により吸着
ヘッド作動機構4が45度回転された状態において、移
動台43がx方向移動機構42により斜上方に移動さ
れ、次いでy方向移動機構41によりx方向移動機構4
2が斜下方に移動されると、吸着ヘッド44の先端面が
シールプリンタ7から排出される印刷済のシールに接し
てこれを吸引する。次いで、フープbへのシール貼着動
作に移行するが、この場合は、上記と逆作動により、図
4(b)に示すように、吸着ヘッド44の先端面が開口
部62bに向く位置に戻されると共に、y方向移動機構
41によりx方向移動機構42が下方に移動されるの
で、吸着ヘッド44が下降して開口部62bを通り、シ
ールがフープbに貼着される。
【0020】次に、閉塞ヘッド作動機構5は、図4
(a)に示すように、他方の支持ブラケット2に直に固
着されている。詳しくは、図4(c)に示すように、前
記吸着ヘッド作動機構4と同様に、一対のガイドロッド
51b,51bによりガイドされ、この一対のガイドロ
ッド51b,51bの中央にステッピングモータ51a
で正逆自在に回転されるねじロッド51cが配設されて
なるy方向移動機構51と、このy方向移動機構51で
y方向に往復動自在に支持されるこのy方向移動機構5
1と同構成のx方向移動機構52と、このx方向移動機
構52によりx方向に往復動自在に支持される移動台5
3の一方の支持ブラケット3側に突出する軸53aに連
結され、前記吸着ヘッド44によるフープbへの印刷動
作がなされていないときに、y方向移動機構51により
x方向移動機構52を下方に移動させて閉塞ヘッド54
で開口部62bを塞ぎ、フープbの先端が開口部62b
を通過する際に、フープbの先端が開口部62bから飛
出すのを防止する働きをするものである。従って、開口
部62bの幅がフープbの幅よりも狭い場合には、この
閉塞ヘッド作動機構5は不要になるので、必ずしも必要
ではないものである。
(a)に示すように、他方の支持ブラケット2に直に固
着されている。詳しくは、図4(c)に示すように、前
記吸着ヘッド作動機構4と同様に、一対のガイドロッド
51b,51bによりガイドされ、この一対のガイドロ
ッド51b,51bの中央にステッピングモータ51a
で正逆自在に回転されるねじロッド51cが配設されて
なるy方向移動機構51と、このy方向移動機構51で
y方向に往復動自在に支持されるこのy方向移動機構5
1と同構成のx方向移動機構52と、このx方向移動機
構52によりx方向に往復動自在に支持される移動台5
3の一方の支持ブラケット3側に突出する軸53aに連
結され、前記吸着ヘッド44によるフープbへの印刷動
作がなされていないときに、y方向移動機構51により
x方向移動機構52を下方に移動させて閉塞ヘッド54
で開口部62bを塞ぎ、フープbの先端が開口部62b
を通過する際に、フープbの先端が開口部62bから飛
出すのを防止する働きをするものである。従って、開口
部62bの幅がフープbの幅よりも狭い場合には、この
閉塞ヘッド作動機構5は不要になるので、必ずしも必要
ではないものである。
【0021】さらに、開口部62bの長手方向の前後で
あって、かつ支持ブラケット2,3の内側の2か所に、
図4(a),(e)に示すように、フープ固定装置であ
る磁石7,7が設けられている。これら磁石7,7は、
前記吸着ヘッド44によるシールの貼着に際してフープ
bを吸着してこのフープbを固定する働きをするもので
あり、これによりフープbにシールを確実に貼着するこ
とが可能になる。
あって、かつ支持ブラケット2,3の内側の2か所に、
図4(a),(e)に示すように、フープ固定装置であ
る磁石7,7が設けられている。これら磁石7,7は、
前記吸着ヘッド44によるシールの貼着に際してフープ
bを吸着してこのフープbを固定する働きをするもので
あり、これによりフープbにシールを確実に貼着するこ
とが可能になる。
【0022】これら、吸着ヘッド作動機構4、閉塞ヘッ
ド作動機構5の作動、磁石7,7の作動は、何れも、こ
れら吸着ヘッド作動機構4、閉塞ヘッド作動機構5の作
動、磁石7,7の作動がプログラムされ、かつ前記セン
サsからのフープbの先端の検知信号に基づいて作動す
るフープ繰出し制御器(図示省略)によって行われるも
のである。
ド作動機構5の作動、磁石7,7の作動は、何れも、こ
れら吸着ヘッド作動機構4、閉塞ヘッド作動機構5の作
動、磁石7,7の作動がプログラムされ、かつ前記セン
サsからのフープbの先端の検知信号に基づいて作動す
るフープ繰出し制御器(図示省略)によって行われるも
のである。
【0023】以下、これらの作動を説明すれば、閉塞ヘ
ッド作動機構5の閉塞ヘッド54により開口部62bが
塞がれている状態で、フープガイド62の入口側からフ
ープbが繰込まれ、そしてセンサsでフープbの先端が
検知されると、タイマーにより予め設定された時間後
に、フープbの繰込み動作が停止され、磁石7,7によ
りフープbが固定されると共に、閉塞ヘッド作動機構5
の作動により閉塞ヘッド54による開口部62bの閉塞
が解除される一方、吸着ヘッド作動機構4が作動されて
シールプリンタ6からシールを吸引した吸着ヘッド44
が下降されて開口部62bを通り、磁石7,7で固定さ
れているフープbにシールを貼着する。
ッド作動機構5の閉塞ヘッド54により開口部62bが
塞がれている状態で、フープガイド62の入口側からフ
ープbが繰込まれ、そしてセンサsでフープbの先端が
検知されると、タイマーにより予め設定された時間後
に、フープbの繰込み動作が停止され、磁石7,7によ
りフープbが固定されると共に、閉塞ヘッド作動機構5
の作動により閉塞ヘッド54による開口部62bの閉塞
が解除される一方、吸着ヘッド作動機構4が作動されて
シールプリンタ6からシールを吸引した吸着ヘッド44
が下降されて開口部62bを通り、磁石7,7で固定さ
れているフープbにシールを貼着する。
【0024】このようなシールの貼着動作が終了する
と、吸着ヘッド44が上昇され、この吸着ヘッド44が
シールプリンタ6からシールを吸引し得る位置に退避さ
れると共に、閉塞ヘッド作動機構5の作動により閉塞ヘ
ッド54で開口部62bが塞がれる一方、磁石7,7の
励磁が停止されると、フープ繰出し制御器によりシール
貼着済のフープbが繰出され、繰出されたフープbがフ
ープガイド62の間に入れられている線材コイルの外側
と内側とに巻回されて結束される。
と、吸着ヘッド44が上昇され、この吸着ヘッド44が
シールプリンタ6からシールを吸引し得る位置に退避さ
れると共に、閉塞ヘッド作動機構5の作動により閉塞ヘ
ッド54で開口部62bが塞がれる一方、磁石7,7の
励磁が停止されると、フープ繰出し制御器によりシール
貼着済のフープbが繰出され、繰出されたフープbがフ
ープガイド62の間に入れられている線材コイルの外側
と内側とに巻回されて結束される。
【0025】このように、本発明に係るシール貼着装置
1によれば、シール貼着装置1が結束ヘッド61のフー
プガイド62に付設されている関係上、従来のシール貼
着装置のように、これを設置するための設置スペースが
不要になり、またフープbはフープガイド62の定位置
において磁石7,7で固定されるために線材コイルにゆ
がみ等があっても、高価な画像処理カメラを用いるまで
もなく、フープbの定位置に確実にシールを貼着するこ
とが可能になる。なお、シールの貼着位置は、結束後の
線材コイルの荷姿の如何を問わず常に同じ高さ位置にな
るようにする必要があるが、その場合にはタイマーの設
定時間が変更される。
1によれば、シール貼着装置1が結束ヘッド61のフー
プガイド62に付設されている関係上、従来のシール貼
着装置のように、これを設置するための設置スペースが
不要になり、またフープbはフープガイド62の定位置
において磁石7,7で固定されるために線材コイルにゆ
がみ等があっても、高価な画像処理カメラを用いるまで
もなく、フープbの定位置に確実にシールを貼着するこ
とが可能になる。なお、シールの貼着位置は、結束後の
線材コイルの荷姿の如何を問わず常に同じ高さ位置にな
るようにする必要があるが、その場合にはタイマーの設
定時間が変更される。
【0026】次に、本発明の他の実施例に係る金属コイ
ル結束機を説明すると、図示省略しているが、上記実施
例と同様に、フープガイドに設けられたフープの移動方
向に長い開口部の長手方向の両側に支持ブラケットが突
設され、これら支持ブラケットの相対する側の一方には
後述するプリンタ作動機構が、また他方にはフープの飛
出しを防止するために、必要に応じて前記開口部を塞ぐ
閉塞ヘッドを移動させる後述する閉塞ヘッド作動機構が
それぞれ設けられている。
ル結束機を説明すると、図示省略しているが、上記実施
例と同様に、フープガイドに設けられたフープの移動方
向に長い開口部の長手方向の両側に支持ブラケットが突
設され、これら支持ブラケットの相対する側の一方には
後述するプリンタ作動機構が、また他方にはフープの飛
出しを防止するために、必要に応じて前記開口部を塞ぐ
閉塞ヘッドを移動させる後述する閉塞ヘッド作動機構が
それぞれ設けられている。
【0027】これらプリンタ作動機構と閉塞ヘッド作動
機構とは、プリンタと閉塞ヘッド以外は全く同構成で、
支持ブラケットに直接固着される上記実施例と同構成の
y方向移動機構と、このy方向移動機構によりy方向に
往復動自在に支持されるこのy方向移動機構と同構成の
x方向移動機構と、このx方向移動機構によりx方向に
往復動自在に支持される移動ブロックとからなり、一方
の移動ブロックにはフープの移動速度と同期してペイン
トを噴射し、フープに線材コイルの仕様を印刷する、周
知のペイントジェットプリンタを取付け、他の移動ブロ
ックには上記実施例と同様の閉塞ヘッドを取付けてなる
構成としたものである。
機構とは、プリンタと閉塞ヘッド以外は全く同構成で、
支持ブラケットに直接固着される上記実施例と同構成の
y方向移動機構と、このy方向移動機構によりy方向に
往復動自在に支持されるこのy方向移動機構と同構成の
x方向移動機構と、このx方向移動機構によりx方向に
往復動自在に支持される移動ブロックとからなり、一方
の移動ブロックにはフープの移動速度と同期してペイン
トを噴射し、フープに線材コイルの仕様を印刷する、周
知のペイントジェットプリンタを取付け、他の移動ブロ
ックには上記実施例と同様の閉塞ヘッドを取付けてなる
構成としたものである。
【0028】従って、センサによりフープの先端が検知
されると、タイマーにより予め設定された時間後に、プ
リンタ作動機構と閉塞ヘッド作動機構とが作動し、フー
プの先端が開口部を通過するまでは、開口部を閉塞ヘッ
ドで塞ぎ、フープの先端が開口部を通過すると、閉塞ヘ
ッドが退避すると共に、ペイントジェットプリンタによ
り繰出しにより移動中のフープにペンイトが噴射され、
フープガイドにより案内されているフープの所定位置に
線材コイルの仕様が印刷されるので、本実施例は上記実
施例と同効である。但し、本実施例の場合にあっては、
フープに押圧力が作用しないので固定する必要がないか
ら、上記実施例に比較して構成が簡単になり、またフー
プを一次停止させる必要がないので、線材コイルの結束
作業能率に関して有利になるという利点がある。
されると、タイマーにより予め設定された時間後に、プ
リンタ作動機構と閉塞ヘッド作動機構とが作動し、フー
プの先端が開口部を通過するまでは、開口部を閉塞ヘッ
ドで塞ぎ、フープの先端が開口部を通過すると、閉塞ヘ
ッドが退避すると共に、ペイントジェットプリンタによ
り繰出しにより移動中のフープにペンイトが噴射され、
フープガイドにより案内されているフープの所定位置に
線材コイルの仕様が印刷されるので、本実施例は上記実
施例と同効である。但し、本実施例の場合にあっては、
フープに押圧力が作用しないので固定する必要がないか
ら、上記実施例に比較して構成が簡単になり、またフー
プを一次停止させる必要がないので、線材コイルの結束
作業能率に関して有利になるという利点がある。
【0029】なお、以上では、線材コイルを結束する金
属コイル結束機を例として説明したが、本発明に係る技
術的思想を通常の金属コイルを結束する金属コイル結束
機に対しても適用することができ、またシールの貼着位
置が線材コイルの内側になる場合を例として説明した
が、シールの貼着位置を線材コイルや金属コイルの外側
になるようにすることもできる。
属コイル結束機を例として説明したが、本発明に係る技
術的思想を通常の金属コイルを結束する金属コイル結束
機に対しても適用することができ、またシールの貼着位
置が線材コイルの内側になる場合を例として説明した
が、シールの貼着位置を線材コイルや金属コイルの外側
になるようにすることもできる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1ま
たは2に係る金属コイル結束機によれば、従来と同様に
金属コイルがフープにより結束されるが、従来のよう
に、金属コイル結束機と別配置のシール貼着装置を用い
る必要がなくなり、また高価な画像処理カメラを用いる
必要もないので、設備の設置スペースの増大防止と、設
備コストの削減が可能になる。さらに、本発明の請求項
1に係る金属コイル結束機によれば、フープガイドに保
持されて繰出しが一次停止されると共にフープ固定装置
により固定されているフープの予め定めた位置に、シー
ル貼着装置により金属コイルの仕様が印刷されたシール
が確実に貼着され、また本発明の請求項2に係る金属コ
イル結束機によれば、フープガイドに保持されて繰出さ
れているフープの予め定めた位置にペイントジェットプ
リンタにより金属コイルの仕様が確実に印刷されるの
で、従来のように、金属コイルにゆがみ等があっても、
金属コイルの仕様を確実に表示できるという効果があ
る。
たは2に係る金属コイル結束機によれば、従来と同様に
金属コイルがフープにより結束されるが、従来のよう
に、金属コイル結束機と別配置のシール貼着装置を用い
る必要がなくなり、また高価な画像処理カメラを用いる
必要もないので、設備の設置スペースの増大防止と、設
備コストの削減が可能になる。さらに、本発明の請求項
1に係る金属コイル結束機によれば、フープガイドに保
持されて繰出しが一次停止されると共にフープ固定装置
により固定されているフープの予め定めた位置に、シー
ル貼着装置により金属コイルの仕様が印刷されたシール
が確実に貼着され、また本発明の請求項2に係る金属コ
イル結束機によれば、フープガイドに保持されて繰出さ
れているフープの予め定めた位置にペイントジェットプ
リンタにより金属コイルの仕様が確実に印刷されるの
で、従来のように、金属コイルにゆがみ等があっても、
金属コイルの仕様を確実に表示できるという効果があ
る。
【図1】本発明の実施例に係る金属コイル結束機の側面
図である。
図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図4(a)は本発明の実施例に係る金属コイル
結束機のシール貼着装置の構成説明図、図4(b)は図
4(a)のC矢視図、図4(c)は図4(a)のD矢視
図である。
結束機のシール貼着装置の構成説明図、図4(b)は図
4(a)のC矢視図、図4(c)は図4(a)のD矢視
図である。
【図5】図4(b)を45度回転させた状態を示す図で
ある。
ある。
【図6】図4(a)のE−E線断面図である。
【図7】線材コイルの斜視図である。
【図8】従来例に係るシール自動貼着装置の側面図であ
る。
る。
1…シール貼着装置,2…支持ブラケット,2a…モー
タ,3…支持ブラケット,4…吸着ヘッド作動機構,4
1…y方向移動機構,41a…ステッピングモータ,4
1b…ガイドロッド.41c…ねじロッド,42…x方
向移動機構,42a…ステッピングモータ,42b…ガ
イドロッド.42c…ねじロッド,43…移動台,43
a…軸,44…吸着ヘッド,44a…パッド,45…吸
引パイプ,5…閉塞ヘッド作動機構,51…y方向移動
機構,51a…ステッピングモータ,51b…ガイドロ
ッド,51c…ねじロッド,52…x方向移動機構,5
2a…ステッピングモータ,52b…ガイドロッド,5
2c…ねじロッド,53…移動台,53a…軸,54…
閉塞ヘッド,6…シールプリンタ,7…磁石,60…金
属コイル結束機,61…結束ヘッド,62…フープガイ
ド,62a…反転位置,62b…開口部,63…ディス
ペンサ,b…フープ,c…線材コイル,s…センサ。
タ,3…支持ブラケット,4…吸着ヘッド作動機構,4
1…y方向移動機構,41a…ステッピングモータ,4
1b…ガイドロッド.41c…ねじロッド,42…x方
向移動機構,42a…ステッピングモータ,42b…ガ
イドロッド.42c…ねじロッド,43…移動台,43
a…軸,44…吸着ヘッド,44a…パッド,45…吸
引パイプ,5…閉塞ヘッド作動機構,51…y方向移動
機構,51a…ステッピングモータ,51b…ガイドロ
ッド,51c…ねじロッド,52…x方向移動機構,5
2a…ステッピングモータ,52b…ガイドロッド,5
2c…ねじロッド,53…移動台,53a…軸,54…
閉塞ヘッド,6…シールプリンタ,7…磁石,60…金
属コイル結束機,61…結束ヘッド,62…フープガイ
ド,62a…反転位置,62b…開口部,63…ディス
ペンサ,b…フープ,c…線材コイル,s…センサ。
Claims (2)
- 【請求項1】 フープを繰出し・巻取るディスペンサを
備え、該ディスペンサから離れた位置に該ディスペンサ
から繰出されたフープを案内し、かつ該ディスペンサか
ら最も離れた位置でフープを外側から内側に反転させて
前記ディスペンサ側に送るフープガイドを有する結束ヘ
ッドを備え、該フープガイドの間に入れられた金属コイ
ルの外側と内側とにフープを巻回して結束する金属コイ
ル結束機において、前記フープガイドのフープの入口側
にフープの先端を検知するセンサを設け、該センサと前
記フープガイドの反転位置との間に、金属コイルの仕様
を印刷するシールプリンタから印刷済のシールを吸引
し、かつ吸引したシールを前記フープガイドに設けた開
口部を通して該フープガイドの内側方向に移動させる吸
着ヘッドを有するシール貼着装置を設け、前記センサで
フープの先端が検知されてから予め設定した時間後にフ
ープの繰出しを一次停止させ、前記シールプリンタから
前記吸着ヘッドにシールを吸引させ、かつ前記フープガ
イドで案内されているフープの方向に移動させて貼着す
ると共に、貼着終了後にフープの繰出し停止を解除する
フープ繰出し制御器を設け、さらに該フープ繰出し制御
器による一次停止中のフープを吸着してシール貼着位置
を固定するフープ固定装置を設けたことを特徴とする金
属コイル結束機。 - 【請求項2】 フープを繰出し・巻取るディスペンサを
備え、該ディスペンサから離れた位置に該ディスペンサ
から繰出されたフープを案内し、かつ該ディスペンサか
ら最も離れた位置でフープを外側から内側に反転させて
前記ディスペンサ側に送るフープガイドを有する結束ヘ
ッドを備え、該フープガイドの間に入れられた金属コイ
ルの外側と内側とにフープを巻回して結束する金属コイ
ル結束機において、前記フープガイドのフープの入口側
にフープの先端を検知するセンサを設け、該センサと前
記フープガイドの反転位置との間に、前記センサでフー
プの先端が検知されてから予め設定した時間後に前記フ
ープガイドの方向に、ペイントをフープの移動速度と同
期して噴射し、フープに金属コイルの仕様を印刷するペ
イントジェットプリンタを設けたことを特徴とする金属
コイル結束機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21619394A JP3344839B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 金属コイル結束機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21619394A JP3344839B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 金属コイル結束機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0880912A true JPH0880912A (ja) | 1996-03-26 |
JP3344839B2 JP3344839B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=16684745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21619394A Expired - Fee Related JP3344839B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 金属コイル結束機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3344839B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100530080B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2005-11-22 | 주식회사 포스코 | 코일제품 자동 결속장치 |
CN113784609A (zh) * | 2021-09-09 | 2021-12-10 | 南京久运科技有限公司 | 一种电子元器件生产组装用贴片装置 |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP21619394A patent/JP3344839B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100530080B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2005-11-22 | 주식회사 포스코 | 코일제품 자동 결속장치 |
CN113784609A (zh) * | 2021-09-09 | 2021-12-10 | 南京久运科技有限公司 | 一种电子元器件生产组装用贴片装置 |
CN113784609B (zh) * | 2021-09-09 | 2023-08-15 | 南京久运科技有限公司 | 一种电子元器件生产组装用贴片装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3344839B2 (ja) | 2002-11-18 |
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JP2605461Y2 (ja) | 電線へのマークチューブ装着装置 |
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